JP2016151679A - 画像形成装置、画像の形成動作の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像の形成動作の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】周期的な画像の形成動作を停止させる前と再開させた後の各画像の位相を一致させる。
【解決手段】画像形成装置は、長尺紙上に、同一サイズの複数の画像を周期的に形成する(S4)画像形成部と、前記画像形成部の前記画像の形成動作の停止及び再開を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像の形成動作を停止させた後に再開させる場合、前記画像の形成動作の停止前に形成された各画像と、前記画像の形成動作の再開後に形成される各画像との間の前記長尺紙の長さが、前記画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、前記画像の形成を再開する位置を調整する(S7〜S9)。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置、画像の形成動作の制御方法及びプログラムに関する。
画像形成装置のなかには、カット紙だけでなく、長尺紙上に画像を形成できるものもある。
長尺紙の一例としてはロール紙があり、ロール紙対応の画像形成装置により、ロール紙上に同一の画像を周期的に形成した後、ロール紙を後処理装置に移し替えてカットすることにより、ラベル等を製造することができる。
周期的に形成された各画像は、ロール紙の搬送方向における位置が一定間隔であるため、後処理装置においては、最初の画像の始端位置に合わせて最初のカット位置を設定し、カットする間隔を画像の1周期と同じ間隔に設定するだけで、連続的なカットを実行することができる。
しかしながら、画像の形成動作を停止した後に再開する場合、停止前の画像と再開後の画像間に空白が生じ、再開後の各画像の位相が停止前の各画像の位相とずれることがある。これは、画像形成の停止中にもロール紙の搬送が行われるためである。一般的に、搬送速度の急激な変化によって生じるロール紙のしわ等の搬送不良を防ぐため、画像の形成を停止した直後にロール紙の搬送を停止するのではなく、搬送速度を徐々に減速して停止する。再開時もロール紙の搬送速度を徐々に増速して搬送速度が安定した後に画像の形成を再開する。このように、画像形成の停止中にもロール紙の搬送が行われると、画像の形成を再開する位置によっては、停止前の各画像と再開後の各画像の位相がずれてしまうことがある。
また、ロール紙が高温の定着装置内に停留して焦げ付いたり変形したりしないように、画像の形成を停止した後もロール紙の搬送を行うことがある(例えば、特許文献1参照。)。この場合も、画像形成の停止中にロール紙の搬送が行われるため、停止前と再開後の画像の位相がずれてしまうことがある。
特開2008−233770号公報
停止前と再開後の画像の位相がずれると、後処理装置において、ユーザーがロール紙上の再開後の最初の画像の始端位置に合わせて最初のカット位置を再設定する必要がある。ロール紙のどの位置で画像の形成を再開したのか、ユーザーが逐一確認しなければならず、非常に煩雑な作業である。このようなユーザーの作業を省略するには、後処理装置において再開後の最初の画像の位置を検出し、最初のカット位置を自動的に再設定すればよいが、そのための検出機構を設ける必要があり、コストの上昇を招く。
本発明の課題は、周期的な画像の形成動作を停止させる前と再開させた後の各画像の位相を一致させることである。
請求項1に記載の発明によれば、
長尺紙上に、同一サイズの複数の画像を周期的に形成する画像形成部と、
前記画像形成部の前記画像の形成動作の停止及び再開を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記画像の形成動作を停止させた後に再開させる場合、前記画像の形成動作の停止前に形成された各画像と、前記画像の形成動作の再開後に形成される各画像との間の前記長尺紙の長さが、前記画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、前記画像の形成を再開する位置を調整することを特徴とする画像形成装置が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、
前記画像形成部は、前記画像の形成動作の停止時、画像の形成を停止するとともに、長尺紙の搬送速度の減速を開始し、前記画像の形成動作の再開時、長尺紙の搬送速度の増速を開始し、画像の形成が可能な状態に至ると、画像の形成を再開し、
前記制御部は、前記画像の形成を停止してから前記画像の形成を再開するまでの間に搬送される前記長尺紙の長さが、前記画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、前記画像の形成が可能な状態に至った後、前記画像の形成を再開するタイミングを調整することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、
前記画像形成部は、前記画像の形成動作の停止時、画像の形成を停止するとともに長尺紙の搬送速度の減速を開始し、減速により搬送が停止するか、一定速度に至ると長尺紙の低速搬送を開始し、前記画像の形成動作の再開時、前記低速搬送を終了して長尺紙の搬送速度の増速を開始し、画像の形成が可能な状態に至ると、画像の形成を再開し、
