JP2016159757A - 手押し車 - Google Patents

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Abstract

【課題】前側Xリンク及び後側Xリンクの各リンク部材の一端を単一の部材に対しそれぞれ枢支して精度良く位置決めし、各前輪脚杆と各後輪脚杆とを前後方向及び左右方向へ折り畳み可能な手押し車を簡単に製造することができるようにする。
【解決手段】各前輪脚杆12に対し各後輪脚杆14の上端を前後方向へ折り畳み可能に枢支し、各前輪脚杆12を左右方向へ折り畳み可能に前側Xリンク21で連結し、各後輪脚杆14を左右方向へ折り畳み可能に後側Xリンク31で連結する。そして、各後輪脚杆14の上端、並びに前側Xリンク21及び後側Xリンク31の各リンク部材22,32の上端を、各前輪脚杆12の上端部に固設した固定ブラケット16にそれぞれ枢支している。
【選択図】図1

Description

本発明は、シルバーカーやショッピングカー等の手押し車に関する。
従来より、この種の手押し車としては、上端にハンドルが取り付けられ、かつ前輪を下端に回転自在に支持する左右一対の前輪脚杆と、この各前輪脚杆に対し上端が前後方向へ折り畳み可能に枢支され、後輪を下端に回転自在に支持する左右一対の後輪脚杆と、各前輪脚杆を左右方向へ折り畳み可能とするようにその各前輪脚杆の上端部に上端がそれぞれ枢支されかつ下端がそれぞれ当該各前輪脚杆の下端部に沿ってスライド自在に支持された2本のリンク部材を回転自在に軸支してなる前側Xリンクと、一端が各前輪脚杆に沿ってスライド自在に支持され、他端が各後輪脚杆に上下方向へ揺動自在に枢支された左右一対の側部アームと、各後輪脚杆を左右方向へ折り畳み可能とするように各前輪脚杆に長手方向中央部で回転自在に軸支してなる中折れリンクを介して一端がそれぞれ枢支されかつ他端が各後輪脚杆にそれぞれスライド自在に支持された2本のリンク部材を回転自在に軸支してなる後側Xリンクとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
このような手押し車では、各前輪脚杆及び各後輪脚杆を展開させた展開状態から折り畳む際に、各前輪脚杆に対し各後輪脚杆の上端が枢支部回りに回転し、各後輪脚杆にそれぞれ他端を枢支した各側部アームの一端が各前輪脚杆に沿ってスライドして各前輪脚杆と各後輪脚杆とが前後方向に折り畳み動作される。また、前側Xリンクの各リンク部材が軸支部回りに回転して折り畳み動作すると、中折れリンクが中央で折れ曲がり、これに伴い後側Xリンクの各リンク部材が軸支部回りに回転して各前輪脚杆と各後輪脚杆とがそれぞれ左右方向に折り畳み動作される。
特開2000−300629号公報
ところで、各前輪脚杆及び各後輪脚杆を前後方向及び左右方向へ折り畳み動作させる上で、前側Xリンク及び後側Xリンクの各リンク部材の動きを同期させる必要がある。
その場合、前側Xリンク及び後側Xリンクの各リンク部材の両端のうちの一端がそれぞれ別個の部材に枢支されて位置決めされていると、前側Xリンク及び後側Xリンクの各リンク部材の動きをそれぞれ同期させるのが非常に難しいものとなる。
そのため、前側Xリンク及び後側Xリンクの各リンク部材の動きをそれぞれ同期させる上で、前側Xリンク及び後側Xリンクの各リンク部材の両端のうちの一端を枢支する別個の部材の位置決めをそれぞれ個々に精度良く行う必要があり、各前輪脚杆と各後輪脚杆とを前後方向及び左右方向へ精度良く折り畳み可能な手押し車を簡単に製造することができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、前側Xリンク及び後側Xリンクの各リンク部材の一端を単一の部材に対しそれぞれ枢支して精度良く位置決めすることで、各前輪脚杆と各後輪脚杆とを前後方向及び左右方向へ精度良く折り畳み可能な手押し車を簡単に製造することができるようにすることにある。
