JP2016161589A - 画像形成装置、残留シート排出方法、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、残留シート排出方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016161589A
JP2016161589A JP2015037156A JP2015037156A JP2016161589A JP 2016161589 A JP2016161589 A JP 2016161589A JP 2015037156 A JP2015037156 A JP 2015037156A JP 2015037156 A JP2015037156 A JP 2015037156A JP 2016161589 A JP2016161589 A JP 2016161589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
sheet
optional
flapper
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015037156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6394436B2 (ja
Inventor
新太郎 坂口
Shintaro Sakaguchi
新太郎 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2015037156A priority Critical patent/JP6394436B2/ja
Publication of JP2016161589A publication Critical patent/JP2016161589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6394436B2 publication Critical patent/JP6394436B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

【課題】電源投入時に、ピーク消費電力の抑制を図りながら、装置内部に残留している残留シートの排出を行うことが可能な画像形成装置、残留シート排出方法、およびプログラムを提供すること。
【解決手段】制御部は、電源投入時、本体モータの駆動を開始して、本体搬送機構の駆動を開始する第1駆動処理と、本体モータの駆動開始のタイミングとは異なるタイミングでオプションモータの駆動を開始して、フラッパを、シートを本体搬送経路に誘導する本体誘導位置およびシートをオプション搬送経路に誘導するオプション誘導位置のいずれか一方の位置へ切り替える第2駆動処理とを実行する。
【選択図】図7

Description

本発明は、起動時に装置内に残留している不要紙を排紙する画像形成装置、残留シート排出方法、およびプログラムに関するものであり、特に、複数の排紙トレイを備える画像形成装置、残留シート排出方法、およびプログラムに関するものである。
画像形成装置に関して、装置の電源ON時に、装置内部に残留している不要紙を排紙する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示の画像形成装置では、電源がONされた後、不要紙の排出先の指示に応じて、駆動装置によってフラッパを切り替え、メインモータの駆動を開始して不要紙の排出が行われる。
特開2001−199627号公報
ところで、画像形成装置には、画像形成機構と排紙先である排紙トレイとを備える本体部に加えて、オプション排紙部が接続される場合がある。オプション排紙部は、複数の排紙トレイを備えており、本体部の排紙トレイと合わせて、排紙先を仕分けする等の機能を備えている。オプション排紙部には、各排紙トレイに用紙を搬送する搬送機構を駆動する専用のオプションモータが備えられており、本体部での用紙の搬送機構を駆動するメインモータとは別個独立に駆動される。また、オプション排紙部は本体部にオプションとして接続されるため、本体部とオプション排紙部とで排紙先の切り替えを行うフラッパは、オプションモータにより駆動されることが一般的である。
電源投入時に不要紙を早期に排出するためには、本体部での電源投入に伴う初期動作でメインモータが駆動するのと同時期に、オプションモータも駆動して排紙先を早期に切り替えることが好ましい。しかしながら、起動時、メインモータには、本体部の搬送機構を駆動する負荷がかかる。また、オプションモータには、フラッパの切り替え駆動の他にオプション排紙部の搬送機構を駆動する負荷もかかる。このため、2つのモータを同時期に起動させると、起動時の電力ピークが重なってしまい過大な電力消費になってしまうおそれがある。
本発明は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、電源投入時に、ピーク消費電力の抑制を図りながら、装置内部に残留している残留シートの排出を行うことが可能な画像形成装置、残留シート排出方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、本体部と、本体部に連結されるオプション排紙部と、制御部と、を備えている。本体部は、画像形成機構、本体排紙トレイ、本体搬送経路、本体搬送機構、オプション搬送経路、および本体モータを備えている。画像形成機構はシートに画像を形成する機構である。本体排紙トレイはシートが排出されるトレイである。本体搬送経路は画像形成機構を介して本体排紙トレイに至るシートの搬送経路である。本体搬送機構は本体搬送経路中のシートを搬送する機構である。オプション搬送経路は本体搬送経路から分岐し、オプション排紙部へ延びる経路である。本体モータは本体搬送機構に駆動力を伝達するモータである。
また、オプション排紙部は、オプション排紙トレイ、オプション排紙経路、オプション搬送機構、およびオプションモータを備えている。オプション排紙トレイはシートが排出されるトレイである。オプション排紙経路はオプション搬送経路とオプション排紙トレイとを結ぶ経路である。オプション搬送機構はオプション排紙経路中のシートを搬送する機構である。オプションモータはオプション搬送機構に駆動力を伝達するもーたである。
更に、本体搬送経路とオプション搬送経路との分岐点に設けられ、オプションモータの駆動力が伝達されるフラッパを備えている。
本発明に係る画像形成装置では、制御部は、電源投入時、本体モータの駆動を開始して、本体搬送機構の駆動を開始する第1駆動処理と、本体モータの駆動開始のタイミングとは異なるタイミングでオプションモータの駆動を開始して、フラッパを、シートを本体搬送経路に誘導する本体誘導位置およびシートをオプション搬送経路に誘導するオプション誘導位置のいずれか一方の位置へ切り替える第2駆動処理とを実行する。
また、本発明に係る画像形成装置の残留シート排出方法では、電源投入時、本体モータの駆動を開始して、本体搬送機構の駆動を開始する第1駆動処理と、本体モータの駆動開始のタイミングとは異なるタイミングでオプションモータの駆動を開始して、フラッパを、シートを本体搬送経路に誘導する本体誘導位置およびシートをオプション搬送経路に誘導するオプション誘導位置のいずれか一方の位置へ切り替える第2駆動処理と、を行う。
また、本発明に係る画像形成装置に残留する残留シートを排出するためのプログラムでは、電源投入時、前記画像形成装置に、本体モータの駆動を開始して、本体搬送機構の駆動を開始する第1駆動処理と、本体モータの駆動開始のタイミングとは異なるタイミングでオプションモータの駆動を開始して、フラッパを、シートを本体搬送経路に誘導する本体誘導位置およびシートをオプション搬送経路に誘導するオプション誘導位置のいずれか一方の位置へ切り替える第2駆動処理と、を実行させる。
これにより、電源投入時に、第1駆動処理による本体モータの駆動開始と、第2駆動処理によるオプションモータの駆動開始とのタイミングを異なるタイミングにずらすことができる。本体モータの駆動開始に応じて本体搬送機構の駆動が開始される。これとは異なるタイミングで、オプションモータが駆動を開始することに応じて、フラッパの位置を、本体誘導位置とオプション誘導位置とのいずれか一方の位置に切り替える。本体モータとオプションモータとの電源投入時の駆動開始のタイミングをずらすことで、各々のモータの駆動開始に伴い発生する消費電力のピークのタイミングをずらすことができ、電源投入時の電力ピークを抑制しながら、排紙先を切り替えてシートの排紙を行うことができる。
本発明に係る画像形成装置では、更に、制御部は、第2駆動処理に対して第1駆動処理を先行する。これにより、本体モータの駆動をオプションモータの駆動に先行して開始することができる。本体モータの電源投入時のウォームアップを先行して行うことができ、シートの排紙を早期に行うことができる。電源投入から早期に本体モータの駆動を安定化させると共に、シートの排紙を行うことができる。起動から短時間で通常の画像形成が可能な状態とすることができる。
また、第1駆動処理に対して第2駆動処理を先行する。これにより、オプションモータの駆動を本体モータの駆動に先行して開始することができる。オプションモータの電源投入時のウォームアップを先行して行うことができると共に、フラッパがオプションモータで駆動される場合に早期にフラッパによる排紙先の切り替えを行うことができる。
本発明に係る画像形成装置では、更に、制御部は、第2駆動処理において、分岐点から本体排紙トレイまでの本体搬送経路の距離と、オプション搬送経路とオプション排紙トレイまでのオプション排紙経路の距離との合計距離とのうち、短くなる方の経路にシートを誘導する位置へ、フラッパを切り替える。
