JP2016158161A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成材料を用いて記録媒体上に秘匿画像及び当該秘匿画像を隠蔽する隠蔽画像を形成する場合において、1回の画像形成に用いられる画像形成材料の総量が予め定められた上限値を超えることを抑制する画像形成装置を提供する。【解決手段】非可視領域の光を吸収する画像形成材料を含む少なくとも1種の画像形成材料により記録媒体上に秘匿画像を形成し、秘匿画像上に少なくとも1種の画像形成材料により秘匿画像を隠蔽する隠蔽画像を形成する画像形成手段と、秘匿画像及び隠蔽画像が形成されると記録媒体上の画像形成材料の総量が予め定められた上限値を超える場合に、秘匿画像及び隠蔽画像の画像形成動作を複数回に分けて実行するように、画像形成手段を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置とする。【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、互いに異色の有色トナー像を記録材に重ねて形成可能な第1の画像形成手段と、記録材に形成された有色トナー像の上に透明トナー像を重ねて形成可能な第2の画像形成手段と、記録材に形成されたトナー像を熱定着させる定着手段と、を有する画像形成装置において、透明トナー像を形成すべき領域におけるトナーの単位面積当たりの最大総載り量に対応する情報に応じて記録材へのトナー像の形成と定着処理を複数回に分けて実行するか否かを切替える切替え手段を有することを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特許文献2には、記録媒体上に有色トナー像を作像する作像手段、及び記録媒体上の有色トナー像を加熱定着する第一定着手段を有する第一画像形成装置と、第一画像形成装置によって出力された記録媒体に連続して透明トナー像を作像する第二作像手段、及び記録媒体上の有色トナー像及び透明トナー像を加熱定着する第二定着手段を有する第二画像形成装置とを備え、該第一画像形成装置に対して該第二画像形成装置がオプション搭載される画像形成システムにおいて、第一定着手段における定着温度よりも第二定着手段における定着温度が低いことを特徴とする画像形成システムが記載されている。
特許文献3には、有色の画像の形成に用いられる各色毎の画像形成材料の量に対応する濃度値を画素毎に示す各色毎の第1の画像データを、各画素毎の各色の濃度値の合計値が予め定められた値を超える画素の該合計値が予め定められた第1の上限値を超えないように、前記各色毎の濃度値が減少するように補正する第1の補正手段と、前記有色の画像に重ねて形成される透明な画像の形成に用いられる画像形成材料の量に対応する濃度値を画素毎に示す第2の画像データを、前記補正後の各色毎の第1の画像データ及び前記第2の画像データによって形成される画像において、有色の画像と透明な画像との重ね合わせ部分の各画素毎の濃度値の合計値が予め定められた第2の上限値を超える画素の濃度値の合計値が前記第2の上限値を超えないように補正する第2の補正手段と、前記第2の補正手段により補正される前の前記第2の画像データ及び前記第2の補正手段により補正された後の前記第2の画像データに基づいて、前記第2の補正手段により補正された後の前記第2の画像データにより利用者が意図した透明な画像が形成されるか否かを判定するための判定値を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された判定値と予め定められた閾値とを比較して、利用者が意図した透明な画像が形成されないと判定した場合に、警告を報知する報知手段と、を備えた画像処理装置が記載されている。
特開2008-299254号公報 特開2011-197319号公報 特開2011-197572号公報
本発明の目的は、画像形成材料を用いて記録媒体上に秘匿画像及び当該秘匿画像を隠蔽する隠蔽画像を形成する場合において、1回の画像形成に用いられる画像形成材料の総量が予め定められた上限値を超えることを抑制する画像形成装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、非可視領域の光を吸収する画像形成材料を含む少なくとも1種の画像形成材料により記録媒体上に秘匿画像を形成し、前記秘匿画像上に少なくとも1種の画像形成材料により前記秘匿画像を隠蔽する隠蔽画像を形成する画像形成手段と、前記秘匿画像及び前記隠蔽画像が形成されると前記記録媒体上の画像形成材料の総量が予め定められた上限値を超える場合に、前記秘匿画像及び前記隠蔽画像の画像形成動作を複数回に分けて実行するように、前記画像形成手段を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、1回の画像形成動作での前記記録媒体上の画像形成材料の総量が予め定められた上限値以下となるように、前記秘匿画像及び前記隠蔽画像の画像形成動作を複数回に分ける、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記画像形成手段は、非可視領域の光を吸収する画像形成材料により前記秘匿画像を形成する第1画