JP2016158142A - 中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークにおける消費電力を低減する技術を提供する。
【解決手段】記録手段は、複数のネットワークのうちの、データを送受信可能なウェイクアップ状態とデータを送受信不可能なスリープ状態とを切替可能な1または複数の通信装置が接続されるネットワークを切替ネットワークとして、切替ネットワークを介して通信装置から予め定められた種類のデータである所定データを受信した場合、受信した所定データを記録部に記録する。代理送信手段は、複数のネットワークのうちの切替ネットワークとは異なる非切替ネットワークへ所定データが送信されるべきときに、所定データの送信元である通信装置がスリープ状態である場合は、記録手段に記録された所定データを、非切替ネットワークへ送信する。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両に搭載された複数のネットワークを相互に通信可能に接続する技術に関する。
車両においては、電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)等の車載機器同士を共通のバス(通信線)で接続することによって車載ネットワークが構成され、車載機器間でデータを共有することが行われている。車載ネットワークでは、例えば、CAN(Controller Area Network:登録商標)が通信方式として多く用いられている。特許文献1には、中継装置を利用して複数の車載ネットワークを相互に通信可能に接続し、これらの車載ネットワークにおいて、車載機器を通信を実行するウェイクアップ状態から通信を停止するスリープ状態へ遷移させることによって、消費電力を低減する技術が開示されている。
特開2009−296280号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、例えば車載ネットワークにおいて通信によってデータを送信すべき車載機器が1つでも存在すると、常に、この車載機器と共に、共通のバスに接続された他の全ての車載機器がウェイクアップ状態とされる。このため、十分に消費電力を低減することができないという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、複数のネットワークを相互に通信可能に接続する中継装置を用いて、ネットワークにおける消費電力を低減する技術を提供することを目的としている。
本発明の一側面は、車両に搭載され、複数のネットワークを相互に接続する中継装置であって、記録手段と、代理送信手段とを備える。記録手段は、複数のネットワークのうちの、データの送受信が可能なウェイクアップ状態とデータの送受信が不可能なスリープ状態とを切替可能な1または複数の通信装置が接続されるネットワークを切替ネットワークとして、切替ネットワークを介して通信装置から予め定められた種類の所定データを受信した場合、受信した所定データを記録部に記録する。代理送信手段は、複数のネットワークのうちの切替ネットワークとは異なる非切替ネットワークへ所定データが送信されるべきときに、所定データの送信元である通信装置がスリープ状態である場合は、記録手段に記録された所定データを、非切替ネットワークへ送信する。
このような構成によれば、所定データが非切替ネットワークへ送信されるべきときに所定データの送信元である通信装置がスリープ状態である場合は、記録部に記録された所定データが代わりに送信される。つまり、スリープ状態である通信装置をウェイクアップ状態とすること無く送信されるべき所定データを送信可能であるため、切替ネットワークにおける消費電力を低減することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
通信システムの構成を示すブロック図。 ゲートウェイ装置の構成を示すブロック図。 第1のECU10の構成の一例を示すブロック図。 第2のECU20の構成の一例を示すブロック図。 代理送信処理の一例を示すフローチャート(1/2)。 代理送信処理の一例を示すフローチャート(2/2)。 第1制御処理の一例を示すフローチャート。 第2制御処理の一例を示すフローチャート。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.構成]
[1−1.全体構成]
図1に示す通信システム1は、車両に搭載されたシステムであって、複数の第1のECU10と、複数の第2のECU20と、ゲートウェイ装置30と、複数のバス51、52とを備える。本実施形態では、一例として、バスが2本の場合について説明する。
バス51、52は、いずれもゲートウェイ装置30を介して相互に通信可能に接続されている。一方のバス51には複数の第1のECU10が接続され、他方のバス52には複数の第2のECU20が接続される。
通信システム1では、バス51、52を介して、第1のECU10、第2のECU20、及びゲートウェイ装置30との間で、CANプロトコル(ISO 11898-5)に従った通信を実行する。
第1のECU10、及び第2のECU20は、車両の各部に配置され、通信によって取得される各種情報に基づいて、予め割り当てられた機能を実現する。なお、第1のECU10、及び第2のECU20については、後述する。
