JP2016171352A - 実装ヘッド洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータリヘッドを備えた実装ヘッド自体を洗浄ユニットにセットできるとともに、実装ヘッド内のエア通路の洗浄だけでなく、洗浄後に実装ヘッドの性能を検査できるようにした実装ヘッド洗浄装置を提供する。【解決手段】実装ヘッド47を着脱可能に装着する洗浄ユニット90は、エア供給源101より供給されたエアを洗浄用通路116、117あるいは検査用通路106に選択的に供給する切替手段(105、115)と、切替手段によって選択された洗浄用通路あるいは検査用通路より、複数の吸着ノズル55に各々接続された実装ヘッド内の各負圧エア通路85にエアを導入する導入手段(131、132、133)と、検査用通路中に設けられたエア測定手段(108、112)を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、ロータリヘッドを備えた実装ヘッド内のエア通路を洗浄し、かつ洗浄後に実装ヘッドの性能を検査できるようにした実装ヘッド洗浄装置に関するものである。
ロータリ型の実装ヘッドを備えた部品実装機においては、円周上に複数の吸着ノズルを昇降可能に保持したロータリヘッドがインデックス可能に設けられている。この種の実装ヘッドを備えた部品実装機においては、電子部品を吸着するために、複数の吸着ノズルにそれぞれ連なるエア通路に負圧エアが順次導入されるようになっているが、吸着ノズルによって電子部品を吸着する際に、エア通路にほこり等が吸引されるため、実装ヘッド内を定期的にメンテナンス(洗浄)する必要がある。
従来、メンテナンス装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載のものは、メンテナンス時に、実装ヘッドのヘッド保持装置12よりリボルバヘッド11を取外して、このリボルバヘッド11をメンテナンス装置の台座33上にセットする。そして、セットしたリボルバヘッド11の上面にメンテナンスアダプタ40を取付けて、リボルバヘッド11内部のエア通路をメンテナンス液供給装置41に接続し、手動操作にて、リボルバヘッド11の円周上に設けた複数の吸着ノズルに連なるエア通路を洗浄するようになっている。
特開2011−3679号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものにおいては、手動操作にて、リボルバヘッド11の円周上に設けた複数の吸着ノズルに連なるエア通路を洗浄するものであり、しかも、メンテナンス時には、部品実装機の実装ヘッドよりリボルバヘッド11を分解して取外し、メンテナンス装置の台座33上にセットするものであるため、メンテナンス作業が煩雑となり、メンテナンスに多くの時間を要する問題があった。
しかも、特許文献1に記載のものにおいては、リボルバヘッド11内のエア通路を単に洗浄するだけであり、洗浄後にリボルバヘッドを検査する機能を有していないため、エア通路の洗浄が良好に行われたどうかを検証することができない問題があった。
本発明は、上記した問題を解決するためになされたもので、ロータリヘッドを備えた実装ヘッド自体を洗浄ユニットにセットできるとともに、実装ヘッド内のエア通路の洗浄だけでなく、洗浄後に実装ヘッドの性能を検査できるようにした実装ヘッド洗浄装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の特徴は、部品を吸着する吸着ノズルを有する実装ヘッドを備え、該実装ヘッド内の負圧エア通路にエアあるいはオイルミストを供給して、前記実装ヘッド内を洗浄する実装ヘッド洗浄装置であって、部品実装機から取外された前記実装ヘッドを装着する個所に、前記部品実装機と共通のヘッドクランプ装置を備えたことである。
上記した構成によれば、部品実装機から取外された実装ヘッドを、部品実装機と共通のヘッドクランプ装置によって装着できるので、実装ヘッド内の洗浄を簡単かつ効率的に行うことができる。
請求項2に係る発明の特徴は、部品を吸着する吸着ノズルを有する実装ヘッドを備え、該実装ヘッド内の負圧エア通路にエアあるいはミストオイルを供給して、実装ヘッド内を洗浄するようにした実装ヘッド洗浄装置であって、前記実装ヘッドを着脱可能に装着する洗浄ユニットを有し、該洗浄ユニットには、エア供給源より供給されたエアを洗浄用通路あるいは検査用通路に選択的に供給する切替手段と、該切替手段によって選択された洗浄用通路あるいは検査用通路より、前記複数の吸着ノズルに各々接続された前記実装ヘッド内の各負圧エア通路にエアを導入する導入手段と、前記検査用通路中に設けられたエア測定手段とを備えたことである。
上記した構成によれば、実装ヘッド自体を洗浄ユニットに装着して実装ヘッド内の負圧エア通路を洗浄するものであるので、部品実装機より実装ヘッドを取外して洗浄ユニットに装着することにより、実装ヘッド内を自動で洗浄することが可能となり、洗浄作業が簡単に、かつ短時間で行うことができるようになる。
また、上記した構成によれば、洗浄ユニットの洗浄用通路より実装ヘッド内の負圧エア通路に導入されるエアによって、負圧エア通路を洗浄することができるので、部品吸着時等に吸着ノズルより負圧エア通路内に吸い込んだほこり等を排除することができる。しかも、洗浄後に、切替手段を切替えて洗浄ユニットの検査用通路より実装ヘッド内にエアを導入することにより、検査用通路のエアの流れをエア測定手段によって測定することができる。
請求項3に係る発明の特徴は、請求項2において、前記エア測定手段によって測定された情報に基づいて、洗浄結果を表示する操作パネルを備えたことである。
上記した構成によれば、検査用通路中に設けたエア測定手段によって測定した情報を操作パネルに表示することができる。
請求項4に係る発明の特徴は、請求項2または請求項3において、前記エア測定手段は、前記検査用通路を流通するエアの流量を測定する流量測定センサからなっていることである。
上記した構成によれば、検査用通路中に設けた流量測定センサによって測定した流量の情報を操作パネルに表示することができ、操作パネルに、洗浄結果およびそれに基づく合否等を表示することができる。
請求項5に係る発明の特徴は、請求項2ないし請求項4のいずれか1項において、洗浄用通路は、エアを供給する洗浄エア通路と、オイルミストを供給する洗浄オイル通路からなり、これら洗浄エア通路および洗浄オイル通路を切替えて、前記負圧エア通路にエアあるいはオイルミストを供給するようになっていることである。
上記した構成によれば、負圧エア通路の洗浄を、エアあるいはオイルによって選択的に行うことができ、例えば、一定の時期毎にエアによる洗浄を行い、数回のエアによる洗浄毎にオイルによる洗浄を行うことにより、実装ヘッドの効果的な洗浄が可能となる。