前記目的を達成するため、本発明では、手押し車として、上端にハンドルが取り付けられ、かつ前輪を下端に回転自在に支持する左右一対の前輪脚杆と、この各前輪脚杆に対し上端が前後方向へ折り畳み可能に枢支され、後輪を下端に回転自在に支持する左右一対の後輪脚杆と、前記各前輪脚杆を左右方向へ折り畳み可能とするようにその各前輪脚杆の上端部に上端がそれぞれ枢支されかつ下端がそれぞれ当該各前輪脚杆の下端部に沿ってスライド自在に支持された2本のリンク部材を互いの長手方向中央部で回転自在に軸支してなる前側Xリンクと、一端が前記各前輪脚杆に上下方向へ揺動自在に枢支され、他端が前記各後輪脚杆に沿ってスライド自在に支持された左右一対の側部アームと、前記各後輪脚杆を左右方向へ折り畳み可能とするように前記各前輪脚杆の上端部に上端がそれぞれ枢支されかつ下端が前記各側部アームにそれぞれ枢支された2本のリンク部材を互いの長手方向中央部で回転自在に軸支してなる後側Xリンクと、を備える。そして、前記前側Xリンク及び前記後側Xリンクの各リンク部材の上端を、前記各前輪脚杆の上端部に固設された固定ブラケットにそれぞれ枢支することを特徴としている。
また、前記前側Xリンク及び前記後側Xリンクのいずれか一方に、その各リンク部材に外端部がそれぞれ枢支され、かつ内端部同士が軸支部回りに折り畳み可能に支持された左右一対の保持リンクを設ける。更に、前記各保持リンクに、前記各前輪脚杆及び前記各後輪脚杆を展開させた展開時に、前記各前輪脚杆と前記各後輪脚杆との前後方向及び左右方向への折り畳み動作を許容する許容位置と、前記各前輪脚杆と前記各後輪脚杆との前後方向及び左右方向への折り畳み動作を規制する規制位置とに前記各保持リンクを変換させる変換部材を設ける。そして、前記変換部材は、上下方向へ延び、その上下方向一端が前記各保持リンクの軸支部に連結されているとともに、その上下方向中途部に対し前記前側Xリンク及び前記後側Xリンクのいずれか一方のリンク部材同士の軸支部が上下方向に摺動自在に支持されて、上下方向他端による上下方向への操作によって前記各保持リンクを許容位置と規制位置とに変換させるようにしていてもよい。
また、前記変換部材は、前記各前輪脚杆及び前記各後輪脚杆を展開させた展開時に、前記各保持リンクの軸支部を当該各保持リンクの左右両端部よりも前記前側Xリンク及び前記後側Xリンクのいずれか一方のリンク部材同士の軸支部に近接させた許容位置と、前記各保持リンクの軸支部を当該各保持リンクの左右両端部よりも前記前側Xリンク及び前記後側Xリンクのいずれか一方のリンク部材同士の軸支部から離反させた規制位置とに変換させるようにしていてもよい。
また、前記前側Xリンク及び前記後側Xリンクのいずれか他方のリンク部材の上端同士に外端がそれぞれ枢支され、かつ内端同士が軸支部回りに折り畳み可能に支持された左右一対のアーム部材を備える。そして、前記各アーム部材は、そのうちの一方から前記軸支部を越えて他方に延びる延設片を備え、この延設片に、その延設片の上方への持ち上げ動作に連動して前記各前輪脚杆と前記各後輪脚杆とを前後方向及び左右方向へ折り畳む際に把持される把持部を設けていてもよい。
更に、前記前輪は、前記各前輪脚杆の下端に対しそれぞれキャスターを介して旋回自在に支持されていてもよい。
以上、要するに、前側Xリンク及び後側Xリンクの各リンク部材の上端を、各前輪脚杆の上端部に固設した固定ブラケットにそれぞれ枢支することで、前側Xリンク及び後側Xリンクの各リンク部材の上端を単一の固定ブラケットにそれぞれ個々に精度良く位置決めでき、各前輪脚杆と各後輪脚杆とを前後方向及び左右方向へ精度良く折り畳み可能な手押し車を簡単に製造することができる。
