JP2016152736A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力電圧が変化しても交流出力電圧の波高値電圧が一定になるように制御する。【解決手段】スイッチング素子Qによって入力電圧Vinをスイッチングして、オンの期間に昇圧トランス10の励磁巻線に励磁電流を流し、オフの期間に出力巻線から交流半波波形の出力電圧Voutを出力する。入力電圧検出回路14によって入力電圧Vinの状態を電圧で検出し、電流検出手段15によってスイッチング素子Qに流れる電流を電圧で検出する。比較回路18がその電流検出信号Sidを入力電圧検出信号Sinと比較し、電流検出信号Sidが入力電圧検出信号Sinを超えた期間を示す電流大期間信号D1を、AND回路19及びトランジスタTrを介して制御IC12へ伝達し、制御IC12が電流大期間の情報に基づいてスイッチング信号Spにデューティ比を制御し、スイッチング素子Qの次のオン期間を調整する。【選択図】 図1

Description

この発明はインバータ装置に関する。
大型プラズマディスプレー用放電管、プラズマ発生装置など、種々の装置に高電圧を供給するためにスイッチングレギュレータやインバータ装置が用いられている。
一般には出力電力値が数W程度のものが多く使用されているが、プラズマ発生装置などには、出力電圧が十数kVで電力値が数十W以上の交流の出力を持つインバータ装置が使用される。
一般のスイッチングレギュレータ(AC又はDC−DCコンバータ)は、電圧変換用のトランスの一次側の励磁巻線に直流電圧をスイッチング素子でスイッチングして断続的に印加し、二次側の出力巻線に発生する交流電流を整流及び平滑して直流電圧を出力する。
その出力電圧を一定電圧に維持するために、例えば特許文献1に見られるように、出力電圧を検出してフィードバック電圧を生成し、それによってスイッチング素子のオン時間とオフ時間の比率(デューティ比)を制御するパルス幅変調(PWM)制御を行なっている。
これは、出力電圧が下がったときには、スイッチングパルスのON幅を広げて出力電力不足を補い、逆に出力電圧が上がった時にはON幅を狭くして過剰な出力電力を制限することによって、出力電圧を一定に制御するものである。
また、インバータ装置は、上述と同様に電圧変換用のトランスの一次側の励磁巻線に直流電圧をスイッチング素子でスイッチングして断続的に印加し、二次側の出力巻線に発生する交流電圧をそのまま負荷へ出力する。
その場合、例えば特許文献2に見られるように、出力電圧の代わりに出力電流を検出して、それを電圧に置き換えて、スイッチング素子に対するPWM制御を行うようにしたものもある。
出力電圧が直流のスイッチングレギュレータの場合には、特許文献1に記載されているように、その出力電圧を検出して、スイッチング素子をON/OFF制御するスイッチングパルスをPWM制御することが可能である。また、出力側に平滑回路の電解コンデンサなどによる保持時間があるため、制御の応答性が問題になることもない。
しかし、インバータ装置の出力は交流であるために、全波であろうが半波であろうが、その波高値(ピーク電圧値)を一定に制御するのは困難であった。
すなわち、出力電圧の波高値の時間が1点であること、電圧の高低差が大きいため、それを検出するための素子数が増大し、寄生インダクタンスにより制御応答時間の遅延が生じる。出力電圧波形が繰り返される周波数が高くなるほどその遅延の影響が顕著になって、波高値電圧が降下し過ぎたり上昇し過ぎたりすることになる。
最悪の場合は共振周波数ずれが生じ、共振状態の電圧印加時に次のスイッチング周期のON状態で励磁電流が流れると、残電圧分の行き場のないエネルギーが過剰な電流になって共振が崩れてしまう。それによって、スイッチング素子の電力耐量をオーバして故障したり、トランスが飽和したりすることがある。
このように、出力が交流であって、スイッチング周波数が数十kHzと高く、電圧の共振を利用した出力の波高値電圧も十数kVのように高いインバータ装置の場合には、上述した制御の応答性の問題に加えて、出力電圧検出手段や部品の耐圧の問題、共振を完了する時間などの問題が生じる。
そのため、このようなインバータ装置では、人手によるつまみで入力供給電圧を設定し、設定した入力電圧で出力電圧を合わせこむだけで、出力電圧値は常時監視していないのが一般的であった。
この発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、インバータ装置において、入力電圧が変化しても交流出力電圧の波高値電圧が一定になるように制御することを目的とする。
