JP7263755B2 - シート搬送装置および画像記録装置 - Google Patents

シート搬送装置および画像記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7263755B2
JP7263755B2 JP2018234768A JP2018234768A JP7263755B2 JP 7263755 B2 JP7263755 B2 JP 7263755B2 JP 2018234768 A JP2018234768 A JP 2018234768A JP 2018234768 A JP2018234768 A JP 2018234768A JP 7263755 B2 JP7263755 B2 JP 7263755B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
unit
conveying
paper feed
feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018234768A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020093921A (ja
Inventor
洋平 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2018234768A priority Critical patent/JP7263755B2/ja
Priority to US16/712,676 priority patent/US10935916B2/en
Publication of JP2020093921A publication Critical patent/JP2020093921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7263755B2 publication Critical patent/JP7263755B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6555Handling of sheet copy material taking place in a specific part of the copy material feeding path
    • G03G15/657Feeding path after the transfer point and up to the fixing point, e.g. guides and feeding means for handling copy material carrying an unfused toner image
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5062Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an image on the copy material
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6502Supplying of sheet copy material; Cassettes therefor
    • G03G15/6508Automatic supply devices interacting with the rest of the apparatus, e.g. selection of a specific cassette

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Description

本発明は、シート搬送装置および画像記録装置に関する。
従来、シート搬送装置においては、特許文献1に開示されるように、搬送されるシートの先端と後端とを検知センサにより検知することによってシート長を算出し、算出したシート長に基づいてシートの給紙タイミングを制御して、シートを連続して給紙する際のシート間隔を短縮することが行われている。具体的には、先行するシートの後端が検知センサを通過する前に次ページのシートの給紙を開始することによって、シート間隔を短縮している。
また、特許文献1に記載のシート搬送装置においては、シートを一枚搬送する毎に、または複数枚搬送する毎にシート長の算出を行い、算出したシート長の変化量が所定値以上であるときにはシートの給紙を停止して、シート詰まりが発生することを抑制している。
特開2006-298587号公報
上記のように、特許文献1に記載のシート搬送装置においては、シート長の変化量が所定値以上になるとシートの給紙を停止してシート詰まりが発生することを抑制しているが、その後におけるシートの給紙および搬送については何ら対策が講じられていない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものである。つまり、算出したシート長に基づいて先行するシートの後端が検知センサを通過する前に次ページのシートの給紙を開始する構成において、所定のカウント値となっても先行するシートの後端が検知部によって検知されなかった場合に、シートを搬送する搬送部の駆動を継続しつつシートを給紙する給紙部の駆動を停止し、その後に先行するシートの後端が検知部によって検知された際には給紙部の駆動を再開して、シート詰まりの発生を抑制しつつシートの給紙動作および搬送動作を継続することができるシート搬送装置および画像記録装置を提供するものである。
上記課題を解決するシート搬送装置および画像記録装置は、以下の特徴を有する。
即ち、シート搬送装置および画像記録装置は、シートを給紙する給紙部と、前記給紙部のシート搬送方向における下流側に設けられた搬送ローラ対と、前記給紙部によって給紙されたシートを検知する検知部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記検知部がシートのシート搬送方向における先端を検知してからシートのシート搬送方向における後端を検知したことに基づいてシートのシート長を算出するシート長算出処理と、前記シート長算出処理において算出された前記シート長に基づいて、先行するシートの前記後端が前記検知部に検知される前に、前記先行するシートの次に給紙される次ページのシートの前記給紙部による給紙が行われるように給紙タイミングを制御する給紙タイミング制御処理と、前記シート長算出処理において算出された前記シート長に基づいて、第1カウント値を算出するカウント値算出処理と、前記先行するシートの前記先端が前記検知部により検知されたことに基づいて、カウントを開始するカウント処理と、前記次ページのシートが前記給紙部によって給紙された後、且つ、前記次ページのシートの前記先端が前記搬送ローラ対に到達する前において、前記カウント処理のカウント値が前記第1カウント値となっても前記先行するシートの前記後端が前記検知部によって検知されなかった場合に、前記搬送ローラ対の駆動を継続しつつ前記給紙部の駆動を停止する給紙停止処理と、前記給紙停止処理後に前記先行するシートの前記後端が前記検知部によって検知されると、前記給紙部の駆動を再開する再開処理と、を実行する。
