JP2016114486A - 燃料デブリの回収方法及び回収装置 - Google Patents

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泰彦 熊谷
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弘道 前川
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Abstract

【課題】冠水工法が採用できない場合であっても放射線や放射性物質の漏洩を防止しつつ燃料デブリを容易に回収することができる、燃料デブリの回収方法及び回収装置を提供する。【解決手段】原子炉ウェル13上に開閉扉21を有する遮蔽ポート2を設置する遮蔽ポート設置工程と、遮蔽ポート2を囲うように少なくとも一つの遮蔽扉31を有する遮蔽室3を設置する遮蔽室設置工程と、を備え、開閉扉21及び遮蔽扉31のいずれか一方を閉鎖した状態で燃料デブリXの回収を行うようにした。【選択図】図5

Description

本発明は、燃料デブリの回収方法及び回収装置に関し、特に、原子炉圧力容器及び原子炉格納容器内で固化した燃料デブリの回収に適した燃料デブリの回収方法及び回収装置に関する。
「燃料デブリ」とは、原子炉燃料が原子炉内でデブリ化した核燃料物質であり、冷却材の喪失により原子炉燃料が溶融して原子炉構造材や制御棒等とともに冷えて固化したものである。燃料デブリが発生した場合、燃料デブリは原子炉圧力容器(RPV:Reactor Pressure Vessel)や原子炉格納容器(PCV:Primary Containment Vessel)内に存在しているものと考えられる。
燃料デブリが発生している原子炉を廃炉にする際には、外部環境の放射能汚染を防止する観点から、燃料デブリを事前に回収することが重要である。燃料デブリの回収方法には、燃料デブリを冠水させた状態で取り出す方法(冠水工法)が知られている。この冠水工法によれば、水の遮断効果によって作業員の被曝や外部環境への放射能汚染を低減することができる。
しかしながら、RPVやPCVに穴が空いていたりクラックが生じたりしている場合には、この穴やクラックを塞いでシールしなければならない。また、燃料デブリが存在している原子炉では、作業員が内部に入ることが困難であり、穴やクラックの位置を特定したり、穴やクラックを塞いだりする作業を行うことは難しい。したがって、冠水工法を採用せずに燃料デブリを回収することができる代替工法が望まれている。
例えば、特許文献1に記載された発明は、水に替えて放射線遮蔽材を封入した中空体を原子炉格納容器内に充填し、原子炉ウェルの上方にボーリング装置を配置して、前記中空体が充填された部分にボーリング装置により回転されるカッターを挿入して原子炉部品及び燃料デブリの切削を行い、これらの切削片を燃料貯蔵プールに配置された回収容器に吸引して封入するようにしている。
また、特許文献2に記載された発明は、原子炉建屋に開口部を形成し、該開口部から破砕等の処理を行うアクセス装置をPCVの側面部における生体遮蔽体の外部に移動させ、該アクセス装置からPCVの内部に破砕手段等を挿入し、燃料デブリを破砕した後、気中で回収するようにしている。かかる発明によれば、燃料デブリが存在している場所の近くにアクセス装置を配置することができ、作業時間を短縮することができる。
特開2014−109444号公報 特開2014−070946号公報
上述した特許文献1に記載された方法では、中空体を充填した部分にカッターを上下方向に挿入して燃料デブリの切削及び吸引を行っていることから、カッターを挿入し難い、中空体が破損してしまう、燃料デブリを全て回収するにはカッターの抜き差しを複数回繰り返さなければならない、燃料デブリはボーリング装置の位置から20〜30m程度の深さの位置に存在しており切削片の吸引に膨大な吸引力と電力を要する等の問題を有している。また、特許文献2に記載された方法では、原子炉建屋は1〜2m程度の厚さを有するコンクリート製の頑強な構造材により構成されており、開口部を形成する作業に労力を有する、原子炉建屋内部が汚染されていた場合には粉塵等の放射性物質が外部に漏洩する可能性がある等の問題を有している。