前記制御部は、前記画像の形成を停止してから前記画像の形成を再開するまでの間に搬送される長尺紙の長さが、前記画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、前記低速搬送時の搬送時間を調整することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置が提供される。
請求項4に記載の発明によれば、
前記制御部は、前記画像の形成を停止してから前記画像の形成を再開するまでの間に搬送される長尺紙の長さが、前記画像の1周期の整数倍の長さに相当する複数の候補位置のうち、いずれか1つの候補位置を選択し、選択した1つの候補位置において前記画像の形成を再開させることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置が提供される。
請求項5に記載の発明によれば、
前記制御部は、前記複数の候補位置のうち、前記画像の形成が可能な状態に至る位置の直後に位置する1つの候補位置を選択することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置が提供される。
請求項6に記載の発明によれば、
前記制御部は、前記複数の候補位置を画像の形成の再開位置に一致させるために必要な前記低速搬送の搬送時間をそれぞれ算出し、算出した各搬送時間のうち、ユーザーにより選択された搬送時間に対応する1つの候補位置を選択することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置が提供される。
請求項7に記載の発明によれば、
画像形成部が同一サイズの複数の画像を長尺紙上に周期的に形成する、画像の形成動作の制御方法であって、
前記画像の形成動作を停止させた後に再開させる場合、前記画像の形成動作の停止前に形成された各画像と、前記画像の形成動作の再開後に形成される各画像との間の前記長尺紙の長さが、前記画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、前記画像の形成を再開する位置を調整することを特徴とする画像の形成動作の制御方法が提供される。
請求項8に記載の発明によれば、
画像形成部が同一サイズの複数の画像を長尺紙上に周期的に形成する、画像の形成動作の開始及び停止を制御するコンピューターに、
前記画像の形成動作を停止させた後に再開させる場合、前記画像の形成動作の停止前に形成された各画像と、前記画像の形成動作の再開後に形成される各画像との間の前記長尺紙の長さが、前記画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、前記画像の形成を再開する位置を調整するステップを実行させることを特徴とするプログラムが提供される。
本発明によれば、周期的な画像の形成動作を停止させる前と再開させた後の各画像の位相を一致させることができる。
本実施の形態の画像形成装置が用いられた画像形成システムの概略構成を示す正面図である。 図1の画像形成装置の主な構成を機能ごとに示すブロック図である。 画像の形成動作の停止前と再開後の画像の周期が一致していないときのロール紙上の画像を示す上面図である。 第1の実施の形態の画像形成装置が、画像の形成を再開する位置を調整する処理手順を示すフローチャートである。 画像の形成動作を停止したときのロール紙と、当該ロール紙の搬送方向の位置及び搬送速度の一例を示す図である。 第2の実施の形態の画像形成装置が、画像の形成を再開する位置を調整する処理手順を示すフローチャートである。 画像の形成動作を停止したときのロール紙と、当該ロール紙の搬送方向の位置及び搬送速度の一例を示す図である。 1つの候補位置を搬送時間により選択できる操作画面例を示す図である。 画像の形成動作を停止する前の各画像の終端位置を始点として、画像の形成が再開されるまでのロール紙の長さを決定する例を示す図である。
以下、本発明の画像形成装置、画像の形成動作の制御方法及びプログラムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態の画像形成装置10が用いられた画像形成システムGの概略構成を示している。
画像形成システムGは、図1に示すように、ロール紙上に画像を形成する画像形成装置10、ロール紙を巻き出して画像形成装置10に供給する給紙装置30、画像形成装置10により画像が形成されたロール紙を巻き取る排紙装置40を備えている。
また、画像形成システムGは、図1に示すように、加工装置50、搬送調整装置61及び62を備えている。
加工装置50は、画像形成装置10より画像が形成されたロール紙のデカール加工、ラミネート加工等を行う。
搬送調整装置61及び62は、給紙装置30と画像形成装置10間、画像形成装置10と加工装置50間にそれぞれ配置され、画像形成装置10において搬送されるロール紙のテンションを一定に調整する。
図2は、画像形成装置10の構成を機能ごとに表している。
画像形成装置10は、図2に示すように、制御部11、記憶部12、操作部13、表示部14、通信部15、画像生成部16、画像読取部17、画像メモリー18、画像処理部19及び画像形成部20を備えて構成されている。
制御部11は、記憶部12に記憶されているプログラムを読み出し、当該プログラムを実行することにより、画像形成装置10の各部を制御する。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成することができる。
