JP2016156889A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー像の濃度の異常が少なくともトナー像を転写する部位に起因するものか否かを早期に切り分けることができる画像形成装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】転写手段によりトナー像としての第1テスト画像を転写させた場合の中間転写ベルト22上の第1テスト画像の濃度、及び形成手段により第1テスト画像を転写させた場合の用紙P上の第1テスト画像の濃度の少なくとも一方が予め定められた濃度未満の場合に、第1テスト画像の転写元の部材から転写先の部材へのトナー像としての第2テスト画像の転写を開始させ、第2テスト画像の一部が転写元の部材に残り、かつ他部が転写先の部材に転写される位置で、第2テスト画像の転写を停止させる制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
特許文献1には、それぞれトナーを貯留する複数の現像器と、前記トナーを使用して所定の画像形成条件で形成されたパッチ画像としてのトナー像の濃度を検出し、その結果として当該現像器および当該画像形成条件に対応する適正濃度でない濃度異常が生じたときには動作異常と判断する異常判断処理を実行する制御手段とを備えた画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、前記制御手段が、前記異常判断処理において、前記複数の現像器のうちの一部においてのみ前記濃度異常が生じているときには当該現像器の異常と判断する。また、この画像形成装置では、前記制御手段が、前記異常判断処理において、前記複数の現像器全てにおいて前記濃度異常が生じているときには、現像器以外の装置の異常と判断する。
特許文献2には、パターン保持部材の所定位置にトナーパターンを形成するパターン形成手段と、前記トナーパターンの濃度を検出して出力する検出手段と、前記検出手段の出力から、前記パターン保持部材の清掃が必要な状態にあるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により清掃が必要な状態にあると判定された場合に、前記パターン保持部材の清掃を行う清掃手段とを備えた画像形成装置が開示されている。
特許文献3には、静電潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像担持体上に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、該現像装置に供給するトナーを収納したトナー収容器と、を備えた画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、該トナー収容器から該現像装置までトナーを搬送するトナー搬送経路の途中に配置され、該トナー収容器から搬送されるトナーを一度収容し、収容したトナーを該現像装置へと送り出す副トナー収容器をさらに備えている。また、この画像形成装置では、該副トナー収容器内にトナーが所定量以上充填された状態となるように該トナー収容器から該副トナー収容器へのトナーの供給(トナー充填)を制御するトナー充填制御手段と、該現像装置での必要に応じてなされる該副トナー収容器から該現像装置へのトナーの供給(トナー補給)を制御するトナー補給制御手段と、をさらに備えている。また、この画像形成装置では、該潜像担持体上または該潜像担持体からトナー像の転写を受けた像担持体上に形成された予め定められた形状のトナー像である基準トナー像を検出する基準トナー像検出手段と、該基準トナー像検出手段の検出結果に基づいて作像条件を調整して画像濃度を制御する画像濃度制御手段と、をさらに備えている。また、この画像形成装置では、該基準トナー像検出手段の検出結果に基づいて作像工程の何処かに異常が生じているか否かの判断を行う異常発生判断手段をさらに備えている。さらに、この画像形成装置では、前記異常発生判断手段が作像工程の何処かに異常が生じていると判断した場合に、前記トナー充填の制御データと前記トナー補給の制御データとに基づいて異常の原因がトナー充填工程にあるか否かを判断する異常発生部判断手段と、該異常発生部判断手段の判断結果を報知する報知手段と、をさらに備えている。
特開2008−083150号公報 特開2000−250366号公報 特開2010−113342号公報
本発明は、トナー像の濃度の異常が少なくともトナー像を転写する部位に起因するものか否かを早期に切り分けることができる画像形成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置は、画像データに基づいて像保持体の表面に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像手段と、前記現像手段により現像されたトナー像を転写部材に転写する転写手段と、前記転写手段により転写されたトナー像を記録媒体に転写することにより該トナー像を前記記録媒体に形成する形成手段と、前記転写手段により前記トナー像としての第1テスト画像を転写させた場合の前記転写部材上の前記第1テスト画像の濃度、及び前記形成手段により前記第1テスト画像を転写させた場合の前記記録媒体上の前記第1テスト画像の濃度の少なくとも一方が予め定められた濃度未満の場合に、前記第1テスト画像の転写元の部材から転写先の部材への前記トナー像としての第2テスト画像の転写を開始させ、前記第2テスト画像の一部が転写元の部材に残り、かつ他部が転写先の部材に転写される位置で、前記第2テスト画像の転写を停止させる制御を行う制御手段と、を備えている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