これにより、排紙の経路を、本体排紙トレイに至る搬送経路またはオプション排紙トレイに至る搬送経路のうち、経路長が短い方に切り替えることができる。装置内部に残留しているシートを短時間で排紙することができる。
本発明に係る画像形成装置では、更に、本体部は、シートの有無により異なるレベルの信号を出力するセンサを備えている。このセンサは、本体排紙トレイに向かう用紙搬送路37とオプション排紙トレイに向かう用紙搬送路40との分岐点Bよりも、シートの搬送方向上流側の本体搬送経路に設けられている。
制御部は、電源投入時、検出処理と、判断処理と、第1禁止処理とを実行する。検出処理では、センサから出力された信号によって本体搬送経路中のシートを検出する。判断処理では、検出処理により検出したシートの位置から、シートがフラッパに到達するタイミングとフラッパが切り替わるタイミングとの何れが早いかを判断する。更に、第1禁止処理では、判断処理によりシートがフラッパに到達するタイミングの方が、フラッパの切り替わるタイミングより早いと判断された場合に、第2駆動処理の実行を禁止する。
これにより、排紙のためのシートが分岐点に配置されているフラッパにまで搬送されてくるまでにフラッパの切り替えが間に合わないと判断された場合には、フラッパの切り替えを禁止することができる。排紙のために搬送されてきたシートが切り替えのために駆動中のフラッパと衝突してしまうことを防止することができる。衝突によるジャム等の発生を防止することができる。
本発明に係る画像形成装置では、更に、センサは、第1センサ、および第2センサを備えている。ここで、第2センサは、第1センサよりもシートの搬送方向の下流側に配置されている。制御部は、判断処理において、第1駆動処理によりシートが搬送を開始した後、最初に第1センサによってシートの先端部を検出した場合には、フラッパが切り替わるタイミングの方がシートのフラッパに到達するタイミングより早いと判断する。一方、最初に第2センサによってシートの先端部を検出した場合には、シートがフラッパに到達するタイミングの方がフラッパの切り替わるタイミングより早いと判断する。
これにより、第1駆動処理により本体モータが駆動を開始しシートの搬送が始まって、最初に第1センサでシートの先端部が検出されれば、シートからフラッパまでの距離は十分に長く、シートがフラッパに到達する前に、排紙先の切り替えのためのフラッパの駆動を完了することができると判断できる。一方、最初に第2センサでシートの先端部が検出されれば、シートからフラッパまでの距離は十分な距離はなく、シートがフラッパに到達する前にフラッパの駆動は完了しないと判断することができる。
本発明に係る画像形成装置では、更に、本体部は、分岐点よりもシートの搬送方向上流側の本体搬送経路に設けられ、シートの有無により異なるレベルの信号を出力する第1センサと、第1センサよりもシートの搬送方向の下流側に配置される第2センサとを備えている。制御部は、電源投入時、本体モータの駆動を開始する前に、第2センサによってシートを検出した場合には、第2禁止処理を実行し、第2駆動処理を禁止する。
これにより、本体モータが駆動を開始する前に、既に第2センサがシートを検出している場合には、フラッパが配置されている分岐点を越えた地点にもシートが位置していることが懸念される。シートの後端部が第2センサで検出される一方で、シートの先端部は分岐点を越えていることも想定できるからである。第2禁止処理により第2駆動処理を禁止することで、本体モータの駆動前であってもオプションモータの駆動を禁止して、シートとフラッパとの衝突に伴うジャムの発生を防止することができる。
本発明に係る画像形成装置では、更に、第2駆動処理は、第1駆動処理によりシートの後端部が分岐点を通過した後であることが好ましい。先に本体モータを駆動させる場合、シートの後端部が分岐点を通過してからオプションモータを駆動すれば、シートの通過とフラッパの駆動とが衝突することはないからである。また、第1駆動処理は、第2駆動処理によりフラッパの駆動が終了した後であることが好ましい。先にオプションモータを駆動させる場合、フラッパが切り替わってから本体モータを駆動すれば、シートの通過とフラッパの駆動とが衝突することはないからである。
本発明に係る画像形成装置では、更に、制御部は、第1停止処理と、第2停止処理とを実行する。第1停止処理では、電源投入時、第2駆動処理によりフラッパの位置が本体誘導位置に確定したことに応じて、オプションモータの駆動を停止する。第2停止処理では、第2駆動処理によりフラッパの位置がオプション誘導位置に確定したことに応じて、オプションモータの駆動を所定時間継続した後に停止する。
これにより、シートの排紙先を本体排紙トレイに選択した場合には、オプション排紙部においてシートを搬送する必要はない。そのため、フラッパの位置が本体誘導位置に確定したことに応じて、オプションモータの駆動を停止することができる。また、シートの排紙先をオプション排紙トレイに選択した場合には、オプション排紙部のオプション排紙経路をオプション排紙トレイまでシートを搬送しなければならない。このため、所定時間の間、オプションモータの駆動を継続した後、オプションモータを停止することができる。オプションモータの駆動期間を必要最小限の期間とすることができ、シートの排紙を省電力で実現することができる。
本発明に係る画像形成装置では、更に、オプション排紙部は、スライダー、および弾性部材を備えている。スライダーは、オプションモータの駆動力が伝達され、フラッパを押圧する位置とフラッパから離間する位置とに可動である。弾性部材は、フラッパをスライダーによる押圧に抗して付勢する。フラッパは、支点を有し、該支点周りに回動が可能である。スライダーによる押圧が解除されることにより本体誘導位置に回動し、スライダーで押圧されることによりオプション誘導位置に回動する。
これにより、オプション排紙部の本体部への連結が不十分である状態、あるいはオプション排紙部を本体部から取り外そうとしている状態でシートが排紙されたとしても、シートを確実に本体排紙トレイに排出することができる。連結が不十分であればスライダーによるフラッパの押圧ができなくなるが、この場合は、弾性部材によりフラッパは本体誘導位置に回動するからである。また、オプション排紙部を連結せず本体部のみで稼働する場合もフラッパを本体誘導位置に回動させることができ、シートの排紙先を本体排紙トレイに設定することができる。
本発明の画像形成装置、残留シート排出方法、およびプログラムによれば、電源投入時に、ピーク消費電力の抑制を図りながら、装置内部に残留しているシートの排紙先を切り替えることができる。
実施形態のプリンタの断面構造を概略的に示す模式図である。 フラッパの切替機構を示す図であり、排紙先として本体排紙トレイに切り替えられた状態を示す模式図である。 フラッパの切替機構を示す図であり、排紙先としてオプション排紙トレイに切り替えられた状態を示す模式図である。 プリンタの電気的構成の一部を示すブロック図である。 実施形態の用紙検出のフローの前半であって、白紙用紙の有無を検出してフラッパの駆動の可否を判定するまでのフローである。 実施形態の用紙検出フローの後半であって、白紙用紙の排紙完了までのフローである。 第1実施形態の白紙用紙の排紙フローの前半であって、モータのウォーミングアップまでのフローである。 第1実施形態の白紙用紙の排紙フローの後半であって、排紙完了までのフローである。 第2実施形態の白紙用紙の排紙フローの前半であって、モータのウォーミングアップまでのフローである。 第2実施形態の白紙用紙の排紙フローの後半であって、排紙完了までのフローである。
最初に、本願に係る実施形態の画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、実施形態の画像形成装置であるプリンタ10の断面構造を概略的に示した模式図である。プリンタ10は、シート(用紙やOHPシート等)13に画像を印刷するプリンタ本体15と、3つのオプション給紙機器17とを備えている。以下の説明では、プリンタ10を設置する設置面に直交する方向を上下方向(図1の紙面の上下方向)、上下方向に直交しオプション給紙機器17からシート13が送り出される方向を前とする前後方向(図1の紙面の右方が前方向、左方が後方向)、プリンタ10の前方向から見た左方向、右方向が左右方向(図1の紙面の奥側が右方向、手前側が左方向)として説明する。
複数のオプション給紙機器17は、プリンタ本体15の下方に設けられており、上下方向に積み重ねて設置されている。オプション給紙機器17は、略直方体形状のオプション筐体21内にピックアップローラ23と、搬送ローラ25とを有する。ピックアップローラ23は、オプション筐体21の給紙トレイ27上に置かれた複数のシート13を1枚ずつ取り出して用紙搬送路29へ送り出す。複数のオプション給紙機器17には、例えば、異なるサイズのシート13がセットされている。
用紙搬送路29は、オプション筐体21の前方側において、オプション筐体21を上下方向に向かって貫通して形成されている。搬送ローラ25は、用紙搬送路29の上端部に設けられ、ピックアップローラ23から用紙搬送路29に送り出されたシート13を上方の装置(他のオプション給紙機器17やプリンタ本体15)に送り出す。また、各オプション給紙機器17は、前方側に引き出し可能に構成されており、引き出した状態で上部の開口から給紙トレイ27にシート13を補充することが可能となっている。
