JP7039790B2 - 排ガス処理装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンで発生した排ガスをスクラバで洗浄する排ガス処理装置およびその制御方法に関するものであり、詳しくは比較的小さな空間であっても設置することができる排ガス処理装置およびその制御方法に関するものである。
排ガスをスクラバで洗浄する排ガス処理装置が種々提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の排ガス処理装置は、洗浄水を貯留するタンクの水位に応じて、清水タンク等の外部から洗浄水を供給したり、ドレンタンク等の外部に洗浄水を排出したりする制御を行なっていた。
スクラバが停止した際には、スクラバや配管等を流れる洗浄水がタンクに回収されるのでタンクの水位が急激に増加する。これにともない洗浄水がタンクからドレンタンク等に排出されていた。スクラバが動作を開始した際にはタンクからスクラバや配管等に洗浄水が移動するのでタンクの水位が急激に減少する。これにともない清水タンクからタンクに洗浄水が供給されていた。
スクラバの運転状態が変更されるたびに排ガス処理装置は外部との間で大量の洗浄水を移動させる必要があった。そのため排ガス処理装置を設置する際には、容量が比較的大きなドレンタンクや清水タンクが必要となっていた。容量の比較的大きなドレンタンクや清水タンクが設置できない場所には、排ガス処理装置を設置できなかった。
外部との間で移動する洗浄水の流量を抑制するために、排ガス処理装置のタンクを大容量化したり別途バッファタンクを設置したりすることが考えられる。この場合は排ガス処理装置自体が大型化するため、比較的大きな空間のある場所でなければ排ガス処理装置を設置することができなかった。
日本国特開2016-168574号公報
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は比較的小さな空間であっても設置することができる排ガス処理装置およびその制御方法を提供することである。
上記の目的を達成するための排ガス処理装置は、エンジンで発生した排ガスを洗浄水で洗浄するスクラバと、このスクラバに洗浄水を供給するとともに排ガスを洗浄した後の洗浄水を回収するタンクと、このタンクの中の洗浄水の水位を目標水位となる状態に制御する水位制御機構とを備える排ガス処理装置において、前記スクラバが停止状態のときの前記目標水位である第一目標水位と、前記スクラバが作動状態のときの前記目標水位であり前記第一目標水位よりも小さい値である第二目標水位とが予め設定されていて、前記スクラバの運転状態に基づいて前記目標水位を変更する構成を前記水位制御機構が備えることを特徴とする。
上記の目的を達成するための制御方法は、エンジンで発生した排ガスを洗浄水で洗浄するスクラバと、このスクラバに洗浄水を供給するとともに排ガスを洗浄した後の洗浄水を回収するタンクと、このタンクの中の洗浄水の水位を目標水位となる状態に制御する水位制御機構とを備える排ガス処理装置の制御方法において、前記スクラバが作動状態から停止状態となるときに前記目標水位が比較的大きい値である第一目標水位に変更されるとともに前記スクラバの洗浄水が前記タンクに回収されて、前記スクラバが停止状態から作動状態となるときに前記目標水位が前記第一目標水位よりも小さな値である第二目標水位に変更されるとともに前記タンクの洗浄水が前記スクラバに供給されることを特徴とする。
本発明によれば、スクラバの運転状態に基づいて目標水位を変更するので、タンクからスクラバに十分な洗浄水を供給すること及びスクラバから回収される大量の洗浄水をタンクで保持することが可能となる。これにより排ガス処理装置の大型化や、排ガス処理装置に周辺機器として連結される清水タンク等の大型化を抑制できる。比較的小さな空間であっても排ガス処理装置を設置することが可能となる。
排ガス処理装置の概略を例示する説明図である。 タンクの中の水位変化を例示するグラフである。 排ガス処理装置の設置位置を例示する説明図である。 排ガス処理装置とEGRシステムとの関係を例示する説明図である。 図4の排ガス処理装置の変形例を例示する説明図である。
以下、排ガス処理装置およびその制御方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1に例示するように排ガス処理装置1は、エンジンで発生した排ガスgを洗浄水wで洗浄するスクラバ2と、このスクラバ2に洗浄水wを供給するとともに排ガスgを洗浄した後の洗浄水wを回収するタンク3とを備えている。スクラバ2は洗浄水wを排ガスgに直接接触させて洗浄する構成を有している。
