JP2016172331A - 画像形成装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷指示を受ける前の印刷データを画像に展開する処理部における無駄な処理を防止することを目的とする。
【解決手段】記憶領域に保存されている印刷ジョブの設定値のうち、印刷ジョブの印刷データを画像に展開する処理部に関する設定値が、ユーザー設定値と一致するか否かを判定する判定手段と、判定手段により処理部に関する設定値がユーザー設定値と一致すると判定された場合、印刷指示を受ける前に処理部における処理を実行するよう制御する制御手段と、を有することによって課題を解決する。
【選択図】図4

Description

本発明は、無駄な先行RIP処理を防止することができる画像形成装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
印刷ジョブを画像形成装置で留め置いて、ユーザー認証後に印刷を実行する認証プリントと呼ばれる印刷形態がある。この印刷形態によれば従来の印刷形態に比べて、他ユーザーとの印刷物の混在や、他ユーザーに印刷物を持ち出しされる等のトラブルを防ぐことができる。
また、近年ではモバイル、クラウドからジョブを投入し、ユーザー認証後、画像形成装置の操作部で印刷設定の変更を行って出力するケースも増えてきた。モバイル、クラウドからの投入は、従来のプリンタドライバ無しで印刷を行うため、プリンタドライバで設定するのに比べて、設定できる印刷項目数が少ないことが多く、ユーザーが本来意図する設定で印刷できない場合がある。
これを解決する手段として、一度印刷ジョブを画像形成装置に留め置き、画像形成装置の操作画面上で印刷設定を変更する技術がある(特許文献1及び2)。
特開2002−236567号公報 特開2012−223891号公報
しかしながら、認証プリントはユーザー認証後にユーザーの印刷指示を受け、印刷ジョブの解釈とレンダリング処理(以下、RIP処理ともいう)とを開始する。ジョブによってはRIP処理に時間がかかるため、ユーザーが画像形成装置の前で待たされることがあった。
ユーザーの待ち時間を少なくするため、ユーザーの印刷指示を待たずに先行して印刷ジョブに対してRIP処理(以下、先行RIP処理ともいう)を行うことが有効である。しかしながら、モバイル等のプリンタドライバレスのジョブ投入の場合、ユーザー認証後に画像形成装置の操作部で印刷変更を行うことも多い。この場合、RIP処理に関わる印刷変更を行った場合は、再度RIPする必要性が出るため、先行RIP処理自体が無駄になってしまう。
本発明は、印刷指示を受ける前の印刷データを画像に展開する処理部における無駄な処理を防止することを目的とする。
そこで、本発明の画像形成装置は、記憶領域に保存されている印刷ジョブの設定値のうち、前記印刷ジョブの印刷データを画像に展開する処理部に関する設定値が、ユーザー設定値と一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記処理部に関する設定値が前記ユーザー設定値と一致すると判定された場合、印刷指示を受ける前に前記処理部における処理を実行するよう制御する制御手段と、を有する。
本発明によれば、印刷指示を受ける前の印刷データを画像に展開する処理部における無駄な処理を防止することができる。
画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像形成装置のソフトウェア構成等の一例を示す図である。 画像形成装置が印刷ジョブを受信したときの情報処理の一例を示すフローチャートである。 印刷設定テーブルと印刷ジョブとの設定値の一例を示す図である。 先行RIP判定処理の一例を示すフローチャートである。 ユーザーの好みの設定値等の一例を示す図である。 ユーザーの好みの設定値を決定する情報処理の一例を示すフローチャートである。 認証プリントを実行するときの情報処理の一例を示すフローチャートである。 再RIP処理の判定処理の一例を示すフローチャートである。 再RIP処理を判定する際に比較するデータの一例を示す図である。 複数のユーザーの好みの設定値を持つ場合を説明する図である。 先行RIP判定処理の一例を示すフローチャートである。 プリンタドライバの印刷ジョブの設定値の一例を示す図である。 印刷設定テーブルと印刷ジョブの設定値との一例を示す図である。 再RIP判定の処理の詳細を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は、画像形成装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
