JP2016161495A - 炉内構造物の解体回収工法と解体回収設備 - Google Patents
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Description
そこで、冠水させずに原子炉圧力容器内の燃料デブリ等を回収する手段として、特許文献1,2が提案されている。
また、これらの炉内構造物は一部が損傷している可能性があり、通常の方法では取外しできないと想定される。
原子炉ウエルと燃料プールの上部を密閉状態で囲む第1遮蔽室と、
前記第1遮蔽室との間に開閉可能な遮蔽扉を有し、機器仮置きプールの上部を密閉状態で囲む第2遮蔽室と、
ワイヤまたはチェーンを昇降駆動する昇降機構を有し、前記第1遮蔽室に設置された上部プラットホームと、
前記ワイヤまたは前記チェーンに吊り下げられ、前記第1遮蔽室内と前記原子炉圧力容器内との間で昇降可能な下部プラットホームと、
前記下部プラットホームに取り付けられ、遠隔操作により前記炉内構造物を解体し回収する回収装置と、を準備し、
前記回収装置により、前記炉内構造物を上部から順に、前記下部プラットホームと共に前記昇降機構で吊上げ可能な切断片に解体して前記第1遮蔽室に回収し、
前記第2遮蔽室において前記切断片を細断して廃棄物缶に収容する、ことを特徴とする炉内構造物の解体回収工法が提供される。
(B)前記原子炉圧力容器の上部から前記アクセス開口を通して前記下部プラットホームを昇降可能に吊り下げる吊下げ工程と、
(C)前記回収装置を用いて、前記炉内構造物を上部から順に前記切断片に解体し、前記アクセス開口を通して前記原子炉圧力容器の外部に回収する解体撤去工程と、を有する。
(A)湿分分離ユニットを外側から内側に、または内側から外側に向かって順次解体して撤去するユニット撤去工程と、
(B)底板を切断して撤去する底板撤去工程と、
(C)ドレン配管を切断して撤去する配管撤去工程と、
(D)吊り部を残してスカートを内面から切断して撤去するスカート撤去工程と、を有する。
(A)上部フランジリング、上部フランジリブ、シュラウドヘッドボルト、及び気水分離器間の上部ブレーシングを切断して、中間フランジリングより上部の前記気水分離器をRPV炉壁側の外周部から中心部に、または中心部から外周部に向かって順次切断し撤去する上部撤去工程と、
(B)中間フランジリング、中間フランジリブ、給水スパージャ、炉心スプレイ配管、シュラウドヘッドボルトを切断撤去後、直立した管状のスタンドパイプを外周部から中心部に、または中心部から外周部に向かって切断撤去するため、スタンドパイプ間の下部ブレージング、及び長尺リブを順に切断し撤去する下部撤去工程と、を有する。
前記シュラウドヘッドを外周部から中心部に、または中心部から外周部に向かって前記切断片に切断して撤去する。
(A)燃料デブリ又は燃料デブリが付着した前記切断片を、前記回収装置を用いて、収納バスケットに収納し、
(B)前記第1遮蔽室において、前記収納バスケットを収納缶に収納し、
(C)前記収納缶を燃料プール内に保管する。
原子炉ウエルと燃料プールの上部を密閉状態で囲む第1遮蔽室と、
前記第1遮蔽室との間に開閉可能な遮蔽扉を有し、機器仮置きプールの上部を密閉状態で囲む第2遮蔽室と、
ワイヤまたはチェーンを昇降駆動する昇降機構を有し、前記第1遮蔽室内に設置された上部プラットホームと、
前記ワイヤまたは前記チェーンに吊り下げられ、前記第1遮蔽室内と前記原子炉圧力容器内との間で昇降可能な下部プラットホームと、
前記下部プラットホームに取り付けられ、遠隔操作により前記炉内構造物を解体し回収する回収装置と、を備え、
前記回収装置により、前記炉内構造物を上部から順に、前記下部プラットホームと共に前記昇降機構で吊上げ可能な切断片に解体して前記第1遮蔽室に回収し、
