JP2016162927A - 画像読取装置および半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電気保護をしつつ画質劣化を低減できる、画像読取装置および半導体装置を提供すること。
【解決手段】画像読取装置(スキャナーユニット3)は、画像を読み取るための画像読取チップ415を複数1次元方向に並べて構成される画像読取装置であって、画像読取チップ415は、半導体基板4150と、半導体基板4150のPウェル500内に形成され、前記画像からの光を受けて光電変換する受光素子416と、Pウェル500外に形成され、受光素子416が光電変換して生成した信号から前記画像に応じた信号である画像読取信号を生成する信号変換部417と、Pウェル500内に形成れ、受光素子416を静電気的に保護する第1保護領域501と、Pウェル500外に形成され、信号変換部417を静電気的に保護する第2保護領域502と、を備え、第1保護領域501は、隣り合う画像読取チップと1次元方向に対向する1辺に沿って設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像読取装置および半導体装置に関する。
コンタクトイメージセンサーを用いた画像読取装置(スキャナー)や、これに印刷機能を加えたコピー機や複合プリンターなどが開発されている。画像読取装置に用いられるコンタクトイメージセンサーとしては、半導体基板に設けられたフォトダイオードを用いる構成が用いられている(特許文献1)。
特開2014−13806号公報
コンタクトイメージセンサーの製造工程において、半導体基板を保護するために、半導体基板の表面にテープを着脱する工程が含まれる。テープの着脱の際に静電気が発生するとフォトダイオードが破壊されてしまう恐れがある。そこで、フォトダイオードを含む半導体基板の外周部には静電気保護領域を設ける必要がある。
スキャナーにコンタクトイメージセンサーを用いる際、コンタクトイメージセンサーチップは複数個並べて設けられることになる。しかしながら、フォトダイオードが形成されるウェルを静電気保護領域で囲った場合には、チップを並べると、チップ間のフォトダイオードの間隔が広がってしまう。これによって、読み取り画質が劣化してしまう問題などが発生してしまう。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明のいくつかの態様によれば、静電気保護をしつつ画質劣化を低減できる、画像読取装置および半導体装置を提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る画像読取装置は、
画像を読み取るための画像読取チップを複数、1次元方向に並べて構成される画像読取装置であって、
前記画像読取チップは、
半導体基板と、
前記半導体基板のPウェル内に形成され、前記画像からの光を受けて光電変換する受光素子と、
前記半導体基板の前記Pウェル外に形成され、前記受光素子が光電変換して生成した信号から前記画像に応じた信号である画像読取信号を生成する信号変換部と、
前記半導体基板の前記Pウェル内に形成され、前記受光素子を静電気的に保護する第1保護領域と、
前記半導体基板の前記Pウェル外に形成され、前記信号変換部を静電気的に保護する第
2保護領域と、
を備え、
前記第1保護領域は、隣り合う前記画像読取チップと前記1次元方向に対向する1辺に沿って設けられている、画像読取装置である。
本適用例によれば、製造過程において、テープの着脱の際に静電気が発生しやすい、画像読取チップの端部に第1保護領域を設けることができるので、受光素子を静電気から保護できる。また、第1保護領域が受光素子と同じPウェル内に形成されているので、Pウェル外に保護領域を設ける場合に比べて、画像読取チップの端部側の受光素子から画像読取チップの端部までの距離を小さくできる。これによって、画質劣化を低減できる。したがって、静電気保護をしつつ画質劣化を低減できる画像読取装置を実現できる。
[適用例2]
上述の画像読取装置であって、
前記画像読取チップは、前記1次元方向に並んで位置する複数の前記受光素子を有してもよい。
これによって、大きな画像も読み取り可能な画像読取装置を実現できる。
[適用例3]
上述の画像読取装置であって、
前記半導体基板は、第1辺と、前記第1辺よりも長い第2辺と、を含む形状であり、
前記第1保護領域および前記第2保護領域の少なくとも一方は、前記第1辺に沿って形成されていてもよい。
製造過程においてテープを剥がす際には、第2辺に沿う方向にテープを剥がすのが一般的である。このような場合には、テープが最後に剥がれるのが第1辺側になるので、第1辺側の受光素子と信号変換部を構成する回路素子とが静電気の影響を受けやすい。
本適用例によれば、第1保護領域と第2保護領域との少なくとも一方は、第1辺に沿って形成されているので、受光素子および信号変換部を構成する回路素子の少なくとも一方を効果的に静電気から保護できる。