本発明によれば、シートを搬送する際に、シートとシートとの紙間を最小限に抑えるとともに、搬送されるシートに異常が生じた場合に、シートの詰まりを抑制しつつ、シートの給紙搬送動作を継続することが可能である。
画像記録装置を示す中央断面図である。 シート搬送装置を示すブロック図である。 第1実施形態に係るシート搬送制御におけるステップS01~ステップS12のフローを示す図である。 第1実施形態に係るシート搬送制御におけるステップS13~ステップS24のフローを示す図である。 カウント値が第3時間T3となる前に第1センサがOFFした場合の第1実施形態に係るシート搬送制御のタイミングチャートを示す図である。 カウント値が第3時間T3となる前に第1センサがOFFしないとともに、カウント値が第4時間となる前に第1センサがOFFした場合の第1実施形態に係るシート搬送制御のタイミングチャートを示す図である。 カウント値が第3時間T3となる前に第1センサがOFFしないとともに、カウント値が第4時間となる前にOFFしなかった場合の第1実施形態に係るシート搬送制御のタイミングチャートを示す図である。 第2実施形態に係るシート搬送制御のフローを示す図である。 カウント値が第3時間T3となる前に第1センサがOFFしなかった場合の第2実施形態に係るシート搬送制御のタイミングチャートを示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
[画像記録装置の全体構成]
図1に示す画像記録装置1は、本発明に係る画像記録装置の一実施形態である。以下の説明では、図1における右側を画像記録装置1の前側、図1における左側を画像記録装置1の後側と規定し、図1おける紙面手前側を画像記録装置1の左側、図1における紙面奥側を画像記録装置1の右側と規定する。また、図1における上側および下側を、それぞれ画像記録装置1の上側および下側と規定する。
画像記録装置1は、装置本体2と、給紙部3と、搬送部30と、画像記録部5と、排紙部8と、駆動源であるモータ4とを備えている。給紙部3は、給紙トレイ10および給紙機構20を有している。給紙部3は、画像記録装置1の下部に配置されており、給紙トレイ10に支持されるシート18を給紙機構20によって給紙するものである。給紙機構20は、モータ4からの駆動力により駆動される。
装置本体2は略直方体形状に形成される箱体であり、給紙部3、画像記録部5、およびモータ4を収容している。装置本体2は、給紙トレイ10を前後方向へスライド可能に収容している。装置本体2は、給紙部3から画像記録部5を経由して排紙部8へ至るシート18の搬送経路Pを有している。
給紙トレイ10は、トレイ本体11と、シート18が載置される圧板12と、押上板13とを有している。トレイ本体11は、上面が開放された箱型に形成されている。圧板12は、トレイ本体11に配置され、トレイ本体11に収容されるシート18を下方から支持する板状部材である。
圧板12は、下方に変位した下降位置と、下降位置よりも上方の位置となる上昇位置との間で変位可能に構成されている。押上板13は、トレイ本体11内において圧板12の下方に配置されている。押上板13は、圧板12に接触して圧板12を下降位置から上昇位置へ押し上げる。
圧板12は、トレイ本体11に、後端部の回動支点12aを中心として回動可能に支持されており、回動支点12aを中心に回動することで、下降位置と上昇位置との間で変位する。押上板13は、トレイ本体11に、後端部の回動支点13aを中心として回動可能に支持されており、回動支点13aを中心に回動することで、圧板12を下降位置と上昇位置との間で変位させることが可能である。押上板13にはモータ4からの駆動力が伝達され、押上板13は伝達された駆動力により駆動される。
給紙機構20は、給紙ローラ21、分離ローラ22、および分離パッド23を有しており、給紙トレイ10に支持されるシート18を一枚ずつ分離して給紙する。
給紙ローラ21は、給紙トレイ10の圧板12に載置されたシート18を分離ローラ22へ向けて給紙するためのローラである。分離ローラ22は、給紙ローラ21よりもシート搬送方向の下流側に配置されており、分離パッド23は、分離ローラ22に対向して配置されるとともに分離ローラ22に向けて付勢されている。給紙ローラ21および分離ローラ22にはモータ4からの駆動力が伝達され、給紙ローラ21および分離ローラ22は伝達された駆動力により駆動される。
給紙ローラ21により分離ローラ22に向けて送り出されたシート18は、分離ローラ22と分離パッド23との間で1枚ずつに分離される。1枚ずつに分離されたシート18は、搬送経路Pに沿って下流側に給紙される。
搬送部30は給紙機構20のシート搬送方向における下流側に配置されている。搬送部30は、搬送ローラ対31およびレジストローラ対32を有しており、給紙機構20によって給紙されたシート18を画像記録部5へ向けて搬送する。
搬送ローラ対31は、シート18に搬送力を付与するローラであり、分離ローラ22および分離パッド23よりもシート搬送方向の下流側に配置されている。分離ローラ22から搬送ローラ対31に向けて搬送されてきたシート18は、搬送ローラ対31により搬送経路Pに沿ってレジストローラ対32へ向けて搬送される。
レジストローラ対32は、搬送ローラ対31よりもシート搬送方向の下流側に配置されている。レジストローラ対32は、搬送されるシート18の先端の移動を一旦停止させることにより、シート18の姿勢を矯正する。その後、レジストローラ対32は、所定のタイミングにてシート18を画像記録部5の転写位置に向けて搬送する。
画像記録部5は、搬送部30よりもシート搬送方向の下流側に配置され、搬送部30から搬送されてきたシート18に画像を記録するものである。画像記録部5は、搬送部30から搬送されてきたシート18の表面に画像を転写するプロセスカートリッジ50と、プロセスカートリッジ50の感光体ドラム54の表面を露光する露光ユニット57と、プロセスカートリッジ50によりシート18に転写された画像を定着させる定着ユニット70とを備えている。
プロセスカートリッジ50は、装置本体2における給紙部3よりも上方に配置されており、現像剤収容室51と、供給ローラ52と、現像ローラ53と、感光体ドラム54と、転写ローラ55等とを備えている。
露光ユニット57は、レーザダイオード、ポリゴンミラー、レンズ、及び反射鏡等を備えており、画像記録装置1に入力された画像データに基づいてレーザ光を感光体ドラム54へ向けて照射することにより、感光体ドラム54の表面を露光する。
現像剤収容室51には現像剤となるトナーが収容されている。現像剤収容室51に収容されたトナーは、図示しない撹拌部材により撹拌されながら供給ローラ52に送られる。供給ローラ52は、現像剤収容室51から送られてくるトナーをさらに現像ローラ53へ供給する。
現像ローラ53は、供給ローラ52に密着して配置されており、供給ローラ52から供給されるとともに図示しない摺接部材により正帯電されたトナーを担持する。また、現像ローラ53には、図示しないバイアス印加手段により正の現像バイアスが印加される。
感光体ドラム54は、現像ローラ53に隣接して配置されている。感光体ドラム54の表面は、図示しない帯電器により一様に正帯電された後、露光ユニット57により露光される。感光体ドラム54の露光された部分は他の部分よりも電位が低くなり、感光体ドラム54に画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光体ドラム54の表面に、正に帯電されたトナーが現像ローラ53から供給されることにより、静電潜像が顕像化されて現像剤像となる。
