JP3198998U - 指圧器具セットの配置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】肩コリをより確実に除去又は緩和することができる指圧器具セットの配置構造を提供する。【解決手段】本指圧器具セットの配置構造P1の指圧器具セットは、人体の頭部及び/又は肩部を押圧するための特定構成の第1指圧器具1と、人体の背筋部を押圧するための特定構成の左右の第2指圧器具32と、を備える。そして、第1指圧器具及び左右の第2指圧器具のそれぞれは、各弾性体3、42の長尺方向の両端側が接地して床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、左右の第2指圧器具のそれぞれの第2心棒41の軸心は、第1指圧器具の第1心棒2の軸方向の中央を通り且つ第1心棒と直交する中心線CLに対して、第1指圧器具側に向かうにつれて中心線から離れるように所定角度θ4で交差している。【選択図】図24

Description

本考案は、指圧器具セットの配置構造に関し、さらに詳しくは、肩コリをより確実に除去又は緩和することができる指圧器具セットの配置構造に関する。
従来一般に、肩コリの療法として、指圧師による指圧療法が広く行われている。この指圧療法は、指圧師が患者の人体の局部に指を当て、体重をのせかけてこれを押圧する療法である。この指圧療法においては、肩甲骨と脊椎との間の肩甲間部や肩上面の肩甲骨の上に当たる部分の肩甲上部、更に首筋に沿っての指圧が効果的であるとされている。しかしながら、肩が凝ったときにいつも或いは直ぐに指圧師による指圧療法を受けることは通常難しい。
そこで、自分自身で指圧療法を行うことができる各種の指圧器具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、例えば、図29に示すように、心棒102と、この心棒102の軸方向に交差して配され且つ心棒102の外面に沿って曲げられて心棒102に取り付けられる一対の長尺状の弾性体103と、を備える指圧器具101が開示されている。また、上記特許文献1には、図30に示すように、頭部を柔らかく押圧するために弾性体103の裏面側に凹部107を形成することが開示されている。この特許文献1の指圧器具101によると、弾性体103の表面側に頭部や肩部をのせると、その重力により弾性体103が弾性変形すること及び弾性体103自身が柔らかいことで、筋肉が解されたり血行がよくされたりして指圧効果と同様の効果が得られる。
なお、図27は、非特許文献1(P23、P72参照)において開示された指圧部位としての肩甲間部、後頸部(首筋の後部)、肩甲下部及び腰部等を効果的な圧点(いわゆる「つぼ」)とともに示している。更に圧点として肩甲上部も示している。図27において、200は肩甲骨を、202は肩甲骨と脊柱との間の肩甲間部を、202aは肩甲間部における圧点を示している。また、204は後頸部を、204aは後頸部における圧点を示している。さらに、206は圧点としての、肩上部の肩甲骨上部の位置の肩甲上部を示している。また、302は肩甲下部を、302aは肩甲下部における圧点を示している。また、303は腰部を、303aは腰部における圧点を示している。さらに、304は浪越圧点を示している。また、305は腸骨稜上部を、305aは腸骨稜上部における圧点を示している。また、306は臀部を、306aは臀部における圧点を示している。さらに、307は仙骨部を、307aは仙骨部における圧点を示している。また、図28(a)は、同非特許文献(P48、P22参照)に開示された指圧部位としての側頸部を、効果的な圧点とともに示している。208は側頸部を、208aは側頸部における圧点を示している。尚、210は乳様突起を示している。さらに、図28(b)は、同非特許文献(P38参照)に開示された指圧部位としての下腿外側部を、効果的な圧点とともに示している。309は下腿外側部を、309aは下腿外側部における圧点を示している。
国際公開第2012/036136号公報
「健康のいずみ指圧教室」、浪越徹、昭和54年発行、P22、P23、P48、P72 「首の後を押すだけ!神経の流れをよくして万病を治す!!」、石倉笑、藤澤英一、2012年1月16日発行、P12−P14、P29 「ツボを正しく押せる本」、脇谷典利、2012年5月22日発行、P50、P81、P99
ここで、非特許文献2(P12−P14参照)には、頭部の乳様突起210の近傍の局部P(具体的には、乳様突起210の先端から1mm下方、1mm前方の部分P;図28(c)参照)を指圧することで、肩コリを効果的に除去ないし緩和することができることが開示されている。これは、乳様突起210の近傍の局部Pは、神経の流れの最上部に位置しており、この局部Pを指圧することで神経の流れが一気に活性化するためであると考えられている。なお、上記乳様突起210の近傍の局部Pを押圧することで、瞬時に精神が安定して、頭の中がスーッと楽になり、不快な肩コリが抜けるように感じる(そして、眠気が出てくる)。
しかしながら、上記特許文献1の指圧器具101では、弾性体103は、心棒102の上面側に配される押圧部103a(図29及び図30参照)が延設方向に沿って一様の厚さを有して形成されているので、通常接する部分から引っ込んだ所にある乳様突起の近傍の局部を的確にとらえることが困難であった。
また、上記特許文献1の指圧器具101では、弾性体103は、長尺方向の一端側の近傍に配される押圧部103b(図29及び図30参照)を備え、この押圧部103bの縦断面における表面縁は略直線状である。そのため、人体の曲面部を直線状の押圧部で押圧することとなるため、例えば、肩甲間部の特定部位しか押圧できなかった。さらに、肩甲上部を効果的に押圧することは不可能であった。
ここで、肩コリの発生メカニズムとして以下のことが知られている。人体の腰部の疲れやコリを放置すると、次は背筋部のコリが生じる。その背筋部のコリを放置すると、次は肩部のコリが生じる。その肩部のコリを放置すると、最終的に首部のコリに発展する。要するに、コリは、腰部を起点として、人体の上部に上がってくる。したがって、人体の頭部及び肩部に加えて、それら以外の部分のコリを取ることで、肩コリをより確実に除去又は緩和できる。よって、これを可能とする指圧器具セットの出現が求められている。
本考案は、上記現状に鑑みてなされたものであり、肩コリをより確実に除去又は緩和することができる指圧器具セットの配置構造を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の考案は、指圧器具セットの配置構造であって、前記指圧器具セットは、人体の頭部及び/又は肩部を押圧するための第1指圧器具と、人体の背筋部を押圧するための左右の第2指圧器具と、を備え、前記第1指圧器具は、第1心棒と、前記第1心棒に取り付けられる長尺状の一対の第1弾性体と、を備え、前記第1弾性体は、前記第1心棒の軸方向に交差して配され且つ前記第1心棒の外面に沿って曲げられて前記第1心棒に取り付けられるとともに、前記第1心棒の上面側に配される第1押圧部を備え、前記第1押圧部の裏面側には、前記第1押圧部の延設方向に対して傾斜し且つ前記第1心棒の外面に接する第1テーパ面が形成されており、前記左右の第2指圧器具のそれぞれは、第2心棒と、前記第2心棒に取り付けられる長尺状の一対の第2弾性体と、を備え、前記第2弾性体は、前記第2心棒の軸方向に交差して配され且つ前記第2心棒の外面に沿って曲げられて前記第2心棒に取り付けられており、前記第2弾性体の上面は、横断面で上向きに凸となる凸曲面に形成されており、前記第1指圧器具及び前記左右の第2指圧器具のそれぞれは、前記各弾性体の長尺方向の両端側が接地して床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、前記左右の第2指圧器具のそれぞれの前記第2心棒の軸心は、前記第1指圧器具の前記第1心棒の軸方向の中央を通り且つ前記第1心棒と直交する中心線に対して、前記第1指圧器具側に向かうにつれて前記中心線から離れるように所定角度で交差していることを要旨とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1記載において、前記指圧器具セットは、人体の肩部を押圧するための左右の第3指圧器具を備え、前記左右の第3指圧器具のそれぞれは、第3心棒と、前記第3心棒に取り付けられる長尺状の一対の第3弾性体と、を備え、前記第3弾性体は、前記第3心棒の軸方向に交差して配され且つ前記第3心棒の外面に沿って曲げられて前記第3心棒に取り付けられており、前記第3弾性体の上面は、横断面で上向きに凸となる凸曲面に形成されており、前記左右の第3指圧器具のそれぞれは、前記第1指圧器具を挟むように、前記第3弾性体の長尺方向の両端側が接地して前記床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、前記左右の第3指圧器具のそれぞれの前記第3心棒の軸心は、前記中心線に対して、前記第1指圧器具側に向かうにつれて前記中心線に近づくように所定角度で交差していることを要旨とする。
請求項3に記載の考案は、請求項2記載において、前記指圧器具セットは、人体の腰部及び/又は臀部を押圧するための左右の第4指圧器具を備え、前記左右の第4指圧器具のそれぞれは、第4心棒と、前記第4心棒に取り付けられる長尺状の一対の第4弾性体と、を備え、前記第4弾性体は、前記第4心棒の軸方向に交差して配され且つ前記第4心棒の外面に沿って曲げられて前記第4心棒に取り付けられており、前記第4弾性体の上面は、横断面で上向きに凸となる凸曲面に形成されており、前記左右の第4指圧器具のそれぞれは、前記左右の第3指圧器具との間で前記左右の第2指圧器具を挟むように、前記第4弾性体の長尺方向の両端側が接地して前記床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、前記左右の第4指圧器具のそれぞれの前記第4心棒の軸心は、前記中心線に対して、前記第1指圧器具側に向かうにつれて前記中心線に近づくように所定角度で交差していることを要旨とする。