[1−2.ゲートウェイ装置]
ゲートウェイ装置30は、バス51、52においてCANプロトコルに従った通信を実現すると共に、異なるバス51、52にそれぞれ接続された第1のECU10と第2のECU20との間の通信を実現するための、周知のゲートウェイ機能を少なくとも備える。
ゲートウェイ装置30は、図2に示すように、CAN通信部31、32、データ記録部33、スリープタイマ部34、非受信タイマ部35、及びゲートウェイ制御部(以下、GW制御部)36を備える。
GW制御部36は、CPU61、ROM62、RAM63等を有する周知のマイクロコンピュータを少なくとも備える。
CPU61は、ROM62に記録されたプログラムに従って、ゲートウェイ処理、代理送信処理を少なくとも実行する。ゲートウェイ処理は、CAN通信部31、32を介して受信した通信フレームを、通信フレームのIDに基づいて識別し、必要に応じて、送信すべき他のバス(バス52または51)に転送する、いわゆるゲートウェイ機能を実現する処理である。代理送信処理は、バス52からCAN通信部32を介して受信した通信フレームのIDが予め定められた記録IDに一致する場合に、該通信フレームをデータ記録部33に記録し、必要に応じて、記録した通信フレームをバス51に転送する処理である。代理送信処理の詳細については、後述する。ROM62には、複数の記録IDがテーブル形式で記録されている。本実施形態では、後述するイベントデータを含む通信フレームのIDを記録IDとする。
CAN通信部31、32は、ゲートウェイ装置30に接続されるバス51、52ごとに設けられている。CAN通信部31、32は、CANプロトコルに従った通信フレームの送受信を実行する周知のものであり、同様の構成である。ここではCAN通信部31について簡単に説明する。CAN通信部31は、GW制御部36から出力された通信フレームをCANで規定された電気信号に変換し、該電気信号をバス51へ出力する。また、バス51を介して受信した通信フレームをGW制御部36へ出力する。
データ記録部33は、EEPROMやフラッシュROM等を備える書き換え可能な記録装置であり、CPU61による代理送信処理の実行時に、記録IDに一致するIDを有する通信フレームが記録される。
スリープタイマ部34、非受信タイマ部35は、論理回路で構成される。スリープタイマ部34は、リセット信号が入力されるとスリープフラグをリセットし、リセット信号が入力されてから予め定められたスリープ時間の経過後にスリープフラグをセットする。非受信タイマ部35は、リセット信号が入力されると非受信フラグをリセットし、リセット信号が入力されてから予め定められた非受信時間の経過後に非受信フラグをセットする。なお、スリープタイマ部34、非受信タイマ部35は、その一部又は全部がソフトウェアによって構成されてもよい。
[1−3.第1のECU及び第2のECU]
第1のECU10は、バス51に接続されて第1のネットワーク71を構築し、バス51を介してCANプロトコルに従った通信を行う。第2のECU20は、バス52に接続されて第2のネットワーク72を構築し、バス52を介してCANプロトコルに従った通信を行う。
第1のECU10及び第2のECU20は、通信すなわち通信フレームの送受信を実行可能なウェイクアップ状態と、通信フレームの送受信を実行不可能なスリープ状態と、を含む複数の状態を有する。ただし、通信システム1では、ウェイクアップ状態で常に通信を行うECUを第1のECU10として分類し、必要に応じてウェイクアップ状態とスリープ状態とを遷移するECUを第2のECU20として分類する。
[1−3−1.第1のECU]
第1のECU10は、前述のように常にウェイクアップ状態で通信を行うECUであり、予め対応づけられた第2のECU20から受信した、予め定められた種類のデータであるイベントデータに基づいて、予め割り当てられたイベント機能を実現するECUである。
第1のECU10は、図3に示すように、CAN通信部11と、第1制御部12と、故障タイマ部13とを備え、割り当てられたイベント機能を実現させるための出力部15に接続される。
CAN通信部11は、バス51に接続され、CANプロトコルに従った通信フレームの送受信を実行する周知のものである。CAN通信部11はゲートウェイ装置30におけるCAN通信部31と同様の構成であるため、説明を省略する。
故障タイマ部13は、論理回路で構成され、リセット信号が入力されると故障検出フラグをリセットし、リセット信号が入力された後に予め定められた故障検出時間が経過すると故障検出フラグをセットする。なお、故障タイマ部13は、その一部又は全部をソフトウェアによって構成されてもよい。
第1制御部12は、CPU121、ROM122、RAM123等を有する周知のマイクロコンピュータを少なくとも備える。CPU121は、ROM122に記録されたプログラムに従って、要求処理、第1制御処理を少なくとも実行する。
要求処理は、必要に応じて、予め対応づけられた第2のECU20に対してイベントデータの送信を要求する処理である。
第1制御処理は、CAN通信部11を介して受信した通信フレームに含まれるイベントデータに基づき、割り当てられたイベント機能を実現する処理である。第1制御処理の詳細については後述する。
