JP2016175663A - 把手付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、従来にない作用効果を発揮する画期的な把手付き容器を提供することを目的とする。
【解決手段】容器本体1の上部に把手部材2を起伏自在に設け、伏し状態とした前記把手部材2に他の容器本体1を載置することでスタッキング可能に構成した把手付き容器であって、前記容器本体1の側壁上縁部1a’若しくは前記把手部材2に設けたガイド軸受部3をスライドするスライド軸部4を前記把手部材2若しくは前記容器本体1の側壁上縁部1a’に設けて、伏し状態とした前記把手部材2を前記容器本体1に対してスライド移動し得るように構成したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、把手付き容器に関するものである。
従来から、内部に収納物を収納して持ち運びできる容器として、例えば特開平6−179449号に開示されるような容器本体の上部対向位置に一対の把手部材を起伏自在に設けた把手付き容器(以下、従来例という。)が提案されている。
この従来例は、伏し状態とした左右の把手部材の上に他の容器本体を載置することでスタッキング可能に構成したものであり、把手部材を握持して持ち運ぶことができるのは勿論、複数用意すればスタッキングもできて非常に便利な使用状態が得られる。
特開平6−179449号公報
本発明は、前述した把手付き容器について更なる研究開発を進め、その結果、従来にない作用効果を発揮する画期的な把手付き容器を開発した。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
容器本体1の上部に把手部材2を起伏自在に設け、伏し状態とした前記把手部材2に他の容器本体1を載置することでスタッキング可能に構成した把手付き容器であって、前記容器本体1の側壁上縁部1a’若しくは前記把手部材2に設けたガイド軸受部3をスライドするスライド軸部4を前記把手部材2若しくは前記容器本体1の側壁上縁部1a’に設けて、伏し状態とした前記把手部材2を前記容器本体1に対してスライド移動し得るように構成し、伏し状態とした前記把手部材2を前記容器本体1に対してスライド移動することで、前記把手部材2が前記容器本体1の開口部位1’に位置して他の容器本体1が載置可能なスタッキング可能状態と、前記把手部材2が前記容器本体1の開口部位1’から退避して他の容器本体1が載置不能なスタッキング不能状態とが切り替え自在となるように構成し、前記容器本体1に対する所定スライド位置で伏し状態の前記把手部材2を起き状態とすることにより、前記容器本体1に対する前記把手部材2のスライド移動を阻止するスライド阻止機構を備えたことを特徴とする把手付き容器に係るものである。
また、前記容器本体1の開口部位1’から退避して他の容器本体1が載置不能なスタッキング不能状態にして伏し状態の前記把手部材2を起き状態とすることにより、前記容器本体1に対する前記把手部材2のスライド移動を阻止するように前記スライド阻止機構を構成したことを特徴とする請求項1記載の把手付き容器に係るものである。
また、前記容器本体1に対する所定スライド位置で伏し状態の前記把手部材2を起き状態とすることにより、前記容器本体1に対する前記把手部材2のスライド移動を阻止するように前記ガイド軸受部3及び前記スライド軸部4の形状を設定して前記スライド阻止機構を構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の把手付き容器に係るものである。
また、前記ガイド軸受部3は、径小長孔3aと該径小長孔3aに連続する径大孔3bとから成る形状であり、前記スライド軸部4の径方向断面形状を非真円形状に設定して、前記スライド軸部4は、前記径小長孔3aにおいて回動不能にてスライド可能となり、前記径大孔3bにおいて回動可能にして回動することで係合してスライド不能となるように構成し、前記スライド軸部4が前記ガイド軸受部3の径大孔3bに位置する前記容器本体1に対する所定スライド位置で伏し状態の前記把手部材2を起き状態とすることにより、前記容器本体1に対する前記把手部材2のスライド移動を阻止するように前記スライド阻止機構を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の把手付き容器に係るものである。
