JP2016167214A - 情報処理システム及び方法 - Google Patents

情報処理システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016167214A
JP2016167214A JP2015047209A JP2015047209A JP2016167214A JP 2016167214 A JP2016167214 A JP 2016167214A JP 2015047209 A JP2015047209 A JP 2015047209A JP 2015047209 A JP2015047209 A JP 2015047209A JP 2016167214 A JP2016167214 A JP 2016167214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pest
information
processing system
storage means
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015047209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6419607B2 (ja
JP2016167214A5 (ja
Inventor
厚 松野
Atsushi Matsuno
厚 松野
久功 黒木
Hisakatsu Kuroki
久功 黒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2015047209A priority Critical patent/JP6419607B2/ja
Publication of JP2016167214A publication Critical patent/JP2016167214A/ja
Publication of JP2016167214A5 publication Critical patent/JP2016167214A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6419607B2 publication Critical patent/JP6419607B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】少なくとも自身が栽培している農作物についてだけ、病害虫に関する情報を詳細まで把握することを可能にすること。【解決手段】実施形態に係る情報処理システムは、特定の営農者の栽培する農作物名及び当該農作物を栽培する地域の情報を格納する第1の格納手段と、農作物毎に、各地域において発生すると予測される病害虫に関する情報を格納する第2の格納手段と、第1の格納手段に格納される情報及び第2の格納手段に格納される情報に基づいて、営農者が栽培している農作物について発生すると予測される病害虫の発生予報を、当該営農者が農作物を栽培する地域の地図画像と共に表示させる表示手段とを含む。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、情報処理システム及び方法に関する。
一般的に、農業を経営する者(以下、営農者と表記)は、農作物の栽培に悪影響を与え得る病害虫に関する情報を確認しながら、農作物の栽培を行う。病害虫に関する情報としては、農林水産省から配信される予察情報や、各都道府県防除所から配信される予察注意報情報及び警報情報等がある。
しかしながら、予察情報や予察注意報情報、警報情報は、全ての営農者向けに作成されているため、営農者には、自身が栽培している農作物以外の農作物に関する情報も配信されてしまう。また、予察情報、予察注意報情報及び警報情報からは、予察分類、病害虫名、農作物名及び対策情報等は把握することはできるものの、配信される情報がテキストベースであるので、どのような見た目の病害虫であるか、また、防除薬剤の副作用等といった詳細情報を把握することはできないという不都合がある。
このため、上記した不都合を解消し得る新たな技術の実現が望まれている。
特開平11−287871号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、少なくとも自身が栽培している農作物についてだけ、病害虫に関する情報を詳細まで把握することが可能な情報処理システム及び方法を提供することにある。
実施形態に係る情報処理システムは、特定の営農者の栽培する農作物名及び当該農作物を栽培する地域の情報を格納する第1の格納手段と、農作物毎に、前記各地域において発生すると予測される病害虫に関する情報を格納する第2の格納手段と、前記第1の格納手段に格納される情報及び前記第2の格納手段に格納される情報に基づいて、前記営農者が栽培している農作物について発生すると予測される病害虫の発生予報を、当該営農者が前記農作物を栽培する地域の地図画像と共に表示させる表示手段とを具備する。
実施形態に係る情報処理システムのネットワーク構成の一例を示す図。 情報処理システムに備えられる第1のサーバ装置のシステム構成を示す図。 情報処理システムに備えられるクライアントデバイスのシステム構成を示す図。 情報処理システムの機能構成を示すブロック図。 栽培計画DBに格納されている栽培計画データのデータ構造の一例を示す図。 営農者DBに格納されている営農者データのデータ構造の一例を示す図。 病害虫詳細DBに格納されている情報のデータ構造の一例を示す図。 防除薬剤詳細DBに格納されている情報のデータ構造の一例を示す図。 病害虫DBに格納されている病害虫データのデータ構造の一例を示す図。 防除薬剤DBに格納されている防除薬剤データのデータ構造の一例を示す図。 情報処理システムの動作の一例を示すフローチャート。 TV装置に表示されるホーム画面の一例を示す図。 TV装置に表示される選択画面の一例を示す図。 TV装置に表示される病害虫発生予報画面の一例を示す図。 病害虫発生予報画面の別の一例を示す図。 病害虫発生予報画面の更に別の一例を示す図。 病害虫発生予報画面の更に別の一例を示す図。 TV装置に表示される病害虫詳細画面の一例を示す図。 TV装置に表示される防除薬剤リスト画面の一例を示す図。 防除薬剤リスト画面の別の一例を示す図。 TV装置に表示される防除薬剤詳細画面の一例を示す図。 TV装置に表示される決済画面の一例を示す図。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。
図1は、一実施形態に係る情報処理システムのネットワーク構成の一例を示す。本実施形態に係る情報処理システムは、例えば農作物を栽培する際に必要な病害虫に関する情報を確認するために、農業を経営する者(営農者)によって利用される。以下の説明では、情報処理システムを利用する営農者を便宜的にユーザと称する。
図1に示すように、情報処理システムは、第1のサーバ装置10及びクライアントデバイス20を備える。
