JP2016165439A - 健康器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】着脱操作が簡単で強度も大きい携帯式の健康器具を実現する。
【解決手段】頂端が長手方向にアーチ状をし、鉛直断面が凸円弧状の押し部材を人体に押し付けるので、マッサージや指圧と同様な作用でコリなどを緩和できる。また、底面に下向きに突出した直方体状の栓を有し、前記の栓が嵌入する長方形の長穴が、前記押し部材を配設する部位に応じて開けた基盤を有するので、押し部材を基盤の所望の位置に位置合わせし結合する操作が簡便で、加えて、円柱状ピンに代えて直方体状の栓を使用するので、強度が大きく、長寿命である。
【選択図】図9

Description

本発明は、腰や背中、肩甲骨内側、肩、首筋などのコリを緩和するためにマッサージや指圧の効果を得るのに適した携帯式で丈夫な簡易式健康器具に関する。
手軽にマッサージしたり指圧できる器具がいろいろ提案されているが、一長一短で、多用途型が少ない。例えば、特許文献1のように、腰痛、肩こり、首筋、等の筋肉の痛みやコリを自分で緩和する器具として、回転自在式の球頭(キャスター)を取り付けた構造が提案されている。このように、筋肉痛やコリを緩和するために、本器の回転自在式球頭(キャスター)の上に仰向けに寝て、体重をかけるだけで、数個の球頭が、あんま、指圧等の動きを代用し、寝ながらにして脊椎両側のツボを自分で押圧できる。
特開2008−229284
特願2015−41749
特許文献1の構造は、キャスターの動きを利用しているため、マッサージや指圧ができる利点は有るが、動く範囲が限られるため、用途や使い方、効能が限られており、利点が少ない。また、自由に動きやすいため、使用者の希望通りに制御できず、好みの部位を治療することは困難である。これらの問題を解決して希望する任意の部位を利用者の意思で治療できる、簡易型で携帯式の健康器具を実現する必用がある。
この発明に対し、希望する任意の部位を利用者の意思で治療できる、簡易型で携帯式の健康器具として特許文献2の発明を提案した。図1は、この発明による健康器具の基本構成を示す斜視図であり、頂端が凸曲面の押し部材aを基盤bに装着してある。前記の押し部材aは、その下面に下向きに突出した円柱状ピンpを有しており、前記ピンpが嵌入する穴hが前記基盤bに開けてある。
前記押し部材aの高さ寸法は、例えば80mm、70mm、50mm、40mmである。二本のピンp〜pの中心の間隔は一定で、例えば90mmであり、またピンp…の外径は例えば10mmである。なお、全長は170 mm、140 mm、120 mmである。また、押し部材aの厚さは例えば20mm、ピンpの長さは20mmである。
このように、押し部材に複数本の丸棒を設けて、基盤の丸穴に嵌入することで、位置合わせし結合するため、位置合わせの操作が複雑である。また、丸棒を使用するので、強度も弱い。特に隣接して多数の丸穴を開けてあるので、何番目の丸穴にピンpを嵌入させるべきか、数えるのも面倒である。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、着脱操作が簡単で強度も大きい携帯式の健康器具を実現する。
