JP2016164493A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】水位予測モデルのパラメータの変更における計算負荷を低減することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】河川の対象地点の水位を示す水位情報を取得する取得部と、前記河川の流域の分割により得られた複数の分割領域毎に、前記分割領域の降雨水が前記対象地点へ到達するまでの時間に基づいて、前記分割領域から前記対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量を算出する算出部と、算出された前記分割領域の各々についての前記降雨水の量の合計値及びタンクモデルを用いて前記所定期間経過時の前記水位を予測する予測部と、前記タンクモデルに含まれるパラメータを、前記予測部により予測された前記所定期間経過時の前記水位と前記取得部により取得される前記水位情報が示す前記所定期間経過時の前記水位の関係に基づいて変更する変更部と、を備える情報処理装置。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、大雨等による、河川の氾濫や洪水をはじめとする災害を防止するために、事前に河川の水位を予測することが行われている。そして、河川の流域の降雨量と河川の水位を関連付ける水位予測モデルを用いて水位を予測する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、河川の流域を複数の分割領域に分割し、複数の分割領域毎にタンクモデルを用いて分割領域から河川へ流出する水の流出量を算出することによって、河川の水位を予測する技術が開示されている。
また、特許文献2には、河川の流域を複数の分割領域に分割し、分割領域の表面状態を示すパラメータ及び分割領域の保水能力を示すパラメータからなるモデルを用いて複数の分割領域毎に分割領域から河川へ流出する水の流出量を算出することによって、河川の水位を予測する技術が開示されている。
また、非特許文献1には、貯留関数モデル、合成合理式モデル、相関モデルを用いて河川の水位を予測する技術及び河川の水位の予測精度を向上するために各モデルのパラメータを変更する技術が開示されている。
特開2008−050903号公報 特開2007−063849号公報
天野卓三他、「中小河川における各種洪水予測モデルの適用性に関する研究」、河川技術論文集、2003年6月、第9巻、p.61−66
しかしながら、水位を予測する技術において、水位予測モデルのパラメータの変更における計算負荷を低減することが困難であるという問題があった。例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されている技術では、複数の分割領域毎に水位予測モデルを用いた計算が行われるため、水位の予測に用いられるパラメータの数及びパラメータを用いた計算の量を低減することが困難である。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、水位予測モデルのパラメータの変更における計算負荷を低減することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、河川の対象地点の水位を示す水位情報を取得する取得部と、前記河川の流域の分割により得られた複数の分割領域毎に、前記分割領域の降雨水が前記対象地点へ到達するまでの時間に基づいて、前記分割領域から前記対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量を算出する算出部と、算出された前記分割領域の各々についての前記降雨水の量の合計値及びタンクモデルを用いて前記所定期間経過時の前記水位を予測する予測部と、前記タンクモデルに含まれるパラメータを、前記予測部により予測された前記所定期間経過時の前記水位と前記取得部により取得される前記水位情報が示す前記所定期間経過時の前記水位の関係に基づいて変更する変更部と、を備える情報処理装置、が提供される。
前記変更部により変更される前記パラメータは、多段のタンクモデルにおけるタンクの貯留高又は前記タンクから前記タンクの下段のタンクへ水が流出する度合いを示す下段タンク流出係数を含んでもよい。
前記変更部は、予測された前記所定期間経過時の前記水位と前記水位情報が示す前記所定期間経過時の前記水位との差が所定の値より大きい場合に、前記パラメータを変更してもよい。
前記変更部は、変更後の前記貯留高を用いていた場合に予測されていた前記所定期間経過時の前記水位と前記水位情報が示す前記所定期間経過時の前記水位との差が前記所定の値以下になるように、前記貯留高を変更してもよい。
前記変更部は、前記貯留高の変更量の複数の候補の中から絶対値の小さい値を優先して前記変更量として特定し、特定された前記変更量を用いて前記貯留高を変更してもよい。
前記変更部は、変更後の前記貯留高に基づいて前記下段タンク流出係数を変更してもよい。
前記予測部は、複数の時刻において前記水位を予測し、前記変更部は、前記予測部による各時刻における前記水位の予測に対して、所定の回数に渡り連続で前記貯留高が変更された場合に、前記下段タンク流出係数を変更してもよい。
前記複数の分割領域は、前記河川の流域における各地点と前記対象地点との距離に基づいて、前記河川の流域を分割することによって得られてもよい。
前記複数の分割領域は、前記河川の流域における各地点の勾配に基づいて、前記河川の流域を分割することによって得られてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報処理装置と、河川の対象地点の水位を示す水位情報を取得する水位情報取得装置と、前記河川の流域の降雨水の量を示す降雨水量情報を取得する降雨水量情報取得装置と、を備える情報処理システムにおいて、前記情報処理装置は、前記水位情報及び前記降雨水量情報をそれぞれ前記水位情報取得装置及び前記降雨水量情報取得装置からネットワークを介して取得する取得部と、前記河川の流域の分割により得られた複数の分割領域毎に、前記分割領域の降雨水が前記対象地点へ到達するまでの時間に基づいて、前記分割領域から前記対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量を算出する算出部と、算出された前記分割領域の各々についての前記降雨水の量の合計値及びタンクモデルを用いて前記所定期間経過時の前記水位を予測する予測部と、前記タンクモデルに含まれるパラメータを、前記予測部により予測された前記所定期間経過時の前記水位と前記取得部により取得される前記水位情報が示す前記所定期間経過時の前記水位の関係に基づいて変更する変更部と、を備える情報処理システム、が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