[適用例4]
上述の画像読取装置であって、
前記第1保護領域は、P型の拡散領域で形成され、
前記第2保護領域は、N型の拡散領域で形成されていてもよい。
本適用例によれば、簡易な構成で受光素子および信号変換部を構成する回路素子を効果的に静電気から保護できる。
[適用例5]
上述の画像読取装置であって、
前記第1保護領域および前記第2保護領域の少なくとも一方は、金属配線と電気的に接続されていてもよい。
本適用例によれば、第1保護領域および第2保護領域を拡散領域のみで構成する場合よりもさらに効果的に、受光素子および信号変換部を構成する回路素子を効果的に静電気から保護できる。
[適用例6]
本適用例に係る半導体装置は、
画像を読み取るための半導体装置であって、
半導体基板と、
前記半導体基板のPウェル内に形成され、前記画像からの光を受けて光電変換する受光素子と、
前記半導体基板の前記Pウェル外に形成され、前記受光素子が光電変換して生成した信号から前記画像に応じた信号である画像読取信号を生成する信号変換部と、
前記半導体基板の前記Pウェル内に形成され、前記受光素子を静電気的に保護する第1保護領域と、
前記半導体基板の前記Pウェル外に形成され、前記信号変換部を静電気的に保護する第2保護領域と、
を備え、
前記半導体基板は、第1辺と、前記第1辺よりも長い第2辺と、を含む形状であり、
前記第1保護領域と前記第2保護領域との少なくとも一方は、前記第1辺に沿って形成されている、半導体装置である。
本適用例によれば、製造過程において、テープの着脱の際に静電気が発生しやすい、画像読取チップの端部に第1保護領域を設けることができるので、受光素子を静電気から保護できる。また、第1保護領域が受光素子と同じPウェル内に形成されているので、Pウェル外に保護領域を設ける場合に比べて、画像読取チップの端部側の受光素子から画像読取チップの端部までの距離を小さくできる。これによって、画像読取装置に適用した場合に、画質劣化を低減できる。したがって、静電気保護をしつつ画質劣化を低減できる半導体装置を実現できる。
また、製造過程においてテープを剥がす際には、第2辺に沿う方向にテープを剥がすのが一般的である。このような場合には、テープが最後に剥がれるのが第1辺側になるので、第1辺側の受光素子と信号変換部を構成する回路素子とが静電気の影響を受けやすい。
本適用例によれば、第1保護領域と第2保護領域との少なくとも一方は、第1辺に沿って形成されているので、受光素子および信号変換部を構成する回路素子の少なくとも一方を効果的に静電気から保護できる。
本実施形態に係る複合機を示した外観斜視図である。 スキャナーユニットの内部構造を示した斜視図である。 イメージセンサーの構成を模式的に示す分解斜視図である。 画像読取チップの配置を模式的に示す平面図である。 画像読取チップのレイアウト構成の概要を模式的に示す平面図である。 第1実施形態における画像読取チップの隣接部近傍を模式的に示す拡大平面図である。 図6のA−A線における断面図である。 静電気に対する保護が必要となる理由を説明するための模式図である。 第2実施形態における画像読取チップ415の隣接部近傍を模式的に示す拡大平面図である。 第3実施形態における画像読取チップ415を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。用いる図面は説
明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.第1実施形態
以下、添付した図面を参照して、本発明の画像読取装置を適用した複合機(複合装置)1について説明する。図1は、複合機1を示した外観斜視図である。図1に示すように、複合機1は、装置本体であるプリンターユニット(画像記録装置:第1装置)2と、プリンターユニット2の上部に配設されたアッパーユニットであるスキャナーユニット(画像読取装置:第2装置)3と、を一体に備えている。なお、以下、図1においての前後方向をX軸方向とし、左右方向をY軸方向として説明する。
図1に示されるように、プリンターユニット2は、枚葉の記録媒体(印刷用紙や単票紙)を送り経路に沿って送る搬送部(不図示)と、送り経路の上方に配設され、記録媒体にインクジェット方式で印刷処理を行う印刷部(不図示)と、前面に配設されたパネル形式の操作部63と、搬送部、印刷部および操作部63を搭載した装置フレーム(不図示)と、これらを覆う装置ハウジング65と、を備えている。装置ハウジング65には、印刷を終えた記録媒体が排出される排出口66が設けられている。また、図示省略するが、後面下部には、USBポートおよび電源ポートが配設されている。すなわち、複合機1は、USBポートを介してコンピューター等に接続可能に構成されている。
