JP2016159681A - 船外機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可変ピッチプロペラを有する船外機の制御装置において、急加速が指令されたときの加速性能を向上させる。
【解決手段】スロットルレバー67の操作による急加速指令を検出する急加速検出手段503を備え、スロットル制御手段501は、急加速検出手段503により急加速指令が検出されると、スロットルレバー67の操作量に拘らずスロットル開度を所定開度まで増大させ、ピッチ制御手段502は、急加速検出手段503により急加速指令が検出されると、スロットルレバー67の操作量に拘らずピッチ角を最小ピッチ角に制御し、その後、所定回転数までのエンジン回転数の増加が検出されると、スロットルレバー67の操作量に拘らずピッチ角を最小ピッチ角から所定ピッチ角まで増大させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、プロペラのピッチ角を調整可能な可変ピッチプロペラを有する船外機の制御装置に関する。
この種の制御装置として、従来、エンジン速度を高アイドルに維持しながらプロペラのピッチ(ピッチ角)を調整する操縦モードと、エンジン速度とプロペラのピッチとを調整しながらボート速度を維持するクルーズモードとに、動作モードを切替可能に構成された装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特表2007−509792号公報
ところで、船外機には、一般に、スロットルレバーの操作によって急加速が指令されたときの良好な加速性が要求される。しかしながら、上記特許文献1記載の装置は、加速性能の向上を意図してピッチ角制御を行うものではない。
本発明の一態様は、船体に搭載されるとともに内燃機関で駆動されるプロペラのピッチ角を調整可能な可変ピッチプロペラを有する船外機の制御装置であり、スロットルレバーの操作量に応じて内燃機関のスロットル開度を制御するスロットル制御手段と、スロットルレバーの操作量に応じてピッチ角を制御するピッチ制御手段と、スロットルレバーの操作による急加速指令を検出する急加速検出手段と、内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、を備え、スロットル制御手段は、急加速検出手段により急加速指令が検出されると、スロットルレバーの操作量に拘らずスロットル開度を所定開度まで増大させ、ピッチ制御手段は、急加速検出手段により急加速指令が検出されると、スロットルレバーの操作量に拘らずピッチ角を内燃機関に作用する負荷が最小となる最小ピッチ角に制御し、その後、回転数検出手段により所定回転数までの回転数の増加が検出されると、スロットルレバーの操作量に拘らずピッチ角を最小ピッチ角から所定ピッチ角まで増大させる。
本発明によれば、急加速指令が検出されると、スロットル開度を所定開度まで増大させる一方、ピッチ角を最小ピッチ角に制御し、その後、所定回転数までのエンジン回転数の増加が検出されると、スロットルレバーの操作量に拘らずピッチ角を所定ピッチ角まで増大させるので、負荷の増大によるエンジン回転数の増加率の低下が抑えられ、加速性能を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る船外機の部分断面図。 図1の要部拡大図。 ピッチ角を調整可能な羽根の回動範囲を示す図。 ピッチ角の変更機構を説明する油圧回路図。 本発明の実施形態に係る船外機の制御装置の構成を示すブロック図。 図5のスロットルレバーの操作範囲を示す図。 スロットルレバーの操作量に対するスロットル指示値およびピッチ指示値を示す図。 時間経過に伴うスロットルレバーの操作量の変化の一例を示す図。 図5のECUで実行される処理の一例を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る船外機の制御装置による動作の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る船外機の制御装置による動作の他の例を示す図。
以下、図1〜図11を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る制御装置が適用される船外機の部分断面図である。図1に示すように、船外機10は、スターンブラケット11とチルティングシャフト12とを有し、これらを介して船体1の後尾、すなわち船尾1aに取り付けられる。船外機10は、上部に配置されたエンジン15を有する。エンジン15は、例えば排気量が2200cc程度の火花点火式水冷ガソリンエンジンである。エンジン15は水面上に位置し、エンジンカバー16によって覆われる。なお、本実施形態に係る船外機10は、プレジャーボート等の小型の船舶に適用することができる。