第1のサーバ装置10は、クライアントデバイス20と例えばインターネット30を介して通信可能に接続される電子機器である。第1のサーバ装置10は、ユーザが栽培している農作物に関する各種データを管理する機能を有する。第1のサーバ装置10は、クライアントデバイス20以外の外部のサーバ装置等と通信可能に接続されていても構わない。
クライアントデバイス20は、ユーザの例えば自宅に設置されているTV装置40と接続可能な電子機器(専用端末)である。クライアントデバイス20は、例えばTV装置40のHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)入力端子に、HDMIケーブルを介して取り外し可能に接続される。クライアントデバイス20は、例えば無線LAN、Bluetooth(登録商標)及びWifi(登録商標)等の無線通信機能によりTV装置40と接続される構成であってもよい。
本実施形態において、TV装置40は、情報処理システムの外部ディスプレイとして使用される表示装置である。情報処理システムは、図示しないリモートコントローラから受信される操作信号に基づいて病害虫に関する各種画面をTV装置40に表示することができる。
図2は、図1に示す情報処理システムに備えられる第1のサーバ装置10のシステム構成を示す。図2に示すように、第1のサーバ装置10は、CPU11、不揮発性メモリ12、主メモリ13、BIOS−ROM14、システムコントローラ15、無線通信デバイス16及びEC17等を備える。
CPU11は、第1のサーバ装置10内の各コンポーネントの動作を制御するプロセッサである。プロセッサは、少なくとも1つの処理回路を含む。CPU11は、ストレージデバイスである不揮発性メモリ12から主メモリ13にロードされる様々なプログラム(ソフトウェア)を実行する。このプログラムには、オペレーティングシステム(OS)及びクライアントデバイス20と連携して病害虫に関する各種データを表示するためのプログラム(以下、サーバ用プログラムと表記)等が含まれる。
CPU11は、BIOS−ROM14に格納されている基本入出力システム(BIOS)も実行する。BIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。
システムコントローラ15は、CPU11のローカルバスと各コンポーネントとの間を接続するデバイスである。システムコントローラ15には、主メモリ13をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。
無線通信デバイス16は、クライアントデバイス20及び外部のサーバ装置(例えば、後述する第2のサーバ装置や第3のサーバ装置)等と無線通信を実行するように構成されたデバイスである。
EC17は、第1のサーバ装置10の電力管理を実行するように構成されたエンベデッドコントローラを含むワンチップマイクロコンピュータである。
図3は、図1に示す情報処理システムに備えられるクライアントデバイス20のシステム構成を示す。図3に示すように、クライアントデバイス20は、CPU21、不揮発性メモリ22、主メモリ23、BIOS−ROM24、システムコントローラ25、グラフィックスコントローラ26、HDMI制御回路27、無線通信デバイス28及びEC29等を備える。
CPU21は、クライアントデバイス20内の各コンポーネントの動作を制御するプロセッサである。プロセッサは、少なくとも1つの処理回路を含む。CPU21は、ストレージデバイスである不揮発性メモリ22から主メモリ23にロードされるプログラムを実行する。このプログラムには、オペレーティングシステム及び第1のサーバ装置10と連携して病害虫に関する各種データを表示するためのプログラム(以下、クライアント用プログラムと表記)等が含まれる。CPU21は、BIOS−ROM24に格納されているBIOSも実行する。
システムコントローラ25は、CPU21のローカルバスと各コンポーネントとの間を接続するデバイスである。システムコントローラ25には、主メモリ23をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。
グラフィクスコントローラ26は、HDMI制御回路27及びHDMI端子(図示せず)を介して、外部ディスプレイとしてのTV装置40にデジタル映像信号を送出する。この場合、サウンドコントローラ(図示せず)がHDMI制御回路27(及びHDMI端子)を介してTV装置40にデジタルオーディオ信号を送出してもよい。
HDMI制御回路27は、TV装置40を含む外部映像機器にデジタル映像信号及びデジタルオーディオ信号をHDMI端子を介して送出するためのインタフェースである。HDMI端子によれば、非圧縮のデジタル映像信号とデジタルオーディオ信号とを1本のケーブルでTV装置40に送出することができる。
無線通信デバイス28は、第1のサーバ装置10と無線通信を実行するように構成されたデバイスである。
EC29は、クライアントデバイス20の電力管理を実行するように構成されたエンベデッドコントローラを含むワンチップマイクロコンピュータである。
図3においては省略されているが、クライアントデバイス20は、リモートコントローラのような外部電子機器からの操作信号を受信するための受信部として機能するインタフェースを備える。このインタフェースは、例えば赤外線受信部であってもよいし、Bluetooth規格に基づく無線通信を実行するデバイスであってもよい。
図4は、情報処理システムの機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、第1のサーバ装置10は、通信処理部101、DB管理部102、栽培計画データベース(DB)103、営農者データベース(DB)104、病害虫詳細データベース(DB)105及び防除薬剤詳細データベース(DB)106等を備えている。
本実施形態において、通信処理部101及びDB管理部102の一部または全ては、上記したCPU11にサーバ用プログラムを実行させること、すなわちソフトウェアによって実現されてもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアによって実現されてもよいし、当該ソフトウェア及びハードウェアの組み合わせ構成として実現されてもよい。
また、本実施形態において、栽培計画DB103、営農者DB104、病害虫詳細DB105及び防除薬剤詳細DB106は、不揮発性メモリ12に格納されているものとする。
情報処理システムを利用するユーザは、上記した病害虫に関する各種データを確認したい場合、リモートコントローラに対する操作を行うことによって、クライアントデバイス20に対して当該病害虫に関する各種データの表示を指示することができる。この場合、クライアントデバイス20は、リモートコントローラからの操作信号に対応する指示内容を第1のサーバ装置10に対して送信する。
通信処理部101は、クライアントデバイス20、第2のサーバ装置50及び第3のサーバ装置60、更には図示しない外部サーバ装置との無線通信を実行する機能部である。通信処理部101は、クライアントデバイス20によって送信された指示内容を受信する。
DB管理部102は、栽培計画DB103、営農者DB104、病害虫詳細DB105及び防除薬剤詳細DB106に格納される各種データを管理するための機能部である。