スキャナーユニット3は、後端部のヒンジ部4を介してプリンターユニット2に回動自在に支持されており、プリンターユニット2の上部を開閉自在に覆っている。すなわち、スキャナーユニット3を回動方向に引き上げることで、プリンターユニット2の上面開口部を露出させ、当該上面開口部を介して、プリンターユニット2の内部が露出させる。一方、スキャナーユニット3を回動方向に引き降ろし、プリンターユニット2上に載置することで、スキャナーユニット3によって当該上面開口部を閉塞する。このように、スキャナーユニット3を開放することで、インクカートリッジの交換や紙詰まりの解消等が可能な構成となっている。
図2は、スキャナーユニット3の内部構造を示した斜視図である。図1および図2に示されるように、スキャナーユニット3は、筐体であるアッパーフレーム11と、アッパーフレーム11に収容された画像読取部12と、アッパーフレーム11の上部に回動自在に支持された上蓋13と、を備えている。図2に示すように、アッパーフレーム11は、画像読取部12を収容する箱型の下ケース16と、下ケース16の天面を覆う上ケース17と、を備えている。上ケース17には、ガラス製の原稿載置板(原稿台;不図示)が広く配設されており、被読取面を下にした被読取媒体(原稿)をこれに載置する。一方、下ケース16は、上面を開放した浅い箱状に形成されている。
図2に示されるように、画像読取部12は、ラインセンサー方式のセンサーユニット31と、センサーユニット31を搭載したセンサーキャリッジ32と、Y軸方向に延在し、センサーキャリッジ32をスライド自在に支持するガイド軸33と、センサーキャリッジ32をガイド軸33に沿って移動する自走式のセンサー移動機構34と、を備えている。センサーユニット31は、X軸方向に延在したCMOS(Complementary metal−oxide−semiconductor)ラインセンサーであるイメージセンサー(センサー部)41を有し、モーター駆動のセンサー移動機構34により、ガイド軸33に沿ってY軸方向に往復動する。これにより、原稿載置板上の被読取媒体(原稿)の画像を読み取るようになっている。なお、センサーユニット31は、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサーであってもよい。
図3は、イメージセンサー41の構成を模式的に示す分解斜視図である。図3に示される例では、イメージセンサー41は、ケース411、光源412、レンズ413、モジュール基板414および画像を読み取るための画像読取チップ415(半導体装置)を含んで構成されている。光源412、レンズ413および画像読取チップ415は、ケース411とモジュール基板414との間に収容されている。ケース411にはスリットが設けられている。光源412が発する光は当該スリットを介して被読取媒体へ照射され、被読取媒体からの反射光は当該スリットを介してレンズ413に入力される。レンズ413は、入力された光を画像読取チップ415へと導く。
図4は、画像読取チップ415の配置を模式的に示す平面図である。図4に示されるように、複数の画像読取チップ415が、モジュール基板414上に1次元方向(図4においてはX軸方向)に並べて配置されている。これによって、大きな画像も読み取り可能なスキャナーユニット3(画像読取装置)を実現できる。
図5は、画像読取チップ415のレイアウト構成の概要を模式的に示す平面図である。図5に示される例では、画像読取チップ415は、半導体基板4150上に、画像からの光を受けて光電変換する複数の受光素子416と、受光素子416が光電変換して生成した信号から画像に応じた信号である画像読取信号を生成する信号変換部417と、を有している。画像読取信号は、アナログ信号であってもデジタルデータ信号であってもよい。信号変換部417は、それぞれの受光素子416からの信号に基づく画像読取信号をシリアルに出力してもよい。
図5に示されるように、画像読取チップ415は、1次元方向(図5ではX軸方向)に並んで位置する複数の受光素子416を有している。これによって、大きな画像も読み取り可能なスキャナーユニット3(画像読取装置)を実現できる。
図5に示されるように、半導体基板4150は、第1辺4151と、第1辺4151よりも長い第2辺4152と、を含む形状である。図5に示される例では、Y軸に沿う方向が第1辺4151であり、Y軸と直交するX軸に沿う方向が第2辺4152である。
図6は、第1実施形態における画像読取チップ415の隣接部近傍を模式的に示す拡大平面図である。図7は、図6のA−A線における断面図である。図7において、信号変換部417は省略されている。
図6および図7に示されるように、半導体基板4150はN型の半導体基板であり、Pウェル500(P型のウェル)が形成されている。受光素子416は、Pウェル500内に形成されている。信号変換部417は、Pウェル500外に形成されている。なお、信号変換部417は、Pウェル500以外のPウェルを含んで構成されていてもよい。