具体的には、第1のECU10としては、インスツルメントパネルに設けられたメータECUが一例として挙げられる。メータECUは、予め対応づけられた第2のECU20である運転席ドアECUから受信した運転席ドア開閉データをイベントデータとし、該イベントデータの値に応じてドア警告ランプを点灯及び消灯させる機能をイベント機能として実現する。ドア警告ランプは、一例として、インスツルメントパネルの車速メータ付近に設けられている。以下では、メータECUをメータECU10aと記載し、メータECU10aに接続される出力部15を出力部15aと記載する。出力部15aは、図3に示すように、LED(ドア警告ランプ)151を備える。
[1−3−2.第2のECU]
第2のECU20は、前述のように必要に応じてウェイクアップ状態とスリープ状態とを遷移可能なECUである。第2のECU20は、予め割り当てられた事象(以下イベントという)を検出し、予め対応づけられた第1のECU10へ、検出したイベントの変化を表すことが可能な予め定められた種類のデータであるイベントデータを送信する。
第2のECU20は、図4に示すように、CAN通信部21と、第2制御部22と、起動タイマ部23とを備え、割り当てられたイベントを検出可能な検出部25に接続される。本実施形態では、一例として、検出部25は2つのイベントを検出可能であり、検出部25から出力された検出信号は、イベントの種類に応じて第1状態値と第2状態値との2値をとり得るものとする。また、本実施形態では、一例として、該検出信号をイベントデータとして用いる。
CAN通信部21は、バス52に接続され、CANプロトコルに従った通信フレームの送受信を実行する周知のものである。CAN通信部21はゲートウェイ装置30におけるCAN通信部31、32、及び第1のECU10におけるCAN通信部11と同様の構成であるため、説明を省略する。
起動タイマ部23は、論理回路で構成され、リセット信号が入力されると起動フラグをリセットし、リセット信号が入力された後に予め定められた起動時間が経過すると起動フラグをセットする。なお、起動タイマ部23は、その一部又は全部がソフトウェアによって構成されてもよい。
第2制御部22は、CPU221、ROM222、RAM223等を有する周知のマイクロコンピュータを少なくとも備える。CPU221は、ROM222に記録されたプログラムに従って、第2制御処理、スリープ処理、ウェイクアップ処理、変化検出処理を少なくとも実行する。
第2制御処理は、イベントデータを予め対応づけられた第1のECU10へ送信する処理である。第2制御処理の詳細については後述する。
スリープ処理は、第2のECU20をスリープ状態へ切り替える処理である。スリープ処理では、第2のECU20においてCAN通信部21以外への電源の供給を停止する。
ウェイクアップ処理は、第2のECU20をウェイクアップ状態へ切り替える処理である。ウェイクアップ処理では、次に示す(1)、(2)をきっかけとして、第2のECU20における構成要素の全てに電源を供給する。
(1)バス52を介しCAN通信部21を経て、何らかの通信フレームが受信されたこと。
(2)自ECU(第2のECU20)にて、割り当てられたイベントの変化が検出されたこと。
変化検出処理は、自ECU(第2のECU20)にて、割り当てられたイベントの変化を検出する処理である。変化検出処理では、イベントの変化を検出した場合に、すなわちイベントデータの変化を検出した場合に、変化フラグがセットされる。具体的には、検出部25から出力された検出信号の第1状態値から第2状態値への変化及びこの逆の変化を検出した場合に、変化フラグがセットされる。なお、イベントの変化が検出されなかった場合は、変化フラグはリセットされる。
ところで、CANプロトコルでは、バス上の信号レベルとして、ドミナント(優性)とレセッシブ(劣性)とが規定されている。バスを介して通信フレーム、具体的にはバス上の信号が送受信されていないバスアイドル状態では、バス上の信号レベルはレセッシブとなる。本実施形態では、前述のように、ISO11898−5で規定されたCANプロトコルが適用されており、該CANプロトコルでは、スリープ状態のノードは、ドミナントのバス信号をバスから入力した場合にウェイクアップ状態に遷移するように規定されている。
つまり、該CANプロトコルに従った通信システム1では、バス52を介して何らかの通信フレーム(バス上の信号)が受信されると、バス52に接続されたノードである全ての第2のECU20がウェイクアップ状態で通信を行うことが想定されている。
以下では、バス52に接続された全ての第2のECU20がウェイクアップ状態で通信を行う状態を、換言すれば、バス52に何らかの通信フレームが送出されている状態を、バス52がウェイクアップ状態であるという。また、バス52に接続された全ての第2のECU20がスリープ状態で通信を行わない状態を、換言すれば、バス52に何ら通信フレームが送出されていない状態を、バス52がスリープ状態であるという。