前記第2遮蔽室において前記切断片を細断して廃棄物缶に収容する、ことを特徴とする炉内構造物の解体回収設備が提供される。
前記マニピュレータは、その先端に、水ジェット、レーザ切断装置を含む機械的または熱的切断装置を有する。
この際、遮蔽扉を閉じておくことで、冠水させずに、外部への放射線漏れを防止して炉内構造物を解体し回収することができる。
この図において、原子炉建屋1は、沸騰水型原子力プラントの建屋であり、2は原子炉圧力容器(RPV)、3は原子炉格納容器(PCV)、5は原子炉格納容器3の上蓋、6はドライウェル、7は圧力抑制室、9はシールドプラグ、10は原子炉建屋1の運転床である。
さらに、この図において、4は燃料プール、8は機器仮置きプール(DSピット)、11は原子炉ウエル、12は天井クレーンである。
この図において、13は原子炉圧力容器2の上蓋(RPVヘッド)、14は蒸気乾燥器、15は気水分離器、16はシュラウドヘッド、17は燃料集合体、18は制御棒、19は制御棒駆動機構である。
本発明において、炉内構造物Xとは、上述した蒸気乾燥器14、気水分離器15、シュラウドヘッド16、燃料集合体17、及び制御棒18と、これらに付随する各種部材を意味する。なお、炉内構造物Xはこれらに限定されず、原子炉圧力容器2の内部に存在するその他の構造物を含む。
下部プラットホーム28は、ワイヤまたはチェーン27bの下端に吊り下げられ、第1遮蔽室22内と原子炉圧力容器2内との間で昇降可能に構成されている。
回収装置30は、下部プラットホーム28に取り付けられ、遠隔操作により炉内構造物Xを解体し回収するようになっている。
開閉扉21a,21bは、下部プラットホーム28を第1遮蔽室22まで上昇させた状態で全閉することにより、炉内構造物Xからの放射線を遮蔽して、外部への放射線漏れを防止するようになっている。
巻上装置38は、昇降機構27aとは独立に制御される。また、巻上装置38は、第1遮蔽室22内で水平移動可能であり、収納バスケット36を第1遮蔽室22内で移動可能に構成されている。
複数の昇降機構27aは、互いに同期して作動し、下部プラットホーム28の姿勢を保持したままで、下部プラットホーム28を昇降するようになっている。
なお、複数の昇降機構27aの全体での吊上げ能力は、第1遮蔽室内に容易かつ短期間に設置できる範囲で大きいことが好ましい。
またこの例で下部中空円板26aと上部中空円板26bは、周方向の一部が切り欠かれて切欠き開口26dを形成している。切欠き開口26dは、炉内構造物Xの切断片Yが通過できる大きさに設定されている。
さらに、上部プラットホーム26の高さは、下部プラットホーム28と共に切断片Yをその内側に収容できるように設定されている。
アクセス開口2aは、可能な限り原子炉圧力容器2の内径に近い大きさに設定することが好ましい。
またこの例で下部プラットホーム28は、周方向の一部が切り欠かれて切欠き開口28aを形成している。切欠き開口28aは、炉内構造物Xの切断片Yが通過できる大きさに設定されている。また、周方向の一部を切り欠かず、剛性を確保するために連続していても良い。
この例で、マニピュレータ32は、下部プラットホーム28に取り付けられたベース部32aと、ベース部32aから順に揺動可能に取り付けられた4つのアーム32b,32c,32d,32eとを有する。
この構成により、マニピュレータ32はその先端部を下部プラットホーム28に近接する3次元位置に自由な姿勢で位置決めすることができる。
なお、マニピュレータ32は、この構成に限定されず、その先端部を自由な姿勢で位置決めできるその他の構成であってもよい。
なお、切断ツール33はこの例に限定されず、その他の加工ツールであってもよい。
また、回収装置30は、マニピュレータ32に限定されず、その他に、カメラ、ホイスト、回収容器、などを有するのがよい。
