JP2016157982A - 配線基板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性や製造歩留まり、生産性などの面で製品としての諸条件を満足し得る配線基板及びその製造方法を提供する。【解決手段】コア基板12に絶縁層16と配線層18とが積層された配線基板10である。コア基板12はガラスにより形成され、コア基板12の側面の一部が樹脂12aで覆われている。配線基板10の上側の面のソルダレジスト層20の開口には、半導体チップ28に接続するためのバンプ(接続端子)22が形成されている。配線基板10の下側の面のソルダレジスト層20の開口には、他の基板に接続するためのバンプ(接続端子)24が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は配線基板及びその製造方法に関する。
従来から半導体チップ等の電子部品を実装するための配線基板が知られている。配線基板では、コア基板の片面または両面に、層間絶縁層と配線が複数層形成されている。
コア基板の材質としては、有機基材、セラミック基材、シリコン基材、ガラス基材などが使用できる。熱膨張係数や絶縁性を考慮すると、セラミックや、ガラスを用いることが好ましいとされている(特許文献1参照)。
特開2005−86071号公報
従来から、コア基板の材質としてガラスを用いることは提案されているものの、耐久性や製造歩留まり、生産性などの面で実際の製品としての条件を満足する配線基板の製品化は実現していなかった。
本発明の目的は、耐久性や製造歩留まり、生産性などの面で製品としての諸条件を満足し得る配線基板及びその製造方法を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、コア基板に絶縁層と配線層とが積層された配線基板であって、前記コア基板はガラスにより形成され、前記コア基板の側面に、前記コア基板を表面から裏面に貫通する凹部が形成され、前記凹部に樹脂が充填されていることを特徴とする配線基板が提供される。
実施形態の一観点によれば、コア基板に絶縁層と配線層とが積層された配線基板であって、前記コア基板はガラスにより形成され、前記コア基板の側面の全てが樹脂で覆われていることを特徴とする配線基板が提供される。
実施形態の一観点によれば、複数のコア基板領域を有するガラス基板の、前記複数のコア基板領域間の境界部に、前記境界部と一部が重なり合う開口を形成する工程と、前記開口に樹脂を充填する工程と、前記ガラス基板の前記複数のコア基板領域に絶縁層と配線層とを積層する工程と、前記ガラス基板を前記境界部に沿って切断して、前記複数のコア基板領域を分離する工程とを有し、前記コア基板領域の側面の一部が樹脂で覆われ、前記コア基板領域に前記絶縁層と前記配線層とが積層された配線基板を製造することを特徴とする配線基板の製造方法が提供される。
実施形態の一観点によれば、支持部上に第1の樹脂シートを載置する工程と、ガラスにより形成された複数のコア基板を、前記第1の樹脂シート上に所定間隔を隔てて載置する工程と、前記複数のコア基板上を第2の樹脂シートで覆い、前記複数のコア基板の間に樹脂を充填する工程と、前記複数のコア基板に絶縁層と配線層とを積層する工程と、前記複数のコア基板の間に充填された前記樹脂の部分を切断して、前記複数のコア基板を分離する工程とを有し、前記コア基板の側面の全てが樹脂で覆われ、前記コア基板に前記絶縁層と前記配線層とが積層された配線基板を製造することを特徴とする配線基板の製造方法が提供される。
開示の配線基板及びその製造方法によれば、耐久性や製造歩留まり、生産性などの面で製品としての諸条件を満足することができる。
図1は、第1実施形態による配線基板を示す図である。 図2は、第1実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 図3は、第1実施形態による配線基板の製造方法における開口形成工程での平面図である。 図4は、第1実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 図5は、第1実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 図6は、第1実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 図7は、第1実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その5)である。 図8は、第1実施形態による配線基板の製造方法における樹脂充填工程の第1変形例を示す工程断面図である。 図9は、第1実施形態による配線基板の製造方法における樹脂充填工程の第2変形例を示す工程断面図である。 図10は、第1実施形態による配線基板の製造方法における樹脂充填工程の第3変形例を示す工程断面図である。 図11は、第1実施形態の配線基板の第1変形例を示す図である。 図12は、第1実施形態の配線基板の第2変形例を示す図である。 図13は、第1実施形態の配線基板の第3変形例を示す図である。 図11は、第1実施形態の配線基板の第4変形例を示す図である。 図11は、第1実施形態の配線基板の第5変形例を示す図である。 図16は、第2実施形態による配線基板を示す図である。 図17は、第2実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 図18は、第2実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 図19は、第2実施形態による配線基板の製造方法におけるコア基板載置工程での平面図である。 図20は、第2実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 図21は、第2実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 図22は、第2実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その5)である。 図23は、第2実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図(その6)である。
[第1実施形態]
(配線基板)
第1実施形態による配線基板について図1を用いて説明する。図1(a)は本実施形態による配線基板に半導体チップを搭載した状態の平面図であり、図1(b)は、図1(a)の平面図におけるA−A′線断面図である。
本実施形態の配線基板10は、図1(b)に示すように、ガラスにより形成されたコア基板12を有する。コア基板12は、例えば、約200μm厚である。コア基板12の厚さとしては、約50〜1000μmであることが好ましい。
コア基板12を形成するガラスとしては、ソーダガラス、石英ガラス、硼珪酸ガラス、無アルカリガラス、感光性ガラス、結晶性ガラス等を使用することができる。
コア基板12には複数の貫通電極14が形成されている。貫通電極14は、例えば、約50μm径であり、例えば、銅により形成されている。
コア基板12の上下両面には、絶縁層16と配線層18が交互に積層されている。絶縁層16は、例えば、約20μm厚であり、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル系樹脂、テフロン(登録商標)系樹脂、等を使用することができる。
