JP2016156859A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 全系が小型で、高ズーム比で、高い光学性能を有するズームレンズを得ること。
【解決手段】 物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群より構成され、ズーミングおよびフォーカシングの少なくとも一方のために隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、第2レンズ群と第4レンズ群の間に開口絞りが配置されており、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して、第5レンズ群は像側に移動し、第4レンズ群の焦点距離f4、第5レンズ群の焦点距離f5を適切に設定すること。
【選択図】 図1

Description

本発明はズームレンズに関し、例えば、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、TVカメラ、監視用カメラ等の撮像装置に用いる撮像光学系に好適なものである。
近年、撮像装置に用いられる撮像光学系には、広画角かつ高ズーム比のズームレンズであること、大型の撮像素子に対応しつつ光学系が小型であること等が要望されている。撮像光学系として、物体側から像側へ順に、正、負、正、正、負の屈折力の第1レンズ群乃至第5レンズ群より構成され、フォーカシングに際して最も像側のレンズ群が移動する5群ズームレンズが知られている(特許文献1、2)。また、ズームレンズの広角端における歪曲収差を許容し、歪曲収差を画像処理で補正するようにしたズームレンズが知られている(特許文献3)。
特開2006−301543号公報 特公平5−29886号公報 特開2010−181543号公報
歪曲収差を画像処理で補正する電子歪曲補正機能を有する撮像装置に用いられるズームレンズは、歪曲収差が許容されるため、広画角化を図りつつ小型化しやすい。しかしながら、このようなズームレンズは広角領域においてフォーカシングする際、像面湾曲の変動と球面収差の変動が増大してくる。前述した5群ズームレンズにおいて、全系の小型化及び高ズーム比化を図りつつ、全ズーム範囲、全物体距離にわたり高い光学性能を得るためには、開口絞りの位置や各レンズ群の屈折力等を適切に設定することが重要になってくる。
本発明は、全系が小型で、高ズーム比で、高い光学性能を有するズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群より構成され、ズーミングおよびフォーカシングの少なくとも一方のために隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
前記第2レンズ群と前記第4レンズ群の間に開口絞りが配置されており、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して、前記第5レンズ群は像側に移動し、前記第4レンズ群の焦点距離をf4、前記第5レンズ群の焦点距離をf5とするとき、
0.8<f4/|f5|<1.5
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、全系が小型で、高ズーム比で、高い光学性能を有するズームレンズが得られる。
実施例1の広角端におけるレンズ断面図 実施例1の無限遠物体に合焦しているときの縦収差図 実施例1の有限距離物体に合焦しているときの縦収差図 実施例2の広角端におけるレンズ断面図 実施例2の無限遠物体に合焦しているときの縦収差図 実施例2の有限距離物体に合焦しているときの縦収差図 実施例3の広角端におけるレンズ断面図 実施例3の無限遠物体に合焦しているときの縦収差図 実施例3の有限距離物体に合焦しているときの縦収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4、負の屈折力の第5レンズ群L5より構成される。ズーミングおよびフォーカシングの少なくとも一方のために隣り合うレンズ群の間隔が変化する。ズーミングに際して各レンズ群が移動する。
図1は、本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの無限遠物体に合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における縦収差図である。図3(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの有限距離物体に合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における縦収差図である。
ここで有限距離物体とは後述する数値例をmm単位で表したとき、広角端においては第1レンズ面から100mm(Obj=−100)、中間のズーム位置と望遠端においては第1レンズ面から500mm(Obj=−500)である。実施例1はズーム比5.66、Fナンバー1.75〜5.04のズームレンズである。
図4は、本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図5(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの無限遠物体に合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における縦収差図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの有限距離物体に合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における縦収差図である。
ここで有限距離物体とは後述する数値例をmm単位で表したとき、広角端においては第1レンズ面から100mm(Obj=−100)、中間のズーム位置と望遠端においては第1レンズ面から500mm(Obj=−500)である。実施例2はズーム比3.78、Fナンバー1.44〜5.00のズームレンズである。