エンジン15の吸気管17にはスロットルボディ18が接続される。スロットルボディ18の内部にはスロットルバルブ19が設けられる。スロットルボディ18には電動モータ20が取り付けられ、電動モータ20の駆動によりスロットルバルブ19が開閉駆動され、エンジン15への吸入空気量が調整される。スロットルバルブ19で調整された空気は、インテークマニホールドを通ってインテークバルブ付近でインジェクタから噴射された燃料と混合されて混合気となる。混合気はエンジン15の各気筒の燃焼室に流入して点火、燃焼させられる。
エンジン15の下方には、鉛直軸回りに回転可能にドライブシャフト21が配置される。ドライブシャフト21は、図示しないエンジン15のクランクシャフトに接続され、エンジン15の動力がドライブシャフト21に伝達される。ドライブシャフト21の下方には、水平軸回りに回転可能に中空のプロペラシャフト22が配置される。ドライブシャフト21はシフト機構14を介してプロペラシャフト22に接続される。プロペラシャフト22の後端部には、複数枚の羽根23が周方向等間隔に取り付けられる。
シフト機構14はクラッチを含み、シフト位置を前進位置、後進位置および中立位置に切替可能に構成される。シフト位置が前進位置および後進位置に切り替わるとクラッチが接続され、エンジン15の動力がプロペラシャフト22に伝達される。これによりプロペラシャフト22と一体にプロペラ23が回転し、船外機10が船体1に対して前進方向(矢印A方向)または後進方向(矢印B方向)へ推進力を発生する。一方、シフト位置が中立位置に切り替わるとクラッチが切断され、エンジン15からプロペラシャフト22への動力伝達が断たれる。
図2は、図1の船外機10の要部拡大図である。図2に示すように、プロペラシャフト22の内部には、プロペラシャフト内を軸方向(前後方向)に移動可能に変節軸24が配置される。変節軸24の前端部には油圧シリンダ25が設けられ、変節軸24は油圧シリンダ25のピストンロッドを構成する。具体的には、変節軸24の前端部の周囲に油室(図4参照)が形成され、油室内に、変節軸24の前端部に設けられたピストン25aが配置される。ピストン25aに面する油室は油路26に連通し、油圧ポンプ27を介して油圧タンク28から油路26に圧油が供給される。油路26から油圧シリンダ25(ピストン25aに面する油室)への圧油の流れを、方向切替弁(図3)を介して制御することで、変節軸24を前進および後進させることができる。
変節軸24の後端部には、変節軸24の前後方向の直進運動を羽根23の回転(自転)運動に変換する変換機構29が設けられ、変換機構29を介して羽根23の向き、すなわち船の進行方向に対する羽根23の角度(ピッチ角)を変更できる。変換機構29は、例えば変節軸24の後端部周面から径方向に凸部を突設し、この凸部を羽根23の基端部に形成された溝に係合することにより構成できる。
変節軸24が前進するとピッチ角が増大し、変節軸24が後進するとピッチ角が減少する。ピッチ角を増減させることで、羽根23が1回転する間の船体1の進む距離を変更することができる。ピッチ角は、プラスの範囲からマイナスの範囲へと変更可能である。ピッチ角がプラスのときは船外機10が船体1の前進方向に推進力を発生し、ピッチ角がマイナスのときは後進方向に推進力を発生する。
図3は、羽根23の回動範囲を示す単一の羽根23の側面図である。図3には、プロペラシャフト22の長手方向に沿った中心軸線L1に対し、羽根23の向きを表す軸線L2が直交するピッチ角0°の中立状態(実線)、羽根23が中立状態からプラス側に最大ピッチ角θ1(例えば+30°)だけ回動した状態(破線)およびマイナス側に最大ピッチ角θ2(例えば−30°)だけ回動した状態(破線)を示す。羽根23が中立状態にあるとき、推進力は0となる。ピッチ角が最大ピッチ角θ1になると、羽根が1回転する間の前方への推進量が最大となり、ピッチ角が最大ピッチ角θ2になると後方への推進量が最大となる。
図4は、ピッチ角の変更機構を説明する油圧回路図である。油圧ポンプ27はエンジン15の動力によって駆動される。油圧ポンプ27から吐出された圧油は、リリーフ弁31により調圧され、方向切替弁(電磁切替弁)32へ導かれる。方向切替弁32は、ソレノイド32aに制御信号が出力されると中立位置から位置aに切り替わる。これにより油圧ポンプ27からの圧油がパイロットチェック弁33を介して油圧シリンダ25の油室251に供給され、油圧シリンダ25が伸長する。その結果、変節軸24が後進し、羽根23のピッチ角が減少する。
