JP2016174786A - 多段構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペースに保管可能であり、使用時には容易に各段の部材を引き出すことができ、各段の段部の相対的な位置の調整が可能な多段構造体を提供する。【解決手段】本多段構造体は、N段(Nは3以上の整数)の階段状の構造を所定方向に対して構成可能である。本多段構造体は、第一部材と第N部材と第n部材とを備える。第一部材は、床上に支持されて階段状の構造において最も高い第一の段部を構成する。第N部材は、床上に支持されて階段状の構造において最も低い第Nの段部を構成する。第1部材と第N部材とは、互いに所定方向および逆方向に相対移動可能である。第n部材は、第nの段部を構成し、互いに所定方向および逆方向に相対移動可能に床上に支持される、第n−1部材と第n+1部材の両方によって、該第n−1部材および第n+1部材の両方に対して所定方向および逆方向に相対移動可能に支持される。【選択図】図1

Description

本発明は、多段構造体に関する。
様々な場面で複数の段部を階段状に配置した多段構造体が利用されている。多段構造体は、例えば、商品の陳列棚、階段または踏み台等に用いられている。このような多段構造体は、例えば、段ボール箱等のブロック状の備品を積み上げることで作製される。また、例えば、底板と棚板を交互に配置する事で作製される多段構造を有する商品陳列棚が提案されている。また、複数の板状部材をフレームで接続することで折り畳み可能な階段も提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2006−288826号公報 特開2003−191793号公報
このような多段構造体を作製する事は、作業者にとって大きな負担となる。さらに、作製された多段構造体は階段状の構造を有するため、保管時に広いスペースが要求される。折り畳み可能な階段であれば、省スペースに収納可能ではあるが、当該階段の各段の相対的な位置の調整を行う事は難しい。そこで、本発明は、省スペースに保管可能であり、使用時には容易に各段の部材を引き出すことができ、各段の相対的な位置の調整が可能な多段構造体を提供することを課題とする。
本発明では、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、次の多段構造体である。本多段構造体は、N段(Nは3以上の整数)の階段状の構造を所定方向に対して構成可能な多段構造体である。本多段構造体は、第一部材と第N部材と第n部材とを備える。第一部材は、床上に支持されて階段状の構造において最も高い第一の段部を構成する。第N部材は、床上に支持されて階段状の構造において最も低い第Nの段部を構成する。第1部材と第N部材とは、互いに所定方向および逆方向に相対移動可能である。第n部材は、第n(nは1<n<Nの所定の整数)の段部を構成する第n部材であって、互いに所定方向および逆方向に相対移動可能に床上に支持される、第n−1部材と第n+1部材の両方によって、該第n−1部材および第n+1部材の両方に対して所定方向および逆方向に相対移動可能に支持される。当該第n部材は、第n−1部材が構成する第n−1の段部より低く、第n+1部材が構成し第n−1の段部より低い第n+1の段部より高い、第nの段部を構成する。
このような発明によれば、第n部材は、第n−1部材および第n+1部材の両方に対して所定方向または逆方向に相対移動可能に支持されている。そのため、このような多段構造体は、隣接する第n−1部材または第n+1部材から第n部材を引き離すまたは接近させることが可能である。したがって、このような多段構造体であれば、使用しないときには各段の部材を接近させることで省スペースに保管可能であり、また、使用時には容易に各段の部材を引き出すことが可能である。さらに、第n部材が第n−1部材および第n+1部材と相対移動可能であることにより、第n部材が構成する段部の相対的な位置の調整が可能となる。
さらに、本発明は次の特徴を有してもよい。第一部材および第N部材はキャスターを介して床上を移動可能に支持されたことを特徴とする。このような発明によれば、第一部材および第N部材がキャスターによって床上を移動可能に支持されていることにより、多段構造体は、床上を容易に移動可能である。
さらに、本発明は次の特徴を有してもよい。第n部材は、第n+1部材と第n−1部材の両方に対して、キャスターを介して移動可能に支持されたことを特徴とする。このような発明によれば、第n部材の高さの基準が第n+1部材および第n−1部材となる。そのため、第n部材の、第n+1部材および第n−1部材に対する高さの精度を確保し易くすることができる。その結果、第n部材の第n+1部材および第n−1部材との相対的な移動に好適な状態を保つことが可能となる。また、第nの段部の、第n−1の段部および、第n+1の段部に対する高さを高精度に管理することができる。さらに、第n部材が床に直接支持されないことで、床に支持されるキャスターの数を減らすことができ、床に支持されるキャスター同士の密集や干渉を抑制することができる。