像形成手段と、色が異なる複数の画像形成材料の1つにより各々が前記秘匿画像または前記隠蔽画像を形成する複数の第2画像形成手段と、を有し、前記第1画像形成手段及び前記複数の第2画像形成手段の各々を、前記複数回の画像形成動作の何れかの回で使用する、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第1画像形成手段及び前記複数の第2画像形成手段の各々を、前記複数回の画像形成動作の各々で2つずつ使用する、請求項3に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、1回目の画像形成動作において、前記第1画像形成手段と1つの前記第2画像形成手段とを使用する、請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記記録媒体上で前記秘匿画像が最下層になるように、前記秘匿画像及び前記隠蔽画像を形成する、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、非可視領域の光を吸収するトナーにより被転写体上に秘匿画像のトナー像を形成する第1トナー像形成手段と、色の異なる複数のカラートナーの1色により、各々が、前記秘匿画像のトナー像または前記秘匿画像を隠蔽する隠蔽画像のトナー像を被転写体上に形成する複数の第2トナー像形成手段と、前記被転写体上に形成されたトナー像を予め定められた転写位置で記録媒体上に転写する転写手段と、前記記録媒体上に形成されたトナー像を定着する定着手段と、前記転写位置を複数回通過するように前記記録媒体を搬送する搬送手段と、前記秘匿画像及び前記隠蔽画像が形成されると前記記録媒体上のトナー総量が予め定められた上限値を超える場合に、前記秘匿画像及び前記隠蔽画像の画像形成動作を複数回に分けて実行するように、前記第1トナー像形成手段、前記複数の第2トナー像形成手段、前記転写手段、前記定着手段及び前記搬送手段を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、1回の画像形成動作での前記記録媒体上の未定着トナー総量が予め定められた上限値以下となるように、前記秘匿画像及び前記隠蔽画像の画像形成動作を複数回に分ける、請求項7に記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記第1トナー像形成手段及び前記複数の第2トナー像形成手段の各々を、前記複数回の画像形成動作の何れかの回で使用する、請求項7または請求項8に記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記第1トナー像形成手段及び前記複数の第2トナー像形成手段の各々を、前記複数回の画像形成動作の各々で2つずつ使用する、請求項9に記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、非可視領域の光を吸収するトナーが赤外線吸収トナーであり、色の異なる複数のカラートナーが3色のカラートナーである、請求項7から請求項10までの何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、1回目の画像形成動作において、前記第1トナー像形成手段及び1つの前記第2トナー像形成手段を使用して赤外線吸収トナー像及び1色のカラートナー像を形成し、2回目の画像形成動作において、他の2つの前記第2トナー像形成手段を使用して2色のカラートナー像を形成する、請求項11に記載の画像形成装置である。
請求項13に記載の発明は、コンピュータを、請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の画像形成装置の制御手段として機能させるためのプログラムである。
請求項1、請求項7に記載の発明によれば、画像形成材料を用いて記録媒体上に秘匿画像及び当該秘匿画像を隠蔽する隠蔽画像を形成する場合において、1回の画像形成に用いられる画像形成材料の総量が予め定められた上限値を超えることが抑制される。
請求項2、請求項3、請求項4、請求項8、請求項9、請求項10に記載の発明によれば、1回の画像形成に用いられる画像形成材料の総量が規制される。
請求項5、請求項12に記載の発明によれば、秘匿画像に加え隠蔽画像の一部が1回目の画像形成動作で形成される。
請求項6に記載の発明によれば、秘匿画像の下に秘匿画像ではない画像を形成する場合に比べて、秘匿画像の判読が困難になる。
請求項11に記載の発明によれば、赤外線の照射により秘匿画像が読み取られる。
請求項13に記載の発明によれば、画像形成材料を用いて記録媒体上に秘匿画像及び当該秘匿画像を隠蔽する隠蔽画像を形成する場合において、1回の画像形成に用いられる画像形成材料の総量が予め定められた上限値を超えることを抑制するように画像形成装置が制御される。