一方、方向切替弁32は、ソレノイド32bに制御信号が出力されると中立位置から位置bに切り替わる。これにより油圧ポンプ27からの圧油がパイロットチェック弁33を介して油圧シリンダ25の油室252に供給され、油圧シリンダ25が縮退する。その結果、変節軸24が前進し、羽根23のピッチ角が増大する。
ピッチ角は、シリンダロッド(変節軸24)の移動量に応じた信号を出力する位置センサ34により検出される。方向切替弁32の位置aまたは位置bへの切り替えによりピッチ角が目標ピッチ角(例えば図7のピッチ指示値θa)に達すると、ソレノイド32a,32bへの制御信号の出力が停止される。これにより方向切替弁32が中立位置に切り替わり、油圧シリンダ25への圧油の供給が停止する。なお、油圧ポンプ27と方向切替弁32との間の油圧(ライン油圧)および方向切替弁32と油圧シリンダ25との間の油圧(シリンダ油圧)はそれぞれ油圧センサ35,36により検出される。
油圧ポンプ27から吐出された圧油は、減圧弁37および方向切替弁38を介して油圧シリンダ39にも供給される。油圧シリンダ39は、クラッチ切替用の油圧シリンダである。方向切替弁(電磁切替弁)38は、ソレノイド38a,38bに出力される制御信号に応じて切り替えられる。方向切替弁38の切り替えにより油圧シリンダ39への圧油の流れが制御され、シフト機構14のクラッチが接続または切断される。
図5は、本発明の実施形態に係る船外機の制御装置の構成を示すブロック図である。図5に示すように、船外機10には電子制御ユニット(以下、ECU)50が搭載される。ECU50は、船体1の操縦席近傍に搭載された電子制御ユニット(以下、リモコンECU)60にデジタル通信ライン65を介して相互通信可能に接続される。ECU50およびリモコンECU60は、それぞれCPU,ROM,RAM、その他の周辺回路などを有する演算処理装置を含んで構成されるマイクロコンピュータである。
リモコンECU60には、デジタル通信ライン65を介してタッチパネル66が接続される。タッチパネル66は操縦席に設けられ、操船者はタッチパネル66を介してリモコンECU60に各種指令を入力することができる。操縦席には、さらに操船者が操作可能なスロットルレバー67とステアリングホイール(不図示)とが設けられる。スロットルレバー67は、中立位置から前方(矢印F方向)および後方(矢印R方向)へ揺動操作可能である。
図6は、スロットルレバー67の操作範囲を示す図である。図6に示すように、スロットルレバー67の操作範囲は、中立領域ΔNを中心にして、船体1の前進走行を指令する前進領域ΔFと後進走行を指令する後進領域ΔRとに分けられる。したがって、スロットルレバー67の前後方向の揺動操作により、船体1の前進および後進指令、ならびにエンジン15に対する加速および減速指令を含むエンジン回転数指令が入力される。スロットルレバー67の操作は、レバー操作量に応じた信号を出力するレバー角度センサ68により検出される。
図5に示すように、船体1の速度はGPSセンサ69により検出される。リモコンECU60には、タッチパネル66とレバー角度センサ68とGPSセンサ69とからの信号が入力され、これらの信号は、デジタル通信ライン65を介してリモコンECU60からECU50に送信される。
ECU50には、リモコンECU60から送信された信号に加え、船外機10に設けられた各種センサからの信号が入力される。すなわち、エンジン15に取り込まれる吸入空気の圧力(吸入空気圧)を検出する吸気圧センサ51と、スロットルバルブ19の開度を検出するスロットル開度センサ52と、エンジン15の回転数を検出する回転パルスセンサ53と、プロペラシャフト22の羽根23のピッチ角を検出する位置センサ34と、シフト位置が中立位置であるか否かを検出する中立スイッチ54と、油圧シリンダ25へ供給される圧油の温度を検出する油温センサ55と、油圧センサ35,36とからの信号が入力される。
ECU50は、機能的構成として、スロットル制御部501と、ピッチ制御部502と、急加速検出部503とを有する。スロットル制御部501は、スロットルレバー67の操作量に応じてスロットル用電動モータ20に制御信号を出力してスロットルバルブ開度を制御する。ピッチ制御部502は、スロットルレバー67の操作量に応じてピッチ角調整用のソレノイド32a,32b(図4)に制御信号を出力してピッチ角を制御するとともに、シフト切替用のソレノイド38a,38b(図4)に制御信号を出力してシフト位置を切り替える。急加速検出部503は、スロットルレバー67の操作による急加速指令を検出する。