さらに、本発明は次の特徴を有してもよい。第s部材(sは整数であり、2≦s≦N)の少なくともいずれかは、第s−1部材に収納されることが可能であることを特徴とする。このような発明によれば、第s部材が第s−1部材に収納されることにより、多段構造体の所定方向の長さを縮小することができる。
さらに、本発明は次の特徴を有してもよい。第s部材(sは整数であり、2≦s≦N)の全てが、第s−1部材に収納された収納状態と、第s部材(sは整数であり、2≦s≦N)の全てが、第s−1部材への収納から脱した階段状態と、の間を遷移可能とすることを特徴とする。このような発明によれば、第s部材の全てが、第s−1部材に収納可能となることで、多段構造体を使用しないときは省スペースに保管可能である。また、収納状態と階段状態とを遷移可能であることにより、使用時に容易に階段状態とすることが可能である。
さらに、本発明は次の特徴を有してもよい。第一の段部から第Nの段部の全ては、床と水平に設けられていることを特徴とする特徴とする。このような発明によれば、多段構造体を階段として用いる場合、段部が傾斜している場合と比較して上りやすくなる。
さらに、本発明は次の特徴を有してもよい。第r部材(rは2≦r≦Nの所定の整数)の少なくともいずれかには、第rの段部と、第r−1部材における第r−1の段部との高さの差より低い高さを有し、第rの段部の上に載置されることで第rの段部と第r−1の段部の間に補助的な段部を構成する補助段部が付属されたことを特徴とする。このような発明に係る多段構造体は、第rの段部と第r−1の段部との間に補助的な段部を用意する事が可能である。
本発明によれば、省スペースに保管可能であり、使用時には容易に各段の部材を引き出すことができ、各段の段部の相対的な位置の調整が可能な多段構造体を提供できる。
図1は、第1実施形態に係るひな壇陳列棚の斜視図の一例である。 図2は、第1実施形態に係るひな壇陳列棚の各段を収納した状態の一例を示す斜視図である。 図3は、第1実施形態に係るひな壇陳列棚における下段引出部の位置の一例を示す図である。 図4は、ひな壇陳列棚における下段引出部の正面図の一例である。 図5は、ひな壇陳列棚における下段引出部の右側面図の一例である。 図6は、ひな壇陳列棚における下段引出部の左側面図の一例である。 図7は、ひな壇陳列棚における中段引出部の位置の一例を示す図である。 図8は、ひな壇陳列棚における中段引出部の正面図の一例である。 図9は、ひな壇陳列棚における中段引出部の右側面図の一例である。 図10は、ひな壇陳列棚における中段引出部の左側面図の一例である。 図11は、中段引出部の下段引出収納部に下段引出部が収納された状態を示す正面概略図の一例である。 図12は、ひな壇陳列棚における枠部の位置の一例を示す図である。 図13は、ひな壇陳列棚における枠部の正面図の一例である。 図14は、ひな壇陳列棚における枠部の右側面図の一例である。 図15は、ひな壇陳列棚における枠部の左側面図の一例である。 図16は、上段引出部の中段引出収納部に中段引出部が収納された状態を示す正面概略図の一例である。 図17は、ひな壇陳列棚において、キャスターおよびレールの配置の一例を示す図である。 図18は、ひな壇陳列棚の上段補助棚、中段補助棚および下段補助棚を上方に引き出した状態の一例を示す図である。 図19は、2台のひな壇陳列棚を背中合わせに配置した状態の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、一実施形態に係るひな壇陳列棚について説明する。以下に示す実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るひな壇陳列棚1の斜視図の一例である。ひな壇陳列棚1は、上段の上段棚31、中段の中段棚21、下段の下段棚11と高さの異なる3段の棚を有する商品陳列棚である。ひな壇陳列棚1は、異なる高さの棚を複数有することで、いわゆるひな壇陳列が可能となっている。ひな壇陳列棚1は、上段棚31を提供する枠部30、中段棚21を提供する中段引出部20、下段棚11を提供する下段引出部10および複数のキャスター50を備える。ひな壇陳列棚1では、図1に例示されるように、下段引出部10、中段引出部20および枠部30が高さの順に配置されている。ひな壇陳列棚1は、複数のキャスター50を備えることで床上を容易に移動可能である。以下、本明細書において、図1の下段引出部10側を前、枠部30側を奥(または後ろ)とする。また、図1のひな壇陳列棚1に向かって右側を右、左側を左とする。さらに、図1の上段棚31側を上、図1のキャスター50側を下とする。ひな壇陳列棚1は、本発明の「多段構造体」の一例である。
図2は、第1実施形態に係るひな壇陳列棚1の各段を収納した状態の斜視図の一例である。枠部30は、中段引出部20を収納可能である。また、中段引出部20は、下段引出部10を収納可能である。ひな壇陳列棚1は、下段引出部10が中段引出部20に、中段引出部20が枠部30に収納されることで、図2に例示するように前後方向の長さを縮小することができる。すなわち、ひな壇陳列棚1は、省スペースに保管可能である。また、ひな壇陳列棚1は、下段引出部10が中段引出部20から引き出され、中段引出部20が枠部30から引き出されることで、図1に例示するような多段構造を有する商品陳列棚として使用可能となる。ここで、上段棚31、中段棚21および下段棚11は、本発明の「段部」の一例である。