配線層18は、接続のための開口が形成された絶縁層16上に,例えば、銅をめっきすることにより形成されている。
コア基板12の上下両面の最外層の絶縁層16と配線層18は、ソルダレジスト層20により被覆されている。ソルダレジスト層20には、配線層18に達する開口が形成されている。ソルダレジスト層20は、例えば、約20μm厚である。
本実施形態の配線基板10は、上側の面に半導体チップ28が搭載され、下側の面を介して他の基板(図示せず)に搭載される。
配線基板10の上側の面のソルダレジスト層20の開口には、半導体チップに接続するためのバンプ(接続端子)22が形成されている。配線基板10の下側の面のソルダレジスト層20の開口には、他の基板(図示せず)に接続するためのバンプ(接続端子)24が形成されている。バンプ(接続端子)22及びバンプ(接続端子)24は、例えば、はんだにより形成されている。
配線基板10の上側の面には半導体チップ28が搭載され、バンプ(接続端子)22により電気的に接続されている。配線基板10と半導体チップ28との間にはアンダーフィル樹脂26が充填されている。
本実施形態の配線基板10は、図1(a)に示すように、ガラスにより形成されたコア基板12の側面の一部が樹脂12aにより覆われている。コア基板12の4つの角部の側面と、角部間の各辺毎の3箇所の側面が、樹脂12aにより覆われている。
コア基板12の各辺の側面に、コア基板12を表面から裏面に貫通する3個の凹部が形成され、各凹部に樹脂12aが充填されている。また、コア基板12の各角部に、コア基板12を表面から裏面に貫通する凹部が形成され、各凹部に樹脂12aが充填されている。
コア基板12の各辺において、図1(a)に示すように、樹脂12aの側面は、樹脂12aにより覆われていない部分の側面と面一である。
また、図1(b)に示すように、配線基板10の側面と、コア基板12の側面と、樹脂12aの側面とは面一である。
コア基板12の面内方向における樹脂12aの最も厚い部分の厚さT1は、例えば、100μmである。この厚さT1は、約20〜200μmであることが好ましい。
コア基板12の側面の一部を覆う樹脂12aとしては、熱硬化性エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル系樹脂、テフロン(登録商標)系樹脂、等を使用することができる。
本実施形態の配線基板10において、コア基板12の側面の一部を樹脂12aにより覆っている理由について説明する。
ガラスは、配線基板12に搭載される半導体チップと熱膨張係数が近似し、また、絶縁性も高い。ガラスをコア基板に用いると、配線基板12全体の熱膨張係数を半導体チップの熱膨張係数に近づけることができ、配線基板12に搭載される半導体チップに加わる応力を緩和できる。このように、コア基板の材質として、ガラスは、熱膨張係数や絶縁性などの面から好ましいとされている。
そこで、本願発明者等は、ガラスにより形成されたコア基板を用いた配線基板を実験的に作成したところ、次のような課題があることを発見した。
まず、複数の配線基板を一度に製造するため、複数のコア基板分の面積を有するガラス基板を用意した。ガラス基板にはコア基板となる複数のコア基板領域が設けられている。コア基板領域間には、ガラス基板を個々のコア基板に分離する際の境界部が設定される。この境界部は、スライサー(切断装置)による切断幅程度の幅を有する線状であり、ガラス基板上に格子状に設定される。
次に、ガラス基板の複数のコア基板領域の両面に絶縁層と配線層を積層した。最外層の絶縁層と配線層上はソルダレジスト層により被覆した。
次に、スライサー(切断装置)により、ガラス基板を境界部に沿って切断して、複数のコア基板領域を分離し、ガラスにより形成されたコア基板の両面に絶縁層と配線層とが積層された配線基板を作成した。
次に、各配線基板に対して、製品としての耐久性を調べるための温度サイクル試験を行った。
このようにして配線基板を作成し、試験を行ったところ、スライサーによる切断した際や、温度サイクル試験の際に、多くの配線基板が割れてしまった。
割れた配線基板を観察したところ、コア基板が厚さ方向の上下に剥離し、片面に絶縁層と配線層が積層された状態となっていた。割れていない配線基板においても、コア基板の側面に、スライサーの切断によると思われる細かなクラックが多数形成されていた。特にコア基板の角部は、スライサーによる切断が2回行われるため、多くのクラックが形成されていた。
配線基板は、ガラスにより形成されたコア基板の両面に絶縁層と配線層とが積層されている。絶縁層と配線層の積層部分の熱膨張係数は、ガラスにより形成されたコア基板の熱膨張係数よりも大きい。配線基板に熱サイクルが加えられると、熱膨張係数の相違によりガラス基板にストレスが加わる。コア基板の側面にクラックが形成されていると、積層部分からコア基板に加えられるストレスによりコア基板が剥離する。このような現象により、配線基板が割れるということがわかった。
本実施形態の配線基板10においては、コア基板12の側面の一部が樹脂12aにより覆われている。樹脂12aは柔軟なので、スライサーにより切断しても、コア基板12の側面を覆う樹脂12aにはクラックは形成されない。
コア基板12の樹脂12aに覆われていない側面では、スライサーの切断によるクラックが形成されるが、樹脂12aによりコア基板10が剥離することを防止できる。
このように本実施形態によれば、配線基板の割れを防止し、配線基板の耐久性や製造歩留まり、生産性などを向上させることができる。
(配線基板の製造方法)
第1実施形態による配線基板の製造方法について図2乃至図7を用いて説明する。図2及び図4乃至図7は第1実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図であり、図3は第1実施形態による配線基板の製造方法における開口形成工程での平面図である。
まず、複数の配線基板のコア基板となるガラス基板30を用意する(図2(a))。
ガラス基板30は、例えば、約200μm厚である。コア基板となるガラス基板30を形成するガラスとしては、ソーダガラス、石英ガラス、硼珪酸ガラス、無アルカリガラス、感光性ガラス、結晶性ガラス、等を使用することができる。
ガラス基板30には、配線基板のコア基板となる複数のコア基板領域が設けられている。コア基板領域間には、スライサー(切断装置)によりガラス基板を個々のコア基板に分離する際の境界部が設定される。
次に、ガラス基板30に、貫通電極用の開口32と樹脂充填用の開口34とを形成する(図2(b)、図3)。図2(b)は、図3の平面図のB−B′線断面図である。
ガラス基板30に開口32、34を形成する方法としては、レーザ照射による方法、レーザ照射とウエットエッチングによる方法、放電加工による方法等があり、どのような方法により形成してもよい。
図2(b)では、開口32、34の断面形状が、径がほぼ一定であるストレート形状として示したが、レーザ照射の方法や、ウエットエッチング、放電加工等の調整により、他の形状であってもよい。
図2(c)は、開口32、34が、径が中央部分で小さくなる鼓型形状となる場合を示している。図2(d)は、開口32、34が、径が徐々に狭くなるテーパ形状となる場合を示している。図2(e)は、開口32、34が、径の側面が凹凸である凹凸形状となる場合を示している。
図2(c)、(d)、(e)に示す開口32、34の形状は、レーザ照射方法の調整や、レーザ照射とウエットエッチングの組合せにより形成することができる。 図2(e)に示す開口32、34の凹凸形状は、放電加工により形成することができる。
