JP2016159918A - 二剤混合容器 - Google Patents

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【課題】二剤を混合する際の操作性に優れ、かつ二剤の充填効率に優れた二剤混合容器を提供する。【解決手段】二剤混合容器1は、第1剤Aが収容される有底筒状の第1容器10と、第1容器10の口部11から上方に向けて突出するとともに、第2剤Bが収容される第2容器20と、第2容器20の口部21を閉塞するシール体30と、第1容器10の口部11に対して離脱自在に閉塞する蓋体40と、を備えている。第1容器10内には、第1容器10の底部12と蓋体40との間に介装された押し込み片16が配設され、第1容器10の底部12は、蓋体40側に向けて変形自在に形成されていて、底部12が蓋体40側に押し込まれたときに、押し込み片16が蓋体40を第2容器20側に向けて押し上げて蓋体40が第1容器10の口部11から外れる。【選択図】図1

Description

本発明は、二剤混合容器に関するものである。
二剤混合容器としては、例えば下記特許文献1に示されるような、内部に主剤が収容された主容器と、この主容器の口部に装着されるとともに内部に添加剤が収容された副容器と、を備え、副容器は、主容器の口部内に挿入されるとともに内部に添加剤が収容された筒体と、筒体の両端開口部のうち主容器の軸方向外側に位置する一端開口部を覆いかつ軸方向内側に向けて押し込み可能に形成された押し込み部と、筒体の両端開口部のうち主容器の軸方向内側に位置する他端開口部を覆う破断可能なフィルム材と、押し込み部から前記軸方向内側に向けて延設された刃部と、を備える構成が知られている。
この二剤混合容器では、副容器の押し込み部を押し込んで刃部によりフィルム材を破断することで、この破断部分から筒体内の添加剤を主容器内に落下させ、この主容器内で主剤と添加剤とを混合できるようになっている。
特開2006−89084号公報
しかしながら、上記従来の二剤混合容器では、二剤を混合する際に、副容器を主容器の口部に装着する必要があるため、操作性に改善の余地があった。
また、上記従来の二剤混合容器では、主容器および副容器のそれぞれに第1剤と第2剤とが各別に充填されていたので、第1剤を充填する製造ラインと、第2剤を充填する製造ラインと、が別個に必要となり、充填の効率を高めることに改善の余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、二剤を混合する際の操作性に優れ、かつ二剤の充填効率に優れた二剤混合容器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の二剤混合容器は、第1剤が収容される有底筒状の第1容器と、前記第1容器の口部から、前記第1容器の中心軸線に沿う軸方向の外側に向けて突出するとともに、第2剤が収容される第2容器と、前記第2容器の口部を閉塞するシール体と、前記第1容器の口部に対して離脱自在に閉塞する蓋体と、を備え、前記第1容器内には、前記第1容器の底部と前記蓋体との間に介装された押し込み片が配設され、前記第1容器の底部は、前記蓋体側に向けて変形自在に形成されていて、前記底部が前記蓋体側に押し込まれたときに、前記押し込み片が前記蓋体を前記第2容器側に向けて押し上げて前記蓋体が前記第1容器の前記口部から外れることを特徴とする。
この構成によれば、第1容器の底部を蓋体側に向かって押し込むことで、蓋体が第1容器の口部から外れるので、蓋体により互いに仕切られた第1容器内と第2容器内とを連通させることができる。これにより、第1容器および第2容器のそれぞれに収容された第1剤と第2剤とを混合することができる。よって、第1容器の底部を押し込むという操作のみで二剤を混合することができ、操作性を向上させることができる。
さらに、第2容器が第1容器の口部から突出して形成されるため、第1容器に第1剤を収容した後、第1容器の口部を蓋体で閉塞し、その後第2容器に第2剤を収容することができる。このため、第1剤の充填と第2剤の充填とを同一の製造ラインにおいて連続して行うことができる。
したがって、二剤を混合する際の操作性に優れ、かつ二剤の充填効率に優れた二剤混合容器を提供することができる。
また、第1容器の底部を蓋体側に押し込んだときに、蓋体が第1容器の口部から外れるので、この二剤混合容器内で蓋体を移動させることにより、第1剤と第2剤とを効率よく撹拌することができる。
また、上記の二剤混合容器において、前記第2容器の内径は、前記第1容器の内径よりも大きいことが望ましい。
