JP7055654B2 - 流出解析装置及び流出解析パラメータ調整方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施形態の流出解析装置の構成の具体例を示す図である。なお、図1には、流出解析装置1が備える機能部のうち、流出解析に関する機能部のみ示している。流出解析に用いられるパラメータ(以下「流出解析パラメータ」という。)の調整に関する機能部については後述する。
メッシュ面積Am及びメッシュ辺長Lは、全てのメッシュについて共通のパラメータであるため、メッシュ面積設定部106によって算出されたメッシュ面積を全てのメッシュに共通のパラメータとして設定する。例えば、降雨分布情報としてXバンドMPレーダによって取得されたデータを用いる場合、メッシュ辺長LはL=250mであるため、メッシュ面積Amは、250m×250m=6.25haとなる。
メッシュ面積Am以外のパラメータは、下水道管理台帳データを用いて設定される。Smax、Slim及びAhは、対象地域の各メッシュに対して定義されるパラメータである。上記の流出解析モデルでは、各メッシュについてそれぞれ一つの仮想下水管及び仮想マンホールが設定される。そのため、各メッシュの仮想下水管及び仮想マンホールに関するパラメータは、各メッシュに実在する下水管及びマンホールを総合的に表したものであることが望ましい。
以上説明したパラメータはメッシュごとに設定されるパラメータであるのに対し、粗度n、仮想下水管径D及び仮想下水管勾配Isは、隣接する各メッシュ間に設定されるパラメータである。仮想下水管の粗度nは、式(13)の右辺第2項にのみ現れるパラメータである。右辺第2項は、式(5)のマニング式によって表される流量を示す項である。下水管の粗度は、通常その材質によって決まる。例えば、合成樹脂ライニング管の粗度は約0.010、コンクリート製の新しい下水管の粗度は約0.013、コンクリート製の古い下水管の粗度は約0.015である。そのため、粗度nは通常0.01~0.015の範囲で設定され、典型値として0.013とされることが多い。これは詳細な流出解析を行う分布型流出解析についても同様である。そのため、下水管の材質のばらつきが大きくない場合、仮想下水管の粗度として0.013などの典型値を採用いてもよい。また、実際の下水管の粗度が取得可能である場合には、隣接するメッシュを接続する複数の下水管の粗度の平均値を採用してもよい。
仮想下水管径Dは、式(13)の右辺第2項(マニング式に基づく)に現れるだけでなく、式(1)~式(3)の水位の算出式にも現れるパラメータである。式(1)は、仮想下水管径Dを貯留量と最大貯留量とで按分した値を仮想水位として導出する式である。上述したように、仮想水位は動水勾配を規定するパラメータであり、流出解析の精度に最も大きな影響を与えるパラメータである。そのため、仮想水位を左右する仮想下水管径Dは適切な値に設定される必要がある。
この仮定は次の式(16)によって表される。また、式(16)とQ=Q1+Q2との関係から式(17)が成り立つ。
一般に、流量比率は、θ/2π(1-sinθ/θ)^(5/3)で与えられることが知られている。ここでのθは、各下水管の勾配を表す角度である。『A^B』の表記は、AのB乗を表している。この場合、仮定2は次の式(20)で表される。
仮定3は、仮想下水管径Dを、隣接メッシュ間を接続する下水管径の総和DMAX(=D1+D2+・・・+DN)であると仮定することと同義である。換言すれば、仮定3は、仮想下水管径Dは実際の下水管径の1ノルムであると仮定することである。
仮想下水管は、実際の複数の下水管を一つの下水管として仮想的に表現するものであることからすれば、その勾配は、複数の下水管を代表したものであることが妥当であると考えられる。このような考えに基づけば、仮想下水管勾配のとりうる最大値(以下「Is_max」という。)を、隣接メッシュ間を接続する複数の下水管の勾配のうちの最大値とすることがまず考えられる。
第1の変形例では、流出解析パラメータ調整部115は、式(31)に代えて次の式(33)に基づいて仮想下水管径Dを調整する。