排ガス処理装置1は、タンク3に連結される供給ライン4と排出ライン5とを有している。供給ライン4は、排ガス処理装置1の外部からタンク3に洗浄水wを供給する構成を有している。供給ライン4には、供給ライン4を通過する洗浄水wの流量を制御する供給量制御部6が設置されている。排出ライン5は、タンク3から排ガス処理装置1の外部に洗浄水wを排出する構成を有している。排出ライン5には、排出ライン5を通過する洗浄水wの流量を制御する排出量制御部7が設置されている。
供給量制御部6および排出量制御部7は、例えば開閉バルブや流量制御バルブで構成できる。供給量制御部6および排出量制御部7は上記に限らず、タンク3と外部との間で移動する洗浄水wの流量を制御できればよく、例えばポンプで構成してもよい。この実施形態では供給量制御部6をポンプで構成して、排出量制御部7を開閉バルブで構成している。
一端をタンク3に連結されている供給ライン4は、他端に例えば清水タンク8や造水装置を連結することができる。一端をタンク3に連結されている排出ライン5は、他端に例えばドレンタンク9やスラッジタンクを連結することができる。
排ガス処理装置1は、タンク3の中の洗浄水wの水位を目標水位となる状態に制御する水位制御機構10を有している。水位制御機構10は、タンク3の水位を測定する水位計11と、この水位計11の信号に基づき供給量制御部6や排出量制御部7に制御信号を送る演算部12とを有する構成としてもよい。水位制御機構10は水位計11の値に基づき、供給量制御部6等を構成するバルブの開閉やポンプのオンオフを制御する。図1では説明のため信号線を一点鎖線で示している。信号線は有線でも無線でもよい。また説明のため排ガス処理装置1を構成する機器の範囲を破線で示している。
水位制御機構10は水位計11を有する構成に限らず、タンク3の水位を制御できる構成であればよい。例えばタンク3の中の圧力に応じて自動的に開閉する圧力調整バルブで構成されてもよい。例えば排出量制御部7を圧力調整バルブとすることで、タンク3の水位が所定以上となったとき圧力調整バルブが自動的に開いて洗浄水wが排出される構成にできる。
排ガス処理装置1は、タンク3の中の洗浄水wをスクラバ2に供給するためのポンプ13を有している。ポンプ13をオンとするとスクラバ2に洗浄水wが供給されて、スクラバ2が作動状態となる。ポンプ13をオフとするとスクラバ2への洗浄水wの供給が停止されて、スクラバ2が停止状態となる。
スクラバ2を作動状態とすると、スクラバ2に供給される洗浄水wと排ガスgとが直接接触して、排ガスgが洗浄される。洗浄された排ガスgはスクラバ2から例えば大気に排出される。排ガスgを洗浄した後の洗浄水wは、スクラバ2からタンク3に回収される。
スクラバ2における排ガスgの洗浄と並行して、タンク3の水位は水位制御機構10により制御される。タンク3の水位が目標水位よりも大きいときは排出ライン5を介してタンク3から洗浄水wが排出されて、水位が小さいときは供給ライン4を介してタンク3に洗浄水wが供給される。
水位制御機構10は、スクラバ2が停止状態のときの目標水位である第一目標水位と、スクラバ2が動作状態のときの目標水位である第二目標水位とが予め設定されている。第一目標水位よりも第二目標水位の方が小さい値に設定されている。第一目標水位および第二目標水位は水位制御機構10の演算部12に予め記憶される構成にしてもよい。
例えばタンク3が満水のときの水位を100%としたとき、第一目標水位は例えば80-90%に設定することができる。この第一目標水位に基づき水位制御機構10は、タンク3の水位が80%を下回るとき洗浄水wをタンク3に供給して、水位が90%を超えるとき洗浄水wをタンク3から排出する。
第二目標水位は例えば40-50%に設定することができる。この第二目標水位に基づき水位制御機構10は、タンク3の水位が40%を下回るとき洗浄水wをタンク3に供給して、水位が50%を超えるとき洗浄水wをタンク3から排出する。
水位制御機構10は、スクラバ2が停止状態のとき第一目標水位に基づきタンク3の水位を制御して、スクラバ2が動作状態のとき第二目標水位に基づきタンク3の水位を制御する構成を有する。つまりスクラバ2の運転状態に基づいて水位制御機構10は第一目標水位と第二目標水位とを切り替える構成を有している。水位制御機構10は、例えばポンプ13のオンオフに基づいて演算部12がスクラバ2の運転状態を検知する構成にできる。
