JP2016162815A - 半導体部品及び半導体部品の製造方法 - Google Patents

半導体部品及び半導体部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体素子を対向させて積層した積層対向面の一部の電極に外部からの配線を接続することが可能であり、積層対向面における比較的大電流が流れる電極にマイグレーションやクラック等が発生することを防止することができる半導体部品及び当該半導体部品の製造方法を提供する。【解決手段】第1半導体素子10Aの第1面には第1電極10Sと第2電極10Gと保護層10Hが形成され、保護層は第1電極の周囲の一部と第2電極の周囲の一部の少なくとも一方に、第1電極及び第2電極よりも高く形成され、第2半導体素子20の第2面には素子電極23Dと引出電極20Gが形成され、第1電極と素子電極の少なくとも一方、及び第2電極と引出電極の少なくとも一方には、先端に平坦面10M、11Mを有する導電性の突状部10T、11Tが形成され、突状部を介して第1電極と素子電極が接続され、突状部を介して第2電極と引出電極が接続されている。【選択図】図14

Description

本発明は、第1半導体素子と第2半導体素子を対向させて積層した半導体部品、及び、当該半導体部品の製造方法に関する。
近年では、例えば車両の場合、燃費の向上とコストの低減等のために、部品の小型化・軽量化が要求されている。例えば車両に搭載された種々のアクチュエータを制御する制御ユニットの小型化・軽量化を行うためには、制御ユニットに搭載する電子回路の実装面積を低減する必要がある。そこで、電子回路の実装面積を低減するために半導体素子を積層する種々の技術が実用化されつつある。
例えば特許文献1に記載の半導体装置では、上段の半導体チップ(半導体素子に相当)の下面の全ての電極が、下段の半導体チップ(半導体素子に相当)の上面の電極や金属層に、ハンダボールを介して接続されている。
また特許文献2に記載の半導体装置の製造方法では、下段の半導体チップの上に、バンプを介して上段の半導体チップを積層している。
特開2013−251330号公報 特開2014−220534号公報
半導体チップを上下に積層する場合、下段の半導体チップの上面(積層対向面)、及び上段の半導体チップの下面(積層対向面)は、積層相手の半導体チップで覆い隠されてしまう。上段の半導体チップの積層対向面の一部の電極に、下段の半導体チップの積層対向面の電極ではなく外部からの配線を接続しなければならない場合、特許文献1に記載の半導体装置では、外部からの配線を接続しなければならない上段の半導体チップの一部の電極は、下段の半導体チップで覆い隠されてしまっているので、外部からの配線を接続することができない。
また特許文献2に記載の半導体装置の製造方法のように、上下に積層した半導体チップの電極を、バンプを介して電気的に接続した場合、電極の接続個所は、球状のバンプの頂上部の「点」で接続され、「面」で接続されない。例えば比較的大電流が流れる電極をバンプで接続した場合、バンプ頂上部の「点」で接続された電極の接続個所の「点」では電流密度が高くなりマイグレーションが発生したり、熱応力が集中してクラックが発生したりする可能性がある。このため、比較的大電流が流れる電極をバンプで接続することは好ましくない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、半導体素子を対向させて積層した積層対向面の一部の電極に外部からの配線を接続することが可能であり、積層対向面における比較的大電流が流れる電極にマイグレーションやクラック等が発生することを防止することができる半導体部品及び当該半導体部品の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る半導体部品は、次の手段をとる。まず、本発明の第1の発明は、第1半導体素子の第1面と、第2半導体素子の第2面と、が対向されて積層された半導体部品であって、前記第1半導体素子の前記第1面には、第1電極と、第2電極と、保護層と、が形成され、前記保護層は、前記第1電極の周囲の少なくとも一部と、前記第2電極の周囲の少なくとも一部と、の少なくとも一方に、前記第1面に対して前記第1電極及び前記第2電極よりも高くなるように形成されている。そして、前記第2半導体素子の前記第2面には、素子電極と、引出電極と、が形成され、前記第1電極と前記素子電極との少なくとも一方、及び前記第2電極と前記引出電極との少なくとも一方には、先端に平坦面を有する導電性の突状部がそれぞれ形成されており、前記突状部を介して前記第1電極と前記素子電極とが接続され、前記突状部を介して前記第2電極と前記引出電極とが接続されている。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る半導体部品であって、前記引出電極は、前記素子電極と少なくとも一部が重なる重畳領域を有しており、前記重畳領域と前記素子電極との間には、絶縁層が設けられており、前記第1電極と前記素子電極とが接続され、前記第2電極と前記引出電極とが接続され、前記第1半導体素子と前記第2半導体素子とが積層された際、前記引出電極の少なくとも一部は、前記第1半導体素子に覆われることなく露出している。