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、頂端が長手方向にアーチ型をし、鉛直断面が凸円弧状の押し部材の底面に、下向きに突出した直方体状の栓を有し、前記の栓が嵌入する長方形の長穴が、前記押し部材を配設する部位に応じて開けた基盤を有することを特徴とする健康器具である。前記の基盤は、例えば木製や合成樹脂製や発泡樹脂製の厚板であり、前記の押し部材も例えば木製や合成樹脂製や発泡樹脂製の厚板などが好適である。
請求項2は、前記の長穴が背骨を挟んで左右一対の縦穴が開けてあり、それぞれの縦穴と十字状に交差する横穴を開けてあることを特徴とする請求項1に記載の健康器具である。
請求項3は、前記のそれぞれの十字状穴の間に、それぞれの十字状穴の縦穴と平行の長方形の長穴を一対開けてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の健康器具である。
請求項4は、前記凸円弧状の頂端に被せる軟質のカバーをアタッチメントとして備えていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の健康器具である。軟質のカバーとしては、ゴム板や軟質の合成樹脂板が適しており、人体と当たる面が凸円弧状のアーチ状になっている。なお、汗を吸う布製、特に厚布製のカバーも可能である。
請求項1のように、頂端が長手方向にアーチ型をし、鉛直断面が凸円弧状の押し部材を人体に押し付けるので、マッサージや指圧と同様な作用でコリなどを緩和できる。また、底面に下向きに突出した直方体状の栓を有し、前記の栓が嵌入する長方形の長穴が、前記押し部材を配設する部位に応じて開けた基盤を有するので、押し部材を基盤の所望の位置に位置合わせし結合する操作が簡便で、加えて、円柱状ピンに代えて直方体状の栓を使用するので、強度が大きく、長寿命である。
請求項2のように、前記の長穴が背骨を挟んで左右一対の縦穴が開けてあり、それぞれの縦穴と十字状に交差する横穴を開けてあるので、一対の押し部材を背骨を挟んで縦方向に互いに平行に配設したり、所定の間隔で横方向に1列に配設したりできる。このように、使いたい部意に予め長穴が開いており、使用者にとって使いやすく便利である。
請求項3のように、前記のそれぞれの十字状穴の間に、それぞれの十字状穴の縦穴と平行の長方形の長穴を一対開けてあるので、縦方向の押し部材を左右一対だけ増やすことが可能で、増やした内側の長穴も使用でき、自由度が増す。
請求項4のように、前記鉛直断面が凸円弧状の頂端に被せる軟質のカバーをアタッチメントとして備えているので、押し部材を人体に押し付けた際に痛みを感じる人は、前記のカバーを被せると痛みが緩和され、気持ち良く治療できる。
特許文献2に記載の健康器具を示す斜視図である。 本発明による健康器具の押し部材を示す斜視図である。 本発明による健康器具の基盤の全容を示す斜視図である。 図3の基盤の寸法例を示す平面図である。 図2の押し部材の寸法例を示す図である。 図2の押し部材の別の寸法例を示す図である。 図2の押し部材の更に別の寸法例を示す図である。 図2の押し部材の全長を変えた寸法例を示す図である。 押し部材の使い方を例示する斜視図である。 人体の骨格と治療部位を示す図である。 人体の骨格と治療部位を示す図である。 人体の骨格と治療部位を示す図である。 人体の骨格と治療部位を示す図である。 人体の骨格と治療部位を示す図である。 人体の骨格と治療部位を示す図である。 人体の骨格と治療部位を示す図である。