下段引出部10は、ひな壇陳列棚1の最下段の棚である下段棚11を提供する。図3は、第1実施形態に係るひな壇陳列棚1における下段引出部10の位置の一例を示す図である。下段引出部10は、図3において、実線で記載された部分である。すなわち、下段引出部10は、枠部30から中段引出部20が引き出され、中段引出部20から下段引出部10が引き出された状態において、ひな壇陳列棚1の最前面に位置する。なお、実際には下段引出部10の一部は、中段引出部20の内部に侵入しているが、当該侵入部分については図3において図示していない。
下段引出部10は、下段棚11、下段補助棚12、下段箱部13およびキャスター50を有する。図4は、ひな壇陳列棚1における下段引出部10の正面図の一例である。図5は、ひな壇陳列棚1における下段引出部10の右側面図の一例である。図6は、ひな壇陳列棚1における下段引出部10の左側面図の一例である。図4に例示される下段前面板13a、図5に例示される下段右側面板13bおよび図6に例示される下段左側面板13cのそれぞれは、板状の部材である。下段箱部13は、下段前面板13a、下段右側面板13bおよび下段左側面板13cによって、上面視コの字形状に形成されている。下段箱部13は、ひな壇陳列棚1の内部構造を外部から目視不可とする。
下段箱部13の左右両端の下方には、それぞれレール15、15が設けられている。レール15、15は、後述する中段引出部20のキャスター26aを前後方向に移動可能に支持する。レール15、15の前後端部には、レール15、15の前後端部を塞ぐようにストッパー15a、15aが設けられている。このストッパー15a、15aにより、後述する中段引出部20のキャスター26aの前後方向の移動範囲が規制されている。レール15、15は、キャスター支持部50aによって前後2箇所において互いに接続されている。キャスター50は、キャスター支持部50aの下方の左右二箇所に設けられている。すなわち、下段引出部10は、4つのキャスター50を介して床上に移動可能に支持される。
下段棚11は平坦に形成されており、下段箱部13の上に水平に設けられている。また、下段棚11の幅は、下段箱部13の幅より大きい。すなわち、下段棚11は、下段箱部13に対して、左右方向に突出する部分である下段棚突出部11a、11aを有する。
図3に例示される下段補助棚12は、下段棚11の左右方向の中央において奥側に収納されている。下段補助棚12は、下段棚11と中段棚21の段差より低い高さを有する。下段補助棚12の上面は、下段棚11に収納された状態において、下段棚11と同一の高さの平面を構成する。下段補助棚12は、上方向に引き出された位置で固定可能である。下段補助棚12を上方向に引き出した位置で固定する方法に限定は無い。例えば、下段補助棚12は、上方向に引き出され、上下方向の軸の周りに180度回転させることにより、下段棚11の上に引き出された状態で下段棚11に載置可能な構成としてもよい。すなわち、収納された状態では、下段補助棚12の下部に設けられた凸部と、下段棚11に設けられた凹部または孔とが嵌合することで、下段補助棚12が下段棚11に収納された形となっている。この状態から下段補助棚12を上方向に引き出し、上下方向の軸の周りに180度回転させることにより、下段補助棚12の下部に設けられた凸部と、下段棚11に設けられた凹部または孔の位置がずれ、嵌合しなくなる。このことにより、下段補助棚12の凸部の先端が直接、下段棚11の上に当接し、下段補助棚12が、下段棚11の上に引き出された状態で、下段棚11に載置されるような構成でもよい。また、同様に、下段補助棚12が下段棚11から引き出され、水平方向に移動されることにより、下段補助棚12の下部に設けられた凸部と、下段棚11に設けられた凹部または孔の位置がずれるような構成としてもよい。下段補助棚12は、上方向に引き出されて固定されることで、中段棚21と下段棚11との中間の高さの棚を提供する。下段引出部10は、本発明の「第N部材」および「第r部材」の一例である。下段補助棚12は、本発明の「補助段部」
の一例である。なお、本実施形態においては、N=3ということになる。
中段引出部20は、ひな壇陳列棚1において下から2段目の高さの棚を提供する。図7は、ひな壇陳列棚1における中段引出部20の位置の一例を示す図である。中段引出部20は、図7において、実線で記載された部分である。すなわち、中段引出部20は、枠部30から中段引出部20が引き出され、中段引出部20から下段引出部10が引き出された状態において、下段引出部10と枠部30との間に位置する。なお、実際には中段引出部20の一部は、枠部30の内部に侵入しているが、当該侵入部分については図7において図示していない。中段引出部20は、中段棚21、中段箱部23および下段引出収納部24を有する。中段引出部20は、本発明の「第n部材」、「第s部材」および「第r部材」の一例である。