CPU101は、システムバス108を介して装置内各部の制御、演算及び記憶装置に格納されたプログラムの実行を司る。CPU101は、HDD104に格納されているプログラムを実行することにより画像形成装置100の機能(ソフトウェア構成)及びフローチャートに係る処理を実現する。
RAM103は、画像形成装置100の印刷動作における一時記憶領域及びワークメモリとして利用される。
HDD104は、大容量の記憶装置であり、CPU101により実行される各種制御プログラムを格納している。また、HDD104は、CPU101等によって処理されるデータの一時的な記憶領域や蓄積印刷の保存領域等としても利用される。
ROM106は、画像形成装置100の起動処理プログラムが格納された記憶装置である。
ネットワークI/F102は、外部ネットワークを介してホストコンピュータ等の他の装置と通信を行うインターフェースである。
操作部109は、画像形成装置100の状態を表示したり、画像形成装置100に対するユーザーからの指示に関する入力を受け付けたりすることができるユーザインターフェースである。
ユーザー認証部110は、IDカード等でユーザーが画像形成装置にログインし、印刷ジョブの設定変更や印刷実行を行うための認証部である。
エンジンI/F105は、プリンタエンジン107との通信及び制御を司る。
プリンタエンジン107は、例えば電子写真技術やインクジェット画像形成技術を用いて画像を物理紙面上に形成する。
図2は、画像形成装置100のソフトウェア構成等の一例を示す図である。
上述したように、各々のソフトウェアモジュールは、CPU101がHDD104に格納されたプログラムをRAM103に展開して実行することにより実現される。
ジョブ受信部201は、ネットワークI/F102を介して受信した印刷ジョブ受信し、蓄積領域204に保存する。ここで、蓄積領域204は、RAM103上に実装されていてもよいし、HDD104上に実装されていてもよい。
ジョブ設定解析部202は、前記受信された印刷ジョブに含まれる印刷設定の設定値を解析し、設定値を蓄積領域204に保存する。
RIP処理部203は、前記受信された印刷ジョブに含まれるPDLデータ(以下、印刷データという)をページごとに解釈し、レンダリングを行い、イメージデータ(以下、単にイメージという)を生成し、蓄積領域204に保存する。このとき、RIP処理部203は、前記設定値の中のRIP処理に関わる値に基づきRIP処理する。RIP処理部203は、印刷ジョブの印刷データを画像に展開する処理部の一例である。
レイアウト処理部205は、前記生成されたイメージを印刷するページ上に配置してページデータを生成する。
画像処理部206は、レイアウト処理部205により生成されたページデータに対して、キャリブレーションや色変換等の画像処理を施す。
ページデータ送信部207は、前記生成され、画像処理を施されたページデータをページスプーラ208に保存し、保存したページデータをプリンタエンジン107に送信する。ページデータ送信部207は、前記ページデータを直接、プリンタエンジン107に送信することもできる。ここで、ページスプーラ208は、RAM103上に実装されていてもよいし、HDD104上に実装されていてもよい。
なお、ジョブ受信部201、RIP処理部203、レイアウト処理部205、画像処理部206及びページデータ送信部207は、画像形成装置100にハードウェアとして実装されてもよい。また、ジョブコントローラ200は、ジョブ受信部201、RIP処理部203、画像処理部206及びページデータ送信部207を統括及び制御することができる。
図3は、画像形成装置100が印刷ジョブを受信したときの情報処理の一例を示すフローチャートである。
ジョブコントローラ200が、ネットワークI/F102等から印刷ジョブを受け取ると、以下の処理を開始する。
S301で、ジョブコントローラ200は、ネットワークI/F102等から受信した印刷ジョブの設定解析を行い、処理をS302に進める。