転写ローラ55は、感光体ドラム54に対向配置され、図示しないバイアス印加手段により負の転写バイアスが印加される。転写ローラ55の表面に転写バイアスがされている状態で、現像剤像が形成された感光体ドラム54と転写ローラ55との間(転写位置)でシート18を挟持しなから搬送することにより、感光体ドラム54の表面に形成された現像剤像がシート18の表面に転写される。
定着ユニット70は、加熱ローラ71と加圧ローラ72とを備えている。加熱ローラ71はモータ4からの駆動力により回転駆動され、加熱ローラ71は図示しない電源から電力を供給することで加熱される。加圧ローラ72は加熱ローラ71に対向配置されており、加熱ローラ71に密着して従動回転する。現像剤像が転写されたシート18が定着ユニット70に搬送されてくると、加熱ローラ71と加圧ローラ72との間でシート18を挟持しながら搬送し、シート18に現像剤像を定着させる。
排紙部8は、画像記録部5よりもシート搬送方向の下流側に配置され、画像記録部5により画像が記録されたシート18を装置本体2の外部へ排紙するものである。排紙部8は、排紙ローラ対81と、排紙トレイ82とを備えている。排紙ローラ対81は、定着ユニット70から搬送されてくるシート18を装置本体2の外部へ向けて排紙する。排紙トレイ82は装置本体2の上面に形成されており、排紙トレイ82には排紙ローラ対81により装置本体2の外部に排出されたシート18が支持される。
図1、図2に示すように、画像記録装置1は、給紙部3によって給紙されたシート18を検知する検知部9を備えている。検知部9は、第1センサ91および第2センサ92を有している。第1センサ91は、給紙部3の分離ローラ22と搬送ローラ対31との間に配置されており、分離ローラ22と搬送ローラ対31との間でシート18を検知可能に構成されている。第2センサ92は、搬送ローラ対31とレジストローラ対32との間に配置されており、搬送ローラ対31よりもシート搬送方向の下流側においてシート18を検知可能に構成されている。第2センサ92は、第1センサ91よりもシート搬送方向の下流側に配置されている。
第1センサ91は、搬送されるシート18の先端を検知するとONし、搬送されるシート18の後端を検知するとOFFする。第2センサ92は、搬送されるシート18の先端を検知するとONし、搬送されるシート18の後端を検知するとOFFする。
図2に示すように、画像記録装置1は制御部6を有している。第1センサ91および第2センサ92は制御部6に接続されている。画像記録装置1は、モータ4からの駆動力を給紙部3および搬送ローラ対31に伝達する伝達部41を有している。伝達部41と給紙部3との間には、伝達部41により給紙部3へ駆動力が伝達される伝達状態と、伝達部41により給紙部3へ駆動力が伝達されない遮断状態とを切替可能な電磁クラッチ42が介装されている。
制御部6は、モータ4および電磁クラッチ41に接続されており、モータ4および電磁クラッチ41の駆動を制御可能に構成されている。電磁クラッチ42は、制御部6によりONされると伝達状態に切り替えられ、制御部6によりOFFされると遮断状態に切り替えられる。給紙部3は、伝達部41によってモータ4からの駆動力が伝達されると給紙ローラ21および分離ローラ22が駆動されてシート18が給紙される。一方、伝達部41によってモータ4からの駆動力が伝達されないと給紙ローラ21および分離ローラ22が駆動されずに、シート18の給紙が停止される。
画像記録装置1においては、給紙部3、搬送部30、検知部9、制御部6、モータ4、伝達部41、および電磁クラッチ42などによって、シート18を搬送するシート搬送装置が構成されている。
[シート搬送制御の第1実施形態]
次に、画像記録装置1のシート搬送装置において、シート18を給紙および搬送する際のシート搬送制御について説明する。シート搬送装置においては、複数枚のシート18を給紙および搬送する際に、搬送されるシート18とシート18との紙間を最小限に抑えるために、次のようなシート搬送制御を行っている。
図3、図5に示すように、画像記録装置1の制御部6に対してシート18へ印刷を行う印刷指令がなされると(ステップS01)、制御部6は電磁クラッチ42を制御してONさせる。電磁クラッチ42がONすると、モータ4からの駆動力が給紙部3に伝達されて給紙ローラ21および分離ローラ22が駆動され、1枚目のシート18の給紙が開始される(ステップS02)。
1枚目のシート18が給紙されて、1枚目のシート18の先端が第1センサ91のシート検知位置に到達すると第1センサ91がONして、1枚目のシート18の先端が第1センサ91により検知される(ステップS03)。その後、1枚目のシート18の先端が搬送ローラ対31に達して、1枚目のシート18が搬送ローラ対31によって搬送されるようになると、制御部6は電磁クラッチ42を制御してOFFさせる。電磁クラッチ42がOFFすると、モータ4からの駆動力が給紙部3に伝達されなくなり、給紙ローラ21および分離ローラ22が停止し、1枚目のシート18の給紙が終了する(ステップS04)。
その後、1枚目のシート18が搬送ローラ対31によって搬送されて、1枚目のシート18の後端が第1センサ91のシート検知位置に到達すると第1センサ91がOFFして、1枚目のシート18の後端が第1センサ91により検知される(ステップS05)。1枚目のシート18の後端が第1センサ91により検知されると、制御部6は、第1センサ91が1枚目のシート18のシート搬送方向における先端を検知してから1枚目のシート18のシート搬送方向における後端を検知したことに基づいてシート18のシート長を算出するシート長算出処理を実行する(ステップS06)。
具体的には、制御部6は、第1センサ91がシート18の先端を検知してからシート18の後端を検知するまでのシート検出時間T0とシート18の搬送速度に基づいてシート18のシート長を算出する。この場合、制御部6は、例えば第1センサ91がシート18の先端を検知した時点から時間のカウントを開始するとともに、第1センサ91がシート18の後端を検知した時点で時間のカウントを終了して、第1センサ91がシート18の先端を検知した時点からシート18の後端を検知した時点までの時間のカウント数を算出することによりシート検出時間T0を計測する。
なお、ステップS06のシート長算出処理においては、例えばシート18の先端を検知してからシート18の後端を検知するまでの搬送ローラ対31の回転量をロータリーエンコーダによってカウントし、カウントした搬送ローラ対31の回転量に基づいてシート18のシート長を算出することも可能である。
次に、制御部6は、ステップS06のシート長算出処理において算出されたシート18のシート長に基づいて、後述する第2時間T2、第3時間T3、および第4時間T4を算出するカウント値算出処理を実行する(ステップS07)。第3時間T3は第1カウント値の一例であり、第4時間T4は第2カウント値の一例である。
