JP2016081743A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池モジュールにおける複数の蓄電装置が幅方向に互いに傾斜した状態にて組み付けられても、正極端子および負極端子の先端の位置ずれを抑制することができる蓄電装置の提供にある。【解決手段】複数の正極および複数の負極が絶縁状態を保ちつつ交互に積層される層状の電極組立体20と、電極組立体20を収容する電池ケース11とを備える二次電池10において、正極端子37の先端と負極端子38の先端とを結ぶ方向を幅方向と規定したとき、正極端子37は、正極タブ24よりも幅方向における電極組立体20の中心に近い位置に設けられ、負極端子38は、負極タブ28よりも幅方向における電極組立体20の中心に近い位置に設けられている。【選択図】 図1

Description

この発明は、蓄電装置に関する。
近年、リチウムイオン二次電池は、電子機器の電源だけでなく、ハイブリッド車や電気自動車の電源として採用されている。通常、リチウムイオン二次電池の電池ケース内には、発電要素としての電極組立体が収容されており、電極組立体は金属箔に正極活物質を塗工した正極と、金属箔に負極活物質を塗工した負極と、正極と負極との間に介在されるセパレータとを有している。電極組立体としては、例えば、巻回型の電極組立体と積層型の電極組立体が存在する。巻回型の電極体は、長尺状の正極および負極の間にセパレータを介在させた電極シートを巻回することにより形成されている。一方、積層型の電極組立体は、多数枚の正極、負極およびセパレータが交互に積層される構造を有する。
従来の蓄電装置としては、例えば、特許文献1に開示された蓄電装置が知られている。特許文献1に開示された蓄電装置では、複数の正極および複数の負極が絶縁状態を保ちつつ交互に積層される層状の電極組立体を備え、電極組立体を収容する電池ケースと、正極からの電気を取り出す正極端子と、負極からの電気を取り出す負極端子とを備えている。正極は、正極金属箔に正極活物質を塗工した正極活物質層と、正極活物質が塗工されていない正極金属箔からなる正極タブとを有している。正極タブは、正極の端部から突出するように形成されている。負極は、負極金属箔に負極活物質を塗工した負極活物質層と、負極活物質が塗工されていない負極金属箔からなる負極タブとを有している。負極タブは、負極の端部から突出するように形成されている。正極端子との正極タブを電気的に接続する正極導電部材が備えられるとともに、負極端子との負極タブを電気的に接続する負極導電部材が備えられている。正極端子および負極端子は電池ケースの内部から外部へ突出している。
電極組立体において正極活物質層と負極活物質層とが重なる領域の幅方向を正極タブおよび負極タブが突出する方向に直交する方向とすると、正極端子は、正極タブよりも幅方向の端部側に設けられている。また、負極端子は、正極端子と同様に負極タブよりも幅方向の端部側に設けられている。
特開2014−107146号公報
ところで、特許文献1に開示された蓄電装置は、複数の蓄電装置を列設し、正極端子および負極端子をバスバーにより互いに隣り合う蓄電装置を接続して電池モジュールを構成する場合がある。しかしながら、この場合、電池モジュールにおける蓄電装置が幅方向において互いに傾斜した状態にあると、正極端子および負極端子の先端の位置が、蓄電装置毎に互いに位置ずれすることになる。正極端子および負極端子が設けられる位置が電池ケースの幅方向の端部側に近いほど、傾斜時の正極端子および負極端子の先端の位置ずれが大きくなるという問題がある。傾斜時の正極端子および負極端子の先端の位置ずれが大きいと、バスバーを用いた複数の蓄電装置の接続ができなかったたり、蓄電装置の接続状態が不確実になる等の不具合が発生する。