例えば、制御部11は、画像生成部16又は画像読取部17により生成された原画像データを画像処理部19により画像処理させて、画像処理後の原画像データの各画素の階調値に応じて画像形成部20によりロール紙上に画像を形成させる。
記憶部12は、制御部11により読み取り可能なプログラム、プログラムの実行時に用いられるファイル等を記憶している。記憶部12としては、ハードディスク等の大容量メモリーを用いることができる。
操作部13及び表示部14は、ユーザーインターフェイスとして、図1に示すように画像形成装置10の上部に設けられている。
操作部13は、ユーザーの操作に応じた操作信号を生成し、制御部11に出力する。操作部13としては、例えばキー、表示部14と一体に構成されたタッチパネル等が挙げられる。
表示部14は、制御部11の指示にしたがって操作画面等を表示する。表示部14としては、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro Luminescence Display)等を用いることができる。
通信部15は、ユーザー端末、サーバー、他の画像形成装置等のネットワーク上の外部装置と通信する。
例えば、通信部15は、ユーザー端末からネットワークを介して、画像を形成する指示内容がページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたデータ(以下、PDLデータという)を受信する。
画像生成部16は、PDLデータのラスタライズ処理を実施することによって、ビットマップ形式の原画像データを、C(シアン)、M(マジェンタ)、Y(イエロー)及びK(黒)の色ごとに生成する。
画像読取部17は、ユーザーがセットした原稿を読み取り、ビットマップ形式の原画像データを、R(赤)、G(緑)及びB(青)の色ごとに生成する。
画像メモリー18は、画像生成部16又は画像読取部17により生成された原画像データを一時的に保持するバッファーメモリーである。画像メモリー18としては、DRAM(Dynamic RAM)等を用いることができる。
画像処理部19は、画像読取部17により生成されたR、G及びBの各色の原画像データを色変換し、C、M、Y及びKの各色の原画像データを出力する。
また、画像処理部19は、色変換後の原画像データ又は画像生成部16により生成された原画像データに階調補正処理、中間調処理等の画像処理を施す。階調補正処理は、原画像データの各画素の階調値を、用紙上に形成された画像の濃度が目標の濃度と一致するように補正された階調値に変換する処理である。中間調処理は、例えば誤差拡散処理、組織的ディザ法を用いたスクリーン処理等である。
画像形成部20は、画像処理部19により画像処理された原画像データに基づいて、複数の色からなる画像をロール紙上に形成する。画像形成部20は、画像を形成するタイミングに合わせて、給紙装置30、排紙装置40、搬送調整装置61及び62によるロール紙の搬送を制御する。
画像形成部20は、図1に示すように、4つの書込みユニット21、中間転写ベルト22、2次転写ローラー23及び定着装置24を備えている。なお、画像形成部20は、カット紙上に画像を形成することもでき、カット紙の給紙トレイ25及びカット紙の表裏を反転させる搬送経路26を備えている。
各書込みユニット21は、中間転写ベルト22のベルト面に沿って直列(タンデム)に配置されている。中間転写ベルト22は、複数のローラーにより巻き回されて回転する像担持体である。複数のローラーのなかには、1次転写ローラー2f及び2次転写ローラー23が含まれる。2次転写ローラー23及び定着装置24は、給紙トレイ25から搬送される用紙の搬送経路上に配置されている。
4つの書込みユニット21は、それぞれC、M、Y及びKの色の画像を形成する。各書込みユニット21の構成は同じであり、図1に示すように、光走査装置2a、感光体2b、現像部2c、帯電部2d、クリーニング部2e及び1次転写ローラー2fを備えている。
画像形成時、各書込みユニット21では、帯電部2dにより感光体2bに電圧を印加して帯電させた後、光走査装置2aにより原画像データに基づいて発光させた光束で感光体2b上を走査して静電潜像を形成する。現像部2cによりトナー等の色材を供給して、感光体2b上の静電潜像を現像すると、感光体2b上に画像が形成される。
各書込みユニット21の感光体2b上に各色の画像を形成すると、それぞれの1次転写ローラー2fにより、中間転写ベルト22上に順次重ねて1次転写し、複数の色からなる画像を形成する。1次転写後、各書込みユニット21において、クリーニング部2eにより感光体2b上に残留する色材を除去する。
中間転写ベルト22上の画像を、2次転写ローラー23によって給紙装置30から供給されたロール紙上に2次転写する。転写後の用紙を、定着装置24により加熱及び加圧し、画像をロール紙に定着させる。
上記画像形成装置10は、同一サイズの複数のページの画像を、ロール紙の搬送方向に周期的に形成することができる。例えば、商品ラベルのように全ページの画像を同一の画像として形成することもできるし、宛名ラベルのように各ページ中に無定形の画像領域があり、この無定形の画像領域内の画像をページごとに異なる画像に差し替えて形成することもできる。画像形成後のロール紙を後処理装置に移し替えて、各画像の周期と同じ一定間隔でロール紙をカットすることにより、各ページのカット用紙を得ることができる。