S302で、ジョブコントローラ200は、蓄積領域204に保存された印刷設定テーブルと、S301で解析した印刷ジョブの設定値を参照する。印刷設定テーブルと印刷ジョブとの設定値の一例を図4に示す。
印刷設定テーブル400は、画像形成装置で設定変更可能な印刷設定の項目401と、設定に応じた処理を行う設定の処理部402と、ユーザーの好みの設定値403と、からなる。また、印刷ジョブの設定値404、405はS301でジョブコントローラ200が解析した印刷ジョブの設定値である。ユーザーの好みの設定値は、ユーザー設定値の一例である。
S303で、ジョブコントローラ200は、印刷設定テーブル400と印刷ジョブの設定値とから先行RIPするかどうかを判定する処理を行う。本処理の詳細を図5のフローチャートを使って説明する。
S1001で、ジョブコントローラ200は、印刷ジョブの設定値において、設定の処理部402が「RIP処理部」に該当する印刷設定項目の設定値を取得し、その値とユーザーの好みの該当する印刷設定項目の設定値とを比較する。該当する印刷設定項目はカラーモード、ページ集約、プロファイルである。印刷ジョブAの場合は設定値406と設定値407とが比較される。一方、印刷ジョブBの場合は設定値406と設定値408とが比較される。その後、ジョブコントローラ200は、処理をS1002に進める。
S1002で、ジョブコントローラ200は、S1001で行った設定値の比較に基づき、一致したか否かを判定する。ジョブコントローラ200は、S1001で行った設定値の比較の結果、設定値が一致していた場合は、処理をS1003に進め、先行RIP処理する、と判定する。一方、ジョブコントローラ200は、比較の結果、設定値が一致していなかった場合は、処理をS1004に進め、先行RIP処理しない、と判定する。
図4に示した印刷ジョブAの場合、印刷ジョブAの設定値407はユーザーの好みの設定値406と一致するため、先行RIP処理すると判定される。一方、印刷ジョブBの場合、印刷ジョブBの設定値408はユーザーの好みの設定値406と一致しないため、先行RIP処理しないと判定される。
ここで、図3のフローチャートの説明に戻る。
S304で、ジョブコントローラ200は、S303の処理で先行RIP処理すると判定した場合は、処理をS305に進める。
S305で、ジョブコントローラ200は、ジョブAの印刷設定の設定値404に基づきRIP処理を行い、イメージデータを生成する。生成したイメージデータとそのときの設定値とを蓄積領域204に保存する。その後、ジョブコントローラ200は、図3に示すフローチャートの処理を終了する。
一方、S304で、ジョブコントローラは、S303の処理で先行RIP処理しないと判定した場合は、RIP処理は行わずに、図3に示すフローチャートの処理を終了する。
つまり、RIP処理に関わる設定値がユーザーの好みの設定値と一致する場合は、ユーザー認証後に印刷設定変更がなされる可能性が低いと考えられるため、印刷ジョブの受信時にRIP処理まで行う(先行RIP処理)。これによってユーザー認証後にユーザーに待たせる印刷時間を最小にすることができる。また、RIP処理に関わる設定値がユーザーの好みの設定値と一致しない場合は、ユーザー認証後に印刷設定変更されて、再度RIP処理が必要になる可能性が高いと考えられるため、先行RIP処理を行わない。
ここで、ユーザーの好みの設定値403は、ユーザーの印刷ジョブ履歴から決定される。図6と図7とを用いてユーザーの好みの設定値403が決定され、設定される処理を説明する。
図6に示す、ジョブ履歴500は、印刷時の設定項目501とジョブごとの印刷設定の履歴であるジョブ履歴502〜506とからなる。
図7のフローチャートを用いて、ユーザーの好みの設定値を決定する情報処理を説明する。
S901にて、ジョブコントローラ200は、ジョブ履歴500を取得する。そして、ジョブコントローラ200は、処理をS902に進める。
S902にて、ジョブコントローラ200は、印刷時の設定項目501ごとに設定値の頻度を計算し、一番頻度の高いものを算出する。例えば、ジョブ履歴502〜506において、部数の設定値は「1」が4回、「2」が1回のため、高頻度の設定値は「1」となる。ソートの設定値は「グループ」が1回、「コレート」が4回のため、高頻度の設定値は「グループ」となる。このように、ジョブコントローラ200は、印刷時の設定項目501ごとに一番頻度の高い設定値を算出する。全ての項目が終了したら、ジョブコントローラ200は、処理をS903に進める。