次に本発明による健康器具が実際上どのように具体化されるか実施形態で説明する。図2は本発明による健康器具を構成する各押し部材Sの基本構成を示す斜視図であり、図3は本発明による健康器具を構成する基盤bの基本構成を示す斜視図である。図2に示す押し部材Sは、頂端が長手方向に山形のアーチ型1をしており、また、頂端の板厚方向の鉛直断面の形状が凸円弧状2に形成されている。そして、押し部材Sの底面には、下向きに突出した直方体状の栓rを有している。
図3に示す基盤bには、前記の栓rが嵌入する長方形の長穴H…が、前記押し部材Sを配設する部位に応じて開けてある。すなわち、鎖線が背骨を示すものとすると、背骨を挟んで両側に背骨と平行の縦穴D、Cが開けてあり、それぞれの縦穴D・Cと十字状に交差する横穴E、Fを開けてある。さらに、前記のそれぞれの十字状穴の間に、それぞれの十字状穴の縦穴D、Cと平行の縦穴A、Bを開けてある。従って、背骨を挟んで左右対称の形状となる。
なお、基盤bは、例えば木製や合成樹脂製、発泡樹脂製の厚板であり、前記の押し部材Sも例えば木製や合成樹脂製、発泡樹脂製の厚板などが好適であり、軟質だと人体への当たりがソフトでなお望ましい。
図4は基盤bの平面図であり、各部の寸法を例示してある。これらの寸法は最適な値であるが、±10%の範囲では使用可能である。携帯に便利なように、基盤bを中央で二つ折りにし、折り目にヒンジを設ける構造も可能である。樹脂製の基盤bを中央で二つに切って、折り目付きの合成樹脂製のヒンジで一体化してもよい。
図5は、一対の押し部材S1、S1′であり、各部の寸法を例示してある。(1) は正面図、(2) は底面図、(3) は側面図である。これらの寸法は最適な値であるが、±10%の範囲では使用可能である。
(3) 図に示すように、頂端の形状は、総ての部位において、凸円弧状2に形成されている。
高さは、図5の一対の押し部材S1、S1′が80mm、図6の一対の押し部材S2、S2′が70mm、図7の一対の押し部材S3、S3′が50mm、図8の一対の押し部材S4、S4′が40mmである。これらの押し部材S…の下面には、下向きに突出した直方体状の栓rを有しており、寸法はいずれも同じである。
なお、全長は図5と図6は170 mm、図7は140 mm、図8は120 mmである。また、各押し部材Sの厚さは例えば40mmである。
図9は、使い方を示す斜視図であり、鎖線で示す背骨を挟んで左右一対の二つの押し部材S・S′の下面に付いた直方体状の栓rを基盤bの左右の縦方向の長穴に嵌め込んで、図の状態とする。そして、アーチ状かつ鉛直断面が凸円弧状の頂端を患部に位置決めし、その上で仰向けになって押し当てると、指圧効果で患部を治療できる。また、押し当てた状態で、身体を揺動させると、マッサージ効果で治療できる。
なお、押し部材S…を身体に当てると、硬すぎて痛い場合は、図2に鎖線で示したように、シリコーン樹脂などのような軟らかい材質のカバーcを被せるとよい。慣れると、カバーcを外しても支障はない。取り外しは出来ないが、押し部材S…の人体に当たる頂端に、軟質の層を重ねて接着してもよい。
図5〜図8に寸法の異なる例を示したが、寸法の異なる押し部材を揃えるのが困難な場合は、最低1種類を用意するが、左右一対は必用である。
次に使い方を説明する。
使用方法1(図10に示す首筋マッサージ)
押し部材S1, S1´の直方体状の栓rを、基盤bの長穴A、Bに嵌入し、仰向けに寝て、首筋の患部α、α′を押し部材S1, S1′の頂端に当ててリラックスする。なお一層の効果を得る為に、頭を後頭部や顎の方へ動かしたり、また頭を左右に捩じる運動をする事により、更なるマッサージ効果を促すことが可能である。
使用方法2(図11に示す肩のマッサージ) ?