次に、本発明の第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明に係る半導体部品であって、前記突状部は、前記素子電極の上と、前記引出電極の上と、に形成されており、前記素子電極の上に形成された前記突状部における前記第2面からの高さと、前記引出電極の上に形成された前記突状部における前記第2面からの高さと、が略同一である。
次に、本発明の第4の発明は、上記第1の発明〜第3の発明のいずれか1つに係る半導体部品であって、前記第1半導体素子における前記第1面とは反対側の面には、第3電極が形成されており、前記第1半導体素子は、前記第1電極と前記第2電極と前記第3電極とを有する第1素子を含んでおり、前記第2半導体素子における前記第2面とは反対側の面には、第4電極と、第5電極と、第6電極と、第7電極と、が形成されており、前記第2半導体素子は、前記第4電極と前記第5電極と前記素子電極とを有する第2素子と、前記第6電極と前記第7電極と前記素子電極とを有する第3素子と、を含んでいる。
次に、本発明の第5の発明は、上記第4の発明に係る半導体部品であって、さらに実装基板を備え、前記第2半導体素子の前記第4電極と前記第5電極のそれぞれは、前記実装基板に設けられた第1導電部と第2導電部のそれぞれに接続され、前記第2半導体素子の前記第6電極と前記第7電極のそれぞれは、前記実装基板に設けられた第3導電部と第4導電部のそれぞれに接続され、前記第1導電部と前記第2導電部と前記第3導電部と前記第4導電部のそれぞれは、前記実装基板における前記第2半導体素子に覆われない位置に引き出されている。
次に、本発明の第6の発明は、第1半導体素子の第1面と、第2半導体素子の第2面と、が対向されて積層された半導体部品の製造方法であって、前記第1面に、前記第2半導体素子の前記第2面に形成された素子電極に接続される第1電極と、前記素子電極に接続されることなく前記第1面から外部に引き出されるべき第2電極と、保護層と、が形成され、前記保護層が、前記第1電極の周囲の少なくとも一部と、前記第2電極の周囲の少なくとも一部と、の少なくとも一方に、前記第1面に対して前記第1電極及び前記第2電極よりも高くなるように形成されている前記第1半導体素子と、前記第2面に、前記素子電極が形成されている前記第2半導体素子と、を積層する際に、前記第2半導体素子の前記第2面に、前記第1半導体素子と前記第2半導体素子とを積層した際に一部が前記第1半導体素子に覆われることなく露出するように、かつ、一部が前記第2電極と対向するように、絶縁層を介して引出電極を形成し、前記第1電極と前記素子電極との少なくとも一方、及び前記第2電極と前記引出電極との少なくとも一方に、先端に平坦面を有する導電性の突状部をそれぞれ形成し、前記第1電極と前記素子電極とを前記突状部を介して接続し、前記第2電極と前記引出電極とを前記突状部を介して接続し、前記引出電極の一部を、前記第1半導体素子に覆われない位置に露出させる。
第1の発明によれば、第2半導体素子の第2面に引出電極を形成し、当該引出電極に、第1半導体素子の第1面の第2電極(この場合、外部からの配線を接続しなければならない電極)が接続されている。また接続には、突状部を介して接続されている。そして、第1半導体素子の第1面の第1電極(この場合、比較的大電流が流れる電極)に、第2半導体素子の第2面の素子電極(この場合、比較的大電流が流れる電極)が接続されている。また接続には、突状部を介して接続されている。このように、平坦面を有する突状部を介して各電極を接続することで、面と面にて接続することにより、電極の一部に電流が集中することを回避できるので、マイグレーションやクラック等の発生を適切に防止することができる。
第2の発明によれば、第1半導体素子と第2半導体素子とを積層した際、引出電極の少なくとも一部が第1半導体素子に覆われることなく露出しているので、外部からの配線を引出電極に容易に接続することができる。
第3の発明によれば、突状部を、第2半導体素子の素子電極の上と引出電極の上に形成し、各突状部の先端の平坦面の高さを同じとすることで、第1半導体素子の積層を容易とすることができる。
第4の発明によれば、第1半導体素子と第2半導体素子とを積層した半導体部品にて、例えば図1の例に示すような電子回路を適切に実現することができる。
第5の発明によれば、実装基板の上に第2半導体素子が適切に積層され、第2半導体素子の上に第1半導体素子が適切に積層されて制御ユニット等への搭載を容易な状態とした半導体部品を実現することができる。また、実装基板に種々の導電部を設け、必要な導電部を第2半導体素子で覆われない位置に引き出したり等することで、外部との接続が必要な個所を適切に確保することができる。
第6の発明によれば、2つの半導体素子を積層した積層対向面の一部の電極(この場合、第1半導体素子の第2電極)に引出電極を介して外部からの配線を接続することが可能であり、積層対向面における比較的大電流が流れる電極(この場合、第1半導体素子の第1電極と、第2半導体素子の素子電極)を、面と面で接続して当該電極の一部に電流が集中することを回避することができる半導体部品の製造方法を提供できる。