本発明は、かかる問題点に鑑み創案されたものであり、冠水工法が採用できない場合であっても放射線や放射性物質の漏洩を防止しつつ燃料デブリを容易に回収することができる、燃料デブリの回収方法及び回収装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、原子炉圧力容器又は原子炉格納容器内で固化した燃料デブリの回収方法において、原子炉ウェル上に開閉扉を有する遮蔽ポートを設置する遮蔽ポート設置工程と、前記遮蔽ポートを囲うように少なくとも一つの遮蔽扉を有する遮蔽室を設置する遮蔽室設置工程と、を備え、前記開閉扉及び前記遮蔽扉のいずれか一方を閉鎖した状態で前記燃料デブリの回収を行うようにした、ことを特徴とする燃料デブリの回収方法が提供される。
前記回収方法は、前記燃料デブリの回収作業を行う回収手段を昇降可能に支持する懸垂手段を前記遮蔽ポートの上方に配置する懸垂手段配置工程と、前記遮蔽扉を閉鎖し前記開閉扉を開放した状態で前記懸垂手段から前記回収手段を前記原子炉圧力容器内に下降させて前記燃料デブリの回収作業を行う回収工程と、を備えていてもよい。
さらに、前記回収方法は、前記原子炉ウェルの上方に荷役手段を配置する荷役手段配置工程を備え、前記荷役手段は、前記懸垂手段の配置に使用されてもよいし、前記回収手段により回収した燃料デブリの前記遮蔽室への移動に使用されてもよい。
また、前記回収方法は、前記遮蔽室と連通可能な補助遮蔽室を設置する補助遮蔽室設置工程を備えていてもよい。
前記遮蔽ポート設置工程は、前記原子炉ウェルを封止する遮蔽プラグ上に前記遮蔽ポートを設置する工程であり、前記遮蔽室設置工程後に前記遮蔽プラグに開口部を形成する開口部形成工程を備えていてもよい。
原子炉圧力容器又は原子炉格納容器内で固化した燃料デブリの回収装置において、原子炉ウェル上に設置され開閉扉を有する遮蔽ポートと、前記遮蔽ポートを囲うように配置され少なくとも一つの遮蔽扉を有する遮蔽室と、を備え、前記開閉扉及び前記遮蔽扉のいずれか一方を閉鎖した状態で前記燃料デブリを回収するようにした、ことを特徴とする燃料デブリの回収装置が提供される。
前記回収装置は、前記燃料デブリの回収作業を行う回収手段と、前記回収手段を昇降可能に支持する懸垂手段と、を備えていてもよい。
さらに、前記回収装置は、前記懸垂手段の配置又は前記回収手段により回収した燃料デブリの前記遮蔽室への移動に使用可能な荷役手段を備えていてもよい。
また、前記回収装置は、前記遮蔽室と連通可能な補助遮蔽室を備えていてもよい。
上述した本発明に係る燃料デブリの回収方法及び回収装置によれば、開閉扉を有する遮蔽ポート及び遮蔽扉を有する遮蔽室を設置することにより、開閉扉及び遮蔽扉のいずれか一方を閉鎖しておくことによりエアロック構造を形成することができる。したがって、遮蔽室内で開閉扉を開放して原子炉圧力容器内部へのアクセスルートを確保した場合であっても、遮蔽室の遮蔽扉を閉鎖しておくことにより、放射線や放射性物質の漏洩を防止することができる。また、遮蔽室の遮蔽扉を開放する場合には、遮蔽ポートの開閉扉を封鎖しておくことにより、原子炉ウェルからの放射線や放射性物質の漏洩を防止することができる。すなわち、本発明によれば、冠水工法が採用できない場合であっても放射線や放射性物質の漏洩を防止しつつ燃料デブリを回収することができる。
燃料デブリが発生した状態の原子炉を示す概略構成図である。 本発明の第一実施形態に係る燃料デブリの回収方法の一部を示す図であり、(a)は遮蔽プラグ撤去工程、(b)は遮蔽プラグ固定工程、(c)は遮蔽ポート設置工程、である。 本発明の第一実施形態に係る燃料デブリの回収方法の一部を示す図であり、(a)は遮蔽室設置工程、(b)は荷役手段配置工程、(c)は開口部形成工程、である。 本発明の第一実施形態に係る燃料デブリの回収方法の一部を示す図であり、(a)は懸垂手段搬送工程、(b)は懸垂手段配置工程、(c)は遮蔽ポート開放工程、である。 原子炉圧力容器内の燃料デブリの回収工程である。 原子炉格納容器内の燃料デブリの回収工程である。 本発明の第二実施形態に係る燃料デブリの回収方法の一部を示す図であり、(a)は補助遮蔽室設置工程、(b)は搬送工程、(c)は保守工程、である。