第一目標水位と第二目標水位の値は上記に限らない。第一目標水位より第二目標水位の方が小さい値であればよい。第一目標水位と第二目標水位の範囲が一部重なる状態であってもよい。例えば第一目標水位を80-100%として第二目標水位を65-85%としてもよい。また第一目標水位および第二目標水位を例えば1000-1100mmなど具体的な水位で設定してもよい。
図2は縦軸をタンク3の水位(%)として横軸を経過時間(min)として、タンク3の中の水位の変化を例示したグラフである。図2に例示するようにスクラバ2が停止状態のときはタンク3の水位は第一目標水位である80-90%の範囲に維持される。水位が90%を超えるときは演算部12からの信号により排出量制御部7を構成するバルブが開放されて、洗浄水wがタンク3からドレンタンク9に排出される。水位が80%を下回るときは清水タンク8から洗浄水がタンク3に供給される。
スクラバ2が停止状態から動作状態となるとき(start)、ポンプ13によりタンク3の洗浄水wがスクラバ2に供給される。これにともないタンク3の水位は急激に降下する。この実施形態ではポンプ13が動作状態となったときに水位制御機構10で設定されている目標水位が第一目標水位から第二目標水位に変更される。この変更の直後に第二目標水位に基づく制御が開始されてもよい。
目標水位が第二目標水位に変更されてから例えば5分など所定時間経過後に第二目標水位に基づく制御が開始されてもよい。この構成によれば水位が90%のときに第二目標水位に変更される場合であっても、タンク3の中の洗浄水wが排出ライン5を介して外部に排出されることを防止できる。タンク3の中の洗浄水wを外部に排出することなく、ほとんど全部をスクラバ2に供給することができる。
第二目標水位の下限(40%)まで水位が下がったことをトリガーとして第二目標水位に基づく制御が開始されてもよい。つまりスクラバ2が動作状態であることと、第二目標水位の下限まで水位が下がったことの両方を条件として、第二目標水位に基づく制御が開始される。
第一目標水位と第二目標水位との差分となる洗浄水wは、スクラバ2に供給される。タンク3からスクラバ2に洗浄水wが比較的速やかに供給されるので、スクラバ2のスタートから比較的短時間でスクラバ2による排ガスgの洗浄効果を得られる。
第一目標水位から第二目標水位に変更されるタイミングは上記に限らない。上述の第二目標水位に基づく制御が開始されるタイミングで、第一目標水位から第二目標水位に変更される構成としてもよい。第二目標水位に変更される直前の期間は、第一目標水位に基づく制御が行われてもよくこの制御が停止されてもよい。
スクラバ2が作動状態のときは、第二目標水位に基づきタンク3の水位が制御される。水位が50%を超えるときは洗浄水wがタンク3から排水されて、40%を下回るときは洗浄水wがタンク3に供給される。
スクラバ2が動作状態から停止状態となるとき(stop)、ポンプ13が停止して、スクラバ2にある洗浄水wがタンク3に回収される。これにともないタンク3の水位は急激に上昇する。この実施形態ではポンプ13が停止状態となったときに目標水位が第二目標水位から第一目標水位に変更される。この変更の直後に第一目標水位に基づく制御が開始されてもよい。
目標水位が第一目標水位に変更されてから例えば5分など所定時間経過後に第一目標水位に基づく制御が開始されてもよい。この構成によれば水位が40%のときに第一目標水位に変更される場合であっても、供給ライン4を介してタンク3に洗浄水wが供給されることを防止できる。外部の洗浄水wをタンク3に供給することなく、スクラバ2から回収される洗浄水wのほとんど全部をタンク3に貯留することができる。
第一目標水位の上限(90%)まで水位が上がったことをトリガーとして第一目標水位に基づく制御が開始されてもよい。つまりスクラバ2が停止状態であることと、第一目標水位の上限まで水位が上がったことの両方を条件として、第一目標水位に基づく制御が開始される。
第二目標水位と第一目標水位との差分となる量の洗浄水wをタンク3はスクラバ2から回収して貯留できる。従来は目標水位を超えるとして外部に排出されたり別途設置されるバッファタンクなどに貯留されていた洗浄水wを、タンク3は貯留することができる。
第二目標水位と第一目標水位とは、その差分となる洗浄水wの量がスクラバ2および配管等を流れる洗浄水wの量と同程度となる状態に設定されることが望ましい。タンク3に貯留されている洗浄水wでスクラバ2の運転を開始でき、且つスクラバ2の停止時には洗浄水wのすべてをタンク3に回収することができる。排ガス処理装置1と外部との間で移動する洗浄水wの量を抑制するには有利である。