図2(c)、(d)、(e)に示すような鼓型形状、テーパ形状、凹凸形状の場合には、後述するように、開口34に樹脂12aを充填した場合、樹脂12aと開口34内面との密着性が向上する。
ガラス基板30に形成する貫通電極用の開口32と樹脂充填用の開口34の配置について、図3を用いて説明する。
ガラス基板30には、配線基板のコア基板となる複数の四角なコア基板領域ARが設けられている。コア基板領域AR間には、スライサー(切断装置)によりガラス基板30を個々のコア基板に分離するための境界部BDが設定されている。
樹脂充填用の開口34は、図3に示すように、境界部BDを含む領域に形成される。境界部BDが交差する箇所に1個の開口34が形成され、四角のコア基板領域ARの各辺に沿って3個の開口34が形成される。
樹脂充填用の開口34の径は、境界部BDに沿ってスライサーが切断する際に除去される幅(図示せず)、すなわち、スライサーの切断刃の幅よりも大きくする。スライサーが切断される際に除去される幅は、例えば、約400μmであり、樹脂充填用の開口34の径は,例えば、約400μmの1.5倍以上、約600μm以上である。樹脂充填用の開口34の径としては、約450〜1000μmであることが好ましい。
これにより、スライサーにより切断された後においても、コア基板の側面に開口34に充填した樹脂が残存し、側面を覆う。
貫通電極用の開口32は、図3に示すように、四角のコア基板領域AR内に形成される。例えば、4行4列の16個の開口32を形成する。
貫通電極用の開口32の径は、コア基板を貫通する貫通電極として適切な径、例えば、50μmとする。
次に、ガラス基板30の貫通電極用の開口32に、例えば、銅を含む導電材料を埋め込んで貫通電極36を形成する(図2(f))。
ガラス基板30の開口32に導電材料を埋め込む方法としては、めっきによる方法、充填する方法等があり、どのような方法により埋め込んでもよい。
例えば、開口32内壁を含むガラス基板30表面に、銅の無電解めっきを施してシード層とする。次いで、このシード層を給電層として銅の電解めっきを施して開口32内に銅を充填する。その後、電解めっき層から露出するシード層を除去し、貫通電極36を形成する。
なお、貫通電極36の両端部には、図2(f)に示すように、開口32より径の大きいパッドが設けられている。
また、コア基板30の片面又は両面には、貫通電極36と接続される配線層(配線パターン)を設けてもよい。
次に、ガラス基板30の樹脂充填用の開口34に樹脂を充填する。開口34に樹脂を充填する方法の詳細について図4を用いて説明する。
まず、ガラス基板30の下面に樹脂フィルム38を貼り付ける(図4(a))。
樹脂フィルム38は、例えば、半硬化状態(Bステージ状)の熱硬化性樹脂により形成され、その厚さは,例えば、30μmである。熱硬化性樹脂としては、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂である。
次に、真空ラミネータ(図示せず)の真空チャンバー(図示せず)内において、全体を加熱しながら、エアバッグ(図示せず)により圧力をかけると、図4(b)に示すように、樹脂フィルム38がガラス基板30の下面に密着すると共に、下面から樹脂充填用の開口34内に樹脂が半分程度充填される。
次に、ガラス基板30の上面に樹脂フィルム40を貼り付ける(図4(c))。
樹脂フィルム40は、例えば、半硬化状態の熱硬化性樹脂により形成され、その厚さは,例えば、30μmである。熱硬化性樹脂としては、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂である。
次に、真空ラミネータの真空チャンバー(図示せず)内において、全体を加熱しながら、エアバッグ(図示せず)により圧力をかけると、図4(d)に示すように、樹脂フィルム40がガラス基板30の上面に密着すると共に、上面から樹脂充填用の開口34内に樹脂が充填される。
この後、加熱により樹脂フィルム38、40を完全に硬化させて絶縁層42とする。その結果、図4(d)に示すように、ガラス基板30の上下両面に絶縁層42が形成されると共に、樹脂充填用の開口34に樹脂42aが充填される。絶縁層42と樹脂42aとは一体化されている。
次に、ガラス基板30の両面に形成されている絶縁層42に、貫通電極36に達する開口42bを形成する(図5(a))。絶縁層42に開口42bを形成する方法としては、例えば、レーザを用いて加工する。
次に、ガラス基板30の両面の絶縁層42上に、例えば、銅を含む配線層44を形成する(図5(b))。例えば、絶縁層42上にシード層(図示せず)を形成し、シード層上にフォトレジスト層(図示せず)を形成し、フォトレジスト層を所定パターンにパターンニングして、電解めっき法により所定パターンの配線層44を形成する。その後、フォトレジスト層を除去し、シード層を除去する。
次に、ガラス基板30の両面の配線層44上に、例えば、半硬化状態の熱硬化性樹脂により形成された樹脂フィルム(図示せず)を積層し、加熱により硬化させることにより、絶縁層46を形成する(図5(c))。熱硬化性樹脂としては、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂である。
次に、ガラス基板30の両面の絶縁層46に、配線層44に達する開口を形成する。絶縁層46に開口を形成する方法としては、例えば、レーザを用いて加工する。
次に、ガラス基板30の両面の絶縁層46上に、例えば、銅を含む配線層48を形成する(図5(c))。配線層48は、例えば、配線層44と同様の方法で形成する。
次に、ガラス基板30の両面の配線層48上に、絶縁層50を形成する(図5(c))。絶縁層50は、例えば、絶縁層46と同様の方法で形成する。
次に、ガラス基板30の両面の絶縁層50に、配線層48に達する開口を形成する。絶縁層50に開口を形成する方法としては、例えば、レーザを用いて加工する。
次に、ガラス基板30の両面の絶縁層50上に、例えば、銅を含む配線層52を形成する(図5(c))。配線層52は、例えば、配線層44と同様の方法で形成する。
次に、ガラス基板30の両面の配線層52上に、例えば、エポキシ系樹脂や、アクリル系樹脂、等により形成される感光性のソルダレジストフィルム(図示せず)を貼り付けることにより、ソルダレジスト層54を形成する(図6(a))。
次に、ガラス基板30の両面のソルダレジスト層54を所定のパターンで露光し、現像することにより、配線層52に達する開口54aを形成する(図6(a))。
次に、ガラス基板30の上面側のソルダレジスト層54の開口54aから露出している配線層(電極パッド)52に、半導体チップ62(図7(b))に接続するためのバンプ(接続端子)56を形成する(図6(b))。
次に、ガラス基板30の下面側のソルダレジスト層54の開口54aから露出している配線層(電極パッド)52に、他の基板に接続するためのバンプ(接続端子)58を形成する(図6(c))。
バンプ(接続端子)56、バンプ(接続端子)58は、例えば、はんだにより形成されている。
次に、図6(c)に示す積層構造物を、開口34のほぼ中央である境界部BDに沿ってスライサーにより切断して個片化すると、図7(a)に示す配線基板60が完成する。
次に、配線基板60の上側の面に半導体チップ62を搭載し、配線基板60と半導体チップ62との間にアンダーフィル樹脂64を充填する。半導体チップ62は、バンプ(接続端子)56を介して配線基板60に電気的に接続される。