ロール紙上の各ページの画像が連続していれば、後処理装置において最初の画像の始端位置に合わせて最初のカット位置を設定し、各画像の1周期と同じカット間隔を設定することにより、各ページの画像間を連続してカットすることができる。
しかしながら、各ページの画像の形成動作を停止した後に再開している場合、再開後に形成された各画像の位相が停止前に形成された各画像の位相とずれていることがある。位相がずれていると、後処理装置において、再開後の最初の画像の始端位置に合わせて、最初のカット位置を設定し直さなければならない。
図3は、画像の形成動作を停止した後、再開したときのロール紙上の画像を示している。
画像の形成を停止する際、ロール紙の搬送も停止するが、ロール紙の搬送速度の急激な変化はロール紙のしわや破れ等の搬送不良を生じさせる。このような搬送不良を避けるため、画像の形成動作の停止時にはロール紙の搬送速度を徐々に減速することが一般的である。画像の形成を再開する際も同様に、ロール紙の搬送速度を徐々に増速することが一般的である。このような搬送制御によれば、画像形成の停止中もロール紙の搬送が行われるため、画像の形成を再開する位置によっては、再開後の各画像の位相が停止前の各画像の位相と一致しなくなってしまう。
後処理装置において、停止前の各画像に対するカット位置(図3中の黒の矢印で示すカット位置)は、停止前の各画像の位相に応じたカット位置である。停止前と再開後の各画像の位相が一致していないと、図3に示すように、停止前の画像に対するカット位置が再開後の画像間に位置せず、停止前の画像と再開後の画像を連続してカットすることができない。再開後の画像に対するカット位置を、再開後の画像の位相に応じたカット位置(図3中の白の矢印で示すカット位置)とするためには、カットを中断し、再開後の最初の画像の始端位置に合わせて最初のカット位置を再設定する必要がある。
上記画像形成装置10は、このようなカットの中断及びカット位置の再設定を不要にするため、周期的な画像の形成動作の停止前と再開後の各画像の位相が一致するように、ロール紙の搬送方向において画像の形成を再開する位置を調整する。
図4は、画像形成装置10が、画像の形成を再開する位置を調整する際の処理手順を示している。
画像形成時、画像形成装置10では、図4に示すように、制御部11がページのカウント数Nを1に設定する(ステップS1)。設定後のカウント数Nが全ページ数に至っていない場合(ステップS2;N)、制御部11は画像形成部20に対してNページ目の画像の形成の開始を指示する。画像形成部20は、制御部11の指示にしたがって画像の形成を開始する(ステップS3)。
画像の形成を開始後、操作部13を介してユーザーにより停止が指示されたか、制御部11が点検等のために停止の必要があると判断し、画像の形成動作の停止を決定した場合(ステップS4;Y)、制御部11は画像形成部20に対して画像の形成動作の停止を指示する。
画像形成部20は、停止の指示に応じて画像の形成を停止するとともに、ロール紙の搬送速度の減速を開始する(ステップS5)。なお、1ページの画像の形成中に停止の指示があった場合には、当該画像を形成し終えてから画像の形成を停止する。
画像形成部20は、定着装置24によるロール紙の焦げ付き、変形等を防止するために、画像形成の停止中もロール紙の低速搬送を行うことができる。このロール紙の低速搬送は、間欠的な搬送であっても連続的な搬送であってもよい。画像形成部20は、間欠的な搬送を行う場合は減速によりロール紙が停止してから一定時間ごとに一定の長さのロール紙の搬送を行い、連続的な搬送を行う場合は減速により搬送速度が一定速度に至ると当該一定速度の搬送を継続する。いずれの場合も低速搬送時の搬送時間に対する低速搬送したロール紙の長さで求められる搬送速度が、画像形成時の搬送速度よりも低速である。
その後、操作部13を介してユーザーにより再開が指示されたか、制御部11が停止の必要がなくなったと判断した場合、制御部11は画像の形成動作の再開を決定する(ステップS6;Y)。
画像の形成動作の再開時、画像形成部20は、通常、ロール紙の搬送速度の増速を開始した後、画像の形成が可能な状態に至るとすぐに画像の形成を再開する。画像の形成が可能な状態とは、増速により画像形成時の一定速度に至った後、当該一定速度による搬送が安定化した状態をいう。
停止前の各画像と再開後の各画像間のロール紙の長さ、すなわち画像形成部20が画像の形成を停止してから画像の形成を再開するまでの間に搬送されるロール紙の長さが、画像の1周期の整数倍の長さに相当する位置において画像の形成を再開するように再開位置を調整すれば、停止前と再開後の各画像の位相が一致する。よって、制御部11は、本来の画像の形成を再開するタイミングは画像の形成が可能な状態に至るタイミングであるが、画像の形成の停止から再開までの間に搬送されるロール紙の長さが、画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、この画像の形成を再開するタイミングを遅延させる調整を行う。
再開位置の調整のため、制御部11は、画像の形成を再開するタイミングの遅延時間を決定する(ステップS7)。
まず、制御部11は、画像の形成を停止してから画像の形成が可能な状態に至るまでの間に搬送されるロール紙の長さを算出する。そして、制御部11は、算出した長さと、画像の1周期の整数倍の長さとの差を、画像の形成が可能な状態に至ってから画像の形成を再開するまでの間に、搬送すべきロール紙の長さとして算出する。