、河川の対象地点の水位を示す水位情報を情報処理装置によって取得することと、前記河川の流域の分割により得られた複数の分割領域毎に、前記分割領域の降雨水が前記対象地点へ到達するまでの時間に基づいて、前記分割領域から前記対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量を算出することと、算出された前記分割領域の各々についての前記降雨水の量の合計値及びタンクモデルを用いて前記所定期間経過時の前記水位を予測することと、前記タンクモデルに含まれるパラメータを、予測された前記所定期間経過時の前記水位と取得される前記水位情報が示す前記所定期間経過時の前記水位の関係に基づいて変更することと、を含む情報処理方法、が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報処理装置を制御するコンピュータを、河川の対象地点の水位を示す水位情報を取得する取得部と、前記河川の流域の分割により得られた複数の分割領域毎に、前記分割領域の降雨水が前記対象地点へ到達するまでの時間に基づいて、前記分割領域から前記対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量を算出する算出部と、算出された前記分割領域の各々についての前記降雨水の量の合計値及びタンクモデルを用いて前記所定期間経過時の前記水位を予測する予測部と、前記タンクモデルに含まれるパラメータを、前記予測部により予測された前記所定期間経過時の前記水位と前記取得部により取得される前記水位情報が示す前記所定期間経過時の前記水位の関係に基づいて変更する変更部と、として機能させるためのプログラム、が提供される。
以上説明したように本発明によれば、水位予測モデルのパラメータの変更における計算負荷を低減することができる。
本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る水位予測装置の機能構成の一例を示す説明図である。 分割領域データの一例を示す説明図である。 河川の流域の分割の第1の例を示す説明図である。 河川の流域の分割の第2の例を示す説明図である。 タンクモデル及び水位・流量変換式に含まれるパラメータの一例を示す説明図である。 タンクモデルの一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る水位予測装置が行う処理の流れの概要を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る水位予測装置が行う貯留高設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る水位予測装置が行うパラメータ変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る水位予測装置が行う水位予測処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<<1.本発明の実施形態に係る情報処理システムの構成>>
まず、本発明の実施形態に係る情報処理システム1の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システム1の構成の一例を示す説明図である。図1に示したように、情報処理システム1は、雨量センサ10と、水位センサ30と、雨量予測サービス50と、水位予測装置70と、を備える。雨量センサ10、水位センサ30、及び雨量予測サービス50と、水位予測装置70とはそれぞれ有線又は無線の通信ネットワーク90を介して相互に通信可能となっている。
雨量センサ10は、本発明に係る降雨水量情報取得装置の一例である。雨量センサ10は、河川の流域の降雨水の量を検出することにより、検出された降雨水の量を示す降雨水量情報を取得する。具体的には、雨量センサ10は、一定時間毎(例えば10分毎)に当該流域の単位時間あたりの降雨水の量を検出する。また、雨量センサ10は、降雨水量情報を水位予測装置70へ送信する。例えば、雨量センサ10は、河川の近傍等に設置されてもよい。
水位センサ30は、本発明に係る水位情報取得装置の一例である。水位センサ30は、河川の対象地点の水位を検出することにより、検出された水位を示す水位情報を取得する。具体的には、水位センサ30は、一定時間毎(例えば10分毎)に当該対象地点の水位を検出する。また、水位センサ30は、水位情報を水位予測装置70へ送信する。
雨量予測サービス50は、雨量を予測し、予測された雨量を示す雨量予測情報を提供するサービスである。例えば、雨量予測サービス50は、気象庁の降水短時間予報やレーダー・ナウキャストのような外部のサービスである。雨量予測サービス50は、例えば、現時点から1時間経過時までは10分間隔に、現時点から1時間経過時以降3時間経過時までは1時間間隔に区切られた複数の時間の各々における雨量を予測する。
水位予測装置70は、本発明に係る情報処理装置の一例である。水位予測装置70は、雨量センサ10、水位センサ30、及び雨量予測サービス50からそれぞれ送信される降雨水量情報、水位情報及び雨量予測情報を用いて所定期間経過時の河川の対象地点の水位を予測する。
具体的には、水位予測装置70は、まず、河川の流域の分割により得られた複数の分割領域毎に、分割領域の降雨水が対象地点へ到達するまでの時間に基づいて、分割領域から対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量を算出する。そして、水位予測装置70は、分割領域の各々から対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量の合計値及びタンクモデルを用いて所定期間経過時の対象地点の水位を予測する。
また、水位予測装置70は、水位予測に用いられるタンクモデルに含まれるパラメータを、予測された所定期間経過時の対象地点の水位と水位情報が示す所定期間経過時の対象地点の水位の関係に基づいて変更する。
本発明の実施形態に係る水位予測装置70によれば、複数の分割領域毎に水位予測モデルを用いた計算を行うことを要しないので、水位の予測に用いられるパラメータの数及びパラメータを用いた計算の量を低減することができる。それにより、水位予測モデルのパラメータの変更における計算負荷を低減することが可能である。
<<2.本発明の実施形態に係る水位予測装置>>
<2−1.機能構成>
前節では、本発明の実施形態に係る情報処理システム1の概要について説明した。続いて、図2〜図7を参照して、本発明の実施形態に係る水位予測装置70の機能構成を説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る水位予測装置70の機能構成の一例を示す説明図である。図2に示したように、水位予測装置70は、通信部701と、記憶部703と、制御部705と、を備える。