具体的には、第2のECU20としては、運転席ドア付近に設けられた、運転席ドアECUが一例として挙げられる。運転席ドアECUは、運転席ドアが開かれること及び閉じられることを予め割り当てられたイベントとして検出する。そして、運転席ドアECUは、予め対応づけられたメータECU10aへ、運転席ドアの開閉状態の変化を表すことが可能な運転席ドア開閉データをイベントデータとして送信する。以下では、運転席ドアECUを運転席ドアECU20aと記載し、運転席ドアECU20aに接続される検出部25を検出部25aと記載する。検出部25aは、一例として図4に示すように、ドア開閉スイッチ251と電源に接続されたプルアップ抵抗252とを備える。なお、電源に接続されたプルアップ抵抗252は運転席ドアECU20aに含まれていてもよい。
検出部25aでは、一例として、ドア開閉スイッチ251が、運転席ドアが閉じた状態でオープン状態になり、運転席ドアが開いた状態でクローズ状態になるよう構成されている場合について説明する。つまり、運転席ドアが閉じた状態では、プルアップ抵抗252を介して所定の電圧値を有するハイレベル信号(前述の第2状態値に相当する)が、検出部25から運転席ドアECU20aの第2制御部22へ入力される。また、運転席ドアが開いた状態では、ハイレベル信号よりも小さい電圧値を有するローレベル信号(前述の第1状態値に相当する)が、検出部25から運転席ドアECU20aの第2制御部22へ入力される。運転席ドアECU20aの第2制御部22は、前述の変化検出処理において、検出部25から入力されるこれらの2値をとる信号をイベントデータとして、該信号の変化を検出した場合に、すなわち、ハイレベル信号からローレベル信号への変化、及びローレベル信号からハイレベル信号への変化を検出した場合に、変化フラグをセットする。
[2.処理]
次に、ゲートウェイ装置30のGW制御部36が実行する代理送信処理、第1のECU10の第1制御部12が実行する第1制御処理、第2のECU20の第2制御部22が実行する第2制御処理について説明する。
[2−1.代理送信処理]
はじめに、ゲートウェイ装置30のGW制御部36が実行する代理送信処理について、図5〜図6のフローチャートを用いて説明する。この代理送信処理は、ゲートウェイ装置30に電源が供給されている間、繰り返し実行される。なお、以下の説明文において主語が記載されていない場合は、GW制御部36をその文の主語とする。
S110では、バス52がスリープ状態であるか否かを判断する。具体的には、非受信フラグがセットされている場合に、バス52がスリープ状態であると判断する。非受信フラグは、予め定められた非受信時間以上バス52から通信フレームを受信していない場合にセットされるフラグである。バス52がスリープ状態である場合には処理をS112へ移行させ、スリープ状態ではない場合には処理をS114へ移行させる。
バス52がスリープ状態である場合に移行するS112では、バス52を介して何らかの通信フレームを受信したか否かを判断する。何らかの通信フレームを受信していない場合は処理をS140へ移行させ、受信した場合は処理をS114へ移行させる。
バス52がスリープ状態ではない場合、又はバス52を介して何らかの通信フレームを受信した場合に移行するS114では、バス51からバス52へ送信すべき(中継すべき)通信フレームを受信したか否かを判断する。ここでいう、中継すべき通信フレームとは、例えば、イベントデータの送信を要求するための通信フレームをいう。中継すべき通信フレームを受信していない場合は処理をS118へ移行させ、受信した場合は処理をS116へ移行させる。
バス51からバス52へ中継すべき通信フレームを受信した場合に移行するS116では、S114にて受信した通信フレームを、送信先のECU20へ送信すべく、バス52へ送出する。そして、処理をS118へ移行させる。
S118では、バス52からバス51へ送信すべき(中継すべき)通信フレームを受信したか否かを判断する。ここでいう、中継すべき通信フレームとは、イベントデータを含む通信フレームをいい、通信フレームに含まれるIDが前述の記録IDのいずれかに一致する場合に、該通信フレームがイベントデータを含む通信フレームであると判断する。中継すべき信フレームを受信していない場合は処理をS130へ移行させ、受信した場合は処理をS160へ移行させる。
S118にてバス52からバス51へ中継すべき通信フレームを受信しなかった場合に移行するS130では、非受信タイマ部35にて非受信フラグがセットされているか否かを判断する。非受信フラグがリセットされている場合は本代理送信処理を終了し、セットされている場合は処理をS132へ移行させる。
非受信フラグがセットされている場合に移行するS132では、スリープ用通信フレームをバス52へ送出し、本代理送信処理を終了する。
バス52がスリープ状態であり(S110;YES)、バス52から何らかの通信フレームを受信していない場合(S112;NO)に移行するS140では、データ記録部33に記録されているイベントデータを含む通信フレームを、バス51へ送出する。なお、通信フレームは、それぞれの通信フレームのIDに基づいて順番に送出される。
続くS142では、バス51からバス52へ中継すべき通信フレームを受信したか否かを判断する。バス51からバス52へ中継すべき通信フレームを受信していない場合は処理をS170へ移行させ、受信した場合は処理をS144へ移行させる。
S142にてバス51からバス52へ中継すべき通信フレームを受信した場合に移行するS144では、バス52をウェイクアップ状態とすべく、バス52へ任意の通信フレームを送信する。
次にS146では、S142にて受信したバス51からの通信フレームを、送信先の第2のECU20へ送信すべく、バス52へ送出する。