図7は、本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの無限遠物体に合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における縦収差図である。図9(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの有限距離物体に合焦時の広角端、中間のズーム位置、望遠端における縦収差図である。
ここで有限距離物体とは後述する数値例をmm単位で表したとき、広角端においては第1レンズ面から200mm(Obj=−200)、中間のズーム位置と望遠端においては第1レンズ面から800mm(Obj=−800)である。実施例3はズーム比5.35、Fナンバー3.02〜6.42のズームレンズである。図10は本発明の撮像装置の要部概略図である。
各実施例のズームレンズは監視カメラ、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、銀塩フィルムカメラ、TVカメラなどの撮像装置に用いられる撮像光学系である。尚、各実施例のズームレンズは投射装置(プロジェクタ)用の投射光学系として用いることもできる。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。また、レンズ断面図において、iを物体側からのレンズ群の順番とすると、Liは第iレンズ群を示す。
SSは開口絞りである。FCはフレアーカット絞りである。Gは光学フィルター、フェースプレート、ローパスフィルター、赤外カットフィルターなどに相当する光学ブロックである。IPは像面である。像面IPは、ビデオカメラやデジタルカメラの撮像光学系として使用する際には、CCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。銀塩フィルムカメラの撮影光学系として使用する際には、フィルム面に相当する。
矢印は広角端から望遠端へのズーミング(変倍)における各レンズ群の移動軌跡と、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングの際のレンズ群の移動方向を示している。球面収差図において、dはd線(波長587.6nm)、gはg線(波長435.8nm)である。非点収差図でΔSはd線におけるサジタル像面、ΔMはd線におけるメリディオナル像面である。歪曲収差においてdはd線である。倍率色収差図においてgはg線である。収差図においてFnoはFナンバー、ωは半画角(度)である。
実施例1乃至3のズームレンズは、それぞれ後述する実施例1乃至3の数値例に対応する。各レンズ断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群、L5は負の屈折力の第5レンズ群である。各実施例のズームレンズはズーミングおよびフォーカシングの少なくとも一方のために隣り合うレンズ群の間隔が変化する。
本発明のズームレンズは、正の屈折力のレンズ群が最も物体側に配置されたポジティブリード型のズームレンズを採用することで、高ズーム比化と全系の小型化を図っている。また、第4レンズ群L4を正の屈折力、第5レンズ群L5を負の屈折力とした望遠型配置を採用している。これにより、光学系全系の射出瞳位置を像側に設定し、バックフォーカスを短縮することで、大型の撮像素子に対応しつつレンズ全長(第1レンズ面から最終レンズ面までの距離に空気換算でのバックフォーカスを加えた値)の短縮を図っている。
また、無限遠距離物体から有限距離物体へのフォーカシングに際し、第5レンズ群L5を像側へ移動させるリアフォーカス方式を採用している。小型で軽量な第5レンズ群L5をフォーカスレンズ群とすることで、レンズ鏡筒の小型化を容易にしている。また、各実施例のズームレンズは、広角端における負の歪曲収差を許容し、歪曲収差を画像処理で補正するようにすることで、光学系全系の小型化を追求したレンズ構成としている。
ここで、撮像素子のサイズを大型化していくと、広角端における全系の焦点距離は大きくなる。このとき、光学系の小型化のため広角端で負の歪曲を大きく残存させると、近距離物体への合焦時、物体の距離変動に応じて像面湾曲が発生する。そのため、このときの像面湾曲はフォーカスレンズ群の移動による収差変動を用いて良好に補正する必要がある。ここで、無限遠物体合焦時に第4レンズ群L4とペアで球面収差を補正している第5レンズ群L5をフォーカスレンズ群とすることで、近距離物体への合焦時、フォーカスレンズ群の移動により球面収差を発生させる構成としている。
これにより、フォーカスレンズ群の移動で生じる球面収差で、負の歪曲収差の発生に起因する像面湾曲を相殺し、像面の平坦性を確保している。
各実施例のズームレンズでは、開口絞りSSが第2レンズ群L2と第4レンズ群L4の間に配置されている。無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して、第5レンズ群L5は像側に移動する。第4レンズ群L4の焦点距離をf4、第5レンズ群L5の焦点距離をf5とする。このとき、
0.8<f4/|f5|<1.5 ・・・(1)
なる条件式を満足する。
次に、条件式(1)の技術的意味について説明する。条件式(1)は、第4レンズ群L4の屈折力と第5レンズ群L5の屈折力の比を規定している。
本発明のズームレンズでは、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の屈折力が望遠型の構成となるようにして、全系の射出瞳位置を像側に設定するとともに、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の合成系において球面収差を良好に補正している。第4レンズ群L4の屈折力と第5レンズ群L5の屈折力の比を最適化することで、バックフォーカスを短縮してレンズ全長を短縮しつつ、ズーム全域で良好な光学性能を得ている。また、条件式(1)を満たす屈折力配置によりフォーカスレンズ群の敏感度を最適化し、近距離物体への合焦時におけるフォーカスレンズ群の移動量を短縮している。