このように本実施形態によれば、耐久性や製造歩留まり、生産性などを向上させた配線基板を製造することをできる。
(ガラス基板の開口への樹脂充填方法の変形例)
上記実施形態では、図4に示す樹脂充填方法により、ガラス基板30の樹脂充填用の開口34に樹脂を充填したが、この方法に限らず他の方法でもよい。
ガラス基板30の樹脂充填用の開口34に樹脂を充填する樹脂充填方法の変形例について、図8乃至図10を用いて説明する。
(第1変形例)
ガラス基板の開口への樹脂充填方法の第1変形例について図8を用いて説明する。
まず、ガラス基板30の下面に樹脂フィルム70を貼り付ける(図8(a))。
樹脂フィルム70は、例えば、半硬化状態の熱硬化性樹脂により形成され、その厚さは,例えば、30μmである。熱硬化性樹脂としては、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂である。
次に、真空ラミネータの真空チャンバー(図示せず)内において、全体を加熱しながら、エアバッグ(図示せず)により強い圧力をかけると、図8(b)に示すように、樹脂フィルム70がガラス基板30の下面に密着すると共に、下面から樹脂充填用の開口34内全体にまで樹脂が充填される。
次に、ガラス基板30の上面に樹脂フィルム72を貼り付ける(図8(c))。この後、加熱により樹脂フィルム70、72を完全に硬化させて絶縁層42とする。
その結果、図8(d)に示すように、ガラス基板30の上下両面に絶縁層42が形成されると共に、樹脂充填用の開口34全体に樹脂42aが充填される。絶縁層42と樹脂42aとは一体化されている。
その後は、図5乃至図7に示す方法により、配線基板60を形成する。
(第2変形例)
ガラス基板の開口への樹脂充填方法の第2変形例について図9を用いて説明する。
まず、ガラス基板30の上下両面に樹脂フィルム74、76を貼り付ける(図9(a))。
樹脂フィルム74、76は、例えば、半硬化状態の熱硬化性樹脂により形成され、その厚さは,例えば、30μmである。熱硬化性樹脂としては、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂である。
次に、真空ラミネータの真空チャンバー(図示せず)内において、全体を加熱しながら、エアバッグ(図示せず)により強い圧力をかけると、図9(b)に示すように、樹脂フィルム74、76がガラス基板30の上下両面に密着すると共に、上下両面から樹脂充填用の開口34内全体にまで樹脂が充填される。この後、加熱により樹脂フィルム74、76を完全に硬化させて絶縁層42とする。
その結果、図9(b)に示すように、ガラス基板30の上下両面に絶縁層42が形成されると共に、樹脂充填用の開口34全体に樹脂42aが充填される。絶縁層42と樹脂42aとは一体化されている。
その後は、図5乃至図7に示す方法により、配線基板60を形成する。
(第3変形例)
ガラス基板の開口への樹脂充填方法の第3変形例について図10を用いて説明する。
まず、ガラス基板30の下面に容易に剥離できる粘着性テープ78を貼り付けて、樹脂充填用の開口34の底を塞ぐ(図10(a))。
次に、ガラス基板30の上面に、液状またはペースト状の樹脂80を供給して、真空雰囲気下においてスキージ82を作動させる(図10(a))。
スキージ82は、ガラス基板30の上面から所定の高さだけ上方に位置するように高さ調整されている。スキージ82を作動させると、樹脂充填用の開口34に樹脂80が一定程度押し込まれる。
樹脂80としては、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂が用いられる。
次に、雰囲気圧力を上昇させると、樹脂充填用の開口34内の気圧との差により,樹脂80が樹脂充填用の開口34の底部まで充填される(図10(b))。
次に、ガラス基板30の上面に沿って掻き取り部材84を摺動させて、ガラス基板30上面に残った樹脂80を除去する(図10(c))。この後、加熱により樹脂80を完全に硬化させる。
次に、ガラス基板30の下面に貼り付けた粘着性テープ78を剥離する(図10(d))。
このようにして、ガラス基板30の樹脂充填用の開口34に樹脂80を充填する。
次に、ガラス基板30の上下両面に絶縁層42を形成する(図10(e))。
その後は、図5乃至図7に示す方法により、配線基板60を形成する。
(貫通電極用の開口と樹脂充填用の開口の配置の変形例)
上記実施形態では、ガラス基板30に形成する貫通電極用の開口32と樹脂充填用の開口34とを図3に示すように配置した。その結果、図1(a)に示すように、ガラスにより形成されたコア基板12の側面の一部が樹脂12aにより覆われている配線基板10を実現した。しかしながら、この配置に限らず他の配置でもよい。
ガラス基板30に形成する貫通電極用の開口32と樹脂充填用の開口34の配置の変形例について、図11乃至図15を用いて説明する。
(第1変形例)
ガラス基板30に形成する貫通電極用の開口32と樹脂充填用の開口34の配置の第1変形例について図11を用いて説明する。図11(a)は、図3に対応し、貫通電極用の開口32と樹脂充填用の開口34との配置を示す平面図であり、図11(b)は、図1(a)に対応し、配線基板10の平面図である。図1(a)、図3と同様な部材については同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例では、境界部BDが交差する箇所にのみ樹脂充填用の開口34を形成している。
ガラス基板30には、配線基板のコア基板となる複数の四角なコア基板領域ARが設けられている。コア基板領域AR間には、スライサー(切断装置)によりガラス基板30を個々のコア基板に分離するための境界部BDが設定されている。
樹脂充填用の開口34は、図11(a)に示すように、境界部BDが交差する箇所に形成される。
樹脂充填用の開口34の径は、境界部BDに沿ってスライサーが切断する際に除去される幅、すなわち、スライサーの切断刃の幅よりも大きくする。これにより、スライサーにより切断された後においても、コア基板の側面に開口34に充填した樹脂が残存し、側面を覆う。
貫通電極用の開口32は、図11(a)に示すように、四角のコア基板領域AR内に形成される。例えば、4行4列の16個の開口32を形成する。
第1変形例の配線基板10は、図11(b)に示すように、ガラスにより形成されたコア基板12の側面の一部が樹脂12aにより覆われている。コア基板12の4つの角部の側面が樹脂12aにより覆われている。
このように本変形例によれば、コア基板の角部の側面が樹脂により覆われているので、配線基板の割れを防止し、配線基板の耐久性や製造歩留まり、生産性などを向上させることができる。
(第2変形例)
ガラス基板30に形成する貫通電極用の開口32と樹脂充填用の開口34の配置の第2変形例について図12を用いて説明する。図12(a)は、図3に対応し、貫通電極用の開口32と樹脂充填用の開口34との配置を示す平面図であり、図12(b)は、図1(a)に対応し、配線基板10の平面図である。図1(a)、図3と同様な部材については同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例では、境界部BDが交差する箇所とコア基板領域ARの各辺に沿った領域に樹脂充填用の開口34を形成している。
ガラス基板30には、配線基板のコア基板となる複数の四角なコア基板領域ARが設けられている。コア基板領域AR間には、スライサー(切断装置)によりガラス基板30を個々のコア基板に分離するための境界部BDが設定されている。
