JPH0431250A - 二剤混合容器およびその製造方法 - Google Patents

二剤混合容器およびその製造方法

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JPH0431250A
JPH0431250A JP2133159A JP13315990A JPH0431250A JP H0431250 A JPH0431250 A JP H0431250A JP 2133159 A JP2133159 A JP 2133159A JP 13315990 A JP13315990 A JP 13315990A JP H0431250 A JPH0431250 A JP H0431250A
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container
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wall
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Katsumi Sone
曽根 勝己
Tsugio Katsumata
勝間田 次夫
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Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D25/00Details of other kinds or types of rigid or semi-rigid containers
    • B65D25/02Internal fittings
    • B65D25/04Partitions
    • B65D25/08Partitions with provisions for removing or destroying, e.g. to facilitate mixing of contents
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/32Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging two or more different materials which must be maintained separate prior to use in admixture
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    • B65D81/3211Separate rigid or semi-rigid containers joined to each other at their external surfaces coaxially and provided with means facilitating admixture

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、たとえば粉状の化粧料と化粧液を混合して
使用する化粧容器や、錠剤と液剤を混合して使用する目
薬等に使用して好適な二剤混合容器に関する。
「従来の技術」 従来より、容器本体内部を仕切部により二室に区画し、
未使用時は各室に異種の内容物(たとえば粉体、液体な
ど)を別個に保存し、使用時は仕切部を外して異種の内
容物同士を混合して使用するようにした二剤混合容器が
第12図および第13図にそれぞれ知られている。
第12図に示す二剤混合容器(実開昭58−76533
号)は、瓶1の口部にキャップ2を嵌合し、キャップ2
の裏面から瓶1内部に小形の瓶3を吊下げ、キャップ2
の立上り部21内部に瓶3の開口部を密封する閉塞板5
を薄肉部5!を介して一体に形成したもので、未使用時
は各瓶1,3内に異種の内容物を収納保存し、使用時は
キャップ2の立上り部2 a j:外嵌された内容物取
出し用のキャップ6を螺合により下降させ、キャップ6
と一体な内筒6!の下端で閉塞板5を押し下げて切断し
、閉塞板5と共に瓶3を瓶1内に落下させ、瓶3内の内
容物と瓶1内の内容物を混合させるようにしたものであ
る。
また第13図に示す二剤混合容器(実公昭63−338
08号)は、容器本体7の口部にキャップ8を外嵌し、
容器本体7の口部内にキャップ8の下端開口部を閉栓す
る中栓9を嵌合したもので、未使用時は容器本体7内お
よびキャップ8内にそれぞt’11種の液体を収納保存
し、使用時はキャップ8を螺合により上昇させ、口部内
に係止部9aにより係止された中栓9を容器本体7内に
落下させ、容器本体7内の液体とキャップ8内の液体を
混合させるようにしたものである。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、前者の従来例は瓶1内と瓶3内を仕切る
閉塞板5がキャップ2の立上り部2M内壁に薄肉部5M
を介して一体に形成されているため、キャップ2の螺合
とともに内筒61で閉塞板5を押下げて切断する場合、
キャップ2の嵌合のばらつきや内筒61の押下げ力のば
らつきにより閉塞板5に生じる剪断力に周方向での差が
生じ、薄肉部51全周をきれいに切断して落下させるの