条件式(1)の下限値を超えると、第4レンズ群L4の焦点距離が第5レンズ群L5の焦点距離の絶対値と比して小さくなりすぎる。このとき、第4レンズ群と第5レンズ群により構成される望遠型の屈折力配置が緩まりすぎるため、バックフォーカスが増大することにより光学系の全長が大型化してしまう。また、フォーカスレンズ群L5の位置敏感度が小さくなりすぎる構成となり、近距離物体へのフォーカス時におけるレンズ群移動量が増大しすぎてしまう。
また条件式(1)の上限値を超えると、第4レンズ群L4の焦点距離が第5レンズ群L5の焦点距離の絶対値と比して大きくなりすぎる。このとき、第4レンズ群と第5レンズ群により構成される望遠型の屈折力配置が強まりすぎるため、バックフォーカスの確保が困難となるとともに、像面への光線入射角が大きくなりすぎるのでよくない。各実施例において、より好ましくは、条件式(1)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.85<f4/|f5|<1.35 ・・・(1a)
各実施例において、さらに好ましくは、条件式(1a)の数値範囲を次の如設定するのが良い。
0.90<f4/|f5|<1.20 ・・・(1b)
次に各実施例において、更に好ましい構成について説明する。広角端において無限遠物体に合焦しているときの第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の合成焦点距離をf45w、広角端における全系の焦点距離をfwとする。第2レンズ群L2の焦点距離をf2とする。
広角端において無限遠物体に合焦しているときの第4レンズ群L4の最も物体側のレンズ面頂点から第5レンズ群L5の最も像側のレンズ面頂点までの距離をD45wとする。望遠端において無限遠物体に合焦しているときの第4レンズ群L4の最も物体側のレンズ面頂点から第5レンズ群L5の最も像側のレンズ面頂点までの距離をD45tとする。第5レンズ群L5に含まれるレンズのうち少なくとも1つの負レンズの物体側のレンズ面の曲率半径と、像側のレンズ面の曲率半径を各々R5nf、R5nrとする。このとき次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
−0.20<fw/f45w<0.25 ・・・(2)
1.0<|f2|/fw<2.0 ・・・(3)
0.6<(D45w+D45t)/fw<1.5 ・・・(4)
0.0<(R5nr+R5nf)/(R5nr−R5nf)<3.0 ・・・(5)
次に前述した各条件式の技術的意味について説明する。条件式(2)は、広角端において無限遠物体に合焦しているときの第4レンズ群L4と第5レンズ群L5よりなる合成系(後側合成系)の合成焦点距離を規定している。無限遠物体に合焦しているときの後側合成系の合成焦点距離を最適化し、後側合成系の横倍率を適切に設定している。これにより、第1レンズ群L1乃至第3レンズ群L3にて構成される前側合成系の合成焦点距離を短焦点距離化し、全系のバックフォーカスを短縮することで、レンズ全長を短縮している。
条件式(2)の下限を超えて、後側合成系の負の屈折力が強くなりすぎると(負の屈折力の絶対値が大きくなると)前側合成系で生じる収差が後側合成系で拡大しすぎる構成となる。この結果、収差補正のために後側合成系のレンズ枚数が増加し全系の小型化が困難となる。一方、上限を超えて、後側合成系の正の屈折力が強くなりすぎると、(正の屈折力の絶対値が大きくなりすぎると)、バックフォーカスの短縮が困難となりレンズ全長が増大するのでよくない。
条件式(3)は第2レンズ群L2の焦点距離を規定している。第2レンズ群L2の負の焦点距離を適切に設定することで、高ズーム比化を図りつつ、全系の小型化を図っている。条件式(3)の下限を超えて、第2レンズ群L2の焦点距離が短くなりすぎると(負の焦点距離の絶対値が小さくなりすぎると)、広角端において全系の屈折力配置が弱い望遠型となり、全系が大型化してしまう。一方、上限を超えて、第2レンズ群L2の負の焦点距離が長くなりすぎると(負の焦点距離の絶対値が大きくなりすぎると)、全体が大型化してくる。
条件式(4)は、広角端において無限遠物体に合焦しているときの後側合成系の合成厚と望遠端において無限遠物体に合焦しているときの後側合成系の合成厚との比を規定している。後側合成系の合成厚を適切に設定することで、後側合成系を鏡筒構造上、一体に配置出来る構成としてレンズ鏡筒に配置するカムを削減し、更に沈胴時の薄型化を図っている。
条件式(4)の下限を超えて、後側合成系の合成厚が薄くなりすぎると、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の間隔が短くなりすぎて、広角端において球面収差や像面湾曲の補正が困難となる。一方、上限を超えて、後側合成系の合成厚が厚くなりすぎると、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の間隔が長くなりすぎる。このとき、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5は別体の鏡筒構造、カム溝で駆動することとなりレンズ鏡筒の沈胴厚が増加してしまうのでよくない。
条件式(5)は第5レンズ群L5に含まれるレンズのうち、少なくとも1つの負レンズのレンズ形状を規定している。フォーカスレンズ群である第5レンズ群L5に含まれる負レンズのレンズ形状を適切に設定することで、広角端におけるフォーカシング時の球面収差の変動と像面湾曲の変動を低減している。広角端において負の歪曲を残存させたズームレンズにおいては、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して像面湾曲の変動が増大する。
像面湾曲の変動を球面収差の制御による軸上ベスト像面位置の移動で補正しようとする場合、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して、フォーカスレンズ群の移動によって球面収差のみが適切に発生するレンズ構成とすることが重要となる。ここで、第5レンズ群L5に含まれる負レンズが非球面を含む場合は、条件式(5)のレンズ面の曲率半径は各レンズ面の曲率半径として近軸曲率半径をとるものとする。また、負レンズが複合非球面を含む場合は、条件式(5)のレンズ面の曲率半径は各レンズ面の曲率半径として空気と接している各レンズ面の近軸曲率半径をとるものとする。
