JP3214028U - 治療用器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ソファ型式のような広い設置場所が一切不要で持ち運びができること、体重を利用して患部に適当な圧力を加えながら誰にでも手軽に治療できること、患者に与える体力的な負担を軽減すること、操作が簡単であること、腰痛以外の肩こり等の治療にも効果的に適用できること、のうちの少なくとも1つを満たす治療用器具を提供する。【解決手段】治療用器具は、平坦部21と、平坦部に連続して平坦部の両脇に対称的に配置され、外側に向かって高さが高くなる2つの傾斜部22と、を有する治療具本体20を備える。治療用器具は、さらに、人体を押圧するための略半楕円球型の押圧体本体と、押圧体本体の平坦面から突出する突出部と、を有する押圧体30を備える。平坦部と傾斜部とが並ぶ長手方向における平坦部の幅は、略半楕円球型の押圧体本体の短軸の長さよりも小さい。2つの傾斜部の各々の傾斜面には、突出部を選択的に挿入可能な複数の穴が、平坦部に対して対称的に形成される。【選択図】図1

Description

本考案は、治療用器具に関する。
腰痛等の障害を持つ患者が指圧的に自己治療するための治療装置として、ソファに座った患者の腰部等の対応位置に設けられたローラを、当該ローラの弾性や空気圧を利用して三次元的に駆動して治療する、いわゆるソファ型式の電動式治療装置が従来から知られている。この構成の治療装置は、電動機の駆動力を利用するので、構造上、患者に対して体力的な負担が掛からないという特長がある。また、背中に回したロープの両端を両腕で引っ張りながら、途中に取り付けられた複数のローラを腰等の患部に押し付けながら回転させて治療する可搬式の器具等も知られている。
前者のようなソファ型の治療用の装置は、大型で重量も重く、一般家庭内での使用に適さないという致命的な欠点がある。また、持ち運びが不可能で、使用場所が限定されるばかりか、電力を消費するので、維持費が嵩む等の不都合な面もある。一方、後者のローラ型の治療器具等は、可搬式であるので持ち運びには特別な難点はないが、治療中患者自身が常時両腕でロープを引っ張りながら複数のローラを腰部等に押し付けて摺動させなければならず、治療動作が極めて面倒で疲れ易い。このため、腰痛患者が器具の利用を敬遠する傾向があり、折角入手した治療用の器具が結果的に無駄になることになる。
このほか、蒲鉾型基台の円弧部の外周に複数のゴム状突起をV字形に並べて突出させた器具(寿式指圧代用器…商品名)や、多数の疣状突起を赤道面に沿って形成した2連結型の球体の両側に長い柄を取り付けた治療用器具(ローリングマッサージャー…商品名)等も知られている。しかしながら、これらの器具は指圧位置が固定的になっており、治療効果が少ない等の問題点があった。
本考案は、上述のような従来の治療用器具の問題点を解消するためになされたものであり、ソファ型式のような広い設置場所が一切不要で持ち運びができること、体重を利用して患部に適当な圧力を加えながら誰にでも手軽に治療できること、患者に与える体力的な負担を軽減すること、操作が簡単であること、腰痛以外の肩こり等の治療にも効果的に適用できること、のうちの少なくとも1つを満たす治療用器具を実現することを目的としている。
一般に、腰痛は老若男女を問わず健康な人体に最初に訪れる疾病で、腰痛を克服することにより腰痛から波及する種々の疾病への罹患を防止できると見なされている。腰痛は骨盤における仙腸関節の亜脱臼や拘縮が原因となり、骨盤の変位や腰椎の歪みによって生じる。仙腸関節は骨盤の左右一対の列隙状の活断層であり、縦方向に関節面を持っているので、重力や衝撃によって一方や両方がずれて脊柱骨盤の中に沈み込む現象が発生する。この仙腸関節を整復する1つの方策として、仙腸関節を両側から圧迫することが考えられる。このような圧迫によって、関節の滑りがよくなり、仙腸関節は正常な位置に戻ろうとする。このことは、例えば2枚のガラス板を重ねたときに、接触面に液体を介在させて圧迫すると、その液体によって摺動が円滑になるという原理に基づくものである。本考案は、このような原理を応用して考案されたものであり、例えば、以下の形態として実現可能である。
本考案の第1の形態によれば、治療用器具が提供される。この治療用器具は、平坦部と、平坦部と連続するように平坦部の両脇に対称的に配置され、外側に向かうにしたがって高さが高くなる2つの傾斜部と、を有する治療具本体と、人体を押圧するための略半楕円球型の押圧体本体と、押圧体本体の平坦面から突出する突出部と、をそれぞれ有する2つの押圧体と、を備える。平坦部と傾斜部とが並ぶ長手方向における平坦部の幅は、略半楕円球型の押圧体本体の短軸の長さよりも小さい。2つの傾斜部の各々の傾斜面には、突出部を選択的に挿入可能な大きさの複数の穴が、平坦部に対して対称的に形成される。