請求項6に係る発明の特徴は、請求項2ないし請求項5のいずれか1項において、前記洗浄ユニットは、前記実装ヘッドの前記吸着ノズルより排出される汚れたエアあるいはオイルを吸引する汚れ吸引ブロアを有していることである。
上記した構成によれば、汚れ吸引ブロアによって、負圧エア通路の洗浄によって吸着ノズルより排出される汚れたエアあるいはオイルを、周囲に飛散させなくすることができる。
請求項7に係る発明の特徴は、請求項3ないし請求項6のいずれか1項において、前記操作パネルには、前記洗浄ユニットに前記実装ヘッドが装着された際に、前記実装ヘッドを洗浄する洗浄モードと、前記実装ヘッドを検査する検査モードの選択画面が表示され、前記洗浄モードあるいは前記検査モードを選択することにより、洗浄サイクルあるいは検査サイクルが実施されるようになっていることである。
上記した構成によれば、実装ヘッドの洗浄ユニットへの装着後は、操作パネルに表示される選択画面に従って操作することにより、洗浄モードあるいは検査モードを選択でき、洗浄サイクルあるいは検査サイクルを容易に実施することができる。
請求項8に係る発明の特徴は、請求項7において、前記検査サイクルの実施時には、前記吸着ノズルよりエアが排出されないように蓋をするようになっていることである。
上記した構成によれば、検査サイクル時には、蓋によって吸着ノズルからのエアの排出が阻止できるので、吸着ノズルを保持するノズル軸の摺動部からのエアの漏洩等を検査することが可能となる。
請求項9に係る発明の特徴は、請求項8において、前記検査用通路には、前記検査用通路内のエア圧を測定する圧力センサが接続され、前記検査サイクルの実施時に、測定したエア圧およびそれに基づく合否の判定結果を、前記操作パネルに表示するようになっていることである。
上記した構成によれば、吸着ノズルを保持するノズル軸の摺動部からのエアの漏洩等の検査を、圧力センサによるエア圧の測定によって行うことができ、その結果を操作パネルに表示することができる。
請求項10に係る発明の特徴は、請求項8において、前記実装ヘッドは、部品を吸着する複数の吸着ノズルを円周上に保持したロータリヘッドをインデックス可能に備え、前記負圧エア通路にエアを供給した状態で、前記ロータリヘッドを順次インデックスするとともに、各インデックス位置において前記各吸着ノズルを昇降させ、これら吸着ノズルの昇降移動時間を測定し、測定した昇降移動時間およびそれに基づく合否の判定結果を、前記操作パネルに表示するようになっていることである。
上記した構成によれば、ロータリヘッド内を摺動する吸着ノズルを保持するノズル軸や、負圧エア通路への負圧エアの供給および遮断の切替えを行うメカニカル切替バルブ等の摺動部からのエアの漏洩等の検査を行えるばかりでなく、吸着ノズルの昇降移動時間の測定によって、吸着ノズルを保持したノズル軸の摺動抵抗を測定することができ、摺動部のほこりや金属粉のかみこみ等の異常状態を検査することができる。
本発明の実装ヘッド洗浄装置を適用した部品実装機の全体を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るロータリ型の実装ヘッドを示す図である。 実装ヘッドをX軸スライドあるいは洗浄ユニットにクランプするヘッドクランプ装置を示す図である。 実装ヘッドをX軸スライドあるいは洗浄ユニットに装着した状態を示す断面図である。 負圧エア通路を開閉するメカニカル切替バルブを示す図である。 実装ヘッド内を洗浄する洗浄ユニットを示す図である。 洗浄ユニットに設けられた流体供給回路を示す図である。 洗浄ユニットを制御する制御装置を示すブロック図である。 エアによる洗浄サイクルを示すフローチャートである。 オイルによる洗浄サイクルを示すフローチャートである。 洗浄後の検査サイクルを示すフローチャートである。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、部品実装機10は、部品供給装置20、基板搬送装置30および部品移載装置40を備えている。
部品供給装置20は、一例として、基台11上に複数のカセット式のフィーダ21をX軸方向に並設して構成したものからなる。フィーダ21は、基台11に離脱可能に取付けた本体フレーム22に着脱可能に装着され、多数の電子部品を間隔を有して一列に収容したテープを巻回した供給リール23を有している。フィーダ21の内部には、図示してないが、テープをピッチ送りする駆動源となるモータが内蔵され、このモータによってテープが1ピッチずつ送り出され、テープに収容された電子部品がフィーダ21の先端部に設けられた部品供給位置に順次供給される。
基板搬送装置30は、回路基板BをX軸方向に搬送するとともに、所定位置に位置決め保持するもので、一例として、搬送手段31、32を2列並設したダブルコンベアタイプのもので構成されている。各搬送手段31、32は、基台11上にそれぞれ一対のガイドレール33、34を互いに平行に対向させてそれぞれ水平に並設している。搬送手段31,32には、ガイドレール33、34によって案内される回路基板Bを支持して搬送する一対のコンベアベルト(図示せず)が並設されている。
部品移載装置40はXYロボットからなり、XYロボットは、基台11上に装架されて部品供給装置20および基板搬送装置30の上方に配設され、ガイドレール41に沿ってX軸方向と直交するY軸方向に移動可能なY軸スライド43を備えている。Y軸スライド43のY軸方向移動は、ボールねじを介してサーボモータ44により制御される。Y軸スライド43には、X軸スライド45がX軸方向に移動可能に案内支持され、X軸スライド45のX軸方向移動は、ボールねじを介してサーボモータ46により制御される。
X軸スライド45には、後に詳細に述べるように、電子部品を吸着する吸着ノズルを有する実装ヘッド47が着脱可能に装着されている。また、X軸スライド45には、回路基板Bの基準マーク(図示せず)を撮像する基板カメラ48が取付けられている。
実装ヘッド47は、図2に示すように、X軸スライド45に着脱可能に装着されたヘッド本体50を有している。ヘッド本体50には、R軸モータ51によって所定角度ずつインデックスされるインデックス軸52が回転可能に支持され、このインデックス軸52の下端にロータリヘッド53が固定されている。
ロータリヘッド53の円周上には、複数(例えば、12個)のノズル軸54がロータリヘッド53の回転軸線と平行な方向に昇降可能かつ回転可能に保持されている。ノズル軸54は、図略のスプリングのばね力によって通常上昇端位置に保持されている。ノズル軸54の各先端には、電子部品を吸着する吸着ノズル55がそれぞれ着脱可能に装着されている。
これにより、R軸モータ51が駆動されると、インデックス軸52を介して複数の吸着ノズル55を保持したノズル軸54が鉛直軸線回り(R軸方向)に回動され、複数の吸着ノズル55が所定の角度位置(部品吸着位置)に順次インデックスされる。