が難しいという欠点があった。したがって、瓶3を瓶1
内に楽に落下し得ず、楽に瓶lと瓶3の内容物を混合さ
せることができなかった。
また後者の従来例は別パーツである中栓9をキャップ8
の下端開口部に圧入するようにしているため、気密性に
不安が残り、内容物保存時における完全密封を保証でき
ない問題があり、さらには容器本体7とキャップ8と中
栓9との各部材の嵌合構造や中栓9を落下させる構造が
複雑であり、容器の組立性およびコスト性に欠けるとい
う欠点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、内容物の保
存時は異種内容物を完全密封の形で収納保存し、使用時
は異種内容物を容易かつ良好に混合でき、さらには製作
も容易な二剤混合容器とその製造方法を提供することを
目的としている。
「課題を解決するための手段」 本発明に係る二剤混合容器は、合成樹脂からなる筒状の
容器本体の内壁に当該容器本体内を二室Iこ区画する合
IR樹脂からなる仕切部を剥離可能に仮溶着したもので
ある。
なお、前記仕切部と前記容器本体の内壁は、互いに相溶
性の低い材質から構成することが望ましく、また前記容
器本体には前記仕切部を外から剥離操作するための操作
部を設けることが望ましい。
また、本発明に係る二剤混合容器の製造方法は、筒状の
容器本体とこの容器本体内を二室に区画する仕切部とを
互いに相溶性の低い材質から構成し、一方を射出成形し
た後に他方を射出成形して、これら両者を一体成形した
ものである。
「作用」 本発明の二剤混合容器は、筒状の容器本体の内壁と容器
本体内を二室に区画する仕切部とは完全に相溶すること
なくあるいは単に接触しているだけに止まることなく弱
接着の状態で一体に仮溶着されて二室の完全密封を保証
している。また仕切部は外からの抑圧操作等により一定
の押圧力で容器本体内壁から剥離して外され、かつ剥離
された仕切部は容器本体内で攪拌作用を発揮し、二室に
収納された異種の内容物を良好に混合可能とする。
特に、仕切部と容器本体の内壁とは互いに相溶性の低い
材質から構成することにより仕切部の容器本体内壁から
の剥離が容易かつ良好となる。
また本発明に係る二剤混合容器の製造方法は、上記作用
の得られる二剤混合容器を容易にかつ良好な成形性で製
造し、さらには上記したように容器本体と仕切部との一
体成形により各室の完全密封を保証する。
「実施例」 以下図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の製造方法により成形されt;第1実施
例の二剤混合容器を示している。この図において符号1
0は容器本体を示し、この容器本体lOは両端部が開口
された筒状体とされている。
この容器本体10の内壁には周方向に連続するリング状
の段部11が形成され、この段部11より形成される中
央の開口部11mには容器本体10内を二重A、Bに区
画する円板状の仕切部12が段部11内面と仮溶着され
る形で一体に設けられている。
また容器本体10の一端開口には一端開口を閉塞し前記
室Aを密閉する栓13の基端筒部131が液密に嵌合さ
れている。この栓13には容器本体10内の内容物の流
通路13bを形成する先細りの立上り部13cが設けら
れ、この立上り部13cの先端には内容物出口13dが
設けられている。さらに容器本体10の一端外周にはお
ねじ14畠が形成され、このおねじ141には自身の頂
部内面に前記内容物出口13dを閉塞する栓体151を
有する蓋15の基端内層面に形成されためねじ14bが
螺合されている。
一方、容器本体10の他端開口にはこれを閉塞し室Bを
密閉する筒状の弾性キャップ16の内筒16Mが液密に
嵌合されている。また容器本体10の他端外周には周突
条17mが形成され、この周突条171には弾性キャッ
プ16の基端内周に形成された周突条17bがアンダー
カット結合されている。この弾性キャップ16の底部は
容器本体10の他端開口を実質的に閉塞するとともに外
側に湾曲する弾性部18とされている。この弾性部1B
は前記した仕切部12を剥離操作するための操作部とな
るもので、室Bの内方へ向けて押圧することにより弾性
変形可能とされている。
前記仕切部12の弾性板18側片面には仕切部12を押
圧して剥離させるためのロッド121の基端が一体に設
けられ、このロッド12aの先端は軸方向に延びて前記
弾性板18に押圧される位置まで達している。
次ぎに上記構成の二剤混合容器の材質を説明する。
容器本体10と仕切部12は基本的に互いに相溶性の低
い材質から構成されている。本実施例では、容器本体1
0七仕切部12は低密度ポリエチレン、高密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン
などの異種の合成樹脂から適宜選択して成形し、または
一方をオレフィン樹脂、他方を他のオレフィン系やスチ
レン系樹脂から成形することも可能である。さらには−
方に滑剤を添加した同一合成樹脂により両者を成形する
ことも可能である。この場合、滑剤は成形性を向上させ
る成形助剤としてよく知られており、ステアリン酸、ス
テアリン酸鉛、カルナバワックス、パラフィン、シリコ
ンオイル、鉱油などが用いられる。そして本実施例では
t;とえばシリコンオイルを合成樹脂に0.O1〜3.