制御部6は、ステップS05において第1センサ91がOFFしてから第1時間T1が経過したか否かの判定を行う(ステップS08)。第1時間T1は、制御部6に予め設定された時間であり、搬送される1枚目のシート18と2枚目のシート18との間に所定の間隔を設けるために設定された時間である。制御部6は、第1時間T1が経過するまでステップS08を繰り返し実行し(ステップS08:N)、第1時間T1が経過したと判定すると(ステップS08:Y)、電磁クラッチ42をONさせる(ステップS09)。電磁クラッチ42がONすると、モータ4からの駆動力が給紙部3に伝達されて給紙ローラ21および分離ローラ22が駆動され、2枚目のシート18の給紙が開始される。2枚目のシート18は、先行するシートの一例である。
2枚目のシート18が給紙されて、2枚目のシート18の先端が第1センサ91のシート検知位置に到達すると第1センサ91がONして、2枚目のシート18の先端が第1センサ91により検知される(ステップS10)。
制御部6は、2枚目のシート18の先端が第1センサ91により検知されると、第1センサ91が2枚目のシート18の先端を検知してからの経過時間をカウントするカウント処理を実行する(ステップS11)。ステップS11におけるカウント処理は、先行するシートである2枚目のシート18の先端が第1センサ91により検知されたことに基づいて経過時間のカウントを開始する処理である。
その後、2枚目のシート18の先端が搬送ローラ対31に達して、2枚目のシート18が搬送ローラ対31によって搬送されるようになると、制御部6は電磁クラッチ42を制御してOFFさせる。電磁クラッチ42がOFFすると、モータ4からの駆動力が給紙部3に伝達されなくなり、給紙ローラ21および分離ローラ22が停止し、2枚目のシート18の給紙が終了する(ステップS12)。
図4、図5に示すように、制御部6は、ステップS10において第1センサ91がONして、2枚目のシート18の先端が第1センサ91により検知されてから第2時間T2が経過したか否かの判定を行う(ステップS13)。制御部6は、第2時間T2が経過するまでステップS13を繰り返し実行し(ステップS13:N)、第2時間T2が経過したと判定すると(ステップS13:Y)、電磁クラッチ42を制御してONさせる(ステップS14)。電磁クラッチ42がONすると、モータ4からの駆動力が給紙部3に伝達されて給紙ローラ21および分離ローラ22が駆動され、3枚目のシート18の給紙が開始される。3枚目のシート18は、先行するシートの次に給紙される次ページのシートの一例である。
第2時間T2は、3枚目のシート18の給紙開始タイミングが、2枚目のシート18の後端が第1センサ91によって検知される前のタイミングとなる時間に設定されている。つまり、制御部6は、ステップS14において、シート長算出処理において算出されたシート長に基づいて、先行するシートである2枚目のシート18の後端が第1センサ91に検知される前に、次ページのシートである3枚目のシート18の給紙部3による給紙が行われるように給紙タイミングを制御する給紙タイミング制御処理を実行する。
このように、画像記録装置1においてシート18を搬送する場合、2枚目のシート18の後端が第1センサ91に検知される前に、3枚目のシート18の給紙を開始することで、2枚目のシート18の後端が第1センサ91に検知された後に3枚目のシート18の給紙を開始した場合に比べて、搬送される2枚目のシート18と3枚目のシート18との紙間を最小限に抑えることが可能となっている。
制御部6は、ステップS14において電磁クラッチ42をONさせた後、2枚目のシート18の先端を検知してONした第1センサ91が、ステップS11のカウント処理においてカウントが開始されたカウント値が第3時間T3となる前にOFFしたか否かの判定を行う(ステップS15)。第3時間T3は、2枚目のシート18の先端が第1センサ91に検知されてから、2枚目のシート18の後端を第1センサ91によって確実に検出することが可能な時間に設定されている。具体的には、第3時間T3は、例えばシート長算出処理において算出されたシート18のシート長に対応する時間に、所定の余裕時間を加えた値に設定される。
制御部6は、ステップS15においてカウント値が第3時間T3となる前に第1センサ91がOFFしたと判定した場合(ステップS15:Y)、即ち第1センサ91によって2枚目のシート18の後端が第3時間T3となる前に検知された場合は、その後に3枚目のシート18の先端が第1センサ91に到達して第1センサ91がONし、3枚目のシート18の先端が第1センサ91により検知される(ステップS16)。なお、本実施形態においては、第3時間T3は、3枚目のシート18の先端が第1センサ91に到達するまでの時間に設定されている。
その後、3枚目のシート18の先端が搬送ローラ対31に到達して、3枚目のシート18が搬送ローラ対31によって搬送されるようになると、制御部6は電磁クラッチ42を制御してOFFさせる(ステップS17)。電磁クラッチ42がOFFすると、モータ4からの駆動力が給紙部3に伝達されなくなり、給紙ローラ21および分離ローラ22が停止し、3枚目のシート18の給紙が終了する。
制御部6は、ステップS16において第1センサ91がONして、3枚目のシート18の先端が第1センサ91により検知されてから第2時間T2が経過したか否かの判定を行う(ステップS18)。制御部6は、第2時間T2が経過するまでステップS18を繰り返し実行し(ステップS18:N)、第2時間T2が経過したと判定すると(ステップS18:Y)、電磁クラッチ42を制御してONさせる(ステップS19)。電磁クラッチ42がONすると、モータ4からの駆動力が給紙部3に伝達されて給紙ローラ21および分離ローラ22が駆動され、4枚目のシート18の給紙が開始される。
この場合、3枚目のシート18と4枚目のシート18との関係においては、3枚目のシート18が先行するシートとなり、4枚目のシート18が先行するシートの次に給紙される次ページのシートとなる。制御部6は、ステップS19において電磁クラッチ42をONさせた後、ステップS15における処理と同様の処理を印刷が終了するまで実行する。
図4、図6に示すように、制御部6は、ステップS15において、2枚目のシート18の先端を検知してONした第1センサ91がカウント値が第3時間T3となる前にOFFしなかったと判定すると(ステップS15:N)、電磁クラッチ42を制御してOFFさせて、3枚目のシート18の給紙を停止させる(ステップS20)。つまり、制御部6は、3枚目のシート18の給紙を開始した後に、ステップS11のカウント処理においてカウントを開始した経過時間が、カウント値算出処理において算出した第3時間T3となっても3枚目のシート18の後端が第1センサ91によって検知されなかった場合に、3枚目のシート18の給紙を停止する給紙停止処理を実行する。
2枚目のシート18の先端を検知した第1センサ91が、カウント値が第3時間T3となってもOFFしなかった場合は、カウント値が第3時間T3となったときに2枚目のシート18の後端がまだ第1センサ91に到達していない状態となっているので、例えば、2枚目のシート長がステップS06においてシート長を算出した1枚目のシート長よりも長い等の異常が発生したことが考えられる。このような状態において3枚目のシート18の給紙を継続すると、2枚目のシート18の後端が第1センサ91に到達する前に、3枚目のシート18の先端が第1センサ91に到達してしまい、シート搬送装置においてシート詰まりが発生するおそれがある。従って、給紙途中にある3枚目のシート18の給紙を停止するように制御している。