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、電池モジュールにおける複数の蓄電装置が幅方向に互いに傾斜した状態にて組み付けられても、正極端子および負極端子の先端の位置ずれを抑制することができる蓄電装置の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、複数の正極および複数の負極が絶縁状態を保ちつつ交互に積層される層状の電極組立体を備え、前記電極組立体を収容する電池ケースと、前記正極からの電気を取り出す正極端子と、前記負極からの電気を取り出す負極端子と、を備え、前記正極は、正極金属箔に正極活物質を塗工した正極活物質層と、前記正極活物質が塗工されていない前記正極金属箔からなる正極タブと、を有し、前記正極タブは、前記正極の端部から突出するように設けられ、前記負極は、負極金属箔に負極活物質を塗工した負極活物質層と、前記負極活物質が塗工されていない前記負極金属箔からなる負極タブと、を有し、前記負極タブは、前記負極の端部から突出するように設けられ、前記正極端子と前記正極タブとを接続する正極接続部と、前記負極端子と前記負極タブとを接続する負極接続部とを備えた蓄電装置において、前記正極端子の先端と前記負極端子の先端とを結ぶ方向を幅方向と規定したとき、前記正極端子は、前記正極タブよりも前記幅方向における前記電極組立体の中心に近い位置に設けられ、前記負極端子は、前記負極タブよりも前記幅方向における前記電極組立体の中心に近い位置に設けられていることを特徴とする。
本発明では、電極組立体において正極端子の先端と負極端子の先端とを結ぶ方向を幅方向と規定している。正極端子は、正極タブよりも幅方向における電極組立体の中心に近い位置に設けられ、負極端子は、負極タブよりも幅方向における前記電極組立体の中心に近い位置に設けられている。このため、電極組立体における正極端子と負極端子との間の距離を正極タブおよび負極タブに遮られることなく可及的に小さくすることができる。従って、電池モジュールにおける複数の蓄電装置が幅方向において互いに傾斜、特に隣接する蓄電装置の正極端子と負極端子を結ぶ線が互いに傾斜して組み付けられても、正極端子および負極端子の先端の位置ずれを抑制することができる。電極組立体における正極端子と負極端子との間の距離は小さくなるほど、正極端子および負極端子の先端の位置ずれは小さくなる。
また、上記の蓄電装置において、前記幅方向における前記電極組立体の中心を前記突出する方向に沿って延びる仮想基準線と規定したとき、前記正極端子と前記負極端子は、前記仮想基準線を中心に線対称となるように設けられている構成としてもよい。
この場合、正極端子と負極端子は、仮想基準線を中心に線対称となることにより、向きを考慮しなくてもよい電池ケースを用意すればよい等、生産技術上の面では好都合となり、ひいては製造コストを抑制することができる。
また、上記の蓄電装置において、前記正極端子は、前記突出する方向において前記正極タブと非重畳であるとともに前記幅方向において前記正極タブと隣接し、前記負極端子は、前記突出する方向において前記負極タブと非重畳であるとともに前記幅方向において前記負極タブと隣接する構成としてもよい。
この場合、蓄電装置における正極タブおよび負極タブが突出方向において非重畳であって幅方向において隣り合うことから、突出する方向への空間を小さく設定することができる。また、正極タブから正極端子への電気抵抗と、負極タブから負極端子への電気抵抗を抑制することができる。
本発明によれば、電池モジュールにおける複数の蓄電装置が幅方向に互いに傾斜した状態にて組み付けられても、正極端子および負極端子の先端の位置ずれを抑制することができる蓄電装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る二次電池の分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る二次電池の縦断面図である。 電極組立体の一部の分解斜視図である。 第1の実施形態に係る二次電池を複数備えた電池モジュールの斜視図である。 (a)は第1の実施形態に係る二次電池が互いに隣り合う状態であって幅方向に互いに傾斜している状態を示す説明図であり、(b)は、比較例として従来の二次電池が互いに隣り合う状態であって幅方向に互いに傾斜している状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る二次電池の縦断面図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る蓄電装置について図面を参照して説明する。