以下、本発明の実施形態について図1〜図7(c)を用いて説明する。ここで、図1は、燃料デブリが発生した状態の原子炉を示す概略構成図である。図2は、本発明の第一実施形態に係る燃料デブリの回収方法の一部を示す図であり、(a)は遮蔽プラグ撤去工程、(b)は遮蔽プラグ固定工程、(c)は遮蔽ポート設置工程、である。図3は、本発明の第一実施形態に係る燃料デブリの回収方法の一部を示す図であり、(a)は遮蔽室設置工程、(b)は荷役手段配置工程、(c)は開口部形成工程、である。図4は、本発明の第一実施形態に係る燃料デブリの回収方法の一部を示す図であり、(a)は懸垂手段搬送工程、(b)は懸垂手段配置工程、(c)は遮蔽ポート開放工程、である。図5は、原子炉圧力容器内の燃料デブリの回収工程である。図6は、原子炉格納容器内の燃料デブリの回収工程である。
本発明の第一実施形態に係る燃料デブリXの回収方法は、原子炉圧力容器11又は原子炉格納容器12内で固化した燃料デブリXの回収方法であって、原子炉ウェル13上に開閉扉21を有する遮蔽ポート2を設置する遮蔽ポート設置工程と、遮蔽ポート2を囲うように少なくとも一つの遮蔽扉31を有する遮蔽室3を設置する遮蔽室設置工程と、を備え、開閉扉21及び遮蔽扉31のいずれか一方を閉鎖した状態で燃料デブリXの回収を行うようにしたものである。
また、本実施形態に係る回収方法は、燃料デブリXの回収作業を行う回収手段8を昇降可能に支持する懸垂手段7を遮蔽ポート2の上方に配置する懸垂手段配置工程と、遮蔽扉31を閉鎖し開閉扉21を開放した状態で懸垂手段7から回収手段8を原子炉圧力容器11内に下降させて燃料デブリXの回収作業を行う回収工程と、を備えていてもよい。さらに、本実施形態に係る回収方法は、原子炉ウェル13の上方に荷役手段6を配置する荷役手段配置工程を備え、荷役手段6を懸垂手段7の配置又は回収手段8により回収した燃料デブリXの遮蔽室3への移動に使用するようにしてもよい。
図1に示した原子炉は、沸騰水型原子炉(BWR:Boiling Water Reactor)の概略構成図である。原子炉圧力容器11は、炉心を収容する容器であって、高温・高圧に耐え得る鋼鉄製の容器である。原子炉格納容器12は、原子炉圧力容器11等の主要設備を格納する容器であって、密閉性・耐圧性の高い鋼鉄製又はコンクリート製の容器である。原子炉圧力容器11及び原子炉格納容器12は、コンクリート製の原子炉建屋1内に格納されている。原子炉建屋1は原子炉の事故時に放射性物質の漏洩を防止する役割を有しており、燃料ペレット、燃料被覆管、原子炉圧力容器11、原子炉格納容器12及び原子炉建屋1により構成される五重の障壁の一つである。
原子炉建屋1内は、複数の区画された空間が形成されており、この区画空間には原子炉格納容器12の下部に環状に配置された圧力抑制プール15、使用済み燃料を貯蔵する燃料貯蔵プール16、メンテナンス時等に機器を仮置きする機器仮置プール17等が配置されている。なお、図1では、制御棒や冷却系の詳細については図を省略してある。また、原子炉建屋1は、図示した構成に限定されるものではない。
原子炉格納容器12内の底部には、原子炉圧力容器11を支持する円筒形状のペデスタル18が形成されており、ペデスタル18の内部には制御棒駆動機構(図示せず)が配置されている。ペデスタル18の上部には、原子炉圧力容器11を囲う円筒形状のγ線遮蔽体19が配置されている。原子炉格納容器12の頂部には、原子炉格納容器12を密閉状態に封止するドライウェルヘッド12aが配置されている。また、原子炉圧力容器11の頂部には、原子炉圧力容器11を密閉状態に封止する上蓋11aが配置されている。
また、ドライウェルヘッド12aの上方に形成された縦穴は、原子炉ウェル13と呼ばれており、遮蔽プラグ14によって封止されている。遮蔽プラグ14は、例えば、コンクリート製の三枚の円板によって構成されている。最上層の遮蔽プラグ14aは最も径が大きく、中間層の遮蔽プラグ14bは最上層の遮蔽プラグ14aよりも径が小さく、最下層の遮蔽プラグ14cは中間層の遮蔽プラグ14bよりも径が小さくなるように形成されている。なお、これらの遮蔽プラグ14は、重量物であることから、幅方向に複数に分割されている場合もある。
