JP2016156359A - オイルストレーナ - Google Patents
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Abstract
【課題】オイルOに混入した水分の凍結によって生成した氷塊が、エンジンの潤滑系におけるオイルの循環を妨げないようにする。【解決手段】エンジンのオイルパン2内に配設されたオイルストレーナ3において、一端部がオイルポンプ10に接続される吸入パイプ30が途中で二つに分岐して、第1および第2の分岐パイプ31,32が設けられ、それぞれの他端部にはオイルOの吸い込み部33,36が設けられている。第1の分岐パイプ31には、オイルOの吸い込み負圧が所定値未満では閉じられる一方、所定値以上では開かれるように開閉弁35が配設され、第2の分岐パイプ32には、流通するオイルOから異物を分離するフィルタ(例えばメッシュ37)が配設されている。【選択図】図1
Description
本発明は、エンジンのオイルパンに貯留されているオイルを吸い込むように、当該オイルパン内に配設されたオイルストレーナに関する。
従来より一般的に自動車のエンジンにおいては、オイルパン内に貯留されているオイルをオイルポンプにより吸い込んで、エンジンの各潤滑部に供給するようにしている(例えば特許文献1を参照)。このためにオイルパン内にはオイルストレーナが配設されて、その吸い込み部はオイルに浸かっている。この吸い込み部にはメッシュなどのフィルタが設けられていて、オイルが流通する際にゴミなどの異物を分離するようになっている。
ところで、一般的にエンジンの燃焼ガスには水蒸気が含まれており、例えば未暖機状態のようにエンジンの温度が低いときにはクランクケース内で凝縮水が発生して、オイルパンに貯留されているオイルに混入することになる。そして、ハイブリッド自動車のようにエンジンの起動および停止が頻発するものでは、暖機の途中でエンジンの運転が停止されることも多いので、オイル中に混入した水分が蒸発せずに蓄積されるようになる。
このようにしてオイルに混入した水分は、例えば寒冷地などにおいては凍結することがあり、これにより生成した氷塊が前記したオイルストレーナのメッシュに目詰まりを生じさせるおそれがある。こうなると、エンジンの潤滑系におけるオイルの循環が妨げられてしまい、潤滑不良を引き起こすとともに、オイルの供給を受ける油圧デバイスの作動不良が起きるおそれもある。
このような問題点を考慮して本発明の目的は、前記のようにオイルに混入した水分の凍結によって生成した氷塊が、エンジンの潤滑系におけるオイルの循環を妨げないようにすることである。
前記目的を達成すべく本発明は、エンジンのオイルパンに貯留されているオイルを吸い込むように、当該オイルパン内に配設されたオイルストレーナを対象として、一端部がオイルポンプに接続される吸入パイプを途中で二つに分岐させ、第1および第2の分岐パイプを設けるとともに、これらの各分岐パイプのそれぞれの他端部にオイルの吸い込み部を開口させる。そして、前記第1の分岐パイプには、オイルの吸い込み負圧が所定値未満では閉じられる一方、所定値以上では開かれるように開閉弁を配設し、また、前記第2の分岐パイプには、流通するオイルから異物を分離するフィルタを配設したものである。
前記のように構成されたオイルストレーナにおいては、例えばエンジンの始動に伴ってオイルポンプが動作を開始すると、これにより発生するオイルの吸い込み負圧が所定値未満の間は、第1の分岐パイプの開閉弁が閉じられているため、第2の分岐パイプを介してオイルが吸い込まれるようになる。
そうして吸い込まれるオイルに氷塊が含まれている場合、この氷塊は第2の分岐パイプに配設されているフィルタに捕捉されて、徐々に目詰まりさせてゆくので、オイルの吸い込み負圧が徐々に大きくなってゆく。そして、その吸い込み負圧が所定値以上になると、第1の分岐パイプの開閉弁が開かれ、この第1の分岐パイプを介してオイルが吸い込まれるようになる。
よって、寒冷地などにおいてオイルに混入した水分が凍結し、オイルパンの内部において氷塊が生成していても、この氷塊を第2の分岐パイプに吸い込んで捕捉することにより、その後、第1の分岐パイプを介して比較的氷塊の少ないオイルが吸い込まれるようになる。これにより、第1の分岐パイプの目詰まりを抑制し、エンジンの潤滑不良を防止することができる。
好ましくは、第2の分岐パイプ内に多くの氷塊を捕捉するために、この第2の分岐パイプにおける吸い込み部からフィルタからまでの間隔を大きくして、所定以上の容積を確保すればよい。また、第1の分岐パイプの吸い込み部には通常通りメッシュを設ければよいが、この通常のメッシュに比べて第2の分岐パイプのフィルタは、より目の細かなものとするのが好ましい。