[通信部]
通信部701は、有線又は無線の通信ネットワーク90を介して水位予測装置70の外部の装置と通信する。例えば、通信部701は、雨量センサ10、水位センサ30、及び雨量予測サービス50からそれぞれ降雨水量情報、水位情報、及び雨量予測情報を取得し、取得された各種情報を記憶部703へ記憶させる。なお、通信部701は、制御部705によって予測された対象地点の水位を示す情報を水防管理団体の端末等の外部の装置へ送信してもよい。
[記憶部]
記憶部703は、雨量水位データ記憶部731と、雨量水位予測データ記憶部733と、分割領域データ記憶部735と、貯留高記憶部737と、パラメータ記憶部739と、を含む。
(雨量水位データ記憶部)
雨量水位データ記憶部731は、雨量センサ10により検出された河川の流域の降雨水の量を示す降雨水量情報及び水位センサ30により検出された対象地点の水位を示す水位情報を記憶する。また、雨量水位データ記憶部731は、雨量センサ10により検出された降雨水の量の累積値を記憶する。設定された時間(例えば、6時間)継続して雨量センサ10により降雨水が検出されなかった場合、降雨水の量の累積値は0に設定されてもよい。
(雨量水位予測データ記憶部)
雨量水位予測データ記憶部733は、雨量予測サービス50により予測された雨量を示す雨量予測情報及び制御部705によって予測された対象地点の水位を示す情報を記憶する。
(分割領域データ記憶部)
分割領域データ記憶部735は、河川の流域の分割により得られた複数の分割領域に関する分割領域データを記憶する。例えば、分割領域データは、図3に示したように、分割領域のID、分割領域の面積(分割領域面積)、分割領域の降雨水が対象地点へ到達するまでの時間(到達時間)、及び各分割流域の面積の合計値(流域面積)を示す情報を含む。
図3において、各分割領域のIDとして、R1、R2、及びR3が示されている。また、各分割領域の分割領域面積として、3.58[km]、8.73[km]、及び8.18[km]が示されている。また、各分割領域の到達時間として、10[分]、20[分]、及び30[分]が示されている。例えば、分割領域内の各地点における降雨水が対象地点へ到達するまでの時間のうち最長の時間が到達時間として設定される。なお、分割領域内において対象地点から最も遠い地点の降雨水が対象地点へ到達するまでの時間が到達時間として設定されてもよい。また、図3において、流域面積として、27.6[km]が示されている。なお、流域の範囲は、標高データに基づいて決定される。
流域の分割の第1の例として、分割領域は、河川の流域における各地点と対象地点との距離に基づいて、河川の流域を分割することによって得られてもよい。図4は、河川の流域3の分割の第1の例を示す説明図である。図4に示した流域3の降雨水は、河川5の対象地点P1へ到達する。流域の分割の第1の例では、まず、流域3において対象地点P1から最も遠い地点である地点P2が特定される。次に、地点P2の降雨水が対象地点P1へ到達するまでの時間が算出される。
ここで、所定の地点の降雨水が対象地点まで到達するまでの時間を算出するための数式として、下記数式(1)や下記数式(2)が知られている。
Figure 2016164493
Figure 2016164493
数式(1)において、Tは所定の地点の降雨水が対象地点へ到達するまでの時間を示し、Lは所定の地点から対象地点までの流路長を示し、Sは所定の地点から対象地点までの平均勾配の大きさを示す。また、数式(2)において、Tは所定の地点の降雨水が対象地点へ到達するまでの時間を示し、Lは所定の地点から対象地点までの流路長を示し、Vは平均流速を示す。
流域の分割の第1の例において、図4における地点P2の降雨水が対象地点P1へ到達するまでの時間Tは、例えば、数式(1)又は数式(2)を用いて算出される。そして、算出されたTに基づいて流路7中を降雨水が10分間で進む距離が算出され、当該距離間隔に流路7が区切られる。図4における地点P10、地点P20、地点P30、及び地点P40は、流路7が区切られた地点を示す。そして、地点P10、地点P20、地点P30、及び地点P40の各々を通り対象地点P1を中心とする複数の円によって流域3が分割される。分割領域R1〜R5は、流域の分割の第1の例において流域3の分割により得られた分割領域である。
流域の分割の第2の例として、分割領域は、河川の流域における各地点の勾配に基づいて、河川の流域を分割することによって得られてもよい。図5は、河川の流域3の分割の第2の例を示す説明図である。流域の分割の第2の例では、まず、流域3は、複数の領域に区切られる。例えば、流域3は、図5において破線で示した格子領域に区切られる。次に、各格子領域の勾配の方向及び大きさに基づいて各格子領域から対象領域P1への流路及び流速を求めることにより、各格子領域の降雨水が対象地点P1へ到達するまでの時間が特定される。そして、各々の分割領域に含まれる格子領域の降雨水が対象地点P1へ到達するまでの時間が分割領域毎に設定される所定の範囲内となるように、流域3が分割される。図5に示した分割領域R1〜R5は、流域の分割の第2の例において流域3の分割により得られた分割領域である。
(貯留高記憶部)
貯留高記憶部737は、制御部705が行う処理において用いられるタンクモデルに含まれる各タンクの貯留高を記憶する。なお、各タンクの貯留高はタンクモデルに含まれるパラメータの一部であり、タンクモデルに含まれる他のパラメータはパラメータ記憶部739に記憶される。
(パラメータ記憶部)
パラメータ記憶部739は、制御部705が行う処理において用いられるタンクモデル及び水位・流量変換式に含まれるパラメータを記憶する。例えば、パラメータ記憶部739により記憶されるパラメータは、図6に示したように、各タンクの河川流出係数、各タンクの河川流出口高さ、各タンクの下段タンク流出係数、水位・流量変換式係数、及び水位・流量変換式補正項を含む。図6において、1段目〜3段目タンクの河川流出係数として、それぞれ0.15、0.05、及び0.01が示されている。また、1段目〜3段目タンクの河川流出口高さとして、それぞれ15.0[mm]、15.0[mm]、及び0.0[mm]が示されている。また、1段目〜3段目タンクの下段タンク流出係数として、それぞれ0.12、0.05、及び0.01が示されている。また、水位・流量変換式係数として、80.0が示されている。また、水位・流量変換式補正項として、0.0が示されている。なお、図6に示したパラメータは一例にすぎず、本発明の技術的範囲は係る例に限定されず、パラメータは対象地点の環境に応じて設定されてもよい。
[制御部]
制御部705は、降雨水量算出部751と、水位予測部752と、パラメータ変更部753と、貯留高設定部755と、を含む。以下、降雨水量算出部751、水位予測部752、パラメータ変更部753、又は貯留高設定部755が行う各種処理の具体的な説明において、分割領域データとして図3に示した情報が参照され、タンクモデル及び水位・流量変換式に含まれるパラメータとして図6に示したパラメータが参照されるものとする。