インデックス軸52上には、従動ギヤ56とθ軸ギヤ57を形成した回転体58が回転のみ可能に支持されている。ヘッド本体50には、θ軸モータ59が固定され、θ軸モータ59によって回転される駆動ギヤ60に、従動ギヤ56が噛合されている。θ軸ギヤ57は回転体58の軸方向に沿って所定長さに亘って形成され、このθ軸ギヤ57に、各ノズル軸54の上端に固定されたノズルギヤ61がそれぞれ相対摺動可能に噛合されている。
これにより、θ軸モータ59が駆動されると、駆動ギヤ60、従動ギヤ56、θ軸ギヤ57およびノズルギヤ61を介して、すべてのノズル軸54がロータリヘッド53に対して回転(自転)される。
また、ヘッド本体50には、ノズル作動部材62がガイドバー63によって上下方向に摺動可能に案内されている。ノズル作動部材62は、ヘッド本体50に固定されたZ軸モータ64にて作動されるボールねじ機構65により、昇降されるようになっている。ノズル作動部材62は、部品吸着位置にインデックスされたノズル軸54の上端に当接して、ノズル軸54をZ軸方向の下方に押圧する押圧部66を有している。
これにより、Z軸モータ64が駆動されると、ボールねじ機構65によってノズル作動部材62が上下方向に移動され、押圧部66によって部品吸着位置に割出されたノズル軸54がZ軸方向に昇降される。
基台11上には、吸着ノズル55によって吸着された電子部品を下方より撮像する部品カメラ68(図1参照)が固定されている。部品カメラ68は、吸着ノズル55によって吸着した電子部品を、部品供給装置20の部品供給位置から回路基板B上の所定位置に移動する途中で撮像して、吸着ノズル55の中心に対する電子部品の芯ずれおよび角度ずれ等を検出し、この芯ずれ等に基づいて実装ヘッド47のXY方向の移動量を補正するとともに、吸着ノズル55を回転して角度補正し、電子部品が回路基板B上の定められた座標位置に正確に装着できるようにしている。
上記した構成の実装ヘッド47は、回路基板B等の種類に応じて複数種類用意されている。これら実装ヘッド47は、X軸スライド45に対して着脱可能に装着され、実装ヘッド47の洗浄時や検査時には、X軸スライド45より取外され、後述する洗浄ユニット90(図6参照)に装着される。
次に、実装ヘッド47をX軸スライド45にクランプするヘッドクランプ装置70の構成について、図3および図4に基づいて説明する。
図3において、実装ヘッド47は、X軸スライド45の正面部に着脱可能に装着されるようになっている。すなわち、X軸スライド45の正面部に装着される実装ヘッド47の背面部の上部には、係合ブロック71が設けられ、この係合ブロック71に係合ローラ72がX軸方向と平行な軸線の回りに回転可能に軸承されている。また、実装ヘッド47の背面部の下部には、X軸方向に所定量離間した位置に、断面V字状の2つの脚部73がX軸方向に所定量離間して形成されている。
一方、X軸スライド45の正面部の上部には、係合ブロック71を収納する収納穴74が形成され、この収納穴74内に、係合ブロック71の両側に係合する一対の上部位置決め用ローラ75がX軸方向に離間して設けられている。また、X軸スライド45の正面部の下部には、2つの脚部73に係合するV溝状の2つの脚部支承部76が形成され、脚部支承部76の上方には、一対の下部位置決め用ローラ77がX軸方向に離間して設けられている。一対の下部位置決め用ローラ77は、実装ヘッド47の2つの脚部73の内側端面に係合されるようになっている。
これにより、2つの脚部73と2つの脚部支承部76との係合によって、実装ヘッド47はX軸スライド45に対しZ軸方向の移動が規制される。しかも、各一対の上部位置決め用ローラ75および下部位置決め用ローラ77が、係合ブロック71の両側および2つの脚部73の内側端面にそれぞれ係合されることにより、実装ヘッド47はX軸スライド45に対しX軸方向の移動が規制される。その状態で、実装ヘッド47の背面部がX軸スライド45の正面部に面接触可能となる。
X軸スライド45の上部には、図4に示すように、プッシャ部材80が上下方向に摺動可能に支持され、ピン81によって回転運動が規制されている。プッシャ部材80の先端(下端)には、実装ヘッド47に軸支された係合ローラ72に係合する傾斜面80aが形成されている。プッシャ部材80の傾斜面80aは、係合ローラ72との係合によって、実装ヘッド47の背面部をX軸スライド45の正面部に圧接するように作用する。プッシャ部材80の上端にはくさび面80bが形成され、このくさび面80bに押圧部材83のくさび面83aがくさび係合されるようになっている。押圧部材83は図略の操作部材の操作によって軸方向に移動され、両くさび面83a、80bを介してプッシャ部材80を下方に押圧するようになっている。
また、実装ヘッド47には、ノズル軸54の中心部に形成された負圧エア通路85(図5参照)に、連通路134(図5参照)およびエア導入通路133を介して連通する接続管路132が設けられている。この接続管路132は、実装ヘッド47がX軸スライド45に装着されることによってX軸スライド45に設けられた供給管路131に接続されるようになっている。
図5に示すように、吸着ノズル55は、ノズル軸54の中心部に形成された負圧エア通路85に負圧エアが供給されることにより電子部品を吸着し、負圧エアの供給が絶たれるとともに、正圧が供給されることにより電子部品を解放するようになっている。負圧エア通路85への負圧エアの供給および遮断の切替えが、各ノズル軸54毎に設けられたメカニカル切替バルブ(以下、メカバルブという)87によって行われる。
吸着ノズル55と同数(N個)のメカバルブ87は、それぞれロータリヘッド53に上下方向に摺動可能に嵌合されている。メカバルブ87の各上端はロータリヘッド53の上面より突出され、それら突出部に係合部87aが形成されている。メカバルブ87の係合部87aは、ステッピングモータ88によって所定量昇降される作動軸89の係合部89aに離脱可能に係合可能となっており、ロータリヘッド53のインデックスによって、作動軸89の係合部89aにメカバルブ87の係合部87aが順次係合される。
なお、メカバルブ87は、図略の摩擦力保持装置により、重力等によって摺動するのを阻止されており、メカバルブ87に摩擦力に打ち勝つ大きさの力が加えられない限り、上昇端位置あるいは下降端位置に保持されるようになっている。
部品吸着位置にインデックスされた吸着ノズル55に対応するメカバルブ87は、ロータリヘッド53の回転(R軸回転)によって、作動軸89より係合を離脱され、ロータリヘッド53が所定角度インデックスされると、隣接する吸着ノズル55に対応するメカバルブ87が作動軸89に係合される。そして、作動軸89がステッピングモータ88によって昇降されることにより、上昇端位置と下降端位置との間で移動される。
メカバルブ87が図5に示す位置より上昇端位置まで移動されると、メカバルブ87はON動作され、実装ヘッド47内に供給されたエアが負圧エア通路85に導入可能となる。反対に、メカバルブ87の下降端位置への移動により、メカバルブ87はOFF動作され、実装ヘッド47内に供給されたエアの負圧エア通路85への導入が遮断される。
