JP2016164378A - 動力発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クローズドサイクルで構成された動力発生装置であって、起動時において、送液ポンプのキャビテーションの発生を防止することができる動力発生装置を提供する。
【解決手段】クローズドサイクルを用いた動力発生装置1であって、スクロール膨張機3の上流側のガス供給経路11と下流側のガス排出経路12との間にバイパス経路13が設けられ、起動時に、蒸発器2に熱源を導入して加熱した作動流体の蒸気を、バイパス経路13を介してポンプ5の上流側の液吸入経路14に供給し、ポンプ5の入口が設定過冷却度ΔTspになってから、当該ポンプ5を作動させる制御部10を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、作動流体を利用した動力発生装置に関するものである。
近年、省エネルギーの観点から、200℃以下の低温排熱から熱サイクルを用いて発電を行う小規模発電設備の需要が高まっている。低温排熱に対しては、高効率かつ省スペースの観点から、水よりも沸点の低い作動流体が使用される。これらの作動流体は、可燃性や毒性、あるいは高い温暖化係数やオゾン層破壊係数を有するものが多いため、設備外への漏洩が認められないことから、ランキンサイクル等のクローズドサイクルが採用される。
しかし、クローズドサイクルが故に、停止時において装置全体の圧力が外気温程度の温度を飽和温度とした作動流体の飽和圧力に均圧される。この状態で送液ポンプを起動させると、送液ポンプ入口における有効吸い込み揚程(以下、NPSHA:Available Net Positive Suction Headと言う。)が、送液ポンプ入口における必要吸い込み揚程(以下、NPSHR:Required Net Positive Suction Headと言う。)を下回り、キャビテーションが発生する。
送液ポンプにおいて、キャビテーションが発生すると、作動流体の送液不良を起こしてしまい、装置の起動に時間がかかるとともに、送液ポンプの故障原因になってしまう。
そこで、従来より、キャビテーションの発生を防止するために、クローズドサイクル内の冷媒の充填量を任意に調整できる冷媒充填量調整装置を備えた装置が提案されている(特許文献1、2参照)。
また、送液ポンプ入口よりも上流側に、過冷却熱交換器を設け、この過冷却熱交換器を通過する冷媒流量を調整することで、送液ポンプ入口の過冷却度を調節できるようになされた装置が提案されている(特許文献3,4参照)。
さらに、送液ポンプと凝縮器との間に過冷却熱交換器を設け、これら凝縮器および過冷却熱交換器を通過する冷却媒体の流量を制御し、送液ポンプの入口の過冷却度を調節できるようになされた装置が提案されている(特許文献5参照)。
さらに、作動流体を蒸発させる蒸発器の高温側熱媒体の出口温度と、作動流体を凝縮させる低温側熱媒体の出口温度とを検出し、これらが所定温度になったらポンプによる作動流体の送液を開始するようになされた装置が提案されている(特許文献6参照)。
特許第4935935号公報 特開2008−231981号公報 特許第5338731号公報 特許第5338730号公報 特許第4310132号公報 特許第4495536号公報
しかし、上記従来の特許文献1ないし5に記載の装置の場合、運転中の過冷却制御に焦点を当てたものであり、起動時のキャビテーションの発生防止には対応できない。
また、上記従来の特許文献6に記載の装置の場合、作動流体の状態ではなく、この作動流体を蒸発させたり凝縮させたりする熱媒体の状態を検出するものであるため、キャビテーションの発生防止を担保できない。