所望する電子回路の例であり、図15に示した半導体部品の等価回路である。 分割前の第1半導体素子を表側から見た外観の斜視図である。 分割後の第1半導体素子を表側から見た外観の斜視図である。 分割後の第1半導体素子を裏側から見た外観の斜視図である。 図4に示す第1半導体素子をV方向から見た図である。 第2半導体素子を表側から見た外観の斜視図である。 第2半導体素子を裏側から見た外観の斜視図である。 図7に示す第2半導体素子をVIII方向から見た図である。 半導体部品の実装工程(製造方法)の例を説明するフローチャートである。 実装基板の外観(平面図)の例を説明する図である。 実装基板の上に第2半導体素子を実装する様子を説明する斜視図である。 図11において第2半導体素子を実装した後、XII方向から見た図である。 第2半導体素子の上に第1半導体素子を実装する様子を説明する斜視図である。 図13において第1半導体素子を実装した後、XIV方向から見た図である。 実装基板の上に第2半導体素子を実装し、第2半導体素子の上に第1半導体素子を実装した、半導体部品の外観の例を示す斜視図である。 実装基板のソース導電部及びゲート導電部の上に突状部を設け、第2半導体素子のドレイン電極及び引出電極の上に突状部を設けた例を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて順に説明する。
●[所望する電子回路の例(図1)]
近年、比較的大きな電流を必要とする電動モータの駆動回路として、MOSFETを用いた電子回路が利用され、例えばU相、V相、W相を有する3相モータの各相の駆動回路として、図1の例に示す3個のnチャネルMOSFETで構成された電子回路を利用する。そして、図1の例に示した電子回路を3つ用意し、それぞれの電子回路をU相、V相、W相に接続する。この図1の例に示す電子回路を、所望する電子回路の例として、以下を説明する。本実施の形態の説明では、3個のnチャネルMOSFETを有する半導体部品を例として説明する。
図1の電子回路では、Tr1〜Tr3のそれぞれはnチャネルMOSFETで構成され、Tr1のソースS1とTr2のドレインD2とが接続され、Tr2のドレインD2は、さらにTr3のドレインD3と接続されている。また3相モータの駆動回路として用いる場合、例えばTr1のドレインD1は電源Vddに接続され、Tr2のソースS2はアースVssに接続され、Tr3のソースS3である出力VoutはU相(またはV相、またはW相)に接続される。またTr1のゲートG1である入力Vin1、Tr2のゲートG2である入力Vin2、Tr3のゲートG3である入力Vin3のそれぞれには、3相モータを制御するCPU等の制御装置からの制御信号が入力される。次に図2〜図8を用いて、図1に示す電子回路を実現するための第1半導体素子10A(Tr1に相当)、第2半導体素子20(Tr2、Tr3に相当)の外観等について説明する。
●[第1半導体素子10Aの外観と構造(図2〜図5)]
図2は、1個のウェハ10Wに、第1半導体素子10Aを2個有する半導体素子10の例を示しており、当該半導体素子10は、点線の位置にてカット及び分割されることで、2個の第1半導体素子10Aを得られるように構成されている。各第1半導体素子10Aのそれぞれは、表面10WAにソース電極10Sとゲート電極10Gを有し、裏面10WBにドレイン電極10Dを有する第1素子Tr1(図1参照)を含んでいる。
第1半導体素子10A(図2の状態からカットして2つに分割した後)の表面の外観の例は図3に示すとおりであり、当該第1半導体素子10Aの裏面の外観の例は図4に示すとおりである。また第1半導体素子10Aの等価回路は、図1に示す電子回路のTr1である。また図5は、図4に示す第1半導体素子10AをV方向から見た図である。
第1半導体素子10Aのウェハ10Wの表面10WAには、図3に示すように、ソース電極10Sと、ゲート電極10Gとが形成されている。また第1半導体素子10Aの裏面10WBには、図4に示すように、ドレイン電極10Dが形成されている。また本実施の形態にて説明する第1半導体素子10Aの例では、大電流が流れるソース電極10Sの面積は、電流がほとんど流れないゲート電極10Gの面積よりも大きい。また、大電流が流れるドレイン電極10Dは、第1半導体素子10Aの裏面全体に形成されている。なお、第1半導体素子10Aの表面10WAは第1積層対向面である第1面に相当し、ソース電極10Sは第1電極(比較的大電流が流れる電極)に相当し、ゲート電極10Gは第2電極(外部からの配線を接続しなければならない電極)に相当し、ドレイン電極10Dは第3電極(比較的大電流が流れる電極)に相当している。また、ソース電極10Sの周囲の少なくとも一部と、ゲート電極10Gの周囲の少なくとも一部と、の少なくとも一方には、電極を保護するためのポリイミド等からなる保護層10Hが形成されている。そして保護層10Hは、図5に示すように、第1面である表面10WAに対して、ソース電極10S及びゲート電極10Gよりも高く形成されている。