第二目標水位から第一目標水位に変更されるタイミングは上記に限らない。上述の第一目標水位に基づく制御が開始されるタイミングで、第二目標水位から第一目標水位に変更される構成としてもよい。第一目標水位に変更される直前の期間は、第二目標水位に基づく制御が行われてもよくこの制御が停止されてもよい。
タンク3に貯留されている洗浄水wを利用してスクラバ2を動作させることができるので、清水タンク8からタンク3に供給される洗浄水wの量を抑制できる。スクラバ2による排ガスgの洗浄を開始する際に、大量に必要となる洗浄水wをタンク3からスクラバ2に供給できるので、清水タンク8や造水装置の小型化には有利である。排ガス処理装置1の設置にともない清水タンク8や造水装置の大容量化を行う必要がなくなる。
またスクラバ2を停止させる際には、排ガス処理装置1の中の洗浄水wのほとんど全部をタンク3に回収して貯留することができる。洗浄水wを貯留するためのバッファタンク等を別途設置する必要がない。
排ガス処理装置1の小型化および清水タンク8等の周辺機器の小型化を実現できるので、比較的狭い空間であっても排ガス処理装置1を設置しやすくなる。既設の船舶や既設の工場に新たに排ガス処理装置1を設置する場合には特に有利である。
スクラバ2が動作状態となりポンプ13によりタンク3の洗浄水wがスクラバ2に供給される際に、ポンプ13の流量を抑制する制御を行ってもよい。ポンプ13の流量制御はインバータや、途中の配管に設置される流量制御バルブ等で行うことができる。ポンプ13が動作を開始してから所定時間が経過するまでは、ポンプ13を通過する洗浄水wの流量を例えば通常時の50%など抑制する。スクラバ2の動作開始にともないタンク3の水位が急激に降下することを抑制できる。そのためタンク3の中の水位を制御するために、ポンプ6からタンク3に大量の洗浄水wを供給する必要がなくなる。ポンプ6の小型化には有利である。
またポンプ13が動作を開始してから所定時間が経過するまでの流量と、所定時間経過後の通常時の流量との二段階にポンプ13の流量を制御する構成としてもよい。つまりポンプ13を通過する洗浄水wの通常時の流量を100%として、ポンプ13が動作を開始した直後は流量を例えば50%とする。ポンプ13の流量を制御するためのインバータ等が不要となるため、排ガス処理装置1の周辺機器の小型化には有利である。
図3に例示するようにエンジン14から排出される排ガスgの一部を、過給器15の手前で回収してエンジン14に再循環させるEGRシステム16に排ガス処理装置1を組み込む構成としてもよい。つまり高圧の排ガスgを排ガス処理装置1で処理する構成にできる。
図4に例示するようにEGRシステム16は、エンジン14と過給器15とを連結する管路の途中から取り込まれる排ガスgを洗浄してばいじんや硫黄酸化物を除去するスクラバ2と、排ガスgを冷却するEGRクーラー17と、排ガスgに含まれる凝縮水を回収するミストキャッチャ18とを備えている。この実施形態ではEGRクーラー17の上流側にスクラバ2が配置されている。スクラバ2には排ガスgを取り込む取込ライン19が連結されている。
EGRシステム16は、排ガスgをスクラバ2、EGRクーラー17、ミストキャッチャ18の順に通過させる。ミストキャッチャ18に連結されている再循環ライン20を介して排ガスgをエンジン14に再循環させる構成をEGRシステム16は有している。
排ガス処理装置1は、EGRシステム16の一部に組み込まれたスクラバ2に洗浄水wを供給して排ガスgを洗浄する。スクラバ2で洗浄される排ガスgは、洗浄水wとともにEGRクーラー17に供給される。EGRクーラー17では洗浄水wが回収されてタンク3に送られる。
この実施形態のEGRクーラー17は、冷却水を直接接触させて排ガスgを冷却する構成を有している。冷却水にはスクラバ2を通過した洗浄水wを利用することができる。例えば清水タンク8からEGRクーラー17に冷却水を供給する構成としてもよい。この構成によればスクラバ2が停止状態の場合であってもEGRシステム16を利用できる。
EGRクーラー17で冷却される排ガスgは、ミストキャッチャ18で排ガスgの中の水分を回収される。ミストキャッチャ18で回収される水分はタンク3に送られる。水分を回収される排ガスgは再循環ライン20を介してエンジン14に送られる。