樹脂充填用の開口34は、図12(a)に示すように、境界部BDが交差する箇所に円形の開口34Aが形成され、コア基板領域ARの各辺に沿った領域に細長い開口34Bが形成されている。
円形の開口34Aの径は、境界部BDに沿ってスライサーが切断する際に除去される幅、すなわち、スライサーの切断刃の幅よりも大きくする。
細長い開口34Bの幅は、境界部BDに沿ってスライサーが切断する際に除去される幅、すなわち、スライサーの切断刃の幅よりも大きくする。
貫通電極用の開口32は、図12(a)に示すように、四角のコア基板領域AR内に形成される。例えば、4行4列の16個の開口32を形成する。
第2変形例の配線基板10は、図12(b)に示すように、ガラスにより形成されたコア基板12の側面の一部が樹脂12a、12bにより覆われている。コア基板12の4つの角部の側面が樹脂12aにより覆われ、コア基板12の角部間の各辺の側面が、樹脂12bにより覆われている。
このように本変形例によれば、コア基板の角部の側面と各辺の側面が樹脂により覆われているので、配線基板の割れをより確実に防止し、配線基板の耐久性や製造歩留まり、生産性などを向上させることができる。
(第3変形例)
ガラス基板30に形成する貫通電極用の開口32と樹脂充填用の開口34の配置の第3変形例について図13を用いて説明する。図13(a)は、図3に対応し、貫通電極用の開口32と樹脂充填用の開口34との配置を示す平面図であり、図13(b)は、図1(a)に対応し、配線基板10の平面図である。図1(a)、図3と同様な部材については同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例では、境界部BDが交差する箇所の近傍の辺と、コア基板領域ARの各辺に沿った領域に樹脂充填用の開口34を形成している。
ガラス基板30には、配線基板のコア基板となる複数の四角なコア基板領域ARが設けられている。コア基板領域AR間には、スライサー(切断装置)によりガラス基板30を個々のコア基板に分離するための境界部BDが設定されている。
樹脂充填用の開口34は、図13(a)に示すように、境界部BDが交差する箇所に十字形の開口34Cが形成され、コア基板領域ARの各辺に沿った領域に細長い開口34Dが形成されている。
十字形の開口34Cの幅は、境界部BDに沿ってスライサーが切断する際に除去される幅、すなわち、スライサーの切断刃の幅よりも大きくする。
細長い開口34Dの幅は、境界部BDに沿ってスライサーが切断する際に除去される幅、すなわち、スライサーの切断刃の幅よりも大きくする。
貫通電極用の開口32は、図13(a)に示すように、四角のコア基板領域AR内に形成される。例えば、4行4列の16個の開口32を形成する。
第3変形例の配線基板10は、図13(b)に示すように、ガラスにより形成されたコア基板12の4つの角部とその近傍の側面が樹脂12cにより覆われ、コア基板12の角部間の各辺の側面が、樹脂12dにより覆われている。
このように本変形例によれば、コア基板の角部とその近傍の側面と各辺の側面が樹脂により覆われているので、配線基板の割れをより確実に防止し、配線基板の耐久性や製造歩留まり、生産性などを向上させることができる。
(第4変形例)
ガラス基板30に形成する貫通電極用の開口32と樹脂充填用の開口34の配置の第4変形例について図14を用いて説明する。図14(a)は、図3に対応し、貫通電極用の開口32と樹脂充填用の開口34との配置を示す平面図であり、図14(b)は、図1(a)に対応し、配線基板10の平面図である。図1(a)、図3と同様な部材については同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例では、図1(a)、図3の実施形態における境界部BDを含む領域に加えて、境界部BDに隣接する領域にも樹脂充填用の開口を形成している。
ガラス基板30には、配線基板のコア基板となる複数の四角なコア基板領域ARが設けられている。コア基板領域AR間には、スライサー(切断装置)によりガラス基板30を個々のコア基板に分離するための境界部BDが設定されている。
樹脂充填用の開口34は、図14(a)に示すように、境界部BDが交差する箇所とコア基板領域ARの各辺に沿った領域に円形の開口34Aが形成される。更に、境界部BDに隣接する領域であって、円形の開口34Aの間に、円形の開口34Eが形成されている。すなわち、コア基板領域ARの各辺のうち開口34Aが形成されていない箇所の近傍に、円形の開口34Eが形成されている。
境界部BDを含む領域に形成される円形の開口34Aの径は、境界部BDに沿ってスライサーが切断する際に除去される幅、すなわち、スライサーの切断刃の幅よりも大きくする。
境界部BDに隣接する領域に形成される円形の開口34Eは、図14(a)に示すように、境界部BDを含む領域に形成される円形の開口34Aのほぼ中間に位置することが好ましい。円形の開口34Eの径は、スライサーの切断刃の幅より大きくても小さくてもよい。
貫通電極用の開口32は、図14(a)に示すように、四角のコア基板領域AR内に形成される。例えば、3行3列の9個の開口32を形成する。
第4変形例の配線基板10は、図14(b)に示すように、ガラスにより形成されたコア基板12の側面の一部が樹脂12aにより覆われている。コア基板12の4つの角部の側面と、角部間の各辺の3箇所の側面が、樹脂12aにより覆われている。更に、コア基板12の側面に隣接する領域であって、側面の樹脂12aの間に、樹脂12eが埋め込まれている。
このように本変形例によれば、コア基板の角部と各辺の側面が樹脂により覆われているので、配線基板の割れを防止し、配線基板の耐久性や製造歩留まり、生産性などを向上させることができる。また、コア基板12の側面の樹脂12aの間に樹脂12eが埋め込まれているので、コア基板12の樹脂12aに覆われていない側面のクラックからの割れを樹脂12eにより防止することができる。
(第5変形例)
ガラス基板30に形成する貫通電極用の開口32と樹脂充填用の開口34の配置の第5変形例について図15を用いて説明する。図15(a)は、図3に対応し、貫通電極用の開口32と樹脂充填用の開口34との配置を示す平面図であり、図15(b)は、図1(a)に対応し、配線基板10の平面図である。図1(a)、図3と同様な部材については同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例では、境界部BDが交差する箇所を含む辺とコア基板領域ARの各辺に沿った領域に加えて、境界部BDに隣接する領域にも樹脂充填用の開口を形成している。
ガラス基板30には、配線基板のコア基板となる複数の四角なコア基板領域ARが設けられている。コア基板領域AR間には、スライサー(切断装置)によりガラス基板30を個々のコア基板に分離するための境界部BDが設定されている。
樹脂充填用の開口34は、図15(a)に示すように、境界部BDが交差する箇所に十字形の開口34Cが形成され、コア基板領域ARの各辺に沿った領域に細長い開口34Dが形成されている。更に、境界部BDに隣接する領域であって、十字形の開口34Cと細長い開口34Dの間に、細長い開口34Fが形成されている。すなわち、コア基板領域ARの各辺のうちの開口34C、34Dが形成されていない箇所の近傍に細長い開口34Fが形成されている。
十字形の開口34Cの幅は、境界部BDに沿ってスライサーが切断する際に除去される幅、すなわち、スライサーの切断刃の幅よりも大きくする。