この発明は、制御回路にオン・オフ制御されるスイッチング素子によって入力電圧をスイッチングして、そのスイッチング素子がオンの期間に昇圧トランスの励磁巻線に励磁電流を流し、そのスイッチング素子がオフの期間に上記昇圧トランスの出力巻線から交流半波波形の出力電圧を出力するインバータ装置において、上記の目的を達成するため、上記入力電圧の状態を電圧で検出する入力電圧検出手段と、上記スイッチング素子に流れる電流を電圧に変換して検出する電流検出手段と、上記電流検出手段による電流検出値と上記入力電圧検出手段による入力電圧検出値とを比較して、上記電流検出値が上記入力電圧検出値を超える電流大期間を検出する比較手段とを有し、
その比較手段が検出した上記電流大期間を示す情報に基づいて、上記制御回路が上記スイッチング素子をオンにする期間を調整することを特徴とする。
この発明によるインバータ装置は、入力電圧が変化しても交流出力電圧の波高値電圧を一定に制することができる。
この発明によるインバータ装置の第1の実施形態の回路構成を示す回路図である。 図1における電流検出手段の異なる具体例を示す回路図である。 図1に示したインバータ装置の動作を説明するための各信号の波形を示すタイミングチャートである。 この発明によるインバータ装置の第2の実施形態の回路構成を示す回路図である。 図4に示したインバータ装置の動作を説明するための各信号の波形を示すタイミングチャートである。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明によるインバータ装置の第1の実施形態の回路構成を示す回路図である。
この図1に示すインバータ装置1は、その基本的な構成として、昇圧トランス10と、その励磁電流をオン・オフするスイッチング素子Qと、そのスイッチング素子Qのオン・オフを制御する制御回路である制御IC12とを備えている。スイッチング素子Qとしては、FET(電界効果トランジスタ)を使用している。制御IC12は、矩形波パルスのスイッチング信号Spを、スイッチング素子Qのゲートに出力して、そのオン・オフをPWM(パルス幅変調)制御する集積回路である。
また、入力端子I1,I2から入力する商用電源の交流(AC)の入力電圧Vinを全波整流する全波整流回路11も備えている。
この実施形態では、昇圧トランス10を、別個のコアを持つ同じ特性の複数のトランスT1,T2によって構成している。
その各トランスT1,T2の励磁巻線Np1,Np2を並列に接続して、全波整流回路11によって全波整流された脈流の入力電圧Vin(DC)を、制御IC12にオン・オフ制御されるスイッチング素子Qによってスイッチングして、同時に励磁電流Ipを流す。そして、スイッチング素子Qがオフの期間に、その各トランスT1,T2の出力巻線Ns1,Ns2にそれぞれ誘起される電圧の波形の時間軸が同期するようにしている。その各出力巻線Ns1,Ns2を互いに直列に接続して、その各出力電圧を重畳した交流半波波形の出力電圧Voutを出力端子O1,O2間から負荷2に出力する。
トランスT1,T2の励磁巻線Np1,Np2の並列回路に並列に接続した、ダイオードD1とコンデンサC1の直列回路はスナバ回路を構成している。抵抗R1は、入力電圧Vin(DC)によって制御IC12に起動電圧を供給するための抵抗である。
各トランスT1,T2は、その出力巻線Ns1,Ns2のインダクタンスLsと分布容量Cs及び負荷2の負荷容量Coとによる共振回路で共振し、出力電圧が共振の鋭さに比例する共振トランスであるのが望ましい。
負荷2は、例えば、プラズマ発生用の放電電極とカウンタ電極を有する放電部であり、インバータ装置1から出力される交流電圧が放電電極とカウンタ電極との間に印加されることによってプラズマを発生する。その放電電極とカウンタ電極との間に負荷容量Coを有する。
その放電電極とカウンタ電極との間に誘電体を介在させており、大気中で6kV以上の電圧を印加すると、プラズマ放電の一種であるストリーマ放電(誘電体バリア放電、沿面放電、無声放電などともいわれる)が発生する。それによって、ラジカル基等の多量の活性種を含むプラズマが生成される。
昇圧トランス10を構成する1個のトランスT1には、励磁巻線Np1及び出力巻線Ns1の他に、同じコアに補助巻線Nhと第3次巻線(従属巻線ともいう)Ndが設けられている。補助巻線Nhは、励磁巻線Np1に励磁電流が流れているときに、電圧が誘起され、それを補助電源回路13によって整流・平滑して、制御ICの動作用電源として供給する。
第3次巻線Ndは、スイッチング素子Qがオフの期間に、出力巻線Ns1とNs2の直列回路に発生する交流半波波形の出力電圧Voutと同期して、波高値がその出力電圧Voutより小さい波形の電圧を発生して、出力電圧検出信号Soutとする。