図6は、実装ヘッド47の負圧エア通路85を洗浄する洗浄ユニット90の全体を示す斜視図で、洗浄ユニット90は、キャスタ92付きの作業台93上に設置されており、洗浄ユニット90は、作業台93とともに、任意の位置に移動可能となっている。かかる洗浄ユニット90に、ロータリヘッド53(図2参照)を備えた実装ヘッド47が適宜装着され、ある程度透明な樹脂等からなる図略の開閉可能なカバーによって覆われるようになっている。洗浄ユニット90には、操作パネル95が取付けられ、この操作パネル95に、表示部(モニタ)125、データ入力用のキーボード126が設けられ、このキーボード126に、スタートボタンSB等の各種操作ボタンや、表示部125に表示されたカーソルを移動する矢印キー128等が設けられている。
表示部125には、洗浄ユニット90に装着された実装ヘッド47を洗浄するか検査するかの選択モード等が表示されるとともに、洗浄後の検査結果等が表示されるようになっている。
洗浄ユニット90には、部品実装機10から取外された実装ヘッド47を装着する個所に、ヘッドクランプ装置96が設けられ、このヘッドクランプ装置96によって実装ヘッド47が、洗浄ユニット90のユニット本体91に位置決めクランプされる。また、洗浄ユニット90には、実装ヘッド47内を洗浄したエアやオイルを吸引する汚れ吸引ブロア97を有するオイル回収ボックス98が設けられている。
なお、ヘッドクランプ装置96は、部品実装機10のX軸スライド45に実装ヘッド47をクランプするヘッドクランプ装置70(図4参照)と共通(同じ構成)のものであり、図4は、洗浄ユニット90のユニット本体91に実装ヘッド47を装着(位置決めクランプ)した状態を示している。そして、実装ヘッド47を洗浄する場合には、部品実装機10より実装ヘッド47が取外されて洗浄ユニット90まで運ばれ、ヘッドクランプ装置96によって、洗浄ユニット90のユニット本体91に装着される。
図7は、洗浄ユニット90側に設けられた流体供給回路100を示すもので、流体供給回路100は、エア供給源(コンプレッサ)101に接続されたエア供給通路102を備え、エア供給通路102には、レギュレータバルブ103が配置されたメイン通路104が接続されている。
メイン通路104は、エア・オイル洗浄切替バルブ115を介して、洗浄用エア通路116と洗浄用オイル通路117に選択的に接続されるようになっている。これら洗浄用エア通路116と洗浄用オイル通路117は、洗浄・検査経路切替バルブ110の手前で互いに接続され、洗浄・検査経路切替バルブ110の入力ポートに接続されている。
洗浄用オイル通路117には、ルブリケータ118(図6参照)が配設され、エア・オイル洗浄切替バルブ115の切替えによって、メイン通路104と洗浄用オイル通路117とが接続される。洗浄用オイル通路117にエアが供給されると、ルブリケータ118によりオイルをミスト状にして、洗浄・検査経路切替バルブ110の入力ポートに送り込むようになっている。
なお、オイルとしては、例えば、フッ素オイルに揮発性溶剤を混合したものが用いられる。逆に、エア・オイル洗浄切替バルブ115の切替えによって、メイン通路104と洗浄用エア通路116とが接続されると、洗浄・検査経路切替バルブ110の入力ポートにエアが送り込まれる。
一方、メイン通路104は、エア・オイル洗浄切替バルブ115と並列に配置された検査用バルブ105を介して、検査用エア通路106に接続されている。検査用エア通路106中には、上流側より流量測定センサ108およびフィルタ109が配置され、フィルタ109を通過したエアは、洗浄・検査経路切替バルブ110の入力ポートに送り込まれる。また、検査用エア通路106より分岐した分岐通路111には、検査用エア通路106を流れるエア圧を測定する真空圧測定センサ112が接続されている。これら流量測定センサ108および真空圧測定センサ112によって、エア測定手段を構成している。
そして、エア・オイル洗浄切替バルブ115および検査用バルブ105の切替えによって、検査用エア通路106を介して供給された検査エア、あるいは洗浄用エア通路116または洗浄用オイル通路117を介して選択的に供給されたエアまたはオイル(オイルミスト)が、洗浄・検査経路切替バルブ110を介してユニット本体91に設けた供給管路130に供給される。
上記した検査用バルブ105およびエア・オイル洗浄切替バルブ115によって、エア供給源101より供給されたエアを洗浄用通路116、117あるいは検査用エア通路106に選択的に供給する切替手段を構成している。
さらに、エア供給通路102には、汚れ吸引ブロア97(図6参照)が汚れ吸引バルブ119を介して接続されている。汚れ吸引バルブ119は、実装ヘッド47の洗浄時に切替えられ、実装ヘッド47の吸着ノズル55の先端より排出される汚れたエアあるいはオイルを、汚れ吸引ブロア97によって吸引し、汚れたエアあるいはオイルが周囲に飛散するのを防止するようになっている。
洗浄ユニット90のユニット本体91への実装ヘッド47の位置決めクランプによって、ユニット本体91に設けられた供給管路130と実装ヘッド47のヘッド本体50に設けられた接続管路132とが互いに接続され、これら供給管路130および接続管路132を介して、洗浄ユニット90側より実装ヘッド47内に形成されたエア導入通路133にエアやオイルが供給される。これら供給管路130、接続管路132およびエア導入通路133によって、洗浄用エア通路116、洗浄用オイル通路117あるいは検査用エア通路106より、各負圧エア通路85にエアを導入する導入手段を構成している。
図8は、洗浄ユニット90を制御する制御装置120を示すもので、制御装置120は、中央処理装置(CPU)121と、各種の制御データおよび制御プログラム等を記憶するメモリ(ROM122およびRAM123)と、入出力インターフェイス124を備えている。入出力インターフェイス124には、上記した操作パネル95の表示部125、等が接続されている。
また、入出力インターフェイス124には、洗浄ユニット90に装着された実装ヘッド47のR軸モータ51、θ軸モータ59、Z軸モータ64およびステッピングモータ88を制御するモータ制御ユニット127が接続されるとともに、流体供給回路100の流量測定センサ108および真空圧測定センサ112が接続されている。かかる制御装置120によって、洗浄ユニット90に装着された実装ヘッド47の洗浄サイクルや検査サイクルが実行処理される。
操作パネル95の表示部125には、洗浄ユニット90に装着された実装ヘッド47のシリアルナンバーが表示されるとともに、洗浄あるいは検査の実施日時、各種の検査結果、ならびに検査結果に基づく合否の判定結果等が表示され、これら表示内容は、制御装置120のRAM123に記憶されるようになっている。