図8は、ひな壇陳列棚1における中段引出部20の正面図の一例である。図9は、ひな壇陳列棚1における中段引出部20の右側面図の一例である。図10は、ひな壇陳列棚1における中段引出部20の左側面図の一例である。図8に例示される中段前面板23a、図9に例示される中段右側面板23bおよび図10に例示される中段左側面板23cのそれぞれは、板状の部材である。中段箱部23は、中段前面板23a、中段右側面板23bおよび中段左側面板23cによって、上面視コの字形状に形成されている。中段箱部23は、ひな壇陳列棚1の内部構造を外部から目視不可とする。中段右側面板23bおよび中段左側面板23cのそれぞれの下端は、下段側面棚25、25のそれぞれと接続されている。この下段側面棚25、25は、後述するように、中空の棚であり、下段棚突出部11aを囲うことが可能となっている。
中段棚21は、ひな壇陳列棚1において、下から2段目の高さに設けられる棚である。中段棚21は、平坦に形成されており、中段箱部23の上に水平に設けられている。また、中段棚21の幅は、中段箱部23の幅より大きい。すなわち、中段棚21は、中段箱部23に対して、左右方向に突出する部分である中段棚突出部21a、21aを有する。
図7に例示される中段補助棚22は、中段棚21の左右方向の中央において奥側に収納されている。中段補助棚22は、中段棚21と上段棚31の段差より低い高さを有する。中段補助棚22の上面は、中段棚21に収納された状態において、中段棚21と同一の高さの平面を構成する。中段補助棚22は、上方向に引き出された位置で固定可能である。中段補助棚22を上方向に引き出した位置で固定する方法に限定は無い。例えば、中段補助棚22は、上方向に引き出され、上下方向の軸の周りに180度回転させることにより、中段棚21の上に引き出された状態で中段棚21に載置可能な構成としてもよい。すなわち、収納された状態では、中段補助棚22の下部に設けられた凸部と、中段棚21に設けられた凹部または孔とが嵌合することで、中段補助棚22が中段棚21に収納された形となっている。この状態から中段補助棚22を上方向に引き出し、上下方向の軸の周りに180度回転させることにより、中段補助棚22の下部に設けられた凸部と、中段棚21に設けられた凹部または孔の位置がずれ、嵌合しなくなる。このことにより、中段補助棚22の凸部の先端が直接、中段棚21の上に当接し、中段補助棚22が、中段棚21の上に引き出された状態で、中段棚21に載置されるような構成でもよい。また、同様に、中段補助棚22が中段棚21から引き出され、水平方向に移動されることにより、中段補助棚22の下部に設けられた凸部と、中段棚21に設けられた凹部または孔の位置がずれるような構成としてもよい。中段補助棚22は、上方向に引き出されて固定されることで、上段棚31と中段棚21との中間の高さの棚を提供する。
下段引出収納部24は、図7から図9に例示される下段側面棚25、25、図9に例示される下段右側面板24bおよび図10に例示される下段左側面板24cを含む。下段側面棚25、25は、それぞれ中段引出部20の左右の側面から突出して設けられる中空の
棚である。下段側面棚25、25は、下段引出部10の下段棚11と略同一の高さに設けられる。下段側面棚25、25は、下段引出部10において下段箱部13に対して、左右方向に突出する部分である下段棚突出部11a、11aを前後方向とは異なる方向、すなわち上下方向および左右方向から囲う事が可能な形状となっている。
下段右側面板24bおよび下段左側面板24cは、下段引出収納部24の左右に設けられる板状の部材である。下段右側面板24bおよび下段左側面板24cの下方端部には、図8に例示される下段底板27、27が設けられている。下段底板27、27は、互いに離間している。下段右側面板24bおよび下段左側面板24cのそれぞれの上端は、下段側面棚25、25のそれぞれと接続されている。下段右側面板24bおよび下段左側面板24cの間隔は、下段引出部10の下段箱部13の幅より大きい。また、下段右側面板24bおよび下段左側面板24cの高さは、下段引出部10の下段箱部13の高さと略同一である。そのため、下段引出収納部24は、下段右側面板24bおよび下段左側面板24cによって、下段引出部10の下段箱部13を左右方向から挟むことが可能となっている。
下段底板27、27には、前後方向に延びるように取り付けられた長板状のキャスター固定板26c、26cが、法線が左右方向に向かうような姿勢で取り付けられている。そして、下段底板27、27の下方の前後端部には、それぞれキャスター26がキャスター固定板26cを介して設けられている。キャスター26は、中段引出部20の前方に設けられるキャスター26aおよび中段引出部20の後方に設けられるキャスター26bを含む。キャスター26aは、キャスター固定板26cの内側に設けられる。キャスター26bは、キャスター固定板26cの外側に設けられる。