遮蔽プラグ14、燃料貯蔵プール16、機器仮置プール17の上面には、作業用の床であるオペレーションフロア1aが形成されている。また、原子炉建屋1の上部には、機器搬送用の天井クレーン1bが設置されている。
炉心溶融等の事故が生じた場合には、冷却材の喪失により原子炉燃料が溶融して原子炉構造材や制御棒等とともに冷えて固化し、燃料デブリXと化すことがある。燃料デブリXは、例えば、図示したように、原子炉圧力容器11や原子炉格納容器12内に存在しているものと考えられる。このように、燃料デブリXが発生している原子炉を廃炉にする際には、外部環境の放射能汚染を防止する観点から、燃料デブリXを事前に回収することが重要である。
遮蔽ポート設置工程は、例えば、原子炉ウェル13を封止する遮蔽プラグ14上に遮蔽ポート2を設置する工程であり、遮蔽室設置工程後に遮蔽プラグ14に開口部4を形成する開口部形成工程を備えている。遮蔽プラグ14の上に遮蔽ポート2を設置することにより、既存設備を用いて原子炉ウェル13を容易に遮蔽することができ、二次廃棄物の発生を抑制することができる。かかる遮蔽ポート設置工程は、具体的には、例えば、遮蔽プラグ14の一部を撤去する遮蔽プラグ撤去工程と、残存した遮蔽プラグ14cの上に固定治具5を配置して遮蔽プラグ14cを固定する遮蔽プラグ固定工程と、固定治具5の上に遮蔽ポート2を配置する遮蔽ポート配置工程と、を備えている。
遮蔽プラグ撤去工程は、図2(a)に示したように、最上層の遮蔽プラグ14a及び中間層の遮蔽プラグ14bを原子炉ウェル13の上部から撤去する工程である。これらを撤去する際には、天井クレーン1bを使用し、撤去した遮蔽プラグ14a,14bは、例えば、機器仮置プール17内に配置される。ここでは、少なくとも最下層の遮蔽プラグ14cを残存させる場合について説明しているが、遮蔽プラグ14の撤去数は遮蔽プラグ14の遮蔽能力に応じて任意に設定することができる。
このように、遮蔽プラグ14の一部を撤去することにより、オペレーションフロア1aに凹部を形成することができ、遮蔽ポート2を配置する空間を容易に形成することができる。したがって、オペレーションフロア1aに対する遮蔽ポート2の高さを低くすることができ、遮蔽ポート2の上方に回収作業に必要な空間を十分に確保することができる。
ところで、残存する遮蔽プラグ14(ここでは、最下層の遮蔽プラグ14c)は、運搬上の観点から幅方向に複数に分割されていることがある。この場合、遮蔽プラグ14cに開口部4を形成すると、遮蔽プラグ14cの中央部分は二つに分裂してしまい、原子炉ウェル13内に落下してしまうおそれがある。最下層の遮蔽プラグ14cの一部が欠落すると部分的に遮蔽能力を喪失してしまうこととなるため、遮蔽プラグ14cの落下を防止する必要がある。
遮蔽プラグ固定工程は、図2(b)に示したように、開口部4を形成する前に、最下層の遮蔽プラグ14cを固定治具5に固定する工程である。固定治具5は、例えば、鉄骨材により形成された環状の構造体である。なお、固定治具5は、図示した構成に限定されるものではない。中間層の遮蔽プラグ14bを撤去して形成された凹部に挿入された固定治具5は、ボルト等の締結具51によって遮蔽プラグ14cに接続される。
遮蔽ポート配置工程は、図2(c)に示したように、開口部4を形成する前に、固定治具5の上に遮蔽ポート2を配置する工程である。遮蔽ポート2は、例えば、略円筒形状の開口部22aを有する本体部22と、本体部22の表面に形成されたレールに沿って移動可能に配置された一対の開閉扉21と、を備えている。開口部22a及び開閉扉21は、遮蔽材によって構成されている。また、本体部22には、開閉扉21を移動させる駆動機構(図示せず)が配置されており、開閉扉21は遠隔操作可能に構成されている。
上述した遮蔽ポート2の設置方法は、単なる一例であり、図示した方法に限定されるものではない。例えば、遮蔽プラグ14の一部(例えば、遮蔽プラグ14a,14b)を撤去せずに遮蔽プラグ14aの上に遮蔽ポート2を配置してもよい。また、原子炉ウェル13内に鉄球や鉄砂等の遮蔽材を充填した後、全ての遮蔽プラグ14を撤去して遮蔽ポート2を配置するようにしてもよい。なお、遮蔽ポート2は、図示した構成に限定されるものではない。