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、クローズドサイクルで構成された動力発生装置であって、起動時において、送液ポンプのキャビテーションの発生を防止することができる動力発生装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明に係る動力発生装置は、クローズドサイクルを用いた動力発生装置であって、膨張機の上流側の経路と下流側の経路との間にバイパス経路が設けられてなり、起動時に、蒸発器に熱源を導入して加熱した作動流体の蒸気を、バイパス経路を介してポンプの上流側の経路に供給することでポンプ入口の圧力を上げ、ポンプ入口が所定の過冷却度になってから、当該ポンプを作動させる制御部を有するものである。
上記動力発生装置において、膨張機の上流側の経路とバイパス経路との分岐点から膨張機へと到る経路に開閉弁が設けられるとともに、バイパス経路にもバイパス弁が設けられ、制御部は、起動時に開閉弁を閉じてバイパス弁を開けるように制御されることによって、蒸発器で加熱した作動流体の蒸気を、バイパス経路を介してポンプの上流側の経路へと供給するものであってもよい。
上記動力発生装置において、制御部は、開閉弁を閉じてバイパス弁を開けると同時かそれよりも後に、蒸発器に熱源を導入するように制御されるものであってもよい。
上記動力発生装置において、蒸発器の上流側の経路に逆止弁が設けられたものであってもよい。
上記動力発生装置において、蒸発器よりも高い位置に、凝縮器または、凝縮器およびそのレシーバが配置されてなるものであってもよい。
上記動力発生装置において、凝縮器の下流側の経路と蒸発器の上流側の経路との間に、開閉弁を有するバイパス経路が設けられたものであってもよい。
上記動力発生装置において、制御部は、膨張機の上流側の経路とバイパス経路との分岐点よりも上流側の経路の圧力が所定の閾値に達した後、バイパス弁を閉じ、開閉弁を開けて膨張機に作動流体を供給するように制御されるものであってもよい。
上記動力発生装置において、ポンプが立形多段渦巻ポンプとなされたものであってもよい。
本発明によると、膨張機の上流側の経路と下流側の経路との間にバイパス経路を設け、制御部によって、起動時に、蒸発器に熱源を導入して加熱した作動流体の蒸気を、バイパス経路を介してポンプの上流側の経路に供給することでポンプ入口の圧力を上げ、ポンプ入口が所定の過冷却度になってから、当該ポンプを作動させることで、キャビテーションの発生を防止して蒸発器に安定的に作動流体を送液することができる。
本発明に係る動力発生装置の全体構成の概略図である。 (a)は、本発明の動力発生装置の制御部による起動時の制御を行わない場合の作動流体の状態を説明するph線図、(b)は、本発明の動力発生装置の制御部による起動時の制御を行った場合の作動流体の状態を説明するph線図である。 本発明の動力発生装置の制御部による起動時の制御を説明するフロー図である。 (a)および(b)は、本発明の動力発生装置における各構成要素の位置関係の一例を説明する概略図である。 (a)は本発明の他の実施の形態に係る動力発生装置の各構成要素の位置関係の一例を示す概略図、(b)は同動力発生装置の全体構成の概略図である。 (a)は本発明のさらに他の実施の形態に係る動力発生装置の各構成要素の位置関係の一例を示す概略図、(b)は同動力発生装置の全体構成の概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る動力発生装置1の全体構成の概略を示し、図2は同動力発生装置1の制御部10による起動制御時の作動流体の状態を説明するph線図を示し、図3は同制御部10による起動制御時のフローを示している。
この動力発生装置1は、蒸発器2、スクロール膨張機3、凝縮器4、ポンプ5によって構成されたクローズドランキンサイクルを用いた動力発生装置1であって、スクロール膨張機3のガス供給経路11とガス排出経路12との間には、ガス供給経路11からガス排出経路12へとバイパスするバイパス経路13が設けられ、起動時に、蒸発器2に熱源を導入して加熱した作動流体の蒸気を、バイパス経路13を介してポンプ5の上流側の液吸入経路14に供給し、ポンプ5の入口が設定過冷却度ΔTspになってから、当該ポンプ5を作動させる制御部10を有している。