押し部材S1, S1´又はS3, S3´(ハードまたはソフトに使う場合に選択する)の栓rを、基盤bの長穴(A, B、A, D(又はB, C)C, D)に挿入し、仰向けに寝て肩の各患部(aa´、bb´、cc´)を押し部材の頂端に当ててリラックスする。
栓rを基盤の長穴A,B=aa´ A,D(BC)=bb´ CD=cc´の患部をマッサージする。
尚一層のマッサージ効果を得る為に、上記のマッサージ状態で、両腕を体に対し直角に左右に伸ばし、両腕を両肘の所で折り曲げ、掌は正面を向き、両腕を頭の方向へ動かし、又、元の位置に戻す運動を繰り返すと、マッサージ効果を促すことが可能である。
使用方法3(図12に示す肩甲骨内側のマッサージ)
押し部材S3, S3´又はS4, S4´(ハード好みはS3, S3´、ソフト好みはS4, S4´)の栓rを、基盤bの長穴A, Bに嵌入し、仰向けに寝て、肩甲骨内側の患部α、α′に当ててリラックスする。
尚一層のマッサージ効果を得る為に、上記のマッサージ状態で、両腕を体に対し直角に広げ、腕を肘の所で折り曲げ、両手で拳を作り、両肘を胸の前で交差させ、元の位置に戻す。この動作をユックリ、無理無く繰り返す。又、上記の腕の状態で、頭の方向へ伸ばしたり、元の位置に戻す運動を、ユックリと無理せず行うことにより、マッサージ効果をより高めることがてきる。
使用方法4(図13に示す背中のマッサージ)
押し部材S3, S3´又はS4, S4´(ハード好みはS3, S3´、ソフト好みはS4, S4´)の栓rを、基盤bの長穴A, Bに挿入し、仰向けに寝て、S3, S3´又はS4, S4´を背中の患部α、α′当てリラックスする。
尚一層のマッサージ効果を得る為に、上記のマッサージ状態で両膝を立て、両膝をユックリと無理無く左右に捩る運動を繰り返す事により、押し部材と患部α、α′間でマッサージ効果を高める。両腕は、体の両脇に緩く広げた状態とする。
使用方法5 (腰のマッサージ)
(1) の使用法(図14に示す)
押し部材S2, S2´の栓rを基盤bの長穴A, Bに嵌入し、仰向けに寝て押し部材S2, S2´を腰の患部α、α′に当ててリラックスする。
(2) の使用法(図15に示す)
押し部材S2, S2´の栓rを基盤bの長穴E, Fに嵌入し、仰向けに寝て押し部材S2, S2´を患部(大腰筋)α、α′に当ててリラックスする。
マッサージ効果を高める為に、上記のマッサージ状態で両膝を立て、両膝をユックリと無理無く、左右に捩る運動を繰り返す事により、押し部材(S2, S2´)と患部α、α′の間でマッサージ効果を高める。両腕は、体の両脇に緩く広げた状態とする。
使用方法6(図16に示す骨盤のマッサージ)
押し部材S2, S2´の栓rを基盤bの長穴E, Fに嵌入し、仰向けに寝て押し部材S2, S2´を患部α、α′に当ててリラックスする。
尚一層のマッサージ効果を得る為に、上記のマッサージ状態で両膝を立て、両膝をユックリと無理無く左右に捩る運動を繰り返す事により、押し部材(S2, S2´)と患部α、α′の間でマッサージ効果を高める。両腕は、体の両脇に緩く広げた状態とする。
身体の患部に押し部材Sを当てる部位を変更したり位置決めするには、基盤bを移動すれば足りるが、わずかな微妙な変更や位置決めには、基盤bを所望の位置にわずかにスライドするだけでよい。スライドを容易にするには、例えば、1.滑りの良い敷布などのシートを敷いて、その上に基盤bを載せる。2.基盤bの下面を滑り易いように平滑に仕上げるか、滑り易い塗料を塗布する。3.車輪やローラを基盤bの底に取付ける等が考えられるが、固定も可能である。
以上のように、頂端が長手方向にアーチ状で鉛直断面が凸円弧状の一対の押し部材の下向きに突出した直方体状の栓を有し、前記栓が嵌入する長穴が、前記押し部材を配設する部位に応じて開いた基盤を有している構造であるため、前記の下向きの直方体状の栓を基盤の長穴に嵌入させることで、人体の治療したい部位に応じて押し部材を配設し、治療したい部位を押し当てたり揺動させると、指圧効果やマッサージ効果で治療できる。