図6および図7に示されるように、画像読取チップ415は、半導体基板4150のPウェル500内に形成され、受光素子416を静電気的に保護する第1保護領域501と、半導体基板4150のPウェル500外に形成され、信号変換部417を静電気的に保護する第2保護領域502と、を備えている。また、第1保護領域501は、隣り合う画像読取チップ415と1次元方向(X軸方向)に対向する1辺(第1辺4151)に沿って設けられている。図6に示される例では、X軸方向の端部の受光素子416から画像読取チップ415の端部までの間には、第1保護領域501は存在するが、第2保護領域502は存在しないように構成されている。また、図6に示される例では、第1保護領域501および第2保護領域502は、画像読取チップ415の第1辺4151に沿う端部のみならず、画像読取チップ415の第2辺4152に沿う端部にも設けられている。
図8は、静電気に対する保護が必要となる理由を説明するための模式図である。画像読取チップ415は、ウエハー上に形成されてからモジュール基板414上に実装されるまでの製造過程において、画像読取チップ415の表面を保護するための樹脂製のテープ600を貼ったり、テープ600を剥がしたりする工程が含まれる。テープ600を剥がすと、画像読取チップ415の表面は+に帯電し、テープ600は−に帯電する傾向がある。そのため、テープ600を剥がす際には、テープ600が最後に離れる画像読取チップ415の端部において、静電気による電流が流れ、受光素子416や、信号変換部417を構成する回路素子にダメージを与える可能性がある。
本実施形態によれば、製造過程において、テープ600の着脱の際に静電気が発生しやすい、画像読取チップ415の端部に第1保護領域501を設けることができるので、受光素子416を静電気から保護できる。また、第1保護領域501が受光素子416と同じPウェル500内に形成されているので、Pウェル500外に保護領域を設ける場合に比べて、画像読取チップ415の端部側の受光素子416から画像読取チップ415の端部までの距離を小さくできる。これによって、画質劣化を低減できる。したがって、静電気保護をしつつ画質劣化を低減できる画像読取装置(スキャナーユニット3)を実現できる。また、第2保護領域502を有することによって、信号変換部417を静電気から保護できる。
図6に示されるように、第1保護領域501および第2保護領域502の少なくとも一方は、第1辺4151に沿って形成されていてもよい。図6に示される例では、第1保護領域501および第2保護領域502は、第1辺4151に沿って形成されている。
図8に示される製造過程においてテープ600を剥がす際には、第1辺4151より長い辺である第2辺4152に沿う方向にテープ600を剥がすのが一般的である。このような場合には、テープ600が最後に剥がれるのが第1辺4151側になるので、第1辺4151側の受光素子416と信号変換部417を構成する回路素子とが静電気の影響を受けやすい。
本実施形態によれば、第1保護領域501と第2保護領域502との少なくとも一方は、第1辺4151に沿って形成されているので、受光素子416および信号変換部417を構成する回路素子の少なくとも一方を効果的に静電気から保護できる画像読取装置(スキャナーユニット3)および半導体装置(画像読取チップ415)を実現できる。
本実施形態において、第1保護領域501は、P型の拡散領域で形成され、第2保護領域502は、N型の拡散領域で形成されていてもよい。第1保護領域501および第2保護領域502は、不純物濃度を高めて周囲よりも導電性を高く構成することが好ましい。
本実施形態によれば、簡易な構成で受光素子416および信号変換部417を構成する回路素子を効果的に静電気から保護できる画像読取装置(スキャナーユニット3)および半導体装置(画像読取チップ415)を実現できる。
2.第2実施形態
図9は、第2実施形態における画像読取チップ415の隣接部近傍を模式的に示す拡大平面図である。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図9に示される例では、第2保護領域502は、画像読取チップ415の第1辺4151に沿う端部のみに設けられ、画像読取チップ415の第2辺4152に沿う端部には設けられていない。
上述のように、図8に示される製造過程においてテープ600を剥がす際には、第1辺4151より長い辺である第2辺4152に沿う方向にテープ600を剥がすのが一般的である。このような場合には、テープ600が最後に剥がれるのが第1辺4151側になるので、第1辺4151側の信号変換部417を構成する回路素子が静電気の影響を受けやすい。
本実施形態においても、第2保護領域502は、画像読取チップ415の第1辺4151に沿う端部に設けられているので、信号変換部417を構成する回路素子を効果的に静電気から保護できる。
また、本実施形態においても、第1実施形態と同様の理由により、同様の効果を奏する。
3.第3実施形態