DB管理部102は、通信処理部101によって受信された指示内容に基づいて、第1のサーバ装置10内の栽培計画DB103及び営農者DB104や、第2のサーバ装置50及び第3のサーバ装置60内の各種DB、更には図示しない外部サーバ装置等から必要なデータを取得する。また、DB管理部102は、第2のサーバ装置50及び第3のサーバ装置60、更には図示しない外部サーバ装置等から取得した各種データに基づいて、病害虫の詳細に関する情報や防除薬剤の詳細に関する情報を生成し、これらを病害虫詳細DB105及び防除薬剤詳細DB106に格納(記録)する。DB管理部102によって取得及び生成されたデータは、通信処理部101を介してクライアントデバイス20に対して送信される。
栽培計画DB103には、農作物を栽培する際に必要な作業が設定された栽培計画を示す栽培計画データが格納される。営農者DB104には、営農者が農作物を栽培している地域を示す営農地域を含む営農者データが格納される。病害虫詳細DB105には、農作物の栽培に悪影響を与え得る病害虫の詳細に関する情報が格納される。防除薬剤詳細DB106には、農作物の栽培に悪影響を与え得る病害虫に有効な防除薬剤の詳細に関する情報が格納される。
ここで、図5〜図8をそれぞれ参照して、第1のサーバ装置10に含まれる各DB103〜106に格納されるデータについて説明する。
図5は、栽培計画DB103に格納される栽培計画データのデータ構造の一例を示す。図5に示すように、栽培計画データは、栽培する農作物毎に、栽培計画において設定された各作業の作業内容及び作業時期を対応付けて含む。農作物名は、栽培する農作物の名称を示す。作業内容は、農作物を栽培する際に必要な作業の内容を示す。作業時期は、対応付けられている作業内容の作業を実施すべき時期(日付)を示す。
図5に示す栽培計画データによれば、農作物Xの栽培計画において、例えば播種の作業を4月10日〜4月20日に実施すべきことが示されている。栽培計画データにおいては、定植、農薬散布(1回目)、収穫初め、追肥(1回目)、農薬散布(2回目)、追肥(2回目)、農薬散布(3回目)及び追肥(3回目)の各作業についても同様に作業時期が示されている。
栽培計画データによって示される栽培計画は、リモートコントローラを操作することによって、ユーザが例えばTV装置40の画面上で作成することができる。このようにTV装置40の画面上で栽培計画が作成された場合、当該栽培計画を示す栽培計画データ(各作業が設定された栽培計画データ)は、クライアントデバイス20から第1のサーバ装置10に送信され、当該第1のサーバ装置10に含まれる栽培計画DB103に格納(登録)される。ユーザは、一旦登録された栽培計画(データ)をTV装置40の画面上で修正(変更)することも可能である。
図6は、営農者DB104に格納される営農者データのデータ構造の一例を示す。図6に示すように、営農者データは、営農者名、営農地域、地図データ及び栽培作物名を対応付けて含む。営農者名は、営農者の名前(氏名)を示す。営農地域は、対応付けられた営農者名により示される営農者が農作物を栽培している地域を示す。地図データは、対応付けられた営農地域を含む都道府県(地域)の地図画像を示す。栽培作物名は、対応付けられた営農者が栽培している農作物の名称を示す。
例えば図6に示す営農者データによれば、A氏が○○県地図画像により示される○○県○○○市にて農作物Xを栽培していることが示されている。
なお、営農者データは、クライアントデバイス20が購入されて、初めてクライアントデバイス20が起動されたときに、ユーザがリモートコントローラを操作することによってTV装置40の画面上で設定される。
図7は、病害虫詳細DB105に格納される情報のデータ構造の一例を示す。図7に示すように、病害虫の詳細に関する情報は、病害虫名、対象作物名、病害虫画像データ、病害虫概要テキストデータ、防除対策テキストデータ、発生地域、予察種別、予察分類及び病害虫詳細データを対応付けて含む。なお、病害虫の詳細に関する情報に含まれる各種データのうち、病害虫詳細データを除いた各種データについては、後述する病害虫DB502に格納される病害虫データに含まれる各種データと同様であるので、ここではその詳しい説明を省略する。病害虫詳細データは、主に、図示しない外部サーバ装置等から取得されるデータであり、病害虫概要テキストデータにより示される病害虫の概要よりも当該病害虫について詳しく説明された病害虫詳細テキストデータや、病害虫画像データとは異なる様々な角度から撮影された当該病害虫の画像を示す病害虫詳細画像データ等を含むデータである。
図8は、防除薬剤詳細DB106に格納される情報のデータ構造の一例を示す。図8に示すように、防除薬剤の詳細に関する情報は、防除薬剤名、対象病害虫名、防除薬剤画像データ、有効成分テキストデータ、使用方法テキストデータ及び防除薬剤詳細データを対応付けて含む。なお、防除薬剤の詳細に関する情報に含まれる各種データのうち、防除薬剤詳細データを除いた各種データについては、後述する防除薬剤DB602に格納される防除薬剤データに含まれる各種データと同様であるので、ここではその詳しい説明を省略する。防除薬剤詳細データは、主に、図示しない外部サーバ装置等から取得されるデータであり、使用方法テキストデータにより示される防除薬剤の使用方法よりも当該使用方法について詳しく説明された使用方法詳細テキストデータ等を含むデータである。
再び図4の説明に戻る。図4に示すように、クライアントデバイス20は、通信処理部201、表示処理部202及び操作受付部203等を備えている。
本実施形態において、通信処理部201、表示処理部202及び操作受付部203の一部または全ては、上記したCPU21にクライアント用プログラムを実行させること、すなわちソフトウェアによって実現されてもよいし、IC等のハードウェアによって実現されてもよいし、当該ソフトウェア及びハードウェアの組み合わせ構成として実現されてもよい。
通信処理部201は、第1のサーバ装置10からクライアントデバイス20に対して送信されたデータを受信する。
表示処理部202は、クライアントデバイス20内部に予め用意されている表示画面データ、通信処理部201によって受信されたデータに基づいて、各種表示画面を生成する。表示処理部202は、生成された表示画面をTV装置40に表示する。
操作受付部203は、ユーザによるリモートコントローラに対する操作を受け付けるための機能部である。操作受付部203は、リモートコントローラに対するユーザの操作に応じて、当該操作(信号)に対応する指示(内容)を受け付ける。操作受付部203によって受け付けられた指示は、通信処理部201を介して第1のサーバ装置10に対して送信される。或いは、操作受付部203によって受け付けられた指示は、表示処理部202に対して送信される。
また、図4に示すように、第2のサーバ装置50は、通信処理部501及び病害虫データベース(DB)502等を備えている。
本実施形態において、通信処理部301は、第2のサーバ装置50に含まれる図示しないCPUに第2のサーバ装置50用のプログラムを実行させること、すなわちソフトウェアによって実現されてもよいし、IC等のハードウェアによって実現されてもよいし、当該ソフトウェア及びハードウェアの組み合わせ構成として実現されてもよい。