図7は、スロットルレバー67の操作量Sに対するスロットル開度Tの指示値(スロットル指示値Ta)およびピッチ角θの指示値(ピッチ指示値θa)の関係を示す図である。各指示値Ta,θaは、特性fT,fθによって表される。なお、図7の縦軸は、各指示値Ta,θaの最大値に対する割合(%)であり、最小が0、最大が100である。後進領域ΔRにおけるピッチ指示値θaはマイナスであるが、図7では、符号を反転してプラスの値で示す。
特性fT,fθに示すように、スロットルレバー67が中立領域ΔNに操作された状態では、スロットル指示値Taおよびピッチ指示値θaはともに0である。スロットルレバー67が前進領域ΔFに操作されると、操作量Sに応じてスロットル指示値Taおよびピッチ指示値θaがそれぞれ増加する。スロットルレバー67が後進領域ΔRに操作されたときも、操作量Sに応じてスロットル指示値Taおよびピッチ指示値θaがそれぞれ増加する。
図7の特性fT,fθは、予めECU50のメモリ(記憶部)に記憶される。スロットル制御部501は、記憶された特性fTに従い、レバー操作量Sに応じたスロットル指示値Taにスロットル開度Tを制御する。例えばスロットル指示値Taが0のとき、スロットルバルブ19を閉じ、スロットル指示値が100のとき、スロットルバルブ19を全開にする。ピッチ制御部502は、記憶された特性fθに従い、レバー操作量Sに応じたピッチ指示値θaにピッチ角θを制御する。例えばピッチ指示値θaが0のとき、ピッチ角θを0°にし、ピッチ指示値θaが100のとき、ピッチ角θを最大にする。前進領域ΔFにおける特性fT,fθは、例えば燃料消費マップを参照し、燃料消費量が最小となるように設定される。
ところで、船体速度が十分でない状態(例えば船体1が停止状態)で、スロットルレバー67により前進側の急加速が指令されたときに、燃費優先の特性fT,fθに従ってスロットル開度Tとピッチ角θとを制御すると、エンジン15に作用する負荷が大きくなる。このため、エンジン回転数がスムーズに上昇することができず、加速性が悪い。そこで、本実施形態では、急加速検出部503により急加速指令が検出された際に、通常制御とは異なる加速制御を行い、船体1の加速性を向上させる。
急加速検出部503は、以下のようにして急加速指令を検出する。図8は、時間経過に伴うスロットルレバー67の操作量Sの変化の一例を示す図である。図中、f11(実線)は急加速指令時の特性、f12(点線)は、急加速でない通常の加速指令時の特性である。図8に示すように、スロットルレバー67は時点t1で中立位置から前進側に加速操作され、急加速指令時の特性f11は、通常の加速指令時の特性f12よりも単位時間当たりのレバー操作量Sの増加の割合(特性の傾き)が大きい。
この点を考慮し、本実施形態では、予めレバー操作量Sの増加の割合について閾値αを設定する。そして、急加速検出部503は、レバー角度センサ68により検出されたレバー操作量Sの単位時間あたりの増加の割合(ΔS/Δt)が閾値αを越えたか否かを判定し、閾値αを越えた時点(時点t3)で急加速指令を検出する。急加速指令が検出されると、ECU50は加速制御を行う。
図9は、ECU50で実行される加速制御時の処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、急加速検出部503により急加速指令が検出されると開始される。
まず、ステップS1で、ピッチ制御部502での処理により、ピッチ角制御用の方向切替弁32のソレノイド32a,32bに制御信号を出力し、ピッチ角θをエンジン15に作用する負荷が最小となる最小ピッチ角θmin、すなわち0°に制御する。次に、ステップS2で、スロットル制御部501での処理により、電動モータ20に制御信号を出力し、スロットル開度Tを最大スロットル開度Tmax(全開)に制御する。
次に、ステップS3で、回転パルスセンサ53からの信号を読み込み、現在のエンジン回転数Nが予め定めた目標回転数Na以上か否かを判定する。目標回転数Naは、エンジン出力が十分に高まった状態の回転数、例えば最高回転数Nmaxに設定される。ステップS3が否定されるとステップS1に戻り、肯定されるとステップS4に進む。