この場合、3枚目のシート18は給紙部3による給紙の途中で停止され、3枚目のシート18の先端は、まだ搬送ローラ対31に達していない。つまり、制御部6は、3枚目のシート18の先端が搬送ローラ対31に達する前において3枚目のシート18の給紙を停止する。これにより、3枚目のシート18の給紙を停止した場合に、3枚目のシート18が搬送ローラ対31によって搬送されてしまうことを抑制でき、シート搬送装置においてシート詰まりが発生することをより抑制することができる。
また、給紙停止処理においては、3枚目のシート18の給紙は停止するが、制御部6によって搬送ローラ対31の駆動は継続される。このように、搬送ローラ対31の駆動を継続することで、すでに搬送ローラ対31によって搬送されている2枚目のシート18の搬送ローラ対31による搬送を継続することができる。
また、制御部6は、給紙停止処理において3枚目のシート18の給紙を停止する際に、電磁クラッチ42を制御してOFFする、即ち電磁クラッチ42を遮断状態に切り替えることにより、給紙部3の駆動を停止するようにしている。このように、伝達部41と給紙部3との間に電磁クラッチ42設けて、電磁クラッチ42を遮断状態に切り替えることで給紙部3の駆動を停止させることにより、一つのモータ4で給紙部3および搬送ローラ対31を駆動しつつ、給紙部3の駆動のみを停止することが可能となっている。
また、制御部6によって給紙停止処理が実行されて、電磁クラッチ42が遮断状態に切り替えられた場合、給紙部3の給紙ローラ21および分離ローラ22は、モータ4および伝達部41から切り離されて自由回転可能となる。このように、給紙ローラ21および分離ローラ22が自由回転可能になることで、給紙停止処理後に搬送ローラ対31によって2枚目のシート18を搬送する際に、搬送される2枚目のシート18の後部が給紙部3に残っていたとしても大きな搬送抵抗が生じることがない。
制御部6は、ステップS20において3枚目のシート18の給紙を停止した後、2枚目のシート18の先端を検知してONした第1センサ91が、カウント値が第4時間T4となる前にOFFしたか否かの判定を行う(ステップS21)。第4時間T4は、第3時間T3に所定の時間を加えた長さの時間に設定されている。第4時間T4は、第3時間T3よりも大きな値に設定されている。
制御部6は、ステップS21において第1センサ91がカウント値が第4時間T4となる前にOFFしたと判定した場合(ステップS21:Y)、第1センサ91がOFFしてから第5時間T5が経過したか否かの判定を行う(ステップS22)。第5時間T5は、制御部6に予め設定された時間であり、第1センサ91がOFFしてから電磁クラッチ42をONさせるまでの間に所定の時間を設けるために設定されている。制御部6は、第5時間T5が経過してするまでステップS22を繰り返し実行し(ステップS22:N)、第5時間T5が経過したと判定すると(ステップS22:Y)、電磁クラッチ42を制御してONさせる(ステップS23)。電磁クラッチ42がONすると、モータ4からの駆動力が給紙部3に伝達されて給紙ローラ21および分離ローラ22が駆動され、3枚目のシート18の給紙が再開される。つまり、制御部6は、ステップS20での給紙停止処理後に、先行する2枚目のシート18の後端が第1センサ91によって検知されると、給紙部3の駆動を再開する再開処理を実行する。
このように、制御部6が、ステップS20において3枚目のシート18の給紙を停止した後に、ステップS21において第1センサ91がカウント値が第4時間T4となる前にOFFしたと判定した場合に、3枚目のシート18の給紙を再開することで、搬送されるシート18に異常が生じた場合に、シート18の詰まりを抑制しつつ、シート18の給紙搬送動作を継続することが可能となっている。
図4、図7に示すように、制御部6は、ステップS21において第1センサ91がカウント値が第4時間T4となる前にOFFしなかったと判定すると(ステップS21:N)、モータ4の駆動を制御して、搬送ローラ対31の駆動を停止する(ステップS24)。つまり、制御部6は、ステップS17において給紙停止処理を実行した後に、ステップS11にて実行されたカウント処理のカウント値が第4時間T4となっても、先行するシートである2枚目のシート18の後端が第1センサ91によって検知されなかった場合は、搬送ローラ対31の駆動を停止する搬送停止処理を実行する。
このように、給紙停止処理後に、カウント値が第3時間T3よりも大きな値に設定されている第4時間T4となっても2枚目のシート18の後端が検知されない場合は、異常な長さのシート18が搬送されていたり、搬送されるシート18にジャムが発生していたりする可能性が高いため、搬送ローラ対31の駆動を停止してシート18の搬送を停止させることにより異常な状態が継続することを抑制可能となっている。
また、制御部6は、ステップS20における給紙停止処理を、3枚目のシート18の先端が第1センサ91のシート検知位置に到達する前に実行することが好ましい。つまり、制御部6は給紙停止処理において、3枚目のシート18が給紙部3によって給紙された後、且つ、3枚目のシート18の先端が第1センサ91のシート検知位置に到達する前において、ステップS11におけるカウント処理のカウント値が第3時間T3となっても3枚目のシート18の後端が第1センサ91によって検知されなかった場合に、搬送ローラ対31の駆動を継続しつつ給紙部3の駆動を停止することが好ましい。
このように、給紙停止処理を3枚目のシート18の先端が第1センサ91のシート検知位置に到達する前に実行することで、カウント値が第3時間T3となっても2枚目のシート18の後端が第1センサ91によって検知されなかった場合は、3枚目のシート18の先端が第1センサ91のシート検知位置に到達する前に給紙部3の駆動が停止されるため、その後に2枚目のシート18の後端を確実に検知して、3枚目のシート18の給紙を再開することが可能となる。
また、給紙部3は、圧板12と給紙ローラ21と、分離ローラ22とを有した構成となっている。このような構成の給紙部3においては、圧板12を駆動してシート18を給紙ローラ21に押圧した後に給紙ローラ21によってシート18を給紙するため、圧板12の駆動指令を出力してから実際に給紙ローラ21によってシート18が給紙されるまでの間にタイムラグが生じる。また、給紙ローラ21から検知部9までの間に一定の距離が必要となる。
従って、先行するシート18の後端を検知部9によって検知した後に次ページのシート18の給紙を開始すると、先行するシート18と次ページのシート18との間隔が大きくなりがちであるが、制御部6により給紙タイミング制御処理を実行することで、先行するシート18と次ページのシート18とのシート間距離を効果的に小さくすることが可能となっている。
[シート搬送制御の第2実施形態]
次に、シート搬送制御の第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係るシート搬送制御は、第1実施形態に係るシート搬送制御に対して、ステップS20にて給紙停止処理が実行された後に行われる再開処理が異なっている。また、第2実施形態に係るシート搬送制御においては、第3時間T3が、3枚目のシート18の先端が搬送ローラ対31のニップ点に到達する直前、具体的には第1センサ91と搬送ローラ対31のニップ点との間に到達するまでの時間に設定されている。第2実施形態に係るシート搬送制御と第1実施形態に係るシート搬送制御とは、ステップS01からステップS20まで同様であるため、説明を省略する。