通信処理部501は、第1のサーバ装置10を介してクライアントデバイス20から受けた指示にしたがって、病害虫DB502に格納されるデータを送信する。
病害虫DB502には、農作物の栽培に悪影響を与え得る病害虫に関する病害虫データが格納される。
ここで、図9を参照して、第2のサーバ装置50に含まれる病害虫DB502に格納されるデータについて説明する。
図9は、病害虫DB502に格納される病害虫データのデータ構造の一例を示す。病害虫データは、病害虫名、対象作物名、病害虫画像データ、病害虫概要テキストデータ、防除対策テキストデータ、発生地域、予察種別及び予察分類を対応付けて含む。病害虫名は、農作物の栽培に悪影響を与え得る病害虫の名称を示す。対象作物名は、対応付けられた病害虫名により示される病害虫によって悪影響が与えられる農作物の名称を示す。病害虫画像データは、対応付けられた病害虫名により示される病害虫の(見た目を示す)画像を示す。病害虫概要テキストデータは、対応付けられた病害虫名により示される病害虫による被害の様子を説明したテキストを示す。防除対策テキストデータは、対応付けられた病害虫名により示される病害虫への防除対策を説明したテキストを示す。発生地域は、対応付けられた病害虫名により示される病害虫が発生すると予想される地域を示す。予察種別は、対応付けられた病害虫名により示される病害虫によってどの程度の被害が予想されるか(警戒レベル)を示す。予察分類は、対応付けられた病害虫名により示される病害虫が病気であるか或いは害虫であるかを示す。
なお、第2のサーバ装置50は、農林水産省や各都道府県の防除所等によって管理される外部サーバ装置である。
再び図4の説明に戻る。図4に示すように、第3のサーバ装置60は、通信処理部601及び防除薬剤データベース(DB)602等を備えている。
本実施形態において、通信処理部601は、第3のサーバ装置60に含まれる図示しないCPUに第3のサーバ装置60用のプログラムを実行させること、すなわちソフトウェアによって実現されてもよいし、IC等のハードウェアによって実現されてもよいし、当該ソフトウェア及びハードウェアの組み合わせ構成として実現されてもよい。
通信処理部601は、第1のサーバ装置10を介してクライアントデバイス20から受けた指示にしたがって、防除薬剤DB602に格納されるデータを送信する。
防除薬剤DB602には、農作物の栽培に悪影響を与え得る病害虫に有効な防除薬剤に関する防除薬剤データが格納される。
ここで、図10を参照して、第3のサーバ装置60に含まれる防除薬剤DB602に格納されるデータについて説明する。
図10は、防除薬剤DB602に格納される薬剤データのデータ構造の一例を示す。防除薬剤データは、防除薬剤名、対象病害虫名、防除薬剤画像データ、有効成分テキストデータ及び使用方法テキストデータを対応付けて含む。防除薬剤名は、防除薬剤の名称を示す。対象病害虫名は、対応付けられた防除薬剤名により示される防除薬剤が有効な病害虫の名称を示す。防除薬剤画像データは、対応付けられた防除薬剤名により示される防除薬剤の(見た目を示す)画像を示す。有効成分テキストデータは、対応付けられた防除薬剤名により示される防除薬剤の有効成分を説明したテキストを示す。使用方法テキストデータは、対応付けられた防除薬剤名により示される防除薬剤の使用方法を説明したテキストを示す。
なお、第3のサーバ装置60は、農業管理組合等によって管理される外部サーバ装置である。
次に、図11のフローチャート及び図12〜図22の画面例を参照して、以上のように構成された情報処理システムの動作の一例について説明する。但し、ここでは、各種DB103〜106,502,602には、図5〜図10にそれぞれ示した各種データがそれぞれ格納される又は格納されているものとする。更に、ここでは、ユーザ(営農者)が1種類の農作物に関し、1種類の品種だけを栽培している場合を想定する。
まず、クライアントデバイス20が起動されると、TV装置40には、図12に示すホーム画面が表示される(ブロックB1)。このホーム画面には、例えばクライアントデバイス20を起動した当日の天気の実績データ(日付、時間帯別の天気及び気温等)と共に、それぞれ異なる番号が割り当てられた複数の項目(ボタン)が表示される。ユーザは、リモートコントローラに設けられている所望の番号のボタンを押下する操作を行うことによって、当該番号が割り当てられた項目に対応する指示をクライアントデバイス20に対してすることができる。以下では、上記した複数の項目のうち「病害虫」の項目に対応する番号(ここでは、「3」)のボタンがユーザによって押下された場合の動作について説明する。
続いて、クライアントデバイス20内の操作受付部203は、「病害虫」の項目に対応する番号のボタンがユーザによって押下されたことを検出すると、図13に示す選択画面を生成して、TV装置40に表示させるよう表示処理部202に指示する。表示処理部202は、操作受付部203からの指示にしたがって、上述した表示画面データに基づいて、上記した選択画面を生成し、これをTV装置40に表示させる(ブロックB2)。この選択画面には、例えば病害虫の詳細を検索するための項目(図13中の「検索」の項目に相当)や、病害虫の発生予報を閲覧するための項目(図13中の「病害虫予報」の項目に相当)が表示される。以下では、「病害虫予報」の項目に対応する番号(ここでは、「2」)のボタンがユーザによって押下された場合の動作について説明する。
次に、クライアントデバイス20内の操作受付部203は、「病害虫予報」の項目に対応する番号のボタンがユーザによって押下されたことを検出すると、通信処理部201を介して、「病害虫予報」の項目がユーザによって指定されたことを第1のサーバ装置10に通知する(ブロックB3)。
続いて、第1のサーバ装置10内のDB管理部102は、通信処理部101を介して、クライアントデバイス20からの「病害虫予報」の項目がユーザによって指定されたことを示す通知を受けると、当該通知にしたがって、栽培計画DB103に格納された栽培計画データと、営農者DB104に格納された営農者データとをそれぞれ取得する(ブロックB4)。また、DB管理部102は、取得された営農者データにより示される栽培作物(或いは、取得された栽培計画データにより示される栽培作物)に関する病害虫データを、第2のサーバ装置50内の病害虫DB502から取得し、更には、当該栽培作物に関する病害虫詳細データを図示しない外部サーバ装置等から取得し、取得した各種データに基づいて病害虫の詳細に関する情報、すなわち、病害虫詳細DB105に格納する情報を生成する処理を実行する(ブロックB5)。更に、DB管理部102は、取得された病害虫データにより示される病害虫に関する防除薬剤データを、第3のサーバ装置60内の防除薬剤DB602から取得し、更には、当該防除薬剤に関する防除薬剤詳細データを図示しない外部サーバ装置等から取得し、取得した各種データに基づいて防除薬剤の詳細に関する情報、すなわち、防除薬剤詳細DB106に格納する情報を生成する処理を実行する(ブロックB6)。なお、取得された各種データは、第1のサーバ装置10内の図示しないメモリ等に適宜記録されてもよい。