請求項4に記載の考案は、請求項3記載において、前記指圧器具セットは、人体の腰部及び/又は臀部を押圧するための第5指圧器具を備え、前記第5指圧器具は、第5心棒と、前記第5心棒に取り付けられる長尺状の一対の第5弾性体と、を備え、前記第5弾性体は、前記第5心棒の軸方向に交差して配され且つ前記第5心棒の外面に沿って曲げられて前記第5心棒に取り付けられており、前記第5弾性体の上面は、横断面で上向きに凸となる凸曲面に形成されており、前記第5指圧器具は、前記左右の第4指圧器具の間に挟まれるように、前記第5弾性体の長尺方向の両端側が接地して前記床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、前記第5指圧器具の前記第5心棒の軸心は、前記第1指圧器具の前記第1心棒の軸心に対して平行とされていることを要旨とする。
請求項5に記載の考案は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載において、前記第1弾性体は、前記第1弾性体の長尺方向の一端側の近傍に配される第2押圧部を備え、該第2押圧部の縦断面における表面縁は略曲線状であることを要旨とする。
請求項6に記載の考案は、請求項5記載において、前記第1弾性体は、前記第1押圧部と前記第2押圧部との間に配される第3押圧部を備え、該第3押圧部の縦断面における表面縁は略直線状であることを要旨とする。
請求項7に記載の考案は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載において、前記第1弾性体は、前記第1心棒の外面を直立状態で支持する支持部を備え、前記支持部の裏面側には、該支持部の延設方向に対して傾斜し且つ前記第1心棒の外面に接する第2テーパ面が形成されていることを要旨とする。
請求項8に記載の考案は、請求項7記載において、前記第1弾性体は、前記第1押圧部と前記支持部との間で前記第1心棒の上面側に配される第4押圧部を備え、該第4押圧部の厚さは2〜5mmであることを要旨とする。
請求項9に記載の考案は、請求項1乃至8のいずれか一項に記載において、前記第1押圧部の裏面側には、該第1押圧部の延設方向に延びるリブが設けられ、該リブの下面により前記第1テーパ面が形成されていることを要旨とする。
請求項10に記載の考案は、請求項1乃至9のいずれか一項に記載において、前記第1テーパ面は、前記第1弾性体の下面側に形成された上面側に向かって凹む凹部に配されていることを要旨とする。
請求項11に記載の考案は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載において、前記第1弾性体は、前記第1弾性体の長尺方向の一端側の近傍に配される第2押圧部を備え、該第2押圧部の縦断面における表面縁は略曲線状であり、前記第1弾性体は、前記第1押圧部と前記第2押圧部との間に配される第3押圧部を備え、該第3押圧部の縦断面における表面縁は略直線状であり、前記第1弾性体は、前記第1心棒の外面を直立状態で支持する支持部を備え、前記支持部の裏面側には、該支持部の延設方向に対して傾斜し且つ前記第1心棒の外面に接する第2テーパ面が形成されており、前記第1弾性体は、前記第1押圧部と前記支持部との間で前記第1心棒の上面側に配される第4押圧部を備え、該第4押圧部の厚さは2〜5mmであり、前記第1押圧部の裏面側には、該第1押圧部の延設方向に延びるリブが設けられ、該リブの下面により前記第1テーパ面が形成されており、前記第1テーパ面は、前記第1弾性体の下面側に形成された上面側に向かって凹む凹部に配されていることを要旨とする。
本考案の指圧器具セットの配置構造によると、指圧器具セットは、人体の頭部及び/又は肩部を押圧するための特定構成の第1指圧器具と、人体の背筋部を押圧するための特定構成の左右の第2指圧器具と、を備える。そして、第1指圧器具及び左右の第2指圧器具のそれぞれは、前記各弾性体の長尺方向の両端側が接地して床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、左右の第2指圧器具のそれぞれの第2心棒の軸心は、第1指圧器具の第1心棒の軸方向の中央を通り且つ第1心棒と直交する中心線に対して、第1指圧器具側に向かうにつれて中心線から離れるように所定角度で交差している。これにより、第1指圧器具の第1弾性体の表面側に頭部や肩部をのせると、その重力により第1弾性体が弾性変形すること及び第1弾性体自身が柔らかいことで、筋肉が解されたり血行がよくされたりして指圧効果と同様の効果が得られる。また、第1押圧部の裏面側の第1テーパ面が第1心棒の外面に接することで、第1押圧部の表面側に凸状曲面部が形成される。そのため、第1指圧器具の第1弾性体の表面側に頭部や肩部をのせたときに、第1押圧部で乳様突起の近傍の局部を的確にとらえて適切な押圧力で押圧することができる。さらに、第2指圧器具の第2弾性体により人体の背筋部(例えば、肩甲下部の1点目の圧点;「胆兪(カンユ)のツボ」とも称される。)が効果的に押圧される。その結果、人体の頭部及び/又は肩部等に加えて、背筋部の疲れやコリが取られる。このように背筋部のコリを取ることで、内臓が活性化されて便意が出て便秘予防となるとともに、姿勢の悪化(すなわち、背中の曲り、猫背)が防止される。その結果、肩コリをより確実に除去又は緩和することができる。さらに、第1及び第2指圧器具の組み合わせを、安眠・熟睡用として長時間使用することができる。
また、前記指圧器具セットが、人体の肩部を押圧するための特定構成の左右の第3指圧器具を備え、前記左右の第3指圧器具のそれぞれが、前記第1指圧器具を挟むように、前記第3弾性体の長尺方向の両端側が接地して前記床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、前記左右の第3指圧器具のそれぞれの前記第3心棒の軸心が、前記中心線に対して、前記第1指圧器具側に向かうにつれて前記中心線に近づくように所定角度で交差している場合は、第3指圧器具により人体の肩部(特に、肩甲骨部を含む肩部)が効果的に押圧される。さらに、第1〜第3指圧器具の組み合わせを、安眠・熟睡用として長時間使用することができる。
また、人体の腰部及び/又は臀部を押圧するための特定構成の左右の第4指圧器具を備え、前記左右の第4指圧器具のそれぞれが、前記左右の第3指圧器具との間で前記左右の第2指圧器具を挟むように、前記第4弾性体の長尺方向の両端側が接地して前記床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、前記左右の第4指圧器具のそれぞれの前記第4心棒の軸心が、前記中心線に対して、前記第1指圧器具側に向かうにつれて前記中心線に近づくように所定角度で交差している場合は、第4指圧器具の一方の弾性体で腎兪、志室のツボを含む腰部や仙骨部が効果的に押圧されるとともに、他方の弾性体で浪越圧点を含む腰部や臀部が効果的に押圧される。よって、腰痛や姿勢の悪化(すなわち、腰の曲り)をより確実に防止できる。さらに、第1〜第4指圧器具の組み合わせを、安眠・熟睡用として長時間使用することができる。
さらに、前記指圧器具セットが、人体の腰部及び/又は臀部を押圧するための特定構成の第5指圧器具を備え、前記第5指圧器具が、前記左右の第4指圧器具の間に挟まれるように、前記第5弾性体の長尺方向の両端側が接地して前記床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、前記第5指圧器具の前記第5心棒の軸心が、前記第1指圧器具の前記第1心棒の軸心に対して平行とされている場合は、第5指圧器具により人体の腰部や臀部が効果的に押圧される。さらに、第5指圧器具により腰部の人体の下方へのズレが防止される。よって、安定的に腰部及び/又は臀部の疲れやコリを取ることができ、腰痛や姿勢の悪化(すなわち、腰の曲り)をより確実に防止できる。さらに、第1〜第5指圧器具の組み合わせを、安眠・熟睡用として長時間使用することができる。
また、前記第1弾性体が、前記第1弾性体の長尺方向の一端側の近傍に配される第2押圧部を備え、該第2押圧部の縦断面における表面縁は略曲線状である場合は、第2押圧部の表面側に曲面状の肩部(例えば、肩甲間部、肩甲上部等)をのせたときに、肩部に対して第2押圧部が点で当ることで強く押圧できる。よって、肩甲上部から肩甲間部までの曲面部の全ての部分をまんべんなく押圧することができる。
また、前記第1弾性体が、前記第1押圧部と前記第2押圧部との間に配される第3押圧部を備え、該第3押圧部の縦断面における表面縁は略直線状である場合は、第3押圧部の表面側に肩部(例えば、肩甲間部等)をのせたときに、肩部に対して第3押圧部が線で当ることで柔らかく押圧できる。
また、前記第1弾性体が、前記第1心棒の外面を直立状態で支持する支持部を備え、前記支持部の裏面側に、該支持部の延設方向に対して傾斜し且つ前記第1心棒の外面に接する第2テーパ面が形成されている場合は、第1弾性体の表面側に頭部や肩部をのせたときに、支持部が弾性変形すること及び第1心棒が第2テーパ面をすべることで、第1押圧部で乳様突起の近傍の局部を更に的確にとらえて更に適切な押圧力で押圧できる。さらに、第2テーパ面により支持部の強度が高められる。
また、前記第1弾性体が、前記第1押圧部と前記支持部との間で前記第1心棒の上面側に配される第4押圧部を備え、該第4押圧部の厚さは2〜5mmである場合は、第4押圧部の表面側に頭部をのせたときに、肉厚が薄い第4押圧部により頭部を柔らかく押圧できる。