クローズドランキンサイクルは、蒸発器2、スクロール膨張機3、凝縮器4、ポンプ5の順に接続され、ポンプ5から蒸発器2へと戻る閉回路を構成するようになされており、閉回路には作動流体が封入されている。この作動流体としては、水を好適に使用することができるが、低温排熱に対応できるように水よりも沸点が低く構成された各種の作動流体を使用するものであってもよい。
蒸発器2では、熱交換器21を通過する熱媒体との熱交換によって作動流体が加熱される。これによって蒸気となった作動流体は、ガス供給経路11を介してスクロール膨張機3へと供給される。この蒸発器2としては、特に限定されるものではなく、例えば、エンジン排熱を利用して作動流体を蒸気に変換するようになされたものであってもよいし、地熱を利用して作動流体の蒸気を発生させるようになされたものであってもよいし、工場排熱を利用して作動流体の蒸気を発生させるようになされたものであってもよいし、焼却炉の排気熱を利用して作動流体の蒸気を発生させるようになされたものであってもよい。
スクロール膨張機3は、ガス供給経路11を通じて供給される作動流体の蒸気によって、スクロール膨張機3に定められた定格回転数、例えば1800〜3600rpmで回転するように構成されており、発電機31と直結できるようになされている。
なお、発電機31は、スクロール膨張機3との直結により電力を発生させることが可能なものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、誘導発電機、同期発電機などの各種の発電機31を使用することができる。また、スクロール膨張機3による駆動対象としては、発電機31に限定されず、例えば、動力出力軸であれば良い。さらに、スクロール膨張機3は、その他に、蒸気タービン、立形多段渦巻きポンプ、スクリュー膨張機、ベーン膨張機、レシプロ膨張機または斜板式膨張機などを使用するものであってもよい。特に、立形多段渦巻きポンプは、自吸力が高く過冷却度が小さくて良いため、起動が早くなり、良好に使用することができる。
凝縮器4は、スクロール膨張機3を通過した作動流体の蒸気が、当該スクロール膨張機3からのガス排出経路12を介して供給されるように構成されている。この凝縮器4では、熱交換器41を通過する冷却媒体との熱交換によって作動流体の蒸気が冷却され、液化される。
ポンプ5は、凝縮器4で凝縮液化した作動流体の液体を、当該凝縮器4からポンプ5へと設けられた液吸入経路14を介して吸入し、ポンプ5から蒸発器2へと設けられた液供給経路15を介して蒸発器2へと送液することができるようになされている。
スクロール膨張機3の上流側のガス供給経路11と、スクロール膨張機3の下流側のガス排出経路12との間には、バイパス経路13が設けられている。ガス供給経路11における当該ガス供給経路11とバイパス経路13との分岐点Aよりも下流側には、開閉弁61が設けられ、バイパス経路13には、バイパス弁62が設けられている。蒸発器2の入口には、逆止弁63が設けられている。
このようにして構成される動力発生装置1は、蒸発器2で発生した作動流体の蒸気を、ガス供給経路11を介してスクロール膨張機3に供給することで、当該スクロール膨張機3を駆動する。その後、スクロール膨張機3を通過した作動流体の蒸気は、ガス排出経路12から凝縮器4に流入して、当該凝縮器4で凝縮される。これによって液化した作動流体は、液吸入経路14からポンプ5へと吸入され、このポンプ5から液供給経路15を経て蒸発器2へと送られ、この蒸発器2で再度、蒸気とされ、以後、循環が繰り返される。