第2の変形例は、上記実施形態に記載の調整方法で第1のパラメータ調整を実施し、さらに以下の方法で第2のパラメータ調整を行う2段階のパラメータ調整方法である。実際の流出解析においては、ある特定のメッシュの解析誤差が他のメッシュの解析誤差よりも大きくなるという状況が一般に生じうる。このような状況が生じる理由は必ずしも明確ではないが、例えば、ある特定のメッシュ近傍における下水管の段差接合など、下水管路の構造上の理由によって生じる貯留が原因として考えられる。このような理由によって生じる部分的な解析精度の乖離は、各メッシュのメッシュ毎指標値を比較することによって、その発生箇所を把握することができる。具体的には、流出解析パラメータ調整部115は、次の式(34)によって部分的に解析精度が低下しているメッシュ(以下「低精度メッシュ」という。)を特定する。
第3の変形例は、第1のパラメータ調整において解析精度の評価に用いられる評価値を、一部のメッシュのメッシュ毎指標値を用いて算出するパラメータ調整方法である。これは、メッシュ毎指標値がある一部のメッシュに対してしか算出できない場合というよりは、あえて、特定の範囲のメッシュに着目して流出解析パラメータを調整したい場合を想定したものである。このようなパラメータ調整方法において、例えば、浸水常襲区域に着目する場合が想定される。
第4の変形例は、流出解析部103による流出解析の精度を評価するための情報として、実績情報に代えて詳細解析部118による流出解析の結果を用いるパラメータ調整方法である。この場合、メッシュ毎実績データ生成部117は、詳細解析部118による流出解析の結果を実績情報と同様に整理又は変換することによって、メッシュ毎実績データを生成する。流出解析パラメータ調整部115は、このような詳細解析の結果から生成されたメッシュ毎実績データに基づいて、上記と同様の方法で流出解析パラメータを調整する。
第5の変形例は、実績情報として浸水の発生状況を示す情報のみ取得可能である場合におけるパラメータ調整方法である。ここでいう浸水の発生状況を示す情報とは、各メッシュにおける浸水の発生有無又は浸水量と、浸水の発生時刻との対応を示す情報である。このような場合、評価値を式(29)や式(30)のように定義することによって、流出解析パラメータ調整部115は、浸水実績を示す情報のみで流出解析パラメータを調整することができる。例えば、新たな診断対象地域に対する流出解析モデルを構築するような水防対策の初期段階においては、対象地域について取得可能な情報が少ない場合が多く、流出解析パラメータをある程度精度良く、かつ効率的に設定することが難しい。第5の変形例によるパラメータ調整方法によれば、このような初期段階においても、ある程度精度の良い流出解析パラメータを設定することが可能となる。
Claims (11)
- 複数のメッシュに分割された診断対象地域の降雨量を示す情報であって前記メッシュごとの降雨量を示す降雨分布情報を入力する降雨分布入力部と、
前記降雨分布情報に基づいて各メッシュ間における流量の収支バランスを計算することにより各メッシュの貯留量を算出する第1の流出解析を行う流出解析部と、
前記流出解析部による流出解析の結果と、前記診断対象地域における実際の流出に関する実績情報とに基づいて、前記流出解析の精度に関する評価値を前記メッシュごとに算出し、前記評価値に基づいて前記流出解析の精度を判定する解析精度評価部と、
前記解析精度評価部によって評価された前記流出解析の精度に応じて、前記流出解析に用いられる各メッシュに存在する管路を代表する仮想管路の直径及び勾配を決定する流出解析パラメータ調整部と、
を備え、
前記流出解析パラメータ調整部は、前記仮想管路の直径を、各隣接メッシュ間を接続する実際の複数の下水管の直径のpノルムで表し、前記pノルムについて1から∞の範囲の値をとるノルム数pを用いて前記直径を変化させることにより、前記評価値を最適化する前記仮想管路の直径及び勾配を同定する、
流出解析装置。 - 複数のメッシュに分割された診断対象地域の降雨量を示す情報であって前記メッシュごとの降雨量を示す降雨分布情報を入力する降雨分布入力部と、
前記降雨分布情報に基づいて各メッシュ間における流量の収支バランスを計算することにより各メッシュの貯留量を算出する第1の流出解析を行う流出解析部と、