また、伏し状態とした前記把手部材2が前記容器本体1に対してスライド移動する際、前記把手部材2が摺動する被摺動部5を前記容器本体1の側壁上縁部1a’に設け、前記被摺動部5に前記把手部材2のスライド移動に対して抵抗となる摺動抵抗凸部6を設け、この摺動抵抗凸部6を、前記把手部材2が前記容器本体1の開口部位1’から退避して他の容器本体1が載置不能なスタッキング不能状態の際、前記把手部材4に当接して該把手部材4のスライド移動に対して抵抗となるように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の把手付き容器に係るものである。
また、前記容器本体1の対向する側壁上縁部1a’同士間に一対の把手部材2を起伏自在に架設し、伏し状態とした前記把手部材2夫々に他の容器本体1を載置することでスタッキング可能に構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の把手付き容器に係るものである。
また、前記把手部材2が前記容器本体1の開口部位1’から退避して他の容器本体1が載置不能なスタッキング不能状態とした際、他の容器本体1をネスティングし得るように構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の把手付き容器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、把手部材を握持して良好に持ち運ぶことができるのは勿論、複数用意すればスタッキングもできて非常に便利な使用状態が得られ、しかも、把手部材を持ち運びに使用するための起き操作を行うだけで簡易且つ確実に安定的な持ち運び状態が得られることになるなど、従来にない作用効果を発揮する画期的な把手付き容器となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の使用状態説明図である。 本実施例の使用状態説明図である。 本実施例の使用状態説明図である。 本実施例の要部の動作説明図である。 本実施例の要部の動作説明図である。 本実施例の要部の動作説明図である。 本実施例の要部の動作説明図である。 本実施例の要部の説明図である。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
把手部材2を起き操作すると、容器本体1の側壁上縁部1a’若しくは把手部材2に設けたガイド軸受部3に対して把手部材2若しくは容器本体1の側壁上縁部1a’に設けたスライド軸部4が回動し、容器本体1に対して把手部材2は起き動して起き状態となる。この起き状態とした把手部材2を握持して持ち運ぶことができる。
また、本発明は、前述した容器本体1に対する把手部材2の起伏動を可能にするための構造である軸部と軸受部として、軸部が軸受部に対してスライドする構造としており、伏し状態とした把手部材2を容器本体1に対してスライド移動することができ、把手部材2が容器本体1の開口部位1’に位置して他の容器本体1が載置可能なスタッキング可能状態と、把手部材2が容器本体1の開口部位1’から退避して他の容器本体1が載置不能なスタッキング不能状態とが切り替え自在となる。
これは、容器本体1に対して起伏自在に設けた把手部材2を利用して良好なスタッキング状態を得るという目的からすれば、把手部材2を伏し状態とした際、この伏し状態とした把手部材2が容器本体1の開口部位1’に位置さえしていれば良いが、実際の使用場面において、この状態では把手部材2が容器本体1の開口部位1’の一部を塞いだ状態となり、この把手部材2が邪魔して容器本体1への収納物の出し入れが厄介となる。
そこで、本発明は、前述したように容器本体1に対して把手部材2をスライド移動できるように設けて、把手部材2が容器本体1の開口部位1’から退避できるように構成しており、前述した収納物の出し入れに関する問題は解消される。
ところで、前述したように伏し状態とした把手部材2を容器本体1に対してスライド移動できることは非常に便利であるが、把手部材2を起き状態として握持して持ち運んだ際、この把手部材2が容器本体1に対して自由にスライド移動したのでは不意に容器本体1が揺動して傾いてしまうなど良好な持ち運びが行えなくなる。この容器本体1の傾き現象は、例えば把手部材2を持つ手を揺らした場合や、容器本体1内に重い収納物を収納した場合や、容器本体1内の一部に荷重が偏った重量バランスの悪い収納状態であった場合などに起こり得る。
そこで、本発明は、把手部材2を握持して持ち運ぶ際の起き状態において、容器本体1に対する把手部材2のスライド移動を阻止するスライド阻止機構を設けており、前述した問題点は確実に解消される。
