JP6675787B2 - 二剤混合容器 - Google Patents

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Description

本発明は、二剤を分離した状態で収容し、使用時に混合可能な二剤混合容器に関するものである。
第1剤と第2剤とを混合して使用する飲料、薬剤等には、使用直前に混合しないと風味や効力が失われるものがあり、そのような場合には、第1剤と第2剤を個別の容器に収容して保存し、使用直前に混合して使用する必要がある。そのような使い方に対応した容器として例えば、特許文献1には、種類の異なる内容物をそれぞれ充填した収納体を二つ用意してこれを二段重ねに構成し、使用時に一方の収納体を回動させて各収納体を相互に隔絶する底蓋を下側に位置する収納体に向けて落下させることによって両収納体につながる開口を形成して二剤を混合するようにした、二剤混合容器が開示されている。
特許第4094320号明細書
しかし、特許文献1に記載の二剤混合容器では、二つの収納体が終始連結されているため、混合する2つの内容物の組み合わせを容易に変更することができなかった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、第1剤と第2剤を自由に組み合わせて混合可能な二剤混合容器を提案することである。
本発明は、第1剤を収容する第1容器体と、該第1容器体の上端開口を上方から覆った状態で該第1容器体に装着し取り外し可能なキャップ本体とを有する第1容器組立体と、
第2剤を収容する第2容器体と、該第2容器体の上部開口を上方から覆った状態で該第2容器体に装着される蓋板とを有する第2容器組立体と
を備える二剤混合容器であって、
前記第2容器体は、該第2容器体の底部が前記第1容器体の上部開口を上方から覆った状態で該第1容器体に装着可能であり、該第2容器体が該第1容器体に装着されると、該第1容器体の第1押圧部が該第2容器体の底部を押圧し、該底部に設けられた第1弱化部が破断して、該第1容器体の収容空間と該第2容器体の収容空間とが連通し、
前記キャップ本体は、注出孔を有すると共に、前記第2容器体の上部開口を上方から覆った状態で該第2容器体にも装着可能であり、該キャップ本体が該第2容器体に装着されると、該キャップ本体の第2押圧部が該蓋板を押圧し、該蓋板に設けられた第2弱化部が破断して、前記第2容器体の収容空間と前記注出孔とが連通することを特徴とする二剤混合容器である。
また、前記第1押圧部及び前記第2押圧部の少なくとも一方の押圧面は、中心軸線と直交する面に対して傾斜していることが好ましい。
また、前記第1弱化部及び前記第2弱化部の少なくとも一方に隣接してヒンジ部が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、第1剤と第2剤を自由に組み合わせて混合可能な二剤混合容器を提案することができる。
本発明の一実施形態に係る二剤混合容器を構成する第1容器組立体及び第2容器組立体の半断面図である。 本発明の一実施形態に係る二剤混合容器において、第2容器体を上方から第1容器体に装着している状態を示す半断面図である。 本発明の一実施形態に係る二剤混合容器において、第1剤と第2剤を混合した後、キャップ本体を上方から第2容器体に装着している状態を示す半断面図である。 本発明の一実施形態に係る二剤混合容器において、キャップ本体が装着され、混合された内容物を注出可能な状態を示す半断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。