また、第1半導体素子10Aにおけるソース電極10Sの少なくとも一部には、先端に平坦面10Mを有するように、導電性の突状部10Tが形成されている。また、第1半導体素子10Aにおけるゲート電極10Gの少なくとも一部には、先端に平坦面11Mを有する突状部11Tが形成されている。そして図5に示すように、第1面である表面10WAに対して、突状部10T、11Tの高さが、保護層10Hの高さよりも高くなるように、突状部10T、11Tが形成されている。なお、第1半導体素子10Aに対して、積層相手の半導体素子の方向とは、後述する図13〜図15に示すように、裏面10WBから表面10WAに向かう方向である。また、ソース電極10Sやゲート電極10Gに、平坦面10M、11Mを有する突状部10T、11Tを形成するには、例えば、スパッタリング等にて金属材料を積層して電極を形成する際、金属材料の積層量をより多くすることで、形成することができる。なお、図5において、表面10WAに対して、ゲート電極10Gの上に形成した突状部11Tの高さは、ソース電極10Sの上に形成した突状部10Tの高さよりも、図8に示す絶縁層20Zと引出電極20Gの高さ分、低く形成されている。これにより、図14の例に示すように、第1半導体素子10Aを第2半導体素子20の上に適切に積層することができる。また、本実施の形態の説明では、後述する図11〜図15に示すように、第2半導体素子20の裏面20WBである第2面の上に、第1半導体素子10Aの表面10WAである第1面を対向させて、第2半導体素子20の上に第1半導体素子10Aを積層する例を説明する。
●[第2半導体素子20の外観と構造(図6〜図8)]
図6〜図8は、1個のウェハ20Wにて形成された第2半導体素子20の例を示している。そして第2半導体素子20の表面の外観の例は図6に示すとおりであり、当該第2半導体素子20の裏面の外観の例は図7に示すとおりである。また第2半導体素子20の等価回路は、図1に示す電子回路のTr2及びTr3である。また図8は、図7に示す第2半導体素子20をVIII方向から見た図である。
第2半導体素子20のウェハ20Wの表面20WAには、図6に示すように、ソース電極22Sと、ゲート電極22Gと、ソース電極23Sと、ゲート電極23Gが形成されている。また第2半導体素子20の裏面20WBには、図7に示すように、ドレイン電極23Dが形成されている。また、第2半導体素子20は、表面20WAにソース電極22Sとゲート電極22Gを有して裏面20WBにドレイン電極23Dを有する第2素子Tr2(図1参照)と、表面20WAにソース電極23Sとゲート電極23Gを有して裏面20WBにドレイン電極23Dを有する第3素子Tr3(図1参照)とを含んでいる。なお、第2半導体素子20の裏面10WBは第2積層対向面である第2面に相当し、ソース電極22Sは第4電極(比較的大電流が流れる電極)に相当し、ゲート電極22Gは第5電極(外部からの配線を接続しなければならない電極)に相当し、ソース電極23Sは第6電極(比較的大電流が流れる電極)に相当し、ゲート電極23Gは第7電極(外部からの配線を接続しなければならない電極)に相当し、ドレイン電極23Dは素子電極(比較的大電流が流れる電極)に相当している。また、ソース電極22S、23Sの周囲の少なくとも一部と、ゲート電極22G、23Gの周囲の少なくとも一部と、の少なくとも一方には、電極を保護するためのポリイミド等からなる保護層22H、23Hが形成されている。そして保護層22H、23Hは、図8に示すように、第2面である裏面20WBに対して、ソース電極22S、23S及びゲート電極22G、23Gよりも高く形成されている。
第2半導体素子20の裏面20WBの一部には、図7及び図8に示すように、絶縁層20Zを介して引出電極20Gが形成されている。引出電極20Gは、ドレイン電極23Dと少なくとも一部が重畳する重畳領域を有している。この重畳領域とドレイン電極23Dとの間に、絶縁層20Zが設けられ、第2半導体素子20の裏面20WBの一部に絶縁層20Z(例えば酸化膜SiO2)が形成されている。そして、当該絶縁層20Zの上に、例えば、スパッタリング等にて金属材料を積層した引出電極20Gが形成されている。なお、引出電極20Gの位置及び面積は、図13の例に示すように第2半導体素子20の裏面20WBと第1半導体素子10Aの表面10WAが対向するように積層した際、第1半導体素子10Aのゲート電極10Gと重なる位置であってソース電極10Sと重ならない位置に形成されている。また、図15の例に示すように第2半導体素子20の裏面20WBと第1半導体素子10Aの表面10WAが対向するように積層した際、引出電極20Gの一部が、第1半導体素子10Aに覆われることなく露出する位置及び面積となるように形成されている。
本実施の形態にて説明する第2半導体素子20の例では、大電流が流れるソース電極22S、23Sの面積は、電流がほとんど流れないゲート電極22G、23Gの面積よりも大きい。また、大電流が流れるドレイン電極23Dは、第2素子Tr2と第3素子Tr3とで共通とされており、第2半導体素子20の裏面全体に形成されている。