この第3次巻線Ndの巻数は、出力巻線Ns1の巻数に比べてはるかに少ない。そして出力電圧Voutが高圧(600V〜7kV)あるいは特別高圧(7kVを超える)に相当するような場合、この第3次巻線Ndに発生する電圧の波高値は、出力電圧の少なくとも1/100以下であり、1/1000程度より小さいとなおよい。このトランスT1の第3次巻線Ndが、出力電圧の状態を瞬時値に対応した電圧で検出する出力電圧検出手段であるが、この第1の実施形態では、この出力電圧検出信号Soutを単にゼロクロス検出に使用するだけである。
この実施形態によれば、昇圧トランスを大型にして励磁巻線と出力巻線の巻数比を非常に大きくしなくても、昇圧トランス10全体として出力巻線の巻数を多くすることができるので、昇圧比が高い高電圧を、安定にしかも安全に得ることができる。
しかし、昇圧トランス10を構成するトランスの数は1個あるいは3個以上でもよい。また、複数の各トランスの出力巻線を互いに並列に接続すれば、出力電圧は1個のトランスの場合と同等になるが、出力電流を倍増して、各出力巻線を直列に接続した場合と出力電力を同等にすることができる。
複数の各トランスの励磁巻線を直列に接続して、同時に励磁電流を流すようにしてもよい。
なお、昇圧トランス10を構成する複数のトランスのいずれか1個に補助巻線Nhと第3次巻線Ndを設けるため、複数のトランスが完全に同じ特性を持つようにするのは難しいが、帰還巻線や第3次巻等の出力電力量は小さいので問題はない。
また、昇圧トランス10を構成する複数のトランスのいずれか1個の出力巻線にタップを出し、出力巻線の一部によって、出力電圧Voutと同期して、波高値がその出力電圧Voutより小さい波形の電圧を発生させて、出力電圧検出信号Soutとしてもよい。
しかし、昇圧トランスを複数のトランスで構成することは、この発明に必須のことではなく、1個のトランスで構成してもよい。
このインバータ装置におけるこの発明の特徴とする構成として、すなわち入力電圧が変化しても交流出力電圧の波高値電圧が一定になるように制御するための各手段を設けている。
まず、入力電圧Vinの状態を電圧で検出する入力電圧検出手段として、入力電圧検出回路14を設けている。この入力電圧検出回路14は、例えば商用電源による交流の入力電圧Vinを降圧するトランスと、その降圧した交流電圧を全波整流する全波整流回路とによって構成する。その降圧した交流電圧を全波整流した脈流の電圧を、入力電圧検出値を示す入力電圧検出信号Sinとして出力する。
あるいは、入力電圧検出手段として、全波整流回路11によって全波整流した後の入力電圧Vin(DC)を抵抗分割して入力電圧検信号Sinとする回路を設けてもよい。
入力電圧は、一般に電圧があまり高くないので、種々の手段で容易に検出することができる。
また、昇圧トランス10の出力電圧Voutの波高値は、スイッチング素子Qがオンの期間に流れるトランスT1,T2の励磁電流Ipによって蓄えられるエネルギーに応じた値になる。この励磁電流Ipは直角三角形状をなし、そのピーク電流値は入力電圧Vinとスイッチング素子Qのオン期間(Ton)に比例する。
スイッチング素子Qに流れる電流(ドレイン電流)Id(Q)=2・Ipであるから、この電流Id(Q)を電流検出手段15によって電圧に変換して、電流検出値Sidとして検出する。
この電流検出手段15として、カレントトランスを使用することができる。例えば、図1における円Aで示すスイッチング素子Qのドレイン側のライン(電流の経路)に、図2の(a)に示すようにカレントトランスCTの1次巻線Nc1を直列に介挿する。そして、そのカレントトランスCTの2次巻線Nc2から、電流Id(Q)を電圧に変換した電流検出値(電流検出信号)Sidを出力させる。
カレントトランスCTの1次巻線Nc1の巻数は1〜3ターンで、2次巻線Nc2の巻数はその数百倍から数千倍であり、その巻数比に応じた電圧を出力する。
但し、入力電圧検出信号Sinの変動レベルが、電流検出値(電流検出信号)Sidの波高値以内の範囲になるべく入るように、両検出信号のレベルを合わせておく必要がある。
また、カレントトランスCTの1次巻線Nc1を、図1における円Bで示すスイッチング素子Qのソース側のライン(電流の経路)に直列に介挿してもよい。
電流検出手段15の他の例として、抵抗を使用することもできる。例えば、図1における円Bで示すスイッチング素子Qのソース側のラインに、図2の(b)に示すように、抵抗Rsを直列に介挿する。そして、その抵抗Rsの端子間に発生する電圧を、電流Id(Q)を電圧に変換した電流検出値(電流検出信号)Sidとすることができる。
この場合も、入力電圧検信号Sinの変動レベルが、電流検出値(電流検出信号)Sidの波高値以内の範囲になるべく入るように、両検出信号のレベルを合わせておく必要がある。