図1に示す本発明の一実施形態である二剤混合容器100は、第1剤Aを収容する第1容器体10と、第1容器体10の上部開口15を上方から覆った状態で第1容器体10に装着し取り外し可能なキャップ本体20と、キャップ本体20の注出孔14aを上方から覆う蓋体40とを有する第1容器組立体70を備えている。また、二剤混合容器100は、第2剤Bを収容する第2容器体50と、第2容器体50の上部開口58を上方から覆った状態で第2容器体50に装着される蓋板61とを有する第2容器組立体80を備えている。なお、本明細書、特許請求の範囲、要約書および図面では、キャップ本体20及び蓋板部材60が位置する側を上方(図1における上側)とし、第1容器体10及び第2容器体50が位置する側を下方(図1における下側)とする。また、径方向外側とは、図1における二剤混合容器100の中心軸線Oを通り中心軸線Oに垂直な直線に沿って外側に向かう方向であり、径方向内側とは、当該直線に沿って中心軸線Oに向かう方向を指すものとする。
第1容器体10は、第1剤Aを収容する収容空間S1を有する容器体であり、上部開口15を有し後述するキャップ本体20がねじ係合により固定される円筒状の口部11と、口部11に連なり収容空間S1を形成する略円筒形状の胴部17と、胴部17の下端を閉塞する底部18とを備える。口部11の径方向外側面には、キャップ本体20の外周壁21の径方向内側面に設けられた雌ねじ部21aにねじ係合させてキャップ本体20を第1容器体10に固定するための雄ねじ部11aが設けられている。また、口部11上端の係合壁11bの先端には、後述する押圧部材30の係合突起33aをアンダーカット係合させて押圧部材30を口部11に固定するための突部11cが径方向外側方向に向けて突出している。なお、第1容器体10の材質には、例えばポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリエーテル系あるいはポリスチレン系などの各種熱可塑性樹脂やガラス等を用いることができる。
第1容器体10の口部11の上方には、後述するように、第2容器体50の底部57を押圧するための第1押圧部35を有する押圧部材30が固定されている。押圧部材30は、口部11の径方向内側において上下方向に延びるベース壁31と、ベース壁31の下端から径方向内側に延びる底壁34を介してベース壁31に連結される第1押圧部35と、ベース壁31の上端から径方向外側に延びる上壁32を介してベース壁31に連結される係合壁33とを有する。第1押圧部35は略円筒形状を有する筒状部材であり、その上端面(押圧面)は、図1に示すように、中心軸線Oに直交する面に対して緩やかな傾斜を有している。係合壁33の下端部には、先述の係合突起33aが径方向内側方向に突出している。
キャップ本体20は、口部11を径方向外側から包囲する外周壁21と、外周壁21の上端部から径方向内側方向に延びる頂壁22と、頂壁22の上面において中心軸線Oの近傍に設けられた注出筒14と、頂壁22の下面から下方に垂下する第2押圧部23とを備える。外周壁21の径方向内側面には、キャップ本体20を第1容器体10の口部11に固定するための雌ねじ部21aが設けられている。また、第2押圧部23は、後述するように、キャップ本体20を第2容器体50に上方から装着したときに、第2容器体50の上端に取り付けられた蓋板61を押圧して第2弱化部61aを破断させる。注出筒14の径方向内側には、使用時に収容空間S1,S2内の混合された内容物を注出するための注出孔14aが形成されている。また、注出筒14の径方向外側には、後述する蓋体40をねじ係合により固定するための雄ねじ部14bが設けられている。
蓋体40は、図1に示すように、緩やかなRを有する上壁42と、上壁42の縁部から下方に延びる蓋体周壁41と、上壁42の中心軸線O近傍の位置から下方に垂下するシール筒44とを有する。蓋体40が閉塞されているとき、シール筒44の径方向外側面が注出筒14の径方向内側面に当接することによって、内容物の漏出を防止することができる。