図11は、中段引出部20の下段引出収納部24に下段引出部10が収納された状態を示す正面概略図の一例である。図11に例示するように、下段引出収納部24は、下段側面棚25、下段右側面板24b、下段左側面板24cおよび下段底板27、27によって前後方向とは異なる方向から下段引出部10を囲うことで、下段引出部10を収納する。この状態で、キャスター26aは、レール15において、レール15の前端部に設けられたストッパー15aと接触している。
枠部30は、ひな壇陳列棚1の最上段の棚を提供する。図12は、ひな壇陳列棚1における枠部30の位置の一例を示す図である。枠部30は、図12において、実線で記載された部分である。すなわち、枠部30は、枠部30から中段引出部20が引き出され、中段引出部20から下段引出部10が引き出された状態において、ひな壇陳列棚1の最後面に位置する。枠部30は、把持部38、上段棚31、上段箱部35、中段引出収納部30aおよびキャスター50を含む。枠部30は、本発明の「第一部材」の一例である。
図13は、ひな壇陳列棚1における枠部30の正面図の一例である。図14は、ひな壇陳列棚1における枠部30の右側面図の一例である。図15は、ひな壇陳列棚1における枠部30の左側面図の一例である。図13に例示される上段前面板35a、図14に例示される上段右側面板35bおよび図15に例示される上段左側面板35cのそれぞれは、板状の部材である。上段箱部35は、上段前面板35a、上段右側面板35bおよび上段左側面板35cによって、上面視コの字形状に形成されている。上段箱部35は、ひな壇陳列棚1の内部構造を外部から目視不可とする。上段右側面板35bおよび上段左側面板35cのそれぞれは、中段側面棚33、33のそれぞれと接続されている。この中段側面棚33、33は、中空の棚であり、中段引出部20の中段棚21において左右に突出する部分である中段棚突出部21a、21aを囲うことが可能となっている。
上段棚31は、ひな壇陳列棚1の最上段の棚である。上段棚31は、平坦に形成されて
おり、上段箱部35の上に水平に設けられている。また、上段棚31の幅は、上段箱部35の幅より大きい。すなわち、上段棚31は、上段箱部35に対して、左右方向に突出する部分である上段棚突出部31a、31aを有する。
図12に例示される上段補助棚32は、上段棚31の左右方向の中央において奥側に収納されている。上段補助棚32は、例えば、下段補助棚12または中段補助棚22と略同一の高さを有する。上段補助棚32の上面は、上段棚31に収納された状態において、上段棚31と同一の高さの平面を構成する。上段補助棚32は、上方向に引き出された位置で固定可能である。上段補助棚32を上方向に引き出した位置で固定する方法に限定は無い。例えば、上段補助棚32は、上方向に引き出され、上下方向の軸の周りに180度回転させることにより、上段棚31の上に引き出された状態で上段棚31に載置可能な構成としてもよい。すなわち、収納された状態では、上段補助棚32の下部に設けられた凸部と、上段棚31に設けられた凹部または孔とが嵌合することで、上段補助棚32が上段棚31に収納された形となっている。この状態から上段補助棚32を上方向に引き出し、上下方向の軸の周りに180度回転させることにより、上段補助棚32の下部に設けられた凸部と、上段棚31に設けられた凹部または孔の位置がずれ、嵌合しなくなる。このことにより、上段補助棚32の凸部の先端が直接、上段棚31の上に当接し、上段補助棚32が、上段棚31の上に引き出された状態で、上段棚31に載置されるような構成でもよい。また、同様に、上段補助棚32が上段棚31から引き出され、水平方向に移動されることにより、上段補助棚32の下部に設けられた凸部と、上段棚31に設けられた凹部または孔の位置がずれるような構成としてもよい。上段補助棚32は、上方向に引き出されて固定されることで、上段棚31よりも高い位置の棚を提供する。
把持部38は、上段棚31の奥側に設けられた正面視コの字形状を有する枠状部材である。把持部38は、ひな壇陳列棚1を移動させる際に作業者によって把持される部分となる。また、把持部38の上面である把持部上面38aは、平坦に形成されており、上面棚31から把持部上面38aまでの高さは、上段補助棚32と略同一の高さを有する。そのため、上段補助棚32が上方向に引き出された状態で固定された場合、上段補助棚32と把持部上面38aとは同一の高さとなる平面を構成する。
中段引出収納部30aは、中段側面棚33、33、中段枠部36、下段側面棚34、34および下段枠部37を含む。中段側面棚33、33は、枠部30の左右の側面から突出して設けられる中空の棚である。中段側面棚33、33は、中段引出部20の中段棚21と略同一の高さに設けられる。中段側面棚33、33は、中段引出部20において中段箱部23に対して左右方向に突出する部分である中段棚突出部21a、21aを前後方向とは異なる方向、すなわち上下方向および左右方向から囲う事が可能な形状となっている。