条件式(5)の下限を超えて、第5レンズ群L5に含まれる負レンズのレンズ形状が像側に凹面を向けたメニスカス形状となると、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して球面収差とともに像面湾曲が増大してくる。一方、上限を超えると、第5レンズ群L5に含まれる負レンズは屈折力が弱いレンズ形状となり、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して球面収差の発生が小さくなりすぎ、像面湾曲の変動の補正が困難となる。
各実施例において、より好ましくは、条件式(2)乃至(5)の数値範囲を以下の範囲とするのがよい。
−0.15<fw/f45w<0.20 ・・・(2a)
1.1<|f2|/fw<1.9 ・・・(3a)
0.70<(D45w+D45t)/fw<1.25 ・・・(4a)
0.1<(R5nr+R5nf)/(R5nr−R5nf)<2.0 ・・・(5a)
各実施例において、さらに好ましくは、条件式(2a)乃至(5a)の数値範囲を以下の範囲とするのがよい。
−0.10<fw/f45w<0.15 ・・・(2b)
1.2<|f2|/fw<1.8 ・・・(3b)
0.80<(D45w+D45t)/fw<1.00 ・・・(4b)
0.2<(R5nr+R5nf)/(R5nr−R5nf)<1.5 ・・・(5b)
また、各実施例では、第5レンズ群L5を1枚の負レンズで構成している。これにより、第5レンズ群L5を最小レンズ枚数で構成し、沈胴時の薄型化を容易にしている。また、各実施例では第4レンズ群L4を1枚の正レンズ1枚で構成している。これにより第4レンズ群L4を最小レンズ枚数で構成し、沈胴時の薄型化を容易にしている。また、実施例1では、無限遠物体に合焦しているときの広角端から望遠端へのズーミングに際して、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5を一体で移動する構成としている。これにより、レンズ鏡筒の構造を簡略化し、レンズ鏡筒の小型化と沈胴厚の薄型化を容易にしている。
以上のように、各実施例によれば、ズーム比が大きく、全系が小型で、近距離撮影においても良好なる光学性能が容易に得られるズームレンズを得ることができる。次に各実施例のズームレンズのレンズ構成について説明する。
[実施例1]
以下、図1を参照して、本発明の実施例1のズームレンズについて説明する。実施例1は、物体側から像側へ順に、正、負、正、正、負の屈折力の第1レンズ群L1乃至第5レンズ群L5よりなる5群ズームレンズであり、ズーミングに際して各レンズ群が移動する。広角端に比べて望遠端において、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2は間隔が拡がり、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が狭まり、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が拡がる。ズーミングに際して、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5は一体的に(同一の軌跡で)移動するため、鏡筒構造を簡略化することができる。
広角端から望遠端へのズーミングに際して第1、第3、第4、第5レンズ群は共に物体側に移動する。これにより変倍を分担するとともに、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の有効径を小型化している。開口絞りSSは第3レンズ群L3の像側に配置され、広角端から望遠端へのズーミングに際して各レンズ群とは異なった軌跡で物体側へ移動している。これにより、開口絞りSSの開口径の小型化を図っている。
また、無限遠物体から有限距離物体へのフォーカシングに際して第5レンズ群L5が像側へ移動するリアフォーカス方式を用いている。第5レンズ群L5は、非球面を含む1枚の負レンズで構成し、フォーカスレンズ群を小型軽量化して迅速な合焦動作(フォーカス動作)を容易にしている。
また、第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に、負レンズと正レンズを接合した接合レンズで構成し、第1レンズ群L1内の色消しを行っている。また、第2レンズ群L2は、物体側から像側へ順に、非球面を含む負レンズ、負レンズ、正レンズの3枚のレンズで構成し、第2レンズ群L2の主点位置を物体側に比較的物体側に配置することで光学系の小型化を図っている。また、第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に、非球面を含む正レンズ、正レンズと負レンズを接合した接合レンズ、非球面を含む正レンズの4枚構成としている。
第3レンズ群L3を対称性の高いレンズ構成として第3レンズ群L3内で非対称収差を良好に補正することで、ズーミングに際しての収差変動を良好に補正している。また、第4レンズ群L4は1枚の正レンズで構成し、第5レンズ群L5を1枚の負レンズより構成し、光学系沈胴時の薄型化を容易にしている。
[実施例2]
以下、図4を参照して、本発明の実施例2のズームレンズについて説明する。実施例2のズームレンズのズームタイプ、フォーカス方式は図1の実施例1と同じである。実施例2は実施例1と比較して、ズーム比、口径比(Fナンバー)、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5のズーム軌跡、第1レンズ群のレンズ構成、第3レンズ群のレンズ構成が異なっている。
実施例2では、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5が互いに異なる軌跡で移動することにより、ズーミングに伴う像面湾曲の変動を良好に補正している。また、第1レンズ群L1は1枚の正レンズで構成し、沈胴厚の更なる薄型化を容易にしている。また、第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に、非球面を含む正レンズ、正レンズ、正レンズと負レンズを接合した接合レンズ、非球面を含む正レンズより構成している。実施例1に比べて第3レンズ群のレンズ枚数を増加し、広角端において大口径化を実現している。