この図に示すように、本発明の解体回収工法は、S1〜S4の各工程からなる。
準備工程(S1)では、上述した解体回収設備20、すなわち、第1遮蔽室22、第2遮蔽室24、上部プラットホーム26、下部プラットホーム28、及び回収装置30を準備する。
また、この準備工程において、シールドプラグ9のプラグ開口9aと、プラグ開口9aを開閉可能に遮蔽する開閉扉21a,21bを設ける。
アクセス開口5a,2aは、可能な限り原子炉圧力容器2(RPV)の内径に近い大きさ(例えば、4〜6m)に設定することが好ましい。
また、アクセス開口5a,2aは、上蓋5,13の中央部を切断片Yに順次切り分けて解体し、切断片Yを下部プラットホーム28と共に昇降機構27aで吊上げて、第1遮蔽室22に回収する。
この切断片Yと切断片Zの取り扱いは、他の工程でも同様である。
本発明では、炉内構造物Xを切断片Yとして取り出し、DSピット8で小片に切断し解体することにより、炉内での作業の効率化とクリティカル工程の短縮を図っている。このために、RPVヘッド上のアクセス開口径は物理的な上限である直径約5mであるのがよい。これら一連の作業は下部プラットホーム28に付属しているホイストやマニピュレータ32を使って行い、回収した切断片は放射性廃棄物として処理する。
解体撤去工程(S4)において、炉内構造物Xのうち、蒸気乾燥器14、気水分離器15及びシュラウドヘッド16を上部から下部、外周部から中心部または中心部から外周部に向かって順に解体し撤去する。なおこの工程において、燃料集合体17、制御棒18、及びこれらに付随する各種部材も順に解体し撤去することが好ましい。
また解体撤去工程(S4)において切断片Yが落下し、後続作業の支障とならないように把持または固定する落下防止対策を行うことが好ましい。
蒸気乾燥器14の単体重量は約31トンである。蒸気乾燥器14は、5つの湿分分離ユニット14a、ハウジング、スカート14c及びドレン配管から構成されている。湿分分離ユニット14aはステンレス鋼の薄板構造体である。
また、切断片Yは、下部プラットホーム28と共に昇降機構27aで吊上げて、第1遮蔽室22に回収する。
切断片Zと切断片Yの第1遮蔽室22までの回収工程は、他の工程でも同様である。
配管撤去工程では、ドレン配管を切断して撤去する。ドレン配管を撤去するとスカート14cが残る。
4分割の場合、325°〜35°、145°〜215°のセパレータブラケット部で支えられた部分を残し切断し解体する。90°方位近傍の上端部を把持して、両側に35°から40°の範囲をスカート内側からレーザ切断装置等の熱的切断または機械的切断によって切断する。
引き続き、270°方位近傍の上端部を把持して、同じく両側に35°から40°の範囲を切断する。切断片が大きい場合、適時、切断方位を増やすのがよい。なお、325°〜35°、145°〜215°の範囲はドレンチャンネルが設けられているため、これを避けて切断する。蒸気乾燥器14の切断と解体とともに0°と180°の方位にあるガイドロッドも小片に切断し解体する。これらの切断片はDSピット8に仮置きしたのち、放射性廃棄物として処理する。
気水分離器15の単体重量は約42トンである。気水分離器15は151本あり、スタンドパイプを介してシュラウドヘッド16と溶接接合した一体構造となっている。また、シュラウドヘッド16は全周36本、等間隔に配置されたシュラウドヘッドボルトによりシュラウドにフランジ締結されている。
シュラウドヘッド16の解体撤去工程では、シュラウドヘッド16を外周部から中心部(または中心部から外周部)に向かって切断片Yに切断して撤去する。
シュラウドヘッド16の撤去後、燃料集合体17および燃料デブリの状態を目視観察するとともに、冷却水の流下状況を観察する。