中段枠部36は、中段右側面板36bおよび中段左側面板36cを含む。中段右側面板36bおよび中段側面板36cは、中段枠部36の左右に設けられる板状の部材である。中段右側面板36bおよび中段左側面板36cのそれぞれの上端は、中段側面棚33、33のそれぞれと接続されている。さらに、中段右側面板36bおよび中段左側面板36cのそれぞれの下端は、下段側面棚34、34のそれぞれと接続されている。中段右側面板36bと中段左側面板36cとの間隔は、中段引出部20の中段箱部23の幅より大きい。また、中段右側面板36bおよび中段左側面板36cの高さは、中段引出部20の中段箱部23の高さと略同一である。そのため、中段枠部36は、中段右側面板36bおよび中段左側面板36cによって、中段引出部20の中段箱部23を左右方向から挟むことが可能となっている。
下段側面棚34、34は、枠部30の左右の側面から突出して設けられる中空の棚である。下段側面棚34、34は、中段引出部20の下段側面棚25、25と略同一の高さに
設けられる。下段側面棚34、34は、中段引出部20において下段箱部24に対して左右方向に突出する部分である下段側面棚25、25を前後方向とは異なる方向、すなわち上下方向および左右方向から囲う事が可能な形状となっている。
下段枠部37は、下段右側面板37bおよび下段左側面板37cを含む。下段右側面板37bおよび下段左側面板37cは、下段枠部37の左右に設けられる板状の部材である。下段右側面板37bおよび下段左側面板37cの下方端部には、下段底板37d、37dが設けられている。下段底板37d、37dは、互いに離間している。下段右側面板37bおよび下段左側面板37cのそれぞれの上端は、下段側面棚34、34のそれぞれと接続されている。下段右側面板37bと下段左側面板37cとの間隔は、中段引出部20の下段右側面板24bと下段左側面板24cとの間隔より大きい。また、下段右側面板37bおよび下段左側面板37cの高さは、中段引出部20の下段右側面板24bおよび下段左側面板24cの高さと略同一である。そのため、下段枠部37の下段右側面板37bおよび下段左側面板37cは、中段引出部20の下段右側面板24bおよび下段左側面板24cを左右方向から挟むことが可能となっている。
下段底板37d、37dの下方には、レール39、39が設けられている。レール39、39は、中段引出部20のキャスター26bを前後方向に移動可能に支持する。レール39、39の前後端部には、レール39、39の前後端部を塞ぐようにストッパー39a、39aが設けられている。このストッパー39a、39aにより、中段引出部20のキャスター26bの前後方向の移動範囲が規制されている。キャスター50は、レール39、39の下方の前後端部に設けられている。すなわち、枠部30は、4つのキャスター50を介して床上に移動可能に支持される。
図16は、上段引出部30の中段引出収納部30aに中段引出部20が収納された状態を示す正面概略図の一例である。なお、図16において、中段引出部20には、下段引出部10が収納されている。図16に例示されるように、中段引出収納部30aは、中段側面棚33、33、中段右側面板36b、中段左側面板36c、下段側面棚34、34、下段右側面板37b、下段左側面板37cおよび下段底板37d、37dによって前後方向とは異なる方向、すなわち上下方向および左右方向から中段引出部20を囲うことで、中段引出部20を収納している。この状態で、キャスター26bは、レール39において、レール39の後端部に設けられたストッパー39aと接触している。
図17は、ひな壇陳列棚1において、キャスターおよびレールの配置の一例を示す図である。図17は、ひな壇陳列棚1において、キャスターおよびレールの配置を上方から見た図の一例である。中段引出部20のキャスター26aは、下段引出部10のレール15によって支持されている。また、中段引出部20のキャスター26bは、枠部30のレール39によって支持されている。すなわち、中段引出部20は、下段引出部10および枠部30の両方に対して、キャスター26を介して相対移動可能に支持される。
また、レール15のストッパー15aによって、レール15におけるキャスター26aの移動範囲が規制される。さらに、ストッパー39aによって、レール39におけるキャスター26bの移動範囲が規制される。その結果、キャスター26のレール15およびレール39からの脱落が抑制される。
図18は、ひな壇陳列棚1の上段補助棚32、中段補助棚22および下段補助棚12を上方に引き出した状態の一例を示す図である。ひな壇陳列棚1は、上段補助棚32、中段補助棚22および下段補助棚12を引き出して固定することで、上段棚31、中段棚21および下段棚11の中間の高さの棚および上段棚31よりも高い位置の棚を提供できる。
ひな壇陳列棚1は、単独で用いられることに限定されず、複数並べて使用する事も可能である。図19は、2台のひな壇陳列棚1を背中合わせに配置した状態の一例を示す図である。ひな壇陳列棚1を2台背中合わせに配置すると、上段棚31と上段棚31、中段側面棚33と中面側面棚33、下段側面棚34と下段側面棚34の各棚がそれぞれ当接される。その結果、ひな壇陳列棚1の周囲360度にわたって、商品陳列が可能となる。