図5は、画像の形成動作を停止したときのロール紙と、当該ロール紙の搬送方向における位置及び搬送速度の一例を示している。なお、図5に示す搬送速度は、画像形成の停止中もロール紙の低速搬送を間欠的に行う場合の例である。
図5に示すように、画像形成部20が画像の形成を停止し、かつロール紙の搬送の減速を開始した位置P1から、ロール紙が停止し、ロール紙の低速搬送を開始する位置P2までの間に、長さd1のロール紙が搬送される。
また、ロール紙の低速搬送を開始する位置P2から、当該低速搬送を終了してロール紙の搬送速度の増速を開始する位置P3までの間に、長さd2のロール紙が搬送される。
ロール紙の搬送速度の増速を開始した位置P3から、画像の形成が可能な状態に至る位置P4までの間には、長さd3のロール紙が搬送される。
よって、画像の形成を停止してから画像の形成が可能な状態に至るまでの間に搬送されるロール紙の長さはd1+d2+d3である。
位置P1から位置P2までのロール紙の長さd1と位置P3から位置P4までのロール紙の長さd3は、ロール紙の種類によって一定である。よって、ロール紙の種類ごとにロール紙の長さd1及びd3が定められたテーブルを記憶部12に保存し、当該テーブルから制御部11がロール紙の種類に応じた長さd1及びd3を取得すればよい。
ロール紙の長さd2は、画像形成の停止中の低速搬送の搬送速度に、低速搬送時の搬送時間(位置P2から位置P3までに要した時間)を乗算することにより求めることができる。
画像の形成を停止してから再開までの間に搬送されるロール紙の長さが画像の1周期の長さLのn倍となるのであれば、画像の形成の再開位置とすることができる。画像の1周期の長さLは、ロール紙の搬送方向において1ページの画像の始端から終端までの形成に必要なロール紙の長さに相当する。nは、1以上の整数のうち、n×Lがd1+d2+d3を超えるときの整数であればよい。図5においては、画像の形成を停止した位置P1からのロール紙の長さが、n×Lでありかつd1+d2+d3を超える複数の位置Y1、Y2、Y3、Y4・・・が、画像の形成の再開の候補位置となり得る。
制御部11は、複数の候補位置のうちのいずれか1つを再開位置として任意に選択することができる。
例えば、ユーザーが希望する1つの候補位置を選択することができる。また、n×Lがd1+d2+d3を超えるnのうち、最小のnを選択することにより、画像の形成が可能な状態に至った位置P4の直後の候補位置を、画像の形成の再開位置として選択することができる。これにより、画像の形成を速やかに再開することができる。
図5において位置Y1を画像の形成の再開位置として選択する場合、位置P1から再開位置Y1までの間に搬送されるロール紙の長さn×Lと、位置P1から位置P4までの間に搬送されるロール紙の長さd1+d2+d3の差が、画像の形成が可能な状態に至った位置P4から再開位置Y1までの間に、搬送すべきロール紙の長さd4である。
なお、画像形成の停止中にロール紙の低速搬送を行わない場合、図5中の位置P2と位置P3が同じ位置となるため、位置P1から位置P4までの間に搬送されるロール紙の長さはd1+d3である。この場合、ロール紙の長さd4は、n×Lとd1+d3の差を算出することによって求めることができる。
制御部11は、算出した長さd4と、画像形成時のロール紙の搬送速度とから、位置P4から再開位置Y1までのロール紙の搬送に要する時間を算出し、遅延時間として決定する。
次に、制御部11は、ロール紙の搬送速度の増速を開始する位置P3から画像形成が可能な状態に至る位置P4までのロール紙の搬送時間と、算出した遅延時間の合計時間を算出する。位置P3と位置P4間のロール紙の搬送時間は、ロール紙の種類によって一定である。よって、ロール紙の種類ごとに位置P3と位置P4間の搬送時間を定めたテーブルを記憶部12に保存し、このテーブルから制御部11がロール紙の種類に応じた時間を取得すればよい。
制御部11は、画像形成部20に対して画像の形成動作の再開を指示し、ロール紙の搬送速度の増速を開始させる(ステップS8)とともに、増速を開始してから算出した合計時間の経過後に画像の形成を再開させる(ステップS9)。これにより、ステップS7において算出した遅延時間だけ、画像の形成を再開するタイミングを本来のタイミングから遅延させることができる。
1ページの画像の形成が終了すると、制御部11はページのカウント数Nを1だけインクリメントする(ステップS10)。ステップS4において画像の形成動作を停止せずに1ページの画像の形成を終えた場合も(ステップS4;N)、ステップS10の処理へ移行してカウント数Nのインクリメントを行う。インクリメント後、ステップS2の処理へ戻り、制御部11はページのカウント数Nが全ページ数に至ったと判断した場合は(ステップS2;Y)、画像の形成を終了する(ステップS11)。
以上のように、第1の実施の形態の画像形成装置10は、ロール紙上に、同一サイズの複数のページの画像を周期的に形成する画像形成部20と、画像形成部20の画像の形成動作の停止及び再開を制御する制御部11と、を備えている。制御部11は、画像の形成動作を停止させた後に再開させる場合、画像の形成動作の停止前に形成された各画像と、画像の形成動作の再開後に形成される各画像との間のロール紙の長さが、画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、画像の形成を再開する位置を調整する。