段が、前記転写手段により前記転写部材に転写された前記第1テスト画像の濃度が前記予め定められた濃度未満の場合に、前記第2テスト画像の転写を開始させ、前記第2テスト画像の一部が前記像保持体の表面に残り、かつ他部が前記転写部材に転写される位置で、前記第2テスト画像の転写を停止させる制御を行うものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段が、前記形成手段により前記記録媒体に転写された前記第1テスト画像の濃度が前記予め定められた濃度未満の場合に、前記第2テスト画像の転写を開始させ、前記第2テスト画像の一部が前記転写部材に残り、かつ他部が前記記録媒体に転写される位置で、前記第2テスト画像の転写を停止させる制御を行うものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段が、前記転写手段により前記転写部材に転写された前記第1テスト画像の濃度が前記予め定められた濃度未満の場合に、前記第2テスト画像の転写を開始させ、前記第2テスト画像の一部が前記像保持体の表面に残り、かつ他部が前記転写部材に転写される位置で、前記第2テスト画像の転写を停止させる制御を行い、前記形成手段により前記記録媒体に転写された前記第1テスト画像の濃度が前記予め定められた濃度未満の場合に、前記第2テスト画像の転写を開始させ、前記第2テスト画像の一部が前記転写部材に残り、かつ他部が前記記録媒体に転写される位置で、前記第2テスト画像の転写を停止させる制御を行うものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の発明において、前記第2テスト画像が、前記第1テスト画像より濃度が高い画像であるものである。
一方、上記目的を達成するために、請求項6に記載のプログラムは、コンピュータを、請求項1から請求項5の何れか1項記載の画像形成装置の制御手段として機能させるためのものである。
請求項1及び請求項6に記載の発明によれば、トナー像の濃度の異常が少なくともトナー像を転写する部位に起因するものか否かを早期に切り分けることができる。
請求項2に記載の発明によれば、トナー像の濃度の異常が現像手段及び転写手段の何れに起因するものか否かを切り分けることができる。
請求項3に記載の発明によれば、トナー像の濃度の異常が形成手段及び形成手段より上流の画像形成工程の何れに起因するものか否かを切り分けることができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像の濃度の異常が現像手段、転写手段、及び形成手段の何れに起因するものか否かを切り分けることができる。
請求項5に記載の発明によれば、上記第2テスト画像の濃度が上記第1テスト画像の濃度以下である場合に比較して、目視による上記第2テスト画像の濃淡の判断を精度良く行うことができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す概略構成図(破断側面図)である。 各実施の形態に係る画像形成装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る異常判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 各実施の形態に係る第1テスト画像の一例を示す概略平面図である。 各実施の形態に係る異常色表示画面の一例を示す概略図である。 第1の実施の形態に係るメンテナンス処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る第2テスト画像の転写停止位置の一例の説明に供する概略側面図である。 各実施の形態に係る転写停止表示画面の一例を示す概略図である。 第1の実施の形態に係るトナー像の濃度が異常となった原因の切り分けの説明に供する概略側面図である。 第1の実施の形態に係るトナー像の濃度が異常となった原因の切り分けの説明に供する概略側面図である。 第2の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す概略構成図(破断側面図)である。 第2の実施の形態に係る異常判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るメンテナンス処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る第2テスト画像の転写停止位置の一例の説明に供する概略側面図である。 第2の実施の形態に係るトナー像の濃度が異常となった原因の切り分けの説明に供する概略側面図である。 第2の実施の形態に係るトナー像の濃度が異常となった原因の切り分けの説明に供する概略側面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、ここでは、本発明を、電子写真方式を用いた所謂タンデム型のフルカラーの画像形成装置に適用した場合について説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。なお、以下では、黄色をY、マゼンタ色をM、シアン色をC、黒色をKで表すと共に、各構成部品及び画像を色毎に区別する必要がある場合には、符号の末尾に各色に対応する色符号(Y、M、C、K)を付して説明する。また、以下では、各構成部品及び画像を色毎に区別せずに総称する場合には、符号の末尾の色符号を省略して説明する。
本実施の形態に係る画像形成装置10は、Y、M、C、Kの色毎に、図1の矢印Aの方向に回転する4つの感光体12Y、12M、12C、12Kを備えている。また、画像形成装置10は、帯電バイアスを印加することにより各感光体12の表面を帯電する帯電器14Y、14M、14C、14Kを備えている。