上下方向へ延びる上下方向一端が各保持リンクの軸支部に連結されかつ上下方向中途部が前側Xリンク及び前記後側Xリンクのいずれか一方のリンク部材同士の軸支部に対し上下方向に摺動自在に支持された変換部材の上下方向他端による上下方向への操作によって、各保持リンクを許容位置と規制位置とに変換させるようにすることで、この各保持リンクを変換させる際の変換部材の上下方向への動きが、前側Xリンク及び後側Xリンクの各リンク部材の動きと全く相違することになる。そのため、変換部材の上下方向への操作によって各保持リンクが許容位置と規制位置とに変換され、変換部材の操作時に手押し車の姿勢を保つ上で手を添えなくても各前輪脚杆の前輪と各後輪脚杆の後輪とが踏ん張った状態で変換部材が操作される。これにより、変換部材の操作時に操作者も手押し車自体も斜めに傾くことなくバランスが保たれて変換部材が非常に操作し易いものとなり、手押し車を老人車などに適用しても、各保持リンクを許容位置と規制位置とにスムーズに変換させることができる。
しかも、前側Xリンク及び後側Xリンクの各リンク部材の動きと全く相違する変換部材の上下方向への操作によって各保持リンクが許容位置と規制位置とに変換されることから、操作者の勘違いによって変換部材を操作し忘れたり、誤操作することがなくなり、展開時に各前輪脚杆と各後輪脚杆との前後方向及び左右方向への不慮の折り畳み動作を確実に防止することができる。
また、各前輪脚杆及び各後輪脚杆の展開時に、変換部材によって各保持リンクの軸支部を、左右両端部よりも前側Xリンク及び後側Xリンクのいずれか一方のリンク部材同士の軸支部に対し、近接させた許容位置と、離反させた規制位置とに変換させることで、変換部材による各保持リンクの許容位置と規制位置とを黙視により簡単に判断することができる。
また、前側Xリンク及び後側Xリンクのいずれか他方のリンク部材の上端同士の間で軸支部回りに折り畳み可能な各アーム部材のうちの一方から軸支部を越えて他方に延びる延設片に、当該延設片の上方への持ち上げ動作に連動して各前輪脚杆と各後輪脚杆とを前後方向及び左右方向へ折り畳む際に把持される把持部を設けることで、各前輪脚杆と各後輪脚杆との前後方向及び左右方向への折り畳み動作を把持部の上方への持ち上げ動作によって簡単に行うことができる。
更に、各前輪脚杆の下端に対しそれぞれキャスターを介して前輪を旋回自在に支持することで、ハンドルにより各前輪脚杆を介して前輪をダイレクトに操舵することなく間接的に安定して前輪を操舵することができる。
本発明の実施の形態に係るシルバーカーを展開した状態で斜め前方から視た斜視図である。 図1のシルバーカーの正面図である。 図1のシルバーカーの側面図である。 図1のシルバーカーの各後側保持リンクを許容位置に変換した状態での背面図である。 図4のシルバーカーの各後側保持リンクを規制位置に変換した状態での背面図である。 図1のシルバーカーを折り畳んだ状態で斜め前方から視た斜視図である。 図6のシルバーカーの正面図である。 図6のシルバーカーの側面図である。 図3のシルバーカーの前後にバッグを装着した状態での側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るシルバーカーを展開した状態で斜め前方から視た斜視図、図2はシルバーカーの正面図、図3はシルバーカーの側面図をそれぞれ示している。
図1〜図3において、1は手押し車としてのシルバーカーであって、このシルバーカー1は、前輪11を下端に回転自在に支持する左右一対の前輪脚杆12,12と、後輪13を下端に回転自在に支持する左右一対の後輪脚杆14,14とを備えている。各前輪脚杆12は円筒形状に形成され、この各前輪脚杆12の内部には、ハンドル15が上端に設けられたハンドル支柱(図示せず)が上方からそれぞれ挿通されて取り付けられている。各ハンドル支柱には、その長手方向(上下方向)等間隔置きに貫通孔が設けられ、各前輪脚杆12の径方向に嵌挿されて螺着される螺子部材10に対し任意の貫通孔を挿通させることで、各前輪脚杆12に対する各ハンドル支柱の突出量に応じてハンドル15の高さを調整できるようにしている。各前輪11は、前輪脚杆12,12の下端に対しそれぞれキャスター5を介して旋回自在に支持されている。