細長い開口34Dの幅は、境界部BDに沿ってスライサーが切断する際に除去される幅、すなわち、スライサーの切断刃の幅よりも大きくする。
境界部BDに隣接する領域に形成される細長い開口34Fは、図15(a)に示すように、十字形の開口34Cと細長い開口34Dの間に位置することが好ましい。細長い開口34Fの幅は、スライサーの切断刃の幅より大きくても小さくてもよい。
貫通電極用の開口32は、図15(a)に示すように、境界部BDにより画定された四角のコア基板領域AR内に形成される。例えば、4行4列の16個の開口32を形成する。
第5変形例の配線基板10は、図15(b)に示すように、ガラスにより形成されたコア基板12の4つの角部とその近傍の側面が樹脂12cにより覆われ、コア基板12の角部間の各辺の側面が、樹脂12dにより覆われている。更に、コア基板12の側面に隣接する領域であって、側面の樹脂12cと樹脂12dの間に、樹脂12fが埋め込まれている。
このように本変形例によれば、コア基板の角部とその近傍の側面と各辺の側面が樹脂により覆われているので、配線基板の割れを防止し、配線基板の耐久性や製造歩留まり、生産性などを向上させることができる。更に、コア基板12の側面の樹脂12cと樹脂12dの間に樹脂12fが埋め込まれているので、コア基板12の樹脂に覆われていない側面のクラックからの割れを樹脂12fにより防止することができる。
[第2実施形態]
(配線基板)
第2実施形態による配線基板について図16を用いて説明する。図16(a)は本実施形態による配線基板に半導体チップを搭載した状態の平面図であり、図16(b)は、図1(a)の平面図におけるC−C′線断面図である。
本実施形態の配線基板110は、図16(b)に示すように、ガラスにより形成されたコア基板112を有する。コア基板112は、例えば、約200μm厚である。
コア基板112を形成するガラスとしては、ソーダガラス、石英ガラス、硼珪酸ガラス、無アルカリガラス、感光性ガラス、結晶性ガラス、等を使用することができる。
コア基板112には複数の貫通電極114が形成されている。貫通電極114は、例えば、約50μm径であり、例えば、銅により形成されている。
コア基板112の上下両面には、絶縁層116と配線層118が交互に積層されている。絶縁層116は、例えば、約30μm厚であり、例えば、エポキシ系樹脂により形成されている。配線層118は、接続のための開口が形成された絶縁層116上に,例えば、銅をめっきすることにより形成されている。
コア基板112の上下両面の最外層の絶縁層116と配線層118は、ソルダレジスト層120により被覆されている。ソルダレジスト層120には、配線層118に達する開口が形成されている。ソルダレジスト層120は、例えば、約20μm厚である。
本実施形態の配線基板110は、上側の面に半導体チップ128が搭載され、下側の面を介して他の基板(図示せず)に搭載される。
配線基板110の上側の面のソルダレジスト層120の開口には、半導体チップ128に接続するためのバンプ(接続端子)122が形成されている。配線基板110の下側の面のソルダレジスト層120の開口には、他の基板(図示せず)に接続するためのバンプ(接続端子)124が形成されている。
配線基板110の上側の面には半導体チップ128が搭載され、バンプ(接続端子)122により電気的に接続されている。配線基板110と半導体チップ128との間にはアンダーフィル樹脂126が充填されている。
本実施形態の配線基板110は、図16(a)に示すように、ガラスにより形成されたコア基板112の側面が全て樹脂112aにより覆われている。
コア基板112の面内方向における樹脂112aの厚さT2は、例えば、100μmである。この厚さT1は、約20〜200μmであることが好ましい。
コア基板112の側面を覆う樹脂112aとしては、熱硬化性エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル系樹脂、テフロン(登録商標)系樹脂、等を使用することができる。
配線基板110の各辺において、図16(b)に示すように、絶縁層116側面と、配線基板110側面に露出する樹脂112a側面とは、面一に形成されている。
本実施形態の配線基板110においては、コア基板112の側面の全てが樹脂112aにより覆われているので、コア基板10の側面からの割れを防止することができる。
このように本実施形態によれば、配線基板の割れを防止し、配線基板の耐久性や製造歩留まり、生産性などを向上させることができる。
(配線基板の製造方法)
第2実施形態による配線基板の製造方法について図17乃至図23を用いて説明する。図17、図18及び図20乃至図23は第2実施形態による配線基板の製造方法を示す工程断面図であり、図19は第2実施形態による配線基板の製造方法におけるコア基板載置工程での平面図である。
まず、複数の配線基板のコア基板となるガラス基板130を用意する(図17(a))。
ガラス基板130は、例えば、約200μm厚である。コア基板となるガラス基板130を形成するガラスとしては、ソーダガラス、石英ガラス、硼珪酸ガラス、無アルカリガラス、感光性ガラス、結晶性ガラス、等を使用することができる。
ガラス基板130には、配線基板のコア基板となる複数の四角なコア基板領域ARが設けられている。コア基板領域AR間には、スライサー(切断装置)によりガラス基板130を個々のコア基板に分離するための境界部BDが設定されている。
次に、ガラス基板130に、各コア基板領域AR内に貫通電極用の開口132を形成する(図17(b))。貫通電極用の開口132の径は、コア基板を貫通する貫通電極として適切な径、例えば、50μmとする。
ガラス基板130に開口132を形成する方法としては、レーザ照射による方法、レーザ照射とウエットエッチングによる方法、放電加工による方法等があり、どのような方法により形成してもよい。
図17(b)では、開口132の断面形状が、径がほぼ一定であるストレート形状として示したが、レーザ照射の方法や、ウエットエッチング、放電加工等の調整により、他の形状であってもよい。
例えば、図2(c)に示すような、径が中央部分で小さくなる鼓型形状、図2(d)に示すような、径が徐々に狭くなるテーパ形状、図2(e)に示すような、径の側面が凹凸である凹凸形状であってもよい。
次に、ガラス基板130の貫通電極用の開口132に、例えば、銅を含む導電材料を埋め込んで貫通電極136を形成する(図17(c))。ガラス基板130の開口132に導電材料を埋め込む方法としては、めっきによる方法、充填する方法等があり、どのような方法により埋め込んでもよい。
なお、貫通電極136の両端部には、図17(c)に示すように、開口132より径の大きいパッドが設けられている。また、コア基板130の片面又は両面には、貫通電極136と接続される配線層(配線パターン)を設けてもよい。
次に、貫通電極136が形成されたガラス基板130を、境界部BDに沿ってスライサーにより切断して個片化して、複数のコア基板112を形成する(図17(d))。
ガラス基板130をスライサーにより切断すると、コア基板112の側面にクラックが形成される。しかしながら、図17(c)、(d)に示すように、ガラス基板130の両面には絶縁層や配線層が形成されていないので、外部から収縮力等が加わることがなく、コア基板112が割れることはない。
次に、このように形成した複数のコア基板112を、所定間隔を隔てて配置した状態で全体を樹脂により埋め込む。コア基板112を樹脂により埋め込む方法について説明する。