また、画像形成装置10は、帯電された感光体12の表面を対応する色の画像データに基づいて変調された露光光により露光し、感光体12上に静電潜像を形成するレーザ出力部16Y、16M、16C、16Kを備えている。また、画像形成装置10は、対応する色の現像剤(トナー)を保持する現像ロール18Y、18M、18C、18Kを備えている。
また、画像形成装置10は、図示しない現像バイアス用電源によって現像ロール18Y、18M、18C、18Kに現像バイアスを印加することにより、感光体12上の静電潜像を対応する色のトナーで現像して感光体12上にトナー像を形成する現像器20Y、20M、20C、20Kを備えている。また、画像形成装置10は、感光体12上の対応する色のトナー像を中間転写ベルト22に転写する一次転写器24Y、24M、24C、24Kを備えている。また、中間転写ベルト22は、ローラ32A〜32C、及び後述する二次転写装置28のバックアップロール28Aに巻き掛けられている。
また、画像形成装置10は、記録媒体としての用紙Pを収納する用紙収容部26と、中間転写ベルト22上のトナー像を用紙Pに転写する二次転写装置28と、を備えている。また、画像形成装置10は、用紙Pに転写されたトナー像を定着する定着器30と、トナー像を用紙Pに転写した後に、中間転写ベルト22の表面に残留するトナーをクリーニングする図示しないベルトクリーナーと、を備えている。また、画像形成装置10は、各感光体12の表面をクリーニングする図示しないクリーナーと、各感光体12の表面の残留電荷を除去する図示しない除電器と、を備えている。
さらに、画像形成装置10は、中間転写ベルト22に転写されたトナー像の濃度を検出する濃度センサ60を備えている。なお、濃度センサ60としては、発光素子及び受光素子を有する反射型の光学センサ等のトナー像の濃度を検出可能な従来既知のセンサを適用すればよい。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置10における画像形成工程について説明する。
形成対象の画像を示す画像データが入力されると、画像形成装置10は帯電器14に帯電バイアスを印加し、感光体12の表面を負極に帯電する。
一方、画像形成装置10は、画像データをYMCKの各色の画像データに分解した後、各色の画像データに基づいた変調信号を、対応する色のレーザ出力部16に出力する。レーザ出力部16は、入力された変調信号に従って変調されたレーザ光線Lを出力する。
変調されて出力されたレーザ光線Lは、各々感光体12の表面に照射される。感光体12の表面は帯電器14により負極に帯電した状態にあるが、感光体12の表面にレーザ光線Lが照射されると、レーザ光線Lが照射された部分の電荷が消滅して、感光体12上にはそれぞれYMCKの各色の画像データに対応した静電潜像が形成される。
感光体12上に形成された静電潜像が現像器20の現像ロール18の配設位置に到達すると、図示しない現像バイアス用電源により現像ロール18に現像バイアスが印加される。そして、現像ロール18の周面に保持された各色のトナーが、各々感光体12の静電潜像に付着し、感光体12に対応する色の画像データに対応したトナー像が形成される。
また、図示しないモータによりローラ32A〜32C、及び二次転写装置28のバックアップロール28Aが回転することに伴い、中間転写ベルト22が回転する。この際、一次転写器24に一次転写バイアスが印加されると、感光体12に形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト22に転写される。この場合、各色のトナー像の中間転写ベルト22への転写開始位置を一致させるようにローラ32A〜32C、及びバックアップロール28Aの回転を制御することで、各色のトナー像を重ね合わせ、画像データに対応したトナー像が中間転写ベルト22に形成される。なお、図1では、中間転写ベルト22の回転方向を矢印Bとして示している。
中間転写ベルト22へトナー像を転写した感光体12は、クリーナーにより表面に付着した残留トナー等の付着物が除去され、除電器により残留電荷が除去される。
一方、二次転写装置28は、例えば中間転写ベルト22を支持するバックアップロール28A、バックアップロール28Aと共に用紙P及び中間転写ベルト22を挟持する二次転写ロール28B、補助ロール28Cを備えている。また、二次転写装置28は、二次転写ロール28B及び補助ロール28Cに張架され、二次転写ロール28Bの回転に追従して用紙Pを搬送する二次転写ベルト34も備えている。そして、二次転写ロール28Bは、中間転写ベルト22を挟持することで、中間転写ベルト22の回転に追従して回転する。
また、図示しないモータにより用紙搬送ローラ36が回転することで、用紙収容部26内の用紙Pがバックアップロール28Aと二次転写ロール28Bとにより形成される間隙に搬送される。
そして、中間転写ベルト22上のトナー像がバックアップロール28Aと二次転写ロール28Bとの間隙に挟まれる際に、バックアップロール28Aに二次転写バイアスが供給され、中間転写ベルト22に形成されたトナー像が用紙Pに転写される。そして、用紙Pは中間搬送ローラ38A、38Bにより定着器30の配設位置に搬送され、定着器30により用紙P上に転写されたトナー像が加熱され溶融されて、トナー像が用紙Pに定着される。
一方、用紙Pへトナー像を転写した中間転写ベルト22は、ベルトクリーナーにより表面に付着した残留トナー等の付着物が除去される。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の電気系の要部構成について説明する。