[実施例3]
以下、図7を参照して、本発明の実施例3のズームレンズについて説明する。実施例3のズームレンズのズームタイプ、フォーカス方式等は図4の実施例2と同じである。実施例3は実施例2と比較して、ズーム比、口径比、撮像有効面のサイズ、第3レンズ群L3のレンズ構成、開口絞りSSの配置等が異なっている。第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に、非球面を含む正レンズ、正レンズと負レンズを接合した接合レンズ、非球面を含む正レンズの4枚構成としている。
実施例3では、開口絞りSSを第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間に配置し、広角端から望遠端へのズーミングに際して各レンズ群とは異なる軌跡で物体側へ移動させている。これにより結像光線を適切にカットすることで下線フレア成分の補正を図っている。
以上、各実施例のズームレンズは、いずれも物体側から像側へ順に、正、負、正、正、負の屈折力の第1レンズ群L1乃至第5レンズ群L5の5つのレンズ群により構成している。第2レンズ群L2と第4レンズ群L4との間に開口絞りSSを配置している。また、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して第5レンズ群L5が像側へ移動するリアフォーカス方式を採用している。また、いずれの実施例においても、高ズーム比で近距離物体の撮影においても良好なる光学性能が容易に得られる小型のズームレンズを実現している。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、各実施例のズームレンズにおいて、ズーミングに際してFナンバーの変動を軽減するため、ズーム位置に応じて開口絞りSSの開口径を変化させるような制御を行ってもよい。また、ズームレンズに残存する歪曲収差は、撮像装置に適用したとき、画像処理で補正するのが良い。また、手ぶれ(像ぶれ)の補正に際しては、第3レンズ群L3全体、もしくはその一部の部分群を光軸に対して垂直方向の成分を持つ方向に移動することで行っても良い。
次に本発明の撮像装置の一例としてデジタルスチルカメラを用いたときの実施例を図10を用いて説明する。図10において、20はカメラ本体、21は本発明に係るズームレンズによって構成された撮像光学系である。22はカメラ本体に内蔵され、撮像光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。
23は撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダーである。このように本発明によれば、小型で高い光学性能を有する撮像装置が得られる。
次に、本発明の実施例1乃至3に対応する実施例1乃至3の具体的な数値データを示す。各実施例において、iは物体側から数えた順序を示し、riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径である。diは第i面と第i+1面との間の軸上間隔を示す。ndi、νdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数を示す。*は非球面であることを示す。また、最も像側の4面はフェースプレート等のガラス材である。また、kは円錐定数、A4、A6、A8、A10は非球面係数である。非球面形状は光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき
x=(h2/R)/[1+{1−(1+k)(h/R)21/2]+A4・h4+A6・h6+A8・h8+A10・h10
で表される。但しRは近軸曲率半径である。「e−x」は「10−x」を意味している。尚、バックフォーカスBFは最終レンズ面から像面までの空気換算での距離で表している。レンズ全長は第1レンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスの値を加えた値である。又、前述の各条件式と各実施例との関係を表1に示す。
(実施例1)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 ∞ 0.00 32.72
2 36.128 1.20 1.92286 18.9 27.71
3 27.418 4.10 1.77250 49.6 25.88
4 409.585 (可変) 25.37
5* 72.855 1.00 1.85135 40.1 20.82
6* 10.254 5.39 15.62
7 -21.263 0.60 1.80400 46.6 15.44
8 92.909 0.15 15.63
9 28.141 1.88 1.95906 17.5 15.91
10 2014.729 (可変) 15.80
11 ∞ (可変) 12.19
12* 11.419 3.58 1.76802 49.2 13.97
13* 297.722 0.15 13.28
14 10.738 3.33 1.59522 67.7 12.00
15 -238.442 0.55 2.00069 25.5 10.64
16 9.514 1.19 9.34
17* 30.608 1.65 1.55332 71.7 9.25
18* -34.871 0.50 8.93
19(絞り) ∞ (可変) 8.54
20 23.533 2.16 1.62588 35.7 10.51
21 -20.912 (可変) 10.59
22* -11.067 0.50 1.74330 49.3 10.22
23* -76.900 (可変) 10.60
24 ∞ 0.90 1.51633 64.1 25.00
25 ∞ 1.30 25.00
26 ∞ 0.80 1.51633 64.1 25.00
27 ∞ 0.50 25.00
像面 ∞
非球面データ
第5面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.85485e-005 A 6= 8.39655e-007
A 8=-6.91878e-009 A10= 1.99677e-011