具体的には、画像形成部20が、画像の形成動作の停止時、画像の形成を停止するとともに、ロール紙の搬送速度の減速を開始し、画像の形成動作の再開時、ロール紙の搬送速度の増速を開始し、画像の形成が可能な状態に至ると、画像の形成を再開し、制御部11が、画像の形成を停止してから画像の形成を再開するまでの間に搬送されるロール紙の長さが、画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、画像の形成が可能な状態に至った後、画像の形成を再開するタイミングを調整する。
これにより、周期的な画像の形成動作を停止させる前と再開させた後の各画像の位相を一致させることができる。後処理装置においてロール紙のカットを行う場合も、停止前の画像と再開後の画像とで最初のカット位置を変更する必要がなく、連続的なカットを実行することができ、生産性が向上する。
また、第1の実施の形態においては、画像の形成を再開するタイミングを遅延させる調整によって再開位置を調整できるので、ユーザーにより再開が指示された場合にすぐに再開のためのロール紙の搬送速度の増速を開始して画像の形成の再開準備を行うことができる。
〔第2の実施の形態〕
上記第1の実施の形態では、画像の形成を再開するタイミングの調整により、画像の形成を再開する位置を調整したが、第2の実施の形態の画像形成装置は、画像形成の停止中にロール紙を低速搬送する搬送時間を調整することによって、画像の形成を再開する位置を調整する。
第2の実施の形態の画像形成装置は、第1の実施の形態の画像形成装置10と同じ構成であり、その処理手順を下記のように変更することによって実現することができる。
図6は、画像形成装置10が、画像形成の停止中にロール紙を搬送する時間を調整することによって画像の形成の再開位置を調整する場合の処理手順を示している。図6に示す処理手順において、図4に示す処理手順中の処理と同じ処理には、同じステップ番号(S1〜S5、S10及びS11)を付して、異なる処理のみ説明する。
図6に示すように、画像の形成動作の停止を決定後(ステップS4;Y)、制御部11の停止の指示に応じて、画像形成部20が画像の形成を停止するとともに、ロール紙の搬送速度の減速を開始する(ステップS5)。減速によりロール紙の搬送が停止するか、一定速度に至ると、画像形成部20はロール紙の低速搬送を開始する(ステップS21)。
一方、制御部11は、画像の形成を再開する複数の候補位置を決定し、そのうちのいずれか1つの候補位置を選択する(ステップS22)。
図7は、画像の形成動作を停止したときのロール紙と、当該ロール紙の搬送方向における位置及び搬送速度の一例を示している。図7に示す搬送速度は、画像形成の停止中にもロール紙の低速搬送を連続的に行う場合の例である。
図7に示すように、画像形成部20が画像の形成を停止し、かつロール紙の搬送速度の減速を開始した位置P1から、ロール紙の低速搬送を開始する位置P2までの間に、長さd1のロール紙が搬送される。
また、低速搬送を開始した位置P2から、当該低速搬送を終了し、搬送速度の増速を開始する位置P3までの間に、長さd2のロール紙が搬送される。
ロール紙の搬送速度の増速を開始した位置P3から、画像の形成が可能な状態に至る位置P4までの間に長さd3のロール紙が搬送される。
上述したように、長さd1及びd3はロール紙の種類によって一定であるので、テーブルからロール紙の種類に応じた長さd1及びd3を取得することができる。
また、長さd2は、低速搬送時の搬送速度と搬送時間から算出することができる。
画像形成部20は、画像の形成が可能な状態に至ると、すぐに画像の形成を再開するので、画像の形成を停止した位置P1から画像の形成が可能な状態に至る位置P4までの間に搬送されるロール紙の長さd1+d2+d3が、画像の1周期の長さLのn倍に相当する位置を、画像の形成を再開する候補位置とすることができる。nは、1以上の整数のうち、n×Lがd1+d3を超える整数であればよい。図7においては、画像の形成を停止した位置P1からのロール紙の長さが、n×Lであり、かつd1+d2を超える複数の位置Y1、Y2、Y3、Y4・・・を、候補位置として決定することができる。
制御部11は、複数の候補位置から任意に1つの候補位置を選択することができる。第1の実施の形態のように、n×Lがd1+d3を超える最小のnを選択し、画像形成の停止中のロール紙の搬送時間をできるだけ短くすることもできるし、ユーザーが希望する1つの候補位置を選択することもできる。
1つの候補位置を選択すると、制御部11は、画像の形成を停止した位置P1から選択した1つの候補位置までの間に搬送されるロール紙の長さn×Lと、ロール紙の長さd1+d3の差を、画像形成の停止中に低速搬送すべきロール紙の長さd2として算出する。制御部11は、算出した長さd2と、低速搬送時の搬送速度とから、位置P2から位置P3までの低速搬送時の搬送時間を算出する(ステップS23)。
制御部11は、算出した搬送時間と、ロール紙の減速を開始した位置P1からロール紙の低速搬送を開始した位置P2までのロール紙の搬送時間の合計時間を算出する。この位置P1から位置P2までの搬送時間は、ロール紙の種類によって一定であるので、ロール紙の種類ごとに位置P1と位置P2間の搬送時間を定めたテーブルを記憶部12に保存し、このテーブルから制御部11がロール紙の種類に応じた時間を取得すればよい。そして、画像の形成を停止した位置P1から合計時間が経過すると、制御部11は画像形成部20に対して画像の形成動作の再開を指示する。