第2容器体50は、第2剤を収容する収容空間S2を有する容器体であり、収容空間S2を形成する胴部周壁51と、胴部周壁51の上端に設けられている係合壁51bと、胴部周壁51の下端から径方向外側及び内側に延びる段部52と、段部52の径方向外側端から下方に垂下する外周壁53と、段部52の径方向内側端から下方に垂下する内周壁55と、内周壁55の下端に連結された底部57とを備える。胴部周壁51の上端部近傍における径方向外側面には、雄ねじ部51aが形成されており、第1容器組立体70を構成するキャップ本体20がこの第2容器体50に対しても上方から装着可能に構成されている。すなわち、雄ねじ部51aは、第1容器体10の口部11に形成されている雄ねじ部11aと有効径、ピッチ等が等しくなるように構成されている。係合壁51bの上端部には、突部51cが径方向外側方向に突出するように設けられており、後述する蓋板部材60の係合突起65aを突部51cにアンダーカット係合させることにより、蓋板部材60を第2容器体50に固定することができる。
第2容器体50の外周壁53の径方向内側面には雌ねじ部53aが形成されている。この雌ねじ部53aは、後述するように、第2容器体50を上方から第1容器体10に固定する際に、口部11に設けられた雄ねじ部11aにねじ係合させるために設けられている。従って、雌ねじ部53aは、キャップ本体20に設けられている雌ねじ部21aと同様に、雄ねじ部11aに適合するような有効径、ピッチ等で構成されている。
第2容器体50の内周壁55の下端部には、胴部周壁51及び内周壁55と共に収容空間S2を形成する底部57が設けられている。底部57の外周端近傍には、図1に示すように、円弧状に第1弱化部57aが設けられている。第1弱化部57aは、底部57の上面にV字状の溝を設けることによって形成された、幅、厚み共に小さな薄肉部である。また、円周上の1箇所において、第1弱化部57aに隣接してヒンジ部57bが設けられている。ヒンジ部57bは、第1弱化部57aの厚みよりも厚く形成されており、後述するように底部57に第1押圧部35からの押圧力が加わっても、ヒンジ部57bは破断せず、第1弱化部57aのみが破断するように構成されている。
第2容器体50における胴部周壁51の上方には、蓋板部材60が取り付けられている。蓋板部材60は、第2容器体50の上部開口58を閉塞する蓋板61と、蓋板61の外周縁から上下方向に延びる蓋板筒部63と、蓋板筒部63の上端から径方向外側に延びる上壁64を介して蓋板筒部63に連結される係合壁65とを有する。係合壁65の下端部には、先述の係合突起65aが径方向内側方向に突出している。
蓋板61の外周端近傍には、図1に示すように、円弧状に第2弱化部61aが設けられている。第2弱化部61aは、蓋板61の上面にV字状の溝を設けることによって形成された、幅、厚み共に小さな薄肉部である。また、円周上の1箇所において、第2弱化部61aに隣接してヒンジ部61bが設けられている。ヒンジ部61bは、第2弱化部61aの厚みよりも厚く形成されており、後述するように蓋板61に第2押圧部23からの押圧力が加わっても、ヒンジ部61bは破断せず、第2弱化部61aのみが破断するように構成されている。
なお、キャップ本体20、押圧部材30、蓋体40、第2容器体50、及び蓋板部材60の材質には、例えばポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリエーテル系あるいはポリスチレン系などの各種熱可塑性樹脂を用いることができる。
次に、このような構成の二剤混合容器100の使用方法について説明する。
まず、利用者は、図1に示す第1容器組立体70からキャップ本体20を蓋体40と共に取り外し、図2に示すように、第2容器組立体80を、第1容器体10に対して上方から装着する。第2容器組立体80を構成する第2容器体50の雌ねじ部53aは、キャップ本体20の雌ねじ部21aと同様に第1容器体10の雄ねじ部11aに適合するので、第2容器体50の雌ねじ部53aを第1容器体10の雄ねじ部11aにねじ係合させることにより、第2容器組立体80を第1容器体10に対して固定することができる。
図2は、第1容器体10に固定されている押圧部材30の第1押圧部35が第2容器体50の底部57に当接するまで、雌ねじ部53aを雄ねじ部11aに対して締め込んだ状態を示している。第1押圧部35は、底部57における第1弱化部57aよりも僅かに径方向内側部分に当接している。また、第1押圧部35は、ヒンジ部57bの径方向内側寄りの部分に当接している。