第6面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.66470e-005 A 6=-3.73179e-009
A 8= 2.28560e-008 A10=-2.32562e-010

第12面
K =-5.70522e-001 A 4= 3.78879e-005 A 6= 7.06974e-007
A 8= 1.93916e-009

第13面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.77267e-005 A 6= 7.39995e-007
A 8=-9.04962e-009

第17面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.16897e-004 A 6=-4.46907e-006
A 8= 1.50763e-007

第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.08351e-005 A 6=-3.32981e-006
A 8= 3.20837e-007

第22面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.50842e-004 A 6= 3.14684e-007
A 8=-4.22043e-008

第23面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.73505e-004 A 6=-2.95397e-007 A 8=-5.09686e-008 A10= 3.07982e-010
各種データ
ズーム比 5.66
広角 中間 望遠
焦点距離 9.27 22.76 52.50
Fナンバー 1.75 3.40 5.04
半画角(度) 34.95 19.37 8.66
像高 6.48 8.00 8.00
レンズ全長 60.23 62.70 75.35
BF 6.83 13.60 16.28

d 4 0.36 8.14 19.69
d10 16.46 6.82 1.42
d11 3.02 -0.08 -1.00
d19 4.50 5.16 9.91
d21 1.13 1.13 1.13
d23 3.91 10.68 13.36