ステップS4では、ピッチ制御部502での処理によりソレノイド32a,32bに制御信号を出力し、ピッチ角θを徐々に大きくする。すなわち、単位時間当たり所定の増加割合でピッチ角θを大きくする。次に、ステップS5で、位置センサ34からの信号を読み込み、ピッチ角θが最大ピッチ角θ1に達したか否かを判定する。ステップS5が肯定されるとステップS6に進み、否定されるとステップS4に戻る。
ステップS6では、加速制御を終了し、通常制御に移行する。以降、スロットル制御部501は、図7の特性fTに従い、スロットルレバー67の操作量Sに応じてスロットル開度Tを制御する。ピッチ制御部502は、図7の特性fθに従い、スロットルレバー67の操作量Sに応じてピッチ角θを制御する。
本実施形態に係る船外機の制御装置による動作をより具体的に説明する。図10は、スロットル開度T、エンジン回転数N、ピッチ角θ、および船体速度vの時間経過に伴う変化の一例を示すタイムチャートである。なお、図10には、ピッチ角θが固定された場合のエンジン回転数Nと船体速度vの変化を比較例として併せて示す(特性A5,A6)。図10の例では、初期状態にスロットルレバー67が中立位置に操作される。したがって、スロットル指示値Taおよびピッチ指示値θaはともに0であり(図7参照)、特性A1に示すように初期状態のスロットル開度Tは0(%)、特性A2に示すようにエンジン回転数Nはアイドル回転数Ni(例えば600〜700rpm)、特性A3に示すようにピッチ角θは0°、特性A4に示すように船体速度vは0(km/h)である。
この状態から時点t1で、スロットルレバー67が最大に急加速操作されると、急加速検出部503が急加速指令を検出し、ECU50が加速制御を開始する。この場合、まず、エンジン15に作用する負荷を低減するため、特性A3に示すようにピッチ角が0°に制御され(ステップS1)、さらに特性A1に示すように、スロットル開度Tが最大スロットル開度Tmax(100%)に制御される(ステップS2)。このようにプロペラ23の回転による負荷を最小とした状態で、スロットル開度Tを一気に最大値まで増大することで、特性A2に示すようにエンジン回転数Nがアイドル回転数Niから急激に上昇する。
時点t2で、エンジン回転数Nが目標回転数Na、すなわち最高回転数Nmax(例えば6000rpm)に達すると、ECU50はピッチ角を0°から徐々に増大させる(ステップS4)。これによりプロペラ23が推進力を発生し、特性A4に示すように船体速度vが徐々に増加する。エンジン回転数Nを目標回転数Naまで上昇させた後にピッチ角θを増大させるので、ピッチ角θの変化に対する船体速度vの応答性がよく、船体1の加速性能を向上させることができる。
これに対し、急加速指令時にピッチ角が固定されたままであると、プロペラ23の回転による負荷が急激に大きくなるため、特性A5(点線)に示すようにエンジン回転数Nの増加の割合が小さい。このため、特性A6(点線)に示すように船体速度vの増加の割合も小さく、良好な加速性能を得ることができない。
加速制御の開始後、時点t3で、ピッチ角θが最大ピッチ角θ1に達すると(特性f3)、ECU50は加速制御を終了し、通常制御に移行する(ステップS6)。図10の例では、急加速指令時にスロットルレバー67が最大に操作されているので、スロットル開度Tは最大スロットル開度Tmaxに、ピッチ角θは最大ピッチ角θ1に維持され、船体1が最大速度で走行する。
図11は、スロットルレバー67を中立位置から最大操作量よりも小さい所定量Sa(図7参照)まで急加速操作した場合のタイムチャートであり、スロットル開度T、エンジン回転数N、ピッチ角θおよび船体速度vの特性をそれぞれB1〜B4で表す。図11の加速制御区間においては、スロットル開度T、エンジン回転数N、ピッチ角θおよび船体速度vがそれぞれ図10と同様に変化する。したがって、エンジン回転数Nの増加の割合(特性B2)は、ピッチ角θを固定したまま加速させた場合(特性B5)よりも大きく、船体速度vの増加の割合(特性B4)もピッチ角θを固定したまま加速させた場合(特性B6)よりも大きい。
図11の時点t3で通常制御が開始されると(ステップS6)、スロットル開度Tはスロットルレバー67の操作量Sに応じたスロットル指示値Ta1に制御され、ピッチ角θはスロットルレバー67の操作量Sに応じたピッチ指示値θa1に制御される。このとき、エンジン回転数Nは所定回転数Naよりも低い値(例えば4000rpm)となる。