図8、図9に示すように、制御部6は、ステップS15において第1センサ91がカウント値が第3時間T3となる前にOFFしなかったと判定し(ステップS15:N)、ステップS20において3枚目のシート18の給紙を停止させた後に、第2センサ92が、カウント値が第4時間T4となる前にOFFしたか否かの判定を行う(ステップS25)。
制御部6は、ステップS25において第2センサ92がカウント値が第4時間T4となる前にOFFした、即ち2枚目のシート18の後端が第2センサ92によって検知されたと判定すると(ステップ25:Y)、第1センサ91がOFFしてから第6時間T6が経過したか否かの判定を行う(ステップS26)。第6時間T6は、制御部6に予め設定された時間であり、第2センサ92がOFFしてから電磁クラッチ42をONさせるまでの間に所定の時間を設けるために設定されている。制御部6は、第6時間T6が経過するまでステップS26を繰り返し実行し(ステップS26:N)、第6時間T6が経過したと判定すると(ステップS26:Y)、電磁クラッチ42を制御してONさせる(ステップS27)。電磁クラッチ42がONすると、モータ4からの駆動力が給紙部3に伝達されて給紙ローラ21および分離ローラ22が駆動され、3枚目のシート18の給紙が再開される。つまり、制御部6は、ステップS20での給紙停止処理後に行われる再開処理において、先行する2枚目のシート18の後端が第2センサ92によって検知されると、給紙部3の駆動を再開する。
ここで、第3時間T3が3枚目のシート18の先端が第1センサ91と搬送ローラ対31のニップ点との間に到達するまでの時間に設定されている場合、2枚目のシート18の後端が第1センサ91のシート検知位置に到達する前に、3枚目のシート18の先端が第1センサ91のシート検知位置に到達してしまい、第1センサ91によって2枚目のシート18の後端を検知できないことがある。しかし、本実施形態のように、2枚目のシート18の後端が、第1センサ91よりもシート搬送方向の下流側に配置される第2センサ92によって検知された場合に、給紙部3の駆動を再開するように構成することで、2枚目のシート18の後端が第1センサ91によって検知できない場合であっても、第2センサ92によって2枚目のシート18の後端を検知して給紙部3の駆動を再開することが可能となる。
制御部6は、ステップS25において第2センサ92がカウント値が第4時間T4となる前にOFFしなかったと判定すると(ステップS25:N)、モータ4の駆動を制御して、搬送ローラ対31の駆動を停止する(ステップS28)。つまり、制御部6は、ステップS20において給紙停止処理を実行した後に、ステップS11にて実行されたカウント処理のカウント値が第4時間T4となっても、先行するシートである2枚目のシート18の後端が第2センサ92によって検知されなかった場合は、搬送ローラ対31の駆動を停止する搬送停止処理を実行する。
なお、本実施形態においては、制御部6は、第1時間T1~第5時間T5を、それぞれ時間をカウントしたカウント数を用いて算出しているが、例えばロータリーエンコーダによって検出された搬送ローラ対31の回転量などの他の物理量をカウントすることにより算出することが可能である。
また、本実施形態においては、装置本体2に収容される給紙トレイ10に支持されたシート18を搬送するシート搬送装置におけるシート搬送制御について説明したが、本シート搬送制御は、装置本体2の前面に配置された多目的トレイなどの支持トレイに支持されたシート18を搬送するシート搬送装置についても適用することができる。
[本実施形態における効果]
本実施形態においては、画像記録装置1のシート搬送装置は上述のように構成されている。つまり、シート搬送装置は、給紙部3と、搬送ローラ対31と、検知部9と、制御部6とを備える。給紙部3は、シート18を給紙する。搬送ローラ対31は、給紙部3のシート搬送方向における下流側に設けられる。検知部9は、給紙部3によって給紙されたシート18を検知する。制御部6は、検知部9がシート18のシート搬送方向における先端を検知してからシート18のシート搬送方向における後端を検知したことに基づいてシート18のシート長を算出するシート長算出処理と、シート長算出処理において算出されたシート長に基づいて、先行するシートである2枚目のシート18の後端が検知部9に検知される前に、2枚目のシート18の次に給紙される次ページのシートである3枚目のシート18の給紙部3による給紙が行われるように給紙タイミングを制御する給紙タイミング制御処理と、シート長算出処理において算出されたシート長に基づいて、第1カウント値である第3時間T3を算出するカウント値算出処理と、2枚目のシート18の先端が検知部9により検知されたことに基づいて、時間のカウントを開始するカウント処理と、3枚目のシート18が給紙部3によって給紙された後、且つ、3枚目のシート18の先端が搬送ローラ対31に到達する前において、カウント処理のカウント値が第3時間T3となっても2枚目のシート18の後端が検知部9によって検知されなかった場合に、搬送ローラ対31の駆動を継続しつつ給紙部3の駆動を停止する給紙停止処理と、給紙停止処理後に2枚目のシート18の後端が検知部9によって検知されると、給紙部3の駆動を再開する再開処理と、を実行する。
これにより、シート18を搬送する際に、シート18とシート18との紙間を最小限に抑えるとともに、搬送されるシート18に異常が生じた場合に、シート18の詰まりを抑制しつつ、シート18の給紙搬送動作を継続することが可能である。
また、検知部9は、給紙部3と搬送ローラ対31との間でシート18を検知する第1センサ91を有し、制御部6は給紙停止処理において、3枚目のシート18が給紙部3によって給紙された後、且つ、3枚目のシート18の先端が第1センサ91のシート検知位置に到達する前において、カウント処理のカウント値が第3時間T3となっても2枚目のシート18の後端が第1センサ91によって検知されなかった場合に、搬送ローラ対31の駆動を継続しつつ給紙部3の駆動を停止する。
これにより、第3時間T3が経過した際に2枚目のシート18の後端が第1センサ91によって検知されなかった場合は、3枚目のシート18の先端が第1センサ91のシート検知位置に到達する前に給紙部3の駆動が停止されるため、その後に2枚目のシート18の後端を確実に検知して、3枚目のシート18の給紙を再開することが可能である。
また、検知部9は、給紙部3と搬送ローラ対31との間でシート18を検知する第1センサ91と、搬送ローラ対31よりもシート搬送方向の下流側においてシート18を検知する第2センサ92とを有し、制御部6は再開処理において、第2センサ92によって2枚目のシート18の後端が検知されると給紙部3の駆動を再開する。
これにより、2枚目のシート18の後端が第1センサ91によって検知される前に3枚目のシート18の先端が第1センサ91のシート検知位置に達してしまい、2枚目のシート18の後端が第1センサ91によって検知できない場合であっても、第2センサ92によって2枚目のシート18の後端を検知して給紙部3の駆動を再開することが可能である。
また、モータ4と、モータ4からの駆動力を給紙部3および搬送ローラ対31に伝達する伝達部41と、伝達部41により給紙部3へ駆動力が伝達される伝達状態と、伝達部41により給紙部3へ駆動力が伝達されない遮断状態とを切替可能な電磁クラッチ42とを備え、制御部6は、給紙停止処理において、電磁クラッチ42を遮断状態に切り替えることにより給紙部3の駆動を停止させる。