さらに、前記第1押圧部の裏面側に、該第1押圧部の延設方向に延びるリブが設けられ、該リブの下面により前記第1テーパ面が形成されている場合は、第1押圧部で乳様突起の近傍の局部を更に的確にとらえて更に適切な押圧力で押圧できる。
さらに、前記第1テーパ面が、前記第1弾性体の下面側に形成された上面側に向かって凹む凹部に配されている場合は、第1テーパ面を容易に形成することができる。
本考案について、本考案による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係る第1指圧器具の斜視図である。 上記第1指圧器具の平面図である。 図2のIII矢視拡大図である。 図2のIV−IV線断面拡大図である。 実施例に係る第1弾性体(非弾性変形状態)の斜視図である。 上記第1弾性体の裏面側からみた平面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 図6のVIII−VIII線断面拡大図である。 図6のIX−IX線断面拡大図である。 上記第1指圧器具の作用説明図であり、(a)は人体の背面からみた第1指圧器具の位置を示し、(b)は人体の側面からみた第1指圧器具の位置を示す。 上記第1指圧器具の作用説明図であり、(a)は人体の背面からみた第1指圧器具の位置を示し、(b)は人体の側面からみた第1指圧器具の位置を示す。 上記第1指圧器具の作用説明図であり、(a)は人体の背面からみた第1指圧器具の位置を示し、(b)は人体の側面からみた第1指圧器具の位置を示す。 上記第1指圧器具の作用説明図である。 上記第1指圧器具の作用説明図である。 変形例に係る第1弾性体(非弾性変形状態)の斜視図である。 他の変形例に係る第1弾性体(非弾性変形状態)の斜視図である。 変形例に係る第1指圧器具の斜視図である。 上記第1指圧器具の平面図である。 図38のP矢視拡大図である。 他の変形例に係る第1指圧器具の斜視図である。 上記第1指圧器具の組付方法を説明するための説明図であり、(a)は第1心棒に第1紐を縛り付けた状態を示し、(b)は第1心棒に第2紐を縛り付けた状態を示し、(c)は第1弾性体の脚部間に第3紐を縛り付けた状態を示す。 実施例に係る第2〜第5指圧器具を説明するための説明図である。 実施例に係る第2〜第5弾性体(非弾性変形状態)を説明するための説明図である。 実施例に係る指圧器具セットの配置構造を示す平面図である。 上記指圧器具セットの配置構造を説明するための説明図であり、人体の背面からみた各指圧器具の位置関係を示す。 変形例に係る指圧器具セットの配置構造を説明するための説明図であり、(a)は第1〜第4指圧器具を備える形態を示し、(b)は第1〜第3指圧器具を備える形態を示し、(c)は第1及び第2指圧器具を備える形態を示す。 指圧の圧点として従来知られたものを示した説明図である。 指圧の圧点として従来知られたものを示した説明図である。 従来の指圧器具を示す斜視図である。 他の従来の指圧器具を示す斜視図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本考案の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本考案の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本考案の根本的な理解のために必要である程度以上に本考案の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本考案の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
<指圧器具セットの配置構造>
本実施形態に係る指圧器具セットの配置構造(P1〜P4)は、指圧器具セットは、人体の頭部及び/又は肩部を押圧するための第1指圧器具(1、1A、1B)と、人体の背筋部を押圧するための左右の第2指圧器具(32)と、を備える(例えば、図24及び図25等参照)。そして、第1指圧器具(1、1A、1B)は、第1心棒(2)と、第1心棒に取り付けられる長尺状の一対の第1弾性体(3、3’、3"、3A、3B)と、を備え、第1弾性体は、第1心棒の軸方向に交差して配され且つ第1心棒の外面に沿って曲げられて第1心棒に取り付けられ、第1弾性体は、第1心棒の上面側に配される第1押圧部(11)を備え、第1押圧部の裏面側には、第1押圧部の延設方向(D1)に対して傾斜し且つ第1心棒の外面に接する第1テーパ面(21、21’)が形成されている(例えば、図1及び図4等参照)。また、上記左右の第2指圧器具(32)のそれぞれは、第2心棒(41)と、第2心棒に取り付けられる長尺状の一対の第2弾性体(42)と、を備え、第2弾性体は、第2心棒の軸方向に交差して配され且つ第2心棒の外面に沿って曲げられて第2心棒に取り付けられており、第2弾性体の上面は、横断面で上向きに凸となる凸曲面(好ましくは、円弧状の凸曲面)に形成されている(例えば、図22及び図23等参照)。さらに、上記第1指圧器具(1、1A、1B)及び左右の第2指圧器具(32)のそれぞれは、各弾性体(3、3’…、42)の長尺方向の両端側が接地して床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、左右の第2指圧器具(32)のそれぞれの第2心棒(41)の軸心は、第1指圧器具(1、1A、1B)の第1心棒(2)の軸方向の中央を通り且つ第1心棒と直交する中心線(CL)に対して、第1指圧器具側に向かうにつれて中心線から離れるように所定角度(θ4)で交差している(例えば、図24参照)。なお、上記中心線(CL)に対する第2指圧器具(32)の第2心棒(41)の軸心の傾斜角度(θ4)としては、例えば、10〜60°(好ましくは20〜50°)を挙げることができる。
なお、上記「第1押圧部の延設方向」とは、非弾性変形状態の第1押圧部の縦断面における表面縁が延びる方向を意図する。また、上記「横断面」とは、第2弾性体の長尺方向に略直交する方向に沿う断面を意図する。この点は、以下の説明でも同様に適用される。また、上記第1テーパ面(21,21’)の第1押圧部(11)に対する傾斜角(θ1)は、乳様突起の近傍の局部に対する第1押圧部の押圧力等に応じて適宜選択できる(例えば、図7等参照)。この傾斜角(θ1)は、第1押圧部の押圧力といった観点から、30〜60度であることが好ましい。また、上記第1テーパ面(21、21’)は、例えば、弾性体(3、3’…)の下面側に形成された上面側に向かって凹む凹部(7)に配されていることができる(例えば、図5等参照)。
本実施形態に係る指圧器具セットの配置構造としては、例えば、上記指圧器具セットは、人体の肩部を押圧するための左右の第3指圧器具(33)を備える形態(例えば、図24及び図25等参照)を挙げることができる。そして、上記左右の第3指圧器具(33)のそれぞれは、第3心棒(51)と、第3心棒に取り付けられる長尺状の一対の第3弾性体(52)と、を備え、第3弾性体は、第3心棒の軸方向に交差して配され且つ第3心棒の外面に沿って曲げられて第3心棒に取り付けられており、第3弾性体の上面は、横断面で上向きに凸となる凸曲面(好ましくは、円弧状の凸曲面)に形成されている(例えば、図22及び図23等参照)。さらに、上記左右の第3指圧器具(33)のそれぞれは、第1指圧器具(1、1A、1B)を挟むように、第3弾性体(52)の長尺方向の両端側が接地して床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、左右の第3指圧器具(33)のそれぞれの第3心棒(51)の軸心は、中心線(CL)に対して、第1指圧器具側に向かうにつれて中心線に近づくように所定角度(θ5)で交差している(例えば、図24等参照)。なお、上記中心線(CL)に対する第3指圧器具(33)の第3心棒(51)の軸心の傾斜角度(θ5)としては、例えば、20〜80°(好ましくは30〜70°)を挙げることができる。
本実施形態に係る指圧器具セットの配置構造としては、例えば、上記指圧器具セットは人体の腰部及び/又は臀部を押圧するための左右の第4指圧器具(34)を備える形態(例えば、図24及び図25等参照)を挙げることができる。そして、上記左右の第4指圧器具(34)のそれぞれは、第4心棒(61)と、第4心棒に取り付けられる長尺状の一対の第4弾性体(62)と、を備え、第4弾性体は、第4心棒の軸方向に交差して配され且つ第4心棒の外面に沿って曲げられて第4心棒に取り付けられており、第4弾性体の上面は、横断面で上向きに凸となる凸曲面(好ましくは、円弧状の凸曲面)に形成されている(例えば、図22及び図23等参照)。さらに、上記左右の第4指圧器具(34)のそれぞれは、左右の第3指圧器具(33)との間で左右の第2指圧器具(32)を挟むように、第4弾性体(62)の長尺方向の両端側が接地して床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、左右の第4指圧器具(34)のそれぞれの第4心棒(61)の軸心は、中心線(CL)に対して、第1指圧器具側に向かうにつれて中心線に近づくように所定角度(θ6)で交差している(例えば、図24等参照)。なお、上記中心線(CL)に対する第4指圧器具(34)の第4心棒(61)の軸心の傾斜角度(θ6)としては、例えば、10〜60°(好ましくは20〜50°)を挙げることができる。