前記流出解析部による流出解析の結果と、前記診断対象地域における実際の流出に関する実績情報とに基づいて、前記流出解析の精度に関する評価値を前記メッシュごとに算出し、前記評価値に基づいて前記流出解析の精度を判定する解析精度評価部と、
前記解析精度評価部によって評価された前記流出解析の精度に応じて、前記流出解析に用いられる各メッシュに存在する管路を代表する仮想管路の直径及び勾配を決定する流出解析パラメータ調整部と、
を備え、
前記流出解析パラメータ調整部は、前記評価値に基づいて決定される所定のメッシュを含む範囲のメッシュについて、前記仮想管路の直径及び勾配を前記範囲内のメッシュの評価値に基づいて同定する、
流出解析装置。 - 前記流出解析パラメータ調整部は、前記所定のメッシュとして解析精度が低下しているメッシュを特定する、
請求項2に記載の流出解析装置。 - 複数のメッシュに分割された診断対象地域の降雨量を示す情報であって前記メッシュごとの降雨量を示す降雨分布情報を入力する降雨分布入力部と、
前記降雨分布情報に基づいて各メッシュ間における流量の収支バランスを計算することにより各メッシュの貯留量を算出する第1の流出解析を行う流出解析部と、
前記流出解析部による流出解析の結果と、前記診断対象地域における実際の流出に関する実績情報とに基づいて、前記流出解析の精度に関する評価値を前記メッシュごとに算出し、前記評価値に基づいて前記流出解析の精度を判定する解析精度評価部と、
前記解析精度評価部によって評価された前記流出解析の精度に応じて、前記流出解析に用いられる各メッシュに存在する管路を代表する仮想管路の直径及び勾配を決定する流出解析パラメータ調整部と、
を備え、
前記流出解析パラメータ調整部は、前記実績情報と前記流出解析の結果との間での各メッシュのピーク流量の誤差または前記ピーク流量の平均誤差を指標値とし、前記診断対象地域において評価対象となる各メッシュの前記指標値に基づいて前記評価対象となるメッシュについて前記仮想管路の直径及び勾配を同定する、
流出解析装置。 - 複数のメッシュに分割された診断対象地域の降雨量を示す情報であって前記メッシュごとの降雨量を示す降雨分布情報を入力する降雨分布入力部と、
前記降雨分布情報に基づいて各メッシュ間における流量の収支バランスを計算することにより各メッシュの貯留量を算出する第1の流出解析を行う流出解析部と、
前記流出解析部による流出解析の結果と、前記診断対象地域における実際の流出に関する実績情報とに基づいて、前記流出解析の精度に関する評価値を前記メッシュごとに算出し、前記評価値に基づいて前記流出解析の精度を判定する解析精度評価部と、
前記解析精度評価部によって評価された前記流出解析の精度に応じて、前記流出解析に用いられる各メッシュに存在する管路を代表する仮想管路の直径及び勾配を決定する流出解析パラメータ調整部と、
前記降雨分布情報に基づいて、前記診断対象地域に関して前記流出解析部よりも詳細な第2の流出解析を行う詳細解析部と、
を備え、
前記流出解析パラメータ調整部は、前記流出解析部による流出解析の結果と、前記第2の流出解析の結果とに基づいて、前記仮想管路の直径及び勾配を同定する、
流出解析装置。 - 前記流出解析パラメータ調整部は、前記仮想管路の直径及び勾配が取り得る値の最大値及び最小値を設定し、所定の範囲内で調整可能な調整パラメータを用いて前記直径又は勾配を変化させることにより、前記評価値を最適化する前記仮想管路の直径及び勾配を同定する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の流出解析装置。 - 前記調整パラメータは、0から1の範囲内で調整可能なパラメータである、
請求項6に記載の流出解析装置。 - 複数のメッシュに分割された診断対象地域の降雨量を示す情報であって前記メッシュごとの降雨量を示す降雨分布情報を入力する降雨分布入力ステップと、
前記降雨分布情報に基づいて各メッシュ間における流量の収支バランスを計算することにより各メッシュの貯留量を算出する流出解析ステップと、
前記流出解析ステップによる流出解析の結果と、前記診断対象地域における実際の流出に関する実績情報とに基づいて、前記流出解析の精度に関する評価値を前記メッシュごとに算出し、前記評価値に基づいて前記流出解析の精度を判定する解析精度評価ステップと、