(A)は秘匿画像の一例を模式的に説明する説明図である。(B)は隠蔽画像の一例を模式的に説明する説明図である。(C)は秘匿画像及び隠蔽画像の他の一例を模式的に説明する説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す概略構成図である。 図2に示す画像形成装置の電気的な構成の一例を示すブロック図である。 「画像形成処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 「動作分割処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 (A)は秘匿画像上に隠蔽画像を形成した場合のトナー積層構造を模式的に表す図である。(B)は1回目の定着前のトナー積層構造を模式的に表す図である。(C)は2回目の定着前のトナー積層構造を模式的に表す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
<秘匿画像と隠蔽画像>
まず、秘匿画像と隠蔽画像とを用いたセキュリティ印刷について説明する。
図1(A)は秘匿画像の一例を模式的に説明する説明図である。図1(A)に示すように、秘匿画像は、第三者に対して秘匿すべき秘匿情報を有する画像である。秘匿情報は、図示したように文字列で表されていてもよく、符号化されていてもよい。秘匿画像は、例えば、赤外線吸収トナー、蛍光トナー等の非可視領域の光を吸収する画像形成材料により形成される。
図1(B)は隠蔽画像の一例を模式的に説明する説明図である。図1(B)に示すように、隠蔽画像は、秘匿画像を隠蔽するために秘匿画像上に重畳して形成される画像である。また、隠蔽画像は、秘匿画像とは関係のない画像である。したがって、秘匿画像を判読することは困難である。隠蔽画像には、図示したように文字列が描かれていてもよく、符号が描かれてもよい。隠蔽画像は、例えば、C(シアン)色、M(マゼンタ)色、Y(イエロー)色のカラートナー等の可視領域の光を吸収する画像形成材料により形成される。また、隠蔽画像は、色の異なる複数の画像形成材料により形成される。
秘匿画像は、非可視領域の光を照射することで読み取られる。例えば、赤外線吸収トナーで形成された秘匿画像は、赤外線を照射して反射された赤外線を検出することで読み取られる。蛍光トナーで形成された秘匿画像は、紫外線を照射して生成された蛍光を検出することで読み取られる。しかしながら、これ等の秘匿画像は、僅かな着色があれば自然光又は白色光の下で視認される。
セキュリティ印刷では、秘匿画像上に隠蔽画像を重畳して形成する。これにより自然光又は白色光の下では、隠蔽画像は視認されるが秘匿画像は視認されなくなる。即ち、秘匿画像は隠蔽画像により隠蔽されるのである。秘匿画像は、非可視領域の光を照射して読み取られる。例えば、赤外線吸収トナーで形成された秘匿画像は、赤外線を照射して画像を読み取る赤外スキャナ等の赤外読取装置を用いて読み取られる。
図1(C)は秘匿画像と隠蔽画像の他の一例を模式的に説明する説明図である。図1(A)及び(B)では秘匿画像を記録媒体の片面全体に形成する例について説明したが、図1(C)に示すように、秘匿画像は記録媒体の一部に形成してもよい。また、図示はしないが、秘匿画像は記録媒体の両面に形成してもよい。隠蔽画像は、秘匿画像の形態に応じて、秘匿画像を隠蔽するように秘匿画像上に重畳して形成される。図1(C)に示すように、秘匿画像が記録媒体の一部に形成される場合は、隠蔽画像も記録媒体の一部に形成される。
セキュリティ印刷では、秘匿画像上に隠蔽画像を形成するので、記録媒体上の画像形成材料の総量が増加する。本実施の形態では、秘匿画像が赤外線吸収トナーで形成される赤外画像であり、隠蔽画像がC色、M色、Y色、3色のカラートナーで形成される可視画像である場合について説明する。赤外線吸収トナーを用いる場合は、赤外領域の光を吸収するカーボンブラックを含むK(ブラック)色のトナーは使用せず、C色、M色及びY色のトナーでK色を表現する必要があり、記録媒体上の未定着のトナー総量が増加する。このトナー総量が予め定められた上限値を超えると、定着不良による画像欠陥が発生する。
本実施の形態では、秘匿画像及び隠蔽画像が記録媒体に定着されるまでの画像形成動作を複数回に分けて実行し、1回の画像形成に用いられるトナー総量が予め定められた上限値を超えることを抑制して、定着不良による画像欠陥を低減する。
ここで、トナー総量とは、記録媒体上に載る未定着トナーの総量である。トナー総量は、1枚の記録媒体上に載る未定着トナーの総量としてもよく、記録媒体上の単位面積内で未定着トナー積載部が占める面積率としてもよい。本実施の形態では、記録媒体上の単位面積内で未定着トナー積載部が占める面積率とする。例えば、未定着トナー積載部が100%を占める「1色のベタ画像」の場合は、トナー総量は100%となる。
赤外線吸収トナー、C色トナー、M色トナー及びY色トナーの4種類のトナーを用いる場合、トナー総量は最大400%となる。トナー総量の上限値は、定着不良を起こさないように画像形成装置毎に予め定められた値に設定されている。トナー総量の上限値は、一般には210%から230%である。したがって、1回当たり2種類のトナーを使用する等、トナー総量が予め定められた上限値以下となるように、秘匿画像及び隠蔽画像の画像形成動作を複数回に分けて実行する。
また、秘匿画像及び隠蔽画像の画像形成動作は、記録媒体上に複数の画像が順次形成されるように複数回に分けて実行される。したがって、1回の画像形成では、記録媒体が画像形成部の各部(複数の画像形成ユニット、転写装置、定着装置)を通過して、記録媒体上に複数の画像内の1つの画像が形成される。
