JP2016162680A - 二次電池及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極の位置ずれを抑制して高性能の二次電池、及び、二次電池の製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、積層体と、絶縁体と、を備える二次電池が提供される。前記積層体は、第1電極と、第2電極と、を有する。前記第2電極は、前記第1電極に対向して設けられる。前記絶縁体は、連結部分を有する。前記連結部分は、前記積層体の端部において、前記第1電極の一端側と前記第2電極の一端側との間をわたる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、二次電池及びその製造方法に関する。
携帯電話、デジタルカメラ、自動車、蓄電システムなどの各種の機器の電源として、リチウムイオン二次電池等の二次電池が用いられている。電気的短絡を抑制するために正極と負極との間に絶縁体が設けられた電極セルを捲回又は積層することで、二次電池が形成される。
積層型の二次電池では、絶縁体を介して電極を積層させる時に、電極の位置ずれが発生し易い。また、電極と絶縁体とを交互に積層させるため、このような位置ずれに対するマージンが狭い。電極の位置ずれが生ずると、発電面積が減少して電池容量が低下したり、電極の電気的短絡等を引き起こしたりする虞がある。したがって、二次電池において、電極の位置ずれを抑制して容易に積層できることが望まれる。
特開2014−41817号公報
本発明の実施形態は、電極の位置ずれを抑制して高性能の二次電池、及び、二次電池の製造方法を提供する。
本発明の実施形態によれば、積層体と、絶縁体と、を備える二次電池が提供される。前記積層体は、第1電極と、第2電極と、を有する。前記第2電極は、前記第1電極に対向して設けられる。前記絶縁体は、連結部分を有する。前記連結部分は、前記積層体の端部において、前記第1電極の一端側と前記第2電極の一端側との間をわたる。
第1実施形態に係る二次電池を示す外観図である。 第1実施形態に係る二次電池の一部を示す模式図である。 第1実施形態に係る二次電池の一部を示す模式図である。 二次電池の一部を示す模式図である。 電極体の製造装置の一例を示す模式図である。 絶縁体の生成装置の一例を示す模式図である。 図7(a)〜図7(e)は、第1実施形態に係る二次電池の製造方法を示す工程図である。 第2実施形態に係る二次電池の一部を示す模式図である。 図9(a)〜図9(e)は、第2実施形態に係る二次電池の製造方法を示す工程図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
本願明細書において、「に設けられる」とは、直接接して設けられる場合の他に、間に別の要素が挿入されて設けられる場合も含む。また、「対向して設けられる」とは、上または下に直接接して設けられる場合の他に、間に別の要素が挿入されて設けられる場合も含む。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る二次電池を示す外観図である。
図2は、第1実施形態に係る二次電池の一部を示す模式図である。
図3は、第1実施形態に係る二次電池の一部を示す模式図である。
図4は、二次電池の一部を示す模式図である。
図1は、積層型の二次電池1の外観斜視図を示している。図2は、電極セル11の側面図を示しており、図1の矢印の方向d1から見た側面図である。図3は、複数の電極セル11が積層している側面図を示しており、図1の矢印の方向d1から見た側面図である。図4は、比較例による電極セル111の側面図を示しており、図2の側面図に対応する。
図1に表すように、二次電池1には、電極体10と、外装部材20と、正極端子30と、負極端子40と、が設けられている。二次電池1は、積層型の二次電池である。例えば、二次電池1は、リチウムイオン二次電池である。二次電池1は、例えば、矩形の箱状を有する。
電極体10は、複数の電極セル11を有する。電極体10は、1つの電極セル11を有しても良い。電極セル11の積層数は、適宜設定することができる。電極セル11の積層数を適宜設定することで、二次電池1の所望の電池容量を得ることができる。
外装部材20は、その内部に、非水電解液などの電解液と共に電極体10を収納する。外装部材20は、例えば、電池ケースである。例えば、外装部材20は、アルミニウム(Al)、ステンレス、ニッケル(Ni)、銅(Cu)等の金属をポリプロピレン(polypropylene)等の絶縁物によって被覆したラミネートフィルムによって形成される。外装部材20が電極体10を収納することで、外部からの衝撃等から電極体10を保護することができる。
正極端子30及び負極端子40は、外装部材20の一端面から外部に延びている。正極端子30及び負極端子40は、電極体10における電極セル11の正極12及び負極15にそれぞれ接続している。