DB管理部102は、通信処理部101を介して、ブロックB4〜B6の処理により取得及び生成した各種データをクライアントデバイス20に対して送信する(ブロックB7)。
次に、クライアントデバイス20内の表示処理部202は、通信処理部201を介して、第1のサーバ装置10によって取得及び生成された栽培計画データ、営農者データ、病害虫の詳細に関する情報及び防除薬剤の詳細に関する情報を受信すると、当該営農者データ及び当該病害虫の詳細に関する情報に基づいて、病害虫の発生予報を示す画面(以下、病害虫発生予報画面と表記)を生成し、これをTV装置40に表示させる(ブロックB8)。なお、受信された各種データは、クライアントデバイス20内の図示しないメモリ等に適宜記録されてもよい。
具体的には、表示処理部202は、営農者データにより示される地図画像を描画し、当該地図画像上に、営農者データにより示されるユーザの営農地域(現在地)に現在地を示すアイコンを付加する。後述する図14では、地図画像上の○○○市内に現在地を示すアイコンI1が付加されている場合を示す。更に、表示処理部202は、上記した地図画像のうち、病害虫の詳細に関する情報により示される病害虫名の病害虫が発生すると予報されている地域を、当該病害虫が発生しないと思われる地域と判別可能なように色付けする。このとき、表示処理部202は、病害虫の詳細に関する情報により示される予察種別にしたがって、上記した病害虫が発生すると予報されている地域毎に、病害虫の発生予報レベルが予報レベル、注意報レベル或いは警報レベルのいずれであるかを判別可能なように色付けする(例えば、予報レベルの地域を青色、注意報レベルの地域を黄色、警報レベルの地域を赤色にする等)。なお、病害虫発生予報画面がTV装置40に少なくとも一度表示された後の処理ではあるが、表示処理部202は、病害虫の詳細に関する情報により示される予察分類にしたがって、リモートコントローラに備え付けられたキーがユーザによって操作されることによりカーソルが合わせられている地域において発生すると予報されている病害虫が病気或いは害虫のどちらであるかを判別可能なアイコンを付加する。後述する図14では、害虫を示すアイコンI2が付加されている場合を示す。以上の処理により、例えば図14に示す病害虫発生予報画面が生成され、TV装置40に表示される。
図14に示す病害虫発生予報画面によれば、ユーザは、農作物Xに関し、○○県のうち、自身が農作物Xを栽培している○○○市に害虫に分類される病害虫Aが注意報レベルで発生すると予報されていることを簡単に把握することができる。また、ユーザは、農作物Xに関し、○○県のうち、○○○市以外のA地域〜D地域にも病害虫が発生してしまっていることを簡単に把握することができる。なお、ユーザは、図14に示す病害虫発生予報画面上で、リモートコントローラに備え付けられたキーを操作することにより、例えば図15に示すように、現在カーソルが合わせられている地域(例えば、○○○市)以外の地域(例えば、A地域〜D地域)において、農作物Xに悪影響を与え得るどんな病害虫が発生すると予報されているかを把握することもできる。図15に示す病害虫発生予報画面によれば、ユーザは、農作物Xに関し、○○県のうちのA地域に害虫に分類される病害虫Aが注意報レベルで、病気に分類される病害虫Cが予報レベルで発生すると予報されていることを簡単に把握することができる。
なお、本動作例では、ユーザが1種類の農作物に関し、1種類の品種だけを栽培している場合を想定しているが、例えばユーザが1種類の農作物について、複数種類の品種を栽培している場合、図14に示す病害虫発生予報画面上の品種選択の項目に対応する番号(ここでは、「0」)のボタンがユーザによって押下されることで、表示処理部202は、品種を選択可能な画面をTV装置40に表示させ、当該画面において所定の品種がユーザの操作により選択されることで、当該所定の品種に関する病害虫発生予報画面をTV装置40に表示させることもできる。
同様に、ユーザが複数種類の農作物を栽培している場合、図14では図示していない農作物選択の項目に対応する番号のボタンがユーザによって押下されることで、表示処理部202は、農作物の種類を選択可能な画面をTV装置40に表示させ、当該画面において所定の農作物がユーザの操作により選択されることで、当該所定の農作物に関する病害虫発生予報画面をTV装置40に表示させることもできる。
更に、ユーザが複数種類の農作物を栽培している場合、自身が栽培する全ての農作物に関する病害虫発生予報画面をTV装置40に表示させたいという要望が考えられる。このため、図14では図示していない一括選択の項目に対応する番号のボタンがユーザによって押下されることで、表示処理部202は、ユーザが栽培している全ての農作物に関する病害虫発生予報画面をTV装置40に表示させてもよい。この場合、病害虫発生予報画面が煩雑になるのを緩和するために、例えば図16に示すように、ユーザが栽培している農作物毎に、発生すると予報されている病害虫名を示したリストL1を地図画像と共に表示させてもよい。
また、上述ではユーザが栽培している農作物に関する病害虫発生予報画面をTV装置40に表示させる場合(いわゆる、個別予察)について説明したが、ユーザが栽培している農作物に関する病害虫の詳細に関する情報だけでなく、病害虫DB502に格納されている全ての病害虫データを第1のサーバ装置10に取得させて、これら病害虫データに基づき病害虫の詳細に関する情報を第1のサーバ装置10に生成させておくことで、例えば図17に示すように、ユーザが栽培している農作物以外の農作物についても病害虫の発生予報を示す病害虫発生予報画面(いわゆる、全体予察)をTV装置40に表示させることができる。この場合、図16に示す場合と同様に、病害虫発生予報画面が煩雑になるのを緩和するために、例えば図17に示すように、農作物毎に、発生すると予報されている病害虫名を示したリストL2を地図画像と共に表示させてもよい。図17に示す病害虫発生予報画面によれば、ユーザは、自身の営農地域を含む○○県において、種々様々な農作物に関し、発生すると予報されている病害虫を簡単に把握することができる。
以下では、図14に示す病害虫発生予報画面上で、病害虫Aの項目に対応する番号(ここでは、「1」)のボタンがユーザによって押下された場合の動作について説明する。
再び図11の説明に戻る。クライアントデバイス20内の操作受付部203は、図14に示す病害虫発生予報画面上で、病害虫Aの項目に対応する番号のボタンがユーザによって押下されたことを検出すると、表示処理部202に対して、病害虫Aの詳細を示す画面(以下、病害虫詳細画面と表記)を生成するよう指示する。表示処理部202は、操作受付部203からの指示にしたがって、上記したブロックB8の処理において受信された病害虫の詳細に関する情報に基づいて、病害虫詳細画面を生成し、これをTV装置40に表示させる(ブロックB9)。