まず、複数のコア基板112を配置するために十分な大きさの支持体140と、複数のコア基板112を仮付けするための樹脂フィルム(絶縁シート)142とを用意する(図18(a))。
支持体140は、例えば、約100μm厚であり、例えば、銅により形成されている。支持体140には、所定のアライメントマークAMが形成されている。アライメントマークAMを用いて、樹脂フィルム(絶縁シート)142を所定の位置に載置し、コア基板112を、所定間隔を隔てて載置することができる。
樹脂フィルム(絶縁シート)142は,例えば、約30μm厚であり、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂により形成されている。半硬化状態で、その粘着力により載置したコア基板112を仮止めすることができる。
次に、支持体140上に樹脂フィルム(絶縁シート)142を重ね合わせる(図18(b))。樹脂フィルム(絶縁シート)142の粘着力により支持体140に固定される。
次に、支持体140に形成されたアライメントマークAMを用いて、複数のコア基板112を、樹脂フィルム(絶縁板)142上に、所定間隔を隔てた所定位置に載置して仮付けする(図18(c))。コア基板112の間の所定間隔は、例えば、600μmである。
図19は、支持体140上に樹脂フィルム(絶縁板)142を重ね合わせ、樹脂フィルム(絶縁板)142上に複数のコア基板112を載置して仮付けした状態の平面図である。支持体140のアライメントマークAMを用いて、複数のコア基板112を、樹脂フィルム(絶縁板)142上に所定間隔を隔てて載置している。
次に、複数のコア基板112を上方から覆うための樹脂フィルム(絶縁板)144を用意する(図20(a))。樹脂フィルム(絶縁板)144は,例えば、約600μm厚であり、例えば、半硬化状態の熱硬化性樹脂により形成されている。熱硬化性樹脂としては、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂である。
次に、複数のコア基板112上に樹脂フィルム(絶縁板)144を重ね合わせ貼り付ける(図20(b))。
次に、真空ラミネータの真空チャンバー(図示せず)内において、全体を加熱しながら、エアバッグ(図示せず)により圧力をかけると、樹脂フィルム(絶縁板)142、144が、複数のコア基板112の両面に密着すると共に、複数のコア基板112の間を充填する。
この後、加熱により樹脂フィルム142、144を完全に硬化させて絶縁層146とする。その結果、図20(c)に示すように、複数のコア基板112の上下両面に絶縁層146が形成されると共に、複数のコア基板112の間に絶縁物146aが充填される。絶縁層146と樹脂146aとは一体化されている。
次に、銅により形成された支持体140を、例えば、エッチングにより除去する(図21(a))。
次に、複数のコア基板112の両面に形成されている絶縁層146に、貫通電極136に達する開口146bを形成する(図21(b))。絶縁層146に開口146bを形成する方法としては、例えば、レーザを用いて加工する。
次に、複数のコア基板112の両面の絶縁層146上に、例えば、銅を含む配線層146を形成する(図21(c))。例えば、絶縁層146上にシード層(図示せず)を形成し、シード層上にフォトレジスト層(図示せず)を形成し、フォトレジスト層を所定パターンにパターンニングして、電解めっき法により所定パターンの配線層146を形成する。その後、フォトレジスト層を除去し、シード層を除去する。
次に、複数のコア基板112の両面の配線層148上に、例えば、半硬化状態の熱硬化性樹脂により形成された樹脂フィルム(図示せず)を貼り付け、加熱して硬化することにより、絶縁層150を形成する(図22(a))。熱硬化性樹脂としては、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂である。
次に、複数のコア基板112の両面の絶縁層150に、配線層148に達する開口を形成する。絶縁層150に開口を形成する方法としては、例えば、レーザを用いて加工する。
次に、複数のコア基板112の両面の絶縁層150上に、例えば、銅を含む配線層152を形成する(図22(a))。配線層152は、例えば、配線層148と同様の方法で形成する。
次に、複数のコア基板112の両面の配線層152上に、絶縁層154を形成する(図22(a))。絶縁層154は、例えば、絶縁層150と同様の方法で形成する。
次に、複数のコア基板112の両面の絶縁層154に、配線層152に達する開口を形成する。絶縁層154に開口を形成する方法としては、例えば、レーザを用いて加工する。
次に、複数のコア基板112の両面の絶縁層154上に、例えば、銅を含む配線層156を形成する(図22(a))。配線層156は、例えば、配線層148と同様の方法で形成する。
次に、複数のコア基板112の両面の配線層156上に、例えば、エポキシ系樹脂や、アクリル系樹脂、等により形成される感光性のソルダレジストフィルム(図示せず)を貼り付けることにより、ソルダレジスト層158を形成する(図22(a))。
次に、複数のコア基板112の両面のソルダレジスト層158を所定のパターンで露光し、現像することにより、配線層156に達する開口158aを形成する(図22(a))。
次に、複数のコア基板112の上面側のソルダレジスト層158の開口158aから露出している配線層(電極パッド)156に、半導体チップに接続するためのバンプ(接続端子)160を形成する(図22(b))。
次に、複数のコア基板112の下面側のソルダレジスト層158の開口158aから露出している配線層(電極パッド)156に、他の基板に接続するためのバンプ(接続端子)162を形成する(図22(c))。
バンプ(接続端子)160及びバンプ(接続端子)162は、例えば、はんだにより形成されている。
次に、図22(c)に示す積層構造物を、境界部BDに沿ってスライサーにより切断して個片化すると、図23(a)に示す配線基板170が完成する。
次に、配線基板170の上側の面に半導体チップ172を搭載し、配線基板170と半導体チップ172との間にアンダーフィル樹脂174を充填する。半導体チップ172は、バンプ(接続端子)160を介して配線基板170に電気的に接続される。
このように本実施形態によれば、耐久性や製造歩留まり、生産性などを向上させた配線基板を製造することをできる。
(コア基板を樹脂により埋め込む方法の変形例)
上記実施形態では、図18乃至図20に示す方法により、複数のコア基板112を、所定間隔を隔てて配置した状態で全体を樹脂により埋め込んで、複数のコア基板112の間に樹脂を充填したが、この方法に限らず他の方法でもよい。
例えば、支持体を用いることなく、載置台等の支持部上に樹脂フィルム(絶縁シート)を支持部に載置し、樹脂フィルム(絶縁シート)上に複数のコア基板を載置する。複数のコア基板上を樹脂フィルム(樹脂シート)で覆い、複数のコア基板の間に樹脂を充填するようにしてもよい。
[変形実施形態]
上記実施形態は一例であって、必要に応じて種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、コア基板の両面に絶縁層と配線層とを積層して配線基板としたが、コア基板の片面のみに絶縁層と配線層とを積層してもよい。また、配線基板における絶縁層と配線層とを積層する数は、上記実施形態に記載された数に限らず、いくつであってもよい。