第2半導体素子20におけるソース電極22S、23Sの少なくとも一部には、図6及び図8に示すように、先端に平坦面22M、24Mを有する導電性の突状部22T、24Tが形成されている。同様に、第2半導体素子20におけるゲート電極22G、23Gの少なくとも一部には、図6及び図8に示すように、先端に平坦面23M、25Mを有する導電性の突状部23T、25Tが形成されている。そして、表面20WAに対して、突状部22T〜25Tの高さが、保護層22H、23Hの高さよりも高くなるように、突状部22T〜25Tが形成されている。また、ソース電極22S、23Sやゲート電極22G、23Gに、平坦面22M〜25Mを有する突状部22T〜25Tを形成するには、例えば、スパッタリング等にて形成することができる。なお、図8において、表面20WAに対して、ソース電極22S、23Sの上に形成した突状部22T、24Tの高さと、ゲート電極22G、23Gの上に形成した突状部23T、25Tの高さは、略同一である。これにより、図14の例に示すように、第2半導体素子20を実装基板50の上に適切に積層することができる。
●[半導体部品1の実装工程(図9〜図15)]
図9は、図15に示す半導体部品1の実装工程の手順の例を示すフローチャートであり、図10は実装基板50の例を示し、図11〜図15は、実装工程の各ステップでの実装状態の外観等を説明する図である。以下、図9に示す実装工程の各ステップでの処理内容と、各ステップによる実装状態の例を順に説明する。
●[ステップS10:第1半導体素子10Aと第2半導体素子20と実装基板50(図10)の用意]
図9に示すステップS10にて、実装装置は、第1半導体素子10A(図3〜図5参照)と、第2半導体素子20(図6〜図8参照)と、実装基板50(図10参照)を用意する。なおステップS10にて、第1半導体素子に、図5に示す突状部10T、11Tを形成し、第2半導体素子に、図8に示す突状部22T〜25T、絶縁層20Z、引出電極20Gを形成してもよいし、これらが既に形成されている第1半導体素子10A、第2半導体素子20を用意してもよい。
図10に、実装基板50の外観の例を示す。実装基板50には、第2半導体素子20の第2素子Tr2のソース電極22S(図6参照)が接続されるソース導電部52S(第1導電部に相当)と、第2半導体素子20の第2素子Tr2のゲート電極22G(図6参照)が接続されるゲート導電部52G(第2導電部に相当)と、第2半導体素子20の第3素子Tr3のソース電極23S(図6参照)が接続されるソース導電部53S(第3導電部に相当)と、第2半導体素子20の第3素子Tr3のゲート電極23G(図6参照)が接続されるゲート導電部53G(第4導電部に相当)が形成されている。
実装基板50における第2半導体素子20が実装される実装領域50Aの外側には、ソース引出部52SP、ゲート引出部52GP、ソース引出部53SP、ゲート引出部53GPが形成されている。ソース導電部52Sは、配線部52SHを介してソース引出部52SPに接続され、ゲート導電部52Gは、配線部52GHを介してゲート引出部52GPに接続され、ソース導電部53Sは、配線部53SHを介してソース引出部53SPに接続され、ゲート導電部53Gは、配線部53GHを介してゲート引出部53GPに接続されている。
●[ステップS20:実装基板の上に第2半導体素子20を実装(図11、図12)]
次に、図9に示すステップS20にて、実装装置は、図11の斜視図に示すように、実装基板50の実装領域50Aに第2半導体素子20を実装する。この場合、図12の側面図に示すように、第2半導体素子20の第3素子Tr3のソース電極23Sと実装基板50のソース導電部53Sとをハンダ(または超音波またはイオンビーム)等にて面と面にて電気的に接合する。同様に、第2半導体素子20の第2素子Tr2のソース電極22Sと実装基板50のソース導電部52Sとをハンダ(または超音波またはイオンビーム)等にて面と面にて電気的に接合する。また、第2半導体素子20の第2素子Tr2のゲート電極22Gと実装基板50のゲート導電部52G、及び第2半導体素子20の第3素子Tr3のゲート電極23Gと実装基板50のゲート導電部53Gについては、ハンダ(または超音波またはイオンビーム)等で電気的に接合してもよいし、大電流が流れないのでバンプを用いて電気的に接続してもよい。
なお、ソース電極22S、23Sの周囲のポリイミド等の保護層22H、23Hの高さがソース電極の高さよりも高い場合、図6及び図8に示す第2半導体素子20のように、ソース電極22S、23Sの上に、先端部分に平坦面22M、24Mを有する導電性の突状部22T、24Tが、保護層22H、23Hよりも高くなるように形成されている。あるいは、図16の例に示すように、保護層22H、23Hに干渉されることなくソース導電部52S、53Sがソース電極22S、23Sと接合されるように、ソース導電部52S、53Sの上に、先端部分に平坦面を有する導電性の突状部55Tが、ソース電極22S、23Sに達するように形成されている。また、ゲート電極22G、23Gの周囲のポリイミド等の保護層22H、23Hの高さがゲート電極の高さよりも高い場合、上記と同様、図6及び図8に示すように、ゲート電極22G、23Gの上に、先端部分に平坦面23M、25Mを有する導電性の突状部23T、25Tが、保護層22H、23Hよりも高くなるように形成されている、あるいは、図16の例に示すように、ゲート導電部52G、53Gの上に、先端部分に平坦面を有する導電性の突状部56T、57Tが、ゲート電極22G、23Gに達するように形成されていてもよいし、保護層に干渉されることなくゲート導電部52G、53Gがゲート電極22G、23Gと接続されるようにバンプを用いてもよい。なお、図5、図8、図12、図14、図16において、各電極の厚さや、各導電部や各配線部等の厚さは、わかりやすくするために実際よりも厚く記載している。