この例の場合には、常に抵抗Rsによって損失が発生するが、安価な回路で電流検出手段15を構成できる利点がある。
この実施形態ではさらに、出力電圧検出手段による出力電圧検出信号Soutに基づいて、スイッチング素子Qによるスイッチングの周期ごとに出力電圧Voutが発生している出力電圧発生期間を検出するゼロクロス回路16を設けている。したがって、ゼロクロス回路16は出力電圧発生期間検出手段であり、出力電圧発生期間は、スイッチング素子Qがオフで、昇圧トランス10に励磁電流を流さない期間であるから、OFF期間とも称する。
この実施形態のゼロクロス回路16は、出力電圧検出信号Soutが僅かに正電圧になった時点からゼロレベルになる時点までの期間中ハイレベルで、それ以外の期間はローレベルの信号をゼロクロス信号Zxとして出力する。このゼロクロス信号Zxがハイレベルの期間が出力電圧発生期間である。このゼロクロス信号Zxを制御IC12に入力させて、制御IC12が出力電圧発生期間を確認できるようにしている。
また、ゼロクロス回路16が出力するゼロクロス信号Zxを反転させて、反転ゼロクロス信号/Zxを出力する反転回路17も設けている。
そして、入力電圧検出回路14による入力電圧検出値である入力電圧検出信号Sinと、電流検出手段15による電流検出値(電流検出信号)Sidとを比較する比較手段として比較回路18を設けている。この比較回路18は、電流検出値Sidが入力電圧検出信号Sinを超える期間(以下「電流大期間」という)を検出し、電流大期間だけハイレベルになる信号Diを出力する。
この信号DiをそのままトランジスタTrのベースに印加してもよいが、この実施形態では念のため、比較回路18の出力信号Diと反転ゼロクロス信号/ZxとをAND回路19に入力させて、そのAND出力SeをトランジスタTrのベースに印加する。そのトランジスタTrのコレクタは制御ICのフィードバック端子に、エミッタはアースに接続されている。
したがって、出力電圧Voutが発生していない期間内のみの信号Diに相当するAND出力SeをトランジスタTrのベースに印加し、それを反転したコレクタ電圧をフィードバック信号Sfとして制御ICに印加する。
それによって、制御IC12は、電流大期間を示す情報である信号Diに対応するフィードバック信号Sfに基づいて、スイッチング信号Spの次の周期のデューティ比を制御して、スイッチング素子Qをオンにする期間を調整する。
その際、制御回路である制御IC12は、スイッチング素子Qをオンにする期間を、電流大期間が基準値より長いほど長くし、短いほど短くするように調整するとよい。
電流大期間が基準値より長いときは、入力電圧Vinが低下しているので、スイッチング素子Qをオンにする期間を長くして、昇圧トランス10に蓄えるエネルギーが低下しないようにする。電流大期間が基準値より短いときは、入力電圧Vinが上昇しているので、スイッチング素子Qをオンにする期間を短くして、昇圧トランス10に蓄えるエネルギーが増加しないようにする。
このようにスイッチング素子Qをオンにする期間を調整することによって、入力電圧Vinが変動しても、出力電圧Voutの波高値をほぼ一定に保つことができる。
この第1の実施形態では、出力電圧検出手段であるトランスT1の第3次巻線Nd及びゼロクロス回路16、反転回路17とAND回路19を省略することもできる。
ここで、図3を用いて、図1に示したインバータ装置による出力電圧制御動作について説明する。
図3は、図1に示したインバータ装置の動作を説明するための各信号の波形を示すタイミングチャートである。
この図3において、ON期間とOFF期間を交互に繰り返しており、ON期間とOFF期間でスイッチングの1周期となっている。OFF期間は、図1におけるスイッチング素子Qがオフで、昇圧トランス10に励磁電流Ipが流れず、出力電圧Voutが発生する期間である。しかし、必ずしもOFF期間中すべて出力電圧Voutが発生しているとは限らない。
ON期間は、スイッチング素子Qをオンにして、昇圧トランス10に励磁電流Ipを流してエネルギーを蓄える期間である。しかし、このON期間中すべてスイッチング素子Qをオンにしている訳ではなく、スイッチング素子Qを実際にオンにする期間(「オン時間」と称す)を変化させて、入力電圧が変動しても出力電圧の波高値が一定になるように制御する。
図3に示す出力電圧検出信号Soutは、図1に示したトランスT1の第3次巻線から出力される電圧の波形を示す。これは出力電圧Voutと同期して同じ変化をする正の半波波形で、波高値が出力電圧Voutの1/1000から1/100以下で、数Vから数十V程度(好ましくは10V程度)の信号である。