本実施形態に係る指圧器具セットの配置構造としては、例えば、上記指圧器具セットは、人体の腰部及び/又は臀部を押圧するための第5指圧器具(35)を備える形態を挙げることができる(例えば、図24及び図25参照)。そして、上記第5指圧器具(35)は、第5心棒(71)と、第5心棒に取り付けられる長尺状の一対の第5弾性体(72)と、を備え、第5弾性体は、第5心棒の軸方向に交差して配され且つ第5心棒の外面に沿って曲げられて第5心棒に取り付けられており、第5弾性体の上面は、横断面で上向きに凸となる凸曲面(好ましくは、円弧状の凸曲面)に形成されている(例えば、図22及び図23等参照)。さらに、上記第5指圧器具(35)は、左右の第4指圧器具(34)の間に挟まれるように、第5弾性体(72)の長尺方向の両端側が接地して床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、第5指圧器具(35)の第5心棒(71)の軸心は、第1指圧器具(1、1A、1B)の第1心棒(2)の軸心に対して平行とされている(例えば、図24等参照)。
本実施形態に係る指圧器具セットの配置構造としては、例えば、上記第1弾性体(3、3’、3"、3A、3B)は、第1弾性体の長尺方向の一端側の近傍に配される第2押圧部(12)を備え、第2押圧部の縦断面における表面縁は略曲線状である形態(例えば、図4等参照)を挙げることができる。なお、上記「縦断面」とは、弾性体の長尺方向に沿う断面を意図する。この点は、以下の説明でも同様に適用される。
上記第2押圧部(12)の表面縁の曲率半径(R)は、肩甲間部や肩甲上部に対する第2押圧部の押圧等に応じて適宜選択できる(例えば、図4等参照)。この曲率半径(R)は、第2押圧部の押圧力といった観点から、70〜200mmであることが好ましい。
上述の形態の場合、例えば、上記第1弾性体(3、3’、3"、3A、3B)は、第1押圧部(11)と第2押圧部(12)との間に配される第3押圧部(13)を備え、第3押圧部の縦断面における表面縁は略直線状であることができる(例えば、図4等参照)。
上記第3押圧部(13)の表面縁の水平に対する傾斜角(θ3)は、肩甲間部や肩甲上部に対する第3押圧部の押圧力等に応じて適宜選択できる(例えば、図4等参照)。この傾斜角(θ3)は、第3押圧部の押圧力といった観点から、10〜30度であることが好ましい。
本実施形態に係る指圧器具セットの配置構造としては、例えば、上記第1弾性体(3、3’、3"、3A、3B)は、第1心棒(2)の外面を直立状態で支持する支持部(15)を備え、支持部の裏面側には、支持部の延設方向(D2)に対して傾斜し且つ第1心棒の外面に接する第2テーパ面(22)が形成されている形態(例えば、図4等参照)を挙げることができる。なお、上記「支持部の延設方向」とは、非弾性変形状態の支持部の縦断面における表面縁が延びる方向を意図する。
上記第2テーパ面(22)の傾斜角(θ2)は、第1心棒(2)に対する支持部(15)のすべり程度等に応じて適宜選択できる(例えば、図7等参照)。この傾斜角(θ2)は、第1心棒に対する支持部のすべり程度といった観点から、15〜45度であることが好ましい。また、上記第2テーパ面(22)は、例えば、第1弾性体(3,3’,3")の下面側に形成された上面側に向かって凹む凹部(7)に配されていることができる(例えば、図5等参照)。
上述の形態の場合、例えば、上記弾性体(3、3’、3"、3A、3B)は、第1押圧部(11)と支持部(15)との間で第1心棒(2)の上面側に配される第4押圧部(14)を備え、第4押圧部の厚さ(t)は2〜5mmである形態(例えば、図4等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係る指圧器具セットの配置構造としては、例えば、上記第1押圧部(11)の裏面側には、第1押圧部の延設方向(D1)に延びるリブ(17)が設けられ、リブの下面により第1テーパ面(21)が形成されている形態(例えば、図5等参照)を挙げることができる。
本実施形態に係る指圧器具セットの配置構造としては、例えば、上記第1弾性体(3、3’、3"、3A、3B)の上面は、横断面で上向きに凸となる凸曲面(好ましくは、円弧状の凸曲面)に形成されている形態(例えば、図8及び図9等参照)を挙げることができる。これにより、少なくとも第1押圧部は、第1弾性体の縦断面及び横断面において上向きの凸曲面となり、第1押圧部により人体の局部が線でなく点で押圧され、指圧効果が高められる。なお、上記「横断面」とは、第1弾性体の長尺方向に略直交する方向に沿う断面を意図する。
なお、上記実施形態で記載した各構成の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
以下、図面を用いて実施例により本考案を具体的に説明する。なお、本実施例では、本発明に係る「指圧器具セット」として、以下に述べる第1〜第5指圧器具を備える指圧器具セットを例示する。
<第1指圧器具>
(1)第1指圧器具の構成
本実施例に係る第1指圧器具1は、人体の頭部及び/又は肩部を押圧するための指圧器具である(図25参照)。この第1指圧器具1は、図1〜図3に示すように、丸棒状で木製の第1心棒2と、この第1心棒2に取り付けられる長尺状でゴム製の一対の第1弾性体3と、を備えている。この第1弾性体3は、第1心棒2の軸方向に交差(略直交)して配され且つ第1心棒2の外面に沿って曲げられて第1心棒2に取り付けられている。この第1心棒2は、その直径D(図3参照)が約66mmとされ、その軸方向長さが約300mmとされている。
上記第1弾性体3の表面側には、図1〜図3に示すように、円周方向に延びる溝部4が形成されている。これら溝部4に紐5を挿通させつつ第1心棒2及び第1弾性体3に巻き付けることで両者2、3が一体的に結合されている。これら一対の第1弾性体3の左右間隔W(図2参照)は、頭部の左右の耳の間隔に合わせた値(例えば、約160mm等)とされている。この左右間隔Wの値は、紐5による第1心棒2及び第1弾性体3の結合状態を変更することで容易に調整することができる。
上記第1弾性体3は、図5〜図9に示すように、その横断面が略半円形状とされ、その長尺方向にわたって一様な横幅を有している。この第1弾性体3の表面(上面)は、横断面で上向きに凸となる凸曲面に形成されている。また、第1弾性体3の裏面側には、表面側に向かって凹む凹部7が形成されている。
上記第1弾性体3は、図4に示すように、その長尺方向の両端側が床面等の設置面に接地可能な脚部8、9とされている。この脚部8の高さは約5mmとされ、脚部9の高さH2は約40mmとされている。さらに、第1弾性体3は、第1押圧部11、第2押圧部12、第3押圧部13、第4押圧部14及び支持部15を備えている。なお、上記凹部7は、第1弾性体3の第1押圧部11、第4押圧部14及び支持部15にわたる部位に形成されている(図7参照)。
上記第1押圧部11は、図4に示すように、第1心棒2の上面側に配されている。この第1押圧部11は、主に人体の乳用突起210の近傍の局部P(図17(c)参照)を押圧するために用いられる。また、第1押圧部11の裏面側には、図5〜図7に示すように、第1押圧部11の延設方向D1に沿って延びるリブ17(すなわち、凹部7の底面から立ち上がる板状部17)が突設されている。このリブ17の横面側には、湾曲状に延びる補強部18が設けられている。そして、リブ17の下面は、図7に示すように、第1押圧部11の延設方向D1に対して所定の傾斜角θ1(例えば、約45度等)で傾斜する第1テーパ面21とされている。この第1テーパ面21が第1心棒2の外周面に接することで、第1押圧部11の表面側に凸状曲面部11a(図1参照)が形成されている。
上記第2押圧部12は、図4に示すように、第1弾性体3の長尺方向の一端側の近傍(すなわち、脚部9に隣接する位置)に配されている。この第2押圧部12は、主に人体の肩甲間部202及び肩甲上部206(図17(a)参照)を押圧するために用いられる。また、第2押圧部12の縦断面における表面縁は略曲線状(すなわち、上向きに凸となる曲線状)とされている。さらに、第2押圧部12の表面縁の曲率半径Rは約85mmとされている。
上記第3押圧部13は、図4に示すように、第1押圧部11と第2押圧部12との間に配されている。この第3押圧部13は、主に人体の肩甲間部202(図17(a)参照)を押圧するために用いられる。また、第3押圧部13の縦断面における表面縁は略直線状とされている。さらに、第3押圧部13の表面縁の水平に対する傾斜角θ3は約20度とされている。
上記第4押圧部14は、図4に示すように、第1押圧部11と支持部15との間で第1心棒2の上面側に配されている。この第4押圧部14は、主に人体の頭部を押圧するために用いられる。また、第4押圧部14の厚さは約2mmとされている。さらに、第4押圧部14は、第1心棒2に巻き付けられることで他の第1〜第3押圧部11〜13に比べて幅広状とされている(図1参照)。
上記支持部15は、図4に示すように、第4押圧部14と脚部8との間に配されている。この支持部15は、床面等の設置面上に指圧器具1を置いた状態(すなわち、弾性体3の脚部8、9を設置面上に接地した状態)で直立状態となる。また、支持部15の裏面側には、図7に示すように、支持部15の延設方向D2に対して所定の傾斜角θ2(例えば、約20度等)で傾斜する第2テーパ面22が形成されている。この第2テーパ面22が第1心棒2の外周面に接することで、支持部15により第1心棒2が支持されている。また、第2テーパ面22は、支持部15の幅方向の略全長にわたって延びている(図5参照)。
ここで、図4に示すように、首の長さによる第1及び第2押圧部11、12による当りL1を調整することができる。この当りL1調整は、主に、第3押圧部13の長さl3、第2押圧部12の長さl2、及び第2押圧部12の曲率半径Rの値を変えることで実施される。また、人体の大きさによる全体の高さH1を調整することができる。この高さH1調整は、主に、第2押圧部12の長さl2、第2押圧部の曲率半径R、支持部15の長さl5、及び第1心棒2の直径Dの値を変えることで実施される。
(2)指圧器具の作用