また、各前輪脚杆12の上端部にはそれぞれ固定ブラケット16が固設され、この各固定ブラケット16には、各後輪脚杆14の上端が前後方向へ折り畳み可能に枢支されている。各前輪脚杆12の間には、当該各前輪脚杆12を左右方向へ折り畳み可能とするように連結された前側Xリンク21が設けられている。この前側Xリンク21は、長手方向中央部の軸支部20で互いに回転自在に支持された2本のリンク部材22,22を備えている。各リンク部材22の上端は、それぞれ固定ブラケット16に枢支されている。一方、各リンク部材22の下端は、各前輪脚杆12の下部において当該各前輪脚杆12に沿ってスライド自在に支持されたスライドブラケット23にそれぞれ枢支されている。
各後輪脚杆14の下端部には、後輪13をそれぞれ制動するブレーキ17が回動自在に支持されている。また、各ハンドル15には、それぞれブレーキレバー18が設けられ、このブレーキレバー18,18により操作される左右一対のブレーキ操作ワイヤー19,19を介してブレーキ17を回動させて各後輪13を制動するようになっている。
各前輪脚杆12と各後輪脚杆14との間には、左右一対の側部アーム24,24が連結されている。この各側部アーム24の前端は、各前輪脚杆12の中間部付近にそれぞれ固設されたブラケット25に上下方向へ揺動自在に枢支されている。また、各側部アーム24の後端は、各後輪脚杆14の下部側において当該各後輪脚杆14に沿ってスライド自在に支持されたスライドブラケット26にそれぞれ枢支されている。
各後輪脚杆14の間には、当該各後輪脚杆14を左右方向へ折り畳み可能とするように連結された後側Xリンク31が設けられている。この後側Xリンク31は、長手方向中央部の軸支部30で互いに回転自在に支持された2本のリンク部材32,32を備えている。各リンク部材32の上端は、それぞれ固定ブラケット16に各後輪脚杆14の上端と共に枢支されている。一方、各リンク部材32の下端は、各側部アーム24の中央部よりも後部寄りに回転自在に支持されたブラケット33にそれぞれ枢支されている。
前側Xリンク21には、その各リンク部材22の軸支部20よりも下側に外端部がそれぞれ枢支され、かつ内端部同士が軸支部34回りに折り畳み可能な左右一対の前側保持リンク35,35が設けられている。また、後側Xリンク31には、その各リンク部材32の軸支部30よりも下側に外端部がそれぞれ枢支され、かつ内端部同士が軸支部36回りに折り畳み可能な左右一対の後側保持リンク37,37(保持リンク)が設けられている。
図4はシルバーカー1の各後側保持リンク37を許容位置に変換した状態での背面図、図5はシルバーカー1の各後側保持リンク37を規制位置に変換した状態での背面図をそれぞれ示している。
図4及び図5に示すように、左右の後側保持リンク37,37には、各前輪脚杆12及び各後輪脚杆14を展開させた展開時に、各前輪脚杆12と各後輪脚杆14との前後方向及び左右方向への折り畳み動作を許容する許容位置と、各前輪脚杆12と各後輪脚杆14との前後方向及び左右方向への折り畳み動作を規制する規制位置とに各後側保持リンク37を変換させる変換部材41が設けられている。