この実施形態の排ガス処理装置1は、過給器15の上流側で高圧である排ガスgの洗浄を行う。高圧の排ガスgを洗浄するので、過給器15の下流側で低圧の排ガスgを洗浄する場合に比べて凝縮水の回収量が多くなる。大量の凝縮水がタンク3に供給されるので、清水タンク8からタンク3への洗浄水wの供給量を抑制できる。油分等をタンク3からドレンタンク9に排出する際に、この油分等に伴い洗浄水wがドレンタンク9に排出される。このドレンタンク9に排出される洗浄水wの量を凝縮水の回収量が上回る場合がある。この場合は清水タンク8からタンク3への洗浄水wの供給が不要となる。排ガス処理装置1の省スペース化には有利である。
図5に例示するようにEGRシステム16がEGRクーラー17を備えない構成としてもよい。この場合スクラバ2が排ガスgを冷却するEGRクーラー17として機能する。この実施形態ではEGRシステム16は、スクラバ2とミストキャッチャ18で構成されることになる。同様にEGRクーラー17が排ガスgを洗浄するスクラバ2として機能する構成としてもよい。
排ガス処理装置1は、EGRシステム16と機器を一部共用することができるので排ガス処理装置1の省スペース化には更に有利である。
1 排ガス処理装置
2 スクラバ
3 タンク
4 供給ライン
5 排出ライン
6 供給量制御部
7 排出量制御部
8 清水タンク
9 ドレンタンク
10 水位制御機構
11 水位計
12 演算部
13 ポンプ
14 エンジン
15 過給器
16 EGRシステム
17 EGRクーラー
18 ミストキャッチャ
19 取込ライン
20 再循環ライン
g 排ガス
w 洗浄水

Claims (6)

  1. エンジンで発生した排ガスを洗浄水で洗浄するスクラバと、このスクラバに洗浄水を供給するとともに排ガスを洗浄した後の洗浄水を回収するタンクと、このタンクの中の洗浄水の水位を目標水位となる状態に制御する水位制御機構とを備える排ガス処理装置において、
    前記スクラバが停止状態のときの前記目標水位である第一目標水位と、前記スクラバが作動状態のときの前記目標水位であり前記第一目標水位よりも小さい値である第二目標水位とが予め設定されていて、前記スクラバの運転状態に基づいて前記目標水位を変更する構成を前記水位制御機構が備えることを特徴とする排ガス処理装置。
  2. 洗浄水を外部から前記タンクに供給する供給ラインと、この供給ラインに設置されていて通過する洗浄水の流量を制御する供給量制御部と、洗浄水を前記タンクから外部に排出する排出ラインと、この排出ラインに設置されていて通過する洗浄水の流量を制御する排出量制御部とを備えていて、
    前記水位制御機構が前記供給量制御部と前記排出量制御部とを制御する構成を有する請求項1に記載の排ガス処理装置。
  3. 前記エンジンと過給器とを連結する管路の途中に連結されていて前記エンジンから排出される排ガスを前記スクラバに取り込む取込ラインと、前記スクラバで洗浄されるとともに冷却された排ガスを前記エンジンに再循環させる再循環ラインとを有することを特徴とする請求項1または2に記載の排ガス処理装置。
  4. エンジンで発生した排ガスを洗浄水で洗浄するスクラバと、このスクラバに洗浄水を供給するとともに排ガスを洗浄した後の洗浄水を回収するタンクと、このタンクの中の洗浄水の水位を目標水位となる状態に制御する水位制御機構とを備える排ガス処理装置の制御方法において、
    前記スクラバが作動状態から停止状態となるときに前記目標水位が比較的大きい値である第一目標水位に変更されるとともに前記スクラバの洗浄水が前記タンクに回収されて、
    前記スクラバが停止状態から作動状態となるときに前記目標水位が前記第一目標水位よりも小さな値である第二目標水位に変更されるとともに前記タンクの洗浄水が前記スクラバに供給されることを特徴とする制御方法。
  5. 前記スクラバの運転状態により変更される前記第一目標水位または前記第二目標水位と、前記タンクの中の洗浄水の水位との差に基づいて、
    外部から前記タンクに供給される洗浄水の供給量と、前記タンクから外部に排出される洗浄水の排出量とを前記水位制御機構が制御する請求項4に記載の制御方法。
  6. 前記エンジンから過給器に供給される排ガスの一部を前記エンジンと前記過給器との間から前記スクラバに取り込み、前記スクラバに取り込まれた排ガスを洗浄水で洗浄するとともに冷却した後に前記エンジンに再循環させる請求項4または5に記載の制御方法。
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