S 押し部材
r 直方体状の栓
b 基盤
H 長穴
c 軟質カバー
α、α′患部
1 アーチ状
2 凸円弧状
本発明は、腰や背中、肩甲骨内側、肩、首筋などのコリを緩和するためにマッサージや指圧の効果を得るのに適した携帯式で丈夫な簡易式健康器具に関する。
手軽にマッサージしたり指圧できる器具がいろいろ提案されているが、一長一短で、多用途型が少ない。例えば、特許文献1のように、腰痛、肩こり、首筋、等の筋肉の痛みやコリを自分で緩和する器具として、回転自在式の球頭(キャスター)を取り付けた構造が提案されている。このように、筋肉痛やコリを緩和するために、本器の回転自在式球頭(キャスター)の上に仰向けに寝て、体重をかけるだけで、数個の球頭が、あんま、指圧等の動きを代用し、寝ながらにして脊椎両側のツボを自分で押圧できる。
特開2008−229284
特願2015−41749
特許文献1の構造は、キャスターの動きを利用しているため、マッサージや指圧ができる利点は有るが、動く範囲が限られるため、用途や使い方、効能が限られており、利点が少ない。また、自由に動きやすいため、使用者の希望通りに制御できず、好みの部位を治療することは困難である。これらの問題を解決して希望する任意の部位を利用者の意思で治療できる、簡易型で携帯式の健康器具を実現する必用がある。
この発明に対し、希望する任意の部位を利用者の意思で治療できる、簡易型で携帯式の健康器具として特許文献2の発明を提案した。図1は、この発明による健康器具の基本構成を示す斜視図であり、頂端が凸曲面の押し部材aを基盤bに装着してある。前記の押し部材aは、その下面に下向きに突出した円柱状ピンpを有しており、前記ピンpが嵌入する穴hが前記基盤bに開けてある。
前記押し部材aの高さ寸法は、例えば80mm、70mm、50mm、40mmである。二本のピンp〜pの中心の間隔は一定で、例えば90mmであり、またピンp…の外径は例えば10mmである。なお、全長は170 mm、140 mm、120 mmである。また、押し部材aの厚さは例えば20mm、ピンpの長さは20mmである。
このように、押し部材に複数本の丸棒を設けて、基盤の丸穴に嵌入することで、位置合わせし結合するため、位置合わせの操作が複雑である。また、丸棒を使用するので、強度も弱い。特に隣接して多数の丸穴を開けてあるので、何番目の丸穴にピンpを嵌入させるべきか、数えるのも面倒である。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、着脱操作が簡単で強度も大きい携帯式の健康器具を実現する。
本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、頂端が長手方向にアーチ状をし、鉛直断面が凸円弧状の押し部材の底面に、下向きに突出した直方体状の栓を有し、前記の栓が嵌入する長方形の長穴が、前記押し部材を配設する部位に応じて開けた基盤を有すると共に、前記の長穴が人体の背骨を挟んで左右一対縦方向に開けてあり、それぞれの縦穴と十字状に交差する横穴を開けてあることを特徴とする健康器具である。前記の基盤は、例えば木製や合成樹脂製や発泡樹脂製の厚板であり、前記の押し部材も例えば木製や合成樹脂製や発泡樹脂製の厚板などが好適である。
請求項2は、前記のそれぞれの十字状穴の間に、それぞれの十字状穴の縦穴と平行の長方形の長穴を少なくとも一対開けてあることを特徴とする請求項1に記載の健康器具である。
請求項3は、前記の押し部材を少なくとも2種類備えてあり、その種類ごとに前記栓の寸法は同一だが押し部材の高さ寸法が異なることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の健康器具である。
請求項4は、前記凸円弧状の頂端に被せる軟質のカバーをアタッチメントとして備えていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の健康器具である。軟質のカバーとしては、ゴム板や軟質の合成樹脂板が適しており、人体と当たる面が凸円弧状のアーチ状になっている。なお、汗を吸う布製、特に厚布製のカバーも可能である。