ゼロクロス信号Zxは、出力電圧検出信号Soutが正の値の期間(出力電圧Voutが正の値の期間に対応する)だけハイレベル“H”になり、それ以外の期間はローレベル“L”の信号である。反転ゼロクロス信号/Zxは、ゼロクロス信号Zxを反転した信号であり、出力電圧検出信号Soutが正の値でない期間のみハイレベル“H”になり、出力電圧検出信号Soutが正の値の期間はローレベル“L”になる。
スイッチング素子Qに流れる電流Id(Q)の電流検出値(電流検出信号)Sidは、図1に示した電流検出手段15によって検出され、出力電圧検出信号Soutが出ていない、反転ゼロクロス信号/Zxが“H”の期間に直角三角波形状に発生する。
この電流検出値Sidを比較回路18が、入力電圧検出回路14によって検出される入力電圧検出信号Sin(図3に破線で示す)と比較する。
この比較回路18の出力信号Diは、電流検出値Sidが入力電圧検出信号Sinを超える期間(Sid>Sinの期間:電流大期間)だけハイレベル“H”になる、電流大期間信号である。
この電流大期間信号Diと反転ゼロクロス信号/Zxとのアンドを取ったAND出力Saは、電流大期間信号Diと殆ど同じである。そのAND出力Saを図1に示したトランジスタTrによって反転したコレクタ電圧が、制御IC12への入力情報であるフィードバック信号Sfとなる。
制御IC12は、このフィードバック信号Sfがローレベル“L”の期間(電流大期間を示す情報)に基づいて、スイッチング信号Spのデューティ比を制御する。すなわち、次にスイッチング素子Qをオンにする期間(ハイレベルの期間)を、出力電圧Vout の波高値を一定にするように調整する。
図3に示す例では、電流大期間が基準値より長いときは、入力電圧が低くなっているので、スイッチング素子Qをオンにするスイッチング信号Spがハイレベル“H”の期間を長くして、励磁電流Ipを流す期間を長くする。出力大期間が基準値より短いときは、入力電圧が高くなっているので、スイッチング素子Qをオンにするスイッチング信号Spがハイレベル“H”の期間を短くして、励磁電流Ipを流す期間を短くする。
このようにして、入力電圧Vinが変動しても、昇圧トランス10に励磁電流Ipによって蓄えられるエネルギー量がなるべく変動しないようにして、出力電圧Vout の波高値が一定になるように制御する。
次に、この発明によるインバータ装置の第2の実施形態を図4及び図5によって説明する。図4はその第2の実施形態のインバータ装置の回路構成を示す回路図であり、図5はそのインバータ装置の動作を説明するための各信号の波形を示すタイミングチャートである。図4において、図1と同じ部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。
このインバータ装置1′においても、昇圧トランス10の構成は図1に示したインバータ装置1の昇圧トランス10と同じである。そして、前述したトランスT1の第3次巻線Ndが、出力電圧Voutの状態をリアルタイムの電圧で検出する出力電圧検出手段である。
出力電圧Voutが、周波数が15kHz〜20kHzと高く、波高値が10kV以上と高い交流半波波形の電圧であっても、第3次巻線Ndに発生する電圧Soutは、その出力電圧と同期して同じ変動をする。したがって、この第3次巻線Ndによって、出力電圧Voutを忠実にリアルタイムの電圧(瞬時値に対応した電圧)で検出することができる。
したがって、この第3次巻線Ndによって検出される出力電圧検出信号Soutが、出力電圧検出値を示す。しかも、前述したように、この第3次巻線Ndに発生する電圧である出力電圧検出信号Soutの波高値は、出力電圧Voutの少なくとも1/100以下である。
そして、このインバータ装置1′では、入力電圧検出回路14による入力電圧検出信号Sinと出力電圧検出手段である第3次巻線Ndによる出力電圧検出信号Soutとを比較する第2の比較手段として比較回路21を設けている。この比較回路21は、出力電圧検出信号Soutが入力電圧検出信号Sinを超える期間(以下「出力大期間」という)を検出し、出力大期間だけハイレベルになる出力大期間信号Scを出力する。
さらに、比較回路21が検出した出力大期間信号Scを、出力電圧発生期間検出手段であるゼロクロス回路16によるゼロクロス信号Zxがローレベルになる次の期間へ移行させるシフト手段として、シフトレジスタ22を設けている。
シフトレジスタ22は、発振器(OSC)23によって発生されるクロック信号CLKによって、比較回路21が出力する信号Scをシフトさせて、信号SScを出力する。