具体的には、表示処理部202は、病害虫の詳細に関する情報により示される病害虫Aの画像と、病害虫の詳細に関する情報により示される病害虫Aの概要(病害虫Aによる被害の様子)を示すテキストと、病害虫Aに対する防除対策を示すテキストとを含む病害虫詳細画面を生成する。これにより、例えば図18に示す病害虫詳細画面が生成され、TV装置40に表示される。なお、図18では、病害虫Aの画像と、病害虫Aの概要を示すテキストと、病害虫Aに対する防除対策を示すテキストとが病害虫詳細画面に含まれている場合を例示したが、この病害虫詳細画面には、病害虫A詳細データにより示される病害虫Aの生態を詳細に示すテキストや画像が更に含まれていてもよい。
図18に示す病害虫詳細画面によれば、ユーザは、病害虫Aの見た目と、病害虫Aが発生したことにより生じる悪影響と、病害虫Aに対する防除対策とを簡単に把握することができる。以下では、図18に示す病害虫詳細画面上で、防除薬剤リストの項目に対応する番号(ここでは、「0」)のボタンがユーザによって押下された場合の動作について説明する。
続いて、クライアントデバイス20内の操作受付部203は、図18に示す病害虫詳細画面上で、防除薬剤リストの項目に対応する番号のボタンがユーザによって押下されたことを検出すると、表示処理部202に対して、病害虫Aに対して有効な防除薬剤のリストを示す画面(以下、防除薬剤リスト画面と表記)を生成するよう指示する。表示処理部202は、操作受付部203からの指示にしたがって、上記したブロックB8の処理において受信された病害虫の詳細に関する情報及び防除薬剤の詳細に関する情報に基づいて、防除薬剤リスト画面を生成し、これをTV装置40に表示させる(ブロックB10)。
具体的には、表示処理部202は、病害虫の詳細に関する情報により示される病害虫Aの概要を示すテキストと、防除薬剤の詳細に関する情報により示される病害虫Aに対して有効な防除薬剤名と、防除薬剤の詳細に関する情報により示される病害虫Aに対して有効な防除薬剤の画像とを含む防除薬剤リスト画面を生成する。これにより、例えば図19に示す防除薬剤リスト画面が生成され、TV装置40に表示される。
図19に示す防除薬剤リスト画面によれば、ユーザは、病害虫Aが発生したことにより生じる悪影響と、当該悪影響を与え得る病害虫Aに対して有効な防除薬剤の名称及び見た目を簡単に把握することができる。なお、ユーザは、図19に示す防除薬剤リスト画面上で、リモートコントローラに備え付けられたキーを操作することにより、例えば図20に示すように、1画面には収まりきらなかった防除薬剤の名称と当該防除薬剤の画像とをTV装置40に表示させることもできる。以下では、図19に示す防除薬剤リスト画面上で、防除薬剤Aの項目に対応する番号(ここでは、「1」)のボタンがユーザによって押下された場合の動作について説明する。
次に、クライアントデバイス20内の操作受付部203は、図19に示す防除薬剤リスト画面上で、防除薬剤Aの項目に対応する番号のボタンがユーザによって押下されたことを検出すると、表示処理部202に対して、防除薬剤Aの詳細を示す画面(以下、薬剤詳細画面)を生成するよう指示する。表示処理部202は、操作受付部203からの指示にしたがって、上記したブロックB8の処理において受信された防除薬剤の詳細に関する情報に基づいて、防除薬剤詳細画面を生成し、これをTV装置40に表示させる(ブロックB11)。
具体的には、表示処理部202は、防除薬剤の詳細に関する情報により示される防除薬剤Aの画像と、防除薬剤の詳細に関する情報により示される防除薬剤Aの有効成分を示すテキストと、防除薬剤の詳細に関する情報により示される防除薬剤Aの使用方法を示すテキストとを含む防除薬剤詳細画面を生成する。これにより、例えば図21に示す防除薬剤詳細画面が生成され、TV装置40に表示される。なお、図21では、防除薬剤Aの画像と、防除薬剤Aの有効成分を示すテキストと、防除薬剤Aの使用方法を示すテキストとが防除薬剤詳細画面に含まれている場合を例示したが、この防除薬剤詳細画面には、防除薬剤A詳細データにより示される防除薬剤Aの使用方法を詳細に示すテキストや画像が更に含まれていてもよい。
図21に示す防除薬剤詳細画面によれば、ユーザは、病害虫Aに対して有効な防除薬剤Aの見た目と、有効成分と、その使用方法とを簡単に把握することができる。これにより、ユーザは、防除薬剤を使用(購入)する前に、例えば有効成分に基づいて、当該防除薬剤を使用したことによる副作用等を把握することができる。以下では、図21に示す防除薬剤詳細画面上で、購入の項目に対応する番号(ここでは、「0」)のボタンがユーザによって押下された場合の動作について説明する。
クライアントデバイス20内の操作受付部203は、図21に示す防除薬剤詳細画面上で、購入の項目に対応する番号のボタンがユーザによって押下されたことを検出すると、表示処理部202に対して、防除薬剤Aを購入するための決済画面を生成するように指示する。表示処理部202は、操作受付部203からの指示にしたがって、上述した表示画面データに基づいて、図22に示す防除薬剤Aを購入するための決済画面を生成し、これをTV装置40に表示させる(ブロックB12)。
ユーザは、図22に示す決済画面上で、「はい」の項目に対応する番号(ここでは、「1」)のボタンを押下することによって、病害虫Aに対して有効な防除薬剤Aを購入することができる。
以上のように、ユーザは、病害虫に関する情報の確認から病害虫に対して有効な防除薬剤の購入までを一連の処理により行うことができる。
以上説明した一実施形態によれば、情報処理システムは、第1のサーバ装置10内のDBにおいて管理されている栽培計画データ及び営農者データに基づいて、営農者自身が栽培している農作物に関する病害虫の詳細に関する情報だけを生成し、当該生成した情報に基づいて病害虫発生予報画面を生成し、これをTV装置40に表示させる構成を備えている。これにより、営農者は、自身が栽培している農作物についてだけ、病害虫に関する情報を簡単に把握することが可能になる。
また、本実施形態に係る情報処理システムによれば、営農者の操作に応じて、営農者が栽培している農作物だけに関する病害虫発生予報画面から、営農者が営農している都道府県(地域)で栽培されている全農作物に関する病害虫発生予報画面に切り替えることができるので、様々な営農者の嗜好に合わせることが可能である。
更に、本実施形態に係る情報処理システムによれば、防除薬剤DB602に格納されている防除薬剤データに基づき防除薬剤の詳細に関する情報を生成して、防除薬剤の詳細を示す防除薬剤詳細画面をTV装置40に表示させることができるので、営農者は、防除薬剤の有効成分や使用方法、副作用等を簡単に把握することができる。
また、本実施形態に係る情報処理システムによれば、TV装置40に病害虫発生予報画面を表示させる処理から、病害虫発生予報画面により発生すると予報された病害虫に有効な防除薬剤を購入する処理までを一連の処理として実行することができるので、営農者は、自身が栽培している農作物に悪影響を与え得る病害虫に有効な防除薬剤を保持していなかったとしても、当該防除薬剤を簡単に購入することが可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…第1のサーバ装置、11…CPU、12…不揮発性メモリ、13…主メモリ、14…BIOS−ROM、15…システムコントローラ、16…無線通信デバイス、17…EC、20…クライアントデバイス、21…CPU、22…不揮発性メモリ、23…主メモリ、24…BIOS−ROM、25…システムコントローラ、26…グラフィクスコントローラ、27…HDMI制御回路、28…無線通信デバイス、29…EC、30…インターネット、40…TV装置、50…第2のサーバ装置、60…第3のサーバ装置、101…通信処理部、102…DB管理部、103…栽培計画DB、104…営農者DB、105…病害虫詳細DB、106…防除薬剤詳細DB、201…通信処理部、202…表示処理部、203…操作受付部、501…通信処理部、502…病害虫DB、601…通信処理部、602…防除薬剤DB。