請求項1のように、頂端が長手方向にアーチ型をし、鉛直断面が凸円弧状の押し部材を人体に押し付けるので、マッサージや指圧と同様な作用でコリなどを緩和できる。また、底面に下向きに突出した直方体状の栓を有し、前記の栓が嵌入する長方形の長穴が、前記押し部材を配設する部位に応じて開けた基盤を有するので、押し部材を基盤の所望の位置に位置合わせし結合する操作が簡便で、加えて、円柱状ピンに代えて直方体状の栓を使用するので、強度が大きく、長寿命である。
さらに、前記の長穴が背骨を挟んで左右一対の縦穴が開けてあり、それぞれの縦穴と十字状に交差する横穴を開けてあるので、一対の押し部材を背骨を挟んで縦方向に互いに平行に配設したり、所定の間隔で横方向に1列に配設したりできる。このように、使いたい部意に予め長穴が開いており、使用者にとって使いやすく便利である。
請求項2のように、前記のそれぞれの十字状穴の間に、それぞれの十字状穴の縦穴と平行の長方形の長穴を少なくとも一対開けてあるので、縦方向の押し部材を左右一対だけ増やすことが可能で、増やした内側の長穴も使用でき、自由度が増す。
請求項3のように、前記の押し部材を少なくとも2種類備えてあり、その種類ごとに前記栓の寸法は同一だが押し部材の高さ寸法が異なる。段落[0018]に記載のように、高さは、図5の一対の押し部材S1、S1′が80mm、図6の一対の押し部材S2、S2′が70mm、図7の一対の押し部材S3、S3′が50mm、図8の一対の押し部材S4、S4′が40mmである。これらの押し部材S…の下面には、下向きに突出した直方体状の栓rを有しており、寸法はいずれも同じである。
なお、全長は図5と図6は170 mm、図7は140 mm、図8は120 mmである。また、各押し部材Sの厚さは例えば40mmである。
請求項4のように、前記鉛直断面が凸円弧状の頂端に被せる軟質のカバーをアタッチメントとして備えているので、押し部材を人体に押し付けた際に痛みを感じる人は、前記のカバーを被せると痛みが緩和され、気持ち良く治療できる。
特許文献2に記載の健康器具を示す斜視図である。 本発明による健康器具の押し部材を示す斜視図である。 本発明による健康器具の基盤の全容を示す斜視図である。 図3の基盤の寸法例を示す平面図である。 図2の押し部材の寸法例を示す図である。 図2の押し部材の別の寸法例を示す図である。 図2の押し部材の更に別の寸法例を示す図である。 図2の押し部材の全長を変えた寸法例を示す図である。 押し部材の使い方を例示する斜視図である。 人体の骨格と治療部位を示す図である。 人体の骨格と治療部位を示す図である。 人体の骨格と治療部位を示す図である。 人体の骨格と治療部位を示す図である。 人体の骨格と治療部位を示す図である。 人体の骨格と治療部位を示す図である。 人体の骨格と治療部位を示す図である。
次に本発明による健康器具が実際上どのように具体化されるか実施形態で説明する。図2は本発明による健康器具を構成する各押し部材Sの基本構成を示す斜視図であり、図3は本発明による健康器具を構成する基盤bの基本構成を示す斜視図である。図2に示す押し部材Sは、頂端が長手方向に山形のアーチ型1をしており、また、頂端の板厚方向の鉛直断面の形状が凸円弧状2に形成されている。そして、押し部材Sの底面には、下向きに突出した直方体状の栓rを有している。
図3に示す基盤bには、前記の栓rが嵌入する長方形の長穴H…が、前記押し部材Sを配設する部位に応じて開けてある。すなわち、鎖線が背骨を示すものとすると、背骨を挟んで両側に背骨と平行の縦穴D、Cが開けてあり、それぞれの縦穴D・Cと十字状に交差する横穴E、Fを開けてある。さらに、前記のそれぞれの十字状穴の間に、それぞれの十字状穴の縦穴D、Cと平行の縦穴A、Bを開けてある。従って、背骨を挟んで左右対称の形状となる。