図2に表すように、電極セル11には、正極12と、負極15と、絶縁体18と、が設けられている。絶縁体18は、連結部分18cを有する。絶縁体18の形成位置は、後に説明する。例えば、電極セル11において、正極12と、負極15と、は対向して設けられている。電極セル11において、負極15及び正極12の順に積層されているが、正極12及び負極15の順に積層されても良い。
正極12及び負極15は、例えば、それぞれ矩形状を有する金属板である。正極12は、正極集電体13と、正極活物質層14と、を有する。負極15は、負極集電体16と、負極活物質層17と、を有する。正極12と、負極15と、が積層体19を形成する。正極12及び負極15の一方が第1電極であり、正極12及び負極15の他方が第2電極である。
正極集電体13は、導電性の部材から形成される。例えば、正極集電体13は、シート状の金属である。正極集電体13は、例えば、アルミニウム等の金属の箔である。また、正極集電体13の先端には、正極端子30と電気的に接続するタブ部分が設けられている。例えば、タブ部分は、正極活物質層14から突出して設けられている。発生した電気は、タブ部分によって外部に取り出される。
正極活物質層14は、正極集電体13の両面に設けられ、正極集電体13と電気的に接続している。例えば、正極活物質層14は、正極活物質と、正極導電剤と、結着剤と、を有するスラリーを用いて形成される。例えば、正極活物質としてリチウム複合酸化物などを用いることができる。正極導電剤としてカーボン材料などを用いて形成することができる。結着剤としてフッ素重合体などを用いて形成することができる。
負極集電体16は、導電性の部材から形成される。例えば、負極集電体16は、金属シートである。また、負極集電体16の先端には、負極端子40と電気的に接続するタブ部分が設けられている。例えば、タブ部分は、負極活物質層17から突出して設けられている。発生した電気は、タブ部分によって外部に取り出される。
負極活物質層17は、負極集電体16の両面に設けられ、負極集電体16と電気的に接続している。例えば、負極活物質層17は、負極活物質と、負極導電剤と、結着剤と、を有するスラリーを用いて形成される。例えば、負極活物質としてリチウム化合物などを用いることができる。負極導電剤としてカーボン材料などを用いて形成することができる。結着剤としてフッ素重合体などを用いて形成することができる。
絶縁体18は、正極12と負極15との間に設けられ、電子を通過させないセパレータである。これにより、正極12と負極15との間の電気的短絡が抑制される。絶縁体18には、その内部にイオンを通過させる孔が複数設けられている。また、絶縁体18は、電解質が浸透することによってイオン透過性を有することになる。これにより、二次電池1がリチウムイオン二次電池である場合、リチウムイオン(Li)は、正極12側から負極15側に、又は、負極15側から正極12側に移動することができる。
絶縁体18の材料として、電解液を保持して正極12と負極15との間のイオン透過性を有する種々の材料を用いることができる。例えば、絶縁体18の材料として、合成樹脂製不織布、ポリエチレン多孔質フィルム、ポリプロピレン多孔質フィルム等が挙げられる。
絶縁体18は、例えば、繊維を含む層とすることができる。繊維を含む層は、例えば、有機繊維を含む層である。繊維を含む層に無機物が含まれても良く、例えば、繊維を含む層に酸化物や窒化物が含まれても良い。
また、例えば、エレクトロスピニング法を用いて、正極12及び負極15の表面に繊維を含む層を直接形成することもできる。繊維を含む層は、インクジェット法、ジェットディスペンサー法、又は、スプレー塗布法によって形成されても良い。
エレクトロスピニング法とは、高分子物質等が溶解した原料液を吐出し、吐出液を空間中で電気的に延伸させることで、伸縮性を有する繊維を形成する技術である。ここで、原料液とは、繊維の基材となる溶質を溶媒中に分散または溶解させた液体であり、繊維の材質や繊維の性質等により適宜調整される液体である。例えば、原料液として、有機材料を溶媒に溶解して調製された溶液が用いられる。
有機材料は、例えば、ポリアミドイミド、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリエーテル、ポリイミド、ポリケトン、ポリスルホン、セルロース、ポリビニルアルコール(PVA)、及びポリフッ化ビニリデン(PVdF)から選択することができる。
例えば、エレクトロスピニング法を用いて、正極12及び負極15の表面に設けられた絶縁体18の厚みは、3マイクロメートル以上12マイクロメートル以下である。3マイクロメートル以下であると微小リークが発生する虞があり、12マイクロメートル以上であると二次電池としての高容量化を図る上で不利である。エレクトロスピニング法を用いると絶縁体18の厚みを薄くすることができる。これにより、二次電池1の厚みを薄くすることができる。エレクトロスピニング法を用いることによって、繊維を正極12及び負極15の表面に容易に形成することができる。また、連続した繊維が正極12及び負極15の表面に形成されるので、曲げによる繊維の破断の発生を抑制することができる。また、絶縁体18の割れの発生を抑制することができる。
以下、絶縁体18の形成位置について説明する。
なお、2つの電極セルが積層されている形態を例として説明する。