<画像形成装置の構成>
次に、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
本実施の形態では、記録媒体上にトナーを用いて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置を使用する。また、本実施の形態では、上記のセキュリティ印刷に適した画像形成装置を使用する。図2は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す概略構成図である。図3は図2に示す画像形成装置の電気的な構成の一例を示すブロック図である。
図2及び図3に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置100は、制御部70、操作表示部10、画像読取部20、画像形成部30、記録媒体供給部40、搬送路切替部50、排出部60、通信部80、及び記憶部90を備えている。画像形成部30、記録媒体供給部40、搬送路切替部50及び排出部60の各々は、点線で図示した矢印A方向に延びる通常の搬送路に沿って、記録媒体供給部40、画像形成部30、搬送路切替部50及び排出部60の順序で配置されている。
制御部70は、装置全体の制御及び各種演算を行うコンピュータとして構成されている。即ち、制御部70は、CPU(中央処理装置; Central Processing Unit)70A、各種プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)70B、プログラムの実行時にワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)70C、各種情報を記憶する不揮発性メモリ70D、及び入出力インターフェース(I/O)70Eを備えている。CPU70A、ROM70B、RAM70C、不揮発性メモリ70D、及びI/O70Eの各々は、バス70Fを介して接続されている。
本実施の形態では、後述する「画像形成処理」「動作分割処理」等の制御プログラムが、ROM70Bに予め記憶されている。予め記憶された制御プログラムは、CPU70Aにより読み出されて実行される。なお、各種データや制御プログラムは、後述する記憶部90等の他の記憶装置に記憶されていてもよい。
操作表示部10、画像読取部20、画像形成部30、記録媒体供給部40、搬送路切替部50、通信部80及び記憶部90の各部は、制御部70のI/O70Eに接続されている。制御部70は、画像読取部20、画像形成部30、記録媒体供給部40、搬送路切替部50、通信部80及び記憶部90の各部を制御する。
また、画像形成装置100は、複数の搬送ローラ46を有している。複数の搬送ローラ46は、点線で図示した搬送路に沿って配置されている。複数の搬送ローラ46は、画像形成動作に応じて記録媒体Pを搬送する。本実施の形態では、通常の搬送路に加えて、ループ用の搬送路が設けられている。
通常の搬送路では、記録媒体Pが記録媒体供給部40から画像形成部30に供給されると共に、画像形成部30で画像が形成された記録媒体Pが排出部60に排出される。ループ用の搬送路では、画像形成部30で画像が形成された記録媒体Pが画像形成部30の上流側に戻されて、再度、画像形成部30に供給される。
操作表示部10は、スタートボタンやテンキー等の各種ボタン、警告画面や設定画面等の各種画面を表示するためのタッチパネルなどを含んで構成されている。操作表示部10は、上記構成により、ユーザの操作を受け付けると共に、ユーザに各種情報を表示する。画像読取部20は、CCDイメージセンサ等、記録媒体上に形成された画像を光学的に読み取る画像読み取り装置、記録媒体を走査するための走査機構等を含んで構成されている。画像読取部20は、上記構成により、画像読取部20に置かれた原稿の画像を読み取り、画像情報を生成する。
画像形成部30は、電子写真方式により記録媒体上に画像を形成するものである。ここでは、いわゆるタンデム型でかつ中間転写型の画像形成部を例示する。画像形成部30は、赤外線吸収トナー像を形成する画像形成ユニット32IR、C色のトナー像を形成する画像形成ユニット32C、M色のトナー像を形成する画像形成ユニット32M及びY色のトナー像を形成する画像形成ユニット32Yを備えている。
また、画像形成部30は、矢印B方向に移動するように複数のローラ34に巻き掛けられた中間転写ベルト36、中間転写ベルト36上のトナー像を記録媒体P上に一括転写する二次転写装置38、二次転写されたトナー像を定着する定着装置39を含んで構成されている。なお、中間転写ベルト36と二次転写装置38とが対向する二次転写の位置が、記録媒体への「転写位置」である。また、中間転写ベルトが「被転写体」の一例である。
画像形成ユニット32IR、画像形成ユニット32C、画像形成ユニット32M及び画像形成ユニット32Yの各々は、中間転写ベルト36が矢印B方向に移動した場合に、中間転写ベルト36上にY色トナー、M色トナー、C色トナー、赤外線吸収トナーの順序でトナー像が形成されるように、図示した順序で配置されている。以下では、各色を区別する必要がない場合には、画像形成ユニット32と総称する。