また、そうして第2の分岐パイプに氷塊を捕捉すると、この第2の分岐パイプを介してオイルを吸い込むことは難しくなるので、この状態で第1の分岐パイプを介して十分な量のオイルを吸い込めるように、第1の分岐パイプを第2の分岐パイプよりも大径のものとし、オイルの流路断面積を十分に大きくするのが好ましい。
さらに、前記のように第1の分岐パイプに配設する開閉弁は、エンジン始動時に通常、発生するようなオイルの吸い込み負圧で開いてしまわないように、その通常の吸い込み負圧よりも大きな吸い込み負圧(所定値)で開かれるようにするのが好ましい。第1の分岐パイプが上下方向に延びている場合、開閉弁はその自重で閉じるようにすれば、構造の簡略化が図られる。
本発明によれば、エンジンの始動時などにオイルポンプによって、まず、第2の分岐パイプを介してオイルパンからオイルを吸い込むようにしたので、寒冷地などにおいてオイルパンの内部に氷塊が生成していても、この氷塊を第2の分岐パイプに捕捉することができる。よって、その後は比較的氷塊の少ないオイルが第1の分岐パイプを介して吸い込まれるようになって、エンジンの潤滑不良などの不具合の発生を防止できる。
以下、一例としてハイブリッド自動車に搭載されるエンジンに本発明を適用した実施の形態について説明する。図1には模式的に示すように、本実施の形態に係るエンジンにおいてシリンダブロック1の下部にはオイルパン2が配設されており、このオイルパン2の内部にはエンジンオイルO(以下、単にオイルOという)が貯留されている。
このオイルOは、エンジンの運転に伴い機械的に駆動されるオイルポンプ10によって、オイルストレーナ3を介して吸い込まれ、そのオイルポンプ10の吐出口から吐出されてオイルフィルタ11を通過した後に、オイルギャラリ12に供給される。そして、このオイルギャラリ12を含むエンジンの潤滑系を循環し、例えばクランクジャーナル、シリンダボア、動弁系等、エンジンの各潤滑部に供給された後に、オイルOは下方のオイルパン2内に落下して再び貯留されるようになる。
図1に示す例ではオイルパン2は、エンジンの後端(図1の左端)寄りの所定範囲2aが比較的浅く、反対の前端寄りの所定範囲2bが比較的深くなっていて、この深底部2bにオイルストレーナ3が配設されている。本実施の形態のオイルストレーナ3は、吸入パイプ30の上端部(一端部)がオイルポンプ10に接続され、この吸入パイプ30の下半部が二つに分岐して、第1および第2の分岐パイプ31,32となっている。
詳しくは、第1の分岐パイプ31は吸入パイプ30と略同径で、その吸入パイプ30の下端部から下方に向かって直線的に延びており、その下端部(他端部)には、下方に向かって拡径する傘状の吸い込み部33が設けられている。この吸い込み部33は例えば鉄板を深絞り成形したものであり、下方に開口する断面円形状の吸い込み口33aの近傍には、オイルOを吸い込む際に異物を除去するためのメッシュ34が取り付けられている。
また、第1の分岐パイプ31の上端部近傍、即ち第2の分岐パイプ32との分岐部の近傍には、開閉弁35が配設されている。この開閉弁35は一例として、第1の分岐パイプ31の内周面に設けられた突起(図示せず)に係止され、上方の吸入パイプ30を介して作用するオイルOの吸い込み負圧が所定値未満のときには、自重によって閉じられている。一方、オイルOの吸い込み負圧が前記所定値以上になると、開閉弁35は開かれる。
こうして開閉弁35を自重で閉じるようにすることで、構造の簡略化が図られている。なお、前記吸い込み負圧の所定値は、エンジンの始動時にオイルポンプ10の動作によって通常、発生し得る負圧よりも大きな値であって、後述するように第2の分岐パイプ32が目詰まりしたときに発生するような値であり、予め実験、シミュレーションなどによって設定されている。
一方、前記第2の分岐パイプ32は、第1の分岐パイプ31に比べると小径であり、図1の例では、吸入パイプ30の下端部近傍、即ち第1の分岐パイプ31との分岐部の近傍から概ね水平に延びた後に、下方に向かって湾曲して吸い込み部36まで直線的に延びている。すなわち、第2の分岐パイプ32の下端部(他端部)には、前記した第1の分岐パイプ31と同様の傘状の吸い込み部36が設けられていて、図1に表れているように第1の分岐パイプ31の吸い込み部33と概ね同じ高さに位置している。
つまり、本実施の形態では、第1および第2の分岐パイプ31,32の下端部にそれぞれ設けられた吸い込み部33,36が、概ね同じ高さ位置に並んでいて、それらの下方の吸い込み口33a,36aは、オイルパン2の深底部2bの底面に対向して開口している。