本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)船体1に搭載されるとともにエンジン15(内燃機関の一例)で駆動されるプロペラのピッチ角θを調整可能な可変ピッチプロペラ(羽根23)を有する船外機1の制御装置は、スロットルレバー67の操作量Sに応じてエンジン15のスロットル開度Tを制御するスロットル制御部501(スロットル制御手段の一例)と、スロットルレバー67の操作量Sに応じてピッチ角θを制御するピッチ制御部502(ピッチ制御手段の一例)と、スロットルレバー67の操作による急加速指令を検出する急加速検出部503(急加速検出手段の一例)と、エンジン15の回転数Nを検出する回転パルスセンサ53(回転数検出手段の一例)とを備え、スロットル制御部501は、急加速検出部503により急加速指令が検出されると、スロットルレバー67の操作量Sに拘らずスロットル開度Tを所定開度Tmaxまで増大させ(ステップS2)、ピッチ制御部502は、急加速検出部503により急加速指令が検出されると、スロットルレバー67の操作量Sに拘らずピッチ角θをエンジン15に作用する負荷が最小となる最小ピッチ角θminに制御し(ステップS1)、その後、回転パルスセンサ53により所定回転数Naまでの回転数Nの増加が検出されると、スロットルレバー67の操作量Sに拘らずピッチ角θを最小ピッチ角θminから所定ピッチ角θ1まで増大させる(ステップS5)。
このように急加速指令の検出時にピッチ角θを最小ピッチ角θminに制御するとともに、スロットル開度Tを所定開度(例えば最大開度Tmax)まで増大させることで、エンジン回転数Nを早期に所定回転数Naまで上昇させることができる。したがって、その後、ピッチ角θを増大させると、それに伴い船体速度vが速やかに上昇し、船体1の加速性能を向上させることができる。
(2)ピッチ制御部502は、急加速検出部503により急加速指令が検出された後、回転パルスセンサ53により所定回転数Naまでの回転数Nの増加が検出されると、ピッチ角θを最小ピッチ角θminから所定ピッチ角θ1まで徐々に増大させる(ステップS4)。このようにピッチ角θを徐々に増大させることで負荷の急激な上昇が抑えられるので、所定回転数Naをエンジン最大回転数Nmaxよりも低く設定した場合であっても、船体1の良好な加速性が得られる。
(3)ピッチ制御部502によりピッチ角θが所定ピッチ角θ1まで増大させられると、スロットル制御部501は、スロットルレバー67の操作量Sに応じてスロットル開度Tを制御するとともに、ピッチ制御部502は、スロットルレバー67の操作量Sに応じてピッチ角θを制御する(ステップS6)。これにより加速制御終了後の通常制御において、例えば燃費性能を向上させるような最適なスロットル開度Tおよびピッチ角θに制御することができる。
(4)所定開度Tmaxを最大スロットル開度、所定ピッチ角θ1を最大ピッチ角とすると、加速性能を最大限に発揮することができ、船体速度vを短時間で目標速度まで上昇させることができる。
−変形例−
上記実施形態は、例えば以下のような変形が可能である。上記実施形態では、スロットルレバー67の操作量Sに応じてスロットル制御部501が電動モータ20に制御信号を出力することで、内燃機関としてのエンジン15のスロットル開度Tを制御するようにしたが、スロットル制御手段の構成はこれに限らない。上記実施形態では、スロットルレバー15の操作量Sに応じてピッチ制御部502が変節軸24駆動用の方向切替弁32のソレノイド32a,32bに制御信号を出力することで、ピッチ角θを制御するようにしたが、ピッチ制御手段の構成もこれに限らない。上記実施形態では、燃費性能を高めるようなスロットル指示値Taとピッチ指示値θaの特性fT,fθを設定したが(図7)、通常制御時の特性はこれに限らない。例えば船体速度vを優先させるようなより高負荷の特性、離着岸時の作業性を優先させるようなより低負荷の特性であってもよい。通常制御時に、ピッチ角θを所定値に固定してもよい。
上記実施形態では、急加速検出部503が、レバー角度センサ68により検出されたレバー操作量Sの単位時間当たりの増加の割合ΔS/Δs(図8)が閾値αを越えたか否かを判定し、閾値αを超えた場合にスロットルレバー67の操作による急加速指令を検出したが、急加速権手段の構成はこれに限らない。例えば急加速指令スイッチ等を設け、スイッチが操作されたときに急加速指令を検出してもよい。上記実施形態では、クランク軸の回転に応じたパルス信号を出力する回転パルスセンサ53を設け、ECU50が回転パルスセンサ53からの信号を読み込んでエンジン回転数Nを検出するようにしたが、回転数検出手段の構成はこれに限らない。