(降雨水量算出部)
降雨水量算出部751は、河川の流域の分割により得られた複数の分割領域毎に、分割領域の降雨水が対象地点へ到達するまでの時間に基づいて、分割領域から対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量を算出する。
例えば、降雨水量算出部751は、記憶部703に記憶される降雨水量情報、雨量予測情報、及び分割領域データ、並びに下記数式(3)及び(4)を用いて分割領域の各々から対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量を算出することにより、当該降雨水の量の合計値を算出する。以下、所定期間は現時刻から10分間間隔に区切られた複数の時間である例について説明する。
Figure 2016164493
Figure 2016164493
数式(3)及び(4)において、RC(t)は分割領域の各々から対象地点へ時刻tからの10分間において到達する降雨水の量の合計値を示し、R(g)は時刻gからの10分間における分割領域Rの降雨水の量を示し、R(g)は降雨水量情報又は雨量予測情報が示す時刻gからの10分間における降雨水の量を示し、Tは分割領域Rの到達時間を示し、Aは分割領域Rの分割領域面積を示し、Aは流域面積を示す。
なお、分割領域R内の各地点における降雨水が対象地点へ到達するまでの時間のうち最長の時間が到達時間Tとして設定されるので、分割領域R内の各地点における降雨水が対象地点へ到達するまでの時間は設定された到達時間T以下となる。ゆえに、数式(3)は、設定された到達時間Tを補正するための補正値Dの項を含む。例えば、Dの値として10が適用され得る。
ここで、河川の流域が図3に示した分割領域R1〜R3の3つの分割領域に分割されるとした場合、例えば、RC(10:00)はR(10:00)とR(9:50)とR(9:40)の合計値となり、RC(10:10)はR(10:10)とR(10:00)とR(9:50)の合計値となり、RC(10:20)はR(10:20)とR(10:10)とR(10:00)の合計値となる。従って、R(9:40)、R(9:50)、R(10:00)、R(10:10)、R(10:20)が、それぞれ0[mm]、0[mm]、1[mm]、3[mm]、2[mm]である場合、RC(10:00)、RC(10:10)、RC(10:20)として、それぞれ0.13[mm]、0.71[mm]、1.51[mm]が算出される。
(水位予測部)
水位予測部752は、分割領域の各々から対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量の合計値及びタンクモデルを用いて所定期間経過時の対象地点の水位を予測する。また、水位予測部752は、予測された対象地点の水位を示す情報を記憶部703へ記憶させる。なお、水位予測部752は、予測された対象地点の水位を示す情報を通信部701へ出力し、当該情報を通信部701に送信させてもよい。以下、水位予測部752による水位の予測について具体的に説明する。
まず、水位予測部752は、所定期間経過時の各タンクの貯留高を算出する。タンクモデルによれば、図7に示したように、時刻tからの10分間において、1段目タンクにRC(t)に相当する量の降雨水が流入し、各タンクの側面孔からそれぞれq(t)(j=1、2、3)に相当する量の降雨水が流出し、各タンクからそれぞれf(t)(j=1、2、3)に相当する量の降雨水が下方へ流出する。図7において、S(t)〜S(t)はそれぞれ時刻tにおける1〜3段目タンクの貯留高を示し、L(j=1、2、3)はj段目タンクの河川流出口高さを示す。ここで、時刻tからΔtが経過した時点における1〜3段目の各タンクの貯留高S(t+Δt)〜S(t+Δt)、q(t)、及びf(t)は以下の数式で表される。
Figure 2016164493
Figure 2016164493
Figure 2016164493
Figure 2016164493
Figure 2016164493
数式(5)〜(7)において、Δtは、RC(t)、q(t)〜q(t)、及びf(t)〜f(t)に対応する時間に設定される。ゆえに、本明細書においてΔtは10分に設定されるが、本発明の技術的範囲は係る例に限定されず、RC(t)、q(t)〜q(t)、及びf(t)〜f(t)に対応する時間、並びにΔtについて設定される時間は他の時間であってもよい。
数式(8)及び(9)において、kj1はj段目タンクの側面孔から水が流出する度合いを示すj段目タンクのタンク流出係数を示し、kj2はj段目タンクから当該タンクの下段のタンクへ水が流出する度合いを示すj段目タンクの下段タンク流出係数を示す。
水位予測部752は、記憶部703に記憶されている現時刻における各タンクの貯留高、分割領域の各々から対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量の合計値、及び数式(5)〜(9)を用いて所定期間経過時の各タンクの貯留高を算出する。
具体的には、水位予測部752は、まず、記憶部703に記憶されている現時刻tの各タンクの貯留高S(t)〜S(t)、及び分割領域の各々から対象地点へ現時刻tからの10分間において到達する降雨水の量RC(t)を用いて現時刻tから10分経過時の各タンクの貯留高S(t+Δt)〜S(t+Δt)を算出する。次に、水位予測部752は、算出された現時刻tから10分経過時の各タンクの貯留高S(t+Δt)〜S(t+Δt)、及び分割領域の各々から対象地点へ時刻(t+Δt)からの10分間において到達する降雨水の量RC(t+Δt)を用いて時刻(t+Δt)から10分経過時の各タンクの貯留高S(t+2Δt)〜S(t+2Δt)を算出する。そして、水位予測部752は、順次所定期間経過時の各タンクの貯留高S(t+NΔt)〜S(t+NΔt)を算出する。
続いて、水位予測部752は、算出された各タンクの所定期間経過時の貯留高、上述した数式(8)、及び下記数式(10)〜(12)を用いて所定期間経過時の対象地点の水位を予測する。なお、数式(10)〜(12)において、Q(t)はj段目タンクの側面孔からの時刻tにおける流量を示し、H(t)は時刻tにおける対象地点の水位を示し、aは水位・流量変換式係数を示し、bは水位・流量変換式補正項を示す。
Figure 2016164493
Figure 2016164493
Figure 2016164493
なお、水位予測部752は、以上説明した水位の予測を一定時間毎に行ってもよい。例えば、水位予測部752は、10分毎に水位の予測を行う。
(パラメータ変更部)