また、同時に、炉内構造物Xの解体撤去の際、付随する各種部材のうち切断片Zは、収納バスケット36に収容し、巻上装置38を用いて第1遮蔽室22に適宜回収することができる。
この図に示すように、処理保管方法は、ルートAとルートBの2ルートに区分されている。
廃棄物缶bは、ダブルシールドアシステムを介して、ダブルシール容器cに収容し、外部の保管施設に保管する。
また、第2遮蔽室24において、切断片Y及び燃料デブリが付着していない切断片ZをルートBで外部の保管施設に保管することができる。
第1遮蔽室22と第2遮蔽室24の間は、遮蔽扉24aで遮蔽されているので、遮蔽扉24aを全閉することにより、放射線を遮蔽して、第1遮蔽室22と第2遮蔽室24の間の放射線漏れを防止することができる。
この際、遮蔽扉24aを閉じておくことで、冠水させずに、外部への放射線漏れを防止して炉内構造物Xを解体し回収することができる。
また、炉内構造物Xの解体と並行して、第2遮蔽室24において切断片Yを細断して廃棄物缶bに収容するので、解体回収期間を短縮でき、廃棄物処理も円滑にできる。
c ダブルシール容器、
1 原子炉建屋、2 原子炉圧力容器(RPV)、2a アクセス開口、
3 原子炉格納容器(PCV)、4 燃料プール、5 原子炉格納容器の上蓋、
5a アクセス開口、6 ドライウェル、7 圧力抑制室、
8 機器仮置きプール(DSピット)、9 シールドプラグ、9a プラグ開口、
10 原子炉建屋の運転床、11 原子炉ウエル、12 天井クレーン、
13 原子炉圧力容器の上蓋(RPVヘッド)、14 蒸気乾燥器、
14a 湿分分離ユニット、14b 底板、14c スカート、
15 気水分離器、15a 上部フランジリング、15b 上部フランジリブ、
15c 中間フランジリング、16 シュラウドヘッド、17 燃料集合体、
18 制御棒、19 制御棒駆動機構、20 解体回収設備、
21a,21b 開閉扉、22 第1遮蔽室、24 第2遮蔽室、24a 遮蔽扉、
26 上部プラットホーム、26a 下部中空円板、26b 上部中空円板、
26c 鉛直支持板、26d 切欠き開口、27a 昇降機構、
27b ワイヤまたはチェーン、28 下部プラットホーム、28a 切欠き開口、
30 回収装置、32 マニピュレータ、32a ベース部、
32b,32c,32d,32e アーム、
33 切断ツール(機械式切断装置、ウォータジェット切断装置、レーザ切断装置)、
36 収納バスケット、38 巻上装置、38a ワイヤまたはチェーン
Claims (10)
- 原子炉圧力容器内の炉内構造物の解体回収工法であって、
原子炉ウエルと燃料プールの上部を密閉状態で囲む第1遮蔽室と、
前記第1遮蔽室との間に開閉可能な遮蔽扉を有し、機器仮置きプールの上部を密閉状態で囲む第2遮蔽室と、
ワイヤまたはチェーンを昇降駆動する昇降機構を有し、前記第1遮蔽室に設置された上部プラットホームと、
前記ワイヤまたは前記チェーンに吊り下げられ、前記第1遮蔽室内と前記原子炉圧力容器内との間で昇降可能な下部プラットホームと、
前記下部プラットホームに取り付けられ、遠隔操作により前記炉内構造物を解体し回収する回収装置と、を準備し、
前記回収装置により、前記炉内構造物を上部から順に、前記下部プラットホームと共に前記昇降機構で吊上げ可能な切断片に解体して前記第1遮蔽室に回収し、
前記第2遮蔽室において前記切断片を細断して廃棄物缶に収容する、ことを特徴とする炉内構造物の解体回収工法。 - (A)前記原子炉圧力容器の上蓋に前記下部プラットホームが通過可能なアクセス開口を設ける開口工程と、
(B)前記原子炉圧力容器の上部から前記アクセス開口を通して前記下部プラットホームを昇降可能に吊り下げる吊下げ工程と、