この構成によれば、第2容器の内径が第1容器の内径よりも大きいため、蓋体が第2容器側に押し上げられて第1容器の口部から外れた際に、蓋体を第2容器内において移動自在とすることができる。これにより、第1容器の口部から蓋体が外れることで混合された第1剤と第2剤とを、移動自在の蓋体によって、より一層効率よく撹拌することが可能となる。したがって、撹拌効率に優れた二剤混合容器とすることができる。
また、上記の二剤混合容器において、前記第1容器の底部には、前記第1容器内に連通する注出孔が形成されるとともに、前記注出孔を閉塞する閉塞部材が離脱自在に設けられ、前記注出孔の内径は、前記蓋体の外径よりも小さい、ことが望ましい。
この構成によれば、注出孔から閉塞部材を除去することで、第1剤と第2剤との混合体を注出孔から注出することができる。しかも、注出孔の内径が蓋体の外径よりも小さいため、蓋体が注出孔内に詰まる等して、第1剤と第2剤との混合体の注出が阻害されることを防止できる。したがって、注出操作が容易な二剤混合容器とすることができる。
また、上記の二剤混合容器において、前記閉塞部材は、破断可能な弱化部を介して前記第1容器の底部に連結されている、ことが望ましい。
この構成によれば、閉塞部材を弱化部において破断させることで、第1容器および第2容器の内部と外部とを、注出孔を通して連通させることができる。したがって、注出操作が容易な二剤混合容器を、簡易な構成で実現することができる。
本発明によれば、二剤を混合する際の操作性に優れ、かつ二剤の充填効率に優れた二剤混合容器を提供することができる。
第1実施形態に係る二剤混合容器の縦断面図である。 図1の二剤混合容器を用いて第1剤と第2剤とを混合する手順を説明する図である。 第2実施形態に係る二剤混合容器の縦断面図である。 第2実施形態に係る二剤混合容器の第1容器の底面図である。 図3の二剤混合容器を用いて第1剤と第2剤とを混合する手順を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
最初に、第1実施形態に係る二剤混合容器1について説明する。
図1に示すように、二剤混合容器1は、第1剤Aが収容される有底筒状の第1容器10と、第1容器10の口部11から、第1容器10の中心軸線に沿う軸方向の外側に向けて突出するとともに、第2剤Bが収容される第2容器20と、第2容器20の口部21を閉塞するシール体30と、第1容器10の口部11に対して離脱自在に閉塞する蓋体40と、第1容器10の底部12と蓋体40との間に介装された押し込み片16と、を備えている。
第2容器20は、有底筒状に形成されている。第1容器10および第2容器20それぞれの中心軸線は、共通軸と同軸に配置されている。以下、この共通軸を容器軸Pといい、容器軸P方向に沿う方向を上下方向といい、第2容器20の口部21側を上側、第1容器10の底部12側を下側という。また、上下方向から見た平面視において、容器軸Pに直交する方向を径方向といい、容器軸P回りに周回する方向を周方向という。
第1容器10は、底部12と、底部12の外周縁から上方に向けて延びる周壁13と、を有している。周壁13は、底部12の外周縁から上方に向かうに従い漸次拡径するテーパ状に形成された下側周壁13aと、上下方向に沿って真直ぐ延びる上側周壁13bと、を有している。
底部12は、上方に向けて変形自在に形成されている。具体的に、底部12は、円環状の外周部12aと、外周部12aの内側に配設された円板状の押し込み部12bと、外周部12aと押し込み部12bとを連結する連結部12cと、を有している。
押し込み部12bは、外周部12aよりも下方に位置している。押し込み部12bの上面には、押し込み片16が一体に設けられている。押し込み片16は、横断面視十字形状に形成され、容器軸Pと同軸に配置された上下方向に延びる棒状に形成されている。押し込み片16の上端部および第1容器10の周壁13の上端部それぞれの上下方向の位置は互いに同等になっている。
連結部12cは、外周部12aの内周縁と、押し込み部12bの外周縁と、を連結している。連結部12cは、外周部12aの内周縁から、押し込み部12bの外周縁に向かうに従い段階的に縮径する蛇腹状に形成されている。これにより、連結部12cは、押し込み部12bが上方に向かって押し込まれた際に、上方に反転変形することが可能となっている。
第1容器10には、底部12の外周縁部から下方に向けて延びる脚部14が形成されている。脚部14は、容器軸Pと同軸に配置された円筒状に形成されている。脚部14の下端縁は、底部12の押し込み部12bよりも下方に位置している。