Claims (11)

  1. 特定の営農者の栽培する農作物名及び当該農作物を栽培する地域の情報を格納する第1の格納手段と、
    農作物毎に、前記各地域において発生すると予測される病害虫に関する情報を格納する第2の格納手段と、
    前記第1の格納手段に格納される情報及び前記第2の格納手段に格納される情報に基づいて、前記営農者が栽培している農作物について発生すると予測される病害虫の発生予報を、当該営農者が前記農作物を栽培する地域の地図画像と共に表示させる表示手段と
    を具備する情報処理システム。
  2. 前記表示手段は、前記第2の格納手段に格納される情報に基づいて、前記営農者が栽培している農作物を含む複数の農作物について発生すると予測される病害虫の発生予報を、前記地図画像と共に更に表示させる、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記病害虫に関する情報は、発生すると予測される病害虫への警戒レベルを更に示し、
    前記表示手段は、前記第2の格納手段に格納される情報に基づいて、前記発生予報を、前記警戒レベルがどの程度であるかを判別可能なようにして、前記地図画像と共に表示させる、請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記表示手段は、前記地図画像に含まれる各地域を、前記警戒レベルに応じた色にすることで、当該警戒レベルがどの程度であるかを判別可能にして前記発生予報を表示させる、請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記病害虫に関する情報は、発生すると予測される病害虫が害虫又は病気のどちらであるかを更に示し、
    前記表示手段は、前記第2の格納手段に格納される情報に基づいて、前記発生予報を、前記発生すると予測される病害虫が害虫又は病気のどちらであるかを判別可能なようにして、前記地図画像と共に表示させる、請求項1に記載の情報処理システム。
  6. 前記表示手段は、前記地図画像に含まれる各地域に、害虫を示す害虫アイコン又は病気を示す病気アイコンを付加して、前記発生予報を表示させる、請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記病害虫に関する情報は、病害虫の画像と、当該病害虫による被害の様子を示す第1のテキストと、当該病害虫への防除対策を示す第2のテキストとを更に示し、
    前記表示手段は、前記第2の格納手段に格納される情報に基づいて、発生すると予測される病害虫の画像と、当該病害虫についての第1のテキストと、当該病害虫についての第2のテキストとを含む病害虫詳細画面を更に表示させる、請求項1に記載の情報処理システム。
  8. 病害虫に対して有効な防除薬剤に関する情報を格納する第3の格納手段
    を更に具備し、
    前記表示手段は、前記第3の格納手段に格納される情報に基づいて、発生すると予測される病害虫に対して有効な防除薬剤の名称、画像、有効成分を示す第3のテキスト及び使用方法を示す第4のテキストを含む薬剤詳細画面を更に表示させる、請求項1に記載の情報処理システム。
  9. 前記表示手段は、前記表示される薬剤詳細画面に含まれる薬剤を購入可能な決済画面を更に表示させる、請求項8に記載の情報処理システム。
  10. 前記表示手段は、前記情報処理システムと通信可能に接続されるTV装置に各種データを表示させる、請求項1に記載の情報処理システム。
  11. 特定の営農者の栽培する農作物名及び当該農作物を栽培する地域の情報を格納する第1の格納手段と、農作物毎に、前記各地域において発生すると予測される病害虫に関する情報を格納する第2の格納手段とを含む情報処理システムに適用される方法であって、
    前記第1の格納手段に格納される情報及び前記第2の格納手段に格納される情報に基づいて、前記営農者が栽培している農作物について発生すると予測される病害虫の発生予報を、当該営農者が前記農作物を栽培する地域の地図画像と共に表示させること
    を具備する方法。
JP2015047209A 2015-03-10 2015-03-10 情報処理システム及び方法 Active JP6419607B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015047209A JP6419607B2 (ja) 2015-03-10 2015-03-10 情報処理システム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015047209A JP6419607B2 (ja) 2015-03-10 2015-03-10 情報処理システム及び方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016167214A true JP2016167214A (ja) 2016-09-15
JP2016167214A5 JP2016167214A5 (ja) 2017-08-24
JP6419607B2 JP6419607B2 (ja) 2018-11-07

Family

ID=56897681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015047209A Active JP6419607B2 (ja) 2015-03-10 2015-03-10 情報処理システム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6419607B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108021948A (zh) * 2017-12-27 2018-05-11 深圳春沐源控股有限公司 一种病虫害的巡检方法及装置
JPWO2019106733A1 (ja) * 2017-11-29 2020-11-26 株式会社オプティム 生育状況または病害虫発生状況の予測システム、方法およびプログラム
JP2022041805A (ja) * 2020-09-01 2022-03-11 シェルパ スペース インコーポレイテッド 病虫害進行度に応じた最適防除レシピ提供装置及び方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11287871A (ja) * 1998-03-31 1999-10-19 Ntt Data Corp 病害虫の発生予察及び情報提供のためのシステム並びに方法