続くS150では、バス52からバス51へ中継すべき通信フレームを受信したか否かを判断する。中継すべき通信フレームを受信した場合は処理をS160へ移行させ、受信しなかった場合は処理をS152へ移行させる。
S150にてバス52からバス51へ中継すべき通信フレームを受信しなかった場合に移行するS152では、スリープ用通信フレームをバス52へ送出する。
続くS154では、スリープタイマ部34へリセット信号を出力し、本代理送信処理を終了する。
S118またはS150にてバス52からバス51へ中継すべき通信フレームを受信した場合に移行するS160では、該中継すべき通信フレームをデータ記録部33に記録する。本実施形態では、該中継すべき通信フレームは、本ステップが実行されるたびに、通信フレームのIDごとに、データ記録部33に上書きされ記録される。
次にS162では、中継すべき通信フレームを、送信先の第1のECU10へ送信すべく、バス51へ送出する。そして、処理をS164へ移行させる。
続くS164では、非受信タイマ部35へリセット信号を出力する。そして、本代理送信処理を終了する。
S142にてバス51から中継すべき通信フレームを受信しなかった場合に移行するS170では、スリープタイマ部34に対してリセット信号が入力されてから所定のスリープ時間が経過したか否かを判断する。具体的には、スリープタイマ部34においてスリープフラグがセットされている場合に、スリープ時間が経過したと判断する。スリープ時間が経過している場合は本代理送信処理を終了し、経過していない場合は処理をS172へ移行させる。
S170にてスリープタイマ部34がリセットされてからスリープ時間が経過している場合に移行するS172では、バス52に、該バス52をウェイクアップさせるための任意の通信フレームを出力する。
続くS174では、バス52に接続されている全ての第2のECU20にそれぞれ対応する第1のECU10へ最新のイベントデータを含む通信フレームを送信するように要求する通信フレームを、バス52へ送出する。
次にS176では、予め定められた所定時間待機する。
続くS178では、S174にて送信した通信フレームに対する応答の通信フレームを全ての第2のECU20から受信したか否かを判断する。全ての第2のECU20から応答の通信フレームを受信した場合は処理をS180へ移行させ、全ての第2のECU20から応答の通信フレームを受信しなかった場合は処理をS182へ移行させる。
S180では、全ての第2のECU20からの受信した応答の通信フレームを、それぞれ、データ記録部33に記録し、処理をS184へ移行させる。
S182では、受信した応答の通信フレームをそれぞれデータ記録部33に記録し、応答の通信フレームを送信しなかった第2のECU20を特定し、該第2のECU20が故障していることをデータ記録部33に記録する(ダイアグ記録)。
続くS184では、スリープ用通信フレームをバス52へ送出する。
最後にS186では、スリープタイマ部34へリセット信号を出力し、本代理送信処理を終了する。
なお、前述のS114では、具体的には、メータECU10aから送出され、運転席ドアECU20aを送信先とし、イベントデータである運転席ドア開閉データの送信を要求する通信フレームが、中継すべき通信フレームの一例として挙げられる。
また、前述のS118では、具体的には、運転席ドアECU20aから送出され、メータECU10aを送信先とし、イベントデータである運転席ドア開閉データを含む通信フレームが、バス52からバス51へ中継すべき通信フレームの一例として挙げられる。
[2−2.第1制御処理]
はじめに、第1のECU10の第1制御部12が実行する第1制御処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。第1制御処理は、第1のECU10がウェイクアップ状態である間、繰り返し実行される。なお、以下の説明文において主語が記載されていない場合は、第1制御部12をその文の主語とする。また、本第1制御処理を実行している第1のECU10を自ECU10といい、自ECU10に割り当てられたイベント機能を単にイベント機能という。また、自ECU10に予め対応づけられた第2のECU20から送信されるイベントデータを、単にイベントデータという。
S210では、イベントデータを含む通信フレームを受信したか否かを判断する。該通信フレームが受信された場合には処理をS212へ移行させ、受信されなかった場合には処理をS220へ移行させる。
イベントデータを含む通信フレームを受信しなかった場合に移行するS220では、自ECU10にてイベントデータを含む通信フレームを受信してから所定の故障検出時間が経過しているか否かを判断する。具体的には故障タイマ部13にて故障検出フラグがセットされている場合に、故障検出時間が経過していると判断する。故障検出時間が経過している場合は処理をS222へ移行させ、経過していない場合は本第1制御処理を終了する。
故障検出時間が経過している場合に移行するS222では、自ECU10に対応づけられた第2のECU20が故障しているとする故障記録をRAM123に記録する。そして、本第1制御処理を終了する。
イベントデータを含む通信フレームを受信した場合に移行するS212では、故障タイマ部13へリセット信号を出力する。