図2に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置10は、画像形成装置10の全体的な動作を司るCPU(Central Processing Unit)70、及び各種プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)72を備えている。また、画像形成装置10は、CPU70による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)74、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部76を備えている。
また、画像形成装置10は、外部装置と通信データの送受信を行う通信回線I/F(Interface)部78を備えている。また、画像形成装置10は、画像形成装置10に対するユーザからの指示を受け付ける一方、ユーザに対して画像形成装置10の動作状況等に関する各種情報を表示する操作表示部80を備えている。なお、操作表示部80は、例えば、プログラムの実行により操作指示の受け付けを実現する表示ボタンや各種情報が表示されるタッチパネル式のディスプレイ、及びテンキーやスタートボタン等のハードウェアキーを含む。
また、画像形成装置10は、画像形成部82を備えている。画像形成部82は、前述した画像形成工程の画像形成に関する各種処理を行う各構成部品を含んで構成されている。
そして、CPU70、ROM72、RAM74、記憶部76、通信回線I/F部78、操作表示部80、画像形成部82、及び濃度センサ60の各部がアドレスバス、データバス、及び制御バス等のバス84を介して互いに接続されている。
従って、本実施の形態に係る画像形成装置10は、CPU70により、ROM72、RAM74、及び記憶部76に対するアクセス、並びに通信回線I/F部78を介した通信データの送受信を各々行う。また、画像形成装置10は、CPU70により、操作表示部80を介した各種指示の取得、及び操作表示部80に対する各種情報の表示を各々行う。また、画像形成装置10は、CPU70による制御により、画像形成部82による画像の形成を行う。さらに、画像形成装置10は、CPU70により、濃度センサ60により検出されたトナー像の濃度を示す濃度値を取得する。
ところで、本実施の形態に係る画像形成装置10では、経年による装置内部における構成部品の状態の変化等に起因して、目標とする濃度(以下、「目標濃度」という。)より低い濃度でトナー像が形成されてしまう場合がある。この場合、原因が何れの構成部品に起因するのかを、いち早く特定する必要がある。そこで、本実施の形態に係る画像形成装置10には、トナー像の濃度が目標濃度より低くなったことが何れの構成部品に起因するかを特定するための特定機能が搭載されている。
なお、本実施の形態に係る画像形成装置10は、上記特定機能を実現するために、動作モードとして、通常の画像形成を行うモードである通常モードとは別に、上記特定を行うためのメンテナンスモードを備えている。また、本実施の形態に係る画像形成装置10は、上記特定機能を実現するために用いる第1テスト画像を示す画像データ(以下、「第1テスト画像データ」という。)及び第2テスト画像を示す画像データ(以下、「第2テスト画像データ」という。)が記憶部76に各々予め記憶されている。なお、本実施の形態に係る画像形成装置10では、第1テスト画像データ及び第2テスト画像データは、Y、M、C、Kの各色別に記憶部76に予め記憶されている。
また、本実施の形態に係る第1テスト画像は、一例として、矩形状であり、画像全体が一様な濃度の画像である。また、本実施の形態に係る第2テスト画像は、第1テスト画像と同じ形状(本実施の形態では、矩形状。)であり、画像全体が一様な濃度の画像である。さらに、第2テスト画像は、第1テスト画像より転写方向(図1における矢印B方向)の長さが長く、かつ第1テスト画像より高い濃度の画像である。
次に、図3を参照して、動作モードが通常モードとされており、かつ上記特定機能を実行する場合における本実施の形態に係る画像形成装置10の作用を説明する。なお、図3は、動作モードが通常モードとされており、かつユーザにより操作表示部80を介して実行開始を指示する指示入力が入力された際にCPU70によって実行される異常判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。また、該異常判定処理プログラムはROM72に予めインストールされている。また、本実施の形態では、異常判定処理プログラムを実行するタイミングとして、上記実行開始を指示する指示入力が入力されたタイミングを適用しているが、これに限らない。例えば、異常判定処理プログラムを実行するタイミングとして、予め定められた枚数の用紙Pに画像が形成されたタイミング等、他のタイミングを適用してもよい。また、本異常判定処理プログラムの実行時には、用紙Pの搬送及び用紙Pへの第1テスト画像の転写は行わなくても構わない。
図3のステップ200では、CPU70は、記憶部76からY、M、C、Kの各色の第1テスト画像データを読み出し、画像形成部82を制御して、トナー像として、各色の第1テスト画像データにより示される第1テスト画像を中間転写ベルト22上に各々転写する。本ステップ200の処理により、一例として図4に示すように、中間転写ベルト22上に各色の第1テスト画像T1Y、T1M、T1C、T1Kが転写される。図4に示すように、本実施の形態に係る第1テスト画像T1は、中間転写ベルト22の回転方向に対してY、M、C、Kの順に、濃度センサ60による濃度の検出が可能な位置に形成される。ただし、これに限らず、例えば、濃度センサ60を中間転写ベルト22の回転方向に交差する交差方向を長手方向とするセンサとし、第1テスト画像T1は、上記交差方向にY、M、C、Kの順に形成される形態としてもよい。