変換部材41は、上下方向へ延びるステー状に形成され、その下端が各後側保持リンク37の軸支部36に連結されている。この変換部材41の上下方向中途部には、上下方向に長い長孔42が設けられている。また、後側Xリンク31の各リンク部材32の軸支部30は前方へ突出し、その突出端が、変換部材41の長孔42に挿通されて上下方向に摺動自在に支持されている。このとき、後側Xリンク31の各リンク部材32の軸支部30(突出端)は、各前輪脚杆12及び各後輪脚杆14を展開させた展開時に、変換部材41の長孔42内の上下方向略中央付近に位置している。このため、各後側保持リンク37の軸支部36は、左右の両外端部よりも後側Xリンク31のリンク部材32,32同士の軸支部30に近接、つまり左右の両外端部よりも上方に位置付けた許容位置(図4に示す位置)に変換されている。
そして、変換部材41は、展開時に各前輪脚杆12及び各後輪脚杆14の不慮の折り畳み動作を規制する上で、各後側保持リンク37を規制位置(図5に示す位置)に変換するようにしている。具体的には、各後側保持リンク37の軸支部36は、左右の両外端部よりも後側Xリンク31のリンク部材32,32同士の軸支部30から離反、つまり左右の両外端部よりも下方に位置付けた規制位置に変換されている。このとき、後側Xリンク31の各リンク部材32の軸支部30は、変換部材41の上端を下方へ押し下げる操作を行うことで、変換部材41の長孔42内の上下方向略中央付近から上端まで移動して当接し、各後側保持リンク37を規制位置に変換している。
図6はシルバーカー1を折り畳んだ状態で斜め前方から視た斜視図、図7はシルバーカー1の正面図、図8はシルバーカー1の側面図をそれぞれ示している。図6〜図8にも示すように、前側Xリンク21のリンク部材22,22の上端同士の間つまり各前輪脚杆12の上端部の固定ブラケット16,16同士の間には、当該各固定ブラケット16に外端がそれぞれ枢支された左右一対のアーム部材46,46が設けられている。この各アーム部材46は、その内端同士が軸支部45回りに回転自在に支持され、折り畳み可能となっている。各アーム部材46のうちの一方は、軸支部45を越えて他方に延びる延設片47を備えている。この延設片47には、当該延設片47を上方へ持ち上げる際に把持され、かつその延設片47の上方への持ち上げ動作に連動して各前輪脚杆12と各後輪脚杆14とを前後方向及び左右方向へ折り畳む把持部48が設けられている。
図9はシルバーカー1の前後にバッグを装着した状態での側面図を示している。この図9に示すように、各前輪脚杆12及び各後輪脚杆14には、前側バッグ61及び後側バッグ62がそれぞれ取り付けられている。前側バッグ61は、各前輪脚杆12の上端の固定ブラケット16にそれぞれ取り付けられたフック状の上側保持具63と、各前輪脚杆12の中間部付近のブラケット25に取り付けられた下側保持具65とに保持されている。後側バッグ62は、各後輪脚杆14の中間部付近に取り付けられて前方へ延びる後側保持具64に下端部が保持され、歩行の邪魔にならない各後輪脚杆14間に収容されている。
したがって、本実施の形態では、各後輪脚杆14の上端、前側Xリンク21及び後側Xリンク31の各リンク部材22,32の上端が、各前輪脚杆12の上端部に固設した固定ブラケット16にそれぞれ枢支されているので、各後輪脚杆14の上端、前側Xリンク21及び後側Xリンク31の各リンク部材22,32の上端を単一の固定ブラケット16にそれぞれ個々に精度良く位置決めでき、各前輪脚杆12と各後輪脚杆14とを前後方向及び左右方向へ精度良く折り畳み可能なシルバーカー1を簡単に製造することができる。
また、上下方向へ延びる変換部材41は、その下端が各後側保持リンク37の軸支部36に連結され、かつ上下方向中途部の長孔42内で後側Xリンク31のリンク部材32,32同士の軸支部30が上下方向に摺動自在に支持されていて、上端による上下方向への操作によって、各後側保持リンク37を許容位置と規制位置とに変換させるので、この各後側保持リンク37を変換させる際の変換部材41の上下方向への動きが、前側Xリンク21及び後側Xリンク31の各リンク部材22,32の動きと全く相違することになる。そのため、変換部材41の上下方向への操作によって各後側保持リンク37が許容位置と規制位置とに変換され、変換部材41の操作時にシルバーカー1の姿勢を保つ上で手を添えなくても各前輪脚杆12の前輪11と各後輪脚杆14の後輪13とが踏ん張った状態で変換部材41が操作される。これにより、変換部材41の操作時に操作者もシルバーカー1自体も斜めに傾くことなくバランスが保たれて変換部材41が非常に操作し易いものとなり、老人の歩行を補助するシルバーカー1であっても、各後側保持リンク37を許容位置と規制位置とにスムーズに変換させることができる。