なお、基盤bは、例えば木製や合成樹脂製、発泡樹脂製の厚板であり、前記の押し部材Sも例えば木製や合成樹脂製、発泡樹脂製の厚板などが好適であり、軟質だと人体への当たりがソフトでなお望ましい。
図4は基盤bの平面図であり、各部の寸法を例示してある。これらの寸法は最適な値であるが、±10%の範囲では使用可能である。携帯に便利なように、基盤bを中央で二つ折りにし、折り目にヒンジを設ける構造も可能である。樹脂製の基盤bを中央で二つに切って、折り目付きの合成樹脂製のヒンジで一体化してもよい。
図5は、一対の押し部材S1、S1′であり、各部の寸法を例示してある。(1) は正面図、(2) は底面図、(3) は側面図である。これらの寸法は最適な値であるが、±10%の範囲では使用可能である。
(3) 図に示すように、頂端の形状は、総ての部位において、凸円弧状2に形成されている。
高さは、図5の一対の押し部材S1、S1′が80mm、図6の一対の押し部材S2、S2′が70mm、図7の一対の押し部材S3、S3′が50mm、図8の一対の押し部材S4、S4′が40mmである。これらの押し部材S…の下面には、下向きに突出した直方体状の栓rを有しており、寸法はいずれも同じである。
なお、全長は図5と図6は170 mm、図7は140 mm、図8は120 mmである。また、各押し部材Sの厚さは例えば40mmである。
図9は、使い方を示す斜視図であり、鎖線で示す背骨を挟んで左右一対の二つの押し部材S・S′の下面に付いた直方体状の栓rを基盤bの左右の縦方向の長穴に嵌め込んで、図の状態とする。そして、アーチ状かつ鉛直断面が凸円弧状の頂端を患部に位置決めし、その上で仰向けになって押し当てると、指圧効果で患部を治療できる。また、押し当てた状態で、身体を揺動させると、マッサージ効果で治療できる。
なお、押し部材S…を身体に当てると、硬すぎて痛い場合は、図2に鎖線で示したように、シリコーン樹脂などのような軟らかい材質のカバーcを被せるとよい。慣れると、カバーcを外しても支障はない。取り外しは出来ないが、押し部材S…の人体に当たる頂端に、軟質の層を重ねて接着してもよい。
図5〜図8に寸法の異なる例を示したが、寸法の異なる押し部材を揃えるのが困難な場合は、最低1種類を用意するが、左右一対は必用である。
次に使い方を説明する。
使用方法1(図10に示す首筋マッサージ)
押し部材S1, S1´の直方体状の栓rを、基盤bの長穴A、Bに嵌入し、仰向けに寝て、首筋の患部α、α′を押し部材S1, S1′の頂端に当ててリラックスする。なお一層の効果を得る為に、頭を後頭部や顎の方へ動かしたり、また頭を左右に捩じる運動をする事により、更なるマッサージ効果を促すことが可能である。
使用方法2(図11に示す肩のマッサージ)
押し部材S1, S1´又はS3, S3´(ハードまたはソフトに使う場合に選択する)の栓rを、基盤bの長穴(A, B、A, D(又はB, C)C, D)に挿入し、仰向けに寝て肩の各患部(aa´、bb´、cc´)を押し部材の頂端に当ててリラックスする。
栓rを基盤の長穴A,B=aa´ A,D(BC)=bb´ CD=cc´の患部をマッサージする。
尚一層のマッサージ効果を得る為に、上記のマッサージ状態で、両腕を体に対し直角に左右に伸ばし、両腕を両肘の所で折り曲げ、掌は正面を向き、両腕を頭の方向へ動かし、又、元の位置に戻す運動を繰り返すと、マッサージ効果を促すことが可能である。
使用方法3(図12に示す肩甲骨内側のマッサージ)
押し部材S3, S3´又はS4, S4´(ハード好みはS3, S3´、ソフト好みはS4, S4´)の栓rを、基盤bの長穴A, Bに嵌入し、仰向けに寝て、肩甲骨内側の患部α、α′に当ててリラックスする。
尚一層のマッサージ効果を得る為に、上記のマッサージ状態で、両腕を体に対し直角に広げ、腕を肘の所で折り曲げ、両手で拳を作り、両肘を胸の前で交差させ、元の位置に戻す。この動作をユックリ、無理無く繰り返す。又、上記の腕の状態で、頭の方向へ伸ばしたり、元の位置に戻す運動を、ユックリと無理せず行うことにより、マッサージ効果をより高めることができる。