次のステップ202では、CPU70は、濃度センサ60に対して中間転写ベルト22上の第1テスト画像T1の濃度を検出させ、該濃度を示す濃度値を取得する。次のステップ204では、CPU70は、全ての色の第1テスト画像T1の濃度値を取得したか否かを判定する。CPU70は、この判定が否定判定となった場合は上記ステップ202の処理に戻る一方、この判定が肯定判定となった場合はステップ206の処理に移行する。従って、上記ステップ202〜ステップ204の処理を繰り返すことにより、CPU70は、中間転写ベルト22上の第1テスト画像T1Y、T1M、T1C、T1Kの濃度値を各々取得する。
ステップ206では、CPU70は、上記ステップ202の処理により取得した各色の第1テスト画像T1の濃度値の少なくとも一つが、目標濃度を示す濃度値以下の値として予め定められた閾値V1未満であるか否かを判定する。CPU70は、この判定が肯定判定となった場合はステップ208の処理に移行する。なお、閾値V1としては、上記目標濃度を示す濃度値を適用してもよいし、上記目標濃度を示す濃度値に対する100%未満の予め定められた割合(一例として80%)の値を適用してもよい。また、閾値V1として、ユーザにより操作表示部80を介して設定された値を適用してもよい。
ステップ208では、CPU70は、濃度値が閾値V1未満である第1テスト画像T1の色を示す情報(以下、「異常色情報」という。)を記憶部76に記憶する。次のステップ210では、CPU70は、濃度値が閾値V1未満である第1テスト画像T1の色を報知する異常色表示画面を操作表示部80のディスプレイに表示して報知して、本異常判定処理プログラムを終了する。
図5に本実施の形態に係る異常色表示画面の一例を示す。図5に示すように、本実施の形態に係る異常色表示画面では、濃度値が閾値V1未満となった第1テスト画像T1の色と、この濃度値の低下に対処するために保守員への連絡を促すメッセージとが表示される。なお、ユーザは、異常色表示画面の表示を終了する場合、該異常色表示画面の下部に表示されている終了ボタンを指定する。また、ユーザは、濃度値が閾値V1未満となった第1テスト画像T1があることと、濃度値が閾値V1未満となった第1テスト画像T1の色を保守員に連絡する。
なお、CPU70は、上記ステップ206の判定が否定判定となった場合は、上記ステップ208〜ステップ210の処理を実行することなく本異常判定処理プログラムを終了する。また、錯綜を回避するために上記異常判定処理プログラムでは説明を省略したが、CPU70は、第1テスト画像T1の濃度値を取得した後、前述した画像形成工程と同様に、画像形成部82を制御して、感光体12のクリーニングや除電、及び中間転写ベルト22のクリーニング等の処理を行う。
一方、保守員は、ユーザから上記連絡を受けると画像形成装置10の設置場所を訪れる。そして、保守員は、トナー像の濃度値が閾値V1未満となった原因を切り分ける場合、操作表示部80を介して、画像形成装置10の動作モードを通常モードからメンテナンスモードに移行させる指示入力を行う。
次に、図6を参照して、動作モードがメンテナンスモードとされている場合における本実施の形態に係る画像形成装置10の作用を説明する。なお、図6は、動作モードがメンテナンスモードへ移行された際にCPU70によって実行されるメンテナンス処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
図6のステップ300では、CPU70は、上記異常判定処理プログラムのステップ208の処理により記憶した異常色情報を記憶部76から読み出し、読み出した異常色情報により示される色に対応する第2テスト画像データを記憶部76から読み出す。そして、CPU70は、画像形成部82を制御して、トナー像として、読み出した第2テスト画像データにより示される第2テスト画像T2の転写(形成)を開始する。
次のステップ302では、CPU70は、第2テスト画像T2の転写を停止させる位置として予め定められた位置に、第2テスト画像T2が到達するまで画像形成部82を制御する。本実施の形態では、第2テスト画像T2の転写を停止させる位置として、第2テスト画像T2の一部が、転写元の部材に残り、かつ他部が転写先の部材に転写される位置を適用している。なお、転写先の部材とは、上記第1テスト画像T1の濃度を濃度センサ60により測定した際の第1テスト画像T1が転写されている部材に対応する。すなわち、ここでいう転写元の部材は感光体12であり、転写先の部材は中間転写ベルト22である。
ステップ304では、画像形成部82を制御して、第2テスト画像T2の転写を停止させる。具体的には、一例として異常色情報により示される色がK色である場合、図7に示すように、CPU70は、第2テスト画像T2Kの感光体12Kの回転方向の後半部分が感光体12Kに残り、かつ前半部分が中間転写ベルト22に転写される位置で第2テスト画像T2Kの転写を停止させる。
次のステップ306では、CPU70は、第2テスト画像T2の転写を停止させたことを報知する転写停止表示画面を操作表示部80のディスプレイに表示して報知して、本メンテナンス処理プログラムを終了する。
図8に本実施の形態に係る転写停止表示画面の一例を示す。図8に示すように、本実施の形態に係る転写停止表示画面では、転写を停止した第2テスト画像T2の色と、第2テスト画像T2の転写状態の確認を促すメッセージとが表示される。なお、保守員は、転写停止表示画面の表示を終了する場合、該転写停止表示画面の下部に表示されている終了ボタンを指定する。
保守員は、上記転写停止表示画面を参照すると、画像形成装置10の内部を目視で確認し、トナー像の濃度が異常となった原因を切り分ける。ここで、図9A及び図9Bを参照して、該原因の切り分けについて説明する。なお、図9A及び図9Bともに、一例として異常色情報により示される色がK色である場合を示している。また、図9Bに示す破線の第2テスト画像T2Kは、図9Aに示す実線の第2テスト画像T2Kより低い濃度で第2テスト画像T2Kが現像されたことを示す。