しかも、前側Xリンク21及び後側Xリンク31の各リンク部材22,32の動きと全く相違する変換部材41の上下方向への操作によって各後側保持リンク37が許容位置と規制位置とに変換されることから、操作者の勘違いによって変換部材41を操作し忘れたり、誤操作することがなくなり、展開時に各前輪脚杆12と各後輪脚杆14との前後方向及び左右方向への不慮の折り畳み動作を確実に防止することができる。
また、各前輪脚杆12及び各後輪脚杆14の展開時に、変換部材41によって各後側保持リンク37の軸支部36が、左右両端部よりも後側Xリンク31のリンク部材32,32同士の軸支部30に対し、近接させた許容位置と、離反させた規制位置とに変換されるので、変換部材41による各後側保持リンク37の許容位置と規制位置とを黙視により簡単に判断することができる。
また、各前輪脚杆12の上端部の固定ブラケット16,16同士の間の各アーム部材46のうちの一方のアーム部材46の延設片47に、その延設片47の上方への持ち上げ動作に連動して各前輪脚杆12と各後輪脚杆14とを前後方向及び左右方向へ折り畳む際に把持される把持部48が設けられているので、各前輪脚杆12と各後輪脚杆14との前後方向及び左右方向への折り畳み動作を把持部48の上方への持ち上げ動作によって簡単に行うことができる。
更に、各前輪脚杆12の下端に対しそれぞれキャスター5を介して前輪11が旋回自在に支持されているので、ハンドル15により各前輪脚杆12を介して前輪11をダイレクトに操舵することなく間接的に安定して前輪11を操舵することができる。
なお、本発明は、前記各実施の形態に限定されるものではなくその他種々の変形例を包含している。例えば、前記実施の形態では、変換部材41の操作によって各後側保持リンク37を許容位置と規制位置とに変換させたが、変換部材の下端を各前側保持リンクの軸支部に連結し、前側Xリンクの各リンク部材の軸支部を前方へ突出させた突出端を、変換部材の長孔に挿通して上下方向に摺動自在に支持することで、変換部材の操作によって各前側保持リンクを許容位置と規制位置とに変換させるようにしてもよい。このとき、変換部材の上下方向の操作によって、各前側保持リンクの軸支部は、左右の両外端部よりも前側Xリンクのリンク部材同士の軸支部に近接つまり左右の両外端部よりも上方に位置付けた許容位置に変換される一方、各前側保持リンクの軸支部を、左右の両外端部よりも前側Xリンクのリンク部材同士の軸支部から離反つまり左右の両外端部よりも下方に位置付けた規制位置に変換される。
また、本実施の形態では、変換部材41の下端を各後側保持リンク37の軸支部36に連結したが、変換部材の上端を各後側保持リンク又は各前側保持リンクの軸支部に連結し、変換部材の下端の上下方向への操作によって、各後側保持リンク又は各前側保持リンクを許容位置と規制位置とに変換させるようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、シルバーカー1を手押し車として用いたが、ショッピングカー等の手押し車であってもよい。
1 シルバーカー(手押し車)
11 前輪
12 前輪脚杆
13 後輪
14 後輪脚杆
15 ハンドル
16 固定ブラケット
20 軸支部
21 前側Xリンク
22 リンク部材
24 側部アーム
30 軸支部