前記解析精度評価ステップによって評価された前記流出解析の精度に応じて、前記流出解析に用いられる各メッシュに存在する管路を代表する仮想管路の直径及び勾配を決定する流出解析パラメータ調整ステップと、
を有し、
前記流出解析パラメータ調整ステップにおいて、前記仮想管路の直径を、各隣接メッシュ間を接続する実際の複数の下水管の直径のpノルムで表し、前記pノルムについて1から∞の範囲の値をとるノルム数pを用いて前記直径を変化させることにより、前記評価値を最適化する前記仮想管路の直径及び勾配を同定する、
流出解析パラメータ調整方法。 - 複数のメッシュに分割された診断対象地域の降雨量を示す情報であって前記メッシュごとの降雨量を示す降雨分布情報を入力する降雨分布入力ステップと、
前記降雨分布情報に基づいて各メッシュ間における流量の収支バランスを計算することにより各メッシュの貯留量を算出する第1の流出解析を行う流出解析ステップと、
前記流出解析ステップによる流出解析の結果と、前記診断対象地域における実際の流出に関する実績情報とに基づいて、前記流出解析の精度に関する評価値を前記メッシュごとに算出し、前記評価値に基づいて前記流出解析の精度を判定する解析精度評価ステップと、
前記解析精度評価ステップによって評価された前記流出解析の精度に応じて、前記流出解析に用いられる各メッシュに存在する管路を代表する仮想管路の直径及び勾配を決定する流出解析パラメータ調整ステップと、
を備え、
前記流出解析パラメータ調整ステップにおいて、前記評価値に基づいて決定される所定のメッシュを含む範囲のメッシュについて、前記仮想管路の直径及び勾配を前記範囲内のメッシュの評価値に基づいて同定する、
流出解析パラメータ調整方法。 - 複数のメッシュに分割された診断対象地域の降雨量を示す情報であって前記メッシュごとの降雨量を示す降雨分布情報を入力する降雨分布入力ステップと、
前記降雨分布情報に基づいて各メッシュ間における流量の収支バランスを計算することにより各メッシュの貯留量を算出する第1の流出解析を行う流出解析ステップと、
前記流出解析ステップによる流出解析の結果と、前記診断対象地域における実際の流出に関する実績情報とに基づいて、前記流出解析の精度に関する評価値を前記メッシュごとに算出し、前記評価値に基づいて前記流出解析の精度を判定する解析精度評価ステップと、
前記解析精度評価ステップによって評価された前記流出解析の精度に応じて、前記流出解析に用いられる各メッシュに存在する管路を代表する仮想管路の直径及び勾配を決定する流出解析パラメータ調整ステップと、
を有し、
前記流出解析パラメータ調整ステップにおいて、前記実績情報と前記流出解析の結果との間での各メッシュのピーク流量の誤差または前記ピーク流量の平均誤差を指標値とし、前記診断対象地域において評価対象となる各メッシュの前記指標値に基づいて前記評価対象となるメッシュについて前記仮想管路の直径及び勾配を同定する、
流出解析パラメータ調整方法。 - 複数のメッシュに分割された診断対象地域の降雨量を示す情報であって前記メッシュごとの降雨量を示す降雨分布情報を入力する降雨分布入力ステップと、
前記降雨分布情報に基づいて各メッシュ間における流量の収支バランスを計算することにより各メッシュの貯留量を算出する第1の流出解析を行う流出解析ステップと、
前記流出解析ステップによる流出解析の結果と、前記診断対象地域における実際の流出に関する実績情報とに基づいて、前記流出解析の精度に関する評価値を前記メッシュごとに算出し、前記評価値に基づいて前記流出解析の精度を判定する解析精度評価ステップと、
前記解析精度評価ステップによって評価された前記流出解析の精度に応じて、前記流出解析に用いられる各メッシュに存在する管路を代表する仮想管路の直径及び勾配を決定する流出解析パラメータ調整ステップと、
前記降雨分布情報に基づいて、前記診断対象地域に関して前記流出解析ステップよりも詳細な第2の流出解析を行う詳細解析ステップと、
を備え、
前記流出解析パラメータ調整ステップは、前記流出解析ステップによる流出解析の結果と、前記第2の流出解析の結果とに基づいて、前記仮想管路の直径及び勾配を同定する、
流出解析パラメータ調整方法。
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