●[ステップS30:第2半導体素子20の上に第1半導体素子10Aを実装(図13、図14)]
次に、図9に示すステップS30にて、実装装置は、図13の斜視図に示すように、第2半導体素子20の上に第1半導体素子10Aを実装する。この場合、図14の側面図に示すように、第2半導体素子20のドレイン電極23Dと、第1半導体素子10Aのソース電極10Sの上に形成した突状部10Tの平坦面10Mとを、ハンダ(または超音波またはイオンビーム)等にて面と面にて電気的に接合する。また、第2半導体素子20の引出電極20Gと、第1半導体素子10Aのゲート電極10Gの上に形成した突状部11Tの平坦面11Mとを、ハンダ(または超音波またはイオンビーム)等にて面と面にて電気的に接合する。なお、ゲート電極10Gには、ほとんど電流が流れないので、引出電極20Gとゲート電極10Gの平坦面とを、バンプにて接続するようにしてもよい。なお、第1半導体素子10Aは、引出電極20Gの一部が第1半導体素子10Aに覆われることなく露出するように、第2半導体素子20の上に積層されている。以上の実装工程(製造工程)により、図15に示す半導体部品1が完成される。
なお、ソース電極10Sの周囲にポリイミド等の保護層10Hが形成されていても、ソース電極10Sの上には、保護層の高さよりも高くなるように、先端部分に平坦面10Mを有する導電性の突状部10Tが形成されている(図5参照)。また、ゲート電極10Gの周囲のポリイミド等の保護層10Hの高さがゲート電極の高さよりも高くても、上記と同様に、先端部分に平坦面11Mを有する導電性の突状部11Tを形成したり、バンプを用いたりすることで、ゲート電極10Gと引出電極20Gとが、電気的に接続される。
そして図15に示す半導体部品1における第1素子Tr1のドレイン電極10Dは図1における電源Vddに相当し、図15に示す半導体部品1における第2素子Tr2のソース電極であるソース引出部52SPは図1におけるアースVssに相当し、図15に示す半導体部品1における第3素子Tr3のソース電極であるソース引出部53SPは図1における出力Voutに相当している。また図15に示す半導体部品1において第1素子Tr1のゲート電極である露出している引出電極20Gは図1における入力Vin1に相当し、図15に示す半導体部品1における第2素子Tr2のゲート電極であるゲート引出部52GPは図1における入力Vin2に相当し、図15に示す半導体部品1における第3素子Tr3のゲート電極であるゲート引出部53GPは図1における入力Vin3に相当している。
以上、本発明の半導体部品1は、第2半導体素子20の裏面である第2面に、第1半導体素子10Aの表面である第1面を対向させる。そして、比較的大電流が流れる第1半導体素子10Aのソース電極10Sあるいは第2半導体素子20のドレイン電極23D、の少なくとも一方に、積層相手の半導体素子の方向に突出するように、平坦面を有する導電性の突状部を形成し、積層相手の半導体素子の電極と(あるいは積層相手の半導体素子の突状部の平坦面と)を、面と面にて電気的に接続する。このため、比較的大電流が流れる電極を、面と面にて接続することにより、電極の一部に電流が集中することを回避できる。従って、積層対向面における比較的大電流が流れる電極にマイグレーションやクラック等が発生することを防止することができる
また、第2半導体素子20の裏面である第2面に、絶縁層20Zを介して設けられた引出電極20Gを形成し、当該引出電極20Gまたは第1半導体素子10Aのゲート電極10Gの少なくとも一方に、平坦面を有する導電性の突状部を形成する。そして、当該突状部を介して、引出電極20Gに、第1半導体素子10Aの表面である第1面のゲート電極10G(この場合、外部からの配線を接続しなければならない電極)を接続する。そして引出電極20Gの一部は、第1半導体素子10Aに覆われることなく露出しているので、外部からの配線を引出電極20Gに容易に接続することができる。また、第2半導体素子20の表面のソース電極22S、23S、及びゲート電極22G、23Gは、実装基板50のソース引出部52SP、53SP、及びゲート引出部52GP、53GPに、適切に引き出されているので、外部の配線を半導体部品1に容易に接続することができる。
なお、ゲート電極10Gには、ほとんど電流が流れないので、ゲート電極10Gの突状部と引出電極20Gとをバンプを介して接続するようにしてもよい。同様に、ゲート電極22G、ゲート電極23Gには、ほとんど電流が流れないので、ゲート電極22Gの突状部とゲート導電部52Gとをバンプを介して接続し、ゲート電極23Gの突状部とゲート導電部53Gとをバンプを介して接続するようにしてもよい。
●[その他の実施の形態(図16)]