31 後側Xリンク
32 リンク部材
36 軸支部
37 後側保持リンク(保持リンク)
41 変換部材
45 軸支部
46 アーム部材
47 延設片
48 把持部
5 キャスター

Claims (5)

  1. 上端にハンドルが取り付けられ、かつ前輪を下端に回転自在に支持する左右一対の前輪脚杆と、
    この各前輪脚杆に対し上端が前後方向へ折り畳み可能に枢支され、後輪を下端に回転自在に支持する左右一対の後輪脚杆と、
    前記各前輪脚杆を左右方向へ折り畳み可能とするようにその各前輪脚杆の上端部に上端がそれぞれ枢支されかつ下端がそれぞれ当該各前輪脚杆の下端部に沿ってスライド自在に支持された2本のリンク部材を互いの長手方向中央部で回転自在に軸支してなる前側Xリンクと、
    一端が前記各前輪脚杆に上下方向へ揺動自在に枢支され、他端が前記各後輪脚杆に沿ってスライド自在に支持された左右一対の側部アームと、
    前記各後輪脚杆を左右方向へ折り畳み可能とするように前記各前輪脚杆の上端部に上端がそれぞれ枢支されかつ下端が前記各側部アームにそれぞれ枢支された2本のリンク部材を互いの長手方向中央部で回転自在に軸支してなる後側Xリンクと、
    を備え、
    前記前側Xリンク及び前記後側Xリンクの各リンク部材の上端は、前記各前輪脚杆の上端部に固設された固定ブラケットにそれぞれ枢支されていることを特徴とする手押し車。
  2. 前記前側Xリンク及び前記後側Xリンクのいずれか一方には、その各リンク部材に外端部がそれぞれ枢支され、かつ内端部同士が軸支部回りに折り畳み可能に支持された左右一対の保持リンクが設けられ、
    この各保持リンクには、前記各前輪脚杆及び前記各後輪脚杆を展開させた展開時に、前記各前輪脚杆と前記各後輪脚杆との前後方向及び左右方向への折り畳み動作を許容する許容位置と、前記各前輪脚杆と前記各後輪脚杆との前後方向及び左右方向への折り畳み動作を規制する規制位置とに前記各保持リンクを変換させる変換部材が設けられ、
    前記変換部材は、上下方向へ延び、その上下方向一端が前記各保持リンクの軸支部に連結されているとともに、その上下方向中途部に対し前記前側Xリンク及び前記後側Xリンクのいずれか一方のリンク部材同士の軸支部が上下方向に摺動自在に支持されて、上下方向他端による上下方向への操作によって前記各保持リンクを許容位置と規制位置とに変換させるようにしている請求項1に記載の手押し車。
  3. 前記変換部材は、前記各前輪脚杆及び前記各後輪脚杆を展開させた展開時に、前記各保持リンクの軸支部を当該各保持リンクの左右両端部よりも前記前側Xリンク及び前記後側Xリンクのいずれか一方のリンク部材同士の軸支部に近接させた許容位置と、前記各保持リンクの軸支部を当該各保持リンクの左右両端部よりも前記前側Xリンク及び前記後側Xリンクのいずれか一方のリンク部材同士の軸支部から離反させた規制位置とに変換させるようにしている請求項2に記載の手押し車。
  4. 前記前側Xリンク及び前記後側Xリンクのいずれか他方のリンク部材の上端同士に外端がそれぞれ枢支され、かつ内端同士が軸支部回りに折り畳み可能に支持された左右一対のアーム部材を備え、前記各アーム部材は、そのうちの一方から前記軸支部を越えて他方に延びる延設片を備え、この延設片には、その延設片の上方への持ち上げ動作に連動して前記各前輪脚杆と前記各後輪脚杆とを前後方向及び左右方向へ折り畳む際に把持される把持部が設けられている請求項2又は請求項3に記載の手押し車。
  5. 前記前輪は、前記各前輪脚杆の下端に対しそれぞれキャスターを介して旋回自在に支持されている請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の手押し車。
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