画像形成部20は、再開の指示に応じてロール紙の搬送速度の増速を開始し、画像の形成が可能な状態に至ると、画像の形成を再開する(ステップS24)。
画像の形成の再開後の処理手順(ステップS10及びS11)は、第1の実施の形態と同じ処理手順であるので、説明を省略する。
なお、ユーザーが希望する候補位置を選択する場合、制御部11は、複数の候補位置、例えば3つの候補位置Y1、Y2及びY3を画像の形成の再開位置に一致させるために必要な低速搬送時の搬送時間をそれぞれ算出し、算出した各搬送時間によってユーザーが1つの候補位置を選択できるようにしてもよい。
例えば、画像の1周期の長さLが50cmであり、ロール紙の長さd1+d3が30cmである場合、画像の形成を停止した位置P1からのロール紙の長さが1×L倍(50cm)、2×L倍(100cm)及び3×L倍(150cm)のそれぞれに相当する3つの位置を候補位置とすることができる。画像の形成を再開するタイミングを各候補位置に一致させるため、位置P2から位置P3まで低速搬送すべきロール紙の長さd2は、それぞれ20cm、70cm及び120cmである。低速搬送時の搬送速度が1cm/secである場合、低速搬送時の搬送時間はそれぞれ20秒、70秒及び120秒である。
制御部11は、算出した各搬送時間を選択できる操作画面を表示部14により表示させる。
図8は、各搬送時間を自動で再開するまでの時間として選択できる操作画面の一例を示している。
図8に示すように、操作画面には、20秒、70秒及び120秒の搬送時間を択一的に選択できる3つのボタンk1が表示されている。ユーザーのボタンk1の操作によりいずれかの搬送時間が選択されると、制御部11は選択された搬送時間に対応する1つの候補位置を画像形成の再開位置として選択する。
各搬送時間のボタンk1を選択することにより、選択した時間の経過後に画像の形成を自動で再開させることができるが、図8に示すように、自動で再開しない、すなわちユーザーによるスタートボタンの操作に応じて再開することを選択できるボタンk2を表示することもできる。このボタンk2が操作された場合は、第1の実施の形態で説明した処理手順によって、ユーザーのスタートボタンの操作により画像形成の再開を決定して、再開位置を調整すればよい。
以上のように、第2の実施の形態の画像形成装置10は、第1の実施の形態と同様に、ロール紙上に、同一サイズの複数のページの画像を周期的に形成する画像形成部20と、画像形成部20の画像の形成動作の停止及び再開を制御する制御部11と、を備えている。制御部11は、画像の形成動作を停止させた後に再開させる場合、画像の形成動作の停止前に形成された各画像と、画像の形成動作の再開後に形成される各画像との間のロール紙の長さが、画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、画像の形成を再開する位置を調整する。
第2の実施の形態において、画像形成部20は、画像の形成動作の停止時、画像の形成を停止するとともにロール紙の搬送速度の減速を開始し、減速により搬送が停止するか、一定速度に至るとロール紙の低速搬送を開始し、画像の形成動作の再開時、低速搬送を終了してロール紙の搬送速度の増速を開始し、画像の形成が可能になると画像の形成を再開する。制御部11は、画像の形成を停止してから画像の形成を再開するまでの間に搬送されるロール紙の長さが、画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、低速搬送時のロール紙の搬送時間を調整する。
これにより、周期的な画像の形成動作を停止させる前と再開させた後の各画像の位相を一致させることができる。後処理装置においてロール紙のカットを行う際、停止前の画像と再開後の画像とで最初のカット位置を変更する必要がなく、連続的なカットを実行することができ、生産性が向上する。
また、第2の実施の形態によれば、ロール紙上の画像や停止原因等の確認に必要な時間に合わせて、低速搬送時の搬送時間を調整することができる。さらに、搬送時間の経過後に自動再開させることができるので、再開のためのスタートボタンの操作が不要となり、利便性が高い。
上記実施の形態は本発明の好適な一例であり、これに限定されない。本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本発明は上述したような巻かれた状態のロール紙に限定されず、長尺紙であれば適用可能である。長尺紙は、カット紙のように搬送方向のサイズが規定のサイズにカットされておらず、搬送方向の長さが長尺の用紙をいう。
また、第1及び第2の実施の形態を組み合わせて、画像の形成を再開する複数の候補位置のうち、ユーザーにより選択された1つの候補位置において自動再開するように、画像の形成を再開するタイミングを遅延させることもできる。
また、画像の形成を停止してから画像の形成が再開されるまでの間に搬送されるロール紙の長さが、画像の1周期の整数倍となるように調整していたが、ロール紙の長さを算出する始点は画像の形成を停止した位置に限定されない。
例えば、定期点検等のように、画像を形成中か否かにかかわらず停止を予定している場合は、制御部11が画像の形成を停止する位置をあらかじめ把握することができる。このような場合は、図9に示すように、停止する前の各画像の終端位置Z1、Z2等を始点として画像の形成が再開されるまでの間に搬送されるロールの長さを算出し、算出した長さが画像の1周期の整数倍(n×L)となるように調整してもよい。上述した画像の形成を再開するタイミングの遅延時間又は低速搬送時のロール紙の搬送時間の決定時には、始点にした位置Z1、Z2等から画像の形成を停止する位置P1までの間に搬送されたロール紙の長さをn×Lから差し引く演算により、ロール紙の長さd2及びd4を算出することができる。このような演算を省略したい場合には、上記実施の形態のように画像の形成を停止した位置P1を始点としてロール紙の長さを算出することが好ましい。