そして、第2の分岐パイプ32の吸い込み口36aの近傍には、第1の分岐パイプ31のようなメッシュ34は取り付けられておらず、その代わりに分岐部の近傍にメッシュ37(フィルタ)が配設されている。このメッシュ37は、後述するようにエンジン始動時に吸い込むオイルOに含まれている氷塊I(図3などを参照)を捕捉するためのもので、小さな氷塊Iも捕捉できるように、メッシュ34よりも目の細かなものとされている。
こうして捕捉される氷塊Iは、第2の分岐パイプ32において吸い込み口36aからメッシュ37までの間に保持される(即ち第2の分岐パイプ32内に捕捉される)ことになる。本実施の形態では、或る程度以上の量の氷塊Iを捕捉すべく、吸い込み口36aからメッシュ37までの間の第2の分岐パイプ32の容積を、一例としてオイルパン2のオイルOの貯留量の10%くらいに設定している。
このように、まず、第2の分岐パイプ32を介してオイルOを吸い込んで、所定量以上の氷塊Iを捕捉するようにしたのは、エンジンの潤滑不良などの不具合を防止するためである。すなわち、エンジンの燃焼ガスには水蒸気が含まれているので、例えば未暖機状態のようにエンジンの温度が低いときにはクランクケース内で発生した凝縮水が、オイルパン2に貯留されているオイルOに混入するようになる。
特にハイブリッド自動車のエンジンでは、その始動および停止が頻発するため、暖機途中でエンジンの運転が停止されることも多く、オイルO中に混入した水分は蒸発せずに蓄積される。こうして蓄積された水分が寒冷地などにおいて凍結すると、オイルOには氷塊Iが含まれることになり、この氷塊Iがエンジンの始動時に潤滑系において目詰まりを生じさせ、潤滑不良を引き起こすおそれがあった。
これに対し本実施形態では、上述したようにエンジンの始動時に、まず、オイルストレーナ3の第2の分岐パイプ32にオイルOを吸い込んで、その内部に含まれている氷塊Iを捕捉するようにしており、こうすれば、その後、第1の分岐パイプ31を介してオイルOを吸い込むときに、メッシュ34などを氷塊Iが目詰まりさせることを抑制できる。
−エンジン始動時のオイルの吸い込み動作−
以下に、エンジン始動時のオイルストレーナ3におけるオイルOの吸い込み動作、即ち、オイルパン2から吸い込まれるオイルOの流路が切り替わる様子について、図3〜5を参照しつつ図2のフローチャートに沿って説明する。
以下に、エンジン始動時のオイルストレーナ3におけるオイルOの吸い込み動作、即ち、オイルパン2から吸い込まれるオイルOの流路が切り替わる様子について、図3〜5を参照しつつ図2のフローチャートに沿って説明する。
まず、図2のフローのステップST1においてエンジンが始動されると(スタータ・オン)、これに伴いオイルストレーナ3の吸入パイプ30から第2の分岐パイプ32にかけてオイルOの吸い込み負圧が発生し(ステップST2)、オイルパン2内のオイルOは第2の分岐パイプ32を介してオイルポンプ10に吸い込まれるようになる(ステップST3)。
このとき、寒冷地などにおける冷間のエンジン始動でなければ、オイルパン2に貯留されているオイルOに混入した水分は氷結していないので(ステップST4でNO)、第2の分岐パイプ32のメッシュ37に目詰まりが発生することはない。よって、吸い込み負圧が所定値以上にはならず、第1の分岐パイプ31の開閉弁35が閉じたまま、オイルOは第2の分岐パイプ32を介して吸い込まれるようになって(ステップST5)、エンジンは正常に始動する(ステップST6)。
これに対し、寒冷地などにおける冷間のエンジン始動であり、オイルパン2内のオイルOに氷塊Iが含まれているときには(ステップST4でYES)、このオイルOが第2の分岐パイプ32を介してオイルポンプ10に吸い込まれるときに、オイルO中に含まれている氷塊Iが、図3に示すように第2の分岐パイプ32のメッシュ37に捕捉され、徐々に目詰まりさせてゆく(ステップST7)。
これによってオイルOの吸い込み負圧が所定値以上になると、開閉弁35が開かれて、第1の分岐パイプ31を介してオイルOが吸い込まれるようになるが、開閉弁35が開かれることによって吸い込み負圧は減少するので、開閉弁35は閉じようとする。
このため、オイルO中の氷塊Iの量が少なければ(ステップST8でYES)、第2の分岐パイプ32のメッシュ37における目詰まりの度合いがあまりきつくなくて、開閉弁35は結局、閉じてしまうこともある(ステップST9でNO)。この場合、オイルOは第2の分岐パイプ32を介して吸い込まれ(ステップST5)、エンジンは正常に始動する(ステップST6)。