本考案の第2の形態によれば、第1の形態において、治療具本体は、長手方向と直交する方向における平坦部および傾斜部のうちの少なくとも一方の両脇に配置され、平坦部および傾斜部を支持する支持部を備える。本考案の第3の形態によれば、第1または第2の形態において、治療用器具は、桐材によって形成される。
本考案の一実施形態による治療用器具の斜視図である。 治療用器具の治療具本体を示す斜視図である。 治療用器具の押圧体を示す側面図である。 治療用器具の押圧体を示す底面図である。 治療用器具の使用方法の一例を示す説明図である。 治療用器具の適用箇所の一例を示す説明図である。
図1は、本考案の一実施形態による治療用器具10の斜視図である。図示するように、治療用器具10は、治療具本体20と、2つの押圧体30と、を備えている。押圧体30は、治療具本体20から取り外し可能に構成される。
図2は、治療用器具10の治療具本体20を示す斜視図であり、押圧体30は取り外されている。治療具本体20は、平坦部21と、2つの傾斜部22と、支持部23と、を備えている。傾斜部22は、平坦部21と連続するように平坦部21の両脇に対称的に配置されている。また、傾斜部22は、外側(平坦部21から離れる方向)に向かうにしたがって高さが高くなっている。
支持部23は、平坦部21と傾斜部22とが並ぶ方向(以下、長手方向とも呼ぶ)と直交する方向(以下、直交方向とも呼ぶ)における平坦部21の両脇に配置されている。支持部23は、傾斜部22の基部(高さが相対的に低い領域)にも及んでいる。この支持部23は、平坦部21および傾斜部22を直交方向に倒れないように支持する。支持部23は、平坦部21および傾斜部22のうちの少なくとも一方の両脇に配置されてもよい。また、支持部23は、本実施形態では略半円形状を有しているが、任意の形状を有していてもよい。
傾斜部22の傾斜面24すなわち上面には、複数の穴25が形成されている。これらの穴25は、平坦部21に対して左右対称に配置されている。本実施形態では、1つの傾斜部22につき5つの穴25が形成されているが、この構成に代えて、2つ以上の任意の数の穴25が形成されていてもよい。本実施形態では、穴25のピッチ(隣り合う穴の中心間の距離)は約1.5cmである。また、1番下の穴25から平坦部21までの距離は、約3cmである。
図3は、押圧体30を示す側面図である。図4は、押圧体30を示す底面図である。図示するように、押圧体30は、人体を押圧するための略半楕円球型の押圧体本体31と、押圧体本体31の平坦面32から突出する突出部33と、を備えている。図4に示すように、突出部33は、平坦面32の略中央に形成されている。平坦部21の長手方向の幅L1(図2参照)は、押圧体30の略半楕円球形状の短軸の長さL2(図4参照)よりも小さい。幅L1は、本実施形態では、約1.5cmである。また、長さL2は、約5cmであり、押圧体30の略半楕円球形状の長軸の長さは約6cmである。
傾斜部22の穴25は、突出部33を選択的に挿入可能な大きさに形成されている。本実施形態では、穴25は、突出部33がほぼ隙間無く嵌合され、かつ、突出部33を容易に着脱可能な大きさに形成されている。このため、治療用器具10の使用時において(図1に示される状態において)、治療具本体20に対する押圧体30の相対位置がずれにくい。
押圧体30の突出部33は、本実施形態では、図1に示されるように、その略半楕円球型の長軸が傾斜部22の傾斜に沿うように、穴25内に挿入される。また、2つの押圧体30の突出部33は、平坦部21に対して左右対称となるように穴25内に挿入される。より具体的には、2つの傾斜部22の各々には、5つの穴25が形成されており、これらの穴には、下から順に1〜5の番号が付されている(図2参照)。そして、2つの押圧体30の突出部33は、左右の傾斜部22の穴25のうちの同一番号が付された穴25にそれぞれ挿入される。図1では、3番の穴25に押圧体30の突出部33が挿入された状態を示している。
かかる治療用器具10は、桐材によって形成される。このため、皮膚に対する感触が非常にソフトで暖かく、指圧に近い感覚を患者に与えることができる。しかも、軽量で持ち運びにも都合がよい。ただし、治療用器具10は、桐材以外の他の木材、合成樹脂など、任意の材料から形成されてもよい。