本実施形態では、蓄電装置としての二次電池について例示し、本実施形態の二次電池は具体的にはリチウムイオン二次電池である。
図1および図2に示すように、本実施形態の二次電池10は角型の二次電池である。二次電池10の電池ケース11には電極組立体20が収容されている。電池ケース11は、有底筒状のケース本体12と、ケース本体12の開口13を閉塞する矩形平板状の蓋体14を有している。ケース本体12および蓋体14は金属材料(例えば、アルミニウム)により形成されている。図2に示すように、ケース本体12の内面には、電池ケース11に収容された電極組立体20との絶縁を図るための絶縁部材としての絶縁シート15が貼着されている。また、蓋体14の内側面には、電池ケース11に収容された電極組立体20との絶縁を図るための絶縁部材としての絶縁シート16が貼着されている。蓋体14には一対の通孔17が形成されている。また、蓋体14には、図1に示すように、安全弁18が設けられており、安全弁18は電池ケース11内の圧力が所定圧力に達したときに開弁して、電池ケース11内のガスを外部に放出する機能を有する。
電極組立体20は、電池機能(充電・放電など)を生じさせる発電要素である。
図3に示すように、電極組立体20は、シート状の正極21とシート状の負極22とを備える。正極21は、矩形の正極本体23と、正極本体23の端部に形成される帯状の正極タブ24を有する。正極本体23は、正極金属箔25と、正極金属箔25の両面に塗工された正極活物質により形成された正極活物質層26を有する。正極タブ24は、正極21の端部から突出するように設けられている。正極タブ24が設けられる端部は正極本体23の長辺であり、電池ケース11に電極組立体20が収容された状態では、蓋体14と対向する長辺である。正極タブ24は正極金属箔25により形成されており、正極タブ24には、正極活物質が塗工されていない。なお、本実施形態の正極金属箔25はアルミニウム箔である。
負極22は、矩形の負極本体27と、負極本体27の端部に形成される帯状の負極タブ28を有する。負極本体27は、負極金属箔29と、負極金属箔29の両面に塗工された負極活物質により形成された負極活物質層30を有する。負極タブ28は、負極22の端部から突出するように設けられている。負極タブ28が設けられる端部は負極本体27の長辺であり、電池ケース11に電極組立体20が収容された状態では、蓋体14と対向する長辺である。負極タブ28は負極金属箔29により形成されており、負極タブ28には、負極活物質が塗工されていない。なお、本実施形態の負極金属箔29は銅箔である。
本実施形態では、電極組立体20における正極活物質層26と負極活物質層30とが重なる領域の幅方向を正極タブ24および負極タブ28が突出する方向に直交する方向と規定する。電極組立体20における正極活物質層26と負極活物質層30とが重なる領域の幅方向は、電極組立体20の幅方向(図1に示す左右方向)に相当する。電極組立体20は、正極21と負極22の間を絶縁するセパレータ31を介在させ、複数の正極21および複数の負極22が絶縁状態を保ちつつ交互に積層される層状をなす。
各正極タブ24は、電極組立体20の積層方向に沿って列状に配置されている。負極タブ28は、正極タブ24と同様に、積層方向に沿って列状に配置されている。電極組立体20において、各負極タブ28と正極タブ24とは互いに重ならないように、負極タブ28は幅方向において正極タブ24と離れた位置に配置されている。本実施形態では、各正極タブ24は互いに同一寸法に設定されており、負極タブ28も同様に互いに同一寸法に設定されている。各正極タブ24は、電極組立体20における積層方向の中心よりも一側の端部に集められて正極タブ群32を形成する。各負極タブ28は、正極タブ24と同様に、電極組立体20における積層方向の中心よりも一側の端部に集められて負極タブ群33を形成する。なお、本実施形態では、電極組立体20の積層方向の中心より一方の側を一側とし、積層方向の中心より他方の側を他側としている。