画像形成ユニット32は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置等を含んで構成されている。感光体ドラムは、矢印方向に回転するように構成されている。
画像形成ユニット32では、感光体ドラムが、帯電装置により帯電される。露光装置は、帯電された感光体ドラム上を画像情報に応じた光で露光する。これにより、感光体ドラム上に画像情報に応じた静電潜像が形成される。現像装置は、感光体ドラム上に形成された静電潜像をトナーにより現像する。転写装置は、感光体ドラム上に形成されたトナー像を、中間転写ベルト36上に転写する。中間転写ベルト36上に転写されたトナー像は、二次転写装置38により記録媒体P上に転写される。定着装置39は、記録媒体P上に転写されたトナー像を加圧や加熱により定着する。
画像形成ユニット32IRは、赤外線吸収トナー像を中間転写ベルト36上に転写する。画像形成ユニット32Cは、C色トナー像を中間転写ベルト36上に転写する。画像形成ユニット32Mは、M色トナー像を中間転写ベルト36上に転写する。画像形成ユニット32Yは、Y色トナー像を中間転写ベルト36上に転写する。
一般には、中間転写ベルト36上に、複数種類のトナーにより複数層のトナー像が重ね合わされて「重ねトナー像」が形成され、二次転写装置38は、中間転写ベルト36上の「重ねトナー像」を記録媒体P上に一括転写する。定着装置39は、記録媒体P上に一括転写された「重ねトナー像」を加圧や加熱により定着する。
本実施の形態では、赤外線吸収トナーを用いて秘匿画像を形成し、C色、M色、Y色の3色トナーを用いて隠蔽画像を形成する。このとき秘匿画像及び隠蔽画像が記録媒体Pに定着されるまでの画像形成動作を複数回に分けて実行する。
例えば、2回に分けて実行する場合、1回目は、中間転写ベルト36上に赤外線吸収トナー像、C色トナー像がこの順序で形成された「重ねトナー像」を形成し、記録媒体P上に転写、定着する。2回目は、中間転写ベルト36上にM色トナー像、Y色トナー像がこの順序で形成された「重ねトナー像」を形成し、1回目の画像が形成された記録媒体P上に転写、定着する。詳細な画像形成動作については後述する。
記録媒体供給部40は、記録媒体Pが収容される収容部42、収容部42から画像形成部30に記録媒体Pを供給する供給機構等を含んで構成されている。供給機構は、収容部42から記録媒体Pを取り出す取出ローラ44、搬送ローラ46等で構成されている。記録媒体Pの種類やサイズに応じて、複数の収容部42が設けられている。記録媒体供給部40は、いずれかの収容部42から記録媒体Pを取り出し、画像形成部30に供給する。
搬送路切替部50は、点線で図示した通り、通常の搬送路とループ用の搬送路とを切り替える。図示した例では、通常の搬送路に沿って、複数の搬送ローラ46から46が配置されている。通常の搬送路では、取出ローラ44により取り出された記録媒体Pが、搬送ローラ46から46により搬送されて画像形成部30を通過する。画像形成部30で画像が形成された記録媒体Pは、矢印D方向に進み、搬送ローラ46により排出部60に排出される。
また、図示した例では、ループ用の搬送路に沿って、複数の搬送ローラ46から4610が配置されている。搬送路切替部50により、通常の搬送路からループ用の搬送路に切り替えられた場合には、画像形成部30で画像が形成された記録媒体Pは、矢印C方向に進み、搬送ローラ46から搬送ローラ4610及び搬送ローラ46により搬送されて、画像形成部30の上流側にある通常の搬送路に戻される。通常の搬送路に戻された記録媒体Pは、搬送ローラ46から46により、再度、画像形成部30に供給される。これにより、記録媒体Pは転写位置を複数回通過する。
排出部60は、記録媒体Pが排出される排出部62、記録媒体Pを排出部62上に排出させるための排出機構等を含んで構成されている。通信部80は、有線又は無線の通信回線を介して外部装置と通信を行うためのインターフェースである。通信部80は、端末装置等の外部装置から、印刷指示や電子文書の画像情報と共に、印刷パラメータを取得する。ここで、印刷パラメータとは、ページ、部数、サイズ、記録媒体1枚に印刷するページ数、余白等の印刷属性である。記憶部90は、ハードディスク等の記憶装置である。記憶部90には、ログデータ等の各種データ等が記憶される。
なお、制御部70には、各種ドライブが接続されていてもよい。各種ドライブは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な可搬性の記録媒体からデータを読み込んだり、記録媒体に対してデータを書き込んだりする装置である。各種ドライブを備える場合には、可搬性の記録媒体に制御プログラムを記録しておいて、これを対応するドライブで読み込んで実行してもよい。
また、印刷指示や印刷パラメータは、操作表示部10を介して取得してもよい。秘匿画像及び隠蔽画像の画像情報は、画像読取部20を介して取得してもよい。但し、秘匿画像の読み取りには、赤外スキャナ等の赤外読取装置が必要となる。また、秘匿画像及び隠蔽画像の画像情報は、予めROM70B等の記憶装置に記憶されていてもよい。
<画像形成装置の動作>