図9Aに示すように、一次転写器24Kに異常がある場合、第2テスト画像T2Kの上記前半部分は、一次転写器24Kが正常である場合よりも高い濃度で感光体12の表面に残る。なお、一次転写器24Kの異常としては、例えば、一次転写器24Kの構成部品の異常、一次転写器24Kに対する給電に関する異常等が挙げられる。
一方、図9Bに示すように、帯電器14K、現像ロール18K及び現像器20K等の現像ユニットに異常がある場合、第2テスト画像T2Kは、現像ユニットが正常である場合より低い濃度で感光体12Kの表面に現像された上で、上記前半部分が中間転写ベルト22に転写される。なお、現像ユニットの異常としては、例えば、現像ロール18K及び現像器20Kの構成部品の異常、帯電器14Kに対する給電に関する異常、又は現像ロール18Kに対する給電に関する異常等が挙げられる。
従って、保守員は、感光体12Kから中間転写ベルト22への第2テスト画像T2Kの転写状態を目視で確認することにより、トナー像の濃度が異常となった原因が、一次転写器24K及び現像ユニットの何れにあるかを切り分ける。
なお、図7、図9A、及び図9Bでは、一例として、K色のトナー像の濃度に異常があった場合について図示して説明したが、K色以外の何れかの色のトナー像の濃度、及び複数色のトナー像の濃度に異常があった場合でも同様である。例えば、複数色の色を各々示す異常色情報が記憶部76に記憶されている場合は、各異常色情報により示される各色の第2テスト画像T2の感光体12の回転方向の後半部分が感光体12に残り、かつ前半部分が中間転写ベルト22に転写される位置で第2テスト画像T2の転写を各々停止させればよい。
[第2の実施の形態]
まず、図10を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。なお、図10における図1と同一の機能を有する構成部品については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図10に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置10は、濃度センサ60の設置位置が上記第1の実施の形態に係る画像形成装置10と異なっている。具体的には、本実施の形態に係る濃度センサ60は、用紙Pに転写されたトナー像の濃度を検出する。
次に、図11を参照して、動作モードが通常モードとされており、かつ上記特定機能を実行する場合における本実施の形態に係る画像形成装置10の作用を説明する。なお、図11は、動作モードが通常モードとされており、かつユーザにより操作表示部80を介して実行開始を指示する指示入力が入力された際にCPU70によって実行される異常判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。また、図11における図3と同一の処理を実行するステップについては図3と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
図11のステップ201では、CPU70は、記憶部76からY、M、C、Kの各色の第1テスト画像データを読み出し、画像形成部82を制御して、トナー像として、各色の第1テスト画像データにより示される第1テスト画像T1を用紙P上に各々転写する。
次のステップ203では、CPU70は、濃度センサ60に対して用紙P上の第1テスト画像T1の濃度を検出させ、該濃度を示す濃度値を取得する。従って、上記ステップ203〜ステップ204の処理を繰り返すことにより、CPU70は、用紙P上の第1テスト画像T1Y、T1M、T1C、T1Kの濃度値を各々取得する。
次に、図12を参照して、動作モードがメンテナンスモードとされている場合における本実施の形態に係る画像形成装置10の作用を説明する。なお、図12は、動作モードがメンテナンスモードへ移行された際にCPU70によって実行されるメンテナンス処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。また、図12における図6と同一の処理を実行するステップについては図6と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
図12のステップ303では、CPU70は、第2テスト画像T2の転写を停止させる位置として予め定められた位置に、第2テスト画像T2が到達するまで画像形成部82を制御する。本実施の形態では、第2テスト画像T2の転写を停止させる位置として、第2テスト画像T2の一部が転写元の部材(中間転写ベルト22)に残り、かつ他部が転写先の部材(用紙P)に転写される位置を適用している。
ステップ305では、CPU70は、画像形成部82を制御して、第2テスト画像T2の転写を停止させる。具体的には、一例として異常色情報により示される色がK色である場合、図13に示すように、CPU70は、第2テスト画像T2Kの中間転写ベルト22の回転方向の後半部分が中間転写ベルト22に残り、かつ前半部分が用紙Pに転写される位置で第2テスト画像T2Kの転写を停止させる。
本実施の形態においても、保守員は、上記ステップ306による報知を受けて、画像形成装置10の内部を目視で確認し、トナー像の濃度が異常となった原因を切り分ける。ここで、図14A及び図14Bを参照して、該原因の切り分けについて説明する。なお、図14A及び図14Bともに、一例として異常色情報により示される色がK色である場合を示している。また、図14Bに示す破線の第2テスト画像T2Kは、図14Aに示す実線の第2テスト画像T2Kより低い濃度で第2テスト画像T2Kが転写されたことを示す。