図2において、利用者が、第2容器体50を更に回転させて第1容器体10に対するねじ係合を進めていくと、第1容器体10に固定されている第1押圧部35が底部57を上方に押圧するため、底部57に設けられた第1弱化部57aが破断を開始する。第1押圧部35は、図1に示すように、上端面(押圧面)が中心軸線Oに直交する面に対して僅かに傾斜しているため、第1押圧部35が底部57に当接を開始した直後は、第1押圧部35上端における円周上の一部分のみが底部57に当接して押圧する。従って、第1押圧部35が底部57を局所的に押圧するので、第1弱化部57aの円周上の一部から容易に破断を開始させることができる。
図3は、利用者が、第2容器体50の段部52の下面に押圧部材30の上壁32が当接するまで、第1容器体10に対する第2容器体50のねじ係合を進めた状態を示す図である。第1押圧部35の上端面(押圧面)が底部57に設けられているヒンジ部57bの横を上方に通過し、図1に示す第1弱化部57aはほぼ全ての領域が破断している。底部57は、ヒンジ部57bを支点に90度回転して上方に向かって延びており、第1容器体10の収容空間S1と第2容器体50の収容空間S2は、この底部57の開放により連通する。このように、底部57は、ヒンジ部57bを介して第2容器体50と連結された状態を維持しつつ第1押圧部35と内周壁55との間で狭持されるので、底部57が離脱して収容空間S1及びS2の中を浮遊することがなく、二剤混合容器100の見栄えを損ねることがない。なお、本実施形態では、底部57が、ヒンジ部57bを支点に90度回転した姿勢で挟持され固定されるように構成したが、この態様には限定されない。第1容器体10の収容空間S1と第2容器体50の収容空間S2とが連通すればよく、底部57が挟持される角度は90度以外であってもよい。
収容空間S1及びS2の連通によって、収容空間S1,S2内の第1剤A及び第2剤Bを混合可能な状態となる。利用者は、第2容器体50を第1容器体10に対して完全に固定した状態で容器を十分に振り、第1剤A及び第2剤Bを収容空間S1,S2内で混合させる。
利用者は、第1剤A及び第2剤Bを混合させた後、図3に太線矢印で示すように、第1容器組立体70から取り外したキャップ本体20を、第2容器体50に対して上方から装着する。先述のように、第2容器体50の雄ねじ部51aは第1容器体10の雄ねじ部11aと同様に、キャップ本体20の雌ねじ部21aに適合可能に構成されている。従って、利用者は、キャップ本体20を中心軸線O周りに回転させ、上方から第2容器体50に装着することができる。
キャップ本体20に設けられた第2押圧部23は、上述の第1押圧部35と同様に、その下端面(押圧面)が中心軸線Oに直交する面に対して僅かに傾斜している。従って、キャップ本体20の雌ねじ部21aを第2容器体50の雄ねじ部51aに対して締め込んでいくと、第2押圧部23の下端面(押圧面)の円周上の一部分が第2容器組立体80の蓋板61に当接する。従って、第2押圧部23が蓋板61を局所的に押圧するので、更なるキャップ本体20の締め込みにより第2弱化部61aの円周上の一部から容易に破断を開始させることができる。
図4は、キャップ本体20を第2容器組立体80に対して完全にねじ係合させて、蓋板部材60の上壁64がキャップ本体20の頂壁22に当接した状態を示している。第2押圧部23の下端面(押圧面)が蓋板61に設けられているヒンジ部61bの横を下方に通過し、図1に示す第2弱化部61aはほぼ全ての領域が破断している。蓋板61は、ヒンジ部61bを支点に90度近く回転して下方に向かって延びており、キャップ本体20の注出孔14aと第2容器体50の収容空間S2は、この蓋板61の開放により連通する。このように、蓋板61は、ヒンジ部61bを介して第2容器体50と連結された状態が維持されるので、蓋板61が離脱して収容空間S1及びS2の中を浮遊することがなく、二剤混合容器100の見栄えを損ねることがない。なお、本実施形態では、蓋板61が、ヒンジ部61bを支点に90度近く回転した姿勢で挟持され固定されるように構成したが、この態様には限定されない。収容空間S1、S2と注出孔14aとが連通すればよく、蓋板61が挟持される角度は上記以外であってもよい。