プリンタ本体15は、略直方体形状の本体筐体31内に搬送部33、画像形成部35などを有する。本体筐体31内には、下方のオプション給紙機器17から供給されるシート13が、搬送部33および画像形成部35を通って、本体筐体31の上面に設けられた本体排紙トレイ38へ導かれるように,略S字形状の用紙搬送路37が設けられている。用紙搬送路37は、本体筐体31の前方側の底部において、オプション給紙機器17の用紙搬送路29と連通しており、オプション給紙機器17からシート13が供給される。
搬送部33は、用紙搬送路29から用紙搬送路37に供給されたシート13を搬送する装置であり、給紙ローラ41、レジローラ43、転写ローラ45、定着部47、排出ローラ48などを有する。これらのローラ類を駆動する動力源として本体モータM1が備えられている。
給紙ローラ41は、プリンタ本体15に備えられる用紙搬送路37の最上流に位置している。オプション給紙機器17の他、プリンタ本体15に設置された図示しない本体給紙トレイ、あるいは図示しない手差しトレイから用紙搬送路37にシート13が供給されたことを検出する。
レジローラ43は、送り出されたシート13の傾きを修正するために備えられる。給紙ローラ41から送り出されたシート13はレジローラ43によって一旦止められる。この停止状態のまま、シート13は弛みができるまで給紙ローラ41により送り込まれる。これによりシート13は傾きが矯正されて送り出される。
画像形成部35は、単色、あるいは複数色のトナーカートリッジを備え、当該ナーカートリッジに収容されたトナーを感光体ドラム49に供給する。感光体ドラム49は、近傍に設けられた帯電器(不図示)により表面が一様に帯電させられる。また、感光体ドラム49は、本体筐体31の上部に設けられた露光部42からのレーザ光が照射されることによって、静電潜像が形成される。画像形成部35のトナーカートリッジは、収容しているトナーを、感光体ドラム49の表面に形成された静電潜像に供給しトナー像を形成する。
転写ローラ45は、用紙搬送路37に搬送されるシート13を上方に配置されている感光体ドラム49との間で挟むように感光体ドラム49と上下方向において対向する位置に設けられている。転写ローラ45は、転写バイアスが供給されることによって、感光体ドラム49の表面に担持されたトナー像をシート13に転写する。
定着部47は、転写ローラ45よりも用紙搬送路37の下流側に設けられている。定着部47は、シート13に転写されたトナーを加熱しつつ押圧して加熱溶融させる。定着部47は、シート13にトナー像を定着させつつ、シート13を搬送する。これにより、シート13に画像が形成される。
排出ローラ48は、用紙搬送路37の、定着部47よりも下流側において上方に向かって屈曲した部分の下流側に設けられている。排出ローラ48は、画像が形成されたシート13を、本体排紙トレイ38あるいは後述するオプション排紙部51に備えられるオプション排紙トレイ55の何れかに排紙する。
また、搬送部33は、用紙搬送路37に沿ってシート13の通過あるいは滞留を検出するセンサ32、34、36を備える。
センサ32は、給紙ローラ41とレジローラ43との間に配置されている。プリンタ本体15の用紙搬送路37に、オプション給紙機器17の他、図示しない本体給紙トレイ、あるいは図示しない手差しトレイからシート13が搬送されてきたことを検出する。あるいは、給紙ローラ41とレジローラ43との領域にシート13が移動不能に滞留している状態、いわゆるジャムの発生を検出する。
センサ34は、レジローラ43の下流に配置されている。レジローラ43から傾きが修正されたシート13が転写ローラ45に向かって送り出されたことを検出する。あるいは、レジローラ43と転写ローラ45との間でのジャムの発生を検出する。
センサ36は、定着部47の下流に配置されている。定着部47から画像が定着したシート13が送り出されたことを検出する。あるいは、定着部47の後段でのジャムの発生を検出する。
本体筐体31の上方にはオプション排紙部51が設けられている。オプション排紙部51のうちオプショントレイ本体部53が、本体筐体31の上方において後部側の端部に固定されている。オプショントレイ本体部53の前方側には、複数(本実施形態では3つ)のオプション排紙トレイ55が、各々に上下方向に所定の間隔を有して前方に向かいやや上方に傾斜して延設されている。オプショントレイ本体部53の後方側の面は、本体筐体31の後方側の面と略面一に形成されている。オプショントレイ本体部53内には、上方に向かってシート13を搬送する用紙搬送路57が設けられている。また、シート13を搬送する動力源としてオプションモータM2が備えられている。また、後述するフラッパ39の動力源としても使用されている。オプショントレイ本体部53は、用紙搬送路57に供給されたシート13を搬送する装置であり、動力源として本体モータM1を駆動源とする。
用紙搬送路37は、排出ローラ48を設けた位置よりも下流側において、本体排紙トレイ38に向かう。加えて、分岐点Bにおいて、オプショントレイ本体部53に設けられている用紙搬送路57に向かう用紙搬送路40に分岐している。用紙搬送路37の本体排紙トレイ38に向かう経路には排出ローラ50が設けられている。排出ローラ48および50は、定着部47から送り出されたシート13を、本体排紙トレイ38に排出する。
オプショントレイ本体部53の用紙搬送路57は、オプション排紙部51の底部において、プリンタ本体15の用紙搬送路37と連通しており、プリンタ本体15から画像が形成されたシート13が供給される。また、用紙搬送路57の上流側には、排出ローラ58が設けられており、プリンタ本体15から供給されたシート13を、複数あるオプション排紙トレイ55のいずれかに排出する。
用紙搬送路37は、シート13を本体排紙トレイ38まで導く搬送経路である。また、用紙搬送路37には、シート13を用紙搬送路57に導く分岐経路がある。分岐経路は、分岐点Bにおいて用紙搬送路37から用紙搬送路40に分岐して用紙搬送路57に接続される。フラッパ39は分岐点Bに取り付けられている。フラッパ39は、用紙搬送路37を搬送され排出ローラ48から送り出されたシート13の排紙先を、分岐点Bにおいて、本体排紙トレイ38とオプション排紙トレイ55とで切り替える。プリンタ本体15の制御部91(図3参照)の制御に基づき、オプション排紙部51に備えられるオプションモータM2を動力源として動作する。
また、3つのオプション排紙トレイ55のうち、下方側の2つのオプション排紙トレイ55への排紙口の位置に合わせて合計で2つのフラッパ59が設けられている。フラッパ59は、フラッパ39と同様に、プリンタ本体15の制御部91の制御に基づき、オプション排紙部51に備えられるオプションモータM2を動力源として駆動され、排出ローラ58から送り出されたシート13を、3つのトレイ55のどれに排出するのかを切り替える。制御部91は、印刷ジョブに設定されたトレイに関する情報に基づくほか、電源投入時にプリンタ本体15の内部に残留している白紙シートを排紙するフロー(後述)に基づいて、排出先の排紙トレイ38,55を切り替える。
ここで、白紙シートとは、印刷動作中の停電や電源スイッチのオフによりプリンタ10への電源供給が断たれたことにより、プリンタ本体15の内部に残留した印刷前のシート13のことである。この場合には、ジャムが発生して移動不能に滞留しているわけではないので、電源投入に伴う本体モータM1の駆動に応じて搬送し排紙することができる。
図2、3には、フラッパ39の切替機構を模式的に示す。図2は、フラッパ39が水平方向に倒置されて、経路P1が選択されて、シート13の排紙先が本体排紙トレイ38に切り替えられた状態を示す。図3は、フラッパ39が垂直方向に立置されて、経路P2が選択されて、シート13の排紙先がオプション排紙トレイ55に切り替えられた状態を示す。
フラッパ39は、シート13の排紙先を切り替える部材である。プリンタ10の左右方向に幅を有する平板状の形状を有しており、搬送経路への有無により経路の連通と遮断とを切り替える。具体的には、オプション排紙トレイ55に向かう用紙搬送路40と本体排紙トレイ38に向かう用紙搬送路37との何れか一方にフラッパ39を介在させることによりシート13の通過を規制する。
図2の場合は、オプション排紙トレイ55に向かう用紙搬送路57に接続される用紙搬送路40にフラッパ39を介在させることにより経路を遮断し、用紙搬送路37を本体排紙トレイ38まで連通してシート13の排紙先を本体排紙トレイ38に切り替える。また、図3の場合は、本体排紙トレイ38に向かう用紙搬送路37にフラッパ39を介在させて経路を遮断することにより、用紙搬送路37を用紙搬送路40に接続しオプション排紙トレイ55に向かう用紙搬送路57に連通してシート13の排紙先をオプション排紙トレイ55に切り替える。
フラッパ39は、左右方向に延伸された支点71を中心に回動可能に軸支されている。支点71と同軸にトーションばね73が設けられており、フラッパ39の回動方向のうち、水平方向に倒置される方向に付勢される。
オプション排紙部51のオプショントレイ本体部53には、レバー75、およびレバー75の一端に連結されているスライダー77が備えられている。スライダー77は上下動が可能であり、下端まで移動した状態で下端部がフラッパ39の上面を押圧する。スライダー77の上端部にはコイルばね79が接続されている。コイルばね79は、スライダー77を下方に付勢している。レバー75は、左右方向に軸支される軸の周りに回動可能に備えられている。軸を挟んで、スライダー77との連結側とは反対側の他端には、オプションモータM2の駆動力により上下する不図示の機構がある。この機構は不図示のカム機構に応じて押圧力F1(図2)でレバー75を下方に押圧する。