図14Aに示すように、二次転写装置28に異常がある場合、第2テスト画像T2Kの上記前半部分は、二次転写装置28が正常である場合よりも高い濃度で中間転写ベルト22に残る。なお、二次転写装置28の異常としては、例えば、バックアップロール28A及び二次転写ロール28Bの構成部品の異常、バックアップロール28Aに対する給電に関する異常等が挙げられる。
一方、図14Bに示すように、二次転写装置28が正常であり、かつ二次転写装置28よりも上流の画像形成工程で異常がある場合、第2テスト画像T2Kは、二次転写装置28に異常がある場合よりも低い濃度で中間転写ベルト22に転写された上で、上記前半部分は用紙Pに転写される。なお、二次転写装置28よりも上流の画像形成工程での異常としては、上記第1の実施の形態で説明した一次転写器24の異常や、現像ユニットの異常等が挙げられる。
従って、保守員は、中間転写ベルト22から用紙Pへの第2テスト画像T2Kの転写状態を目視で確認することにより、トナー像の濃度が異常となった原因が、二次転写装置28及び二次転写装置28よりも上流の画像形成工程の何れにあるかを切り分ける。
なお、図13、図14A、及び図14でも、一例として、K色のトナー像の濃度に異常があった場合について説明したが、K色以外の何れかの色のトナー像の濃度、及び複数色のトナー像の濃度に異常があった場合でも、同様にトナー像の濃度が異常となった原因が切り分けられる。複数色のトナー像の濃度に異常があった場合は、一例として、上記ステップ300において、CPU70は、中間転写ベルト22の回転方向に交差する交差方向の異なる位置で、かつ該回転方向の同じ位置に各色の第2テスト画像T2が転写されるように、感光体12の表面に第2テスト画像T2を現像するように画像形成部82を制御すればよい。
また、本実施の形態において、保守員は、二次転写装置28よりも上流の画像形成工程で異常があると切り分けた場合、さらに上記第1の実施の形態におけるメンテナンス処理プログラムを実行させ、該上流の画像形成工程における異常の原因を切り分けてもよい。
以上、各実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施の形態に多様な変更または改良を加えることができ、該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記各実施の形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また各実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した各実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の組み合わせにより種々の発明が抽出される。各実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上記各実施の形態では、本発明の画像形成装置として、フルカラーの画像形成装置を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の画像形成装置として、白黒の画像形成装置を適用する形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、本発明の画像形成装置として、所謂タンデム型の画像形成装置を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の画像形成装置として、所謂ロータリー型の画像形成装置を適用する形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、第2テスト画像T2として、1つの連続した画像を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第2テスト画像T2として、中間転写ベルト22の回転方向に間隔を空けた2つの画像等の他の画像を適用する形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、第2テスト画像T2として、第1テスト画像T1より高い濃度の画像を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第2テスト画像T2として、第1テスト画像T1の濃度以下の濃度の画像を適用する形態としてもよい。
また、上記各実施の形態では、画像形成装置10の動作モードが、保守員による操作によりメンテナンスモードへ移行する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、画像形成装置10の動作モードを自動的にメンテナンスモードへ移行させる形態としてもよい。この場合、上記異常判定処理プログラムのステップ210に代えて、画像形成装置10の動作モードをメンテナンスモードへ移行させる処理を行う形態が例示される。
また、上記各実施の形態では、濃度センサ60により検出された第1テスト画像T1の濃度を示す濃度値が閾値V1未満であるか否かを判断する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ユーザが目視により第1テスト画像T1の濃度が閾値V1により示される濃度より低いか否かを判断する形態としてもよい。この場合、ユーザは、閾値V1により示される濃度より低いと判断した第1テスト画像T1の色を保守員に連絡する。そして、保守員は、連絡を受けた色を異常色情報として操作表示部80を介して入力した上で、画像形成装置10の動作モードをメンテナンスモードに移行させる形態が例示される。また、この形態例において、画像形成装置10に濃度センサ60は設けなくてもよい。