以上の操作によって、収容空間S1及びS2と注出孔14aが連通したので、利用者は、キャップ本体20から蓋体40を取り外し、二剤混合容器100を図4に示す正立姿勢から倒立姿勢へと傾斜させることにより、混合された内容物を注出孔14aから注出することができる。
なお、上記の使用時の説明においては、第2容器組立体80を上方から第1容器体10に完全にねじ係合させて収容空間S1とS2を連通させ、第1剤Aと第2剤Bを混合させた後に、キャップ本体20を第2容器組立体80に装着して内容物を注出可能となるようにしたが、この態様には限定されない。第2容器組立体80を第1容器体10に対して仮固定した状態(収容空間S1とS2はまだ連通していない。)から、キャップ本体20を第2容器組立体80に対して完全にねじ係合させて蓋板61を開放し、その後に第2容器組立体80を第1容器体10に対して完全にねじ係合させて収容空間S1とS2とを連通させてもよい。この場合、蓋体40を用いることが好ましい。
また、本実施形態では、第1容器組立体70がキャップ本体20の注出孔14aを閉塞する蓋体40を有するように構成したが、この態様には限定されず、蓋体40を用いない構成としてもよい。
また、本実施形態では、押圧部材30を第1容器体10とは別部品として、アンダーカット係合により第1容器体10に装着可能に構成したが、この態様には限定されず、第1容器体10と第1押圧部35とを一体部品として構成してもよい。
また、本実施形態では、第2押圧部23をキャップ本体20と一体化して構成したが、この態様には限定されず、キャップ本体20と第2押圧部23とを別部材として構成してもよい。
以上述べたように、本実施形態においては、第1剤Aを収容する第1容器体10と、第1容器体10の上部開口15を上方から覆った状態で第1容器体10に装着し取り外し可能なキャップ本体20とを有する第1容器組立体70と、第2剤Bを収容する第2容器体50と、第2容器体50の上部開口58を上方から覆った状態で第2容器体50に装着される蓋板61とを有する第2容器組立体80とを備えるように構成した。そして、第2容器体50は、第2容器体50の底部57が第1容器体10の上部開口15を上方から覆った状態で第1容器体10に装着可能であり、第2容器体50が第1容器体10に装着されると、第1容器体10の第1押圧部35が第2容器体50の底部57を押圧し、底部57に設けられた第1弱化部57aが破断して、第1容器体10の収容空間S1と第2容器体50の収容空間S2とが連通し、キャップ本体20は、注出孔14aを有すると共に、第2容器体50の上部開口58を上方から覆った状態で第2容器体50にも装着可能であり、キャップ本体20が第2容器体50に装着されると、キャップ本体20の第2押圧部23が蓋板61を押圧し、蓋板61に設けられた第2弱化部61aが破断して、第2容器体50の収容空間S2と注出孔14aとが連通するように構成した。これによって、第1剤Aを収容する第1容器組立体70と第2剤Bを収容する第2容器組立体80とを自由に組み合わせて混合し、使用することができる。従って、例えば、第1容器組立体70に主剤を収容すると共に、複数種類の副剤ごとに個別の第2容器組立体80に収容し、第1容器組立体70に対して複数種類の中から一の第2容器組立体80を選択して組み合わせることにより、主剤に対して複数種類の副剤の中から一種類を選択し、混合して使用することができる。また、複数種類の主剤ごとに個別の第1容器組立体70に収容すると共に、複数種類の副剤ごとに個別の第2容器組立体80に収容し、複数種類の主剤、及び複数種類の副剤の中からそれぞれ1種類ずつ選択し、混合して使用することもできる。