使用方法4(図13に示す背中のマッサージ)
押し部材S3, S3´又はS4, S4´(ハード好みはS3, S3´、ソフト好みはS4, S4´)の栓rを、基盤bの長穴A, Bに挿入し、仰向けに寝て、S3, S3´又はS4, S4´を背中の患部α、α′当てリラックスする。
尚一層のマッサージ効果を得る為に、上記のマッサージ状態で両膝を立て、両膝をユックリと無理無く左右に捩る運動を繰り返す事により、押し部材と患部α、α′間でマッサージ効果を高める。両腕は、体の両脇に緩く広げた状態とする。
使用方法5 (腰のマッサージ)
(1) の使用法(図14に示す)
押し部材S2, S2´の栓rを基盤bの長穴A, Bに嵌入し、仰向けに寝て押し部材S2, S2´を腰の患部α、α′に当ててリラックスする。
(2) の使用法(図15に示す)
押し部材S2, S2´の栓rを基盤bの長穴E, Fに嵌入し、仰向けに寝て押し部材S2, S2´を患部(大腰筋)α、α′に当ててリラックスする。
マッサージ効果を高める為に、上記のマッサージ状態で両膝を立て、両膝をユックリと無理無く、左右に捩る運動を繰り返す事により、押し部材(S2, S2´)と患部α、α′の間でマッサージ効果を高める。両腕は、体の両脇に緩く広げた状態とする。
使用方法6(図16に示す骨盤のマッサージ)
押し部材S2, S2´の栓rを基盤bの長穴E, Fに嵌入し、仰向けに寝て押し部材S2, S2´を患部α、α′に当ててリラックスする。
尚一層のマッサージ効果を得る為に、上記のマッサージ状態で両膝を立て、両膝をユッ
クリと無理無く左右に捩る運動を繰り返す事により、押し部材(S2, S2´)と患部α、α′の間でマッサージ効果を高める。両腕は、体の両脇に緩く広げた状態とする。
身体の患部に押し部材Sを当てる部位を変更したり位置決めするには、基盤bを移動すれば足りるが、わずかな微妙な変更や位置決めには、基盤bを所望の位置にわずかにスライドするだけでよい。スライドを容易にするには、例えば、1.滑りの良い敷布などのシートを敷いて、その上に基盤bを載せる。2.基盤bの下面を滑り易いように平滑に仕上げるか、滑り易い塗料を塗布する。3.車輪やローラを基盤bの底に取付ける等が考えられるが、固定も可能である。
以上のように、頂端が長手方向にアーチ状で鉛直断面が凸円弧状の一対の押し部材の下向きに突出した直方体状の栓を有し、前記栓が嵌入する長穴が、前記押し部材を配設する部位に応じて開いた基盤を有している構造であるため、前記の下向きの直方体状の栓を基盤の長穴に嵌入させることで、人体の治療したい部位に応じて押し部材を配設し、治療したい部位を押し当てたり揺動させると、指圧効果やマッサージ効果で治療できる。
S 押し部材
r 直方体状の栓
b 基盤
H 長穴
c 軟質カバー
α、α′患部
1 アーチ状
2 凸円弧状


Claims (4)

  1. 頂端が長手方向にアーチ状をし、鉛直断面が凸円弧状の押し部材の底面に、下向きに突出した直方体状の栓を有し、前記の栓が嵌入する長方形の長穴が、前記押し部材を配設する部位に応じて開けた基盤を有することを特徴とする健康器具。
  2. 前記の長穴が背骨を挟んで左右一対縦方向に開けてあり、それぞれの縦穴と十字状に交差する横穴を開けてあることを特徴とする請求項1に記載の健康器具。
  3. 前記のそれぞれの十字状穴の間に、それぞれの十字状穴の縦穴と平行の長方形の長穴を一対開けてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の健康器具。
  4. 前記凸円弧状の頂端に被せる軟質のカバーをアタッチメントとして備えていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の健康器具。
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