第2容器20の内径は、第1容器10の内径より大きくなっている。第2容器20は、環状の底部22と、底部22の外周縁から上方に向けて延びる周壁23と、周壁23の上端縁から径方向外側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状のフランジ部24と、を有している。
周壁23は、底部22の外周縁から上方に向かうに従い漸次拡径するテーパ状に形成されている。周壁23の上下方向の大きさは、第1容器10の周壁13の上下方向の大きさと同等となっている。
シール体30は、第2容器20のフランジ部24の上面に剥離可能に接着されている。
蓋体40は、第1容器10の上側周壁13bの内側に液密または気密に嵌合するシール筒41と、シール筒41の下端縁に接続してシール筒41の径方向内側を閉塞する閉塞板42と、シール筒41の上端縁から径方向外側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状の鍔部43と、を有する。シール筒41の上下方向の大きさは、第1容器10の上側周壁13bのうち、第2容器20の底部22より上方に位置する上端部の上下方向の大きさと同等となっている。閉塞板42は、その径方向内側の部分が外周縁よりも上方に位置するように膨出している。閉塞板42の下面は、押し込み片16の上端縁から上方に離れている。鍔部43の下面は、第1容器10の上側周壁13bの上端開口縁に当接している。鍔部43の外径は、第1容器10の上側周壁13bの上端部の外径と同等となっている。
また、閉塞板42の下面には、第1容器10の上側周壁13bの内周面に嵌合する複数の突設板部45が形成されている。突設板部45は、上下方向から見て径方向外側に開口したV字状に形成され、径方向の外側を向く側端縁が第1容器10の上側周壁13bの内周面に嵌合している。
以下、本実施形態の二剤混合容器1の作用について説明する。
最初に、二剤混合容器1への第1剤Aおよび第2剤Bの充填について説明する。
まず、第1容器10への第1剤Aの充填を行う。具体的に、シール体30および蓋体40が外れた二剤混合容器1に対してノズル等を挿入し、二剤混合容器1の下部に位置する第1容器10内に第1剤Aを充填する。
次いで、第1容器10の口部11を蓋体40で閉塞する。具体的に、第1容器10の上側周壁13b内に蓋体40を嵌合する。これにより、第1容器10は、第2容器20に対して蓋体40により仕切られた状態となる。
次いで、第2容器20への第2剤Bの充填を行う。具体的に、蓋体40により第1容器10に対して仕切られた第2容器20内にノズル等を挿入し、第2剤Bを充填する。
最後に、第2容器20の口部21をシール体30で閉塞する。
以上により、二剤混合容器1への第1剤Aおよび第2剤Bの充填が完了する。このように、第2容器20が第1容器10の口部11から突出して形成されるため、第1剤Aの充填と第2剤Bの充填とを同一の製造ラインにおいて連続して行うことができる。
次に、二剤混合容器1の使用方法について説明する。
図2に示すように、二剤混合容器1に充填された第1剤Aと第2剤Bとを混合する際には、第1容器10の底部12の押し込み部12bを上方に向かって押し込む。すると、押し込み部12bと蓋体40との間に介装された押し込み片16が、蓋体40の閉塞板42の下面に下方から当接して蓋体40を第2容器20側に向けて押し上げて、蓋体40が第1容器10の口部11から外れる。これにより、蓋体40により互いに仕切られた第1容器10内と第2容器20内とが連通するので、第1容器10に収容された第1剤Aと、第2容器20に収容された第2剤Bと、を混合することができる。よって、第1容器10の底部12の押し込み部12bを押し込むという操作のみで二剤を混合することができ、操作性を向上させることができる。以上の過程において、蓋体40は、第1容器10の口部11から外れた後、押し込み片16から外れて移動自在の状態となっている。
以上に詳述したように、本実施形態によれば、二剤を混合する際の操作性に優れ、かつ二剤の充填効率に優れた二剤混合容器1を提供できる。
また、第1容器10の底部12を上方に押し込んだときに、蓋体40が第1容器10の口部11から外れるので、この二剤混合容器1内で蓋体40を移動させることにより、第1剤Aと第2剤Bとを効率よく撹拌することができる。
しかも、第2容器20の内径が第1容器10の内径よりも大きいため、蓋体40が第2容器20側に押し上げられて第1容器10の口部11から外れた際に、蓋体40を第2容器20内において移動自在とすることができる。これにより、第1容器10の口部11から蓋体40が外れることで混合された第1剤Aと第2剤Bとを、移動自在の蓋体40によって、より一層効率よく撹拌することが可能となる。したがって、撹拌効率に優れた二剤混合容器1とすることができる。