次に、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の動作について説明する。
図4は「画像形成処理」の手順の一例を示すフローチャートである。図5は「動作分割処理」の手順の一例を示すフローチャートである。本実施の形態のセキュリティ印刷を行う「画像形成処理」は、制御部70のCPU70Aにより実行される。「画像形成処理」の手順は、外部装置等から画像情報や印刷パラメータと共に印刷指示を受け取ると開始される。
まず、図4に示すステップ100で、画像形成動作を複数回に分割する「動作分割処理」を実行する。上記の通り本実施の形態では、トナー総量が予め定められた上限値を超える場合には、画像形成動作を複数回に分けて実行し、1回の画像形成に用いられるトナー総量が予め定められた上限値を超えることを抑制して、定着不良による画像欠陥を低減する。
ここで、図5を参照して「動作分割処理」の手順を先に説明する。
まず、ステップ200で、秘匿画像及び隠蔽画像の画像情報を取得して、展開処理されたRGB色空間の画像情報をYMC色空間の画像情報に変換する色変換処理を実行する。なお、画像情報がページ記述言語(PDL)として取得された場合には、色変換処理の前にビットマップデータに展開処理する。これにより、赤外線吸収トナー、C色トナー、M色トナー及びY色トナーの各々について、画像形成用の画像情報、すなわち、記録媒体の画像形成領域におけるトナー分布が得られる。
次に、ステップ202で、赤外線吸収トナー、C色トナー、M色トナー及びY色トナーの4種類のトナーを用いて秘匿画像及び隠蔽画像の画像形成を行った場合に、トナー総量が予め定められた上限値を超えるか否かを判断する。即ち、記録媒体の画像形成領域における単位領域毎に赤外線吸収トナー、C色トナー、M色トナー及びY色トナーの合計量としてのトナー総量が得られる。このトナー総量が予め定められた上限値を超える単位領域が1つでも在るか否かを判断する。ここで単位領域とは単位面積を有する領域である。
トナー総量が予め定められた上限値を超える場合は、秘匿画像及び隠蔽画像の画像形成動作を複数回に分割する。1回の画像形成動作でのトナー総量が予め定められた上限値以下となるまで、秘匿画像及び隠蔽画像の画像形成動作を分割する。一方、トナー総量が予め定められた上限値以下の場合は、分割を行わずにルーチンを終了する。分割するか否かに拘らず「動作分割処理」の結果は、制御部70のRAM70C等に記憶される。
本実施の形態では、赤外線吸収トナー及びC色トナーを用いた画像形成動作(IR+C)と、M色トナー及びY色トナーを用いた画像形成動作(M+Y)とに分割する。即ち、画像形成動作は(IR+C)と(M+Y)の2回に分割される。なお、1回の画像形成動作でのトナー総量が予め定められた上限値以下となればよく、画像形成動作を(IR+M)と(C+Y)の2回に分割してもよく、画像形成動作を(IR)と(C+M)と(Y)の3回に分割してもよい。
ここで図4に戻る。次に、ステップ102で、画像形成動作を複数回に分割するか否かを判断する。図5に示す「動作分割処理」の結果、分割を行わない場合は、ステップ126に進む。ステップ126で、「通常の画像形成処理」を実施して、ルーチンを終了する。なお、「通常の画像形成処理」とは、中間転写ベルト36上に、赤外線吸収トナー像、C色トナー像、M色トナー像、Y色トナー像がこの順序で形成された「重ねトナー像」を形成し、「重ねトナー像」を記録媒体上に一括転写、定着する処理である。
分割する場合は、ステップ102からステップ104に進む。そして、ステップ104で、1頁分の画像情報を取得する。ステップ106で、初回の画像形成を行う。本実施の形態では、画像形成動作は2回に分割して行われるので、ステップ106では1回目の画像形成を行う。1回目の画像形成動作では、画像形成部30を制御して、中間転写ベルト36上に赤外線吸収トナー像、C色トナー像がこの順序で形成された「重ねトナー像(IR+C)」を形成する。
次に、ステップ108で、搬送ローラ46を含む記録媒体供給部40を制御して、転写位置に記録媒体を供給する。次に、ステップ110で、二次転写装置38及び定着装置39を含む画像形成部30を制御して、記録媒体上に「重ねトナー像(IR+C)」を転写、定着する。これにより記録媒体上には、秘匿画像と隠蔽画像のC色部分とが形成される。
次に、ステップ112で、搬送路切替部50を制御して、通常の搬送路からループ用の搬送路に切り替える。秘匿画像と隠蔽画像のC色部分とが形成された記録媒体は、ループ用の搬送路に沿って搬送され、画像形成部30の上流側にある通常の搬送路に戻される。
次に、ステップ114で、次回の画像形成を行う。本実施の形態では、画像形成動作は2回に分割して行われるので、ステップ114では2回目の画像形成を行う。2回目の画像形成動作では、画像形成部30を制御して、中間転写ベルト36上にM色トナー像、Y色トナー像がこの順序で形成された「重ねトナー像(M+Y)」を形成する。
次に、ステップ116で、搬送ローラ46を含む記録媒体供給部40を制御して秘匿画像と隠蔽画像のC色部分とが形成された記録媒体を、転写位置に再度供給する。次に、ステップ118で、二次転写装置38及び定着装置39を含む画像形成部30を制御して、秘匿画像と隠蔽画像のC色部分とが形成(定着)された記録媒体上に「重ねトナー像(M+Y)」を転写、定着する。これにより記録媒体上には、秘匿画像と隠蔽画像とが形成される。