しかも、本発明は、単に容器本体1に対する把手部材2のスライド移動を阻止するスライド阻止機構を備えただけでなく、容器本体1に対する所定スライド位置で伏し状態の把手部材2を起き状態とすることにより、容器本体1に対する把手部材2のスライド移動を阻止するようにスライド阻止機構を構成しており、即ち、このスライド阻止機構は、把手部材2を起き状態とすることに起因して容器本体1に対する把手部材2のスライド移動を阻止する構成であり(即ち、スライド阻止機構は把手部材2が伏し状態では機能しない)、よって、把手部材2を使用状態(起き状態)とするために把手部材2を起き動させることがスライド阻止機構を機能させることになるから、把手部材2を使用する場面においては確実に容器本体1に対するスライド移動が阻止された状態であり、また、この把手部材2を起き動させる操作以外にスライド移動を阻止するために別途操作する必要が無く極めて効率の良い構造である。
また、本発明は、前述したスライド阻止機構は伏し状態とした把手部材2には機能しない構成であるから、伏し状態とした把手部材2を容器本体1に対して円滑にスライド移動できる構造が得られることになる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、容器本体1の上部に把手部材2を起伏自在に設け、この伏し状態とした把手部材2に他の容器本体1を載置することでスタッキング可能に構成した把手付き容器である。尚、把手部材2の起き状態は、把手部材2を握持して持ち運びに際して使用する状態であり、伏し状態は、把手部材2を持ち運びに際しては使用しない状態である。
具体的には、容器本体1は、図1,2に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で一体成形した平面視方形状の箱状体であり、方形状の底壁の前後左右に側壁1aを立設した構成である。
また、底壁の下面には、容器本体1の左右方向に長さを有する複数の凸リブ1bが並設されており、この凸リブ1bには凹部1b’が設けられ、この凹部1b’は容器本体1を後述する把手部材2に載置した際、この凹部1b’が把手部材2に設けられる凹部2aと位置決め係合するように構成されている。
また、容器本体1の上部対向位置には一対の把手部材2が起伏自在に設けられている。
この各把手部材2は、図1,2に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で一体成形したものであり、容器本体1の上部開口部の形状に合致するアーチ形状体(コ字形状体)である。
この一対の把手部材2を容器本体1の前後対向する側壁1aの側壁上縁部1a’同士間に起伏自在に架設しており、この起き状態とした左右の把手部材2を束ね状態(図2参照)で握持して持ち運ぶことができ、また、この起き状態とした左右の把手部材2を左右逆方向(外方向)に伏し動させることで伏し状態とすることができる。
この伏し状態とした把手部材2に他の容器本体1を載置することでスタッキング可能となる(図3参照)。
また、把手部材2の周面にして伏し状態とした際の上面部位には複数の凹部2aが設けられており、この各凹部2aは前述した容器本体1の各凸リブ1bに設けた凹部1b’と位置決め係合する部位である。
また、本実施例は、容器本体1の前後側壁1aの側壁上縁部1a’に設けたガイド軸受部3をスライドするスライド軸部4を把手部材2に設けて、伏し状態とした把手部材2を容器本体1に対してスライド移動し得るように構成しており、把手部材2が容器本体1の開口部位1’に位置して他の容器本体1が載置可能なスタッキング可能状態と、把手部材2が容器本体1の開口部位1’から退避して他の容器本体1が載置不能なスタッキング不能状態とが切り替え自在となるように構成している。
この容器本体1を構成する前後側壁1a夫々の側壁上縁部1a’の中央位置にして長さ方向に、一対の長窓孔(合計4つの長窓孔)が形成され、この長窓孔がガイド軸受部3として構成されている。尚、ガイド軸受部3は孔に限らず凹条でも良い。
また、このガイド軸受部3にスライドするスライド軸部4を把手部材2夫々の枢着端部としての両端部に突設されており、このスライド軸部4とガイド軸受部3は、後述するスライド阻止機構を構成する適宜な形状に設定されている。
尚、容器本体1の側壁上縁部1a’にスライド軸部3を設け、把手部材2にガイド軸受部3を設けても良い。
また、本実施例では、容器本体1に対する所定スライド位置で伏し状態の把手部材2を起き状態とすることにより、容器本体1に対する把手部材2のスライド移動を阻止するスライド阻止機構を備えている。