図3に表すように、第1電極セル11aと、第2電極セル11bと、が連続して積層されている。第1電極セル11aは、第1正極12aと、第1負極15aと、を有する。第2電極セル11bは、第2正極12bと、第2負極15bとを有する。第1正極12aと、第1負極15aと、第2正極12bと、第2負極15bと、が積層体19aを形成する。
第1正極12aは、第1正極集電体13aと、第1正極活物質層14aと、を有する。第1負極15aは、第1負極集電体16aと、第1負極活物質層17aと、を有する。第2正極12bは、第2正極集電体13bと、第2正極活物質層14bと、を有する。第2負極15bは、第2負極集電体16bと、第2負極活物質層17bと、を有する。
第1電極セル11a及び第2電極セル11bには、絶縁体18が設けられている。絶縁体18は、第1絶縁体18aと、第2絶縁体18bと、を有する。第1絶縁体18aは、第1電極セル11aに設けられた絶縁体である。第2絶縁体18bは、第2電極セル11bに設けられた絶縁体である。
第1絶縁体18aは、第1正極12aの周囲と第1負極15aの周囲を覆うように設けられている。つまり、第1絶縁体18aは、第1正極集電体13a及び第1正極活物質層14aを有する積層体の周囲と、第1負極集電体16a及び第1負極活物質層17aを有する積層体の周囲を覆うように設けられている。
例えば、第1絶縁体18aは、第1正極12aの第1面12a1から第4面12a4と、第1負極15aの第1面15a1から第4面15a4と、に設けられている。第2面12a2は、第1面12a1とは反対側の面である。第4面12a4は、第3面12a3とは反対側の面である。第2面15a2は、第1面15a1とは反対側の面である。第4面15a4は、第3面15a3とは反対側の面である。
第1面12a1及び第2面12a2と、第1面15a1及び第2面15a2と、は、第1電極セル11aから第2電極セル11bに向かう方向(積層方向)に対して垂直な方向に設けられた面である。第1面12a1及び第2面12a2は、第1正極活物質層14aに設けられた面であって、第1正極集電体13aに対向する面とは反対側に設けられた面である。第1面15a1及び第2面15a2は、第1負極活物質層17aに設けられた面であって、第1負極集電体16aに対向する面とは反対側に設けられた面である。
第3面12a3及び第4面12a4と、第3面15a3及び第4面15a4と、は、第1電極セル11aから第2電極セル11bに向かう方向(積層方向)に対して平行な方向に設けられた面である。第3面12a3及び第4面12a4は、第1正極集電体13a及び第1正極活物質層14aに設けられた面である。第3面15a3及び第4面15a4は、第1負極集電体16a及び第1負極活物質層17aに設けられた面である。
第4面12a4及び第4面15a4において、第1正極活物質層14a及び第1負極活物質層17aからタブ部分が突出している場合、突出部分の一部に第1絶縁体18aを設けることができる。図3のように、突出部分が矩形状を有する場合、矩形状の両面の一部を覆うように第1絶縁体18aを設けることができる。
また、第1絶縁体18aは、第1正極12aの一端と第1負極15aの一端の間に設けられている。つまり、第1絶縁体18aは、第1正極活物質層14aの一端と第1負極活物質層17aの一端の間に設けられている。
例えば、第1絶縁体18aは、連結部分18c1を有する。連結部分18c1は、第1正極12aの第3面12a3の端部t1と、第1負極15aの第3面15a3の端部t2と、の間に設けられている。絶縁体18の連結部分18c1によって、第1正極12aと第1負極15aとの間の位置ずれを抑制することができる。なお、連結部分18c1は、第1正極12aの第2面12a2の端部と、第1負極15aの第1面15a1の端部と、の間に設けられても良い。
第2絶縁体18bは、第2正極12bの周囲と第2負極15bの周囲を覆うように設けられている。つまり、第2絶縁体18bは、第2正極集電体13b及び第2正極活物質層14bを有する積層体の周囲と、第2負極集電体16b及び第2負極活物質層17bを有する積層体の周囲を覆うように設けられている。
例えば、第2絶縁体18bは、第2正極12bの第1面12b1から第4面12b4と、第2負極15bの第1面15b1から第4面15b4と、に設けられている。第2面12b2は、第1面12b1とは反対側の面である。第4面12b4は、第3面12b3とは反対側の面である。第2面15b2は、第1面15b1とは反対側の面である。第4面15b4は、第3面15b3とは反対側の面である。
第1面12b1及び第2面12b2と、第1面15b1及び第2面15b2と、は、第1電極セル11aから第2電極セル11bに向かう方向(積層方向)に対して垂直な方向に設けられた面である。第1面12b1及び第2面12b2は、第2正極活物質層14bに設けられた面であって、第2正極集電体13bに対向する面とは反対側に設けられた面である。第1面15b1及び第2面15b2は、第2負極活物質層17bに設けられた面であって、第2負極集電体16bに対向する面とは反対側に設けられた面である。