また、上記実施形態では、配線基板にバンプ(接続端子)を形成したが、必要に応じて、バンプを形成しなくてもよい。
以上、好適な実施形態について詳述したが、これら特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内において、種々の変形や変更が可能である。
10…配線基板
12…コア基板
12a、12b、12c、12d、12e、12f…樹脂
14…貫通電極
16…絶縁層
18…配線層
20…ソルダレジスト層
22…バンプ(接続端子)
24…バンプ(接続端子)
26…アンダーフィル樹脂
28…半導体チップ
30…ガラス基板
32…貫通電極用の開口
34…樹脂充填用の開口
34A、34B、34C、34D、34E、34F…樹脂充填用の開口
36…貫通電極
38…樹脂フィルム
40…樹脂フィルム
42…絶縁層
42a…樹脂
42b…開口
44…配線層
46…絶縁層
48…配線層
50…絶縁層
52…配線層
54…ソルダレジスト層
54a…開口
56…バンプ(接続端子)
58…バンプ(接続端子)
60…配線基板
62…半導体チップ
64…アンダーフィル樹脂
70…樹脂フィルム
72…樹脂フィルム
74…樹脂フィルム
76…樹脂フィルム
80…樹脂
80a…過剰供給樹脂層
82…スキージ
84…掻き取り部材
110…配線基板
112…コア基板
112a…樹脂
114…貫通電極
116…絶縁層
118…配線層
120…ソルダレジスト層
122…バンプ(接続端子)
124…バンプ(接続端子)
126…アンダーフィル樹脂
128…半導体チップ
130…ガラス基板
132…貫通電極用の開口
140…支持体
142…樹脂フィルム(絶縁板)
144…樹脂フィルム(絶縁板)
146…絶縁層
146a…絶縁物
148…配線層
150…絶縁層
152…配線層
154…絶縁層
156…配線層
158…ソルダレジスト層
158a…開口
160…バンプ(接続端子)
162…バンプ(接続端子)
170…配線基板
172…半導体チップ
174…アンダーフィル樹脂
BD…境界部
AR…コア基板領域
AM…アライメントマーク
実施形態の一観点によれば、コア基板に絶縁層と配線層とが積層された配線基板であって、前記コア基板はガラスにより形成され、前記絶縁層は樹脂により形成され、前記コア基板の側面の全てが樹脂で覆われており、前記コア基板の側面を覆う樹脂が、前記絶縁層を形成する樹脂と一体であることを特徴とする配線基板が提供される。
実施形態の一観点によれば、支持部上に第1の樹脂シートを載置する工程と、ガラスにより形成された複数のコア基板を、前記第1の樹脂シート上に所定間隔を隔てて載置する工程と、前記複数のコア基板上を第2の樹脂シートで覆い、前記複数のコア基板の間に樹脂を充填する工程と、前記複数のコア基板に絶縁層と配線層とを積層する工程と、前記複数のコア基板の間に充填された前記樹脂の部分を切断して、前記複数のコア基板を分離する工程とを有し、前記コア基板の側面の全てが樹脂で覆われ、前記コア基板の側面を覆う樹脂が前記絶縁層を形成する樹脂と一体であり、前記コア基板に前記絶縁層と前記配線層とが積層された配線基板を製造することを特徴とする配線基板の製造方法が提供される。

Claims (13)

  1. コア基板に絶縁層と配線層とが積層された配線基板であって、
    前記コア基板はガラスにより形成され、
    前記コア基板の側面に、前記コア基板を表面から裏面に貫通する凹部が形成され、前記凹部に樹脂が充填されている
    ことを特徴とする配線基板。
  2. 請求項1記載の配線基板において、
    前記コア基板の側面の一部を覆う樹脂の側面が、前記コア基板の側面の他の部分の側面と面一である
    ことを特徴とする配線基板。
  3. 請求項1又は2記載の配線基板において、
    前記コア基板の角部の側面が樹脂で覆われている
    ことを特徴とする配線基板。
  4. コア基板に絶縁層と配線層とが積層された配線基板であって、
    前記コア基板はガラスにより形成され、
    前記コア基板の側面の全てが樹脂で覆われている
    ことを特徴とする配線基板。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の配線基板において、
    前記コア基板の側面を覆う樹脂が、前記絶縁層を形成する樹脂と一体である
    ことを特徴とする配線基板。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の配線基板において、
    前記コア基板の表面と裏面とに絶縁層と配線層とが積層されており、
    前記コア基板の側面を覆う樹脂が、前記コア基板の表面と裏面に積層された前記絶縁層を形成する樹脂と一体である
    ことを特徴とする配線基板。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の配線基板において、
    前記コア基板に形成された開口に樹脂が充填されている
    ことを特徴とする配線基板。
  8. 複数のコア基板領域を有するガラス基板の、前記複数のコア基板領域間の境界部に、前記境界部と一部が重なり合う開口を形成する工程と、
    前記開口に樹脂を充填する工程と、
    前記ガラス基板の前記複数のコア基板領域に絶縁層と配線層とを積層する工程と、
    前記ガラス基板を前記境界部に沿って切断して、前記複数のコア基板領域を分離する工程とを有し、
    前記コア基板領域の側面の一部が樹脂で覆われ、前記コア基板領域に前記絶縁層と前記配線層とが積層された配線基板を製造する
    ことを特徴とする配線基板の製造方法。
  9. 請求項8記載の配線基板の製造方法において、
    前記開口に樹脂を充填する工程は、
    前記コア基板上に絶縁層となる樹脂シートを載置し、前記樹脂シートの樹脂を前記開口に充填する
    ことを特徴とする配線基板の製造方法。
  10. 請求項8又は9記載の配線基板の製造方法において、
    前記開口は、前記境界部が交差する箇所に形成されている
    ことを特徴とする配線基板の製造方法。
  11. 請求項8乃至10のいずれか1項に記載の配線基板の製造方法において、
    前記開口を形成する工程では、前記コア基板領域に他の開口を形成し、
    前記樹脂を充填する工程では、前記他の開口に樹脂を充填する
    ことを特徴とする配線基板の製造方法。
  12. 支持部上に第1の樹脂シートを載置する工程と、
    ガラスにより形成された複数のコア基板を、前記第1の樹脂シート上に所定間隔を隔てて載置する工程と、
    前記複数のコア基板上を第2の樹脂シートで覆い、前記複数のコア基板の間に樹脂を充填する工程と、
    前記複数のコア基板に絶縁層と配線層とを積層する工程と、
    前記複数のコア基板の間に充填された前記樹脂の部分を切断して、前記複数のコア基板を分離する工程とを有し、
    前記コア基板の側面の全てが樹脂で覆われ、前記コア基板に前記絶縁層と前記配線層とが積層された配線基板を製造する
    ことを特徴とする配線基板の製造方法。
  13. 請求項12記載の配線基板の製造方法において、
    前記第1の樹脂シートと前記第2の樹脂シートとが、前記コア基板の両面に積層される絶縁層となる
    ことを特徴とする配線基板の製造方法。
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