0%重量比で添加し、使用する合成樹脂と滑剤との組み
合わせによる相溶性低下効果の程度、容器本体10内壁
の段部11と仕切部12との接着面積の大きさに応じて
滑剤の添加量を調節することによって、一定の押圧力で
仕切部12を剥離して外すことができかつ段部11と仕
切部12とを互いに弱接着させて完全密閉を図ることが
できる。
なお、その他の部材は容器本体10の材質に準じて適宜
選択すればよい。
次ぎに、上記構成の二剤混合容器の作用を説明する。
かかる二剤混合容器の用途としては、たとえば化粧料容
器や目薬等が挙げられるが、化粧料容器として使用する
場合、第2図に示すように容器本体10の一方の室Aに
化粧液に、を収納し、他方の室Bにコラーゲン等の粉状
化粧料に、を収納し、未使用時にはこれら各内容物を完
全密封状態に保存する。
この保存状態では、室Aは仕切部12と栓13および蓋
15により密封状態が維持され、かつ室Bは仕切部12
と弾性キャップ16により密封状態が維持されている。
特に、仕切部12は容器本体10内壁の段部11と弱接
着状態に仮溶着されているので二室A、B間の仕切は完
全である。
かかる二剤混合容器の使用時には、第3図に示すように
弾性キャップ16の底部である弾性部18を親指等で押
し込み、ロッド12!を介して仕切部12を押圧し、仕
切部12を段部11から剥離して外し、これを室A内に
落下させる。このとき仕切部12は完全に相溶すること
なく弱接触状態で仮溶著されているから強い力を加える
ことなく一定の押圧力で段部11から容易に剥離し、二
室A、Bを互いに連通可能とする。そし1.て、容器本
体10を良く振って容器本体10内の粉状化粧料に、と
化粧液に、を攪拌させ両者を混合させる。
この場合室A内に落下した仕切部12はロッド12mと
ともに内容物を攪拌させる撹拌棒の役割を発揮するから
両者の混合が加速され、極めて効率的かつ効果的に攪拌
混合され、内容物を良好な使用状態とする。この状態で
、先端の蓋15を外すことにより、内容物が内容物出口
13aから取り出し可能となる。
このように、本実施例の二剤混合容器は、弾性キャップ
16の弾性部18を押し込むだけの簡単な操作で内部の
仕切部12を容器本体内壁から剥離操作することができ
、また仕切部12の攪拌作用により二室ASIllの内
容物を極めて効果的に混合させることができる。
また、上記の構造の二剤混合容器の他にも第2実施例と
して第4図および第5図に示す構造もある。
この二剤混合容器は、第4図に示すように弾性キャップ
16の底部である弾性部18の裏面に仕切部12近傍ま
で先端が延びるロッド12&を垂設したもので、第5図
に示すように弾性部18を押圧操作することによりロッ
ド121で仕切部12を押し込んで段部11から剥離す
るようにしたものである。
次ぎに、以上のような構成を有しかつ作用を奏する二剤
混合容器の製造方法を第6および第7図を参照して説明
する。
本実施例で用いられる成形装置(金型)の一つは、第6
図に示すように容器本体10と仕切s12とを一体成形
するためのものである。
この成形装置は、第6図に示すようにベースコア20と
、容器本体lOを成形するためのキャビティC1を形成
する第1側部コア21と、容器本体10の他端部を成形
するためのキャビティC2を形成する第2側部コア22
と、段部11を成形するためのキャビティC1を形成す
る上部コア23と、仕切部12を成形するためのキャビ
ティC6を形成する摺動コア24とを有する構成とされ
ている。また、ベースコア20には前記キャビティCI
Fk3Iこ開口する第1湯口25と前記キャビティC4
内に開口する第2湯口26とが設けられ、これら各湯口
25.26はそれぞれの湯道を介して各々の射出機(図
示せず)に連絡されている。
このように構成された成形装置を用いて容器本体10と
仕切部12とを一体成形するには、まず、摺動コア24
を第6図に示す前進位置に位置させた上で、$1fil
:125からキャビティC1内にたとえばポリエチレン