一方、オイルO中の氷塊Iの量が少なくても、第2の分岐パイプ32のメッシュ37における目詰まりの度合いが或る程度、きつくなれば、開閉弁35は部分的に開かれることもある(ステップST9でYES)。この場合は図4に示すように、第1および第2の両方の分岐パイプ31,32を介してオイルOが吸い込まれるようになって(ステップST10)、エンジンは正常に始動する(ステップST6)。
また、オイルOに含まれている氷塊Iの量が多いときには(ステップST8でYES)、第2の分岐パイプ32のメッシュ37における目詰まりの度合いがきつくなるので、オイルOの吸い込み負圧は一気に所定値を超えてしまい、図5に示すように開閉弁35が全開される(ステップST11)。これによりオイルOは、第1の分岐パイプ31を介してオイルポンプ10に吸い込まれるようになって(ステップST12)、エンジンは正常に始動する(ステップST6)。
したがって、本実施の形態に係るオイルストレーナ3によると、エンジンの始動時におけるオイルポンプ10の動作に伴い、まず、第2の分岐パイプ32を介してオイルOが吸い込まれ、寒冷地などにおいてオイルOに氷塊Iが含まれている場合、この氷塊Iを第2の分岐パイプ32に捕捉することができる。こうして捕捉される氷塊Iの量は、オイルOの貯留量の10%くらいであり、こうして十分に多くの氷塊Iを捕捉することで、オイルパン2に残っているオイルO中の氷塊Iの量が少なくなる。
よって、その後、開閉弁35が開かれて、第1の分岐パイプ31を介してオイルOが吸い込まれるときには、このオイルOに含まれている氷塊Iがメッシュ34を目詰まりさせる心配はない。第1の分岐パイプ31は第2の分岐パイプ32よりも大径で、オイルOの流路断面積が十分に大きいので、第2の分岐パイプ32が塞がった状態でも十分な量のオイルOが吸い込まれる。これにより、エンジンの潤滑不良などの不具合を防止して、正常に始動させることができる。
なお、前記のように第1の分岐パイプ31を開閉する開閉弁35は、エンジンの始動時に通常、生じ得るオイルOの吸い込み負圧で開いてしまうことはないので、第2の分岐パイプ32に氷塊Iを捕捉する前にオイルOを吸い込もうとして、メッシュ34が氷塊Iによって目詰まりする心配はない。
−他の実施形態−
上述した実施の形態はあくまで例示に過ぎず、本発明の構成や用途などについても限定することを意図しない。例えば前記実施の形態においてはオイルストレーナ3の第2の分岐パイプ32において吸い込み口36aからメッシュ37までの容積を、オイルOの貯留量の10%くらいに設定しているが、これに限ることはない。
上述した実施の形態はあくまで例示に過ぎず、本発明の構成や用途などについても限定することを意図しない。例えば前記実施の形態においてはオイルストレーナ3の第2の分岐パイプ32において吸い込み口36aからメッシュ37までの容積を、オイルOの貯留量の10%くらいに設定しているが、これに限ることはない。
また、前記実施の形態においては第1の分岐パイプ31の吸い込み部33に設けるメッシュ34に比べて、第2の分岐パイプ32に設けるメッシュ37を、より目の細かなものとしているが、これにも限定されない。前記実施の形態のように第1の分岐パイプ31を第2の分岐パイプ32よりも大径のものとする必要もない。
さらに、前記実施の形態においては第1の分岐パイプ31を上下方向に延びるように配置して、開閉弁35を自重で閉じるようにしているが、これにも限定されず、例えば開閉弁35をばねで閉じ側に付勢してもよい。第1の分岐パイプ31を上下以外の方向に延びるように配置してもよい。第1、第2の分岐パイプ31,32を湾曲形状や屈曲形状のものとしてもよい。
また、前記実施の形態においては、第1および第2の分岐パイプ31,32の下端部の吸い込み部33,36が概ね同じ高さ位置に並ぶようにしているが、これにも限定されず、一例を図6に示すように第2の分岐パイプ32の吸い込み部36を第1の分岐パイプ31の吸い込み部33よりも高く位置付けてもよい。こうすれば、油面付近を浮遊する氷塊Iを吸い込んで捕捉する上で、有利になる。
さらにまた、前記の実施形態では、本発明をハイブリッド自動車に搭載されるエンジンに適用した例について説明したが、これにも限定されず、本発明は、ハイブリッド自動車以外の車両に搭載されたエンジンにも適用可能である。
本発明は、エンジンにおいて寒冷地などで発生し得る潤滑不良などの不具合の発生を予防できるもので、特にハイブリッド自動車用のエンジンに適用して効果が高い。
2 エンジンのオイルパン
3 オイルストレーナ
30 吸入パイプ
31 第1の分岐パイプ