S903にて、ジョブコントローラ200は、S902で算出した設定値を印刷設定テーブル400のユーザーの好みの設定値403として決定し、処理を終了する。
図6において、ユーザーの好みの設定値を求めるために取得するジョブ履歴の数は5つとしているが、この数に限るものではない。ジョブコントローラ200は、一番最近のジョブ履歴1つを用いてユーザーの好みの設定値を求めてもよいし、予め決められた数のジョブ履歴を用いてユーザーの好みの設定値を求めてもよい。
また、図7のフローチャートが実行されるタイミングは、ジョブの印刷完了ごとに実行されてもよいし、一定時間ごとに実行されてもよい。
また、図7では、ジョブ履歴に基づいてユーザーの好みの設定値を決定する例について説明したがユーザーの好みの設定値を決定する方法はこれに限られる訳ではない。例えば、ジョブコントローラ200は、所定の操作に応じて、ユーザーの好みの設定値をユーザーに設定させるための画面を操作部109に表示し、前記画面を介した設定操作に応じて、ユーザーごとにユーザーの好みの設定値を設定するようにしてもよい。
図8は、画像形成装置100が認証プリントを実行するときの情報処理の一例を示すフローチャートである。
S601で、ジョブコントローラ200は、ユーザー認証部110から受け取るユーザー情報を用いてユーザー認証を行う。
S602で、ジョブコントローラ200は、S601のユーザー認証の結果に基づき、ユーザー認証に成功したか否かを判定する。ユーザー認証が成功すれば、ジョブコントローラ200は、S603に処理を進める。ユーザー認証が失敗した場合、ジョブコントローラ200は、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
S603で、ジョブコントローラ200は、認証を行ったユーザーによる留め置き印刷の印刷ジョブが存在するかどうか検索する。
S604にて、ジョブコントローラ200は、検索の結果に基づき、認証を行ったユーザージョブによる留め置き印刷の印刷ジョブが存在するかどうかを判定する。ジョブコントローラ200は、認証を行ったユーザージョブによる留め置き印刷の印刷ジョブが存在する場合、処理をS605に進める。一方、ジョブコントローラ200は、認証を行ったユーザージョブによる留め置き印刷の印刷ジョブが存在しなかった場合、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
S605にて、ジョブコントローラ200は、S603で検索した印刷ジョブの一覧を操作部109に表示し、処理をS606に進める。
S606にて、ジョブコントローラ200は、ユーザーからの印刷ジョブの設定変更指示がある場合は、それを印刷ジョブの設定値に反映させる。
S607にて、ジョブコントローラ200は、ユーザーから印刷ジョブの印刷指示があったか否かを判定する。ユーザーから印刷ジョブの印刷指示があった場合、ジョブコントローラ200は、処理をS608に進める。一方、ユーザーから印刷ジョブの印刷指示がなかった場合、ジョブコントローラ200は、S607の処理を繰り返す。
S608にて、ジョブコントローラ200は、印刷指示を受けた印刷ジョブのイメージデータが蓄積領域204に存在するかどうか調べ、イメージデータがあるか否かを判定する。
イメージデータが存在しない場合、ジョブコントローラ200は、S611に進み、RIP処理を行い、イメージデータを生成する。その後、ジョブコントローラ200は、処理をS612に進め、S611で生成したイメージデータを印刷して、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
一方、S608にてイメージデータが存在する場合、ジョブコントローラ200は、処理をS609に進め、再RIP処理が必要かどうかの判定を行う。S609の詳細を図9のフローチャートを用いて説明する。再RIP処理は、再レンダリング処理の一例である。
S1101にて、ジョブコントローラ200は、イメージデータを生成したときの設定値と、現在のジョブの設定値と、を比較する。