これにより、一つのモータ4で給紙部3および搬送ローラ対31を駆動しつつ、給紙部3の駆動のみを停止することが可能である。
また、給紙部3は、シート18を給紙する給紙ローラ21と、給紙ローラ21によって給紙されたシート18を一枚ずつ分離して搬送ローラ対31に向けて搬送する分離ローラ22とを有し、給紙ローラ21および分離ローラ22は、制御部6によって給紙停止処理が実行されると、電磁クラッチ42が遮断状態に切り替えられることによって自由回転可能になる。
これにより、給紙停止処理後に搬送ローラ対31によって2枚目のシート18を搬送する際に、搬送される2枚目のシート18の後部が給紙部3に残っていたとしても大きな搬送抵抗が生じることがない。
また、給紙部3は、シート18が載置される圧板12と、圧板12に載置されたシート18を給紙する給紙ローラ21と、給紙ローラ21によって給紙されたシートを一枚ずつ分離して搬送ローラ対31に向けて搬送する分離ローラ22とを有する。
このような構成の給紙部3において、先行するシート18の後端を検知部9によって検知した後に次ページのシート18の給紙を開始すると、先行するシート18と次ページのシート18との間隔が大きくなりがちであるが、制御部6により給紙タイミング制御処理を実行することで、先行するシート18と次ページのシート18とのシート間距離を効果的に小さくすることが可能である。
また、制御部6は、給紙停止処理を実行した後にカウント処理のカウント値が第4時間T4となっても、検知部9によって2枚目のシート18の後端が検知されなかった場合は、搬送ローラ対31の駆動を停止する搬送停止処理を実行する。
これにより、異常な長さのシート18が搬送されていたり、搬送されるシート18にジャムが発生していたりするなどの異常な状態が継続することを抑制可能である。
また、画像記録装置1は、請求項1~請求項7の何れか一項に記載のシート搬送装置と、搬送ローラ対31よりもシート搬送方向の下流側に設けられ、シート18に画像を記録する画像記録部5とを備える。
これにより、画像記録装置1においてシート18を搬送する際に、シート18とシート18との紙間を最小限に抑えるとともに、搬送されるシート18に異常が生じた場合に、シート18の詰まりを抑制しつつ、シート18の給紙搬送動作を継続することが可能である。
1 画像記録装置
2 装置本体
3 給紙部
4 モータ
5 画像記録部
6 制御部
9 検知部
12 圧板
20 給紙機構
21 給紙ローラ
22 分離ローラ
30 搬送部
31 搬送ローラ対
18 シート
41 伝達部
42 電磁クラッチ
91 第1センサ
92 第2センサ
T3 第3時間(第1カウント値)
T4 第4時間(第2カウント値)

Claims (7)

  1. シートを給紙する給紙部と、
    前記給紙部のシート搬送方向における下流側に設けられた搬送ローラ対と、
    前記給紙部によって給紙されたシートを検知する検知部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記検知部が最初のシートのシート搬送方向における先端を検知してから前記最初のシートのシート搬送方向における後端を検知したことに基づいて前記最初のシートのシート長を算出するシート長算出処理と、
    前記検知部が前記最初のシートのシート搬送方向における後端を検知してから第1時間後に、前記最初のシートに続く、先行するシートを給紙する先行シート給紙処理と、
    前記シート長算出処理において算出された前記シート長に基づいて、前記先行するシートの前記後端が前記検知部に検知される前に、前記先行するシートの次に給紙される次ページのシートの前記給紙部による給紙が行われるように給紙タイミングを制御する給紙タイミング制御処理と、
    前記シート長算出処理において算出された前記シート長に基づいて、第1カウント値を算出するカウント値算出処理と、
    前記先行するシートの前記先端が前記検知部により検知されたことに基づいて、カウントを開始するカウント処理と、
    前記次ページのシートが前記給紙部によって給紙された後、且つ、前記次ページのシートの前記先端が前記搬送ローラ対に到達する前において、前記カウント処理のカウント値が前記第1カウント値となっても前記先行するシートの前記後端が前記検知部によって検知されなかった場合に、前記搬送ローラ対の駆動を継続しつつ前記給紙部の駆動を停止する給紙停止処理と、
    前記給紙停止処理後に前記先行するシートの前記後端が前記検知部によって検知されると、前記給紙部の駆動を再開する再開処理と、
    前記給紙停止処理を実行した後に前記カウント処理のカウント値が前記第1カウント値よりも大きい第2カウント値となっても、前記検知部によって前記先行するシートの前記後端が検知されなかった場合は、前記搬送ローラ対の駆動を停止する搬送停止処理と、
    を実行することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記検知部は、前記給紙部と前記搬送ローラ対との間でシートを検知する第1センサを有し、
    前記制御部は前記給紙停止処理において、前記次ページのシートが前記給紙部によって給紙された後、且つ、前記次ページのシートの前記先端が前記第1センサのシート検知位置に到達する前において、前記カウント処理のカウント値が前記第1カウント値となっても前記先行するシートの前記後端が前記第1センサによって検知されなかった場合に、前記搬送ローラ対の駆動を継続しつつ前記給紙部の駆動を停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記検知部は、前記給紙部と前記搬送ローラ対との間でシートを検知する第1センサと、前記搬送ローラ対よりもシート搬送方向の下流側においてシートを検知する第2センサとを有し、
    前記制御部は前記再開処理において、前記第2センサによって前記先行するシートの前記後端が検知されると前記給紙部の駆動を再開する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 駆動源と、
    前記駆動源からの駆動力を前記給紙部および前記搬送ローラ対に伝達する伝達部と、
    前記伝達部により前記給紙部へ駆動力が伝達される伝達状態と、前記伝達部により前記給紙部へ駆動力が伝達されない遮断状態とを切替可能な電磁クラッチとを備え、
    前記制御部は、前記給紙停止処理において、前記電磁クラッチを前記遮断状態に切り替えることにより前記給紙部の駆動を停止させる
    ことを特徴とする請求項1~請求項3の何れか一項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記給紙部は、シートを給紙する給紙ローラと、前記給紙ローラによって給紙されたシートを一枚ずつ分離して前記搬送ローラ対に向けて搬送する分離ローラとを有し、
    前記給紙ローラおよび前記分離ローラは、前記制御部によって前記給紙停止処理が実行されると、前記電磁クラッチが前記遮断状態に切り替えられることによって自由回転可能になる
    ことを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 前記給紙部は、シートが載置される圧板と、前記圧板に載置されたシートを給紙する給紙ローラと、前記給紙ローラによって給紙されたシートを一枚ずつ分離して前記搬送ローラ対に向けて搬送する分離ローラとを有する