遮蔽室設置工程は、図3(a)に示したように、遮蔽ポート2の外周を遮蔽室3によって覆う工程である。遮蔽室3は、遠隔操作によって開閉可能な遮蔽扉31を有し、遮蔽扉31の閉鎖時に遮蔽室3内は気密に保持される。遮蔽扉31及び遮蔽室3は、遮蔽材により構成されたエンクロージャであり、外部に放射線や放射性物質が漏洩しないように構成されている。なお、図3(a)〜図4(c)に示した各図は、オペレーションフロア1aの上面の一部(一点鎖線で囲んだ範囲)を示す平面図であり、説明の便宜上、遮蔽室3については透過した内部の状態を図示している。
遮蔽ポート2が配置された原子炉ウェル13の両側にはレールRが存在しており、このレールR上に荷役手段6が走行可能に配置される。レールRは、既設のレールであってもよいし、新設のレールであってもよい。
荷役手段6は、例えば、門型のガントリークレーンであり、一対の脚部61と、脚部61間に掛け渡されたビーム62と、ビーム62上に移動可能に配置された複数のトロリー63と、を備え、トロリー63にはマニピュレータアーム63aや回収容器63bが接続されている。脚部61の下端にはレールRに沿って移動可能な車輪が配置されている。マニピュレータアーム63aの先端には、遮蔽室3内に配置された作業用ロボット等により、任意の加工ツール(カッター、ドリル等)が着脱可能に接続される。回収容器63bは、例えば、ホイストを介してトロリー63に接続されており、ホイストにより昇降可能に構成されている。なお、荷役手段6の駆動部分は全て遠隔操作可能に構成されている。
荷役手段配置工程は、図3(b)に示したように、遮蔽室3の遮蔽扉31を開放して荷役手段6を遮蔽ポート2上に移動させる工程である。なお、図3(a)〜図4(c)の各図において、遮蔽扉31を閉鎖した状態を実線、遮蔽扉31を開放した状態を一点鎖線で図示している。この荷役手段配置工程において、具体的には、荷役手段6をレールRに沿って走行させることにより所定の位置に移動させる。本実施形態では、天井クレーン1bの下方に遮蔽室3を形成していることから、重量物等の搬送に天井クレーン1bを使用することができない。そこで、遮蔽室3内に荷役手段6を配置することにより、燃料デブリXの回収作業に必要な機材や回収した燃料デブリXの移動等を容易に行うことができる。
開口部形成工程は、図3(c)に示したように、遮蔽室3の遮蔽扉31を閉鎖した状態で遮蔽ポート2の開閉扉21を開放し、残存する遮蔽プラグ14cに開口部4を形成する工程である。開口部4は、例えば、荷役手段6に配置されたマニピュレータアーム63a及び回収容器63bを用いて形成される。開口部4を形成することにより、原子炉ウェル13が露出するが、原子炉ウェル13は遮蔽室3によって気密に保持されていることから、外部環境への放射線や放射性物質の漏洩を防止することができる。なお、図3(c)では、説明の便宜上、開口部4を破線で図示している。
また、開口部形成工程において、開口部4を形成した後、荷役手段6に配置されたマニピュレータアーム63a及び回収容器63bを用いて、ドライウェルヘッド12a、RPVの上部配管・サポート・保温材(図示せず)、上蓋11a等の燃料デブリXへのアクセスルート確保のための障害物を除去するようにしてもよい。
また、開口部4を形成した後又は開口部4の形成と並行して、遮蔽扉31の近くに懸垂手段7を配置するようにしてもよい。懸垂手段7は、例えば、遮蔽室3内に配置される上部プラットホーム71と、上部プラットホーム71に昇降可能に配置された下部プラットホーム72と、下部プラットホーム72に配置された回収手段8と、を備えている(図5参照)。なお、図3(c)〜図4(c)の各図において、説明の便宜上、上部プラットホーム71を灰色に塗り潰して図示している。
上部プラットホーム71は、例えば、中心に開口部を有する環状の鉄骨構造体であり、下部プラットホーム72は、例えば、中心に開口部を有するリング状の鉄骨材である。上部プラットホーム71の中心開口部には、下部プラットホーム72が挿通されており、下部プラットホーム72の内縁部には複数の回収手段8が配置されている。なお、懸垂手段7は、図示した構成に限定されるものではない。
懸垂手段搬送工程は、図4(a)に示したように、遮蔽ポート2の開閉扉21を閉鎖し遮蔽室3の遮蔽扉31を開放した状態で、荷役手段6により懸垂手段7を把持して遮蔽室3内に移動させる工程である。このとき、マニピュレータアーム63aの先端には、懸垂手段7を把持可能なハンドツールを接続するようにしてもよい。