また、上記各実施の形態を組み合わせて、画像形成装置10に上記各実施の形態の濃度センサ60の双方を設ける形態としてもよい。この場合、中間転写ベルト22上の第1テスト画像T1の濃度値が閾値V1未満である場合には、上記第1の実施の形態と同様に第2テスト画像T2の転写を停止させる形態が例示される。また、この場合、中間転写ベルト22上の第1テスト画像T1の濃度値が閾値V1以上で、かつ用紙P上の第1テスト画像T1の濃度値が閾値V1未満の場合は、上記第2の実施の形態と同様に第2テスト画像T2の転写を停止させる形態が例示される。
また、上記各実施の形態では、各種プログラムがROM72に予めインストールされている場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各種プログラムが、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等の記憶媒体に格納されて提供される形態、又はネットワークを介して提供される形態としてもよい。
さらに、上記各実施の形態では、異常判定処理及びメンテナンス処理の各処理を、プログラムを実行することにより、コンピュータを利用してソフトウェア構成により実現する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、該各処理を、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせによって実現する形態としてもよい。
その他、上記各実施の形態で説明した画像形成装置10の構成(図1、図2、図10参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要な部分を削除したり、新たな部分を追加したりしてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態で説明した各種プログラムの処理の流れ(図3、図6、図11、図12参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
さらに、上記各実施の形態で示した各表示画面の構成(図5、図8参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、一部の情報を削除したり、新たな情報を追加したり、表示位置を変えたりすることができることは言うまでもない。
10 画像形成装置
12 感光体
14 帯電器
18 現像ロール
20 現像器
22 中間転写ベルト
24 一次転写器
28 二次転写装置
34 二次転写ベルト
60 濃度センサ
70 CPU
72 ROM
80 操作表示部
P 用紙

Claims (6)

  1. 画像データに基づいて像保持体の表面に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像手段と、
    前記現像手段により現像されたトナー像を転写部材に転写する転写手段と、
    前記転写手段により転写されたトナー像を記録媒体に転写することにより該トナー像を前記記録媒体に形成する形成手段と、
    前記転写手段により前記トナー像としての第1テスト画像を転写させた場合の前記転写部材上の前記第1テスト画像の濃度、及び前記形成手段により前記第1テスト画像を転写させた場合の前記記録媒体上の前記第1テスト画像の濃度の少なくとも一方が予め定められた濃度未満の場合に、前記第1テスト画像の転写元の部材から転写先の部材への前記トナー像としての第2テスト画像の転写を開始させ、前記第2テスト画像の一部が転写元の部材に残り、かつ他部が転写先の部材に転写される位置で、前記第2テスト画像の転写を停止させる制御を行う制御手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記転写手段により前記転写部材に転写された前記第1テスト画像の濃度が前記予め定められた濃度未満の場合に、前記第2テスト画像の転写を開始させ、前記第2テスト画像の一部が前記像保持体の表面に残り、かつ他部が前記転写部材に転写される位置で、前記第2テスト画像の転写を停止させる制御を行う
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記形成手段により前記記録媒体に転写された前記第1テスト画像の濃度が前記予め定められた濃度未満の場合に、前記第2テスト画像の転写を開始させ、前記第2テスト画像の一部が前記転写部材に残り、かつ他部が前記記録媒体に転写される位置で、前記第2テスト画像の転写を停止させる制御を行う
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記転写手段により前記転写部材に転写された前記第1テスト画像の濃度が前記予め定められた濃度未満の場合に、前記第2テスト画像の転写を開始させ、前記第2テスト画像の一部が前記像保持体の表面に残り、かつ他部が前記転写部材に転写される位置で、前記第2テスト画像の転写を停止させる制御を行い、前記形成手段により前記記録媒体に転写された前記第1テスト画像の濃度が前記予め定められた濃度未満の場合に、前記第2テスト画像の転写を開始させ、前記第2テスト画像の一部が前記転写部材に残り、かつ他部が前記記録媒体に転写される位置で、前記第2テスト画像の転写を停止させる制御を行う
    請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記第2テスト画像は、前記第1テスト画像より濃度が高い画像である
    請求項1から請求項4の何れか1項記載の画像形成装置。
  6. コンピュータを、請求項1から請求項5の何れか1項記載の画像形成装置の制御手段として機能させるためのプログラム。
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