比較データの例を図10に示す。印刷設定テーブル1200は、画像形成装置100で設定変更可能な印刷設定の項目1201と、設定に応じた処理を行う設定の処理部1202と、イメージデータ生成時の印刷設定の設定値1203と、からなる。また、設定値1204は印刷ジョブの現在の設定値である。S1101で比較するのは、設定の処理部1202がRIP処理部に該当する設定値1205と設定値1206とである。これらが一致する場合はイメージデータがそのまま印刷に使用可能であるし、一致しない場合は再度RIP処理(以下、再RIP)が必要であることを示している。
S1102にて、ジョブコントローラ200は、S1101での比較の結果、設定値が一致するか否かを判定する。設定値が一致する場合は、ジョブコントローラ200は、S1103に進み、再RIP処理はしないと判定し、図9に示すフローチャートの処理を終了する。
一方、設定値が一致しない場合、ジョブコントローラ200は、S1104に進み、再RIP処理すると判定し、図9に示すフローチャートの処理を終了する。
S1102の処理は、一致判定の処理の一例である。
図8のフローチャートに戻る。
S610にて、ジョブコントローラ200は、S609の判定結果に基づき、再RIPするか否かを判定する。ジョブコントローラ200は、再RIPしないと判定した場合は、S612に進み、イメージデータを印刷して、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
一方、S610にて、ジョブコントローラ200は、S609で再RIPすると判定した場合は処理をS611に進める。
S611で、ジョブコントローラ200は、例えば、変更された設定値でRIP処理を行い、イメージデータを生成する。その後、S612に進み、ジョブコントローラ200は、イメージデータを印刷して、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
これらの処理によって、ジョブ投入時の先行RIP処理によってイメージ画像が生成され、かつ、ユーザー認証後の設定変更でRIP処理に関わる印刷設定が変更されてない場合は、イメージ画像をそのまま印刷するため、印刷時間を短くすることができる。
<実施形態2>
実施形態1では、ジョブコントローラ200が先行RIP処理を実施する条件として、1つのユーザーの好みの設定値403と印刷ジョブの設定値の比較した例を述べた。本実施形態では、ユーザーの好みの設定値をジョブ投入の種類に応じて複数持つ場合を説明する。これは、プリンタドライバによる印刷時と、モバイル印刷時とでは同じユーザーでも好みの印刷設定が異なる可能性があるためである。
図11は、ジョブコントローラで複数のユーザーの好みの設定値を持つ場合を説明する図である。
ジョブ履歴700は、印刷時の設定項目701とジョブごとの印刷設定履歴702〜706、ジョブ投入元707の情報からなる。
ジョブ投入元707には、それぞれの印刷ジョブがプリンタドライバ投入によるものなのか、モバイル印刷によるものなのかの情報が入っている。
ジョブコントローラ200は、ジョブ投入元の種類ごとに、印刷設定履歴から印刷設定ごとに値の頻度を出し、一番頻度が高いものをユーザーの好みの設定として決定する。ユーザーの好みの設定の決定方法は、ジョブ投入元の種類ごとに決定する以外は、図7のフローチャートで説明したものと同様である。
投入元がプリンタドライバの場合のユーザーの好みの設定値が設定値708、投入元がモバイルの場合のユーザーの好みの設定値が設定値709である。
本実施形態のフローチャートは、前述した図3のフローチャートのS303の部分のみ異なるため、S303の詳細な処理を図12と図13とを用いて説明する。
S1301で、ジョブコントローラ200は、印刷ジョブの投入元を調べ、それに応じたユーザーの好みの設定値を取得する。プリンタドライバの印刷ジョブの設定値の例を図13に示す。印刷ジョブを投入したのがプリンタドライバからであるため、ジョブコントローラ200は、ユーザーの好みの設定値はプリンタドライバに対応する設定値708を取得する。
S1302で、ジョブコントローラ200は、設定の処理部が「RIP処理部」に該当する設定値を取得し、その値とユーザーの好みの設定値とを比較する。図13の例では設定値1402と設定値1403とを比較する。その後、ジョブコントローラ200は、処理をS1303に進める。
S1303で、ジョブコントローラ200は、S1302で行った設定値の比較の結果に基づき、設定値が一致するか否かを判定する。設定値が一致していた場合、ジョブコントローラ200は、処理をS1304に進め、先行RIP処理する、と判定する。一方、設定値の比較が一致していなかった場合、ジョブコントローラ200は、処理をS1305に進め、先行RIP処理しない、と判定する。