クロック信号CLKの周波数は、スイッチング素子Qのスイッチングの周波数より高い周波数である。例えば、スイッチングの周波数の10倍の周波数(周期は1/10)のクロック信号CLKで、6ビットのシフトレジスタ22を使用すれば、信号Scを6/10周期だけシフトさせて出力することができる。このようにして、信号Scを出力電圧Voutが発生しない直近の期間にシフトさせることができる。クロック信号CLKの周波数のスイッチング周波数に対する倍率を「分解能」という。
このシフトレジスタ22が、出力大期間を示す情報である出力大期間信号Scを、スイッチング素子QがONの期間に対応するように、所定期間シフト(遅延)させて出力するシフト手段として機能する。そして、このシフトレジスタ22は、スイッチングの周波数より高い周波数のクロック信号CLKに同期して出力大期間信号Scを取り込んで、それを所定期間シフト(遅延)させて出力する。
また、この第2の実施形態では、入力電圧検出回路14による入力電圧検出信号Sinと、電流検出手段15による電流検出値(電流検出信号)Sidとを比較する比較回路18は、第1の比較手段である。その比較回路18は第1の実施形態と同様に、電流検出値Sidが入力電圧検出信号Sinを超える期間(以下「電流大期間」という)を検出し、電流大期間だけハイレベルになる電流大期間信号Diを出力する。
そして、この電流大期間信号Diと、出力大期間信号Scをシフトレジスタ22によって移行した信号SScと、ゼロクロス信号Zxを反転回路17によって反転させた反転ゼロクロス信号/Zxとを、AND回路29に入力してアンドをとる。
そのAND回路29の出力情報であるAND出力SaをトランジスタTrのベースに印加し、それを反転したコレクタ電圧をフィードバック信号Sfとして制御ICに印加する。
それによって、制御IC12は、電流大期間を示す情報である信号Diと出力大期間を示す情報である信号SScとに対応するフィードバック信号Sfに基づいて、スイッチング信号Spのデューティ比を制御し、スイッチング素子Qをオンにする期間を調整する。
その際、制御回路である制御IC12は、スイッチング素子Qをオンにする期間を、電流大期間及び電圧大期間がいずれも基準値より長いほど長くし、短いほど短くするように調整するとよい。
この図4に示したインバータ装置1′による出力電圧制御動作について、図5のタイミングチャートを用いて説明する。
図5の最上段に、図3にも示した交流半波波形の出力電圧検出信号Soutを実線で、入力電圧検出信号Sinを破線で重ねて示している。
そして、出力電圧検出信号Soutを入力電圧検出信号Sinと比較して、出力電圧検出信号Soutが入力電圧検出信号Sinを超えた(Sout>Sin)出力大期間だけ、出力大期間信号Scがハイレベル“H”になる。
その出力大期間信号Scを、シフトレジスタ22によって、スイッチング周期の6/10周期シフトして信号SScとする。
反転ゼロクロス信号/Zx、スイッチング素子Qに流れる電流の検出値を示す電流検出信号Sid、およびその電流検出信号Sidが破線で示す入力電圧検出信号Sinを超えた期間だけハイレベル“H”になる電流大期間信号Diは、図3と同じである。
そして、出力大期間信号Scをシフトした信号SScと電流大期間信号Diと、反転ゼロクロス信号/Zxとを、AND回路29によってアンドをとって、AND出力(出力情報)Saを得る。
そのAND出力SaをトランジスタTrのベースに印加し、それを反転したコレクタ電圧が、制御IC12への入力情報となるフィードバック信号Sfである。
そのフィードバック信号Sfがローレベルのパルス幅に応じて、制御IC12がスイッチング信号Spの次の周期のデューティ比を制御し、スイッチング素子Qをオンにする期間を調整する。
これによって、電流大期間を示す情報である信号Diと出力大期間を示す情報である信号SScとに応じて、次のスイッチング周期におけるスイッチング素子Qをオンにする期間を調整することになる。
この例では、電流大期間及び電圧大期間がいずれも基準値より長いほど入力電圧が低くなっているので、次にスイッチング素子Qをオンにする期間を長くする。電流大期間及び電圧大期間がいずれも基準値より短いほど入力電圧が高くなっているので、次にスイッチング素子Qをオンにする期間を短くするように調整する。
このようにして、入力電圧Vinが変動しても、昇圧トランス10に励磁電流Ipによって蓄えられるエネルギー量がなるべく変動しないようにして、出力電圧Vout の波高値が一定になるように制御する。
上述した各実施形態では、昇圧トランス10を、別個のコアを持つ同じ特性の2個のトランスT1,T2によって構成したが、1個のトランスT1のみで構成してもよいし、3個以上のトランスによって構成してもよい。また、複数のトランスの各励磁巻線を並列に接続したが、直列に接続してもよい。その各出力巻線を直列に接続したが、並列に接続してもよい。