制御装置120には、外部コンピュータ140がLANケーブル141を介して接続され、外部コンピュータ140に、洗浄を行った日時や検査結果等のデータをLANケーブル141を介して転送し、保存できるようになっている。これによって、外部コンピュータ140で、洗浄および検査の履歴を閲覧することができるようになり、また、次の洗浄時期等を報知することが可能となる。
次に実装ヘッド47を洗浄あるいは検査する動作について説明する。実装ヘッド47を洗浄あるいは検査する場合には、部品実装機10のX軸スライド45より実装ヘッド47を取外し、洗浄ユニット90のユニット本体91に装着する。実装ヘッド47の洗浄ユニット90への装着は、部品実装機10に装着する場合と同様にして行える。
具体的には、実装ヘッド47の脚部73をユニット本体91の脚部支承部(76)に係合させるとともに、実装ヘッド47の係合ブロック71および脚部73を、ユニット本体91の上部および下部位置決め用ローラ(75、77)に係合させながら、実装ヘッド47の背面部をユニット本体91の表面部に接近させる。これにより、係合ローラ72により自由状態のプッシャ部材(80)が持ち上げられて、係合ローラ72がプッシャ部材(80)を乗り越え、実装ヘッド47のヘッド本体50の背面部がユニット本体91の表面部に接触される。
これにより、洗浄ユニット90側の供給管路130と実装ヘッド47側の接続管路132とが互いに接続され、洗浄ユニット90のエア供給源101より実装ヘッド47内のエア導入通路133にエアおよびオイルミストを供給できる状態となる。
この状態で、図略の操作部材を操作することにより、くさび作用によってプッシャ部材(80)が下方に押圧され、プッシャ部材(80)が係合ローラ72に係合して、実装ヘッド47の背面が洗浄ユニット90のユニット本体91の表面に圧接され、実装ヘッド47が洗浄ユニット90に位置決めクランプされる。しかる後、洗浄ユニット90と実装ヘッド47との電気系統および通信系統をコネクタ接続し、洗浄・検査の前準備が完了する。
このようにして、実装ヘッド47が洗浄ユニット90に装着され、図略のカバーを閉じると、操作パネル95に実装ヘッド47のシリアルナンバーが表示されるとともに、洗浄モードを実行するか検査モードを実行するかの選択画面が表示される。ここで、例えば、洗浄モードを選択すると、次いで、エアによる洗浄か、オイル(例えばフッ素オイルを含むオイルミスト)による洗浄かの選択画面が表示される。エアによる洗浄を選択し、操作パネル95上のスタートボタンSBを操作すると、エアによる洗浄サイクルが実行される。
なお、エアによる洗浄はオイルによる洗浄に比べて簡便であるため、例えば1ヶ月毎にエアによる洗浄を実施し、例えば3ヶ月毎に潤滑を兼ねたオイルによる洗浄を実施し、必要に応じて、検査モードを実施することが好ましい。これによって、時間を浪費することなく、実装ヘッド47を効果的に洗浄、検査することが可能となる。
エアによる洗浄が選択されると、図9のフローに示すエア洗浄サイクルが実行される。すなわち、ステップ200において、R軸モータ51によってロータリヘッド(R軸)53が原位置に移動され、次いで、ステップ202において、R軸が所定角度(吸着ノズル55がN本とすると、360/N度)インデックスされる。続くステップ204において、各吸着ノズル55に対応して設けられたメカバルブ87がステッピングモータ88により、OFF動作(図5に示す状態)され、負圧エア通路85が閉止される。
次いで、ステップ206において、R軸のインデックスがN回繰り返されたか否かが判断され、N回未満と判断された場合には、上記したステップ202〜206の処理が繰り返される。ステップ206において、R軸のインデックスがN回繰り返されたと判断されると、後述するステップ208に移行する。このような処理によって、各吸着ノズル55に対応するすべてのメカバルブ87がOFF動作され、各吸着ノズル55に通ずるすべての負圧エア通路85が閉止状態にリセットされる。
次いで、ステップ208において、エア・オイル洗浄切替バルブ115が図7の右方(洗浄用エア通路116側)に切替えられるとともに、洗浄・検査経路切替バルブ110が図7の右方に切替えられ、同時に、汚れ吸引バルブ119が図7の右方に切替えられる。これにより、エア供給源101からエア供給通路102に供給されたエアが、エア・オイル洗浄切替バルブ115、洗浄用エア通路116および洗浄・検査経路切替バルブ110を介して、洗浄ユニット90の供給管路130に供給され、実装ヘッド47の接続管路132を介して実装ヘッド47内のエア導入通路133にエアが導入される。同時に、エア供給通路102に供給されたエアは、汚れ吸引バルブ119を介して汚れ吸引ブロア97に供給され、汚れ吸引ブロア97を作動する。
続いて、ステップ210において、部品吸着位置にインデックスされた最初の吸着ノズル55に対応するメカバルブ87が、ステッピングモータ88によって上昇されてON動作され、最初の吸着ノズル55に通ずる負圧エア通路85が開放される。これによって、実装ヘッド47内のエア導入通路133に導入されたエアが、連通路134を介して最初の吸着ノズル55に通ずる負圧エア通路85に供給され、吸着ノズル55の先端より噴出される。
負圧エア通路85に導入された洗浄エアは、ノズル軸54およびメカバルブ87の摺動部にも供給され、電子部品の吸着によって負圧エア通路85内に吸い込んだほこり等が実装ヘッド47内より排除され、ノズル軸54およびメカバルブ87の汚れが洗い流される。吸着ノズル55の先端より噴出されたエアは、汚れ吸引ブロア97によって吸引され、飛散が防止される。
次いで、ステップ212において、Z軸モータ64によって昇降されるノズル作動部材62により、最初の吸着ノズル55を保持したノズル軸54がZ軸方向に所定回数上下運動される。これにより、ノズル軸54の摺動部(ロータリヘッド53との嵌合部)より、ほこりや、ノズル軸54の摺動によって発生した金属粉が、エアによって有効に排除され、ノズル軸54の汚れが洗い流される。その後、ステップ214において、最初の吸着ノズル55に対応したメカバルブ87が再びOFF動作され、負圧エア通路85が閉止される。
次いで、ステップ216において、R軸(ロータリヘッド53)が所定角度(360/N度)インデックスされ、続くステップ218において、R軸のインデックスがN回繰り返されたか否かが判断され、N回未満と判断された場合には、上記したステップ210〜218の処理が繰り返され、2番目、3番目の吸着ノズル55に通ずる負圧エア通路85が開放されて、各負圧エア通路85が順次洗浄される。
そして、ステップ218において、R軸のインデックスがN回繰り返されたと判断されると、すなわち、最後(N番目)の吸着ノズル55に通ずる負圧エア通路85およびノズル軸54やメカバルブ87の洗浄が終了すると、ステップ220に移行し、エア・オイル洗浄切替バルブ115、洗浄・検査経路切替バルブ110および汚れ吸引バルブ119が図7に示す原位置に切替えられ、実装ヘッド47へのエアの供給を停止する。