第3面12b3及び第4面12b4と、第3面15b3及び第4面15b4と、は、第1電極セル11aから第2電極セル11bに向かう方向(積層方向)に対して平行な方向に設けられた面である。第3面12b3及び第4面12b4は、第2正極集電体13b及び第2正極活物質層14bに設けられた面である。第3面15b3及び第4面15b4は、第2負極集電体16b及び第2負極活物質層17bに設けられた面である。
第4面12b4及び第4面15b4において、第2正極活物質層14b及び第2負極活物質層17bからタブ部分が突出している場合、突出部分の一部に第2絶縁体18bを設けることができる。図3のように、突出部分が矩形状を有する場合、矩形状の両面の一部を覆うように第2絶縁体18bを設けることができる。
また、第2絶縁体18bは、第2正極12bの一端と第2負極15bの一端の間に設けられている。つまり、第2絶縁体18bは、第2正極活物質層14bの一端と第2負極活物質層17bの一端の間に設けられている。
例えば、第2絶縁体18bは、連結部分18c2を有する。連結部分18c2は、第2正極12bの第3面12b3の端部t3と、第2負極15bの第3面15b3の端部t4と、の間に設けられている。絶縁体18の連結部分18c2によって、第2正極12bと第2負極15bとの間の位置ずれを抑制することができる。なお、連結部分18c2は、第2正極12bの第2面12b2の端部と、第2負極15bの第1面15b1の端部と、の間に設けられても良い。
絶縁体18は、第1絶縁体18aと、第2絶縁体18bと、を連結することで形成されている。第1電極セル11aの一端と第2電極セル11bの一端の間において、第1絶縁体18aの一部は、第2絶縁体18bの一部に連結している。
例えば、絶縁体18は、連結部分18c3を有する。連結部分18c3は、第1正極12aの第4面12a4の端部t5と、第2負極15bの第4面15b4の端部t6と、の間に設けられている。絶縁体18の連結部分18c3によって、第1正極12aと第2負極15bとの間の位置ずれを抑制することができる。なお、連結部分18c3は、第1正極12aの第1面12a1の端部と、第2負極15bの第2面15b2の端部と、の間に設けられても良い。
前述したように、絶縁体18は、連結部分18c1〜18c3を有する。例えば、連結部分18c1は、積層体19aの一端において、第1正極12aの第3面12a3の端部t1側と、第1負極15aの第3面15a3の端部t2側と、の間をわたる部分である。連結部分18c2は、積層体19aの一端において、第2正極12bの第3面12b3の端部t3側と、第2負極15bの第3面15b3の端部t4側と、の間をわたる部分である。連結部分18c3は、積層体19aの他端において、第1正極12aの第4面12a4の端部t5側と、第2負極15bの第4面15b4の端部t6側と、の間をわたる部分である。
絶縁体18の連結部分18c1によって、第1正極12aと第1負極15aとの間の位置ずれを抑制することができる。また、絶縁体18の連結部分18c2によって、第2正極12bと第2負極15bとの間の位置ずれを抑制することができる。また、絶縁体18の連結部分18c3によって、第1正極12aと第2負極15bとの間の位置ずれを抑制することができる。これにより、積層する第1電極セル11a及び第2電極セル11bにおける電極間の位置ずれを抑制することができる。
なお、2つの電極セル11が積層された形態おける絶縁体18の形成位置について説明したが、3つ以上の電極セル11が積層された形態においても絶縁体18を形成することができる。例えば、n個の電極セル11が積層された形態(nは2以上の整数)において、絶縁体18は、n個の電極セル11内の正極12の一端と負極15の一端との間に設けられた第1連結部分と、電極セル11間の端部間に設けられた第2連結部分と、を有する。このような場合、例えば、第1連結部分と、第2連結部分と、は、電極セル11の積層方向に対して交互に設けられる。
ここで、図4に表すように、電極セル111において、正極12及び負極15は、絶縁体18を介して積層される。このような積層型の二次電池において、正極12と負極15との間の位置ずれに対するマージンが狭い。また、絶縁体18は、その内部にイオンを通過させる孔が複数設けられている(絶縁体18の内部の空孔率が高い)ことから精密な処理が困難である。これにより、例えば、積層工程における工程時間が増加し、二次電池の生産速度が上げることは困難であった。
本実施形態のように、電極セル11に絶縁体18を設ける場合、絶縁体18は、正極12の一端と負極15の一端の間に連結部分18cを有する。このような連結部分18cを絶縁体18に設けると、絶縁体18を介して正極12と負極15とを積層させるときに、正極12と負極15との間の位置ずれを抑制することができる。これにより、積層工程において、正極12と負極15との間の位置決めを容易に行うことができる。積層工程における工程時間を短縮させ、二次電池の生産速度が上がる。また、位置ずれによって生じ得る発電面積の減少による電池容量の低下や電極間の電気的短絡を抑制することができる。