<実施形態3>
実施形態1では、ユーザー認証後の印刷時に、RIP処理に関わる印刷設定が変更された場合は、必ず再RIP処理を行う形態を説明した。
本実施形態では、RIP処理に関わる印刷設定が変更された場合でも、レイアウト処理部205や画像処理部206で代替処理が可能であれば再RIP処理は行わない形態について説明する。
本実施形態のフローチャートは前述した図8のフローチャートのS609の再RIP判定時のみが異なるため、S609の詳細な処理を図14と図15とを用いて説明する。
図14に示すのが、S609の再RIP判定時にジョブコントローラ200が取得する印刷設定テーブル800と印刷ジョブの設定値806とである。
印刷設定テーブル800は、画像形成装置で設定変更可能な印刷設定の項目801と、設定に応じた処理を行う設定の処理部(第一優先)802と、設定の処理部(第二優先)803と、ユーザーの好みの設定値804からなる。設定の処理部(第二優先)803とは、設定の処理部(第一優先)802で処理を行わなかったとしても代替処理可能な処理部を指す。
また、設定値807は印刷ジョブCを先行RIPしたときの設定値であり、この設定値でRIP処理した印刷データが蓄積領域204に保持されている。設定値809は印刷ジョブCがユーザー認証後に設定変更し、印刷するときの設定値である。カラーモードの設定が「自動」から「モノクロ」に、ページ集約の設定が「2in1」から「4in1」に変更されている。
この場合のS609の再RIP判定の詳細を図15のフローチャートを用いて説明する。
S1501にて、ジョブコントローラ200は、イメージデータを生成したときの設定値と、現在のジョブの設定値と、を比較する。S1501で比較するのは、設定の処理部(第一優先)802が「RIP処理部」に該当する設定値808と設定値810とである。
S1502にて、ジョブコントローラ200は、S1501で比較した設定値が一致するか否かを判定する。設定値が一致する場合、ジョブコントローラ200は、S1503に進み、再RIP処理はしないと判定し、図15に示すフローチャートの処理を終了する。
一方、S1502にて、設定値が一致しない場合、ジョブコントローラ200は、S1504に進む。
S1504にて、ジョブコントローラ200は、一致しない設定項目について、代替処理可能かどうかを判定する。より具体的には、ジョブコントローラ200は、一致しない設定項目に関して、設定の処理部(第二優先)803を取得し、代替可能な処理部が存在するかどうか調べる。一致しない設定項目すべてにおいて代替可能な処理部が存在する場合、ジョブコントローラ200は、代替処理可能と判定する。一方、一つでも代替処理可能な処理部が存在しない場合、ジョブコントローラ200は、代替処理できないと判定する。図14の例では、設定値810に示す一致しない設定項目はカラーモードとページ集約とであり、それぞれ画像処理部、レイアウト処理部で代替が可能であるため、ジョブコントローラ200は、代替処理可能と判定する。
S1505にて、ジョブコントローラ200は、S1504の判定結果に基づき、代替処理可能か否かを判定する。ジョブコントローラ200は、代替処理可能と判定した場合は、それぞれの処理部に実行の処理を指示し、S1503に進む。そして、S1503にて、ジョブコントローラ200は、再RIP処理はしないと判定し、図15に示すフローチャートの処理を終了する。S1505の処理は、代替判定の処理の一例である。
一方、S1505にて、ジョブコントローラ200は、代替処理できないと判定した場合、S1506に進む。そして、S1506にて、ジョブコントローラ200は、再RIP処理すると判定し、図15に示すフローチャートの処理を終了する。
これらの処理によって、RIP処理部に関わる印刷設定が変更された場合でも、代替処理によって再RIP処理が不要になるため、印刷までの時間が短縮される。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではない。
以上、上述した各実施形態の処理によれば、画像形成装置で留め置かれる印刷ジョブに対して、ユーザーの好みの設定値と比較して先行して展開する印刷設定を決めるため、画像形成装置による無駄な展開処理を抑制することができる。