図2は、押圧力F1によりレバー75の他端が押し下げられた状態である。この状態では、レバー75の一端は上方に押し上げられるため、レバー75の一端に連結されているスライダー77は、コイルばね79の弾性力に抗して上方に押し上げられる。この結果、スライダー77はフラッパ39から離間する。フラッパ39はトーションばね73の付勢力により水平方向に倒された状態まで回動して、用紙搬送路37は本体排紙トレイ38まで連通する。これにより、シート13の排紙先が本体排紙トレイ38に切り替えられる。
図3は、カム機構によりレバー75の他端に加わる押圧力F1が解除された状態である。この状態では、レバーの一端はコイルばね79の付勢力F2により下方に押し下げられるため、レバー75の一端に連結されているスライダー77はフラッパ39を付勢力F2で押圧する。フラッパ39はトーションばね73の付勢力に抗して回動して立置された状態に維持される。これにより、用紙搬送路37は用紙搬送路55に向かう用紙搬送路40に連通する。シート13の排紙先がオプション排紙トレイ55に切り替えられる。
尚、フラッパ39はトーションばね73により水平方向に倒置される方向に付勢されているので、プリンタ本体15からオプション排紙部51が外れた場合には、フラッパ39は水平方向に倒置される状態に維持され、シート13の排紙先が本体排紙トレイ38とされる。また、オプション排紙部51の連結状態が不十分でスライダー77がフラッパ39を押圧できない状態においても、フラッパ39は水平方向に倒置される状態に維持され、シート13の排紙先が本体排紙トレイ38とされる。
図4は、プリンタ10の電気的構成の一部を示した図である。プリンタ10の制御部91は、CPU93、ROM95、RAM97、ASIC94等で構成される。ROM95には、制御プログラムや各種のデータなどが記憶されている。RAM97は、CPU93やASIC94が各種の処理を実行する際の作業用のメモリとして用いられる。制御部91は、ROM95に記憶されている各種のプログラムをCPU93やASIC94で実行することによって、配線99を介して接続されているプリンタ10の各部の動作を制御する。尚、ASIC94は、プログラムをロードして実行する構成ではないハードウェア回路での構成でも可能であり、ハード上の回路処理により制御を実行させることもできる。
ここで、各部の動作とは、上記したオプション給紙機器17での各種動作、プリンタ本体15における搬送部33での搬送動作、画像形成部35での画像形成動作等、およびオプション排紙部51におけるシート13の搬送とフラッパ39、59の駆動などの排紙動作等である。プリンタ本体15では、本体モータM1の駆動が制御され、搬送部33に備えられる各種ローラ41、43、45、48を駆動する。また、各種センサ32、34、36からの信号を受けシート13の存在を検出する。また、オプション排紙部51では、オプションモータM2の駆動が制御され、排出ローラ58、およびフラッパ39、59を駆動する。また、センサ52からの信号を受けシート13の存在を検出する。
尚、オプション給紙機器17とオプション排紙部51は、制御部91に代えて、あるいは制御部91と共に、別途備えられる制御部(不図示)により制御する構成とすることもできる。この場合、例えば、オプション排紙部51については、制御部91によりオプションモータM2やフラッパ39、59を駆動すべきか否かを判断し、別途備えられる制御部によって実際にオプションモータM2やフラッパ39、59を駆動する指令を出すように構成してもよい。あるいは、制御部91がオプションモータM2やフラッパ39、59に関する情報を別途備えられる制御部に渡し、別途備えられる制御部がオプションモータM2やフラッパ39、59を駆動すべきか否かの判断をすると共に駆動を指令する構成とすることもできる。
本体モータM1およびオプションモータM2は、電源投入時、制御部91により制御され、安定動作である定速回転に至るまでのウォーミングアップ駆動を開始する。このとき、本体モータM1の動作に伴い、装置内部に残留している白紙シートが各種ローラ41、43、45、48により搬送され、フラッパ39で排紙先が切り替えられて排紙される。排紙先の切り替えは、各種センサ32、36による白紙シートの検出結果が利用される。以下に示す第1および第2実施形態では、電源投入時におけるモータM1、M2のウォーミングアップ駆動に合わせて行われる内部に残留した白紙シートの排紙処理について、図5乃至10に基づいて、具体的に説明する。
電源が投入されプリンタ10が起動されると、制御部91は、装置内部に白紙シートが残留しているか否かの用紙検出フローを開始する(図5、6)。同時に、モータM1、M2のウォーミングアップ駆動の開始と、それに続く白紙シートの排紙フローを開始する(図7乃至10)。用紙検出フロー(図5、6)と排紙フロー(図7乃至10)とは、必要に応じて、お互いに情報を交換しながら、並列に処理が進められる。尚、用紙検出フロー(図5、6)は第1および第2実施形態に共通のフローである。また、排紙フロー(図7、8)は第1実施形態の排紙フローであり、排紙フロー(図9、10)は第2実施形態の排紙フローである。
先ず、図4、5を参照して、用紙検出フローについて説明する。電源が投入されると、モータM1、M2が駆動する段階で、各種センサ32、34、46、52等により、前回の使用において発生したジャムによりシート13が移動不能に滞留しているか否かが判定される(S1)。シート13が移動不能に滞留していると判定されると(S1:Yes)、ジャムが発生していると判定し、ジャム発生の報知等を行い処理は終了する(S3)。尚、ジャム発生の情報は排紙フロー(図7、9)に送られる(図5の(1))。
ジャムによるシート13の滞留がないと判定されると(S1:No)、排紙フロー(図7、9)から本体モータM1の駆動の情報を取得する(図5の(2))のを待ち(S5:No)、駆動が開始されることに応じて(S5:Yes)、センサ32またはセンサ36によるシート13の検出待ちの状態となる(S7:No)。本体モータM1の駆動により給紙ローラ41、転写ローラ45、定着部47等のローラの駆動が開始されることに応じて、内部に白紙シートが残留していれば、白紙シートは用紙搬送路37を搬送される。その結果、白紙シートの残留していた位置に応じて、センサ32またはセンサ36がシート13の先端部を検出し(S7:Yes)、制御部91は白紙シートが残留していると判定する(S9)。尚、白紙シートがあるとの情報は排紙フロー(図8、10)に送られる(図5の(3))。
次に、シート13の先端部を検出したセンサに応じた判定が行われる。先ず、センサ32が検出したか否かが判定される(S11)。ここで、センサ32は、給紙ローラ41とレジローラ43との間に位置するセンサである。用紙搬送路37の最上流に位置するセンサであり、オプション給紙機器17の他、図示しない本体給紙トレイ、あるいは図示しない手差しトレイからプリンタ本体15から供給されたシート13の有無を検出する。
センサ32ではシート13が検出されない場合には(S11:No)、白紙シートは用紙搬送路37の最上流にはなく、更に下流域にあると判定される。フラッパ39に搬送されるまでの間にシート13の排紙先を切り替えるためにフラッパ39を駆動する時間はないと判定される(S29)。白紙シートが存在する位置からフラッパ39までの距離が短く、フラッパ39の駆動が完了する前にシート13が搬送されてしまうからである。判定結果はフラグ情報として記憶され、排紙フロー(図7、9)に送られる(図5の(4))。ステップS29の後は、後述するステップS31(図6)に移行する。
一方、センサ32によりシート13が検出されると(S11:Yes)、白紙シートは用紙搬送路37の最上流にあると判定される。フラッパ39に搬送されてくるまでには時間的な余裕があると判定され、シート13の排紙先を切り替えるためにフラッパ39を駆動する時間はあると判定される(S13)。判定結果はフラグ情報として記憶され、排紙フロー(図7、9)に送られる(図5の(4))。
その後、シート13がレジローラ43まで搬送されるまでの所定時間を待ち(S15:No)、レジローラ43の駆動を開始する(S17)。レジローラ43では、傾きが矯正されたうえでシート13が転写ローラ45に向けて送り出される。この間の時間として所定時間の経過を待つ(S19:No)。この所定時間とは、シート13がレジローラ43から送り出されて搬送されることによりフラッパ39に近づき、そこからフラッパ39に搬送されるまでの時間ではフラッパ39の駆動による排紙先の切り替えが間に合わなくなる位置にシート13が到達する時間である。
したがって、レジローラ43が駆動を開始してから所定時間が経過すると(S19:Yes)、もはや、フラッパ39の駆動による排紙先の切り替えを行う時間はないと判定される(S21)。判定結果はフラグ情報として記憶され、排紙フロー(図7、9)に送られる(図5の(4))。
図6に移ってフローの続きを説明する。次に、センサ36が検出したか否かの判定が行われる(S23)。ここで、センサ36は、定着部47の下流に配置するセンサである。用紙搬送路37の下流域において定着部47から送り出されたシート13を検出する。
センサ36での検出が行われるまで所定時間が経過するか否かが判定され(S23:No、S25:No)、所定時間内に検出がされなければ(S23:No、S25:Yes)、シート13がセンサ36に至る前で移動不能に滞留したと判定される。いわゆるジャムが発生したと判定され、本体モータM1およびオプションモータM2は駆動を停止する(S27)。
所定時間内に検出されれば(S23:Yes)、次に、センサ52が検出したか否かの判定が行われる(S31)。ここで、ステップS31は、ステップS29(図5)によりフラッパ39の駆動が間に合わないとの結果がフラグに記憶された場合にも行われる。