また、本実施形態の二次電池1において、連結部分18cを介して正極12及び負極15が交互に連なっているので電極体10の構成が明解である。また、捲回型の二次電池とは異なり、電極の曲がり部分(R部分)が設けられていないので、容量エネルギー密度を増加させることができる。これにより、取扱いが容易で高性能の二次電池1を提供することができる。さらに、連結部分18cによって、正極12の端部と負極15の端部との間の電気的短絡をより抑制することができる。
本実施形態によれば、電極の位置ずれを抑制して高性能の二次電池が提供される。
以下、電極体10の製造装置の構成の一例、及び、絶縁体18の生成装置の一例を説明する。
図5は、電極体の製造装置の一例を示す模式図である。
図6は、絶縁体の生成装置の一例を示す模式図である。
図5は、電極体製造装置50のブロック図を示している。図6は、絶縁体生成部70の外観図を示している。
図5に表すように、電極体製造装置50には、電極供給部60と、絶縁体生成部70と、電極積層部80と、が設けられている。
電極供給部60は、電極セル11の積層数に基づいて、正極集電体13及び正極活物質層14を有する正極12と、負極集電体16及び負極活物質層17を有する負極15と、を交互に配置する。例えば、電極体10が3層構造を有する場合、電極供給部60は、3つの電極セル11を形成するために、3つの正極12と、3つの負極15と、を交互に配置する。配置方向は、電極セル11の積層方向に対して垂直方向である。交互に配置された正極12及び負極15は、絶縁体生成部70に送られる。
絶縁体生成部70は、交互に配置された正極12及び負極15に絶縁体18を形成する。絶縁体18の形成位置は、前述した通りである。絶縁体生成部70は、正極12及び負極15の周囲を覆うように絶縁体18を形成する。また、絶縁体生成部70は、正極12の一端と負極15の一端の間に絶縁体18(例えば、連結部分18c、18c1、18c2)を形成する。また、電極セル11が複数設けられる場合、絶縁体生成部70は、電極セル11の端部間に絶縁体18(例えば、連結部分18c3)を形成する。
図6に表すように、絶縁体生成部70は、例えば、エレクトロスピニング法を用いたナノファイバ生成装置である。ナノファイバ製造装置は、電源部71から印加される電圧によって、供給部73から供給される高分子物質等が溶解した原料液を基板75に固定された複数の吐出部72から吐出する。その後、吐出液は空間中で電気的に延伸され、載置部74の上に交互に配置した正極12及び負極15にナノファイバが形成される。例えば、ナノファイバの繊維径は、1マイクロメートル以下である。これにより、正極12及び負極15の表面に繊維を含む絶縁体18を直接形成することができる。図6の矢印の方向d2は、複数の吐出部72が原料液を吐出する方向を示している。
エレクトロスピニング法を用いたナノファイバ製造装置によって、交互に配置された正極12及び負極15に繊維を含む絶縁体18を形成することができる。絶縁体生成部70は、インクジェット法、ジェットディスペンサー法、又は、スプレー塗布法等を用いた装置でも良い。
絶縁体18が設けられた正極12及び負極15は、電極積層部80に送られる。
電極積層部80は、例えば、スタック装置である。電極積層部80は、絶縁体18が設けられた正極12及び負極15を交互に積層する。例えば、図2のように電極体10が1層構造を有する場合、電極積層部80は、1つの電極セル11を形成するために、1つの正極12と、1つの負極15と、を積層する。電極積層部80が正極12及び負極15を積層するときに、絶縁体18の連結部分18cによって、正極12と負極15との間の位置ずれを抑制することができる。
例えば、図3のように電極体10が2層構造を有する場合、電極積層部80は、第1電極セル11a及び第2電極セル11bを形成するために、第1正極12a及び第2正極12bと、第1負極15a及び第2負極15bと、を絶縁体18を介して交互に積層する。電極積層部80が電極を交互に積層するときに、絶縁体18の連結部分18c1によって、第1正極12aと第1負極15aとの間の位置ずれを抑制することができる。また、絶縁体18の連結部分18c2によって、第2正極12bと第2負極15bとの間の位置ずれを抑制することができる。また、絶縁体18の連結部分18c3によって、第1正極12aと第2負極15bとの間の位置ずれを抑制することができる。これにより、積層する第1電極セル11a及び第2電極セル11bにおける電極間の位置ずれを抑制することができる。
図7(a)〜図7(e)は、第1実施形態に係る二次電池の製造方法を示す工程図である。
以下において、図3のように、第1電極セル11a及び第2電極セル11bが積層される形態を例として説明する。また、説明の便宜上、図7(a)〜図7(d)は、工程における斜視図を示している。図7(e)は、工程における側面図を示している。図7(c)の配置は、図7(b)の配置を反対側から見た図である。
図7(a)に表すように、2つの正極12a、12bと、2つの負極15a、15bと、を交互に配置する。例えば、第1負極15a、第1正極12a、第2負極15b、及び第2正極12bが方向d3(第1方向)に沿って並べられる。方向d3は、電極の配置方向であって、電極の積層方向に対して垂直方向である。