また、制御部11に上記処理手順を実行させるためのプログラムのコンピューター読み取り可能な媒体としては、ROM、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリー、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、プログラムのデータを、通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
G 画像形成システム
10 画像形成装置
11 制御部
13 操作部
14 表示部
20 画像形成部

Claims (8)

  1. 長尺紙上に、同一サイズの複数の画像を周期的に形成する画像形成部と、
    前記画像形成部の前記画像の形成動作の停止及び再開を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記画像の形成動作を停止させた後に再開させる場合、前記画像の形成動作の停止前に形成された各画像と、前記画像の形成動作の再開後に形成される各画像との間の前記長尺紙の長さが、前記画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、前記画像の形成を再開する位置を調整することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成部は、前記画像の形成動作の停止時、画像の形成を停止するとともに、長尺紙の搬送速度の減速を開始し、前記画像の形成動作の再開時、長尺紙の搬送速度の増速を開始し、画像の形成が可能な状態に至ると、画像の形成を再開し、
    前記制御部は、前記画像の形成を停止してから前記画像の形成を再開するまでの間に搬送される前記長尺紙の長さが、前記画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、前記画像の形成が可能な状態に至った後、前記画像の形成を再開するタイミングを調整することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部は、前記画像の形成動作の停止時、画像の形成を停止するとともに長尺紙の搬送速度の減速を開始し、減速により搬送が停止するか、一定速度に至ると長尺紙の低速搬送を開始し、前記画像の形成動作の再開時、前記低速搬送を終了して長尺紙の搬送速度の増速を開始し、画像の形成が可能な状態に至ると、画像の形成を再開し、
    前記制御部は、前記画像の形成を停止してから前記画像の形成を再開するまでの間に搬送される長尺紙の長さが、前記画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、前記低速搬送時の搬送時間を調整することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記画像の形成を停止してから前記画像の形成を再開するまでの間に搬送される長尺紙の長さが、前記画像の1周期の整数倍の長さに相当する複数の候補位置のうち、いずれか1つの候補位置を選択し、選択した1つの候補位置において前記画像の形成を再開させることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記複数の候補位置のうち、前記画像の形成が可能な状態に至る位置の直後に位置する1つの候補位置を選択することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記複数の候補位置を画像の形成の再開位置に一致させるために必要な前記低速搬送の搬送時間をそれぞれ算出し、算出した各搬送時間のうち、ユーザーにより選択された搬送時間に対応する1つの候補位置を選択することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成部が同一サイズの複数の画像を長尺紙上に周期的に形成する、画像の形成動作の制御方法であって、
    前記画像の形成動作を停止させた後に再開させる場合、前記画像の形成動作の停止前に形成された各画像と、前記画像の形成動作の再開後に形成される各画像との間の前記長尺紙の長さが、前記画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、前記画像の形成を再開する位置を調整することを特徴とする画像の形成動作の制御方法。
  8. 画像形成部が同一サイズの複数の画像を長尺紙上に周期的に形成する、画像の形成動作の開始及び停止を制御するコンピューターに、
    前記画像の形成動作を停止させた後に再開させる場合、前記画像の形成動作の停止前に形成された各画像と、前記画像の形成動作の再開後に形成される各画像との間の前記長尺紙の長さが、前記画像の1周期の整数倍の長さに相当するように、前記画像の形成を再開する位置を調整するステップを実行させることを特徴とするプログラム。
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