パラメータ変更部753は、記憶部703に記憶されたタンクモデルに含まれるパラメータを、水位予測部752により予測された所定期間経過時の対象地点の水位と水位情報が示す当該所定期間経過時の対象地点の水位の関係に基づいて変更する。パラメータ変更部753により変更されるパラメータは、タンクの貯留高又は下段タンク流出係数を含む。なお、パラメータ変更部753は、貯留高又は下段タンク流出係数のいずれか一方を変更してもよく、貯留高及び下段タンク流出係数の双方を変更してもよい。また、パラメータ変更部753によるパラメータの変更において用いられる予測された水位の時刻及び水位情報が示す水位の時刻は、必ずしも一致しなくともよい。例えば、パラメータ変更部753は、水位予測部752により予測された所定期間経過時の対象地点の水位と水位情報が示す当該所定期間経過時の直前又は直後に検出された対象地点の水位の関係に基づいてパラメータを変更してもよい。
例えば、パラメータ変更部753は、予測された所定期間経過時の対象地点の水位と水位情報が示す当該所定期間経過時の対象地点の水位との差が所定の値より大きい場合に、パラメータを変更する。また、パラメータ変更部753は、変更後の貯留高を用いていた場合に予測されていた所定期間経過時の対象地点の水位と水位情報が示す当該所定期間経過時の対象地点の水位との差が所定の値以下になるように、貯留高を変更してもよい。
例えば、過去において予測された現時刻tにおける対象地点の水位H(t)と水位情報が示す水位センサ30により検出された現時刻tにおける対象地点の水位との差が所定の値より大きい場合に、パラメータ変更部753は、変更後の貯留高を用いていた場合に予測されていた現時刻tにおける対象地点の水位H(t)と水位情報が示す現時刻tにおける対象地点の水位との差が所定の値以下になるように、現時刻tにおける2段目タンクの貯留高及び現時刻tにおける3段目タンクの貯留高を変更する。また、パラメータ変更部753は、所定のタンクの貯留高の増加量と当該所定のタンクの上段又は下段のタンクの貯留高の減少量が等しくなるように、貯留高を変更してもよい。
具体的には、パラメータ変更部753は、2段目タンクの貯留高と3段目タンクの貯留高との間で変更量ΔSの分貯留高を移動させることにより、貯留高を変更する。より具体的には、パラメータ変更部753は、まず、貯留高の変更量ΔSの複数の候補の中から候補を選択し、選択された候補を下記数式(13)及び(14)のΔSに代入し、q(t)及びq(t)を算出する。
Figure 2016164493
Figure 2016164493
そして、パラメータ変更部753は、算出されたq(t)及びq(t)、並びに上述した数式(10)〜(12)を用いてH(t)を算出する。算出されたH(t)と水位情報が示す水位センサ30により検出された現時刻tにおける対象地点の水位との差が所定の値以下である場合、パラメータ変更部753は、選択されたΔSの候補を変更量として特定する。そして、パラメータ変更部753は、現時刻tにおける2段目タンクの貯留高をS(t)から(S(t)+ΔS)へ、現時刻tにおける3段目タンクの貯留高をS(t)から(S(t)−ΔS)へ変更する。
例えば、時刻(t−Δt)において予測された現時刻tにおける対象地点の水位H(t)が0.32[m]、水位情報が示す水位センサ30により検出された現時刻tにおける対象地点の水位が0.38[m]、上記所定の値が0.05[m]である場合に、予測された水位と水位センサ30により検出された水位との差は所定の値より大きいので、パラメータ変更部753は、貯留高の変更を行う。
時刻(t−Δt)において予測された現時刻tの各タンクの貯留高S(t)〜S(t)がそれぞれ5.76[mm]、15.31[mm]、16.27[mm]であり、ΔSの候補として0.28[mm]が選択された場合、変更後の貯留高を用いていた場合に予測されていた現時刻tにおける対象地点の水位H(t)は0.33[m]である。ゆえに、変更後の貯留高を用いていた場合に予測されていた水位と水位センサ30により検出された水位との差は所定の値以下であるので、パラメータ変更部753は、現時刻tにおける2段目タンクの貯留高を15.31[mm]から15.59[mm]へ、現時刻tにおける3段目タンクの貯留高を16.27[mm]から15.99[mm]へ変更する。
一方、算出されたH(t)と水位情報が示す水位センサ30により検出された現時刻tにおける対象地点の水位との差が所定の値以下ではない場合、パラメータ変更部753は、ΔSの他の候補を選択し、H(t)の算出を再度行う。そして、パラメータ変更部753は、算出されたH(t)と水位情報が示す現時刻tにおける対象地点の水位との差が所定の値以下となるまで、ΔSの候補の選択及びH(t)の算出の処理を繰り返す。
なお、パラメータ変更部753は、選択されたΔSについて、上述した数式(10)、(11)、(13)、及び(14)を用いて算出される流量Q(t)と、水位情報が示す現時刻tにおける対象地点の水位と上述した数式(12)を用いて算出される流量との差が所定の値以下であるか否かを判断することにより、候補値を特定してもよい。
パラメータ変更部753は、貯留高の変更量の複数の候補の中から絶対値の小さい値を優先して変更量として特定し、特定された変更量を用いて貯留高を変更してもよい。例えば、パラメータ変更部753は、複数の候補の中から絶対値の小さい値を優先して選択することによって、複数の候補の中から絶対値の小さい値を優先して変更量として特定してもよい。
なお、パラメータ変更部753は、全ての候補についてH(t)の算出を行った後に、算出された各々のH(t)と水位情報が示す水位センサ30により検出された現時刻tにおける対象地点の水位との差が所定の値以下であるか否かの判断を行ってもよい。そして、パラメータ変更部753は、変更後の貯留高を用いていた場合に予測されていた現時刻tにおける対象地点の水位H(t)と水位情報が示す水位センサ30により検出された現時刻tにおける対象地点の水位との差が所定の値以下になるような複数の候補の中から絶対値の小さい値を優先して変更量として特定してもよい。
パラメータ変更部753は、変更後の貯留高に基づいて下段タンク流出係数を変更してもよい。例えば、パラメータ変更部753は、変更後の現時刻tにおける2段目タンクの貯留高に基づいて2段目タンクの下段タンク流出係数を変更する。
具体的には、パラメータ変更部753は、変更後の現時刻tにおける2段目タンクの貯留高(S(t)+ΔS)及び下記数式(15)〜(19)を用いて2段目タンクの下段タンク流出係数k22を算出し、得られた値へ2段目タンクの下段タンク流出係数k22を変更する。
Figure 2016164493
Figure 2016164493
Figure 2016164493
Figure 2016164493
Figure 2016164493
例えば、パラメータ変更部753によって、現時刻tにおける2段目タンクの貯留高が15.31[mm]から15.59[mm]へ変更された場合、2段目タンクの下段タンク流出係数k22として0.04が算出され、2段目タンクの下段タンク流出係数k22は図6に示した0.05から0.04へ変更される。