この動力発生装置1は、当該動力発生装置1の停止後、放置しておくと、図2(a)に示すように、装置内の作動流体は、外気温度を飽和温度とする飽和圧力の状態S1で、閉回路内で均等となるため、ポンプ5の入口の作動流体もこの状態S1となる。この状態で動力発生装置1を起動させ、ポンプ5を起動すると、等エンタルピ的にポンプ5の入口の圧力のみが下がるため、ポンプ5の入口の作動流体は、気液二相流の状態S2となり、キャビテーションが発生してしまう。
そこで、本発明の動力発生装置1は、再度起動する際に、制御部10によって以下のように制御が行われる。
図3に示すように、まず、動力発生装置1が起動されると、制御部10は、蒸発器2への熱媒体の供給を開始する(ステップ1)。これにより、蒸発器2に寝込んでいた作動流体は加熱されて蒸気となる。蒸気となった作動流体は、逆止弁63があるため、液供給経路15側には流れず、ガス供給経路11から、蒸気となって閉回路を流れ始める。この際、開閉弁61は制御部10によって閉じた状態となされ、バイパス弁62は制御部10によって開いた状態となされ、作動流体の蒸気は、バイパス経路13を介して凝縮器4へと流入することとなる。なお、スクロール膨張機3へ作動流体が流入するのを防止するために、蒸発器2への熱媒体の供給を開始するタイミングは、開閉弁61を閉じた状態とし、バイパス弁62を開いた状態とするタイミングと同時かそれよりも後に行われる。これにより、凝縮器4に寝込んでいた作動流体は、ポンプ5の液吸入経路14へと押し出される。
次に、制御部10は、液吸入経路14のポンプ5の入口付近で、作動流体の温度T1および圧力P1を取得する(ステップ2)。そして、この作動流体の温度T1および圧力P1から、過冷却度ΔTを演算し(ステップ3)、この過冷却度ΔTとあらかじめ設定した設定過冷却度ΔTspとを比較する(ステップ4)。そして、過冷却度ΔTが、設定過冷却度ΔTspを超えるまで、ステップ2以降の動作を繰り返し、過冷却度ΔTが、設定過冷却度ΔTspを超えるとポンプ5の起動を開始する(ステップ5)。
これにより、ポンプ5の入口の作動流体は、図2(b)に示すように、等エンタルピ的に圧力のみが上がった過冷却状態S3となる。したがって、NPSHAがポンプ5のNPSHRを上回る所定の設定過冷却度ΔTspとすることができ、ポンプ5を起動して、当該ポンプ5の入口の圧力が等エンタルピ的に下がっても、気液二相流の状態S2とはならず、正常に送液でき、キャビテーションの発生を防止できることとなる。
このように、ポンプ5の入口の作動流体を過冷却状態S3にすることで、ポンプ5を起動した際のキャビテーションの発生を防止できるが、そのためには、蒸発器2への熱媒体の供給を開始した際に、作動流体の蒸気が充分に得られるように、動力発生装置1を停止させた状態で、充分な量の作動流体が蒸発器2に寝込んだ状態になることが好ましい。したがって、図4に示すように、動力発生装置1は、蒸発器2よりも高い位置に凝縮器4(図4(a)参照)、または凝縮器4およびレシーバ40(図4(b)参照)が位置するように配置し、凝縮器4(図4(a)参照)、または凝縮器4およびレシーバ40(図4(b)参照)に寝込んだ作動流体が、動力発生装置1の停止後、蒸発器2へと流れ込み易くなるようにしておいてもよい。このように構成しておくことで、動力発生装置1を停止させた後、閉回路中の作動流体は、蒸発器2へと流れ込んで寝込むこととなるので、動力発生装置1の起動時に作動流体の蒸気を得やすくなる。
なお、蒸発器2よりも高い位置に凝縮器4が位置するように配置しても、両者間にはポンプ5が介在しているため、このポンプ5の種類によっては、このポンプ5が障害となって凝縮器4に寝込んだ作動流体が、蒸発器2へと流れ込み難くなることも考えられる。したがって、図5および図6に示すように、ポンプ5の上流側の液吸入経路14と、ポンプ5の下流側の液供給経路15との間に、液開閉弁64を有する液バイパス経路16を設けた構成としてもよい。この液バイパス経路16の液開閉弁64は、動力発生装置1が停止した際に開いた状態にすれば、凝縮器4(図5参照)、または凝縮器4およびレシーバ40(図6参照)に寝込んだ作動流体と蒸発器2に寝込んだ作動流体との液レベルが同じになり、蒸発器2に必ず作動流体が存在する状態にすることができる。したがって、次に動力発生装置1を起動する際には、蒸発器2において作動流体を充分に蒸発させることができることとなる。