次に、上記構成の第1指圧器具1の作用について説明する。先ず、第1指圧器具1を床面上において使用者が仰向けに寝て、図10(a)(b)に示すように、一対の第1弾性体3の第3押圧部13に使用者の肩甲間部202をのせて、その状態で使用者が第3押圧部13に体重の一部をかける。すると、第3押圧部13により肩甲間部202が押圧される。
次いで、図11(a)(b)に示すように、一対の第1弾性体3の第2押圧部12に使用者の肩甲間部202の上半分から肩甲上部206をのせて、その状態で使用者が第2押圧部12に体重の一部をかける。すると、第2押圧部12により肩甲間部202から肩甲上部206までが押圧される。
その後、図12(a)(b)に示すように、一対の第1弾性体3の第4押圧部14に使用者の頭部をのせて、顔を上向きとして、その状態で使用者が第4押圧部14に体重の一部をかける。すると、第4押圧部14により頭部が押圧される。その状態より、図13に示すように、顔を横向きとして、一方の第1弾性体3の第1押圧部11に使用者の耳骨周辺をのせて、その状態で使用者が第1押圧部11に体重の一部をかける。すると、第1押圧部11の凸状曲面部11aにより乳用突起の近傍の局部Pが押圧される。
なお、上述のように第1弾性体3の表面側に頭部や肩部をのせると、図14中に仮想線で示すように、その重力により、第1心棒2が支持部15の第2テーパ面22をすべりつつ第1弾性体3の全体が上下方向に弾性変形することとなる。
<第1指圧器具の変形例>
上記実施例では、その長尺方向にわたって一様な横幅を有する第1弾性体3を例示したが、これに限定されず、例えば、図15に示すように、横幅w1(例えば、50〜80mm)を有する幅広部24と、この幅広部24の一端側に連なり且つ幅広部3の横幅より小さな横幅w2(例えば、40〜60mm)を有する幅狭部25と、を備える第1弾性体3’を採用してもよい。この第1弾性体3’を用いた指圧器具1によると、幅広部24に設けられた第1押圧部11及び第4押圧部14で頭部や乳様突起の近傍の局部Pを比較的柔らかく押圧できるとともに、幅狭部25に設けられた第2押圧部12及び第3押圧部13で肩甲間部202や肩甲上部206を比較的強く押圧することができる。
また、上記実施例では、第1押圧部11の裏面側にリブ17を設け、このリブ17の下面を第1テーパ面21としてなる第1弾性体3を例示したが、これに限定されず、例えば、図16に示すように、第1押圧部11の裏面側に、第1押圧部11の幅方向の略全長にわたって延びる第1テーパ面21’を形成してなる第1弾性体3"を採用してもよい。
また、上記実施例では、その縦断面における表面縁が略曲線状である第2押圧部12を例示したが、これに限定されず、例えば、その縦断面における表面縁が略直線状である第2押圧部としてもよい。
また、上記実施例では、その縦断面における表面縁が略直線状である第3押圧部13を例示したが、これに限定されず、例えば、その縦断面における表面縁が略曲面状である第3押圧部としてもよい。
また、上記実施例では、非弾性変形状態においてその縦断面における表面縁が略直線状である第1押圧部11、第4押圧部14及び支持部15を例示したが、これに限定されず、例えば、非弾性変形状態においてその縦断面における表面縁が略曲面状である第1押圧部、第4押圧部及び支持部としてもよい。
また、上記実施例では、指圧器具1を設置面に置いたときに直立状態となる支持部15を例示したが、これに限定されず、例えば、指圧器具を設置面に置いたときに垂線に対して傾斜状態となる支持部としてもよい。
また、上記実施例では、平面状のテーパ面21、21’、22を例示したが、これに限定されず、例えば、曲面状のテーパ面としてもよい。
また、上記実施例では、第1弾性体3、3’、3"に対する無負荷状態で第1心棒2の外周面に接するテーパ面21、21’、22を例示したが、これに限定されず、例えば、第1弾性体3、3’、3"に対する無負荷状態で第1心棒2の外周面に対向するとともに、第1弾性体3、3’、3"に対して負荷をかけたとき(すなわち、第1弾性体に頭部や肩部をのせたとき)に第1心棒2の外周面に接するテーパ面としてもよい。
さらに、上記実施例における第1指圧器具1による押圧部位、順序等は特に問わない。この第1指圧器具1による押圧部位としては、人体の頭部、肩甲間部、肩甲上部、乳様突起の近傍の局部、後頸部、側頸部、腰部、臀部、脚部、腕部等を挙げることができる。
<第1指圧器具の他の変形例>
上記実施例では、第1弾性体3に形成された溝部4に紐5を挿通させつつ第1心棒2及び第1弾性体3に巻き付けることで両者2、3を一体的に結合してなる第1指圧器具1(図1〜図3参照)を例示したが、これに限定されず、例えば、図17〜図19に示すように、紐5Aを心棒2及びに第1弾性体3A(特に第1押圧部11及び第4押圧部14)に交差状に巻き付けるとともに、第1弾性体3Aの脚部8、9に形成された環状の溝部8a、9aに環状の紐5Bを巻き付けることで、第1心棒2及び第1弾性体3Aを一体的に結合してなる第1指圧器具1Aとしてもよい。これにより、紐5Aにより第1心棒2及び第1弾性体3Aが強固に一体的に結合されるとともに、紐5Bにより両脚部8、9が互いに離れて姿勢が崩れてしまうことが抑制される。さらに、溝部8aにより支持部15が弾性変形し易くなり、第1押圧部11で乳様突起の近傍の局部Pを更に的確にとらえて更に適切な押圧力で押圧できる。なお、上記紐5Bは、交差する環状紐であってもよいし、交差しない環状紐であってもよい。さらに、図17〜図19に示す上記指圧器具1Aにおいて、上記指圧器具1と略同じ構成部位には同じ符号を付けるものとする。
また、例えば、図20及び図21に示すように、上述の第1指圧器具1、1Aの紐5、5A、5Bの縛り付け形態を組み合わせるようにしてもよい。具体的に、先ず、第1紐5を第1心棒2及び第1弾性体3Bに縛り付け(図21(a))、次に、第2紐5Aを第1心棒2及びに第1弾性体3Bに交差状に巻き付け(図21(b))、次いで、第1弾性体3Bの脚部8、9に形成された環状の溝部8a、9aに第3紐5Bを巻き付け(図21(c))、第1心棒2及び第1弾性体3Bを一体的に結合してなる第1指圧器具1Bを得ることができる。本第1指圧器具1Bによると、上述の第1指圧器具1、1Aと略同様の作用・効果を奏するとともに、第1紐5により第1押圧部11及び第4押圧部14が第1心棒2の表面に隙間無く接して仮付けされるので、その後の第2及び第3紐5A、5Bによる組み付け作業を容易に行うことができる。
<第2〜第5指圧器具>
(1)第2〜第5指圧器具の構成
本実施例に係る第2指圧器具32は、図25に示すように、人体の背筋部を押圧するための指圧器具である。また、第3指圧器具33は、人体の肩部を押圧するための指圧器具である。また、第4指圧器具34は、人体の腰部及び/又は臀部を押圧するための指圧器具である。さらに、第5指圧器具35は、人体の腰部及び/又は臀部を押圧するための指圧器具である。
上記各指圧器具32〜35のそれぞれは、図22に示すように、丸棒状で木製の第2〜第5心棒41、51、61、71と、第2〜第5心棒41、51、61、71に取り付けられる長尺状でゴム製の一対の第2〜第5弾性体42、52、62、72と、を備えている。また、弾性体42…は、心棒41…の軸方向に交差(略直交)して配され且つ心棒41…の外面に沿って曲げられて心棒41…に取り付けられている。
上記心棒41、51、61、71及び弾性体42、52、62、72に紐43、53、63、73を巻き付けることで両者が一体的に結合されている。これら一対の弾性体42…の左右間隔は、紐43…による心棒41…及び弾性体42…の結合状態を変更することで容易に調整することができる。
上記弾性体42、52、62、72は、図23に示すように、非弾性変形状態(すなわち、心棒41、51、61、71への取付け前の状態)において所定長さLで略直線状に延びている。弾性体42…は、その横断面が略半円形状とされ、その長尺方向にわたって一様な最大横幅Wを有している。また、弾性体42…の表面(上面)は、横断面で上向きに凸となる凸曲面に形成されている。また、弾性体42…の心棒41…の上側部である押圧部44、54、64、74は、図22に示すように、縦断面で上向きに凸となる凸曲面に形成されている。さらに、弾性体42…は、その長尺方向の両端側が床面上に接地可能な脚部45、55、65、75とされている。
なお、上記心棒41、51、61、71の直径や軸方向長さ、並びに上記弾性体42、52、62、72の長さLや横幅Wは、人体の指圧部位等に応じて適宜選択される。
<指圧器具セットの配置構造>
(1)指圧器具セットの配置構造の構成
本実施例に係る指圧器具セットの配置構造P1は、図24及び図25に示すように、上述の第1〜第5指圧器具1、32〜35を備える指圧器具セットの配置構造である。これら第1〜第5指圧器具1、32〜35は、各弾性体の長尺方向の両端側が接地して床面上に配置されている。具体的に、左右の第3指圧器具33のそれぞれは、第1指圧器具1の第1弾性体3を横方から挟むように床面上に配置されている。また、左右の第4指圧器具34のそれぞれは、左右の第3指圧器具33との間で左右の第2指圧器具32を挟むように床面上に配置されている。さらに、第5指圧器具35は、左右の第4指圧器具34の間に第5弾性体75が横方から挟まれるように床面上に配置されている。
上記第1〜第5指圧器具1、32〜35の配置状態の平面視において、左右の第2指圧器具32のそれぞれの第2心棒41の軸心は、第1指圧器具1の第1心棒2の軸方向の中央を通り且つ第1心棒2と直交する中心線CLに対して、第1指圧器具1側に向かうにつれて中心線CLから離れるように所定角度θ4(鋭角)で交差している。また、左右の第3指圧器具33のそれぞれの第3心棒51の軸心は、中心線CLに対して、第1指圧器具1側に向かうにつれて中心線CLに近づくように所定角度θ5(鋭角)で交差している。また、左右の第4指圧器具34のそれぞれの第4心棒61の軸心は、中心線CLに対して、第1指圧器具1側に向かうにつれて中心線CLに近づくように所定角度θ6(鋭角)で交差している。さらに、第5指圧器具35の第5心棒71の軸心は、第1指圧器具1の第1心棒2の軸心に対して平行とされている。なお、上記左右の第2〜第4指圧器具のそれぞれは、中心線により区画される左右の領域のそれぞれに配置される。