また、パラメータ変更部753は、水位予測部752による各時刻における水位の予測に対して、所定の回数に渡り連続で貯留高が変更された場合に、下段タンク流出係数を変更してもよい。例えば、パラメータ変更部753は、10分毎に水位予測部752により行われる水位の予測に対して、所定の回数に渡り連続で貯留高が変更されたことをトリガとして、下段タンク流出係数を変更してもよい。
(貯留高設定部)
貯留高設定部755は、記憶部703に記憶されている降雨水量情報が示す雨量センサ10により検出された降雨水の量の累積値が0である場合に、現時刻tにおける各タンクの貯留高を水位情報が示す現時刻tにおける対象地点の水位に基づいて設定する。
具体的には、降雨水量情報の累積値が0である場合に、貯留高設定部755は、まず、現時刻tにおける1段目タンクの貯留高S(t)及び現時刻tにおける2段目タンクの貯留高S(t)を0に設定する。次に、貯留高設定部755は、水位情報が示す現時刻tにおける対象地点の水位及び上述した数式(11)及び(12)を用いて3段目タンクの側面孔からの現時刻tにおける流量Q(t)を算出する。なお、現時刻tにおける1段目タンクの貯留高及び現時刻tにおける2段目タンクの貯留高は0に設定されるので、Q(t)及びQ(t)は0である。そして、貯留高設定部755は、算出されたQ(t)、並びに数式(8)及び(10)を用いて、現時刻tにおける3段目タンクの貯留高S(t)を算出し、得られた値に3段目タンクの貯留高S(t)を設定する。
例えば、水位情報が示す現時刻tにおける対象地点の水位が0.25[m]であった場合、現時刻tにおける流量Q(t)として、5.0[m/sec]が算出される。そして、現時刻tにおける3段目タンクの貯留高S(t)として、10.87[mm]が算出され、設定される。
<2−2.動作>
続いて、図8〜図11を参照して、本発明の実施形態に係る水位予測装置70が行う処理の流れを説明する。
図8は、本発明の実施形態に係る水位予測装置70が行う処理の流れの概要を示すフローチャートである。図8に示したように、制御部705は、設定時間待機し(ステップS102)、設定時間経過時において記憶部703に記憶されている降雨水量情報が示す降雨水の量の累積値が0である場合(ステップS104/YES)、貯留高設定処理を実行する(ステップS106)。次に、制御部705は、水位予測処理を実行し(ステップS108)、ステップS102の処理へ戻る。
一方、設定時間経過時において記憶部703に記憶されている降雨水量情報が示す降雨水の量の累積値が0ではない場合(ステップS104/NO)、かつ、過去において予測された現時刻における対象地点の水位と水位情報が示す現時刻における対象地点の水位との差が所定の値より大きい場合(ステップS110/YES)、制御部705は、パラメータ変更処理を実行する(ステップS112)。次に、制御部705は、水位予測処理を実行し(ステップS108)、ステップS102の処理へ戻る。
また、設定時間経過時において記憶部703に記憶されている降雨水量情報が示す降雨水の量の累積値が0ではない場合(ステップS104/NO)、かつ、過去において予測された現時刻における対象地点の水位と水位情報が示す現時刻における対象地点の水位との差が所定の値より大きくない場合(ステップS110/NO)、制御部705は、パラメータ変更処理を実行せず、水位予測処理を実行し(ステップS108)、ステップS102の処理へ戻る。
なお、いずれかの処理でエラーが発生した場合、制御部705は、図8に示した処理を終了する。また、制御部705は、ステップS102の処理の後に雨量センサ10及び水位センサ30からそれぞれ送信された降雨水量情報及び水位情報が記憶部703へ追加されたことをトリガとしてステップS104の判定処理を開始してもよい。
以上、水位予測装置70が行う処理の流れの概要について説明した。続いて、水位予測装置70が行う貯留高設定処理、パラメータ変更処理、及び水位予測処理の流れについて説明する。
図9は、本発明の実施形態に係る水位予測装置70が行う貯留高設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。図9に示したように、貯留高設定処理において、貯留高設定部755は、まず、現時刻における1段目タンクの貯留高S及び現時刻における2段目タンクの貯留高Sを0に設定する(ステップS202)。次に、貯留高設定部755は、水位情報が示す現時刻における対象地点の水位に基づいて、3段目タンクの側面孔からの現時刻における流出量Qを算出する(ステップS204)。次に、貯留高設定部755は、現時刻における3段目タンクの貯留高Sを算出し、得られた値に3段目タンクの貯留高Sを設定する(ステップS206)。そして、図9に示した処理は終了する。
図10は、本発明の実施形態に係る水位予測装置70が行うパラメータ変更処理の流れの具体例を示すフローチャートである。図10に示したように、パラメータ変更処理において、パラメータ変更部753は、まず、貯留高の変更量の複数の候補の中から候補を選択する(ステップS302)。次に、パラメータ変更部753は、変更後の貯留高を用いていた場合に予測されていた現時刻における対象地点の水位を算出する(ステップS304)。
そして、変更後の貯留高を用いていた場合に予測されていた現時刻における対象地点の水位と水位情報が示す現時刻における対象地点の水位との差が所定の値以下である場合(ステップS306/YES)、パラメータ変更部753は、当該候補を貯留高の変更量として特定し(ステップS308)、ステップS310の処理へ進む。一方、変更後の貯留高を用いていた場合に予測されていた現時刻における対象地点の水位と水位情報が示す現時刻における対象地点の水位との差が所定の値以下ではない場合(ステップS306/NO)、ステップS302の処理へ戻り、パラメータ変更部753は、他の候補を選択する。
ステップS310の処理において、パラメータ変更部753は、特定された変更量に基づいて現時刻における貯留高を変更する。次に、パラメータ変更部753は、変更後の貯留高に基づいて下段タンク流出係数を変更する(ステップS312)。そして、図10に示した処理は終了する。
図11は、本発明の実施形態に係る水位予測装置70が行う水位予測処理の流れの一例を示すフローチャートである。図11に示したように、水位予測処理において、降雨水量算出部751は、分割領域の各々から対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量の合計値を算出する(ステップS402)。
次に、水位予測部752は、所定期間経過時の各タンクの貯留高を算出する(ステップS404)。そして、水位予測部752は、所定期間経過時の対象地点の水位を予測する(ステップS406)。そして、全ての所定期間について水位の予測が終了してない場合(ステップS408/NO)、ステップS404の処理へ戻り、水位予測部752は、次の所定期間経過時の各タンクの貯留高を算出する。一方、全ての所定期間について水位の予測が終了した場合(ステップS408/YES)、図11に示した処理は終了する。