急加速指令が検出されると、スロットルレバー67の操作量Sに拘らずスロットル開度Tを所定開度まで増大させるのであれば、スロットル制御手段の構成はいかなるものでもよい。この場合、所定開度は、最大スロットル開度Tmaxより小さくてもよい。急加速指令が検出されると、スロットルレバー67の操作量Sに拘らずピッチ角θを最小ピッチ角θminに制御し、その後、所定回転数Naまでの回転数Nの増加が検出されると、スロットルレバー67の操作量Sに拘らずピッチ角θを最小ピッチ角θminから所定ピッチ角θ1まで増大させるのであれば、ピッチ制御手段の構成はいかなるものでもよい。この場合、所定ピッチ角θ1は最大ピッチ角より小さくてもよい。最小ピッチ角θminは、内燃機関に作用する負荷が最小となるピッチ角であり、0°とは限らない。
上記実施形態では、急加速指令が検出された後、所定回転数Naまでの回転数の増加が検出されると、ピッチ制御部502が最小ピッチ角θminから所定ピッチ角θ1までピッチ角θを徐々に増大させるようにしたが、最小ピッチ角θminから所定ピッチ角θ1まで一気に上昇させてもよい。エンジン回転数Nの大きさに応じてピッチ角θの上昇率を変更してもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態および変形例の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。すなわち、本発明の技術的思想の範囲内で考えられる他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。また、上記実施形態と変形例の1つまたは複数を任意に組み合わせることも可能である。
10 船外機、15 エンジン、20 電動モータ、50 ECU、32a,32b ソレノイド、53 回転パルスセンサ、67 スロットルレバー、68 レバー角度センサ、501 スロットル制御部、502 ピッチ制御部、503 回転数検出部、T スロットル開度、θ ピッチ角

Claims (4)

  1. 船体に搭載されるとともに内燃機関で駆動されるプロペラのピッチ角を調整可能な可変ピッチプロペラを有する船外機の制御装置において、
    スロットルレバーの操作量に応じて前記内燃機関のスロットル開度を制御するスロットル制御手段と、
    前記スロットルレバーの操作量に応じて前記ピッチ角を制御するピッチ制御手段と、
    前記スロットルレバーの操作による急加速指令を検出する急加速検出手段と、
    前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、を備え、
    前記スロットル制御手段は、前記急加速検出手段により急加速指令が検出されると、前記スロットルレバーの操作量に拘らず前記スロットル開度を所定開度まで増大させ、
    前記ピッチ制御手段は、前記急加速検出手段により前記急加速指令が検出されると、前記スロットルレバーの操作量に拘らず前記ピッチ角を前記内燃機関に作用する負荷が最小となる最小ピッチ角に制御し、その後、前記回転数検出手段により所定回転数までの回転数の増加が検出されると、前記スロットルレバーの操作量に拘らず前記ピッチ角を前記最小ピッチ角から所定ピッチ角まで増大させることを特徴とする船外機の制御装置。
  2. 請求項1に記載の船外機の制御装置において、
    前記ピッチ制御手段は、前記急加速検出手段により急加速指令が検出された後、前記回転数検出手段により前記所定回転数までの回転数の増加が検出されると、前記ピッチ角を前記最小ピッチ角から前記所定ピッチ角まで徐々に増大させることを特徴とする船外機の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の船外機の制御装置において、
    前記ピッチ制御手段により前記ピッチ角が前記所定ピッチ角まで増大させられると、前記スロットル制御手段は、前記スロットルレバーの操作量に応じて前記スロットル開度を制御するとともに、前記ピッチ制御手段は、前記スロットルレバーの操作量に応じて前記ピッチ角を制御することを特徴とする船外機の制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の船外機の制御装置において、
    前記所定開度は最大スロットル開度であり、前記所定ピッチ角は最大ピッチ角であることを特徴とする船外機の制御装置。
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