正極タブ群32には正極集電板34が接合され、負極タブ群33には負極集電板35が接合されている。正極集電板34および負極集電板35は、図1に示すように矩形の平板である。正極集電板34および負極集電板35の短手方向の長さは、電極組立体20の積層方向の厚さよりも小さく設定されている。図2に示すように、正極集電板34の長手方向の長さは、正極集電板34に正極タブ群32を接合した際に、他の部材と干渉しない長さに設定されている。また、負極集電板35の長手方向の長さは、正極集電板34と同様に、負極集電板35に負極タブ群33を接合した際に、他の部材と干渉しない長さに設定されている。本実施形態では、正極タブ群32が正極集電板34に接合された状態では、正極集電板34は、電極組立体20の積層方向と直交する方向(幅方向)であって負極タブ28に向かって突出する。また、負極タブ群33が負極集電板35に接合された状態では、負極集電板35は、電極組立体20の積層方向と直交する方向(幅方向)であって正極タブ24に向かって突出する。正極集電板34および負極集電板35の厚みは、電極組立体20から必要十分に集電可能とされる厚み(1.5mm程度)としている。
図2に示すように、正極集電板34には、過電流保護回路36を介して電気的に接続される正極端子37が設けられている。また、負極集電板35には、過電流保護回路36を介して電気的に接続される負極端子38が設けられている。従って、正極集電板34は、正極端子37と正極タブ24とを電気的に接続する正極接続部に相当し、負極集電板35は負極端子38と負極タブ28とを電気的に接続する負極接続部に相当する。電極組立体20が電池ケース11に収容された状態では、正極端子37と負極端子38は、蓋体14の一対の通孔17から電池ケース11の外部に露出される。正極端子37および負極端子38には、正極端子37および負極端子38を蓋体14から絶縁するための樹脂製の筒状の絶縁リング39がそれぞれ取り付けられている(図1、図2を参照)。正極端子37は通孔17に通じて電池ケース11の内部から外部へ突出している。正極端子37および負極端子38は通孔17に通じて電池ケース11の内部から外部へ突出している。従って、正極端子37および負極端子38の接続側の基端は電池ケース11の内部に位置し、正極端子37および負極端子38の先端は電池ケース11の外部に位置する。従って、正極端子37の先端と負極端子38の先端とを結ぶ方向は、電極組立体20における正極活物質層26と負極活物質層30とが重なる領域の幅方向と一致する。
本実施形態では、正極端子37は、正極タブ24よりも幅方向における電極組立体20の中心に近い位置に設けられ、負極端子38は、負極タブ28よりも幅方向における電極組立体20の中心に近い位置に設けられている。従って、正極端子37と負極端子38との間の距離は、正極タブ24および負極タブ28に遮られることなく従来よりも小さくなっている。本実施形態では、図2に示すように、電極組立体20の幅方向の中心を突出する方向に沿って延びる仮想基準線Pと規定したとき、正極端子37と負極端子38は、仮想基準線Pを中心に線対称となるように配置されている。
ところで、本実施形態では、図4に示すように、複数の二次電池10を列設し、二次電池10における正極端子37および負極端子38をバスバー41により互いに隣り合う別の二次電池10と直列接続して電池モジュール40を構成する。電池モジュール40の二次電池10が幅方向において互いに傾斜していると、正極端子37および負極端子38の先端の位置が、二次電池10毎に互いに位置ずれすることになる。しかしながら、本実施形態では、正極端子37および負極端子38を、電極組立体20の幅方向において近づけて配置することで、正極端子37および負極端子38の先端の位置ずれが抑制されている。電極組立体20における正極端子37と負極端子38との間の距離は小さくなるほど、正極端子37および負極端子38の先端の位置ずれは小さくなる。なお、電極組立体20の幅方向における正極端子37と負極端子38との間の距離は、短絡しない範囲であればよく、例えば、数ミリ程度の距離であってもよい。