よって、無駄な先行レンダリング処理を防止することができる。
100 画像形成装置、101 CPU、104 HDD

Claims (8)

  1. 記憶領域に保存されている印刷ジョブの設定値のうち、前記印刷ジョブの印刷データを画像に展開する処理部に関する設定値が、ユーザー設定値と一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記処理部に関する設定値が前記ユーザー設定値と一致すると判定された場合、印刷指示を受ける前に前記処理部における処理を実行するよう制御する制御手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記判定手段により前記処理部に関する設定値が前記ユーザー設定値と一致しないと判定された場合、印刷指示を受ける前に前記処理部における処理を実行しないよう制御する請求項1記載の画像形成装置。
  3. ユーザーの印刷設定履歴に基づいて前記ユーザーのユーザー設定値を決定する決定手段を更に有し、
    前記判定手段は、前記記憶領域に保存されている印刷ジョブの設定値のうち、前記処理部に関する設定値が、前記決定手段により決定されたユーザー設定値と一致するか否かを判定する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記決定手段は、印刷ジョブの投入元ごとのユーザーの印刷設定履歴に基づいて前記印刷ジョブの投入元ごとのユーザー設定値を決定し、
    前記判定手段は、前記記憶領域に保存されている印刷ジョブの設定値のうち、前記処理部に関する設定値が、前記印刷ジョブを投入した投入元に対応するユーザー設定値と一致するか否かを判定する請求項3記載の画像形成装置。
  5. 印刷指示を受ける前に前記処理部における処理を実行したときの前記印刷ジョブの設定値と印刷指示を受けたときの前記印刷ジョブの設定値とが一致するか否かを判定する一致判定手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記一致判定手段により設定値が一致すると判定された場合、再度、前記処理部における処理を実行しないよう制御し、前記一致判定手段により設定値が一致しないと判定された場合、前記印刷指示を受けたときの前記印刷ジョブの設定値で再度、前記処理部における処理を実行するよう制御する請求項1乃至4何れか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記一致判定手段により前記印刷指示を受ける前に前記処理部における処理を実行したときの前記印刷ジョブの設定値と前記印刷指示を受けたときの前記印刷ジョブの設定値とが一致しないと判定された場合、一致しないと判定された設定値に関する前記処理部における処理を他の処理部で代替可能か否か判定する代替判定手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記代替判定手段により前記処理部における処理を他の処理部で代替可能であると判定された場合、再度、前記処理部における処理を実行しないよう制御し、前記代替判定手段により前記処理部における処理を他の処理部で代替可能でないと判定された場合、前記印刷指示を受けたときの前記印刷ジョブの設定値で、再度、前記処理部における処理を実行するよう制御する請求項5記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置が実行する情報処理方法であって、
    記憶領域に保存されている印刷ジョブの設定値のうち、前記印刷ジョブの印刷データを画像に展開する処理部に関する設定値が、ユーザー設定値と一致するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記処理部に関する設定値が前記ユーザー設定値と一致すると判定された場合、印刷指示を受ける前に前記処理部における処理を実行するよう制御する制御ステップと、
    を含む情報処理方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至6何れか1項記載の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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