入射瞳位置 18.54 34.09 77.99
射出瞳位置 -12.64 -19.97 -26.81
前側主点位置 21.27 31.55 29.55
後側主点位置 -8.77 -22.26 -52.00
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 54.41 5.30 -0.49 -3.40
L2 5 -11.51 9.02 1.24 -5.98
FC 11 ∞ 0.00 0.00 -0.00
L3 12 15.06 10.95 -1.82 -8.52
L4 20 18.03 2.16 0.72 -0.64
L5 22 -17.45 0.50 -0.05 -0.34
G 24 ∞ 3.00 1.21 -1.21
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -131.96
2 3 37.86
3 5 -14.12
4 7 -21.47
5 9 29.74
6 12 15.38
7 14 17.35
8 15 -9.13
9 17 29.73
10 20 18.03
11 22 -17.45
12 24 0.00
13 26 0.00
(実施例2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 225.876 2.40 1.90366 31.3 31.00
2 -120.457 (可変) 30.22
3 -81.280 0.80 1.81000 41.0 25.19
4* 12.043 4.92 19.58
5 109.679 0.80 1.49700 81.5 19.65
6 50.301 0.12 19.66
7 17.358 1.85 1.92286 18.9 20.18
8 25.040 (可変) 19.82
9 ∞ (可変) 15.34
10* 14.564 3.77 1.85135 40.1 17.83
11* 202.498 0.09 17.01
12 15.892 4.68 1.49700 81.5 16.17
13 -41.558 0.10 14.78
14 317.875 0.99 1.49700 81.5 13.35
15 -64.180 0.60 1.85478 24.8 12.75
16 7.695 0.26 10.59
17* 9.659 3.30 1.55332 71.7 10.60
18* 203.080 0.80 9.80
19(絞り) ∞ (可変) 9.49
20 21.888 2.10 1.80518 25.4 11.00
21 -28.715 (可変) 11.12
22 -20.641 0.80 1.85135 40.1 10.90
23* 46.024 (可変) 11.30
24 ∞ 1.20 1.51633 64.1 25.00
25 ∞ 1.30 25.00
26 ∞ 0.80 1.51633 64.1 25.00
27 ∞ 0.50 25.00
像面 ∞
非球面データ
第4面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.49819e-006 A 6=-2.23872e-007
A 8= 1.71957e-009 A10=-2.50266e-011

第10面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.87876e-005 A 6= 2.85430e-007
A 8= 7.11917e-010

第11面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.12189e-004 A 6= 1.82564e-007

第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.72696e-004 A 6= 8.04819e-010

第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.51907e-004 A 6= 1.66633e-006

第23面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.86371e-005 A 6= 1.66944e-006
A 8=-6.93461e-008 A10= 9.78446e-010
各種データ
ズーム比 3.78
広角 中間 望遠
焦点距離 9.47 21.76 35.80
Fナンバー 1.44 3.04 5.00
半画角(度) 35.28 20.18 12.60
像高 6.70 8.00 8.00
レンズ全長 64.32 61.43 71.16
BF 5.45 12.31 17.96

d 2 1.14 6.44 12.74
d 8 19.16 5.20 2.88
d 9 4.12 1.12 -1.88
d19 4.63 6.56 9.59
d21 1.43 1.39 1.46
d23 2.33 9.19 14.84

入射瞳位置 17.60 24.13 34.41
射出瞳位置 -11.44 -20.01 -28.54
前側主点位置 19.56 22.81 26.07
後側主点位置 -8.97 -21.26 -35.30
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 87.22 2.40 0.82 -0.44
L2 3 -16.07 8.50 -0.16 -7.12
FC 9 ∞ 0.00 0.00 -0.00
L3 10 17.28 14.60 -3.99 -11.37
L4 20 15.72 2.10 0.51 -0.67
L5 22 -16.65 0.80 0.13 -0.30
G 24 ∞ 3.30 1.31 -1.31
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 87.22
2 3 -12.90
3 5 -187.79
4 7 54.94
5 10 18.26
6 12 23.77
7 14 107.54
8 15 -8.01
9 17 18.22
10 20 15.72
11 22 -16.65
12 24 0.00
13 26 0.00
(実施例3)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 39.197 6.53 1.48749 70.2 43.98
2 146.569 (可変) 42.17
3* 36.488 1.35 1.85135 40.1 31.66
4* 13.907 9.30 23.52
5 -40.204 1.01 1.58848 61.4 22.95
6 55.214 0.20 22.17
7 23.688 1.90 1.95149 18.1 22.02
8 39.933 (可変) 21.65
9(絞り) ∞ (可変) 10.87
10* 11.962 3.57 1.72976 40.6 11.35
11* 123.938 0.16 10.76
12 13.428 3.73 1.53329 71.1 10.31
13 -18.029 1.10 1.95992 28.5 9.13
14 11.067 0.25 8.38
15* 14.276 1.92 1.55332 71.7 8.41
16* 349.620 1.50 8.20
17 ∞ (可変) 9.24
18 47.546 1.41 1.88727 22.1 13.40
19 -63.395 (可変) 13.55
20 -16.011 1.35 1.55332 71.7 14.99
21* 857.724 (可変) 16.75
22 ∞ 2.40 1.51633 64.1 30.00
23 ∞ 1.30 30.00
24 ∞ 0.80 1.51633 64.1 30.00
25 ∞ 0.50 30.00
像面 ∞
非球面データ
第3面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.98063e-006 A 6=-2.63471e-008