次に、ステップ120で、1頁分の画像形成が終了したか否かを判断する。1頁分の画像形成が終了している場合は、ステップ122に進む。ステップ122で、搬送路切替部50を制御して、ループ用の搬送路から通常の搬送路に切り替える。秘匿画像と隠蔽画像とが形成された記録媒体は、通常の搬送路に沿って搬送され、排出部60に排出される。本実施の形態では、2回の画像形成動作で1頁分の画像形成が終了する。
例えば画像形成動作が3回以上に分割されている場合、2回の画像形成動作では1頁分の画像形成は終了しない。1頁分の画像形成が終了していない場合は、ここでステップ112に戻り、ステップ112からステップ118までを繰り返し行い、1頁分の画像形成を終了させる。
次に、ステップ124で、全頁の画像形成が終了したか否かを判断する。全頁の画像形成が終了している場合は、ルーチンを終了する。全頁の画像形成が終了していない場合は、ステップ104に戻り、ステップ104からステップ124までを繰り返し行い、全頁の画像形成を終了させて、ルーチンを終了する。
ここで、定着前のトナー積層構造について説明する。
図6(A)は秘匿画像上に隠蔽画像を形成した場合のトナー積層構造を模式的に表す図である。図6(B)は1回目の定着前のトナー積層構造を模式的に表す図である。図6(C)は2回目の定着前のトナー積層構造を模式的に表す図である。
秘匿画像を赤外線吸収トナーで形成し、隠蔽画像をC色、M色、Y色の3色トナーで形成する場合、図6(A)に示すように、赤外線吸収トナー像、C色トナー像、M色トナー像及びY色トナー像が転写され、記録媒体P上に4種類のトナーが積層された4層構造のトナー像が形成される。画像形成動作を1回で行う場合は、4層構造のトナー像を一度に定着しなければならない。トナー総量が予め定められた上限値を超えると、定着不良による画像欠陥が発生する虞れがある。
本実施の形態では、画像形成動作を(IR+C)と(M+Y)の2回に分割する。この場合、1回目の定着前のトナー積層構造は、図6(B)に示すように、記録媒体P上に赤外線吸収トナー像及びC色トナー像が積層された2層構造となる。また、2回目の定着前のトナー積層構造は、図6(C)に示すように、記録媒体P上に定着済みの赤外線吸収トナー像及びC色トナー像と未定着のM色トナー像及びY色トナー像が積層された4層構造となる。しかしながら、定着対象となるのは2層の未定着のトナー像である。したがって、未定着のトナー総量が予め定められた上限値以下となり、定着不良による画像欠陥が低減される。
<変形例>
上記の実施形態で説明した画像形成装置及びプログラムの構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内においてその構成を変更してもよいことは言うまでもない。
上記の実施の形態では、赤外線吸収トナー、C色トナー、M色トナー及びY色トナーの4種類のトナーを用いて秘匿画像と隠蔽画像を形成する例について説明したが、画像形成材料の種類や使用数はこれに限定される訳ではない。例えば、上記の通り、蛍光トナーを用いて秘匿画像を形成してもよい。また、秘匿画像を、赤外線吸収トナーとカラートナーとを用いて形成してもよい。また、G(グリーン)色トナーや赤外線照射で検出されないK色等、使用するトナーの種類を追加してもよい。なお、トナーの種類を追加する場合、画像形成装置には追加したトナーに応じた画像形成ユニットが追加される。
また、上記の実施の形態では、記録媒体P側から赤外線吸収トナー像、C色トナー像、M色トナー像及びY色トナー像の順序でトナーを積層する例について説明したが、画像形成材料の積層順序はこれに限定される訳ではない。例えば、3色のトナー像の積層順序は入れ替えてもよい。なお、一般には薄色が濃色より上方に配置される。なお、秘匿画像を形成するトナー像は、秘匿画像が隠れるように隠蔽画像を形成するトナー像より下に配置される。例えば、秘匿画像を形成するトナー像は、最下層に配置するとよい。他の場合に比べて判読がより困難になる。
また、上記の実施の形態では、文字列や符号が描かれた隠蔽画像を例示したが、隠蔽画像は、秘匿画像と関係のない画像であればよく、砂嵐のようなランダムな模様等であってもよい。
また、上記の実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置について説明したが、インクジェット方式の画像形成装置に適用してもよい。インクジェット方式の画像形成装置においても、記録媒体上のインク総量が予め定められた上限値を超えると、インク流れ、インク染み等、定着不良による画像欠陥が発生する。
また、上記の実施の形態では、タンデム型でかつ中間転写型の画像形成部を例示したが、トナー総量が予め定められた上限値を超えないように画像形成動作を複数回に分けて実行できればよく、感光体ドラムから記録媒体にトナー像を直接転写する等、他の方法により画像を形成する画像形成部を備えていてもよい。
10 操作表示部
20 画像読取部
30 画像形成部
32 画像形成ユニット
34 ローラ
36 中間転写ベルト
38 二次転写装置
39 定着装置