懸垂手段配置工程は、図4(b)に示したように、荷役手段6により遮蔽室3内に移動させた懸垂手段7を遮蔽ポート2の上方に配置する工程である。このとき、荷役手段6を遮蔽ポート2上まで移動させ、懸垂手段7の拘束を解除することにより、懸垂手段7の上部プラットホーム71を遮蔽室3内のオペレーションフロア1a上に載置する。なお、図示しないが、上部プラットホーム71は、遮蔽ポート2上に配置された開口部を有する支持架台上に載置するようにしてもよい。
懸垂手段7を遮蔽室3内に移動させた後、遮蔽扉31を閉鎖する。かかる処理によって、遮蔽室3を気密に保持することができる。そして、図5に示した回収工程に移行する際には、図4(c)に示したように、遮蔽扉31を閉鎖した状態で遮蔽ポート2の開閉扉21を開放する。上述したように、荷役手段6を用いて燃料デブリXまでのアクセスルートを既に確保している場合には、遮蔽ポート2の開閉扉21を開放することにより開口部4を介して燃料デブリXを臨み見ることができる。なお、懸垂手段7に支持された回収手段8を用いて、燃料デブリXまでのアクセスルートを確保するための障害物の全部又は一部を除去するようにしてもよい。
回収工程は、図5及び図6に示したように、回収手段8を原子炉圧力容器11又は原子炉格納容器12内に下降させて燃料デブリXを回収する工程である。具体的には、上部プラットホーム71から下部プラットホーム72を下降させて、原子炉圧力容器11内に下部プラットホーム72を進入させ、燃料デブリXを回収可能な位置まで移動させる。下部プラットホーム72には、回収手段8や監視手段9が配置されており、下部プラットホーム72を所定の位置まで下降させることにより、燃料デブリXの回収作業を容易に行うことができる。
回収手段8は、例えば、下部プラットホーム72に固定されたマニピュレータアームの先端に回収作業に適した加工ツールを接続したものである。加工ツールは、例えば、燃料デブリXを切削、破砕、粉砕等によって切片に分離するカッターやドリルであってもよいし、燃料デブリXを切削、破砕、粉砕等によって切片に分離しつつ切片を掬い取ることができるショベル形状のものであってもよい。また、複数のマニピュレータアームの先端に同一の加工ツールを接続してもよいし、用途に応じて異なる加工ツールを接続するようにしてもよい。
そして、回収手段8により掬い取られた燃料デブリXの切片は、荷役手段6から原子炉圧力容器11内に下降された回収容器63bを用いて遮蔽室3内に移動される。このように、回収手段8と回収容器63bとを別々に昇降できるようにすることにより、回収容器63bが満杯になった場合に、回収容器63bのみを遮蔽室3まで移動させて、燃料デブリXの切片を遮蔽室3内の回収ボックス等に移載し、再び回収容器63bを作業場所まで下降させることができる。したがって、回収した燃料デブリXの切片の荷揚げ時においても、燃料デブリXの切削、破砕、粉砕等の回収作業を継続することができ、効率の向上を図ることができる。
遮蔽室3に移動された燃料デブリXの切片等は、キャニスタ等の容器に封入して遮蔽室3内に配置してもよいし、燃料貯蔵プール内に仮置きするようにしてもよいし、遮蔽室3の遮蔽扉31から外部に搬出するようにしてもよい。なお、遮蔽扉31を開放する場合には、遮蔽ポート2の開閉扉21を閉鎖する必要があることから、事前に下部プラットホーム72を上昇させて原子炉圧力容器11及び原子炉ウェル13から抜き出す必要がある。
原子炉圧力容器11内の燃料デブリXを回収した後、原子炉格納容器12内(例えば、ペデスタル18内)の燃料デブリXを回収する場合には、図6に示したように、原子炉圧力容器11の底部に穴を開けて回収手段8を下降させるようにすればよい。この穴明け作業には、回収手段8を用いることが好ましい。
また、図5及び図6に示したように、第一実施形態に係る燃料デブリXの回収方法に使用する回収装置は、例えば、原子炉ウェル13上に設置され開閉扉21を有する遮蔽ポート2と、遮蔽ポート2を囲うように配置され少なくとも一つの遮蔽扉31を有する遮蔽室3と、燃料デブリXの回収作業を行う回収手段8と、回収手段8を昇降可能に支持する懸垂手段7と、懸垂手段7の配置又は回収手段8により回収した燃料デブリXの遮蔽室3への移動に使用可能な荷役手段6と、を備え、開閉扉21及び遮蔽扉31のいずれか一方を閉鎖した状態で燃料デブリXを回収するようにしたものである。