図5(a)は本実施形態に係る二次電池10が互いに隣り合う状態であって幅方向に互いに傾斜している状態を示す説明図である。図5(b)は、比較例として従来の二次電池が互いに隣り合う状態であって幅方向に互いに傾斜している状態を示す説明図である。図5(a)では、一方の二次電池10と他方の二次電池10とを区別し易くするために、便宜上、一方の二次電池10を実線にて示し、他方の二次電池10を二点鎖線にて示す。また、図5(b)についても、図5(a)と同様に図示する。図5(a)に示す本実施形態の二次電池10は、図5(b)に示す比較例と比較すると、一方の二次電池10の正極端子37と他方の二次電池10の負極端子38の先端との位置ずれHは小さい。つまり、電極組立体20における正極端子37と負極端子38との間の距離は小さくなるほど、正極端子37および負極端子38の先端の位置ずれHは小さくなる。また、本実施形態の二次電池10では、図5(b)に示す比較例と比較すると、一方の二次電池10の負極端子38と他方の二次電池10の正極端子37の先端との位置ずれも小さい。従って、電池モジュール40における複数の二次電池10が幅方向において互いに傾斜して組み付けられても、正極端子37および負極端子38の先端の位置ずれHを抑制することができる。
本実施形態の二次電池10は以下の作用効果を奏する。
(1)電極組立体20において正極端子37の先端と負極端子38の先端とを結ぶ方向を幅方向と規定している。正極端子37は、正極タブ24よりも幅方向における電極組立体20の中心に近い位置に設けられ、負極端子38は、負極タブ28よりも幅方向における電極組立体20の中心に近い位置に設けられている。このため、電極組立体20における正極端子37と負極端子38との間の距離を正極タブ24および負極タブ28に遮られることなく可及的に小さくすることができる。従って、電池モジュール40における複数の二次電池10が幅方向において互いに傾斜、特に隣接する二次電池10の正極端子37と負極端子38を結ぶ線が互いに傾斜して組み付けられても、正極端子37および負極端子38の先端の位置ずれHを抑制することができる。電極組立体20における正極端子37と負極端子38との間の距離は小さくなるほど、正極端子37および負極端子38の先端の位置ずれは小さくなる。
(2)電極組立体20における幅方向の中心を突出する方向に沿って延びる仮想基準線Pと規定したとき、正極端子37と負極端子38は、仮想基準線Pを中心に線対称となるように設けられている。このため、向きを考慮しなくてもよい電池ケース11を用意すればよい等、生産技術上の面では好都合となり、ひいては二次電池10の製造コストを抑制することができる。
(3)正極端子37は、突出方向において正極タブ24と非重畳であり、負極端子38は、突出方向において負極タブ28と非重畳である。このため、電池ケース11において突出する方向への空間(正極タブ24および負極タブ28と蓋体14との間の空間)を小さく設定することができる。つまり、電池ケース11内に無駄な空間の発生を抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る蓄電装置について説明する。
本実施形態は、正極端子(負極端子)が電極組立体の幅方向において正極タブ(負極タブ)と隣接する点で、第1の実施形態と相違する。本実施形態では、第1の実施形態と同一の構成については第1の実施形態の説明を援用し、符号を共通して用いる。
図6に示す二次電池50では、正極端子37は、突出方向において正極タブ24と非重畳であるとともに電極組立体20の幅方向において正極タブ24と隣接する。負極端子38は、突出方向において負極タブ28と非重畳であるとともに電極組立体20の幅方向において負極タブ28と隣接する。従って、電極組立体20の幅方向における正極端子37と正極タブ24との間や負極端子38と負極タブ28との間には隙間が存在しない。従って、正極集電板34および負極集電板35は、第1の実施形態と比較して幅方向の寸法が小さくなっている。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同等の作用効果を奏するほか、正極集電板34および負極集電板35の幅方向の寸法を小さくできるほか、正極タブ24から正極端子37への電気抵抗や負極タブ28から負極端子38への電気抵抗を抑制することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、安全弁を蓋体において幅方向における正極端子と負極端子との間に設けたが、安全弁の位置は、正極端子と負極端子との間に限らない。例えば、蓋体において幅方向における正極端子とケース本体との間に設けてもよい。この場合、蓋体において幅方向における正極端子と負極端子との間に安全弁が設けられないことから、正極端子と負極端子をさらに接近させることができる。その結果、電池モジュールにおける複数の二次電池が幅方向において互いに傾斜して組み付けられても、正極端子および負極端子の先端の位置ずれをさらに小さくすることができる。