次にS214では、受信した通信フレームに含まれるイベントデータが第1状態値であるか否かを判断する。イベントデータが第1状態値である場合に処理をS218へ移行させ、第1状態値はない場合に、すなわち第2状態値である場合に処理をS216へ移行させる。
イベントデータが第2状態値である場合に移行するS216では、第2状態値に対応するイベント機能を第2イベント機能として、該機能を実現する第2イベント機能処理を実行する。そして、本第1制御処理を終了する。
イベントデータが第1状態値である場合に移行するS218では、第1状態値に対応するイベント機能を第1イベント機能として、該機能を実現する第1イベント機能処理を実行する。そして、本第1制御処理を終了する。
なお、例えば自ECU10がメータECU10aである場合は、前述のS210では、対応づけられた第2のECU20である運転席ドアECU20aから運転席ドア開閉データを含む通信フレームを受信したか否かを判断する。
また、前述のS222では、運転席ドアECU20aが故障していることを記録する。
また、前述のS214では、運転席ドアECU20aから受信した通信フレームに含まれる運転席ドア開閉データがローレベル信号(第1状態値)を表しているか否かを判断する。
また、前述のS216では、運転席ドア開閉データがハイレベル信号である場合に、すなわち運転席ドアが閉じた状態である場合に、LED(ドア警告ランプ)151を消灯させる処理を第2イベント機能処理として実行する。
また、前述のS218では、運転席ドア開閉データがローレベル信号である場合に、すなわち運転席ドアが開いた状態である場合に、LED(ドア警告ランプ)15を点灯させる処理を第1イベント機能処理として実行する。
[2−3.第2制御処理]
次に、第2のECU20の第2制御部22が実行する第2制御処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。この処理は、第2のECU20が実行するウェイクアップ処理によって第2のECU20がスリープ状態からウェイクアップ状態に切り替えられたことをきっかけとして実行される。なお、以下の説明文において主語が記載されていない場合は、第2制御部22をその文の主語とする。また、本第2制御処理を実行している第2のECU20を自ECU20といい、自ECU20に割り当てられたイベント及び該イベントのイベントデータを、単にイベント及びイベントデータという。
S310では、起動タイマ部23による計測を開始すべく、起動タイマ部23へリセット信号を出力する。
次にS312では、ウェイクアップ状態に遷移したきっかけが、イベントの変化によるものであったか否かを判断する。具体的には、前述の変化フラグがセットされている場合に、ウェイクアップ状態に遷移したきっかけがイベントの変化によると判断する。きっかけがイベントの変化による場合は処理をS316へ移行させる。異なる場合は、すなわち、ウェイクアップ状態に遷移したきっかけがバス52を介し何らかの通信フレームを受信したことによる場合は、処理をS314へ移行させる。
S314では、イベントデータの送信を要求する通信フレームを受信したか否かを、受信した通信フレームのIDに基づいて判断する。イベントデータの送信を要求する通信フレームを受信した場合に処理をS318へ移行させ、受信しなかった場合に処理をS320へ移行させる。
ウェイクアップ状態に遷移したきっかけがイベントの変化による場合に移行するS316では、バス52をウェイクアップ状態にすべく、任意の通信フレームをバス52を介して送出する。
続くS318では、イベントデータを含む通信フレームをバス52を介して送出する。
次にS320では、バス52を介してスリープ用通信フレームを受信したか否かを判断する。受信した場合は処理をS324へ移行させ、受信しなかった場合は処理をS322へ移行させる。
スリープ用通信フレーム受信しなかった場合に移行するS322では、自ECU20がウェイクアップ状態となってから所定の起動時間が経過しているか否かを判断する。具体的には、起動タイマ部23にて起動フラグがセットされている場合に、起動時間が経過していると判断する。起動時間が経過している場合は処理をS324へ移行させ、経過していない場合は処理をS320へ移行させる。
スリープ用通信フレームを受信した場合、または所定の起動時間が経過している場合に移行するS324では、スリープ処理を実行して自ECU20をスリープ状態に切り替え、本送信処理を終了する。
なお、例えば自ECU20が運転席ドアECU20aの場合は、前述のS314では、イベントデータとしての運転席ドア開閉データの送信を要求する通信フレームを受信したか否かを判断する。
また、前述のS318では、運転席ドア開閉データを含む通信フレームをバス52を介して送出する。
[3.作動]
次に、前述のように構成された通信システム1の各装置の作動について説明する。
(1)第1のECU10は、常時ウェイクアップ状態であり、バス51を介して受信したイベントデータに基づいて、割り当てられた機能を実現する(S218、S216)。また、第1のECU10は、イベントデータを受信してから所定の検出期間を経過しても次のイベントデータを受信しない場合(S220;YES)は、対応づけられた第2のECU20に何らかの故障が生じているとする故障履歴を記録する(S222)。