以上に説明した本実施の形態の説明では、図5に示すように第1半導体素子10Aの表面10WAである第1面のソース電極10S及びゲート電極10Gの少なくとも一部に、第2半導体素子20の方向に突出した突状部10T、11Tを形成した例を示した。しかし、図16に示す半導体部品1Bのように、図5に示した突状部10T、11Tを省略し、第2半導体素子20Bの裏面20WBである第2面のドレイン電極23Dの少なくとも一部(かつ、引出電極20Gが形成されていない位置)と、引出電極20Gの少なくとも一部に、先端に平坦面25M、26Mを有して第1半導体素子10Bの方向に突出した導電性の突状部25T、26Tを形成するようにしてもよい。この場合、ドレイン電極23D(素子電極)の上に形成した突状部25Tにおける第2面(裏面20WB)からの高さと、引出電極20Gの上に形成した突状部26Tにおける第2面(裏面20WB)からの高さと、が略同一となるように、各突状部25T、26Tの高さが設定されている。これにより、第2半導体素子20Bの上に、第1半導体素子10Bを適切に積層することができる。
このように、第1半導体素子10Bのソース電極10S(第1電極)と第2半導体素子20Bのドレイン電極23D(素子電極)との少なくとも一方、及び第1半導体素子10Bのゲート電極10G(第2電極)と第2半導体素子20Bの引出電極20Gとの少なくとも一方に、先端に平坦面を有する導電性の突状部を形成する。そして、ソース電極10Sとドレイン電極23Dとを突状部を介して接続し、ゲート電極10Gと引出電極20Gとを突状部を介して接続する。
また図16の例では、図6及び図8に示した突状部22T〜25Tを省略し、実装基板50Bのソース導電部52S、53Sの少なくとも一部に、先端に平坦面を有して第2半導体素子20Bの側に突出した導電性の突状部55Tを形成し、実装基板50Bのゲート導電部52G、53Gの少なくとも一部に、先端に平坦面を有して第2半導体素子20Bの側に突出した導電性の突状部56T、57Tを形成した例を示している。
以上に説明した実施の形態において、図1に示す電子回路のTr1、Tr2、Tr3は、同一の特性を有するnチャネルMOSFETであることが好ましい。また、図2の例では1個のウェハ10Wに2個の第1半導体素子10Aを有するように形成した例を示したが、1個のウェハ10Wに1個の第1半導体素子10Aが形成されてカットを不要としてもよい。しかし、第1半導体素子10Aの第1素子Tr1の特性を、第2半導体素子20に形成された第2素子Tr2及び第3素子Tr3のそれぞれと同一の特性とすることが好ましい。従って、図2に示す半導体素子10(2個の第1素子Tr1を含む)と、図6に示す第2半導体素子20(第2素子Tr2と第3素子Tr3を含む)とを、ソース電極10S、22S、23S及びソース電極上の突状部、あるいはゲート電極10G、22G、23G及びゲート電極上の突状部、あるいはドレイン電極10D、23D及びドレイン電極上の突状部、の形状のみが異なるように(突状部の有無が異なるように)製造し、第2半導体素子20に絶縁層20Zを介して引出電極20Gを形成することが好ましい。
本発明の半導体部品1の構成、構造、外観、形状、製造方法等は、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、本実施の形態の説明では、nチャネルMOSFETを例として説明したが、pチャネルMOSFETとしてもよい。
また、半導体部品1で実現する電子回路は、図1の例に示した電子回路に限定されず、種々の電子回路に対して、半導体素子を積層した本発明の半導体部品及び半導体部品の製造方法を適用することが可能である。
本実施の形態の説明では、実装基板50の上に第2半導体素子20を実装し、第2半導体素子20の上に第1半導体素子10Aを実装したものを半導体部品1(図15)としたが、実装基板50を省略して第2半導体素子20の上に第1半導体素子10Aを実装したものを半導体部品としてもよい。
また第1半導体素子10Aに含まれている第1素子は、MOSFETに限定されるものではなく、第1電極はソース電極に限定されず、第2電極はゲート電極に限定されず、第3電極はドレイン電極に限定されるものではない。同様に、第2半導体素子20に含まれている第2素子及び第3素子は、MOSFETに限定されるものではなく、第4電極と第6電極はソース電極に限定されず、第5電極と第7電極はゲート電極に限定されず、素子電極はドレイン電極に限定されるものではない。
また、第1素子Tr1と第2素子Tr2と第3素子Tr3の特性を同一とするために、図2に示した半導体素子10を2つに分割したものを第1半導体素子として使用し、図2に示した半導体素子10を第2半導体素子として使用するようにしてもよい。そして第2半導体素子には、絶縁層を介して引出電極を形成しておく。
1、1B 半導体部品
10 半導体素子
10A、10B 第1半導体素子
10D ドレイン電極(第3電極)
10G ゲート電極(第2電極)
10H 保護層
10S ソース電極(第1電極)
10M、11M 平坦面
10T、11T 突状部
10W、20W ウェハ
10WA 表面(第1面)
10WB 裏面
20、20B 第2半導体素子
20G 引出電極
20WA 表面
20WB 裏面(第2面)
20Z 絶縁層
22H、23H 保護層
22G ゲート電極(第5電極)
22M〜25M 平坦面
22S ソース電極(第4電極)
22T〜25T 突状部
23D ドレイン電極(素子電極)
23G ゲート電極(第7電極)
23S ソース電極(第6電極)
25M、26M 平坦面