樹脂などからなる第1の合成樹脂P1を射出し、この合
成樹脂P1をキャビティC1、キャビティC8にゆきわ
たらせる。次いで摺動コア24を第7図に示す後退位置
に位置させたうえで、第2湯q26から第1の合成樹脂
P1と相溶性の低い異種の合成樹脂P、をキャビティC
4内に射出し、これを必要な時間冷却した後、各コアを
開き、脱型すれば第1図に示す容器本体10と仕切部1
2との一体成形品が出来上がる。
なお、残りの栓13、蓋15、弾性キャップ16の各部
材は通常の射出成形方法により成形し、これにより二剤
混合容器の各構成部材が出来上がる。
この実施例によれば、摺動コア24を前進位置および後
退位置に摺動させるだけで容器本体1゜と仕切部12と
をそれぞれ独自に形成するキャビティを形成することが
でき、それぞれのキャビティに相溶性の低い合成樹脂を
順次射出することにより、互いに相溶性の低い樹脂材か
らなる容器本体10と仕切部12とを容易に一体成形す
ることができ、かかる一体成形品を大量生産できる。し
かもこれを金型の構造上や成形性等からもきわめて容易
な手段によって実現することができ、さらには成形すべ
き二剤混合容器の形状等に左右されることのない良好な
二剤混合容器の製造方法を得ることができる。
次ぎに、上記#l成を有する二剤混合容器の別の製造方
法について第8図ないし第9図を参照し説明する。
第8図に示す成形装置(金を)は、下部コア30と、仕
切部12を成形するためのキャビティC5を形成する上
部コア31と、仕切部12の成形後、下部コア30を反
転させて容器本体10を成形するキャビティC,を形成
する下部コア32および側部コア33とを有する構成と
されている。また下部コア30には前記キャビティC,
内に開口する第1湯口34と前記キャビティC,内に開
口する第2湯口35とが設けられ、これら各湯口34.
35はそれぞれの湯道を介して各々の射出機(図示せず
)に連絡されている。
このように構成された成形装置を用いて容器本体lOと
仕切部12とを一体成形するには、まず、下部コア30
の第1湯口34からキャビテ(Cs内にたとえば滑剤を
添加した第1の合成樹脂P3を射出し、仕切部12を成
形する。次いで下部コア30を開いて反転させた後、第
9図に示すように容器本体成形用の下部コア32および
側部コア33をセットし、第2湯口35から滑剤無添加
の第2の合成樹脂(第1の合成樹脂P、と同一樹脂)P
4をキャビティC1内に射出し、これを必要な時間冷却
した後、各コアを開き脱型すれば第1図に示す容器本体
lOと仕切部12との一体成形品が出来上がる。
この実施例によっても、仕切部12と容器本体10の各
キャビティに時間をおいて互いに相溶性の低い合成樹脂
を射出することにより、互いに相溶性の低い樹脂材から
なる容器本体10と仕切部12とを極めて簡単な手段で
容易に一体成形することができる。
なお、本発明の二剤混合容器は上記した2つの製造方法
の他にもインサート成形方法を用いて製造することがで
きる。このインサート成形方法によれば、第1O図およ
び第11図にそれぞれ示すような仕切部12と段部11
との面接合部の多種の形状バリエーションを得ることが
できる。
たとえば第1O図に示すものは仕切部12の外周面を遠
心方向へ突出する突部12bとしたもので、段部11と
の面接触抵抗を増大させることにより、仕切部12を押
圧操作により剥離する際に仕切部12の外周面と段部1
1の内周面とに生じる面方向への剪断抵抗力を増大し、
仕切部12の剥離に必要な弾性キャップ16における押
圧力を調節することができる。また第11図に示すもの
は仕切部12の外周面に軸方向に延びるレット12dを
周方向に複数本形成したもので、これによっても上記同
様の剪断抵抗力の増加を得ることができる。このように
仕切部12と段部11との面接触形状に凹凸を加えるこ
とにより両者の剪断抵抗力を増加し、容器本体10と仕
切部12に使用する合成樹脂の材質等に合わせて弾性キ
ャップ16における押圧操作を加減し、適正な操作性を