続いて、ステップ222において、検査用バルブ105が図7の右方に切替えられ、エア供給源101からエア供給通路102に供給されたエアが、検査用バルブ105を介して検査用エア通路106に供給される。検査用エア通路106に供給されたエアは、流量測定センサ108を通過した後、洗浄・検査経路切替バルブ110を介して、洗浄ユニット90の供給管路130に供給され、実装ヘッド47の接続管路132を介して実装ヘッド47内のエア導入通路133に導入される。
続いて、ステップ224において、メカバルブ87がON動作され、このメカバルブ87のON動作により、エア導入通路133に導入されたエアが連通路134を介して負圧エア通路85に供給され、吸着ノズル55より外部に排出される。
この際、流量測定センサ108によって、検査用エア通路106を流通する流量が測定され、測定された流量の情報は制御装置120のRAM123に記憶される。RAM123に記憶された流量の情報は、ROM122に予め登録されている閾値と比較され、測定された流量が閾値を超えている場合には、すなわち、実装ヘッド47内を洗浄した結果、ほこり等が排除され、エアが十分に流通している場合には、エアによる洗浄が良好に行われたものと判断し、合格と判断する。
その後、ステップ226において、メカバルブ87がOFF動作される。次いで、ステップ228において、R軸が所定角度(360/N度)インデックスされ、続くステップ230において、R軸のインデックスがN回繰り返されたか否かが判断され、N回未満と判断された場合には、上記したステップ224〜230を繰り返す。ステップ230において、R軸のインデックスがN回繰り返されたと判断されると、ステップ232に移行し、検査用バルブ105を原位置に切替える。次いで、ステップ234において、操作パネル95に流量測定センサ108にて測定した流量検査結果および合否の判定結果を表示して、エアによる洗浄サイクルを終了する。
しかる後、洗浄済みの実装ヘッド47を洗浄ユニット90より取外し、別の実装ヘッド47を洗浄する場合には、上記したと同様な手順で実装ヘッド47を洗浄ユニット90に装着し、エアによる洗浄を行う場合には、スタートボタンSBを押すだけで、上記した洗浄サイクルが開始される。
一方、別のサイクル(オイルによる洗浄あるいは検査)を実行する場合には、操作パネル95に表示される選択画面を選択することによって、選択されたサイクルが実行される。
図10は、オイルによる洗浄のフローを示すもので、先に示したエアによる洗浄と異なる点は、図9のAの処理(ステップ200〜220)中のステップ208において、エア・オイル洗浄切替バルブ115を上記とは反対に図7の左方(洗浄用オイル通路117側)に切替えること、および上記のステップ220の後に、ステップ302〜324の動作を追加し、その後に、図9のBの処理(ステップ222〜234)を行うようにしたことである。
エア・オイル洗浄切替バルブ115を図7の左方に切替えることにより、メイン通路104に供給されたエアを洗浄用オイル通路117に送り込み、ルブリケータ118によってオイル(フッ素オイル)をミスト状にして実装ヘッド47内に送り込み、負圧エア通路85をオイルミストによって洗浄することができる。なお、それ以外の処理は同じであるため省略する。
追加のステップ302〜324は、負圧エア通路85内にオイル(オイルミスト)を供給すると、オイルが負圧エア通路85内に付着して残存したり、ノズル軸54およびメカバルブ87の摺動部に侵入するため、オイルによる洗浄の後に、負圧エア通路85にエアを供給して実装ヘッド47内に残存するオイルを吹き飛ばすこと、ならびに、その後にアイドリング運転を所定時間(例えば、30秒程度)行って、ノズル軸54およびメカバルブ87の摺動部を残ったオイルによって潤滑するためである。従って、以下においては、主に追加のステップ302〜ステップ324について説明する。
図9に示すように、ステップ208において、エア・オイル洗浄切替バルブ115が図7の左方(洗浄用オイル通路117側)に切替えられ、ステップ210において、メカバルブ87がON動作されると、メイン通路104に供給されたエアが洗浄用オイル通路117に送り込まれ、ルブリケータ118によってオイル(フッ素オイル)をミスト状にして実装ヘッド47内に送り込み、最初の吸着ノズル55に通ずる負圧エア通路85をオイルミストによって洗浄する。
このようにして、最後の吸着ノズル55に通ずる負圧エア通路85のオイルによる洗浄が終了し、図9のAの処理が完了すると、ステップ300において、エア・オイル洗浄切替バルブ115を洗浄用エア通路116側に切替えるとともに、汚れ吸引バルブ119を切替えて汚れ吸引ブロア97を作動させる。次いで、ステップ302において、メカバルブ87がON動作されるとともに、ステップ304において、Z軸モータ64によって、最初の吸着ノズル55を保持したノズル軸54がZ軸方向に所定回数上下運動される。
これにより、最初の吸着ノズル55に通ずる負圧エア通路85にエアが供給され、オイルによる洗浄によって負圧エア通路85や、ノズル軸54およびメカバルブ87の摺動部に付着したオイルが吹き飛ばされて、吸着ノズル55の先端より噴出され、汚れ吸引ブロア97によって吸引される。その後、ステップ306において、最初の吸着ノズル55に対応したメカバルブ87がOFF動作され、負圧エア通路85が閉止される。
次いで、ステップ308において、R軸が所定角度(360/N度)インデックスされ、続くステップ310において、R軸のインデックスがN回繰り返されたか否かが判断される。N回未満と判断された場合には、上記したステップ302〜310が繰り返される。ステップ310において、R軸のインデックスがN回繰り返されたと判断されると、ステップ312に移行し、エア・オイル洗浄切替バルブ115および汚れ吸引バルブ119が図7に示す原位置に切替えられる。
続いて、ステップ314において、最初の吸着ノズル55に対応したメカバルブ87が再びON動作され、次いで、ステップ316、318において、吸着ノズル55を保持したノズル軸54がZ軸用モータ64によって下降および上昇され、アイドリング運転される。これにより、オイルによって、ノズル軸54の摺動部が効果的に潤滑される。その後、ステップ320において、メカバルブ87がOFF動作される。
次いで、ステップ322において、R軸が所定角度インデックスされ、次の吸着ノズル55が部品吸着位置にインデックスされる。そして、続くステップ324において、R軸のインデックスがN回繰り返されたか否かが判断され、N回未満と判断された場合には、上記したステップ314〜324の処理が繰り返される。ステップ324において、R軸のインデックスがN回繰り返されたと判断されると、図9のBの処理(ステップ222〜234)を行って、オイルによる洗浄後の流量検査を実施し、流量測定センサ108にて測定した流量検査結果および合否の判定結果を操作パネル95に表示して、オイルによる洗浄サイクルを終了する。