25T、26T 突状部
50、50B 実装基板
50A 実装領域
52G ゲート導電部(第2導電部)
52GP、53GP ゲート引出部
52S ソース導電部(第1導電部)
53G ゲート導電部(第4導電部)
53S ソース導電部(第3導電部)
52SP、53SP ソース引出部
55T〜57T 突状部
D1、D2、D3 ドレイン
G1、G2、G3 ゲート
S1、S2、S3 ソース
Tr1 第1素子
Tr2 第2素子
Tr3 第3素子

Claims (6)

  1. 第1半導体素子の第1面と、第2半導体素子の第2面と、が対向されて積層された半導体部品であって、
    前記第1半導体素子の前記第1面には、第1電極と、第2電極と、保護層と、が形成され、
    前記保護層は、前記第1電極の周囲の少なくとも一部と、前記第2電極の周囲の少なくとも一部と、の少なくとも一方に、前記第1面に対して前記第1電極及び前記第2電極よりも高くなるように形成されており、
    前記第2半導体素子の前記第2面には、素子電極と、引出電極と、が形成され、
    前記第1電極と前記素子電極との少なくとも一方、及び前記第2電極と前記引出電極との少なくとも一方には、先端に平坦面を有する導電性の突状部がそれぞれ形成されており、
    前記突状部を介して前記第1電極と前記素子電極とが接続され、前記突状部を介して前記第2電極と前記引出電極とが接続されている、
    半導体部品。
  2. 請求項1に記載の半導体部品であって、
    前記引出電極は、前記素子電極と少なくとも一部が重なる重畳領域を有しており、
    前記重畳領域と前記素子電極との間には、絶縁層が設けられており、
    前記第1電極と前記素子電極とが接続され、前記第2電極と前記引出電極とが接続され、前記第1半導体素子と前記第2半導体素子とが積層された際、前記引出電極の少なくとも一部は、前記第1半導体素子に覆われることなく露出している、
    半導体部品。
  3. 請求項1または2に記載の半導体部品であって、
    前記突状部は、前記素子電極の上と、前記引出電極の上と、に形成されており、
    前記素子電極の上に形成された前記突状部における前記第2面からの高さと、前記引出電極の上に形成された前記突状部における前記第2面からの高さと、が略同一である、
    半導体部品。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体部品であって、
    前記第1半導体素子における前記第1面とは反対側の面には、第3電極が形成されており、
    前記第1半導体素子は、前記第1電極と前記第2電極と前記第3電極とを有する第1素子を含んでおり、
    前記第2半導体素子における前記第2面とは反対側の面には、第4電極と、第5電極と、第6電極と、第7電極と、が形成されており、
    前記第2半導体素子は、前記第4電極と前記第5電極と前記素子電極とを有する第2素子と、前記第6電極と前記第7電極と前記素子電極とを有する第3素子と、を含んでいる、
    半導体部品。
  5. 請求項4に記載の半導体部品であって、
    さらに実装基板を備え、
    前記第2半導体素子の前記第4電極と前記第5電極のそれぞれは、前記実装基板に設けられた第1導電部と第2導電部のそれぞれに接続され、
    前記第2半導体素子の前記第6電極と前記第7電極のそれぞれは、前記実装基板に設けられた第3導電部と第4導電部のそれぞれに接続され、
    前記第1導電部と前記第2導電部と前記第3導電部と前記第4導電部のそれぞれは、前記実装基板における前記第2半導体素子に覆われない位置に引き出されている、
    半導体部品。
  6. 第1半導体素子の第1面と、第2半導体素子の第2面と、が対向されて積層された半導体部品の製造方法であって、
    前記第1面に、前記第2半導体素子の前記第2面に形成された素子電極に接続される第1電極と、前記素子電極に接続されることなく前記第1面から外部に引き出されるべき第2電極と、保護層と、が形成され、前記保護層が、前記第1電極の周囲の少なくとも一部と、前記第2電極の周囲の少なくとも一部と、の少なくとも一方に、前記第1面に対して前記第1電極及び前記第2電極よりも高くなるように形成されている前記第1半導体素子と、
    前記第2面に、前記素子電極が形成されている前記第2半導体素子と、を積層する際に、
    前記第2半導体素子の前記第2面に、前記第1半導体素子と前記第2半導体素子とを積層した際に一部が前記第1半導体素子に覆われることなく露出するように、かつ、一部が前記第2電極と対向するように、絶縁層を介して引出電極を形成し、
    前記第1電極と前記素子電極との少なくとも一方、及び前記第2電極と前記引出電極との少なくとも一方に、先端に平坦面を有する導電性の突状部をそれぞれ形成し、
    前記第1電極と前記素子電極とを前記突状部を介して接続し、前記第2電極と前記引出電極とを前記突状部を介して接続し、
    前記引出電極の一部を、前記第1半導体素子に覆われない位置に露出させる、
    半導体部品の製造方法。

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