以上では、パラメータ変更部753が、2段目タンクの貯留高と3段目タンクの貯留高との間で貯留高を移動させることにより、貯留高を変更する例について説明したが、本発明の技術的範囲は係る例に限定されない。例えば、パラメータ変更部753は、1段目タンクの貯留高と2段目タンクの貯留高との間で貯留高を移動させることにより、貯留高を変更してもよい。また、パラメータ変更部753は、1段目タンクの貯留高と2段目タンクの貯留高との間での貯留高の移動、及び2段目タンクの貯留高と3段目タンクの貯留高との間での貯留高の移動の双方を行うことにより貯留高を変更してもよい。なお、パラメータ変更部753は、1段目タンクの下段タンク流出係数を変更してもよい。
また、以上では、タンクモデルが多段のタンクモデル、即ち3段タンクモデルである例について説明したが、本発明の技術的範囲は係る例に限定されず、例えば、他の段数のタンクモデルが水位予測等の処理に用いられてもよい。
<2−3.効果>
上述した実施形態によれば、降雨水量算出部751は、河川の流域の分割により得られた複数の分割領域毎に、分割領域の降雨水が対象地点へ到達するまでの時間に基づいて、分割領域から対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量を算出し、水位予測部752は、分割領域の各々から対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量の合計値及びタンクモデルを用いて所定期間経過時の対象地点の水位を予測し、パラメータ変更部753は、記憶部703に記憶されたタンクモデルに含まれるパラメータを、水位予測部752により予測された所定期間経過時の対象地点の水位と水位情報が示す当該所定期間経過時の対象地点の水位の関係に基づいて変更する。ゆえに、複数の分割領域毎に水位予測モデルを用いた計算を行うことを要しないので、水位の予測に用いられるパラメータの数及びパラメータを用いた計算の量を低減することができる。それにより、水位予測モデルのパラメータの変更における計算負荷を低減することが可能である。
また、ある実施形態によれば、パラメータ変更部753により変更されるパラメータは、タンクの貯留高又は下段タンク流出係数を含む。ゆえに、流域の湿潤状態や降雨の状態によって水位の予測の精度を向上させることが困難である場合に、水位の予測の精度を向上させることが可能である。
また、ある実施形態によれば、パラメータ変更部753は、予測された所定期間経過時の対象地点の水位と水位情報が示す当該所定期間経過時の対象地点の水位との差が所定の値より大きい場合に、パラメータを変更する。それにより、水位予測モデルのパラメータを変更するための計算の頻度を低減することが可能である。
また、ある実施形態によれば、パラメータ変更部753は、変更後の貯留高を用いていた場合に予測されていた所定期間経過時の対象地点の水位と水位情報が示す当該所定期間経過時の対象地点の水位との差が所定の値以下になるように、貯留高を変更する。ゆえに、タンクの側面孔から流出する降雨水の量の予測の精度を向上させることが可能である。従って、水位の予測の精度を向上させることが可能である。
また、ある実施形態によれば、パラメータ変更部753は、貯留高の変更量の複数の候補の中から絶対値の小さい値を優先して変更量として特定し、特定された変更量を用いて貯留高を変更する。それにより、貯留高の値を尤もらしい値へ変更することが可能である。
また、ある実施形態によれば、パラメータ変更部753は、変更後の貯留高に基づいて下段タンク流出係数を変更する。ゆえに、タンクから当該タンクの下段へ流出する降雨水の量の予測の精度を向上させることが可能である。従って、水位の予測の精度を向上させることが可能である。
また、ある実施形態によれば、パラメータ変更部753は、水位予測部752による各時刻における水位の予測に対して、所定の回数に渡り連続で貯留高が変更された場合に、下段タンク流出係数を変更する。それにより、下段タンク流出係数を変更するための計算の頻度を低減することが可能である。
また、ある実施形態によれば、分割領域は、河川の流域における各地点と対象地点との距離に基づいて、河川の流域を分割することによって得られる。それにより、河川の流域の地形に依存せず、簡易な方法により河川の流域を分割することが可能である。
また、ある実施形態によれば、分割領域は、河川の流域における各地点の勾配に基づいて、河川の流域を分割することによって得られる。ゆえに、河川の流域の地形を考慮した河川の流域の分割が可能である。従って、各分割領域から対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量の算出の精度を向上させることが可能である。
<<3.むすび>>
以上説明したように、上述した実施形態によれば、河川の流域の分割により得られた複数の分割領域毎に、分割領域の降雨水が対象地点へ到達するまでの時間に基づいて、分割領域から対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量が算出され、分割領域の各々から対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量の合計値及びタンクモデルを用いて所定期間経過時の対象地点の水位が予測され、記憶されたタンクモデルに含まれるパラメータが、予測された所定期間経過時の対象地点の水位と水位情報が示す当該所定期間経過時の対象地点の水位の関係に基づいて変更される。ゆえに、複数の分割領域毎に水位予測モデルを用いた計算を行うことを要しないので、水位の予測に用いられるパラメータの数及びパラメータを用いた計算の量を低減することができる。それにより、水位予測モデルのパラメータの変更における計算負荷を低減することが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の各実施形態に係る顧客情報管理装置が行う処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、本発明の実施形態に係る水位予測装置70が行う処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。例えば、図10に示すパラメータ変更処理の流れにおいて、ステップS302の処理及びステップS304の処理が並列的に処理されることにより、全ての候補について現時刻tにおける対象地点の水位H(t)の算出が行われた後に、算出された各々のH(t)と水位情報が示す水位センサ30により検出された現時刻tにおける対象地点の水位との差が所定の値以下であるか否かの判断が行われてもよい。また、図11に示す水位予測処理の流れにおけるステップS404の処理において、全ての所定期間についての所定期間経過時の各タンクの貯留高が算出され、ステップS406の処理において、全ての所定期間についての所定期間経過時の対象地点の水位が予測されてもよい。