32 第2の分岐パイプ
33,36 オイルの吸い込み部
34 メッシュ
35 開閉弁
37 メッシュ(フィルタ)
O エンジンオイル(オイル)
I 氷塊
3 オイルストレーナ
30 吸入パイプ
31 第1の分岐パイプ
32 第2の分岐パイプ
33,36 オイルの吸い込み部
34 メッシュ
35 開閉弁
37 メッシュ(フィルタ)
O エンジンオイル(オイル)
I 氷塊
Claims (1)
- エンジンのオイルパンに貯留されているオイルを吸い込むように、当該オイルパン内に配設されたオイルストレーナであって、
一端部がオイルポンプに接続される吸入パイプが途中で二つに分岐して、第1および第2の分岐パイプが設けられているとともに、これらの各分岐パイプのそれぞれの他端部にオイルの吸い込み部が設けられており、
前記第1の分岐パイプには、オイルの吸い込み負圧が所定値未満では閉じられる一方、所定値以上では開かれるように開閉弁が配設され、
前記第2の分岐パイプには、流通するオイルから異物を分離するフィルタが配設されている、ことを特徴とするオイルストレーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015036494A JP2016156359A (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | オイルストレーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015036494A JP2016156359A (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | オイルストレーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016156359A true JP2016156359A (ja) | 2016-09-01 |
Family
ID=56825463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015036494A Pending JP2016156359A (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | オイルストレーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016156359A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102017003601A1 (de) | 2017-04-12 | 2018-10-18 | Daimler Ag | Ölansaugvorrichtung für eine Verbrennungskraftmaschine |
DE102017003540A1 (de) | 2017-04-12 | 2018-10-18 | Daimler Ag | Ölansaugvorrichtung für eine Verbrennungskraftmaschine |
JP2019173644A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | ダイハツ工業株式会社 | 自動車用内燃機関の潤滑装置 |
WO2022024800A1 (ja) * | 2020-07-29 | 2022-02-03 | いすゞ自動車株式会社 | 内燃機関の潤滑装置 |
-
2015
- 2015-02-26 JP JP2015036494A patent/JP2016156359A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102017003540A1 (de) | 2017-04-12 | 2018-10-18 | Daimler Ag | Ölansaugvorrichtung für eine Verbrennungskraftmaschine |
JP2019173644A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | ダイハツ工業株式会社 | 自動車用内燃機関の潤滑装置 |
WO2022024800A1 (ja) * | 2020-07-29 | 2022-02-03 | いすゞ自動車株式会社 | 内燃機関の潤滑装置 |
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