このスライド阻止機構は、スライド軸部4がガイド軸受部3の一端部に位置することで把手部材2が容器本体1の開口部位1’に位置して他の容器本体1が載置可能なスタッキング可能状態と、スライド軸部4がガイド軸受部3の他端部に位置することで把手部材2が容器本体1の開口部位1’から退避して他の容器本体1が載置不能なスタッキング不能状態の際、この伏し状態の把手部材2を起き状態とすることにより、容器本体1に対する把手部材2のスライド移動を阻止するように構成されている。
具体的には、容器本体1に対する所定スライド位置で伏し状態の把手部材2を起き状態とすることにより、容器本体1に対する把手部材2のスライド移動を阻止するようにガイド軸受部3及びスライド軸部4の形状を設定してスライド阻止機構を構成している。
更に具体的には、ガイド軸受部3は、図5〜9に図示したように径小長孔3aと該径小長孔3aの左右端部に連続する径大孔3bとから成る所謂ダルマ孔形状であり、一方、スライド軸部4の径方向断面形状を非真円形状(半円形状)に設定して、スライド軸部4は、径小長孔3aにおいて回動不能にてスライド可能(図7参照)となり、径大孔3bにおいて回動可能にして回動することで係合してスライド不能(図6参照)となるように構成し、スライド軸部4がガイド軸受部3の左右の径大孔3bに位置する容器本体1に対する所定スライド位置で伏し状態の把手部材2を起き状態とすることにより、容器本体1に対する把手部材2のスライド移動を阻止するようにスライド阻止機構を構成している。
また、ガイド軸受部3の各径大孔3bは、図5,6,8に図示したように回動規制部3b’が突設されており、この回動規制部3b’は起き状態とした把手部材2に当接して把手部材2における起き方向への回動を規制するように構成されている。
また、この左右のガイド軸受部3の径大孔3bに設けられる回動規制部3b’は互いに回動角度が異なるように設定されている。
具体的には、外側の径大孔3bに設けられる回動規制部3b’で規制する回動角度は約120度、内側の径大孔3bに設けられる回動規制部3b’で規制する回動角度は約95度である。
従って、左右の把手部材2(起伏の起点となるスライド軸部4)同士が最も離れた位置での起き状態と、最も近接した位置での起き状態との起き角度が異なり、把手部材2の起き角度を最適な角度に設定することで使い勝手がより良好となる。
尚、本実施例では、スライド軸部4の径方向断面形状を半円形状としているが、楕円形状でも方形状でも良く、本実施例の特性を発揮する非真円形状であれば適宜採用し得るものであるが、円滑なスライドと回動を考慮すると半円形状が望ましい。
また、本実施例では、伏し状態とした把手部材2が容器本体1に対してスライド移動する際、把手部材2が摺動する被摺動部5を前記容器本体1の側壁上縁部1a’に設け、前記被摺動部5に、把手部材2のスライド移動に対して抵抗となる摺動抵抗凸部6を設け、この摺動抵抗凸部6を、スライド軸部4がガイド軸受部3の一端部に位置することで把手部材2が容器本体1の開口部位1’に位置して他の容器本体1が載置可能なスタッキング可能状態と、スライド軸部4がガイド軸受部3の他端部に位置することで把手部材2が容器本体1の開口部位1’から退避して他の容器本体1が載置不能なスタッキング不能状態の際、把手部材4に当接して該把手部材4のスライド移動に対して抵抗となるように構成している。
容器本体1の上部開口縁部にして前後左右の側壁1aの側壁上縁部1a’には、段部1cが設けられており、この段部1cに伏し状態とした把手部材2が収納される。この段部1cのうち、前後側壁1aの段部1cの上面が前述した被摺動部5として機能する。
また、容器本体1は、下部が上部に比して巾狭となる形状に設けられており、把手部材2が容器本体1の開口部位1’から退避して他の容器本体1が載置不能なスタッキング不能状態とした際、他の容器本体1をネスティングし得るように容器本体1の形状を設定している(図4参照)。
尚、図4は一の容器本体1内に他の容器本体1を入れ込んでネスティングする際の途中の状態であり、実際には、容器本体1の段部1d同士が重なる位置まで入り込むことになる。
本実施例は上述のように構成したから、把手部材2を起き操作すると、容器本体1の側壁上縁部1a’若しくは把手部材2に設けたガイド軸受部3に対して把手部材2若しくは容器本体1の側壁上縁部1a’に設けたスライド軸部4が回動し、容器本体1に対して把手部材2は起き動して起き状態となる。この起き状態とした把手部材2を握持して持ち運ぶことができる。
また、本実施例は、前述した容器本体1に対する把手部材2の起伏動を可能にするための構造である軸部と軸受部として、軸部が軸受部に対してスライドする構造としており、伏し状態とした把手部材2を容器本体1に対してスライド移動することができ、把手部材2が容器本体1の開口部位1’に位置して他の容器本体1が載置可能なスタッキング可能状態と、把手部材2が容器本体1の開口部位1’から退避して他の容器本体1が載置不能なスタッキング不能状態とが切り替え自在となる。