得ることができる。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、本発明の二剤混合容器は、
内容物を収納する合成樹脂からなる筒状の容器本体の内
壁に当該容器本体内部を二室に区画する合成樹脂からな
る仕切部を剥離可能に仮溶着したから、容器本体内の仕
切部による各室間の密閉が完全であり、各室に収納する
内容物の保存が完全に行え、しかも内容物の混合時には
一定の押圧操作等により仕切部を簡単にかつきれいに剥
離して外し、これにより各室の内容物の混合を容易に行
える。
また前記容器本体の内壁および前記仕切部を互いに相溶
性の低い材質から構成することにより、仕切部の剥離が
より簡単に行え、さらに剥離した仕切部は容器本体内で
攪拌作用を発揮するから内容物の混合を効果的かつ効率
的に行える。
また本発明にがかる二剤混合容器の製造方法は、筒状の
容器本体とこの容器本体内を二室に区画する仕切部は互
いに相溶性の低い材質により構成し、一方を射出成形し
た後、他方を射出成形して、両者を一体成形するように
したから、密閉性に優れ、構造が簡単かつ組立が容易で
あり、内容物の混合が容易に行える二剤混合容器が容易
に得られるとともに、これを安価にかつ大量に製造でき
る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
1第1図ないし第3図は本発明に係る二剤混合容器の一
構造例を示すもので、第1図は二剤混合容器の一部断面
斜視図、第2図は内容物の混合前の状態を示す二剤混合
容器の断面図、83図は混合後の状態を示す二剤混合容
器の断面図、第4図および第5図は二剤混合容器の別構
造例を示すもので、第4図は混合前の状態を示す二剤混
合容器の断面図、第5図は混合後の状態を示す二剤混合
容器の断面図、第6図および第7図は本発明に係る二剤
混合容器の製造方法を示すもので、それぞれ成形装置の
断面図、第8図および第9図は別の製造方法を示すもの
で、それぞれ成形装置の断面図、第10図および第11
図はそれぞれ成形装置内における仕切部と段部との接触
面形状例を示す断面図、第12図は本発明の従来例を示
す二剤混合容器の断面図、第13図は別の従来例を示す
二剤混合容器の断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 i)合成樹脂よりなる筒状の容器本体(10)の内壁に
    当該容器本体(10)内を二室(A、B)に区画する合
    成樹脂よりなる仕切部(12)が剥離可能に仮溶着され
    ていることを特徴とする二剤混合容器。 ii)前記容器本体(10)の内壁および前記仕切部(
    12)は互いに相溶性の低い材質から構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の二剤混合容器。 iii)前記容器本体(10)には前記仕切部(12)
    を外から剥離操作する操作部(18)が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の二剤混合容器。 iv)筒状の容器本体(10)とこの容器本体(10)
    内を二室(A、B)に区画する仕切部(12)は互いに
    相溶性の低い材質により構成され、一方が射出成形され
    た後に他方が射出成形されて、両者が一体成形されるこ
    とを特徴とする二剤混合容器の製造方法。
JP2133159A 1990-05-23 1990-05-23 二剤混合容器およびその製造方法 Pending JPH0431250A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0722980U (ja) * 1993-10-04 1995-04-25 鐘紡株式会社 二成分混合容器
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