また、従来、第1剤と第2剤の組み合わせを変えて使用することができる二剤混合容器では、混合時に第1剤の容器用キャップ又は第2剤の容器用キャップのいずれかを廃棄する必要があったが、本実施形態では、図4に示すように、第1容器組立体70及び第2容器組立体80の全ての部材を用いつつ内容物を使用することができる。そのため、混合時にキャップを廃棄する必要がなく、内容物の使用終了時に図4に示す容器を一度に廃棄すればよい。
また、本実施形態においては、第1押圧部35及び第2押圧部23の押圧面が、中心軸線Oと直交する面に対して僅かに傾斜するように構成した。これによって、押圧面の円周上の一部分が底部57及び蓋板61に当接する。従って、押圧面が底部57及び蓋板61を局所的に押圧するので、第1弱化部57a及び第2弱化部61aの円周上の一部から容易に破断を開始させることができる。
また、本実施形態においては、第1弱化部57a及び第2弱化部61aに隣接してヒンジ部57b、61bを設けるように構成した。これによって、第1弱化部57a及び第2弱化部61aが破断しても、ヒンジ部57b、61bによって底部57及び蓋板61が第2容器体50及び第1容器体10と連結された状態を維持することができる。従って、底部57及び蓋板61が離脱して収容空間S2及びS1の中を浮遊することがなく、二剤混合容器100の見栄えを損ねることがない。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
10 第1容器体
11 口部
11a 雄ねじ部
11b 係合壁
11c 突部
14 注出筒
14a 注出孔
14b 雄ねじ部
15 上部開口
17 胴部
18 底部
20 キャップ本体
21 外周壁
21a 雌ねじ部
22 頂壁
23 第2押圧部
30 押圧部材
31 ベース壁
32 上壁
33 係合壁
33a 係合突起
34 底壁
35 第1押圧部
40 蓋体
41 蓋体周壁
42 上壁
44 シール筒
50 第2容器体
51 胴部周壁
51a 雄ねじ部
51b 係合壁
51c 突部
52 段部
53 外周壁
53a 雌ねじ部
55 内周壁
57 底部
57a 第1弱化部
57b ヒンジ部
58 上部開口
60 蓋板部材
61 蓋板
61a 第2弱化部
61b ヒンジ部
63 蓋板筒部
64 上壁
65 係合壁
65a 係合突起
70 第1容器組立体
80 第2容器組立体
100 二剤混合容器
A 第1剤
B 第2剤
O 中心軸線
S1,S2 収容空間

Claims (3)

  1. 第1剤を収容する第1容器体と、該第1容器体の上部開口を上方から覆った状態で該第1容器体に装着し取り外し可能なキャップ本体とを有する第1容器組立体と、
    第2剤を収容する第2容器体と、該第2容器体の上部開口を上方から覆った状態で該第2容器体に装着される蓋板とを有する第2容器組立体と
    を備える二剤混合容器であって、
    前記第2容器体は、該第2容器体の底部が前記第1容器体の上部開口を上方から覆った状態で該第1容器体に装着可能であり、該第2容器体が該第1容器体に装着されると、該第1容器体の第1押圧部が該第2容器体の底部を押圧し、該底部に設けられた第1弱化部が破断して、該第1容器体の収容空間と該第2容器体の収容空間とが連通し、
    前記キャップ本体は、注出孔を有すると共に、前記第2容器体の上部開口を上方から覆った状態で該第2容器体にも装着可能であり、該キャップ本体が該第2容器体に装着されると、該キャップ本体の第2押圧部が該蓋板を押圧し、該蓋板に設けられた第2弱化部が破断して、前記第2容器体の収容空間と前記注出孔とが連通することを特徴とする二剤混合容器。
  2. 前記第1押圧部及び前記第2押圧部の少なくとも一方の押圧面は、中心軸線と直交する面に対して傾斜している、請求項1に記載の二剤混合容器。
  3. 前記第1弱化部及び前記第2弱化部の少なくとも一方に隣接してヒンジ部が設けられている、請求項1又は2に記載の二剤混合容器。
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