図7(b)及び図7(c)に表すように、交互に配置された正極12a、12b及び負極15a、15bに絶縁体18を形成する。例えば、斜線で示すように、第1負極15aの第1面15a1〜第4面15a4、第1正極12aの第1面12a1〜第4面12a4、第2負極15bの第1面15b1〜第4面15b4、及び、第2正極12bの第1面12b1〜第4面12b4に絶縁体18を形成する。
図7(b)の太枠部分に表すように、第1負極15aの第3面15a3及び第1正極12aの第3面12a3に連続して絶縁体18を形成する。絶縁体18が連続して形成された部分は、第1電極セル11a及び第2電極セル11bを積層させたときに連結部分18c1に相当する。例えば、連結部分18c1を容易に形成するために、第3面15a3及び第3面12a3に連続して形成する部分の厚みは、他の絶縁体18の形成部分の厚みより厚くすることができる。例えば、第1電極及び第2電極が第1正極12a及び第1負極15aにそれぞれ相当する場合、第3面12a3及び第3面15a3は、第1電極面及び第2電極面に相当する。
図7(b)の太枠部分に表すように、第2負極15bの第3面15b3及び第2正極12bの第3面12b3に連続して絶縁体18を形成する。絶縁体18が連続して形成された部分は、第1電極セル11a及び第2電極セル11bを積層させたときに連結部分18c2に相当する。例えば、連結部分18c2を容易に形成するために、第3面15b3及び第3面12b3に連続して形成する部分の厚みは、他の絶縁体18の形成部分の厚みより厚くすることができる。例えば、第1電極及び第2電極が第2正極12b及び第2負極15bにそれぞれ相当する場合、第3面12b3及び第3面15b3は、第1電極面及び第2電極面に相当する。
図7(c)の太枠部分に表すように、第1正極12aの第4面12a4及び第2負極15bの第4面15b4に連続して絶縁体18を形成する。絶縁体18が連続して形成された部分は、第1電極セル11a及び第2電極セル11bを積層させたときに連結部分18c3に相当する。例えば、連結部分18c3を容易に形成するために、第4面12a4及び第4面15b4に連続して形成する部分の厚みは、他の絶縁体18の形成部分の厚みより厚くすることができる。例えば、第1電極及び第2電極が第1正極12a及び第2負極15bにそれぞれ相当する場合、第4面12a4及び第4面15b4は、第1電極面及び第2電極面に相当する。
図7(d)に表すように、絶縁体18が設けられた2つの正極12a、12b及び2つの負極15a、15bを交互に積層する。例えば、第1負極15aの上に、第1正極12a、第2負極15b、及び第2正極12bを方向d4(第2方向)に沿って順に積層する。方向d4は、電極セル11a、11bの積層方向である。
絶縁体18の連結部分18c1によって、第1正極12aと第1負極15aとの間の位置ずれを抑制することができる。また、絶縁体18の連結部分18c2によって、第2正極12bと第2負極15bとの間の位置ずれを抑制することができる。また、絶縁体18の連結部分18c3によって、第1正極12aと第2負極15bとの間の位置ずれを抑制することができる。これにより、積層する第1電極セル11a及び第2電極セル11bにおける電極間の位置ずれを抑制することができる。
図7(e)に表すように、積層された第1電極セル11a及び第2電極セル11bを有する電極体10を形成する。第1電極セル11a及び第2電極セル11bに設けられた絶縁体18は、連結部分18c1〜18c3を有する。
その後、外装部材20に電解液及び電極体10を収納して二次電池1を形成する。
本実施形態によれば、電極の位置ずれを抑制して高性能の二次電池の製造方法が提供される。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態に係る二次電池の一部を示す模式図である。
図8は、複数の電極セル11が積層している側面図を示しており、図1の矢印の方向d1から見た側面図である。
以下、本実施形態の絶縁体18の形成位置について説明する。なお、図3のような2つの電極セルが積層される形態を例として説明する。
図8に表すように、第1電極セル11a及び第2電極セル11bには、絶縁体18が設けられている。絶縁体18は、第1絶縁体18aと、第2絶縁体18bと、を有する。第1絶縁体18aは、第1電極セル11aに設けられた絶縁体である。第2絶縁体18bは、第2電極セル11bに設けられた絶縁体である。
第1絶縁体18aは、第1正極12aの周囲と第1負極15aの周囲を覆うように設けられている。つまり、第1絶縁体18aは、第1正極集電体13a及び第1正極活物質層14aを有する積層体の周囲と、第1負極集電体16a及び第1負極活物質層17aを有する積層体の周囲を覆うように設けられている。
例えば、第1絶縁体18aは、第1正極12aの第1面12a1から第4面12a4と、第1負極15aの第1面15a1から第4面15a4と、に設けられている。
また、第1絶縁体18aは、第1正極12aの一端と第1負極15aの一端の間に設けられている。つまり、第1絶縁体18aは、第1正極活物質層14aの一端と第1負極活物質層17aの一端の間に設けられている。