なお、液開閉弁64は、動力発生装置1の停止後に開いた状態にする、または停止後に開いた状態にして所定時間経過後に閉じた状態にするものであってもよいし、起動信号を受けた後、所定時間の間、開いた状態にして液レベルを整えてから閉じた状態にして前記したステップ1からの起動に移るものであってもよい。また、図4に示す動力発生装置1において、逆止弁63を設ける場合は、液レベルを整える際の抵抗にならないように考慮された逆止弁63を使用することが好ましい。さらに、図5および図6に示す構成の動力発生装置1において、蒸発器2の上流側の経路に逆止弁63を設ける場合、バイパス経路16は逆止弁63の下流側と凝縮器4の下流側を短絡して逆止弁63が液レベルを整える際の抵抗にならないようにする方がより好ましい。
ポンプ5を起動した後は、凝縮器4の熱交換器41に冷媒を流し、凝縮器4での作動流体の凝縮を図る。また、ガス供給経路11の開閉弁61を開けるとともに、バイパス経路13のバイパス弁62を閉じ、蒸発器2で蒸発した作動流体の蒸気をスクロール膨張機3へ供給する。以後、動力発生装置1は、通常の運転に移行することができる。
1 動力発生装置
10 制御部
11 ガス供給経路
12 ガス排出経路
13 バイパス経路
14 液吸入経路
15 液排出経路
16 液バイパス経路
2 蒸発器
3 スクロール膨張機(膨張機)
31 発電機
4 凝縮器
5 ポンプ
61 開閉弁
62 バイパス弁
63 逆止弁
64 液開閉弁
A 分岐点
ΔTsp 設定過冷却度(所定の過冷却度)

Claims (8)

  1. クローズドサイクルを用いた動力発生装置であって、
    膨張機の上流側の経路と下流側の経路との間にバイパス経路が設けられてなり、
    起動時に、蒸発器に熱源を導入して加熱した作動流体の蒸気を、バイパス経路を介してポンプの上流側の経路に供給することでポンプ入口の圧力を上げ、ポンプ入口が所定の過冷却度になってから、当該ポンプを作動させる制御部を有することを特徴とする動力発生装置。
  2. 膨張機の上流側の経路とバイパス経路との分岐点から膨張機へと到る経路に開閉弁が設けられるとともに、バイパス経路にもバイパス弁が設けられ、
    制御部は、起動時に開閉弁を閉じてバイパス弁を開けるように制御されることによって、蒸発器で加熱した作動流体の蒸気を、バイパス経路を介してポンプの上流側の経路へと供給する請求項1に記載の動力発生装置。
  3. 制御部は、開閉弁を閉じてバイパス弁を開けると同時かそれよりも後に、蒸発器に熱源を導入するように制御される請求項2に記載の動力発生装置。
  4. 蒸発器の上流側の経路に逆止弁が設けられた請求項1ないし3の何れか一に記載の動力発生装置。
  5. 蒸発器よりも高い位置に、凝縮器または、凝縮器およびそのレシーバが配置されてなる請求項1ないし4の何れか一に記載の動力発生装置。
  6. 凝縮器の下流側の経路と蒸発器の上流側の経路との間に、開閉弁を有するバイパス経路が設けられた請求項5に記載の動力発生装置。
  7. 制御部は、膨張機の上流側の経路とバイパス経路との分岐点よりも上流側の経路の圧力が所定の閾値に達した後、バイパス弁を閉じ、開閉弁を開けて膨張機に作動流体を供給するように制御される請求項1ないし6の何れか一に記載の動力発生装置。
  8. ポンプが立形多段渦巻ポンプとなされた請求項1ないし7の何れか一に記載の動力発生装置。
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