この発明によるインバータ装置はプラズマ発生装置の電源として使用するのに適している。このようなプラズマ発生装置によって発生する大気圧プラズマは、表面処理の一つの手段として、表面の改質や汚染物の除去等、様々な工業製品に応用されている。樹脂等の接着や印刷、コーティング等を施す場合に、大気圧プラズマにより前処理を行うと、濡れ性を向上させることが可能になる。
例えば、電子写真方式による画像形成装置により樹脂トナーが印刷された印刷物に、紫外線硬化型のニスをコーティングしようとすると、樹脂トナーに含まれるワックス成分により、樹脂トナー印刷部分のニスを弾いてしまう場合がある。しかし、大気圧プラズマによる表面処理を行うと、濡れ性が向上するため、ニスコーティングが可能になり、印刷物の付加価値が向上する。
しかし、この発明によるインバータ装置は、プラズマ発生装置に限らず、コロナ放電によってプラズマを発生する装置や、多少ガスが入った低圧雰囲気でプラズマ放電を発生する装置にも適用可能である。
また、交流高電圧を使用する種々の装置、例えば、半導体ウエハー接着装置、画像処理機器、塗装装置、蛍光ランブ等の照明機器、空気清浄機、放電機器、液晶TVのバックライト、除菌装置など、種々の装置の高電圧電源装置にも利用できる。
以上、この発明の各実施形態について説明してきたが、その実施形態の各部の具体的な構成や動作の内容等は、そこに記載したものに限るものではない。
また、この発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に記載された技術的特徴を有する以外は、何ら限定されるものではないことは言うまでもない。
さらに、以上説明してきた各実施形態の回路例、動作例及び変形例等は、適宜変更又は追加し、あるいは一部を削除してもよく、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施することも可能であることは勿論である。
1,1′:インバータ装置 2:負荷(プラズマ発生用の放電部)
10:昇圧トランス 11:全波整流回路 12:制御IC(制御回路)
13:補助電源回路 14:入力電圧検出回路(入力電圧検出手段)
15:電流検出手段 16:ゼロクロス回路 17:反転回路
18:比較回路(比較手段、第1の比較手段) 19,29:AND回路
21:比較回路(第2の比較手段) 22:シフトレジスタ(シフト手段)
23:発振器(OSC)
Q:スイッチング素子 T1,T2:トランス Np1,Np2:励磁巻線
Ns1,Ns2:出力巻線 Nh:補助巻線
Nd:第3次巻線(出力電圧検出手段) Tr:トランジスタ
CT:カレントトランス Rs:電流検出用の抵抗 Co:負荷容量
Vin:入力電圧 Vout:出力電圧 Sp:スイッチング信号
Sin:入力電圧検出信号 Sout:出力電圧検出信号 Sid:電流検出信号
CLK:クロック信号 Di:電流大期間信号 Sc:出力大期間信号
Zx:ゼロクロス信号 /Zx:反転ゼロクロス信号
特開2009−11144号公報 国際公開第2007/060941号パンフレット
それによって、制御IC12は、電流大期間を示す情報である信号Diと出力大期間を示す情報である信号SScとに対応するフィードバック信号Sfに基づいて、スイッチング信号Spのデューティ比を制御し、スイッチング素子Qをオンにする期間を調整する。
その際、制御回路である制御IC12は、スイッチング素子Qをオンにする期間を、電流大期間及び出力大期間がいずれも基準値より長いほど長くし、短いほど短くするように調整するとよい。
この例では、電流大期間及び出力大期間がいずれも基準値より長いほど入力電圧が低くなっているので、次にスイッチング素子Qをオンにする期間を長くする。電流大期間及び出力大期間がいずれも基準値より短いほど入力電圧が高くなっているので、次にスイッチング素子Qをオンにする期間を短くするように調整する。
このようにして、入力電圧Vinが変動しても、昇圧トランス10に励磁電流Ipによって蓄えられるエネルギー量がなるべく変動しないようにして、出力電圧Vout の波高値が一定になるように制御する。

Claims (10)

  1. 制御回路にオン・オフ制御されるスイッチング素子によって入力電圧をスイッチングして、該スイッチング素子がオンの期間に昇圧トランスの励磁巻線に励磁電流を流し、該スイッチング素子がオフの期間に前記昇圧トランスの出力巻線から交流半波波形の出力電圧を出力するインバータ装置において、
    前記入力電圧の状態を電圧で検出する入力電圧検出手段と、