(2)第2のECU20は、ウェイクアップ状態に遷移すると、自ECUにて割り当てられたイベントの変化が検出される場合(S312;YES)、及びイベントデータの送信を要求する通信フレームを受信した場合(S314;YES)に、イベントデータをバス51を介して送信する(S318)。また、第2のECU20は、スリープ用通信フレームを受信した場合(S320;YES)、及びウェイクアップ状態に遷移してからの経過時間が所定の起動時間以上である場合(S322;YES)、スリープ状態に遷移する(S324)。
(3)ゲートウェイ装置30は、バス52がスリープ状態であり(S110;YES)、バス52に接続された全ての第2のECU20にて割り当てられたイベントの変化が生じていない場合(S112;NO)は、データ記録部33に記録されているそれぞれの通信フレームを、スリープ状態である第2のECU20に代わって、定期的に、バス51へ送出する(S142)。また、ゲートウェイ装置30は、所定のスリープ時間以上バス52のスリープ状態が継続されている場合(S170;YES)は、バス52に接続された全ての第2のECU20に対してイベントデータの送信を要求する(S174)。また、要求されたイベントデータを応答として送信しない第2のECU20が存在する場合、該第2のECU20に何らかの故障が生じているとする故障履歴を記録する(S182)。
[4.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
[4A]イベントデータがバス51(第1のネットワーク71)へ送信されるべきときにイベントデータの送信元であるバス52(第2のネットワーク72)がスリープ状態である場合、該イベントデータの送信元となるスリープ状態の第2のECU20に代わってゲートウェイ装置30(GW制御部36)が、データ記録部33に記録されたイベントデータを送信する。これによれば、スリープ状態である第2のECU20をウェイクアップ状態とすること無くバス51へ送信されるべきイベントデータを送信可能であるため、バス52(第2のネットワーク72)における消費電力を低減することができる。
[4B]特に本実施形態では、GW制御部36は、バス52(第2のネットワーク72)に接続された第2のECU20の全てがスリープ状態である場合に、これらのスリープ状態である第2のECU20をウェイクアップ状態とすること無く、バス51へ送信されるべきイベントデータを送信可能である。これによれば、バス52(第2のネットワーク72)における消費電力をより低減することができる。
[4C]GW制御部36は、バス52(第2のネットワーク72)に接続された全ての第2のECU20がスリープ状態であり、スリープ状態である期間が所定のスリープ時間以上である場合に、バス52に接続された全ての第2のECU20をウェイクアップ状態に切り替える。そして、ウェイクアップ状態に切り替えられた第2のECU20にイベントデータを送信させるための通信フレームを送信する。これによれば、GW制御部36は、少なくともスリープ時間の経過ごとに、第2のECU20からイベントデータの最新値を取得することができる。
[4D]また本実施形態では、GW制御部36は、ウェイクアップ状態に切り替えられ第2のECU20から、イベントデータを含む通信フレームが受信できない場合に、イベントデータを含む通信フレームが受信できなかった第2のECU20が故障していると判断する。これによれば、第2のECU20が、スリープ状態を継続している状態、及び故障している状態のいずれであるかを特定することができる。
[4E]また本実施形態では、GW制御部36は、イベントデータを受信するごとに、受信したイベントデータをデータ記録部33に記録する。これによれば、データ記録部33にイベントデータの最新値が記録される。
なお、本実施形態では、第1のネットワーク71が非切替ネットワークの一例に相当し、第2のネットワーク72が切替ネットワークの一例に相当し、第2のECU20が通信装置の一例に相当し、GW制御部36が中継装置としての一例に相当し、データ記録部33が記録部としての一例に相当する。また、S164が記録手段としての処理の一例に相当し。S140が代理送信手段としての処理の一例に相当し、S172、S174が要求手段としての処理の一例に相当し、S178が故障判断手段の一例に相当する。また、イベントデータが所定データの一例に相当し、スリープ時間が所定期間の一例に相当し、イベントデータを送信させるための通信フレームが送信要求の一例に相当する。また、予め定められたスリープ時間以上スリープ状態である、第2のネットワーク72に接続された全ての第2のECU20が対象通信装置の一例に相当する。
[5.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
[5A]上記実施形態では、第2のECU20の一例として運転席ドアの開閉を検出する運転席ドアECU20aが挙げられていたが、第2のECU20は、これに限るものではない。例えば、第2のECU20は、助手席側ドアの開閉を検出する助手席ドアECUや、スライディングルーフの開閉を検出するスライディングルーフECUや、シート位置の変化を検出するシートECU等であってもよい。同様に、第1のECU10は、メータECU10aに限るものではなく、例えば、助手席ドアやスライディングループの開閉に応じて警告ランプを点灯させるものであってもよい。また、シート位置に応じてシートの移動制御を行うものであってもよい。