センサ52は、オプション排紙部51において、用紙搬送路57を搬送されるシート13を検出するセンサである。シート13が用紙搬送路57を搬送されてオプション排紙トレイ55に排紙されたことを検出するものである。
センサ52での検出が行われるまで所定時間が経過するか否かが判定され(S31:No、S33:No)、所定時間内に検出がされなければ(S31:No、S33:Yes)、フラッパ39により排紙先が本体排紙トレイ38に切り替えられていると判定する(S35)。判定結果は、排紙フロー(図8、10)に送られる(図6の(5))。
その場合、センサ36での検出がされなくなるまで所定時間が経過するか否かが判定され(S37:No、S39:No)、所定時間内に検出がされなければ(S37:No、S39:Yes)、シート13がセンサ36から離れる前で移動不能に滞留したと判定され、ジャムが発生したと判定される。この場合は、本体モータM1およびオプションモータM2は駆動を停止する(S41)。センサ36での検出が所定時間内にされれば(S37:Yes)、所定時間の経過を待って(S42:No)、排紙が完了したと判定される(S42:Yes、S59)。判定結果は、排紙フロー(図8、10)に送られる(図6の(6))
一方、センサ52によるシート13の検出が所定時間内にされれば(S31:Yes)、フラッパ39により排紙先がオプション排紙トレイ55に切り替えられていると判定する(S43)。判定結果は、排紙フロー(図8、10)に送られる(図6の(5))。
その場合、センサ36での検出がされなくなるまで所定時間が経過するか否かが判定され(S45:No、S47:No)、所定時間内に検出がされなければ(S45:No、S47:Yes)、シート13がセンサ36から離れる前で移動不能に滞留したと判定され、ジャムが発生したと判定される。この場合は、本体モータM1およびオプションモータM2は駆動を停止する(S49)。
一方、センサ36によるシート13の検出が所定時間内にされれば(S45:Yes)、次は、センサ52が検出したか否かの判定が行われる(S51)。センサ52での検出が行われるまで所定時間が経過するか否かが判定され(S51:No、S53:No)、所定時間内に検出がされなければ(S51:No、S53:Yes)、ジャムが発生したと判定され、本体モータM1およびオプションモータM2は駆動を停止する(S55)。センサ52での検出が所定時間内に検出がされれば(S51:Yes)、所定時間の経過を待って(S57:No)、排紙が完了したと判定される(S57:Yes、S59)。判定結果は、排紙フロー(図8、10)に送られる(図6の(6))。
次に、第1実施形態の排紙フロー(図7、8)について説明する。電源が投入されると、用紙検出フロー(図5)のステップS3により判定されたジャム発生の情報を受けて(図7、9の(1))、ジャムによるシート13があるか否かが判定され(S101)、シートありと判定されると(S101:Yes)、処理を終了する。
ジャムによるシートなしと判定されると(S101:No)、本体モータM1の駆動を開始して本体モータM1のウォーミングアップ動作を開始する(S103)。本体モータM1の駆動開始の情報は、用紙検出フロー(図5)に送られる(図7、9の(2))。本体モータM1の駆動が開始されると定速回転の状態になるまで待つ(S105:No)。回転数が定速になったと判定されることに応じて(S105:Yes)、オプションモータM2の駆動を開始してオプションモータM2のウォーミングアップ動作を開始する(S107)。
オプションモータM2の駆動が開始されると定速回転の状態になるまで待つ(S109:No)。回転数が定速になったと判定されることに応じて(S109:Yes)、排紙先の切り替えのためにフラッパ39の駆動が間に合うか否かの判定を行う(S111)。判定は、ステップS13、S21、S29(図5)の判定により記憶されたフラグ情報を取得する(図7の(4))ことにより行われる。
フラッパ39の駆動が間に合うと判定されると(S111:Yes)、オプションモータM2によりフラッパ39の駆動が実行され、排紙先が切り替えられる(S113)。この場合、フラッパ39の電源投入時における位置は不定である。そこで、フラッパ39の駆動に際しては、フラッパ39自体、あるいはレバー75、スライダー77等の現在位置を検出する不図示の検出機構などによりに得られた位置情報に応じて行われる。
尚、本実施形態では、排紙先を本体排紙トレイ38とする設定であるとする。また、電源投入時には、排紙先がオプション排紙トレイ55とされているものとする。ここで、本実施形態における切り替えとは、フラッパ39が排紙先をオプション排紙トレイ55に設定している場合はフラッパ39が駆動して排紙先を本体排紙トレイ38に切り替えることを意味する。また、フラッパ39が排紙先を本体排紙トレイ38に設定している場合はフラッパ39は駆動せず排紙先として本体排紙トレイ38を維持することを意味する。
切り替え動作が完了するのを待って(S115:No)、排紙先が本体排紙トレイ38に切り替えられれば(S115:Yes)、オプション排紙部51へのシート13の搬送経路は遮断され、オプション排紙部51にシート13が送り込まれることはなくなるので、オプションモータM2の駆動を停止する(S117)。その後、図8に移って排紙処理を実行する。
一方、フラッパ39の駆動による排紙先の切り替えが間に合わないと判定されると(S111:No)、排紙先はオプション排紙トレイ55に設定されていることとなる。このため、オプション排紙部51に送り込まれたシート13がオプション排紙トレイ55に排紙されるまでの間は、シート13を用紙搬送路57内で搬送しなければならない。したがって、オプションモータM2の駆動停止のステップS117を飛ばして、図8に移り排紙処理を実行する。
図8のフローに移って、白紙シートが内部にあるか否かが判定される(S119)。判定は、ステップS9(図5)の判定により白紙シート有りとの判定からの情報を取得することにより行われる(図8、10の(3))。判定期間を待って(S121:No)、判定期間が経過したことに応じて(S121:Yes)、白紙シートはないと判定して本体モータM1とオプションモータM2との駆動を停止する(S123)。
ここで、判定期間とは、例えば、電源投入時の本体モータM1の駆動開始からの所定期間とすればよい。所定時間は、用紙搬送路37の最上流にあるシート13がセンサ36に搬送されるまでの時間に基づいて定義することができる。所定時間があればシート13はセンサ36に十分に到達できると考えられ、所定時間が経過してもステップS9により白紙シートがあると判定されなければ、白紙シートはないと判定することができる。
判定期間が経過するまでにシート13があると判定されれば(S119:Yes)、ステップS35、43(図6)の判定からの情報を取得することにより(図8、10の(5))、シート13の排紙先が、本体排紙トレイ38であるか(S125:Yes)オプション排紙トレイ55であるか(S127:Yes)が判定される。排紙先が本体排紙トレイ38であると判定された場合には(S125:Yes)、オプション排紙部51にシート13が送り込まれることはなくなるので、オプションモータM2の駆動を停止する(S129)。
その後、排紙の完了を待って(S131:No)、排紙の完了に応じて(S131:Yes)、本体モータM1とオプションモータM2との駆動を停止する(S133)。
次に、図9、10により第2実施形態について説明する。第1実施形態と同様のステップについては同一の符号を付し、以下での説明は省略する。
第2実施形態では、ジャムによるシート13がないと判定されると(S101:No)、第1実施形態における本体モータM1に代えて、オプションモータM2の駆動を開始してウォーミングアップ動作を開始する(S141)。オプションモータM2の駆動が開始されると定速回転の状態になるまで待つ(S143:No)。定速回転になったと判定されることに応じて(S143:Yes)、オプションモータM2によりフラッパ39の駆動が実行され、排紙先が切り替えられる(S145)。第2実施形態では、この時点では、本体モータM1が駆動を開始していないので、白紙シートが内部にあったとしても、シート13の搬送が開始されることはない。このため、第1実施形態とは異なり、フラッパ39の駆動による排紙先の切り替えがシート13の到達するまでに可能か否かといった処理(ステップS111)は不要である。
フラッパ39の駆動実行に引き続いて、本体モータM1の駆動が開始される(S147)。尚、フラッパ39はオプションモータM2により駆動されており、本体モータM1の駆動とは並行して駆動されるため、フラッパ39の駆動実行(S145)と本体モータM1の駆動開始(S147)とは逆の順序でも良い。
駆動開始後は、本体モータM1の定速回転による安定化(S149:Yes)とフラッパ39の駆動完了(S115:Yes)との後、オプションモータM2の駆動が停止する(S117)。フラッパ39により排紙先が本体排紙トレイ38に切り替えられたため、シート13がオプション排紙部51に搬送されることはないからである。
次に、図10のフローに移って、白紙シートが内部にあると判定されれば(S119:Yes)、シート13が本体排紙シート13に搬送されて排紙されるまでの時間を待って(S131:No)、排紙の完了に応じて(S131:Yes)本体モータM1とオプションモータM2との駆動を停止する(S133)。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、電源投入時において、本体モータM1とオプションモータM2との駆動開始のタイミングを異ならせている。具体的には、第1実施形態では、本体モータM1の駆動を開始した後(S103(図7))、本体モータM1が定速回転の状態になるまで待って(S105:Yes(図7))、オプションモータM2の駆動を開始する(S107(図7))。また、第2実施形態では、オプションモータM2の駆動を開始した後(S141(図9))、オプションモータM2の回転数が定速回転の状態になるまで待ち(S143:Yes(図9))、更にフラッパ39の駆動実行の後(S145(図9))、本体モータM1の駆動を開始する(S147(図9))。