例えば、第1絶縁体18aは、連結部分18c4を有する。連結部分18c4は、第1正極12aの第3面12a3の端部t7と、第1負極15aの第3面15a3の端部t8と、の間に設けられている。絶縁体18の連結部分18c4によって、第1正極12aと第1負極15aとの間の位置ずれを抑制することができる。
第2絶縁体18bは、第2正極12bの周囲と第2負極15bの周囲を覆うように設けられている。つまり、第2絶縁体18bは、第2正極集電体13b及び第2正極活物質層14bを有する積層体の周囲と、第2負極集電体16b及び第2負極活物質層17bを有する積層体の周囲を覆うように設けられている。
例えば、第2絶縁体18bは、第2正極12bの第1面12b1から第4面12b4と、第2負極15bの第1面15b1から第4面15b4と、に設けられている。
また、第2絶縁体18bは、第2正極12bの一端と第2負極15bの一端の間に設けられている。つまり、第2絶縁体18bは、第2正極活物質層14bの一端と第2負極活物質層17bの一端の間に設けられている。
例えば、第2絶縁体18bは、連結部分18c5を有する。連結部分18c5は、第2正極12bの第3面12b3の端部t9と、第2負極15bの第3面15b3の端部t10と、の間に設けられている。絶縁体18の連結部分18c5によって、第2正極12bと第2負極15bとの間の位置ずれを抑制することができる。
絶縁体18は、第1絶縁体18aと、第2絶縁体18bと、を連結することで形成されている。第1電極セル11aの一端と第2電極セル11bの一端の間において、第1絶縁体18aの一部は、第2絶縁体18bの一部に連結している。
例えば、絶縁体18は、連結部分18c6を有する。連結部分18c6は、第1正極12aの第4面12a4の端部t11と、第2負極15bの第4面15b4の端部t12と、の間に設けられている。絶縁体18の連結部分18c6によって、第1正極12aと第2負極15bとの間の位置ずれを抑制することができる。
前述したように、絶縁体18は、連結部分18c4〜18c6を有する。例えば、連結部分18c4は、積層体19aの一端において、第1正極12aの第3面12a3の端部t7側と、第1負極15aの第3面15a3の端部t8側と、の間をわたる部分である。連結部分18c5は、積層体19aの一端において、第2正極12bの第3面12b3の端部t9側と、第2負極15bの第3面15b3の端部t10側と、の間をわたる部分である。連結部分18c6は、積層体19aの他端において、第1正極12aの第4面12a4の端部t11側と、第2負極15bの第4面15b4の端部t12側と、の間をわたる部分である。
絶縁体18の連結部分18c4〜18c6によって、第1正極12aと第1負極15aとの間の位置ずれ、第2正極12bと第2負極15bとの間の位置ずれ、及び、第1正極12aと第2負極15bとの間の位置ずれを抑制することができる。これにより、積層する第1電極セル11a及び第2電極セル11bにおける電極間の位置ずれを抑制することができる。
本実施形態によれば、電極の位置ずれを抑制して高性能の二次電池が提供される。
図9(a)〜図9(e)は、第2実施形態に係る二次電池の製造方法を示す工程図である。
以下において、図3のような第1電極セル11a及び第2電極セル11bが積層される形態を例として説明する。説明の便宜上、図9(a)〜図9(d)は、工程における斜視図を示している。図9(e)は、工程における側面図を示している。図9(c)の配置は、図9(b)の配置を反対側から見た図である。
図9(a)に表すように、2つの正極12a、12bと、2つの負極15a、15bと、を交互に配置する。例えば、第1負極15a、第1正極12a、第2負極15b、及び第2正極12bが方向d3に沿って並べられる。方向d3は、電極の配置方向であって、電極の積層方向に対して垂直方向である。
図9(b)及び図9(c)に表すように、交互に配置された正極12a、12b及び負極15a、15bに絶縁体18を形成する。例えば、斜線で示すように、第1負極15aの第1面15a1〜第4面15a4、第1正極12aの第1面12a1〜第4面12a4、第2負極15bの第1面15b1〜第4面15b4、及び、第2正極12bの第1面12b1〜第4面12b4に絶縁体18を形成する。
図9(b)の太枠部分に表すように、第1負極15aの第3面15a3及び第1正極12aの第3面12a3に連続して絶縁体18を形成する。絶縁体18が連続して形成された部分は、第1電極セル11a及び第2電極セル11bを積層させたときに連結部分18c4に相当する。例えば、連結部分18c4を容易に形成するために、第3面15a3及び第3面12a3に連続して形成する部分の厚みは、他の絶縁体18の形成部分の厚みより厚くすることができる。
図9(b)の太枠部分に表すように、第2負極15bの第3面15b3及び第2正極12bの第3面12b3に連続して絶縁体18を形成する。絶縁体18が連続して形成された部分は、第1電極セル11a及び第2電極セル11bを積層させたときに連結部分18c5に相当する。例えば、連結部分18c5を容易に形成するために、第3面15b3及び第3面12b3に連続して形成する部分の厚みは、他の絶縁体18の形成部分の厚みより厚くすることができる。