○ 上記の実施形態では、正極端子と負極端子は、仮想基準線を中心に線対称となるように設けられたが、この限りではない。正極端子と負極端子は、仮想基準線を中心に線対称とならないように設けてもよい。この場合でも、電極組立体における正極端子と負極端子との間の距離を正極タブおよび負極タブに遮られることなく可及的に小さくすることができる。
○ 上記の実施形態では、蓄電装置としてリチウムイオン二次電池を例示したが、蓄電装置はリチウムイオン二次電池に限らず、例えば、ニッケル水素等の他の二次電池であってもよく、積層型の電極組立体を有する二次電池であればよい。
次に、上記の各実施形態および別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)複数の前記蓄電装置を列設して備え、互いに隣り合う前記蓄電装置がバスバーにより接続されてなる電池モジュール。
(ロ)前記電池モジュールにおいて、互いに隣り合う前記蓄電装置は、正極端子および負極端子が前記電極組立体の幅方向に近づけて配置され、直列に接続されてなる電池モジュール。
10、50 二次電池
11 電池ケース
12 ケース本体
14 蓋体
17 通孔
18 安全弁
20 電極組立体
21 正極
22 負極
23 正極本体
24 正極タブ
25 正極金属箔
26 正極活物質層
27 負極本体
28 負極タブ
29 負極金属箔
30 負極活物質層
31 セパレータ
32 正極タブ群
33 負極タブ群
34 正極集電板
35 負極集電板
37 正極端子
38 負極端子
40 電池モジュール
P 仮想基準線

Claims (3)

  1. 複数の正極および複数の負極が絶縁状態を保ちつつ交互に積層される層状の電極組立体を備え、
    前記電極組立体を収容する電池ケースと、
    前記正極からの電気を取り出す正極端子と、
    前記負極からの電気を取り出す負極端子と、を備え、
    前記正極は、正極金属箔に正極活物質を塗工した正極活物質層と、前記正極活物質が塗工されていない前記正極金属箔からなる正極タブと、を有し、
    前記正極タブは、前記正極の端部から突出するように設けられ、
    前記負極は、負極金属箔に負極活物質を塗工した負極活物質層と、前記負極活物質が塗工されていない前記負極金属箔からなる負極タブと、を有し、
    前記負極タブは、前記負極の端部から突出するように設けられ、
    前記正極端子と前記正極タブとを接続する正極接続部と、
    前記負極端子と前記負極タブとを接続する負極接続部とを備えた蓄電装置において、
    前記正極端子の先端と前記負極端子の先端とを結ぶ方向を幅方向と規定したとき、
    前記正極端子は、前記正極タブよりも前記幅方向における前記電極組立体の中心に近い位置に設けられ、
    前記負極端子は、前記負極タブよりも前記幅方向における前記電極組立体の中心に近い位置に設けられていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記幅方向における前記電極組立体の中心を前記突出する方向に沿って延びる仮想基準線と規定したとき、前記正極端子と前記負極端子は、前記仮想基準線を中心に線対称となるように設けられていることを特徴とする請求項1記載の蓄電装置。
  3. 前記正極端子は、前記突出する方向において前記正極タブと非重畳であるとともに前記幅方向において前記正極タブと隣接し、
    前記負極端子は、前記突出する方向において前記負極タブと非重畳であるとともに前記幅方向において前記負極タブと隣接することを特徴とする請求項1又は2記載の蓄電装置。
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