これにより、電源投入時に、本体モータM1の駆動開始のタイミングと、オプションモータM2の駆動開始のタイミングを異なるタイミングとすることができる。本体モータM1の駆動開始に応じて、搬送部33の駆動が開始されてシート13の搬送が開始される。一方、これとは異なるタイミングで、オプションモータM2の駆動開始に応じて、フラッパ39の位置を本体誘導位置とオプション誘導位置とのいずれか一方の位置に切り替えるためにフラッパ39が駆動される。両モータM1、M2の電源投入時の駆動開始のタイミングが異なることにより、各々のモータの駆動開始に伴う電力消費のピークタイミングをずらすことができる。電源投入時の消費電力のピークを抑制しながら、排紙先を切り替えてシート13の排紙を行うことができる。
また、第1実施形態では、オプションモータM2より本体モータM1の駆動開始を先行させる。電源投入に伴い、本体モータM1のウォームアップを先行して行いながら、シート13の排紙を実行することができる。電源投入から早期に本体モータM1の駆動を安定化させると共にシート13の排紙を行うことができ、電源投入から通常の画像形成が可能な状態までの時間を短縮することができる。
また、第2実施形態によれば、本体モータM1よりオプションモータM2の駆動開始を先行させる。電源投入に伴い、オプションモータM2のウォームアップを先行して行いながら、オプションモータM2で駆動されるフラッパ39を備える場合に、フラッパ39の駆動が早期に開始され、排紙先の切り替えを行うことができる。
また、本実施形態では、用紙搬送路37からオプション排紙トレイ55に向かう用紙搬送路40の分岐点Bよりも上流側の用紙搬送路37にセンサ32、36を備えることにより、電源投入時のシート13の位置を検出することができる。センサ32、36によりシート13が検出されることに応じて(S7(図5))、シート13がフラッパ39に搬送されるまでに排紙先を切り替えるフラッパ39の駆動が間に合うか(S11:Yes〜S13(図5))、間に合わないか(S11:No〜S29(図5))、が判断される。間に合わないと判断されるとフラッパ39の駆動はスキップされる(S111:No(図7))。
フラッパ39の切り替えが間に合わなければ、フラッパ39の駆動を行わないようにして、搬送されてきたシートと駆動中のフラッパ39とが衝突してジャム等が発生してしまうことを防止することができる。
また、電源投入に応じて本体モータM1が駆動を開始し(S103(図7))、搬送が開始されたシート13をセンサ32またはセンサ36で検出した場合(S7(図5))、最初に検出したセンサに応じてシート13の位置を特定でき、シート13の搬送までにフラッパ39の排紙先の切り替えのための駆動が間に合うか否かを判断することができる。
すなわち、センサ32が検出した場合(S11:Yes(図5))には、シート13がフラッパ39に到達する前にフラッパ39の駆動を完了することができると判断できる。センサ32は用紙搬送路37の上流側に配置されているので、シート13からフラッパ39までの距離は十分に長いとすることができるからである。また、センサ36が検出した場合(S11:No(図5))には、シート13がフラッパ39に到達する前にフラッパ39の駆動は完了しないと判断することができる。センサ36はセンサ32よりも用紙搬送路37の下流側に配置されているので、シート13からフラッパ39までの距離は十分な距離はないとすることができるからである。
また、オプショントレイ本体部53の用紙搬送路57にあるセンサ52によるシート13の検出が所定時間なかった場合には(S31:No〜S33:Yes(図6))、排紙先が本体排紙トレイ38とされている判定する(S35(図6))。第1実施形態では、この判定に応じて(S125:Yes(図8))、オプションモータM2の駆動を停止する(S129(図8))。排紙先が本体排紙トレイ38である場合には、オプショントレイ本体部53においてシート13を搬送する必要はないからである。フラッパ39の駆動も完了しているのでオプションモータM2を駆動させておく必要はない。
また、オプショントレイ本体部53の用紙搬送路57にあるセンサ52によりシート13が検出された場合には(S31:Yes(図6))、排紙先がオプション排紙トレイ55とされている判定する(S43(図6))。第1実施形態では、この判定に応じて(S125:No〜S127:Yes(図8))、オプションモータM2の駆動を継続し排紙の完了を待つ(S131:No(図8))。排紙が完了されたらオプションモータM2を停止する(S131:Yes〜S133(図8))。排紙先がオプション排紙トレイ55である場合には、オプショントレイ本体部53においてシート13を搬送する必要があるからである。搬送の後、シート13がオプション排紙トレイ55に排紙されたことに応じて、オプションモータM2を停止する。
これにより、オプションモータM2の駆動期間を必要最小限の期間とすることができ、シート13の排紙を省電力で実現することができる。
また、図2に示すように、押圧力F1によりレバー75の他端を押し下げ、レバー75の一端に連結されているスライダー77を上方に押し上げることにより、スライダー77をフラッパ39から離間する。これにより、フラッパ39はトーションばね73の付勢力により水平方向に倒された状態まで回動して、用紙搬送路37は本体排紙トレイ38まで連通する。シート13の排紙先を本体排紙トレイ38に切り替えることができる。
また、図3に示すように、レバー75の他端に加わる押圧力F1を解除することで、レバーの一端が押し下げられ、スライダー77はフラッパ39を付勢力F2で押圧する。これにより、フラッパ39はトーションばね73の付勢力に抗して回動して立置された状態に維持され、用紙搬送路37は用紙搬送路55に向かう用紙搬送路40に連通する。シート13の排紙先をオプション排紙トレイ55に切り替えることができる。
これにより、オプション排紙部51のプリンタ本体15への連結が不十分である状態、あるいはオプション排紙部51を取り外そうとしている状態で排紙されたとしても、シートを確実に本体排紙トレイに排出することができる。連結が不十分であればスライダー77によるフラッパ39の押圧ができなくなり、トーションばね73によりフラッパ39は本体誘導位置(図2)に回動するからである。また、オプション排紙部51を連結しない使用状態にあっても、フラッパ39を本体誘導位置(図2)に回動させることができ、排紙先を本体排紙トレイ38に設定することができる。
ここで、プリンタ10は画像形成装置の一例である。プリンタ本体15は本体部の一例である。オプション排紙部51はオプション排紙部の一例である。画像形成部35は画像形成機構の一例である。用紙搬送路37は本体搬送経路の一例である。搬送部33は本体搬送機構の一例である。用紙搬送路40はオプション搬送経路の一例である。用紙搬送路57はオプション排紙経路の一例である。オプショントレイ本体部53はオプション搬送機構の一例である。センサ32は第1センサの一例である。センサ36は第2センサの一例である。トーションばね73は弾性部材の一例である。
また、第1実施形態のステップS103(図7)、および第2実施形態のステップS147(図9)は第1駆動処理の一例である。第1実施形態のステップS107(図7)、および第2実施形態のステップS141(図9)は第2駆動処理の一例である。ステップS7(図5)は検出処理の一例である。ステップS11、S13、S29(図5)は判断処理の一例である。ステップS111:No〜S129(図7、8)は第1禁止処理の一例である。ステップS11:Yes〜S13、およびステップS11:No〜S29(図5)は、各々、判断処理において、シートが搬送を開始した後、最初に第1センサによってシートの先端部を検出した場合に、フラッパが切り替わるタイミングの方がシートのフラッパに到達するタイミングより早いとの判断、および最初に第2センサによってシートの先端部を検出した場合に、シートがフラッパに到達するタイミングの方がフラッパの切り替わるタイミングより早いとの判断、の一例である。第1実施形態のステップS125〜S129(図8)は第1停止処理の一例である。第1実施形態のステップS125〜S131(図8)は第2停止処理の一例である。
また、図2のフラッパ39の位置が本体誘導位置の一例である。図3のフラッパ39の位置がオプション誘導位置の一例である。
尚、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、電源投入時の白紙シートの排紙先を本体排紙トレイ38とする設定である場合について説明したが、本願はこれに限定されるものではない。分岐点Bから、本体排紙トレイまでの経路長とオプション排紙トレイまでの経路長とを比較し、短距離であるほうに設定する構成とすることもできる。オプション排紙トレイは、オプション排紙部51に多段に複数のトレイが備えられるなど、選択されるオプション排紙トレイによって経路長が異なることが考えられる。選択されるオプション排紙トレイに応じて決定される経路長と本体排紙トレイまでの経路長を比較して、短距離のトレイを選択することができれば好都合である。