これは、容器本体1に対して起伏自在に設けた把手部材2を利用して良好なスタッキング状態を得るという目的からすれば、把手部材2を伏し状態とした際、この伏し状態とした把手部材2が容器本体1の開口部位1’に位置さえしていれば良いが、実際の使用場面において、この状態では把手部材2が容器本体1の開口部位1’の一部を塞いだ状態となり、この把手部材2が邪魔して容器本体1への収納物の出し入れが厄介となる。
そこで、本実施例は、前述したように容器本体1に対して把手部材2をスライド移動できるように設けて、把手部材2が容器本体1の開口部位1’から退避できるように構成しており、前述した収納物の出し入れに関する問題は解消される。
ところで、前述したように伏し状態とした把手部材2を容器本体1に対してスライド移動できることは非常に便利であるが、把手部材2を起き状態として握持して持ち運んだ際、この把手部材2が容器本体1に対して自由にスライド移動したのでは不意に容器本体1が揺動して傾いてしまうなど良好な持ち運びが行えなくなる。この容器本体1の傾き現象は、例えば把手部材2を持つ手を揺らした場合や、容器本体1内に重い収納物を収納した場合や、容器本体1内の一部に荷重が偏った重量バランスの悪い収納状態であった場合などに起こり得る。
そこで、本実施例は、把手部材2を握持して持ち運ぶ際の起き状態において、容器本体1に対する把手部材2のスライド移動を阻止するスライド阻止機構を設けており、前述した問題点は確実に解消される。
しかも、本実施例は、単に容器本体1に対する把手部材2のスライド移動を阻止するスライド阻止機構を備えただけでなく、容器本体1に対する所定スライド位置で伏し状態の把手部材2を起き状態とすることにより、容器本体1に対する把手部材2のスライド移動を阻止するようにスライド阻止機構を構成しており、即ち、このスライド阻止機構は、把手部材2を起き状態とすることに起因して容器本体1に対する把手部材2のスライド移動を阻止する構成であり(即ち、スライド阻止機構は把手部材2が伏し状態では機能しない)、よって、把手部材2を使用状態(起き状態)とするために把手部材2を起き動させることがスライド阻止機構を機能させることになるから、把手部材2を使用する場面においては確実に容器本体1に対するスライド移動が阻止された状態であり、また、この把手部材2を起き動させる操作以外にスライド移動を阻止するために別途操作する必要が無く極めて効率の良い構造である。
また、本実施例は、前述したスライド阻止機構は伏し状態とした把手部材2には機能しない構成であるから、伏し状態とした把手部材2を容器本体1に対して円滑にスライド移動できる構造が得られることになる。
また、本実施例は、容器本体1の開口部位1’から退避して他の容器本体1が載置不能なスタッキング不能状態にして伏し状態の把手部材2を起き状態とすることにより、容器本体1に対する把手部材2のスライド移動を阻止するようにスライド阻止機構を構成したから、容器本体1同士をスタッキングしての使用状態ではない、例えば容器本体1内に収納物を出し入れしたり、把手部材2を起き状態として握持して持ち運んだり、という作業を主に行う使用状態においてその機能が確実に発揮することになるから、非常に便利である。
また、本実施例は、ガイド軸受部3は、径小長孔3aと該径小長孔3aに連続する径大孔3bとから成る形状であり、スライド軸部4の径方向断面形状を非真円形状に設定して、スライド軸部4は、径小長孔3aにおいて回動不能にてスライド可能となり、径大孔3bにおいて回動可能にして回動することで係合してスライド不能となるように構成し、スライド軸部4がガイド軸受部3の径大孔3bに位置する容器本体1に対する所定スライド位置で伏し状態の把手部材2を起き状態とすることにより、容器本体1に対する把手部材2のスライド移動を阻止するようにスライド阻止機構を構成したから、簡易構造でありながら前述した作用効果を確実に発揮し得ることになる。
また、本実施例は、伏し状態とした把手部材2が容器本体1に対してスライド移動する際、把手部材2が摺動する被摺動部5を容器本体1の側壁上縁部1a’に設け、被摺動部5に把手部材2のスライド移動に対して抵抗となる摺動抵抗凸部6を設け、この摺動抵抗凸部6を、把手部材2が容器本体1の開口部位1’から退避して他の容器本体1が載置不能なスタッキング不能状態の際、把手部材4に当接して該把手部材4のスライド移動に対して抵抗となるように構成したから、伏し状態とした把手部材2が不意にスライド移動することが防止され、良好な使用状態を維持することができる。