なお、上記実施形態では、第1容器10の上側周壁13bの上端縁は、第2容器20の底部22よりも上方に突出していたが、これに限定されず、第1容器10の上側周壁13bの上端縁は、第2容器20の底部22と面一とされていてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る二剤混合容器101について説明する。
図1に示す第1実施形態では、押し込み片16が第1容器10に設けられていた。これに対して、図3に示す第2実施形態では、押し込み片145が蓋体140に設けられている点で、第1実施形態と異なっている。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図3に示すように、第1容器110の周壁113は、底部112の外周縁から上方に向かうに従い漸次拡径するテーパ状に形成されている。
底部112の連結部112cは、外周部112aの内周縁から、押し込み部112bの外周縁に向かうに従い漸次縮径するテーパ状に形成されている。底部112の連結部112cと、外周部112aの内周縁および押し込み部112bの外周縁との接続部分は、折曲変形自在に形成されている。これにより、連結部112cは、押し込み部112bが上方に向かって押し込まれた際に、上方に反転変形することが可能となっている。
第1容器110の底部112には、第1容器110内に連通する有底筒状の注出部117が配設されている。注出部117は、第1容器110の底部112の外周部112aに設けられた基筒部117aと、基筒部117aの下端縁と連結する有底筒状のキャップ筒部117b(閉塞部材)と、キャップ筒部117bの外周面に突設された摘み部117cと、を有している。基筒部117aは、外周部112aの下面から下方に向かって延びている。キャップ筒部117bは、基筒部117aの内側119を閉塞している。キャップ筒部117bの外径は、基筒部117aの外径よりもやや小さくなっている。基筒部117aとキャップ筒部117bとは、破断可能な弱化部118を介して連結されている。ここで弱化部118を破断してキャップ筒部117bを除去すると、第1剤Aと第2剤Bとの混合体が、基筒部117aの内側(注出孔)119を通して注出される。基筒部117aの内径は、蓋体140の外径よりも小さくなっている。基筒部117aおよびキャップ筒部117bは、同軸に配置されている。図4に示すように、摘み部117cは、キャップ筒部117bの中心軸線を挟む両側に配設され、容器軸Pを中心とする円の接線に沿って延びている。また、摘み部117cは、外周部112aの外周縁より径方向の内側に位置している。
脚部114は、第1容器110の底部112の下面視で、注出部117に向けて開口するC字状を呈する。図3に示すように、脚部114の下端縁は、注出部117の下端縁よりも下方に位置している。
第2容器20の周壁23の下部には、径方向内側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状の突起23aが形成されている。
蓋体140は、第1容器110の口部111を液密または気密に閉塞する有頂筒状のシール筒141と、シール筒141の下端部から径方向外側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状のフランジ部142と、フランジ部142に立設された係合筒部143と、を有する。
シール筒141の周壁には、周方向に沿って延びる環状に形成されるとともに下方に向けて開口する嵌合溝144が形成されている。嵌合溝144には、第1容器110の周壁113の上端部が液密または気密に嵌合する。
シール筒141の天壁の下面には、押し込み片145が一体に設けられている。押し込み片145は、横断面視十字形状に形成され、容器軸Pと同軸に配置された上下方向に延びる棒状に形成されている。押し込み片145の下端部は、第1容器110の押し込み部112bの上面に当接している。これにより、第1容器110の底部112の押し込み部112bが上方(蓋体140側)に向かって押し込まれた際に、押し込み片145が設けられた蓋体140は第2容器20側に向けて押し上げられ、蓋体140が第1容器110の口部111から外れる。
フランジ部142は、第2容器20の底部22上の全域に亘って配置されている。
係合筒部143は、第2容器20の周壁23内に嵌合されている。係合筒部143の上端部は、第2容器20の周壁23の突起23aにおける下端部に係止されている。
以下、本実施形態の二剤混合容器101の作用について説明する。