図5は、治療用器具10の使用方法の一例を示す説明図である。治療用器具10は、布団等のマット類M上の人体Hにおける主に治療すべき患部(部位)に配置される。このような患部は、例えば、腰部の関節や筋肉等である。図5では、治療用器具10によって仙腸関節部の障害を軽減する場合を示している。治療用器具10は、例えば、図6に示すように、押圧体30が大坐骨孔の外側かつ仙腸関節の直下の領域Aに当たるように配置される。この場合、押圧体30の突出部33は、4番または5番の穴25内に挿入される。そして、両肘で背中を浮かせて肛門を閉じたり開いたりする基本運動を行うことによって、仙腸関節屈曲部が緩められる。また、両肘で背中を浮かせて両足を上げたり開脚したりすると、腹筋や背筋が鍛えられ、股や膝関節の改善に効果が得られる。さらに、足を浮かせて屈伸運動や自転車こぎ運動を行うと、仙腸関節がほぐれ、ズレを整えることができる。
治療用器具10は、上述の使用方法の他、人体の任意の箇所に適用することができる。例えば、押圧体30の突出部33を1番または2番の穴25内に挿入し、治療用器具10を尾骨の周囲に適用することによって、尾骨周辺の靭帯を緩める効果を期待できる。臀筋上部に位置する粗面を押圧することによって骨盤の運動中心の円滑な運動を回復する効果を期待できる。あるいは、傾斜部22の角を利用して関節腔へ刺激を与えることによって、加齢的に退化しようとする関節軟骨減少、滑液分泌不足、関節包硬縮、靭帯拘縮、関節腔狭小などを改善する効果を期待できる。
あるいは、押圧体30の突出部33を1番〜3番のいずれかの穴25内に挿入し、治療用器具10を後頭部全体、側頭部、後頸部の最上部・中部・下部等に適用してもよい。このような治療によれば、焦燥感、頭痛、肩こり、不眠症やむちうち症状を改善する効果を期待できる。
さらに、治療効果を高める体操が併用されてもよい。例えば、治療用器具10の使用前後または使用中に、骨盤を前後に屈伸運動(骨盤のおじぎ・起き上がりシーソー運動)させてもよいし、あるいは、両肘で背中を浮かせ、アキレス腱を伸ばして骨盤を左右交互に上下させる側屈運動(骨盤・背骨、頭部をS字状にくねらせたトカゲ体操)が行われてもよい。あるいは、治療後に、片方の膝を内側に倒して、片方の膝をその上に重ねて交互に膝を折り畳む体操が行われてもよい。
上述した治療用器具10によれば、腰痛の根本的な原因となる骨盤の仙腸関節を効果的に押圧できるので、安全で優れた治療効果が得られる。特に、平坦部21の長手方向の幅が狭くなっている(換言すれば、平坦部21の長手方向の幅L1が、押圧体30の略半楕円球形状の短軸の長さL2よりも小さい)ので、仙腸関節を非常に効果的に押圧できる。
また、治療用器具10によれば、広い設置場所が一切不要であり持ち運びができる、体重を利用して患部に適当な圧力を加えながら治療できる、患者に与える体力的な負担を軽減できる、操作が簡単である、腰痛以外の肩こり等の治療にも効果的に適用できるといった効果も得られる。
10…治療用器具
20…治療具本体
21…平坦部
22…傾斜部
23…支持部
24…傾斜面
25…穴
30…押圧体
31…押圧体本体
32…平坦面
33…突出部

Claims (3)

  1. 治療用器具であって、
    平坦部と、該平坦部と連続するように該平坦部の両脇に対称的に配置され、外側に向かうにしたがって高さが高くなる2つの傾斜部と、を有する治療具本体と、
    人体を押圧するための略半楕円球型の押圧体本体と、前記押圧体本体の平坦面から突出する突出部と、をそれぞれ有する2つの押圧体と
    を備え、
    前記平坦部と前記傾斜部とが並ぶ長手方向における前記平坦部の幅は、前記略半楕円球型の押圧体本体の短軸の長さよりも小さく、
    前記2つの傾斜部の各々の傾斜面には、前記突出部を選択的に挿入可能な大きさの複数の穴が、前記平坦部に対して対称的に形成された
    治療用器具。
  2. 請求項1に記載の治療用器具であって、
    前記治療具本体は、前記長手方向と直交する方向における前記平坦部および前記傾斜部のうちの少なくとも一方の両脇に配置され、前記平坦部および前記傾斜部を支持する支持部を備える
    治療用器具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の治療用器具であって、
    前記治療用器具は、桐材によって形成された
    治療用器具。
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