また、本実施形態では、白紙シートの検出は、本体モータM1の駆動開始により、シート13が搬送されてセンサ32、36で検出されるものとして説明したが、本願はこれに限定されるものではない。電源投入時の本体モータM1の駆動が開始される前であってシート13の搬送が開始される前の段階で、センサ32、36によりシート13を検出することも可能である。センサ36がシート13を検出した場合には、シート13の後端部が検出される一方で先端部が分岐点Bを越えていることも考えられる。したがって、ジャムの発生を防止するために、この場合はオプションモータM2の駆動を禁止することが好ましい。尚、この場合はシート13の排紙先は本体排紙トレイ38が設定されていることが前提である。
また、第1実施形態では、本体モータM1の定速回転の確認に応じて(S105:Yes)、オプションモータM2の駆動を開始する(S107)として説明したが、本願はこれに限定されるものではない。本体モータM1の定速回転の確認に加えて、本体モータM1の駆動によるシート13の搬送によりシート13の後端部が分岐点Bを越えて搬送されるのを待って、オプションモータM2の駆動を開始することもできる。シート13が確実に分岐点Bを越えて排紙トレイに向かって搬送された後に、オプションモータM2を駆動してフラッパ39の駆動をすれば、シート13の通過とフラッパ39の駆動との衝突によるジャムの発生を防止することができる。
また、第2実施形態では、ステップS145、147(図9)において、フラッパ39の駆動実行の後、本体モータM1の駆動を開始することが記載されている。ここでは、フラッパの駆動と本体モータM1の駆動とが並行して行われるとして説明されている。しかしながら、本願はこれに限定されるものではない。フラッパ39の駆動が完了して排紙先が確定してから本体モータM1の駆動を開始する構成とすることもできる。これにより、フラッパ39の駆動とシート13の搬送とが衝突することはなく、ジャムの発生を防止することができる。
10 プリンタ
13 シート
15 プリンタ本体
32、34、36、52 センサ
33 搬送部
35 画像形成部
37、40、57 用紙搬送路
38 本体排紙トレイ
39、59 フラッパ
41 給紙ローラ
43 レジローラ
45 転写ローラ
47 定着部
48、50、58 排出ローラ
51 オプション排紙部
53 オプショントレイ本体部
55 オプション排紙トレイ
71 支点
73 トーションばね
77 スライダー
91 制御部
B 分岐点
M1 本体モータ
M2 オプションモータ

Claims (13)

  1. 本体部と、
    前記本体部に連結されるオプション排紙部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記本体部は、
    シートに画像を形成する画像形成機構と、
    前記シートが排出される本体排紙トレイと、
    前記画像形成機構を介して前記本体排紙トレイに至る本体搬送経路と、
    前記本体搬送経路中の前記シートを搬送する本体搬送機構と、
    前記本体搬送経路から分岐し、前記オプション排紙部へ延びるオプション搬送経路と、
    前記本体搬送機構に駆動力を伝達する本体モータと、
    を備え、
    前記オプション排紙部は、
    前記シートが排出されるオプション排紙トレイと、
    前記オプション搬送経路と前記オプション排紙トレイとを結ぶオプション排紙経路と、
    前記オプション排紙経路中の前記シートを搬送するオプション搬送機構と、
    前記オプション搬送機構に駆動力を伝達するオプションモータと、
    を備え、
    前記本体搬送経路と前記オプション搬送経路との分岐点に設けられ、前記オプションモータの駆動力が伝達されるフラッパをさらに備え、
    前記制御部は、電源投入時、
    前記本体モータの駆動を開始して、前記本体搬送機構の駆動を開始する第1駆動処理と、
    前記本体モータの駆動開始のタイミングとは異なるタイミングで前記オプションモータの駆動を開始して、前記フラッパを、前記シートを前記本体搬送経路に誘導する本体誘導位置および前記シートを前記オプション搬送経路に誘導するオプション誘導位置のいずれか一方の位置へ切り替える第2駆動処理と、
    を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記第2駆動処理に対して前記第1駆動処理を先行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記第1駆動処理に対して前記第2駆動処理を先行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記第2駆動処理において、前記分岐点から前記本体排紙トレイまでの前記本体搬送経路の距離と、前記オプション搬送経路と前記オプション排紙トレイまでの前記オプション排紙経路の距離との合計距離とのうち、短くなる方の経路に前記シートを誘導する位置へ、前記フラッパを切り替えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記本体部は、
    前記分岐点よりも前記シートの搬送方向上流側の前記本体搬送経路に設けられ、前記シートの有無により異なるレベルの信号を出力するセンサを備え、
    前記制御部は、電源投入時、
    前記センサから出力された信号によって前記本体搬送経路中の前記シートを検出する検出処理と、
    前記検出処理により検出した前記シートの位置から、前記シートが前記フラッパに到達するタイミングと前記フラッパが切り替わるタイミングとの何れが早いかを判断する判断処理と、
    前記判断処理により前記シートが前記フラッパに到達するタイミングの方が、前記フラッパの切り替わるタイミングより早いと判断された場合に、前記第2駆動処理の実行を禁止する第1禁止処理と、
    を実行することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記センサは、
    第1センサと、
    前記第1センサよりも前記シートの搬送方向の下流側に配置される第2センサと、
    を備え、
    前記制御部は、前記判断処理において、前記第1駆動処理により前記シートが搬送を開始した後、最初に前記第1センサによって前記シートの先端部を検出した場合に、前記フラッパが切り替わるタイミングの方が前記シートの前記フラッパに到達するタイミングより早いと判断し、最初に前記第2センサによって前記シートの先端部を検出した場合に、前記シートが前記フラッパに到達するタイミングの方が前記フラッパの切り替わるタイミングより早いと判断することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記本体部は、
    前記分岐点よりも前記シートの搬送方向上流側の前記本体搬送経路に設けられ、前記シートの有無により異なるレベルの信号を出力する第1センサと、
    前記第1センサよりも前記シートの搬送方向の下流側に配置される第2センサと、
    を備え、
    前記制御部は、電源投入時、
    前記本体モータの駆動を開始する前に、前記第2センサによって前記シートを検出した場合に、前記第2駆動処理を禁止する第2禁止処理
    を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2駆動処理は、前記第1駆動処理により前記シートの後端部が前記分岐点を通過した後であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1駆動処理は、前記第2駆動処理により前記フラッパの駆動が終了した後であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、電源投入時、
    前記第2駆動処理により前記フラッパの位置が前記本体誘導位置に確定したことに応じて、前記オプションモータの駆動を停止する第1停止処理と、
    前記第2駆動処理により前記フラッパの位置が前記オプション誘導位置に確定したことに応じて、前記オプションモータの駆動を所定時間継続した後に停止する第2停止処理と、
    を実行することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記オプション排紙部は、
    前記オプションモータの駆動力が伝達され、前記フラッパを押圧する位置と前記フラッパから離間する位置とに可動なスライダーと、
    前記フラッパを前記スライダーによる押圧に抗して付勢する弾性部材と、
    を備え、
    前記フラッパは、
    支点を有し、該支点周りに回動することにより前記本体誘導位置と前記オプション誘導位置とに可動な構成であって、
    前記スライダーで押圧されることにより前記オプション誘導位置に回動し、前記スライダーによる押圧が解除されることにより前記本体誘導位置に回動することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. シートに画像を形成する画像形成機構、前記シートが排出される本体排紙トレイ、前記画像形成機構を介して前記本体排紙トレイに至る本体搬送経路、前記本体搬送経路中の前記シートを搬送する本体搬送機構、前記本体搬送経路から分岐し、前記オプション排紙部へ延びるオプション搬送経路、および前記本体搬送機構に駆動力を伝達する本体モータを備える本体部と、
    前記シートが排出されるオプション排紙トレイ、前記オプション搬送経路と前記オプション排紙トレイとを結ぶオプション排紙経路、前記オプション排紙経路中の前記シートを搬送するオプション搬送機構、および前記オプション搬送機構に駆動力を伝達するオプションモータを備えるオプション排紙部と、