二剤混合容器101に充填された第1剤Aと第2剤Bとを混合する際には、第1実施形態と同様に、第1容器110の底部112の押し込み部112bを上方に向かって押し込む。すると、押し込み部112bと蓋体140との間に介装された押し込み片145が、蓋体140を第2容器20側に向けて押し上げて、蓋体140が第1容器110の口部111から外れる。これにより、蓋体140により互いに仕切られた第1容器110内と第2容器20内とが連通するので、第1容器110に収容された第1剤Aと、第2容器20に収容された第2剤Bと、を混合することができる。
次いで、図5に示すように、二剤混合容器101を、第2容器20の口部21が下方に位置し、第1容器110の底部112が上方に位置する倒立姿勢とする。この状態で、注出部117の摘み部117cを捩じってキャップ筒部117bを回転させ、基筒部117aとキャップ筒部117bとの接続部である弱化部118を破断させてキャップ筒部117bを除去し、基筒部117aの内側119を開放させる。これにより、第1容器110および第2容器20の内部と外部とが基筒部117aの内側119を通して連通し、混合された第1剤Aと第2剤Bとを基筒部117aの内側119から注出することができる。
しかも、基筒部117aの内側119の内径は、蓋体140の外径よりも小さいため、蓋体140が基筒部117a内に詰まる等して、混合された第1剤Aと第2剤Bとの注出が阻害されることを防止できる。したがって、注出操作が容易な二剤混合容器101とすることができる。
さらに、キャップ筒部117bは、破断可能な弱化部118を介して基筒部117aに連結されているため、キャップ筒部117bを弱化部118において破断させることで、第1容器110および第2容器20の内部と外部とを、基筒部117aの内側119を通して連通させることができる。したがって、注出操作が容易な二剤混合容器101を、簡易な構成で実現することができる。
なお、本発明の技術的範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態では、押し込み片が第1容器の底部または蓋体に一体に設けられていたが、これに限られるものではなく、第1容器の底部と蓋体との間に介装されていればよい。
また、押し込み片は、第1容器の底部および蓋体に対して隙間が設けられた状態で配設させていてもよい。
また、第1容器の底部は、押し込み部に連結された連結部が反転変形することにより、上方に向けて変形自在とされていたが、これに限られるものではなく、例えば、第1容器の底部が弾性変形可能な材料により形成されていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1,101…二剤混合容器 10,110…第1容器 11,111…第1容器の口部 12,112…第1容器の底部 16,145…押し込み片 20…第2容器 21…第2容器の口部 30…シール体 40,140…蓋体 117b…キャップ筒部(閉塞部材) 118…弱化部 119…キャップ筒部の内側(注出孔) A…第1剤 B…第2剤

Claims (4)

  1. 第1剤が収容される有底筒状の第1容器と、
    前記第1容器の口部から、前記第1容器の中心軸線に沿う軸方向の外側に向けて突出するとともに、第2剤が収容される第2容器と、
    前記第2容器の口部を閉塞するシール体と、
    前記第1容器の口部に対して離脱自在に閉塞する蓋体と、を備え、
    前記第1容器内には、前記第1容器の底部と前記蓋体との間に介装された押し込み片が配設され、
    前記第1容器の底部は、前記蓋体側に向けて変形自在に形成されていて、前記底部が前記蓋体側に押し込まれたときに、前記押し込み片が前記蓋体を前記第2容器側に向けて押し上げて前記蓋体が前記第1容器の前記口部から外れる、
    ことを特徴とする二剤混合容器。
  2. 前記第2容器の内径は、前記第1容器の内径よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の二剤混合容器。
  3. 前記第1容器の底部には、前記第1容器内に連通する注出孔が形成されるとともに、前記注出孔を閉塞する閉塞部材が離脱自在に設けられ、
    前記注出孔の内径は、前記蓋体の外径よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の二剤混合容器。
  4. 前記閉塞部材は、破断可能な弱化部を介して前記第1容器の底部に連結されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の二剤混合容器。
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