以上で説明した第1実施形態に係るひな壇陳列棚1は、枠部30から中段引出部20を、中段引出部20から下段引出部10を容易に引き出すことが可能である。そのため、ひな壇陳列棚1は、ひな壇陳列に用いる階段状の陳列棚を容易に構成可能である。
ひな壇陳列棚1では、下段引出部10は中段引出部20に、中段引出部20は枠部30に収納可能となっている。そのため、ひな壇陳列棚1は、省スペースに保管することができる。
ひな壇陳列棚1では、下段引出部10は中段引出部20に、中段引出部20は枠部30に完全に収納された。すなわち、下段引出部10および中段引出部20が収納された図2に例示される状態の場合、ひな壇陳列棚1の前後方向の幅は、枠部30の前後方向の幅と一致している。しかしながら、ひな壇陳列棚1は、このような構成に限定されるわけではない。ひな壇陳列棚1は、例えば、下段引出部10の一部が中段引出部20に収納され、中段引出部20の一部が枠部30に収納される構成とすることも可能である。このような構成が採用された場合でも、ひな壇陳列棚1は、階段状の陳列棚をそのまま保管する場合と比較して、省スペースに保管可能である。
ひな壇陳列棚1では、中段引出部20は、床から直接支持されるのではなく、下段引出部10および枠部30によって支持された。その結果、中段引出部20の高さの基準が下段引出部10および枠部30となる。そのため、中段引出部20と下段引出部10および枠部30との相対的な高低差は略一定に保たれる。その結果、下段棚11と下段側面棚25、25との間のクリアランスのバラツキや、中段棚21と中断側面棚33、33との間のクリアランスのバラツキを抑えることができ、中段引出部20の下段引出部10および枠部30との相対的な移動に好適な状態を保つことが可能となる。また、下段棚11と下段側面棚25、25との間のクリアランスや、中段棚21と中断側面棚33、33との間のクリアランス自体を小さく設定することができるので、装置に無駄な空間が生じることを抑制できる。また、中段引出部20が床に直接支持されないことで、床に支持されるキャスター50の数を減らすことができ、床に支持されるキャスター同士の密集や干渉を抑制することができる。
ひな壇陳列棚1は、キャスター50を介して床上に移動可能に支持されている。また、ひな壇陳列棚1を移動させる際には、作業者は把持部38を把持する事が可能である。その結果、ひな壇陳列棚1は、床上を容易に移動する事が可能である。
ひな壇陳列棚1では、下段引出部10、中段引出部20および枠部30は、相対的に移動可能に構成された。そのため、下段引出部10、中段引出部20および枠部30の相対的な移動量を調整することで、下段棚11、中段棚21および上段棚31の奥行きを調整可能である。すなわち、ひな壇陳列棚1は、下段棚11、中段棚21および上段棚31の相対的な位置を調整可能である。さらに、ひな壇陳列棚1は、例えば、下段引出部10が中段引出部20から引き出され、中段引出部20は枠部30に収納された状態で使用する事も可能である。また、例えば、中段引出部20が枠部30から引き出され、かつ、下段引出部10が中段引出部20に収納された状態で使用することも可能である。
ひな壇陳列棚1は、上段箱部35、中段箱部23および下段箱部13を備えることで、
上段棚31、中段棚21、中段側面棚33、下段側面棚25および下段棚11に陳列される商品の転倒を抑制可能である。また、ひな壇陳列棚1は、上段箱部35、中段箱部23および下段箱部13を備えることで、その内部構造を外部から目視不可とすることができる。また、ひな壇陳列棚1では、上段箱部35、中段箱部23および下段箱部13に陳列される商品を紹介するポスター等を貼付することで装飾が施されてもよい。
ひな壇陳列棚1では、上段棚31、中段棚21および下段棚11のそれぞれに、上段補助棚32、中段補助棚22および下段補助棚12が設けられた。その結果、ひな壇陳列棚1は、上段棚31、中段棚21および下段棚11のそれぞれの中間の高さの棚および上段棚31より高い位置の棚を提供する事が可能である。また、ひな壇陳列棚1から上段補助棚32、中段補助棚22および下段補助棚12を省略する事も可能である。
ひな壇陳列棚1では、下段棚突出部11a、中段棚突出部21aおよび上段棚突出部31aを有し、下段側面棚25、25、下段側面棚34、34および中段側面棚33、33を有することで、側面にも商品を陳列可能であった。しかしながら、側面に商品陳列を行わない場合、ひな壇陳列棚1から下段棚突出部11a、中段棚突出部21aおよび上段棚突出部31a、下段側面棚25、25、下段側面棚34、34および中段側面棚33、33を省略する事も可能である。
ひな壇陳列棚1の上段棚31、中段棚21および下段棚11は水平に設けられた。しかしながら、上段棚31、中段棚21および下段棚11は、水平に設けられることに限定されない。上段棚31、中段棚21および下段棚11には、例えば、前方に向けて傾斜が設けられてもよい。前方に向けて傾斜を設けることで、上段棚31、中段棚21および下段棚11の奥側に陳列された商品が、前方向から容易に目視可能となる。