    制御部と、
    前記本体搬送経路と前記オプション搬送経路との分岐点に設けられ、前記オプションモータの駆動力が伝達されるフラッパと、
    を備える画像形成装置の残留シート排出方法であって、
    電源投入時、
    前記本体モータの駆動を開始して、前記本体搬送機構の駆動を開始する第1駆動処理と、
    前記本体モータの駆動開始のタイミングとは異なるタイミングで前記オプションモータの駆動を開始して、前記フラッパを、前記シートを前記本体搬送経路に誘導する本体誘導位置および前記シートを前記オプション搬送経路に誘導するオプション誘導位置のいずれか一方の位置へ切り替える第2駆動処理と、
    を行うことを特徴とする残留シート排出方法。
  13. シートに画像を形成する画像形成機構、前記シートが排出される本体排紙トレイ、前記画像形成機構を介して前記本体排紙トレイに至る本体搬送経路、前記本体搬送経路中の前記シートを搬送する本体搬送機構、前記本体搬送経路から分岐し、前記オプション排紙部へ延びるオプション搬送経路、および前記本体搬送機構に駆動力を伝達する本体モータを備える本体部と、
    前記シートが排出されるオプション排紙トレイ、前記オプション搬送経路と前記オプション排紙トレイとを結ぶオプション排紙経路、前記オプション排紙経路中の前記シートを搬送するオプション搬送機構、および前記オプション搬送機構に駆動力を伝達するオプションモータを備えるオプション排紙部と、
    制御部と、
    前記本体搬送経路と前記オプション搬送経路との分岐点に設けられ、前記オプションモータの駆動力が伝達されるフラッパと、
    を備える画像形成装置に残留する残留シートを排出するためのプログラムであって、
    電源投入時、前記画像形成装置に、
    前記本体モータの駆動を開始して、前記本体搬送機構の駆動を開始する第1駆動処理と、
    前記本体モータの駆動開始のタイミングとは異なるタイミングで前記オプションモータの駆動を開始して、前記フラッパを、前記シートを前記本体搬送経路に誘導する本体誘導位置および前記シートを前記オプション搬送経路に誘導するオプション誘導位置のいずれか一方の位置へ切り替える第2駆動処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。

JP2015037156A 2015-02-26 2015-02-26 画像形成装置、残留シート排出方法、およびプログラム Active JP6394436B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015037156A JP6394436B2 (ja) 2015-02-26 2015-02-26 画像形成装置、残留シート排出方法、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015037156A JP6394436B2 (ja) 2015-02-26 2015-02-26 画像形成装置、残留シート排出方法、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016161589A true JP2016161589A (ja) 2016-09-05
JP6394436B2 JP6394436B2 (ja) 2018-09-26

Family

ID=56846829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015037156A Active JP6394436B2 (ja) 2015-02-26 2015-02-26 画像形成装置、残留シート排出方法、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6394436B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019095538A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム
EP4124459A1 (en) 2021-07-28 2023-02-01 Ricoh Company, Ltd. Conveyance apparatus

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08119514A (ja) * 1994-10-20 1996-05-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置の用紙後処理装置
JPH0976583A (ja) * 1995-07-07 1997-03-25 Canon Inc 記録装置
JP2003008476A (ja) * 2001-06-25 2003-01-10 Canon Inc 画像形成装置
JP2010002744A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および準備動作実行方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08119514A (ja) * 1994-10-20 1996-05-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置の用紙後処理装置
JPH0976583A (ja) * 1995-07-07 1997-03-25 Canon Inc 記録装置
JP2003008476A (ja) * 2001-06-25 2003-01-10 Canon Inc 画像形成装置
JP2010002744A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および準備動作実行方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019095538A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム
EP4124459A1 (en) 2021-07-28 2023-02-01 Ricoh Company, Ltd. Conveyance apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP6394436B2 (ja) 2018-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9969592B2 (en) Sheet conveying device, and image forming apparatus and image forming system including the same
US9682836B2 (en) Sheet conveying device, and image forming apparatus and image forming system including the same
US8672568B2 (en) Printing apparatus
JP6156439B2 (ja) シート搬送装置、およびそれを備えた画像形成装置とシステム
JP6394436B2 (ja) 画像形成装置、残留シート排出方法、およびプログラム
JP2005200133A (ja) 画像形成装置
JP2011093160A (ja) 印刷装置
JP6112061B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御プログラム
JP2004067260A (ja) シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
US8302963B2 (en) Image forming apparatus capable of printing on both sides of sheet
JP2016037370A (ja) 画像形成装置
EP2112112B1 (en) Paper Folding Device And Image Forming Apparatus
JP6800646B2 (ja) 搬送装置
US20070007717A1 (en) Image forming apparatus
JP2020037466A (ja) 中継搬送装置及び画像形成システム
US9376278B2 (en) Sheet-conveying apparatus
KR101532205B1 (ko) 화상형성장치 및 그 제어방법
JP2003002508A (ja) 画像形成装置
JP6961867B2 (ja) 画像形成装置、印刷媒体排出装置、及び制御方法
JP4465602B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の用紙搬送方法
JP4883767B2 (ja) 画像形成装置および方法
US11906924B2 (en) Image forming apparatus
JP7263755B2 (ja) シート搬送装置および画像記録装置
JP2005343615A (ja) 中継搬送装置
JP2010070305A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180813

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6394436

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150