(C)前記回収装置を用いて、前記炉内構造物を上部から順に前記切断片に解体し、前記アクセス開口を通して前記原子炉圧力容器の外部に回収する解体撤去工程と、を有することを特徴とする請求項1に記載の炉内構造物の解体回収工法。 - 前記解体撤去工程において、前記炉内構造物のうち、蒸気乾燥器、気水分離器及びシュラウドヘッドを上部から下部、外周部から中心部または中心部から外周部に向かって順に解体し撤去する、ことを特徴とする請求項2に記載の炉内構造物の解体回収工法。
- 前記解体撤去工程において前記切断片が落下し、後続作業の支障とならないように把持または固定する落下防止対策を行う、ことを特徴とする請求項2に記載の炉内構造物の解体回収工法。
- 前記蒸気乾燥器の解体撤去は、
(A)湿分分離ユニットを外側から内側に、または内側から外側に向かって順次解体して撤去するユニット撤去工程と、
(B)底板を切断して撤去する底板撤去工程と、
(C)ドレン配管を切断して撤去する配管撤去工程と、
(D)吊り部を残してスカートを内面から切断して撤去するスカート撤去工程と、を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の炉内構造物の解体回収工法。 - 前記気水分離器の解体撤去は、
(A)上部フランジリング、上部フランジリブ、シュラウドヘッドボルト、及び気水分離器間の上部ブレーシングを切断して、中間フランジリングより上部の前記気水分離器をRPV炉壁側の外周部から中心部に、または中心部から外周部に向かって順次切断し撤去する上部撤去工程と、
(B)中間フランジリング、中間フランジリブ、給水スパージャ、炉心スプレイ配管、シュラウドヘッドボルトを切断撤去後、直立した管状のスタンドパイプを外周部から中心部に、または中心部から外周部に向かって切断撤去するため、スタンドパイプ間の下部ブレージング、及び長尺リブを順に切断し撤去する下部撤去工程と、を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の炉内構造物の解体回収工法。 - 前記シュラウドヘッドの解体撤去は、
前記シュラウドヘッドを外周部から中心部に、または中心部から外周部に向かって前記切断片に切断して撤去する、ことを特徴とする請求項3に記載の炉内構造物の解体回収工法。 - 前記解体撤去工程において、
(A)燃料デブリ又は燃料デブリが付着した前記切断片を、前記回収装置を用いて、収納バスケットに収納し、
(B)前記第1遮蔽室において、前記収納バスケットを収納缶に収納し、
(C)前記収納缶を燃料プール内に保管する、ことを特徴とする請求項2に記載の炉内構造物の解体回収工法。 - 原子炉圧力容器内の炉内構造物の解体回収設備であって、
原子炉ウエルと燃料プールの上部を密閉状態で囲む第1遮蔽室と、
前記第1遮蔽室との間に開閉可能な遮蔽扉を有し、機器仮置きプールの上部を密閉状態で囲む第2遮蔽室と、
ワイヤまたはチェーンを昇降駆動する昇降機構を有し、前記第1遮蔽室内に設置された上部プラットホームと、
前記ワイヤまたは前記チェーンに吊り下げられ、前記第1遮蔽室内と前記原子炉圧力容器内との間で昇降可能な下部プラットホームと、
前記下部プラットホームに取り付けられ、遠隔操作により前記炉内構造物を解体し回収する回収装置と、を備え、
前記回収装置により、前記炉内構造物を上部から順に、前記下部プラットホームと共に前記昇降機構で吊上げ可能な切断片に解体して前記第1遮蔽室に回収し、
前記第2遮蔽室において前記切断片を細断して廃棄物缶に収容する、ことを特徴とする炉内構造物の解体回収設備。 - 前記回収装置は、前記下部プラットホームに取り付けられたマニピュレータを有し、
前記マニピュレータは、その先端に、水ジェット、レーザ切断装置を含む機械的または熱的切断装置を有する、ことを特徴とする請求項9に記載の炉内構造物の解体回収設備。
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