ここで、エアロック構造に着目すれば、本実施形態に係る燃料デブリXの回収装置は、少なくとも遮蔽ポート2及び遮蔽室3を有していればよい。また、燃料デブリXの回収作業に着目すれば、遮蔽ポート2及び遮蔽室3に加えて、上述した懸垂手段7及び回収手段8を有していることが好ましい。さらに、懸垂手段7の配置や回収した燃料デブリXの遮蔽室3への移動を考慮すれば、遮蔽ポート2、遮蔽室3、懸垂手段7及び回収手段8に加えて、上述した荷役手段6を有していることが好ましい。
上述した第一実施形態に係る燃料デブリXの回収方法及び回収装置によれば、開閉扉21を有する遮蔽ポート2及び遮蔽扉31を有する遮蔽室3を設置することにより、開閉扉21及び遮蔽扉31のいずれか一方を閉鎖しておくことによりエアロック構造を形成することができる。したがって、遮蔽室3内で開閉扉21を開放して原子炉圧力容器11内部へのアクセスルートを確保した場合であっても、遮蔽室3の遮蔽扉31を閉鎖しておくことにより、放射線や放射性物質の漏洩を防止することができる。
また、遮蔽室3の遮蔽扉31を開放する場合には、遮蔽ポート2の開閉扉21を封鎖しておくことにより、原子炉ウェル13からの放射線や放射性物質の漏洩を防止することができる。すなわち、本実施形態によれば、冠水工法が採用できない場合であっても放射線や放射性物質の漏洩を防止しつつ燃料デブリXを回収することができる。
次に、本発明の第二実施形態に係る燃料デブリXの回収方法について、図7(a)〜(c)を参照しつつ説明する。ここで、図7は、本発明の第二実施形態に係る燃料デブリの回収方法の一部を示す図であり、(a)は補助遮蔽室設置工程、(b)は搬送工程、(c)は保守工程、である。なお、上述した第一実施形態に係る回収方法及び回収装置と同じ構成部品については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図7(a)〜(c)に示した第二実施形態に係る燃料デブリXの回収方法は、遮蔽室3と連通可能な補助遮蔽室3′を設置する補助遮蔽室設置工程を備えている。このように、遮蔽室3に隣接して補助遮蔽室3′を設置することにより、遮蔽室3を回収作業エンクロージャ、補助遮蔽室3′を保守作業エンクロージャとして使用することができる。回収作用に使用した懸垂手段7や回収手段8は放射能汚染物であることから、懸垂手段7や回収手段8の保守時に遮蔽室3の外部に搬出することは好ましくない。
したがって、補助遮蔽室3′を設置していない場合には、遮蔽室3内で懸垂手段7や回収手段8の保守を行う必要があるが、遮蔽室3内は高放射線量領域であるため、作業員が遮蔽室3内で保守を行うことが難しく、作業ロボット等の遠隔操作により保守を行うこととなる。それに対して、補助遮蔽室3′を設置することにより、遮蔽室3の遮蔽扉31を閉鎖することにより、補助遮蔽室3′内を遮蔽室3よりも放射線量が低い領域とすることができ、防護服を着た作業員が補助遮蔽室3′内で懸垂手段7や回収手段8等の保守を行うこともできる。
例えば、図7(a)に示したように、遮蔽室3の遮蔽扉31を閉鎖した状態で回収作業をしている途中で懸垂手段7や回収手段8の保守を行う場合には、図7(b)に示したように、遮蔽ポート2の開閉扉21を閉鎖した状態で遮蔽扉31を開放し、荷役手段6により懸垂手段7及び回収手段8を補助遮蔽室3′内に移動させる。その後、図7(c)に示したように、遮蔽扉31を閉鎖し、補助遮蔽室3′内で懸垂手段7や回収手段8の保守を行う。補助遮蔽室3′内に作業員が入る場合には、補助遮蔽室3′内を事前に除染するようにしてもよい。
なお、図7(c)において、補助遮蔽室3′内で懸垂手段7を荷役手段6により吊り下げた状態で保守を行ってもよいし、補助遮蔽室3′内のオペレーションフロア1aに懸垂手段7を載置させて保守を行ってもよいし、補助遮蔽室3′内で懸垂手段7を降ろした荷役手段6を遮蔽室3に戻してから保守を行ってもよい。