なお、上記第1〜第5指圧器具1、32〜35の相対的な配置位置は、使用者の体格等に応じて適宜調整して決められる。
(2)指圧器具セットの配置構造の作用
次に、上記構成の指圧器具セットの配置構造P1の作用について説明する。使用者(被指圧人)は、第1〜第5指圧器具1、32〜35上に仰向け状態で人体の各部を載せて体重をかける。すると、第1指圧器具1により頭部の圧点(例えば、後頸部204の圧点)や肩部の圧点(例えば、肩甲上部206)が押圧される。また、左右の第2指圧器具32により背筋部の圧点(例えば、肩甲下部302の圧点(特に、肩甲下部302の1点目の圧点;「胆兪(カンユ)のツボ」とも称される。)が押圧される。また、左右の第3指圧器具33により左右の肩部の圧点が押圧される。また、左右の第4指圧器具34により腰部や臀部(特に、浪越圧点304を含む腰部や臀部)が押圧される。さらに、第5指圧器具35により腰部や臀部が押圧される。
次に、使用者は、第1〜第5指圧器具1、32〜35上に横向き状態で体を載せて体重をかける。すると、第1〜第5指圧器具1、32〜35の各弾性体3、42…により人体の所望の圧点がより強く押圧される。特に、第1指圧器具1の第1弾性体3により頭部の乳様突起210の近傍の局部P(図28(c)参照)が強く押圧される。そして、使用者は、仰向け状態と横向き状態とで心ゆくまでしっかり押圧できる。
なお、上記第1〜第5指圧器具1、32〜35を用いる指圧の時には、それぞれの指圧器具が第一の狙い目の圧点(ツボ)をしっかり押さえれば、全体の効果はしっかり出る。そして、使用者は、仰向け状態と横向き状態とで心ゆくまでしっかり押圧する。また、時間のある時には、その他のツボも押す。例えば、上記第5指圧器具35上にうつ伏せで載り、ヘソから下の下腹部をゆっくり揺らすように押圧すれば、腸が直接刺激されて便意が出て便秘予防となる。
(3)実施例の効果
本実施例の指圧器具セットの配置構造P1によると、指圧器具セットは、人体の頭部及び/又は肩部を押圧するための特定構成の第1指圧器具1と、人体の背筋部を押圧するための特定構成の左右の第2指圧器具32と、を備える。そして、第1指圧器具1及び左右の第2指圧器具32のそれぞれは、各弾性体3、42の長尺方向の両端側が接地して床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、左右の第2指圧器具32のそれぞれの第2心棒41の軸心は、第1指圧器具1の第1心棒2の軸方向の中央を通り且つ第1心棒2と直交する中心線CLに対して、第1指圧器具1側に向かうにつれて中心線CLから離れるように所定角度θ4で交差している。これにより、第1指圧器具1の第1弾性体3の表面側に頭部や肩部をのせると、その重力により第1弾性体3が弾性変形すること及び第1弾性体3自身が柔らかいことで、筋肉が解されたり血行がよくされたりして指圧効果と同様の効果が得られる。また、第1押圧部11の裏面側の第1テーパ面21が第1心棒2の外面に接することで、第1押圧部11の表面側に凸状曲面部が形成される。そのため、第1指圧器具1の第1弾性体3の表面側に頭部や肩部をのせたときに、第1押圧部11で乳様突起の近傍の局部を的確にとらえて適切な押圧力で押圧することができる。さらに、第2指圧器具32の第2弾性体42により人体の背筋部(例えば、肩甲下部302の1点目の圧点;「胆兪(カンユ)のツボ」とも称される。;図27参照)が効果的に押圧される。その結果、人体の頭部及び/又は肩部等に加えて、背筋部の疲れやコリが取られる。このように背筋部のコリを取ることで、内臓が活性化されて便意が出て便秘予防となるとともに、姿勢の悪化(すなわち、背中の曲り、猫背)が防止される。その結果、肩コリをより確実に除去又は緩和することができる。さらに、第1及び第2指圧器具1、32の組み合わせを、安眠・熟睡用として長時間使用することができる。
特に、本実施例の第1指圧器具1によると、素人が自分自身の体のケアを熟練者並にしっかりと実施することができる。例えば、毎日好きな時間に、肩コリ取りができ、肩コリ知らずで過ごすことができる。よって、肩コリからくる病気を未然に防ぎ、医療費削減に貢献することができる。また、使用者は、頭部及び肩部を2点又は4点で同時に押圧されることで、頭部に一人、肩部に一人の、合計二人の指圧師により指圧されている感覚を受ける。また、一対の弾性体3のうちの一方の弾性体3に使用者の頭部をのせて体重の一部をかけることで、第1押圧部11により乳用突起の近傍の局部Pが押圧されて強い指圧効果を得ることができる。また、弾性体3の横幅を大きくすることで、本第1指圧器具1を安眠・熟睡用枕として長時間使用することもできる。さらに、第1押圧部11で乳用突起の近傍の局部Pをとらえて押圧することは、生命エネルギーの源のツボをとらえて押圧することとなるので、すばらしい健康増進効果が得られる。
なお、上記乳用突起の近傍の局部Pは、神経の万能、スーパースポットである。全身に通じ、全身の神経が活性化する。また、生命エネルギーの発生スイッチ、健康エネルギーの発生スイッチでもある。ここを毎日押圧することは、体をより健康に、精神をより安定させる。さらに、神経の流れをスムーズに整え、健康にする。
また、本実施例では、指圧器具セットは、人体の肩部を押圧するための特定構成の左右の第3指圧器具33を備え、左右の第3指圧器具33のそれぞれは、第1指圧器具1を挟むように、第3弾性体52の長尺方向の両端側が接地して床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、左右の第3指圧器具33のそれぞれの第3心棒51の軸心は、中心線CLに対して、第1指圧器具1側に向かうにつれて中心線CLに近づくように所定角度θ5で交差している。そのため、第3指圧器具33により人体の肩部(特に、肩甲骨部を含む肩部)が効果的に押圧される。さらに、第1〜第3指圧器具1、32、33の組み合わせを、安眠・熟睡用として長時間使用することができる。
また、本実施例では、人体の腰部及び/又は臀部を押圧するための特定構成の左右の第4指圧器具34を備え、左右の第4指圧器具34のそれぞれは、左右の第3指圧器具33との間で左右の第2指圧器具32を挟むように、第4弾性体62の長尺方向の両端側が接地して床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、左右の第4指圧器具34のそれぞれの第4心棒61の軸心は、中心線CLに対して、第1指圧器具1側に向かうにつれて中心線CLに近づくように所定角度θ6で交差している。そのため、第4指圧器具34の一方の弾性体62で腎兪407、志室408のツボを含む腰部や仙骨部が効果的に押圧されるとともに、他方の弾性体62で浪越圧点304を含む腰部や臀部が効果的に押圧される。よって、腰痛や姿勢の悪化(すなわち、腰の曲り)をより確実に防止できる。さらに、第1〜第4指圧器具1、32〜34の組み合わせを、安眠・熟睡用として長時間使用することができる。
さらに、本実施例では、指圧器具セットは、人体の腰部及び/又は臀部を押圧するための特定構成の第5指圧器具35を備え、第5指圧器具35は、左右の第4指圧器具34の間に挟まれるように、第5弾性体72の長尺方向の両端側が接地して床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、第5指圧器具35の第5心棒71の軸心は、第1指圧器具1の第1心棒2の軸心に対して平行とされている。そのため、第5指圧器具35により人体の腰部や臀部が効果的に押圧される。さらに、第5指圧器具35により腰部の人体の下方へのズレが防止される。よって、安定的に腰部及び/又は臀部の疲れやコリを取ることができ、腰痛や姿勢の悪化(すなわち、腰の曲り)をより確実に防止できる。さらに、第1〜第5指圧器具1、32〜35の組み合わせを、安眠・熟睡用として長時間使用することができる。
また、本実施例では、第1弾性体3は、第1弾性体3の長尺方向の一端側の近傍に配される第2押圧部12を備え、第2押圧部12の縦断面における表面縁は略曲線状である。これにより、第2押圧部12の表面側に曲面状の肩部(例えば、肩甲間部202、肩甲上部206等)をのせたときに、肩部に対して第2押圧部12が点で当ることで強く押圧できる。よって、肩甲上部206から肩甲間部202までの曲面部の全ての部分をまんべんなく押圧することができる。
また、本実施例では、第1弾性体3は、第1押圧部11と第2押圧部12との間に配される第3押圧部13を備え、第3押圧部13の縦断面における表面縁は略直線状である。これにより、第3押圧部13の表面側に肩部(例えば、肩甲間部202等)をのせたときに、肩部に対して第3押圧部13が線で当ることで柔らかく押圧できる。
また、本実施例では、第1弾性体3は、第1心棒2の外面を直立状態で支持する支持部15を備え、支持部15の裏面側には、支持部15の延設方向D2に対して傾斜し且つ第1心棒2の外面に接する第2テーパ面22が形成されている。これにより、第1弾性体3の表面側に頭部や肩部をのせたときに、支持部15が弾性変形すること及び第1心棒2が第2テーパ面22をすべることで、第1押圧部11で乳様突起の近傍の局部Pを更に的確にとらえて更に適切な押圧力で押圧できる。さらに、第2テーパ面22により支持部15の強度が高められる。
また、本実施例では、第1弾性体3は、第1押圧部11と支持部15との間で第1心棒2の上面側に配される第4押圧部14を備え、第4押圧部14の厚さは2〜5mmである。これにより、第4押圧部14の表面側に頭部をのせたときに、肉厚が薄い第4押圧部14により頭部を柔らかく押圧できる。