40 記録媒体供給部
42 収容部
44 取出ローラ
46 搬送ローラ
50 搬送路切替部
60 排出部
62 排出部
70 制御部
80 通信部
90 記憶部
100 画像形成装置
P 記録媒体

Claims (13)

  1. 非可視領域の光を吸収する画像形成材料を含む少なくとも1種の画像形成材料により記録媒体上に秘匿画像を形成し、前記秘匿画像上に少なくとも1種の画像形成材料により前記秘匿画像を隠蔽する隠蔽画像を形成する画像形成手段と、
    前記秘匿画像及び前記隠蔽画像が形成されると前記記録媒体上の画像形成材料の総量が予め定められた上限値を超える場合に、前記秘匿画像及び前記隠蔽画像の画像形成動作を複数回に分けて実行するように、前記画像形成手段を制御する制御手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 1回の画像形成動作での前記記録媒体上の画像形成材料の総量が予め定められた上限値以下となるように、前記秘匿画像及び前記隠蔽画像の画像形成動作を複数回に分ける、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成手段は、非可視領域の光を吸収する画像形成材料により前記秘匿画像を形成する第1画像形成手段と、色が異なる複数の画像形成材料の1つにより各々が前記秘匿画像または前記隠蔽画像を形成する複数の第2画像形成手段と、を有し、
    前記第1画像形成手段及び前記複数の第2画像形成手段の各々を、前記複数回の画像形成動作の何れかの回で使用する、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1画像形成手段及び前記複数の第2画像形成手段の各々を、前記複数回の画像形成動作の各々で2つずつ使用する、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 1回目の画像形成動作において、前記第1画像形成手段と1つの前記第2画像形成手段とを使用する、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記記録媒体上で前記秘匿画像が最下層になるように、前記秘匿画像及び前記隠蔽画像を形成する、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 非可視領域の光を吸収するトナーにより被転写体上に秘匿画像のトナー像を形成する第1トナー像形成手段と、
    色の異なる複数のカラートナーの1色により、各々が、前記秘匿画像のトナー像または前記秘匿画像を隠蔽する隠蔽画像のトナー像を被転写体上に形成する複数の第2トナー像形成手段と、
    前記被転写体上に形成されたトナー像を予め定められた転写位置で記録媒体上に転写する転写手段と、
    前記記録媒体上に形成されたトナー像を定着する定着手段と、
    前記転写位置を複数回通過するように前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記秘匿画像及び前記隠蔽画像が形成されると前記記録媒体上のトナー総量が予め定められた上限値を超える場合に、前記秘匿画像及び前記隠蔽画像の画像形成動作を複数回に分けて実行するように、前記第1トナー像形成手段、前記複数の第2トナー像形成手段、前記転写手段、前記定着手段及び前記搬送手段を制御する制御手段と、
    を備えた画像形成装置。
  8. 1回の画像形成動作での前記記録媒体上の未定着トナー総量が予め定められた上限値以下となるように、前記秘匿画像及び前記隠蔽画像の画像形成動作を複数回に分ける、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1トナー像形成手段及び前記複数の第2トナー像形成手段の各々を、前記複数回の画像形成動作の何れかの回で使用する、請求項7または請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1トナー像形成手段及び前記複数の第2トナー像形成手段の各々を、前記複数回の画像形成動作の各々で2つずつ使用する、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 非可視領域の光を吸収するトナーが赤外線吸収トナーであり、色の異なる複数のカラートナーが3色のカラートナーである、請求項7から請求項10までの何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 1回目の画像形成動作において、前記第1トナー像形成手段及び1つの前記第2トナー像形成手段を使用して赤外線吸収トナー像及び1色のカラートナー像を形成し、2回目の画像形成動作において、他の2つの前記第2トナー像形成手段を使用して2色のカラートナー像を形成する、請求項11に記載の画像形成装置。
  13. コンピュータを、請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の画像形成装置の制御手段として機能させるためのプログラム。
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