    前記スイッチング素子に流れる電流を電圧に変換して検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段による電流検出値と前記入力電圧検出手段による入力電圧検出値とを比較して、前記電流検出値が前記入力電圧検出値を超える電流大期間を検出する比較手段とを有し、
    該比較手段が検出した前記電流大期間を示す情報に基づいて、前記制御回路が前記スイッチング素子をオンにする期間を調整することを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記制御回路は、前記スイッチング素子をオンにする期間を、前記電流大期間が基準値より長いほど長くし、短いほど短くするように調整することを特徴とする請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 制御回路にオン・オフ制御されるスイッチング素子によって入力電圧をスイッチングして、該スイッチング素子がオンの期間に昇圧トランスの励磁巻線に励磁電流を流し、該スイッチング素子がオフの期間に前記昇圧トランスの出力巻線から交流半波波形の出力電圧を出力するインバータ装置において、
    前記入力電圧の状態を電圧で検出する入力電圧検出手段と、
    前記スイッチング素子に流れる電流を電圧に変換して検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段による電流検出値と前記入力電圧検出手段による入力電圧検出値とを比較して、前記電流検出値が前記入力電圧検出値を超える電流大期間を検出する第1の比較手段と、
    前記出力電圧の状態をその瞬時値に対応した電圧で検出する出力電圧検出手段と、
    前記入力電圧検出手段による入力電圧検出値と前記出力電圧検出手段による出力電圧検出値とを比較して、前記出力電圧検出値が前記入力電圧検出値を超える出力大期間を検出する第2の比較手段とを有し、
    前記第1の比較手段が検出した前記電流大期間を示す情報と、前記第2の比較手段が検出した前記出力大期間を示す情報とによって、前記制御回路が前記スイッチング素子をオンにする期間を調整することを特徴とするインバータ装置。
  4. 前記制御回路は、前記スイッチング素子をオンにする期間を、前記電流大期間及び前記電圧大期間がいずれも基準値より長いほど長くし、短いほど短くするように調整することを特徴とする請求項3に記載のインバータ装置。
  5. 請求項3又は4に記載のインバータ装置において、前記第2の比較手段が検出した前記出力大期間を示す情報を、前記スイッチング素子がONの期間に対応するように所定期間シフトさせて出力するシフト手段と、該シフト手段によって所定期間シフトされた前記出力大期間を示す情報と前記第1の比較手段が検出した前記電流大期間を示す情報とのアンドを取るAND手段とを設け、該AND手段の出力情報によって、前記制御回路が前記スイッチング素子をオンにする期間を調整することを特徴とするインバータ装置。
  6. 前記シフト手段は、前記スイッチングの周波数より高い周波数のクロック信号に同期して、前記出力大期間を示す情報を取り込んで、該情報を前記所定期間シフトさせて出力するシフトレジスタであることを特徴とする請求項5に記載のインバータ装置。
  7. 前記出力電圧検出手段は、前記昇圧トランスに設けた第3次巻線によって、前記出力電圧に同期して波高値が該出力電圧より小さい波形の電圧を発生することを特徴とする請求項3から6のいずれ一項に記載のインバータ装置。
  8. 前記電流検出手段は、前記スイッチング素子に流れる電流を該電流の経路に介挿したカレントトランスによって電圧に変換して検出することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のインバータ装置。
  9. 前記電流検出手段は、前記スイッチング素子に流れる電流を該電流の経路に介挿した抵抗によって電圧に変換して検出することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のインバータ装置。
  10. 前記昇圧トランスを、別個のコアを持つ同じ特性の複数のトランスによって構成し、該複数の各トランスの励磁巻線を互いに並列又は直列に接続して同時に前記励磁電流を流し、前記各トランスの出力巻線を互いに直列又は並列に接続して、前記出力電圧を出力させるようにしたことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のインバータ装置。
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