JP2002215717A (ja) * 2001-01-15 2002-08-02 Mitsui & Co Ltd 農業ビジネス支援システム
JP2003115950A (ja) * 2001-10-05 2003-04-18 Sagin Computer Service Co Ltd 農業情報配信システム
JP2006115704A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Hitachi Software Eng Co Ltd 病害虫防除管理方法及びシステム並びにプログラム
JP2006146656A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Natl Fedelation Of Agricult Coop Assoc 営農指導支援システム
JP2007073073A (ja) * 2006-11-27 2007-03-22 Fujitsu Ltd 病害虫の対応策情報提供方法、プログラム、記録媒体及びシステム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11287871A (ja) * 1998-03-31 1999-10-19 Ntt Data Corp 病害虫の発生予察及び情報提供のためのシステム並びに方法
JP2002215717A (ja) * 2001-01-15 2002-08-02 Mitsui & Co Ltd 農業ビジネス支援システム
JP2003115950A (ja) * 2001-10-05 2003-04-18 Sagin Computer Service Co Ltd 農業情報配信システム
JP2006115704A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Hitachi Software Eng Co Ltd 病害虫防除管理方法及びシステム並びにプログラム
JP2006146656A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Natl Fedelation Of Agricult Coop Assoc 営農指導支援システム
JP2007073073A (ja) * 2006-11-27 2007-03-22 Fujitsu Ltd 病害虫の対応策情報提供方法、プログラム、記録媒体及びシステム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2019106733A1 (ja) * 2017-11-29 2020-11-26 株式会社オプティム 生育状況または病害虫発生状況の予測システム、方法およびプログラム
JP7300796B2 (ja) 2017-11-29 2023-06-30 株式会社オプティム 生育状況または病害虫発生状況の予測システム、方法およびプログラム
CN108021948A (zh) * 2017-12-27 2018-05-11 深圳春沐源控股有限公司 一种病虫害的巡检方法及装置
JP2022041805A (ja) * 2020-09-01 2022-03-11 シェルパ スペース インコーポレイテッド 病虫害進行度に応じた最適防除レシピ提供装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6419607B2 (ja) 2018-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20190046841A (ko) 정보 처리 장치 및 정보 처리 시스템
JP2020529670A (ja) 農業管理のためのデバイス
JP5657901B2 (ja) 農作物モニタリング方法、農作物モニタリングシステム及び農作物モニタリング装置
WO2015153779A1 (en) Systems, methods, and apparatuses for agricultural data collection, analysis, and management via a mobile device
JP2009028005A (ja) 情報提示装置、情報提示方法、コンピュータプログラム、農業教示システム、農業教示方法
JP6419607B2 (ja) 情報処理システム及び方法
JP2008016018A (ja) 農薬使用可否判定プログラム及び使用可能農薬提示プログラム
KR101451200B1 (ko) 농작물 병해충 진단 시스템
JP2016162347A (ja) 栽培計画管理システム及び方法
US11145009B2 (en) Method for supporting a user in an agricultural activity
JP6449550B2 (ja) 畜産動物管理システム
JP6486722B2 (ja) 商品購入システム及び方法
JP6246243B2 (ja) サーバ装置、作業依頼システム、作業依頼方法、及びプログラム
JP2006302185A (ja) 適合農薬判定携帯端末機、適合農薬判定システム、適合農薬判定方法
Rossi et al. Sharing decision-making tools for pest management may foster implementation of Integrated Pest Management
JP2019191972A (ja) 農作業支援システム、サーバ装置、管理者端末装置及び携帯端末
KR101491830B1 (ko) 농작물 병해충 진단 시스템을 이용한 농작물 병해충 처방 방법
KR101470434B1 (ko) 농작물 병해충 진단 시스템을 이용한 처방 이력 관리 방법
JP2016167214A5 (ja)
JP6400506B2 (ja) 栽培計画管理システム及び方法
JP6341548B2 (ja) 営農指導支援装置、営農指導支援方法、及びプログラム
JP6998249B2 (ja) 農業支援装置および農業支援方法
JP2018156331A (ja) 情報提供システム、情報提供方法および情報提供プログラム
JP2004334604A (ja) 農業経営管理支援システム
CN110059959A (zh) 养殖信息的管理方法、管理装置及管理系统

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170713

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181010

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6419607

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313121

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350