さらに、本実施例では、第1押圧部11の裏面側には、第1押圧部11の延設方向D1に延びるリブ17が設けられ、リブ17の下面により第1テーパ面21が形成されている。これにより、第1押圧部11で乳様突起の近傍の局部Pを更に的確にとらえて更に適切な押圧力で押圧できる。
さらに、本実施例では、第1テーパ面21は、第1弾性体3の下面側に形成された上面側に向かって凹む凹部7に配されている。これにより、第1テーパ面21を容易に形成することができる。さらに、本実施例では、第2テーパ面22は、第1弾性体3の下面側に形成された上面側に向かって凹む凹部7に配されている。これにより、第2テーパ面22を容易に形成することができる。
ここで、指圧師による指圧では、指圧師は、一方のヒザの支点を軸として、指表面を通して、自分の体重をかけて、被指圧体に対して圧力の強弱を与える。この指圧師による指圧面積は、親指の先端部分であり、比較的小さい。これに対して、本実施例の指圧器具セットの配置構造P1では、各指圧器具1、32〜35に対して、被指圧体の上半身の体重による圧力が分散してかかる。これら各指圧器具1、32〜35の指圧面積は、弾性体の凸面であり、指圧師の親指による指圧面積に比べて大きい。そして、人間が指圧器具の上にのる形となるので、強い押圧力が得られ、しかも長時間一定した押圧力が得られる。これに比べ指圧師による指圧は、小さな押圧力で、しかも指圧師が疲れてくるので長時間安定した押圧力の維持は無理である。
そして、本実施例の指圧器具セットの配置構造P1では、大きな押圧力を得られるため、指圧師と同等の押圧力を得る場合、親指よりも大きな凸面積(すなわち、指圧面積)で押圧できることになる。指圧面積が大きいので、ツボの位置をあまり知らない素人が、アバウトで押圧しても、ツボが指圧面積内に入り易い。その結果、プロの指圧師と同じツボを簡単に押圧できる。すなわち、「素人でも、プロ並みの指圧効果が出せる」指圧器具となった。また、本実施例の指圧器具セットの配置構造P1では、長時間一定した押圧ができることから、指圧圧力を小さくすることにより、睡眠用の安眠熟睡枕や安眠熟睡ベッドの開発にも応用できる。なお、指圧師は、一日4〜5人を指圧すると、体が疲れてしまうが、本実施例の指圧器具セットの配置構造P1を指圧師自身の体のケアとして使用できる。
さらに、本実施例の指圧器具セットの配置構造P1によると、上半身の主要部を押圧出来るので、「腰痛、腰曲がり、猫背、便秘、脚の疲れ、内臓疲労等、体全体のコリ取りと疲労取り」に効果が、如実に出てくる。また、頭部、肩部、背筋部、腰部、臀部の、合計5人の指圧師が同時に指圧してくれているのと同じ指圧効果が出る。
なお、マッサージは世界中で、古代からある。これは人類が、全身の筋肉のコリと疲れをなくしたいからである。本実施例の指圧器具セットP1の配置構造を使用すれば、他人から指圧(マッサージを含む。)を受けなくても、同等もしくはそれ以上の効果を、自分自信で、好きな時間と場所で、自分自身の体のケアができる。
さらに、本実施例の指圧器具セットの配置構造P1を用いて他人に指圧をサービスする場合、多数の被指圧人を一人で管理できる。また、指圧人は指圧のツボを少し習うことにより、指圧サービスが可能になる。これにより、大幅に、指圧料金が下がる。指圧料金が下がると、指圧をする人が大幅に増える。途上国であっても指圧を受ける機会が増える。そうすると、途上国で指圧の仕事が増え、雇用増加につながり、国民の生活がより良くなり、その国のGDPも上がる。
ここで、「指圧」とは、指で(を通して)圧を加えることである(上記非特許文献1のP15等参照)。また、自己指圧の場合、自己指圧のおしかたのコツは、指先に力を入れずに、体全体のバランスをとり、徐々に圧を入れ、徐々に圧を抜くことである。また、指圧のおしかたは、必ず、皮膚面に垂直におす。さらに、指圧師のおしかたは、指先に力を入れずに、指先を通して、指圧師の体重を応用して、圧を入れる。その圧が、皮膚から筋肉に、気持ちよくじんわりと浸透すると、効果がある。いわゆる、指圧の圧は、体重という「自然力」を応用して、圧を加えることである。
そして、本実施例の指圧器具セットの配置構造P1では、指圧師の「手の皮膚の柔らかさ」を表現するために、体との接点に、弾性体3、42…を使っている。また、加える圧の強弱により、弾性体3、42…の構造を変えることができる。
また、指圧師の体重圧をじんわりと手の皮膚に伝えるためには、指圧師の「指、手首、肘、肩の関節の柔軟性」が指圧の必須条件で、ここに「指圧の真髄」がある。よって、本実施例の第1〜第5指圧器具1、32〜35では、「関節の柔軟性」を表現するために、接地するための「脚部8、9、45…」を設け、なおかつ体との接点「押圧部11〜14、44…」から接地面の脚部8、9、45…までが、一つの弾性体3、42…になっている。体重圧を加えることにより、弾性体3、42…の脚部8、9、45…の構造物全体が変形して、関節の役目を果たす。
また、本実施例の指圧器具セットの配置構造P1では、指圧師の体重の代わりに、自分自信の「体重を利用して」指圧器具1、32〜35の上に乗っかけて押圧する。自身の体重を利用できることが、真の自然力の活用になり、真の自然力の活用こそが、指圧の真髄である。なお、良い指圧師とは、自分の体重を100%活用して、「体重力」により圧力の大小の変化を与えて指圧できることである。
ここで、指圧師の指圧は、被指圧人は薄着1枚になって、寝ている。これは、被指圧人が一切の体の力を抜いて、脱力状態で寝ているために、100%安定した状態と言える。指圧師は自分の体重圧を100%活用できる状態になる。これに対して、立ったり、座ったりしている状態は、自分がその姿勢を維持するために力を使っている。こういうのは真の指圧ではなく、按摩、マッサージと呼ばれる。本実施例の指圧器具セットの配置構造P1によると、使用者は完全に脱力して指圧器具1、32〜35の上に乗っかかる。本当の指圧である。また、本実施例の指圧器具セットの配置構造P1は、「素人が自分の体のツボを探せる道具」でもある。また、第1〜第5指圧器具1、32〜35は、体と接する押圧部分が全てR曲面になっている。さらに、第1〜第5指圧器具1、32〜35は、XYZ軸方向全てに容易に動き調整できる。体の押圧する部位や、押圧力の強弱を調整できる。
また、指圧のおしかたは、必ず、皮膚面に垂直におす。指圧であるから皮膚の接点は一点である。ツボは点であり、線で押圧しても、ツボが押圧出来ず、指圧効果は出ない。線で押すのはたんなるマッサージしか出来ない。これに対して、本実施例の第1〜第5指圧器具1、32〜35は、体との接点部分が、必ずR曲面の一点で接しており、力方向は接線に垂直となる。つまり、皮膚に垂直に押している。
また、本実施例の第1〜第5指圧器具1、32〜35は、一対の弾性体3、42…で出来ており、4本の脚8、9、45…で接地の安定性を保っているために、指圧器具1、32〜35は動かず安定して、上述のような使用者自身の体重を利用した押圧の実行を可能にしている。要するに、100%の体重力の自然力を活用することができる。仮に、体重力の受け手である器具が動いては、体重力を100%活用出来ない。これは指圧ではない。
また、本実施例の第1指圧器具1では、肩コリの大元である、「乳様突起210」周辺の頭部2点と「肩甲上部206」周辺の肩部2点の4点を押圧できる事に特化しており、それにより肩こりを画期的に軽減することを目的としたものである。
さらに、本実施例の指圧器具セットの配置構造P1によると、肉体の健康ばかりでなく、「精神の健康も促進される」:意識をリラックスさせる効果がある。指圧器具1、32〜35の上に体を乗っけて、完全に、100%脱力した状態になる。「脱力すると、意識がリラックスする」。のんびり露天温泉に浸かっている時や、満天の星空に引き込まれる時などのように、意識がリラックスする。日常、意識が緊張の中で生きている人ほど、意識をリラックスさせる時が必要不可欠である。意識の緊張時とリラックス時が2ツあって、始めて精神の健康が保たれる。一日の体の疲れを取り、意識をリラックスできる、本実施例の第1〜第5指圧器具1、32〜35(セルフケア万能指圧器具)は、人間の「肉体と精神」の健康な生活にとって、必要品である。
尚、本考案においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本考案の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。すなわち、上記実施例では、第1〜第5指圧器具1、32〜35を備える指圧器具セットの配置構造P1を例示したが、これに限定されず、例えば、第1〜第4指圧基部1、32〜34を備える指圧器具セットの配置構造P2(図25(a)参照)としたり、第1〜第3指圧基部1、32、33を備える指圧器具セットの配置構造P3(図25(b)参照)としたり、第1及び第2指圧基部1、32を備える指圧器具セットの配置構造P4(図25(c)参照)としたりしてもよい。これにより、より安価な指圧器具セットを提供できる。
また、上記実施例における各心棒2、41…の材質、形状等は、弾性体3、42…の押圧力の強弱に応じて適宜選択できる。この心棒2、41…の材質としては、例えば、木、樹脂、ゴム、エラストマ、発泡体、金属等を挙げることができる。また、心棒2、41…の形状としては、例えば、縦断面円形、縦断面楕円径、縦断面多角形、縦断面異形等を挙げることができる。この心棒2、41…は、横断面で少なくとも上面部が上向きに凸となる凸曲面に形成されていればよい。