次に、エアあるいはオイルによって実装ヘッド47内を洗浄した後に、実装ヘッド47の性能を検査する検査モードによる検査サイクルを図11のフローに基づいて説明する。検査モードを実行する場合には、吸着ノズル55の先端よりエアが噴出されないように、すべての吸着ノズル55の先端に蓋135(図2参照)がされる。このため、実装ヘッド47が洗浄ユニット90より一旦取外される。そして、実装ヘッド47を取外した状態で、吸着ノズル55の先端に蓋135が被せられ、しかる後、実装ヘッド47が洗浄ユニット90に再び装着される。
実装ヘッド47が洗浄ユニット90に装着されると、操作パネル95に、実装ヘッド47のシリアルナンバーが表示されるとともに、実行すべきモードが洗浄か検査かの選択画面が表示される。ここで、検査モードを選択し、スタートボタンSBを操作すると、検査モードが実行される。すなわち、図11のフローに示す検査サイクルが実行される。
図11において、ステップ400〜406によって、図9のステップ200〜206で述べたと同様にして、各吸着ノズル55に対応するすべてのメカバルブ87がOFF動作され、各吸着ノズル55に通ずるすべての負圧エア通路85が閉止状態にリセットされる。
次いで、ステップ408において、検査用バルブ105が図7の右方に切替えられる。これにより、エア供給源101からエア供給通路102に供給されたエアが、検査用バルブ105を介して検査用エア通路106に供給される。検査用エア通路106に供給されたエアは、洗浄ユニット90の供給管路130より、実装ヘッド47の接続管路132を介してエア導入通路133に供給される。
続いて、ステップ410において、メカバルブ87がON動作され、部品吸着位置にインデックスされた最初の吸着ノズル55に通ずる負圧エア通路85が開放される。これによって、実装ヘッド47内のエア導入通路133に導入されたエアが、連通路134を介して吸着ノズル55に通ずる負圧エア通路85に供給される。しかしながら、吸着ノズル55には蓋135が被せられて、吸着ノズル55の先端からのエアの噴出が阻止されているため、負圧エア通路85に導入されたエアは、メカバルブ87やノズル軸54の摺動部等を介して外部に漏洩する。かかるエアの漏洩によって、負圧エア通路85中の圧力が変化する。
負圧エア通路85に通ずる検査用エア通路106には、真空圧測定センサ112が接続されているため、負圧エア通路85中のエアの圧力が真空圧測定センサ112によって測定され、測定されたエア圧の情報は制御装置120のRAM123に記憶される。そして、エア圧の情報は、ROM202に予め登録された閾値と比較され、正常か異常が判定される。
次いで、ステップ412、414において、Z軸モータ64が駆動され、最初の吸着ノズル55を保持したノズル軸54がZ軸方向に下降および上昇される。Z軸モータ64によるノズル軸54の下降および上昇に要したZ軸移動時間は、続くステップ416で計測され、RAM123に記憶される。ここで、Z軸移動時間は、ノズル軸54の摺動抵抗に依存し、例えば、ノズル軸54の摺動部にほこり等の異物が侵入しているような場合には、摺動抵抗が大きくなり、Z軸移動時間が長くなる。そして、RAM123に記憶されたZ軸移動時間は、ROM122に予め登録されている閾値と比較され、合否が判定される。
続くステップ418においては、メカバルブ87がOFF動作され、次いで、ステップ420において、R軸(ロータリヘッド53)がR軸モータ51によって所定角度(360/N度)インデックスされる。続くステップ422において、R軸モータ51によるロータリヘッド53のR軸移動時間が計測され、RAM123に記憶される。RAM123に記憶されたR軸移動時間は、ROM122に予め登録されている閾値と比較され、合否が判定される。
次いで、ステップ424において、R軸のインデックスがN回繰り返されたか否かが判断され、N回未満と判断された場合には、上記したステップ410〜420の処理が繰り返され、N回繰り返されたと判断されると、ステップ426において、操作パネル95の表示部125上に、Z軸移動時間およびR軸移動時間、およびそれに基づく合否の判定結果が表示されるとともに、その判定結果に基づいて実装ヘッド47の性能が正常であるか、異常であるかが表示される。
例えば、N本のノズル軸54の1つでも、Z軸移動時間が閾値を逸脱し、合否判定で不合格と判断された場合には、実装ヘッド47が異常と判断される。異常と判断された実装ヘッド47は、洗浄ユニット90より取外された後、異常処置が講ぜられるが。この場合、実装ヘッド47の異常が、どのノズル軸54に起因しているかが検査結果より明らかとなるので、実装ヘッド47の異常の処置を容易に行えるようになる。実装ヘッド47の性能検査としては、Z軸およびR軸の他に、θ軸を追加してもよい。
なお、洗浄ユニット90に実装ヘッド47を装着したまま、吸着ノズル55に蓋135を取付けることができれば、エアあるいはオイルによる洗浄後に実装ヘッド47を取外すことなく、検査サイクルを継続して実施することが可能となる。この場合には、ロータリヘッド53のR軸が既に原位置に移動されており、また、複数の吸着ノズル55にそれぞれ対応するすべてのメカバルブ87がOFF状態に保持されているため、検査サイクルにおけるステップ400〜406の処理を省略することができる。
上記した実施の形態によれば、部品実装機10から取外された実装ヘッド47を、部品実装機10と共通のヘッドクランプ装置96により装着して、実装ヘッド47内の負圧エア通路85にエアあるいはオイルミストを供給し、実装ヘッド47内を洗浄するものであるので、実装ヘッド内の洗浄を簡単かつ効率的に行うことができる。
また、実装ヘッド47の洗浄ユニット90への装着後は、操作パネル95に表示される選択画面に従って操作パネル95を操作するだけで、洗浄モードあるいは検査モード等を選択でき、洗浄サイクルあるいは検査サイクルを容易に実施することができる。
しかも、洗浄ユニット90の洗浄用エア通路116あるいは洗浄用オイル通路117より、実装ヘッド47内の各負圧エア通路85に導入されるエアあるいはオイルによって、負圧エア通路85を洗浄することができる。これにより、部品吸着時等に吸着ノズル55より負圧エア通路85内に吸い込んだほこり等を排除することができるとともに、洗浄後に、検査用バルブ105を切替えて、検査用エア通路106より実装ヘッド47内にエアを導入することにより、検査用エア通路106中に設けた流量測定センサ108によって測定した流量の情報を操作パネル95に表示することができ、操作パネル95に、洗浄結果およびそれに基づく合否等を表示することができる。