図9(c)の太枠部分に表すように、第1正極12aの第4面12a4及び第2負極15bの第4面15b4に連続して絶縁体18を形成する。絶縁体18が連続して形成された部分は、第1電極セル11a及び第2電極セル11bを積層させたときに連結部分18c6に相当する。例えば、連結部分18c6を容易に形成するために、第4面12a4及び第4面15b4に連続して形成する部分の厚みは、他の絶縁体18の形成部分の厚みより厚くすることができる。
図9(d)に表すように、絶縁体18が設けられた2つの正極12a、12b及び2つの負極15a、15bを交互に配置する。例えば、第1負極15aを中心に、第1正極12a、第2負極15b、及び第2正極12bを回転させて、方向d4に沿って配置する。配置後、第2正極12b、第1正極12a、第1負極15a及び第2負極15bが方向d4に沿って順に積層されている。方向d4は、電極セル11a、11bの積層方向である。
絶縁体18の連結部分18c4によって、第1正極12aと第1負極15aとの間の位置ずれを抑制することができる。また、絶縁体18の連結部分18c5によって、第2正極12bと第2負極15bとの間の位置ずれを抑制することができる。また、絶縁体18の連結部分18c6によって、第1正極12aと第2負極15bとの間の位置ずれを抑制することができる。これにより、積層する第1電極セル11a及び第2電極セル11bにおける電極間の位置ずれを抑制することができる。
図9(e)に表すように、積層された第1電極セル11a及び第2電極セル11bを有する電極体10を形成する。第1電極セル11a及び第2電極セル11bに設けられた絶縁体18は、連結部分18c4〜18c6を有する。
その後、外装部材20に電解液及び電極体10を収納して二次電池1を形成する。
本実施形態によれば、電極の位置ずれを抑制して高性能の二次電池の製造方法が提供される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…二次電池、 10…電極体、 11、111…電極セル、 11a…第1電極セル、 11b…第2電極セル、 12…正極、 12a…第1正極、 12a1〜12a4…第1面〜第4面、 12b…第2正極、 12b1〜12b4…第1面〜第4面、 13…正極集電体、 13a…第1正極集電体、 13b…第2正極集電体、 14…正極活物質層、 14a…第1正極活物質層、 14b…第2正極活物質層、 15…負極、 15a…第1負極、 15a1〜15a4…第1面〜第4面、 15b…第2負極、 15b1〜15b4…第1面〜第4面、 16…負極集電体、 16a…第1負極集電体、 16b…第2負極集電体、 17…負極活物質層、 17a…第1負極活物質層、 17b…第2負極活物質層、 18…絶縁体、 18a…第1絶縁体、 18b…第2絶縁体、 18c、18c1〜18c6…連結部分、 19、19a…積層体、 20…外装部材、 30…正極端子、 40…負極端子、 50…電極体製造装置、 60…電極供給部、 70…絶縁体生成部、 71…電源部、 72…吐出部、 73…供給部、 74…載置部、 75…基板、 80…電極積層部、 d1〜d4…方向、 t1〜t12…端部

Claims (6)

  1. 第1電極と、前記第1電極に対向して設けられた第2電極と、を有する積層体と、
    前記積層体の端部において、前記第1電極の一端側と前記第2電極の一端側との間をわたる連結部分を有する絶縁体と、
    を備えた二次電池。
  2. 前記絶縁体は、前記第1電極の周囲及び前記第2電極の周囲に設けられ、
    前記絶縁体は、前記連結部分を介して連続して設けられる請求項1記載の二次電池。
  3. 前記第1電極及び前記第2電極をそれぞれ有する複数の電極セルを備え、
    前記絶縁体は、前記第1電極の一端と前記第2電極の一端との間に設けられた第1連結部分と、電極セル間に設けられた第2連結部分と、を有する請求項1または2に記載の二次電池。
  4. 前記絶縁体は、繊維径1マイクロメートル以下の繊維を含む請求項1から3のいずれかに記載の二次電池。
  5. 第1電極と、第2電極と、を第1方向に沿って配置する工程と、
    前記第1電極の表面と、前記第2電極の表面と、に絶縁体を形成する工程と、
    前記第1電極と、前記第2電極と、を前記第1方向に垂直な第2方向に沿って配置する工程と、を備え、
    前記絶縁体を形成する工程において、前記第1電極の第1電極面と、前記第1電極面に隣接する前記第2電極の第2電極面に連続して絶縁体を形成する二次電池の製造方法。
  6. 前記第1方向に沿って配置する工程において、複数の第1電極と、複数の第2電極と、を交互に配置し、
    前記第2方向に沿って配置する工程において、複数の電極の1つを中心に第1電極及び第2電極を回転させて配置させる請求項5記載の二次電池の製造方法。
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