第4面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.60689e-006 A 6= 9.74760e-008
A 8=-5.47023e-010 A10= 3.49207e-012

第10面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.45877e-005 A 6= 1.59885e-008
A 8=-6.34946e-009

第11面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.60464e-005 A 6=-1.46542e-006

第15面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.75524e-004 A 6=-5.03527e-006

第16面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.95294e-004 A 6= 2.19547e-006

第21面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.17070e-005 A 6=-4.79914e-008
A 8=-8.91089e-010 A10= 5.45928e-012
各種データ
ズーム比 5.35
広角 中間 望遠
焦点距離 15.45 46.56 82.60
Fナンバー 3.02 4.75 6.42
半画角(度) 36.66 16.35 9.39
像高 11.50 13.66 13.66
レンズ全長 81.81 94.47 112.37
BF 9.10 20.35 31.23

d 2 0.80 20.77 30.47
d 8 23.01 4.19 0.90
d 9 4.59 2.66 0.72
d17 4.53 6.93 11.02
d19 4.50 4.28 2.76
d21 5.19 16.44 27.32

入射瞳位置 26.26 55.70 77.68
射出瞳位置 -25.16 -37.02 -49.87
前側主点位置 32.41 44.47 24.83
後側主点位置 -14.95 -46.06 -82.10
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 107.61 6.53 -1.57 -5.88
L2 3 -20.56 13.76 3.07 -8.04
SS 9 ∞ 0.00 0.00 -0.00
L3 10 22.26 12.24 -5.98 -11.71
L4 18 30.80 1.41 0.32 -0.43
L5 20 -28.39 1.35 0.02 -0.85
G 22 ∞ 4.50 1.71 -1.71
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 107.61
2 3 -27.14
3 5 -39.38
4 7 57.89
5 10 17.90
6 12 15.05
7 13 -7.01
8 15 26.84
9 18 30.80
10 20 -28.39
11 22 0.00
12 24 0.00

L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群 SS 開口絞り

Claims (10)

  1. 物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群より構成され、ズーミングおよびフォーカシングの少なくとも一方のために隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
    前記第2レンズ群と前記第4レンズ群の間に開口絞りが配置されており、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングに際して、前記第5レンズ群は像側に移動し、前記第4レンズ群の焦点距離をf4、前記第5レンズ群の焦点距離をf5とするとき、
    0.8<f4/|f5|<1.5
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 広角端において無限遠物体に合焦しているときの前記第4レンズ群と前記第5レンズ群の合成焦点距離をf45w、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    −0.20<fw/f45w<0.25
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第2レンズ群の焦点距離をf2、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    1.0<|f2|/fw<2.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 広角端において無限遠物体に合焦しているときの前記第4レンズ群の最も物体側のレンズ面頂点から前記第5レンズ群の最も像側のレンズ面頂点までの距離をD45w、望遠端において無限遠物体に合焦しているときの前記第4レンズ群の最も物体側のレンズ面頂点から前記第5レンズ群の最も像側のレンズ面頂点までの距離をD45tとするとき、
    0.6<(D45w+D45t)/fw<1.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第5レンズ群に含まれるレンズのうち少なくとも1つの負レンズの物体側のレンズ面の曲率半径と、像側のレンズ面の曲率半径を各々R5nf、R5nrとするとき、
    0.0<(R5nr+R5nf)/(R5nr−R5nf)<3.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第5レンズ群は1枚の負レンズより構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第4レンズ群は1枚の正レンズより構成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. ズーミングに際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群と前記第3レンズ群と前記第4レンズ群は互いに異なる軌跡で移動し、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群は同じ軌跡で移動することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. ズーミングに際して各レンズ群は互いに異なる軌跡で移動することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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