また、上記実施例における弾性体3、42…の材質、形状等は、弾性体3、42…の押圧力の強弱に応じて適宜選択できる。この弾性体3、42…の材質としては、例えば、ゴム、エラストマ、発泡体等を挙げることができる。また、弾性体3、42…の形状としては、例えば、湾曲部及び/又は屈曲部を有する長尺状、略直線状に延びる長尺状等を挙げることができる。さらに、弾性体3、42…の硬度(例えば、ゴム硬度)としては、例えば、50〜75°(好ましくは55〜70°)であることができる。この硬度は、新JIS規格K6235に準じて測定し、硬度計には、タイプAデュロメータを用いる。
さらに、上記実施例では、中実状の弾性体42…を備える第2〜第5指圧器具32〜35を例示したが、これに限定されず、例えば、その裏面側に長尺方向に沿って凹部が形成された中空状の弾性体を備える第2〜第5指圧器具としてもよい。さらに、上記実施例では、横断面半円形状の弾性体42…を備える第2〜第5指圧器具32〜35を例示したが、これに限定されず、例えば、上面側が上向きに凸となる凸曲面に形成された横断面矩形状の弾性体を備える第2〜第5指圧器具としてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本考案を限定するものと解釈されるものではない。本考案を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本考案の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本考案の範囲または精神から逸脱することなく、添付の実用新案登録請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本考案の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本考案をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本考案は添付の実用新案登録請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本考案は上記で詳述した実施形態に限定されず、本考案の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
人体の局部を押圧する指圧器具として広く利用される。
1,1A,1B;第1指圧器具、2;第1心棒、3,3’,3",3A,3B;第1弾性体、11;第1押圧部、12;第2押圧部、13;第3押圧部、14;第4押圧部、15;支持部、17;リブ、21,21’;第1テーパ面、22;第2テーパ面、D1;第1押圧部の延設方向、D2;支持部の延設方向、P;乳様突起の近傍の局部、32;第2指圧器具、41;第2心棒、42;第2弾性体、33;第3指圧器具、51;第3心棒、52;第3弾性体、34;第4指圧器具、61;第4心棒、62;第4弾性体、35;第5指圧器具、71;第5心棒、72;第5弾性体、P1〜P4;指圧器具セットの配置構造。

Claims (11)

  1. 指圧器具セットの配置構造であって、
    前記指圧器具セットは、人体の頭部及び/又は肩部を押圧するための第1指圧器具と、人体の背筋部を押圧するための左右の第2指圧器具と、を備え、
    前記第1指圧器具は、第1心棒と、前記第1心棒に取り付けられる長尺状の一対の第1弾性体と、を備え、前記第1弾性体は、前記第1心棒の軸方向に交差して配され且つ前記第1心棒の外面に沿って曲げられて前記第1心棒に取り付けられるとともに、前記第1心棒の上面側に配される第1押圧部を備え、前記第1押圧部の裏面側には、前記第1押圧部の延設方向に対して傾斜し且つ前記第1心棒の外面に接する第1テーパ面が形成されており、
    前記左右の第2指圧器具のそれぞれは、第2心棒と、前記第2心棒に取り付けられる長尺状の一対の第2弾性体と、を備え、前記第2弾性体は、前記第2心棒の軸方向に交差して配され且つ前記第2心棒の外面に沿って曲げられて前記第2心棒に取り付けられており、前記第2弾性体の上面は、横断面で上向きに凸となる凸曲面に形成されており、
    前記第1指圧器具及び前記左右の第2指圧器具のそれぞれは、前記各弾性体の長尺方向の両端側が接地して床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、前記左右の第2指圧器具のそれぞれの前記第2心棒の軸心は、前記第1指圧器具の前記第1心棒の軸方向の中央を通り且つ前記第1心棒と直交する中心線に対して、前記第1指圧器具側に向かうにつれて前記中心線から離れるように所定角度で交差していることを特徴とする指圧器具セットの配置構造。
  2. 前記指圧器具セットは、人体の肩部を押圧するための左右の第3指圧器具を備え、
    前記左右の第3指圧器具のそれぞれは、第3心棒と、前記第3心棒に取り付けられる長尺状の一対の第3弾性体と、を備え、前記第3弾性体は、前記第3心棒の軸方向に交差して配され且つ前記第3心棒の外面に沿って曲げられて前記第3心棒に取り付けられており、前記第3弾性体の上面は、横断面で上向きに凸となる凸曲面に形成されており、
    前記左右の第3指圧器具のそれぞれは、前記第1指圧器具を挟むように、前記第3弾性体の長尺方向の両端側が接地して前記床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、前記左右の第3指圧器具のそれぞれの前記第3心棒の軸心は、前記中心線に対して、前記第1指圧器具側に向かうにつれて前記中心線に近づくように所定角度で交差している請求項1記載の指圧器具セットの配置構造。
  3. 前記指圧器具セットは、人体の腰部及び/又は臀部を押圧するための左右の第4指圧器具を備え、
    前記左右の第4指圧器具のそれぞれは、第4心棒と、前記第4心棒に取り付けられる長尺状の一対の第4弾性体と、を備え、前記第4弾性体は、前記第4心棒の軸方向に交差して配され且つ前記第4心棒の外面に沿って曲げられて前記第4心棒に取り付けられており、前記第4弾性体の上面は、横断面で上向きに凸となる凸曲面に形成されており、
    前記左右の第4指圧器具のそれぞれは、前記左右の第3指圧器具との間で前記左右の第2指圧器具を挟むように、前記第4弾性体の長尺方向の両端側が接地して前記床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、前記左右の第4指圧器具のそれぞれの前記第4心棒の軸心は、前記中心線に対して、前記第1指圧器具側に向かうにつれて前記中心線に近づくように所定角度で交差している請求項2記載の指圧器具セットの配置構造。
  4. 前記指圧器具セットは、人体の腰部及び/又は臀部を押圧するための第5指圧器具を備え、
    前記第5指圧器具は、第5心棒と、前記第5心棒に取り付けられる長尺状の一対の第5弾性体と、を備え、前記第5弾性体は、前記第5心棒の軸方向に交差して配され且つ前記第5心棒の外面に沿って曲げられて前記第5心棒に取り付けられており、前記第5弾性体の上面は、横断面で上向きに凸となる凸曲面に形成されており、
    前記第5指圧器具は、前記左右の第4指圧器具の間に挟まれるように、前記第5弾性体の長尺方向の両端側が接地して前記床面上に配置されており、その配置状態の平面視において、前記第5指圧器具の前記第5心棒の軸心は、前記第1指圧器具の前記第1心棒の軸心に対して平行とされている請求項3記載の指圧器具セットの配置構造。
  5. 前記第1弾性体は、前記第1弾性体の長尺方向の一端側の近傍に配される第2押圧部を備え、該第2押圧部の縦断面における表面縁は略曲線状である請求項1乃至4のいずれか一項に記載の指圧器具セットの配置構造。
  6. 前記第1弾性体は、前記第1押圧部と前記第2押圧部との間に配される第3押圧部を備え、該第3押圧部の縦断面における表面縁は略直線状である請求項5記載の指圧器具セットの配置構造。
  7. 前記第1弾性体は、前記第1心棒の外面を直立状態で支持する支持部を備え、前記支持部の裏面側には、該支持部の延設方向に対して傾斜し且つ前記第1心棒の外面に接する第2テーパ面が形成されている請求項1乃至6のいずれか一項に記載の指圧器具セットの配置構造。
  8. 前記第1弾性体は、前記第1押圧部と前記支持部との間で前記第1心棒の上面側に配される第4押圧部を備え、該第4押圧部の厚さは2〜5mmである請求項7記載の指圧器具セットの配置構造。
  9. 前記第1押圧部の裏面側には、該第1押圧部の延設方向に延びるリブが設けられ、該リブの下面により前記第1テーパ面が形成されている請求項1乃至8のいずれか一項に記載の指圧器具セットの配置構造。
  10. 前記第1テーパ面は、前記第1弾性体の下面側に形成された上面側に向かって凹む凹部に配されている請求項1乃至9のいずれか一項に記載の指圧器具セットの配置構造。
  11. 前記第1弾性体は、前記第1弾性体の長尺方向の一端側の近傍に配される第2押圧部を備え、該第2押圧部の縦断面における表面縁は略曲線状であり、
    前記第1弾性体は、前記第1押圧部と前記第2押圧部との間に配される第3押圧部を備え、該第3押圧部の縦断面における表面縁は略直線状であり、
    前記第1弾性体は、前記第1心棒の外面を直立状態で支持する支持部を備え、前記支持部の裏面側には、該支持部の延設方向に対して傾斜し且つ前記第1心棒の外面に接する第2テーパ面が形成されており、
    前記第1弾性体は、前記第1押圧部と前記支持部との間で前記第1心棒の上面側に配される第4押圧部を備え、該第4押圧部の厚さは2〜5mmであり、
    前記第1押圧部の裏面側には、該第1押圧部の延設方向に延びるリブが設けられ、該リブの下面により前記第1テーパ面が形成されており、
    前記第1テーパ面は、前記第1弾性体の下面側に形成された上面側に向かって凹む凹部に配されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の指圧器具セットの配置構造。
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