上記した実施の形態によれば、負圧エア通路85の洗浄を、エアあるいはオイルによって選択的に行うことができ、例えば、一定の時期毎にエアによる洗浄を行い、数回のエアによる洗浄毎にオイルによる洗浄を行うことにより、実装ヘッド47の効果的な洗浄が可能となる。また、汚れ吸引ブロア97によって、負圧エア通路85の洗浄によって吸着ノズル55より排出される汚れたエアあるいはオイルを、周囲に飛散させなくすることができる。
また、上記した実施の形態によれば、検査サイクル時には、吸着ノズル55からのエアの排出を蓋135によって阻止するようにしたので、ロータリヘッド53内を摺動する吸着ノズル55を保持するノズル軸54や、負圧エア通路への負圧エアの供給および遮断の切替えを行うメカニカル切替バルブ87等の各摺動部からのエアの漏洩等を真空圧測定センサ112によって検査することが可能となる。
さらに、検査サイクル時に、Z軸モータ64によって昇降される吸着ノズル55の昇降移動時間を測定することによって、吸着ノズル55を保持したノズル軸54の摺動抵抗を測定することができ、摺動部へのほこりや金属粉のかみこみ等による異常状態を検査することができる。
上記した実施の形態においては、部品実装機10から取外した実装ヘッド47を、部品実装機10と共通のヘッドクランプ装置96により、洗浄ユニット90に装着する例について述べたが、必ずしも共通のヘッドクランプ装置96である必要はない。
上記した実施の形態においては、複数の吸着ノズル55を保持したロータリヘッド53をインデックス可能に備えた実装ヘッド47内を洗浄する例について述べたが、本発明は、単一の吸着ノズルを有する実装ヘッド47内の洗浄にも適用可能である。
斯様に、本発明は上記した実施の形態で述べた構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の形態を採り得るものである。
10…部品実装機、47…実装ヘッド、51…R軸モータ、53…ロータリヘッド、54…ノズル軸、55…吸着ノズル、59…θ軸モータ、64…Z軸モータ、85…負圧エア通路、87…メカニカル切替バルブ、90…洗浄ユニット、95…操作パネル、96…ヘッドクランプ装置、97…汚れ吸引ブロア、100…流体供給回路、101…エア供給源、105…検査用バルブ、108、112…エア測定手段(流量測定センサ、真空圧測定センサ)、110…洗浄・検査経路切替バルブ、115…エア・オイル洗浄切替バルブ、116…洗浄用エア通路、117…洗浄用オイル通路、118…ルブリケータ、120…制御装置、124…表示部、130、132、133…導入手段(供給管路、接続管路、エア導入通路)、135…蓋。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の特徴は、部品を吸着する吸着ノズルを有する実装ヘッドを洗浄あるいは検査する実装ヘッド洗浄装置であって、部品実装機から取外された前記実装ヘッドを装着するヘッドクランプ装置と、前記ヘッドクランプ装置に装着された前記実装ヘッドの洗浄サイクルや検査サイクルを実行処理する制御装置とを備えることである。
上記した構成によれば、部品実装機から取外された実装ヘッドを、ヘッドクランプ装置によって実装ヘッド洗浄装置に装着できるので、実装ヘッド内の洗浄あるいは検査を簡単かつ効率的に行うことができる。しかも、制御装置によって、洗浄ユニットに装着された実装ヘッドの洗浄サイクルや検査サイクルを実行処理することができる

Claims (10)

  1. 部品を吸着する吸着ノズルを有する実装ヘッドを備え、該実装ヘッド内の負圧エア通路にエアあるいはオイルミストを供給して、前記実装ヘッド内を洗浄する実装ヘッド洗浄装置であって、
    部品実装機から取外された前記実装ヘッドを装着する個所に、前記部品実装機と共通のヘッドクランプ装置を備えた実装ヘッド洗浄装置。
  2. 部品を吸着する吸着ノズルを有する実装ヘッドを備え、該実装ヘッド内の負圧エア通路にエアあるいはミストオイルを供給して、実装ヘッド内を洗浄するようにした実装ヘッド洗浄装置であって、
    前記実装ヘッドを着脱可能に装着する洗浄ユニットを有し、該洗浄ユニットには、
    エア供給源より供給されたエアを洗浄用通路あるいは検査用通路に選択的に供給する切替手段と、
    該切替手段によって選択された洗浄用通路あるいは検査用通路より、前記複数の吸着ノズルに各々接続された前記実装ヘッド内の各負圧エア通路にエアを導入する導入手段と、
    前記検査用通路中に設けられたエア測定手段と、
    を備えてなる実装ヘッド洗浄装置。
  3. 請求項2において、前記エア測定手段によって測定された情報に基づいて、洗浄結果を表示する操作パネルを備えてなる実装ヘッド洗浄装置。
  4. 請求項2または請求項3において、前記エア測定手段は、前記検査用通路を流通するエアの流量を測定する流量測定センサからなっている実装ヘッド洗浄装置。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれか1項において、洗浄用通路は、エアを供給する洗浄エア通路と、オイルミストを供給する洗浄オイル通路からなり、これら洗浄エア通路および洗浄オイル通路を切替えて、前記負圧エア通路にエアあるいはオイルミストを供給するようになっている実装ヘッド洗浄装置。
  6. 請求項2ないし請求項5のいずれか1項において、前記洗浄ユニットは、前記実装ヘッドの前記吸着ノズルより排出される汚れたエアあるいはオイルを吸引する汚れ吸引ブロアを有している実装ヘッド洗浄装置。
  7. 請求項3ないし請求項6のいずれか1項において、前記操作パネルには、前記洗浄ユニットに前記実装ヘッドが装着された際に、前記実装ヘッドを洗浄する洗浄モードと、前記実装ヘッドを検査する検査モードの選択画面が表示され、前記洗浄モードあるいは前記検査モードを選択することにより、洗浄サイクルあるいは検査サイクルが実施されるようになっている実装ヘッド洗浄装置。
  8. 請求項7において、前記検査サイクルの実施時には、前記吸着ノズルよりエアが排出されないように蓋をするようになっている実装ヘッド洗浄装置。
  9. 請求項8において、前記検査用通路には、前記検査用通路内のエア圧を測定する圧力センサが接続され、前記検査サイクルの実施時に、測定したエア圧およびそれに基づく合否の判定結果を、前記操作パネルに表示するようになっている実装ヘッド洗浄装置。
  10. 請求項8において、前記実装ヘッドは、部品を吸着する複数の吸着ノズルを円周上に保持したロータリヘッドをインデックス可能に備え、前記負圧エア通路にエアを供給した状態で、前記ロータリヘッドを順次インデックスするとともに、各インデックス位置において前記各吸着ノズルを昇降させ、これら吸着ノズルの昇降移動時間を測定し、測定した昇降移動時間およびそれに基づく合否の判定結果を、前記操作パネルに表示するようになっている実装ヘッド洗浄装置。
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