ひな壇陳列棚1では、上段棚31、中段棚21および下段棚11は、それぞれ上段箱部35、中段箱部23、下段箱部13によって支持された。しかしながら、上段棚31、中段棚21および下段棚11を支持する構造は、箱状の部材に限定されない。上段棚31、中段棚21および下段棚11は、例えば、棒状の部材によって支持されることも可能である。
ひな壇陳列棚1は、キャスター50を介して床上に移動可能に支持されていた。しかしながら、ひな壇陳列棚1は、その構成からキャスター50を省略することも可能である。また、ひな壇陳列棚1において、下段引出部10または枠部30のいずれか一方からキャスター50を省略する構成とすることも可能である。
ひな壇陳列棚1は、上段、中段および下段の3段構成であった。しかしながら、ひな壇陳列棚1は、3段構成に限定されない。ひな壇陳列棚1は、4段以上の構成を有することも可能である。その際、ひな壇陳列棚1の段数は、5段、7段などの奇数であってもよい。そうすると、例えばひな壇陳列棚1の段数が5段の場合には、最下段の下段引出部と、3段目の引出部と、最上段の枠部は、直接キャスター50を介して床に移動可能に支持されるようにし、第2段目は下段引出部と3段目の引出部に、第4段目の引出部は、3段目の引出部と枠部とに、キャスターを介して移動可能に支持されることが可能となる。
第1実施形態では、本発明に係る多段構造体の実施形態の一例としてひな壇陳列棚1が説明された。しかしながら、本発明に係る多段構造体は、ひな壇陳列棚1に限定されるわけではない。多段構造体は、複数の段部を利用する様々なものに応用可能である。例えば、本発明に係る多段構造体は、階段、足場、踏み台または車両等に乗車する際の補助ステップ等に使用可能である。また、本発明に係る多段構造体は、省スペースに保管可能であることから、非常時の避難に用いる避難用階段にも好適である。
以上で開示した実施形態や変形例はそれぞれ組み合わせる事ができる。
1・・・ひな壇陳列棚
10・・・下段引出部
11・・・下段棚
11a・・・下段棚突出部
12・・・下段補助棚
15・・・レール
20・・・中段引出部
21・・・中段棚
21a・・・中段棚突出部
22・・・中段補助棚
24・・・下段引出収納部
26・・・キャスター
30・・・枠部
30a・・・中段引出収納部
31・・・上段棚
31a・・・上段棚突出部
32・・・上段補助棚
39・・・レール
50・・・キャスター

Claims (7)

  1. N段(Nは3以上の整数)の階段状の構造を所定方向に対して構成可能な多段構造体であって、
    床上に支持されて前記階段状の構造において最も高い第一の段部を構成する第一部材と、床上に支持されて前記階段状の構造において最も低い第Nの段部を構成する第N部材と、を、互いに前記所定方向および逆方向に相対移動可能に備え、
    第n(nは1<n<Nの所定の整数)の段部を構成する第n部材であって、互いに前記所定方向および逆方向に相対移動可能に床上に支持される、第n−1部材と第n+1部材の両方によって、該第n−1部材および第n+1部材の両方に対して前記所定方向および逆方向に相対移動可能に支持される第n部材をさらに備え、
    前記第n部材は、前記第n−1部材が構成する第n−1の段部より低く、前記第n+1部材が構成し前記第n−1の段部より低い第n+1の段部より高い、第nの段部を構成することを特徴とする多段構造体。
  2. 前記第一部材および前記第N部材は、キャスターを介して床上を移動可能に支持されたことを特徴とする請求項1に記載の多段構造体。
  3. 前記第n部材は、前記第n−1部材と前記第n+1部材の両方によって、キャスターを介して支持されたことを特徴とする請求項1または2に記載の多段構造体。
  4. 第s部材(sは整数であり、2≦s≦N)の少なくともいずれかは、第s−1部材に収納されることが可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の多段構造体。
  5. 第s部材(sは整数であり、2≦s≦N)の全てが、第s−1部材に収納された収納状態と、
    第s部材(sは整数であり、2≦s≦N)の全てが、第s−1部材への収納から脱した階段状態と、
    の間を遷移可能とすることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の多段構造体。
  6. 前記第一の段部から第Nの段部の全ては、床と水平に設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の多段構造体。
  7. 第r部材(rは整数であり、2≦r≦N)の少なくともいずれかには、第rの段部と、第r−1部材における第r−1の段部との高さの差より低い高さを有し、前記第rの段部の上に載置されることで前記第rの段部と前記第r−1の段部の間に補助的な段部を構成する補助段部が付属されたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の多段構造体。
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