また、本実施例は、把手部材2が容器本体1の開口部位1’から退避して他の容器本体1が載置不能なスタッキング不能状態とした際、他の容器本体1をネスティングし得るように構成したから、スタッキング及びネスティング双方行うことができ、非常に便利である。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 容器本体
1’ 開口部位
1a’ 側壁上縁部
2 把手部材
3 ガイド軸受部
3a 径小長孔
3b 径大孔
4 スライド軸部
5 被摺動部
6 摺動抵抗凸部

Claims (7)

  1. 容器本体の上部に把手部材を起伏自在に設け、伏し状態とした前記把手部材に他の容器本体を載置することでスタッキング可能に構成した把手付き容器であって、前記容器本体の側壁上縁部若しくは前記把手部材に設けたガイド軸受部をスライドするスライド軸部を前記把手部材若しくは前記容器本体の側壁上縁部に設けて、伏し状態とした前記把手部材を前記容器本体に対してスライド移動し得るように構成し、伏し状態とした前記把手部材を前記容器本体に対してスライド移動することで、前記把手部材が前記容器本体の開口部位に位置して他の容器本体が載置可能なスタッキング可能状態と、前記把手部材が前記容器本体の開口部位から退避して他の容器本体が載置不能なスタッキング不能状態とが切り替え自在となるように構成し、前記容器本体に対する所定スライド位置で伏し状態の前記把手部材を起き状態とすることにより、前記容器本体に対する前記把手部材のスライド移動を阻止するスライド阻止機構を備えたことを特徴とする把手付き容器。
  2. 前記容器本体1の開口部位から退避して他の容器本体が載置不能なスタッキング不能状態にして伏し状態の前記把手部材を起き状態とすることにより、前記容器本体に対する前記把手部材のスライド移動を阻止するように前記スライド阻止機構を構成したことを特徴とする請求項1記載の把手付き容器。
  3. 前記容器本体に対する所定スライド位置で伏し状態の前記把手部材を起き状態とすることにより、前記容器本体に対する前記把手部材のスライド移動を阻止するように前記ガイド軸受部及び前記スライド軸部の形状を設定して前記スライド阻止機構を構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の把手付き容器。
  4. 前記ガイド軸受部は、径小長孔と該径小長孔に連続する径大孔とから成る形状であり、前記スライド軸部の径方向断面形状を非真円形状に設定して、前記スライド軸部は、前記径小長孔において回動不能にてスライド可能となり、前記径大孔において回動可能にして回動することで係合してスライド不能となるように構成し、前記スライド軸部が前記ガイド軸受部の径大孔に位置する前記容器本体に対する所定スライド位置で伏し状態の前記把手部材を起き状態とすることにより、前記容器本体に対する前記把手部材のスライド移動を阻止するように前記スライド阻止機構を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の把手付き容器。
  5. 伏し状態とした前記把手部材が前記容器本体に対してスライド移動する際、前記把手部材が摺動する被摺動部を前記容器本体の側壁上縁部に設け、前記被摺動部に前記把手部材のスライド移動に対して抵抗となる摺動抵抗凸部を設け、この摺動抵抗凸部を、前記把手部材が前記容器本体の開口部位から退避して他の容器本体が載置不能なスタッキング不能状態の際、前記把手部材に当接して該把手部材のスライド移動に対して抵抗となるように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の把手付き容器。
  6. 前記容器本体の対向する側壁上縁部同士間に一対の把手部材を起伏自在に架設し、伏し状態とした前記把手部材夫々に他の容器本体を載置することでスタッキング可能に構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の把手付き容器。
  7. 前記把手部材が前記容器本体の開口部位から退避して他の容器本体が載置不能なスタッキング不能状態とした際、他の容器本体をネスティングし得るように構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の把手付き容器。
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