1 情報処理システム
10 雨量センサ
30 水位センサ
50 雨量予測サービス
70 水位予測装置
90 通信ネットワーク
701 通信部
703 記憶部
705 制御部
731 雨量水位データ記憶部
733 雨量水位予測データ記憶部
735 分割領域データ記憶部
737 貯留高記憶部
739 パラメータ記憶部
751 降雨水量算出部
752 水位予測部
753 パラメータ変更部
755 貯留高設定部

Claims (12)

  1. 河川の対象地点の水位を示す水位情報を取得する取得部と、
    前記河川の流域の分割により得られた複数の分割領域毎に、前記分割領域の降雨水が前記対象地点へ到達するまでの時間に基づいて、前記分割領域から前記対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量を算出する算出部と、
    算出された前記分割領域の各々についての前記降雨水の量の合計値及びタンクモデルを用いて前記所定期間経過時の前記水位を予測する予測部と、
    前記タンクモデルに含まれるパラメータを、前記予測部により予測された前記所定期間経過時の前記水位と前記取得部により取得される前記水位情報が示す前記所定期間経過時の前記水位の関係に基づいて変更する変更部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記変更部により変更される前記パラメータは、多段のタンクモデルにおけるタンクの貯留高又は前記タンクから前記タンクの下段のタンクへ水が流出する度合いを示す下段タンク流出係数を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記変更部は、予測された前記所定期間経過時の前記水位と前記水位情報が示す前記所定期間経過時の前記水位との差が所定の値より大きい場合に、前記パラメータを変更する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記変更部は、変更後の前記貯留高を用いていた場合に予測されていた前記所定期間経過時の前記水位と前記水位情報が示す前記所定期間経過時の前記水位との差が前記所定の値以下になるように、前記貯留高を変更する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記変更部は、前記貯留高の変更量の複数の候補の中から絶対値の小さい値を優先して前記変更量として特定し、特定された前記変更量を用いて前記貯留高を変更する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記変更部は、変更後の前記貯留高に基づいて前記下段タンク流出係数を変更する、請求項4又は5に記載の情報処理装置。
  7. 前記予測部は、複数の時刻において前記水位を予測し、
    前記変更部は、前記予測部による各時刻における前記水位の予測に対して、所定の回数に渡り連続で前記貯留高が変更された場合に、前記下段タンク流出係数を変更する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記複数の分割領域は、前記河川の流域における各地点と前記対象地点との距離に基づいて、前記河川の流域を分割することによって得られる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記複数の分割領域は、前記河川の流域における各地点の勾配に基づいて、前記河川の流域を分割することによって得られる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 情報処理装置と、
    河川の対象地点の水位を示す水位情報を取得する水位情報取得装置と、
    前記河川の流域の降雨水の量を示す降雨水量情報を取得する降雨水量情報取得装置と、
    を備える情報処理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記水位情報及び前記降雨水量情報をそれぞれ前記水位情報取得装置及び前記降雨水量情報取得装置からネットワークを介して取得する取得部と、
    前記河川の流域の分割により得られた複数の分割領域毎に、前記分割領域の降雨水が前記対象地点へ到達するまでの時間に基づいて、前記分割領域から前記対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量を算出する算出部と、
    算出された前記分割領域の各々についての前記降雨水の量の合計値及びタンクモデルを用いて前記所定期間経過時の前記水位を予測する予測部と、
    前記タンクモデルに含まれるパラメータを、前記予測部により予測された前記所定期間経過時の前記水位と前記取得部により取得される前記水位情報が示す前記所定期間経過時の前記水位の関係に基づいて変更する変更部と、
    を備える
    情報処理システム。
  11. 河川の対象地点の水位を示す水位情報を情報処理装置によって取得することと、
    前記河川の流域の分割により得られた複数の分割領域毎に、前記分割領域の降雨水が前記対象地点へ到達するまでの時間に基づいて、前記分割領域から前記対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量を算出することと、
    算出された前記分割領域の各々についての前記降雨水の量の合計値及びタンクモデルを用いて前記所定期間経過時の前記水位を予測することと、
    前記タンクモデルに含まれるパラメータを、予測された前記所定期間経過時の前記水位と取得される前記水位情報が示す前記所定期間経過時の前記水位の関係に基づいて変更することと、
    を含む情報処理方法。
  12. 情報処理装置を制御するコンピュータを、
    河川の対象地点の水位を示す水位情報を取得する取得部と、
    前記河川の流域の分割により得られた複数の分割領域毎に、前記分割領域の降雨水が前記対象地点へ到達するまでの時間に基づいて、前記分割領域から前記対象地点へ所定期間において到達する降雨水の量を算出する算出部と、
    算出された前記分割領域の各々についての前記降雨水の量の合計値及びタンクモデルを用いて前記所定期間経過時の前記水位を予測する予測部と、
    前記タンクモデルに含まれるパラメータを、前記予測部により予測された前記所定期間経過時の前記水位と前記取得部により取得される前記水位情報が示す前記所定期間経過時の前記水位の関係に基づいて変更する変更部と、
    として機能させるためのプログラム。
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