図10は、第3実施形態における画像読取チップ415を模式的に示す断面図である。図10は、第1実施形態における図7に相当する図である。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態においては、第1保護領域501および第2保護領域502の少なくとも一方は、金属配線と電気的に接続されていてもよい。図10に示される例では、第1保護領域501は、コンタクトホール505を介して金属配線503と電気的に接続されている。また、第2保護領域502は、コンタクトホール506を介して金属配線504と電気的に接続されている。金属配線503および金属配線504は、さらに静電気保護素子(不図示)に電気的に接続されていてもよい。金属配線503および金属配線504を設けることによって、第1保護領域501および第2保護領域502の抵抗値を下げることができるので、静電気をさらに逃がしやすくなる。
本実施形態によれば、第1保護領域501および第2保護領域502を拡散領域のみで構成する場合よりもさらに効果的に、受光素子416および信号変換部417を構成する回路素子を効果的に静電気から保護できる画像読取装置(スキャナーユニット3)および半導体装置(画像読取チップ415)を実現できる。
以上、本実施形態あるいは変形例について説明したが、本発明はこれら本実施形態あるいは変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…複合機、2…プリンターユニット、3…スキャナーユニット、4…ヒンジ部、11…アッパーフレーム、12…画像読取部、13…上蓋、16…下ケース、17…上ケース、31…センサーユニット、32…センサーキャリッジ、33…ガイド軸、34…センサー移動機構、41…イメージセンサー、63…操作部、65…装置ハウジング、66…排出口、411…ケース、412…光源、413…レンズ、414…モジュール基板、415
…画像読取チップ、416…受光素子、417…信号変換部、500…Pウェル、501…第1保護領域、502…第2保護領域、503,504…金属配線、505,506…コンタクトホール、600…テープ、4150…半導体基板、4151…第1辺、4152…第2辺

Claims (6)

  1. 画像を読み取るための画像読取チップを複数、1次元方向に並べて構成される画像読取装置であって、
    前記画像読取チップは、
    半導体基板と、
    前記半導体基板のPウェル内に形成され、前記画像からの光を受けて光電変換する受光素子と、
    前記半導体基板の前記Pウェル外に形成され、前記受光素子が光電変換して生成した信号から前記画像に応じた信号である画像読取信号を生成する信号変換部と、
    前記半導体基板の前記Pウェル内に形成され、前記受光素子を静電気的に保護する第1保護領域と、
    前記半導体基板の前記Pウェル外に形成され、前記信号変換部を静電気的に保護する第2保護領域と、
    を備え、
    前記第1保護領域は、隣り合う前記画像読取チップと前記1次元方向に対向する1辺に沿って設けられている、画像読取装置。
  2. 請求項1記載の画像読取装置であって、
    前記画像読取チップは、前記1次元方向に並んで位置する複数の前記受光素子を有する、画像読取装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像読取装置であって、
    前記半導体基板は、第1辺と、前記第1辺よりも長い第2辺と、を含む形状であり、
    前記第1保護領域および前記第2保護領域の少なくとも一方は、前記第1辺に沿って形成されている、画像読取装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像読取装置であって、
    前記第1保護領域は、P型の拡散領域で形成され、
    前記第2保護領域は、N型の拡散領域で形成されている、画像読取装置。
  5. 請求項4に記載の画像読取装置であって、
    前記第1保護領域および前記第2保護領域の少なくとも一方は、金属配線と電気的に接続されている、画像読取装置。
  6. 画像を読み取るための半導体装置であって、
    半導体基板と、
    前記半導体基板のPウェル内に形成され、前記画像からの光を受けて光電変換する受光素子と、
    前記半導体基板の前記Pウェル外に形成され、前記受光素子が光電変換して生成した信号から前記画像に応じた信号である画像読取信号を生成する信号変換部と、
    前記半導体基板の前記Pウェル内に形成され、前記受光素子を静電気的に保護する第1保護領域と、
    前記半導体基板の前記Pウェル外に形成され、前記信号変換部を静電気的に保護する第2保護領域と、
    を備え、
    前記半導体基板は、第1辺と、前記第1辺よりも長い第2辺と、を含む形状であり、
    前記第1保護領域と前記第2保護領域との少なくとも一方は、前記第1辺に沿って形成されている、半導体装置。
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