[5B]上記実施形態では、バス52をウェイクアップ状態とするためにバス52へ任意の通信フレームを送信した(S144、S172)が、これらのステップを省略し、これらの後に送信する通信フレーム(S146、S174)によってバス52をウェイクアップ状態としてもよい。
[5C]上記実施形態では、第2のECU20においてイベントデータが第1状態値及び第2状態値の2値をとる場合について説明したが、イベントデータのとり得る値はこれに限るものではない。イベントデータは複数の値を採りうるものであってもよいし、連続した値を採りうるものであってもよい。
[5D]上記実施形態では、通信システム1においてISO11898−5で規定されたCANプロトコルが適用されていたが、適用されるCANプロトコルはこれに限るものではなく、ISO11898−6等で規定されたCANプロトコルが適用されてもよい。例えば、ISO11898−6で規定されたCANプロトコルが適用される場合、第2のECUは、ECU毎に個別にウェイクアップ状態に切り替え可能な構成を備えるECUであってもよい。この場合、ゲートウェイ装置は、各ECUへ送信した通信フレームに対する応答の通信フレームが受信されなかった場合に、応答の通信フレームが受信されなかったECUをスリープ状態であると判断してもよい。そして、ゲートウェイ装置は、スリープ状態である該ECUの代わりにデータ記録部33に記録されている通信フレームを送信するものであってもよい。
[5E]上記実施形態では、CANが通信システム1における通信方式として適用されていたが、これに限るものではない。例えばCAN FD(CAN with Flexible Data Rate)やFlexRay(登録商標)等が通信方式として適用されてもよい。
[5F]上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
[5G]本発明は、前述したGW制御部36、ゲートウェイ装置30、通信システム1の他、当該ゲートウェイ装置30としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、中継方法など、種々の形態で実現することができる。
1…通信システム 10…第1のECU 20…第2のECU20 30…ゲートウェイ装置 33…データ記録部 36…GW制御部36 61…CPU 71…第1のネットワーク 72…第2のネットワーク。

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、複数のネットワークを相互に接続する中継装置(36)であって、
    前記複数のネットワークのうちの、データを送受信可能なウェイクアップ状態とデータを送受信不可能なスリープ状態とを切替可能な1または複数の通信装置が接続されるネットワークを切替ネットワークとして、前記切替ネットワークを介して前記通信装置から予め定められた種類のデータである所定データを受信した場合、受信した所定データを記録部(33)に記録する記録手段(S164)と、
    前記複数のネットワークのうちの前記切替ネットワークとは異なる非切替ネットワークへ前記所定データが送信されるべきときに、前記所定データの送信元である通信装置が前記スリープ状態である場合は、前記記録手段に記録された前記所定データを、前記非切替ネットワークへ送信する代理送信手段(S140)と、
    を備えることを特徴とする中継装置。
  2. 請求項1に記載の中継装置であって、
    前記代理送信手段は、前記切替ネットワークに接続された通信装置の全てが前記スリープ状態である場合に、前記記録手段に記録された所定データを送信する
    ことを特徴とする中継装置。
  3. 請求項2に記載の中継装置であって、
    前記切替ネットワークに接続され前記スリープ状態である期間が予め定められた所定期間以上である通信装置のうち少なくとも1つを表す対象通信装置を前記ウェイクアップ状態に切り替え、前記対象通信装置に前記所定データを送信させるための送信要求を出力する要求手段(S172、S174)
    を備えることを特徴とする中継装置。
  4. 請求項3に記載の中継装置であって、
    前記対象通信装置には、前記切替ネットワークに接続された全ての通信装置が含まれる
    ことを特徴とする中継装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の中継装置であって、
    前記ウェイクアップ状態に切り替えられた対象通信装置から対応する前記所定データが受信できない場合に、前記対象通信装置が故障していると判断する故障判断手段(S178)
    を備えることを特徴とする中継装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の中継装置であって、
    前記記録手段は、前記所定データを受信するごとに、受信した前記所定データを記録する
    ことを特徴とする中継装置。
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