    ことを特徴とする請求項1~請求項5の何れか一項に記載のシート搬送装置。
  7. 請求項1~請求項の何れか一項に記載のシート搬送装置と、
    前記搬送ローラ対よりもシート搬送方向の下流側に設けられ、シートに画像を記録する画像記録部とを備える
    ことを特徴とする画像記録装置。
JP2018234768A 2018-12-14 2018-12-14 シート搬送装置および画像記録装置 Active JP7263755B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018234768A JP7263755B2 (ja) 2018-12-14 2018-12-14 シート搬送装置および画像記録装置
US16/712,676 US10935916B2 (en) 2018-12-14 2019-12-12 Sheet conveying device and image recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018234768A JP7263755B2 (ja) 2018-12-14 2018-12-14 シート搬送装置および画像記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020093921A JP2020093921A (ja) 2020-06-18
JP7263755B2 true JP7263755B2 (ja) 2023-04-25

Family

ID=71071140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018234768A Active JP7263755B2 (ja) 2018-12-14 2018-12-14 シート搬送装置および画像記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10935916B2 (ja)
JP (1) JP7263755B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006298587A (ja) 2005-04-21 2006-11-02 Max Co Ltd シートの給送方法及びシートの給送装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03267230A (ja) * 1990-03-19 1991-11-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置の給紙装置
JPH11100135A (ja) * 1997-09-30 1999-04-13 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置
JPH11134469A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Sugai Sogyo:Kk 紙葉類計数処理装置
US9651912B2 (en) * 2014-05-22 2017-05-16 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006298587A (ja) 2005-04-21 2006-11-02 Max Co Ltd シートの給送方法及びシートの給送装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20200192264A1 (en) 2020-06-18
US10935916B2 (en) 2021-03-02
JP2020093921A (ja) 2020-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6347133B2 (ja) 画像形成装置
US11247859B2 (en) Image forming apparatus having controlled sheet feeding
US10642211B2 (en) Image forming apparatus
US11724899B2 (en) Sheet conveyance apparatus and image forming apparatus
JP4387378B2 (ja) 画像形成装置
US11905138B2 (en) Sheet conveyance device and image forming apparatus equipped with sheet conveyance device
US9969578B2 (en) Sheet feeding apparatus and image forming apparatus
JP2020075820A (ja) シート給送装置
US10065819B2 (en) Image forming apparatus and feeding device
JP2016037370A (ja) 画像形成装置
JP7263755B2 (ja) シート搬送装置および画像記録装置
JP2010228841A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
US10906762B2 (en) Sheet conveyance apparatus and image forming apparatus
JP2003155130A (ja) 画像形成装置
US11708234B2 (en) Sheet conveying device and image forming apparatus incorporating the sheet conveying device
JP6562780B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
US20220197205A1 (en) Image forming apparatus for conveying a recording material to perform an image forming operation
JP7476252B2 (ja) 画像形成装置
US11906924B2 (en) Image forming apparatus
JP6004804B2 (ja) シート給送装置、シート給送方法及び画像形成装置
JP7327989B2 (ja) 画像形成装置
JP2006273459A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP2003155133A (ja) 画像形成装置
JP2023066621A (ja) シート排出装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2001335192A (ja) シート搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7263755

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150