また、補助遮蔽室3′に遮蔽扉31′を形成することにより、遮蔽ポート2の開閉扉21、遮蔽室3の遮蔽扉31及び補助遮蔽室3′の遮蔽扉31′の三枚の扉によって原子炉ウェル13の上部空間を仕切ることができる。したがって、これらの扉の開閉を制御することにより、エアロック構造の性能向上を図ることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されず、例えば、型式の異なる沸騰水型原子炉や沸騰水型原子炉以外の原子炉にも適用することができる等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 原子炉建屋
1a オペレーションフロア
1b 天井クレーン
2 遮蔽ポート
3 遮蔽室
3′ 補助遮蔽室
4 開口部
5 固定治具
6 荷役手段
7 懸垂手段
8 回収手段
9 監視手段
11 原子炉圧力容器
11a 上蓋
12 原子炉格納容器
12a ドライウェルヘッド
13 原子炉ウェル
14,14a,14b,14c 遮蔽プラグ
15 圧力抑制プール
16 燃料貯蔵プール
17 機器仮置プール
18 ペデスタル
19 γ線遮蔽体
21 開閉扉
22 本体部
22a 開口部
31 遮蔽扉
51 締結具
61 脚部
62 ビーム
63 トロリー
63a マニピュレータアーム
63b 回収容器
71 上部プラットホーム
72 下部プラットホーム

Claims (9)

  1. 原子炉圧力容器又は原子炉格納容器内で固化した燃料デブリの回収方法において、
    原子炉ウェル上に開閉扉を有する遮蔽ポートを設置する遮蔽ポート設置工程と、
    前記遮蔽ポートを囲うように少なくとも一つの遮蔽扉を有する遮蔽室を設置する遮蔽室設置工程と、を備え、
    前記開閉扉及び前記遮蔽扉のいずれか一方を閉鎖した状態で前記燃料デブリの回収を行うようにした、
    ことを特徴とする燃料デブリの回収方法。
  2. 前記燃料デブリの回収作業を行う回収手段を昇降可能に支持する懸垂手段を前記遮蔽ポートの上方に配置する懸垂手段配置工程と、前記遮蔽扉を閉鎖し前記開閉扉を開放した状態で前記懸垂手段から前記回収手段を前記原子炉圧力容器内に下降させて前記燃料デブリの回収作業を行う回収工程と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料デブリの回収方法。
  3. 前記原子炉ウェルの上方に荷役手段を配置する荷役手段配置工程を備え、前記荷役手段は、前記懸垂手段の配置又は前記回収手段により回収した燃料デブリの前記遮蔽室への移動に使用される、ことを特徴とする請求項2に記載の燃料デブリの回収方法。
  4. 前記遮蔽室と連通可能な補助遮蔽室を設置する補助遮蔽室設置工程を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の燃料デブリの回収方法。
  5. 前記遮蔽ポート設置工程は、前記原子炉ウェルを封止する遮蔽プラグ上に前記遮蔽ポートを設置する工程であり、前記遮蔽室設置工程後に前記遮蔽プラグに開口部を形成する開口部形成工程を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の燃料デブリの回収方法。
  6. 原子炉圧力容器又は原子炉格納容器内で固化した燃料デブリの回収装置において、
    原子炉ウェル上に設置され開閉扉を有する遮蔽ポートと、前記遮蔽ポートを囲うように配置され少なくとも一つの遮蔽扉を有する遮蔽室と、を備え、
    前記開閉扉及び前記遮蔽扉のいずれか一方を閉鎖した状態で前記燃料デブリを回収するようにした、
    ことを特徴とする燃料デブリの回収装置。
  7. 前記燃料デブリの回収作業を行う回収手段と、前記回収手段を昇降可能に支持する懸垂手段と、を備えることを特徴とする請求項6に記載の燃料デブリの回収装置。
  8. 前記懸垂手段の配置又は前記回収手段により回収した燃料デブリの前記遮蔽室への移動に使用可能な荷役手段を備える、ことを特徴とする請求項7に記載の燃料デブリの回収装置。
  9. 前記遮蔽室と連通可能な補助遮蔽室を備える、ことを特徴とする請求項6に記載の燃料デブリの回収装置。

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