JP2016150592A - 車両用サイドミラー - Google Patents

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Abstract

【課題】シール部材をミラーベースに位置決めする際に組付不良が起こるのを抑制するとともに、シール部材によるシール性を十分に確保する。
【解決手段】ミラーベースにおける車体側には、シール部材をミラーベースに位置決めするための位置決めピン52が設けられている。シール部材におけるミラーベース側には、位置決めピン52が挿入される有底の位置決め孔が設けられている。位置決め孔の底部は閉塞されている。位置決めピン52の外面と、位置決め孔の内面との間に隙間が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば自動車等の車両の側部に設けられる車両用サイドミラーに関するものである。
従来より、車両用サイドミラーは、ミラーを保持するミラーハウジングと、ミラーハウジングを支持するミラーベースとを備えており、ミラーベースが車体に固定されるようになっている。また、ミラーベースには、該ミラーベースと車体との間をシールするためのシール部材が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のミラーベースの車体側の面には、その周縁部に複数のロケートピンが設けられている。一方、シール部材には、ロケート孔が設けられている。シール部材は、ミラーベースのロケートピンをロケート孔に挿入することによって該ミラーベースに位置決めされるようになっている。
特開平9−164881号公報
ところで、車両用サイドミラーを車体に取り付ける際には、一般に、シール部材をミラーベースに組み付けて保持させた状態でミラーベースを車体に締結するのでシール部材をミラーベースに事前に組み付けておく必要がある。シール部材はゴム等の気密性の高い材料で構成されていることから、ロケートピンをロケート孔に挿入する際に、ロケートピンの外面がロケート孔の内面に密着してロケートピンとロケート孔との間からロケート孔の内部の空気が排出されにくくなる恐れがある。ロケート孔の内部の空気が排出されにくいと、ロケートピンを規定の深さまで挿入することができず、シール部材が浮いた状態になり、組付不良の原因となるとともに、組み付けにくいという問題もある。
そこで、ロケート孔の底壁に貫通孔を形成してロケートピンの挿入時に貫通孔から空気を排出することが考えられる。ところが、ロケート孔の底壁に貫通孔を形成すると外部の埃や水が貫通孔を通って入り易くなり、シール性が低下するという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シール部材をミラーベースに位置決めする際に組付不良が起こるのを抑制するとともに、シール部材によるシール性を十分に確保することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、位置決めピンを位置決め孔に挿入することによってシール部材をミラーベースに位置決めする場合に、位置決め孔に空気排出用の貫通孔を形成することなく、位置決めピンの挿入時に位置決め孔の内部の空気を排出可能にした。
第1の発明は、
ミラーを保持するミラーハウジングと、
上記ミラーハウジングを車体に取り付けるためのミラーベースと、
上記ミラーベースと上記車体との間に配設される弾性材からなるシール部材とを備えた車両用サイドミラーにおいて、
上記ミラーベースにおける車体側には、上記シール部材を上記ミラーベースに位置決めするための位置決めピンが設けられ、
上記シール部材における上記ミラーベース側には、上記位置決めピンが挿入される有底の位置決め孔が設けられ、該位置決め孔の底部は閉塞されており、
上記位置決めピンの外面と、上記位置決め孔の内面との間に該位置決め孔の外部に連通する隙間が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、位置決めピンを位置決め孔に挿入するときに、位置決め孔の内部の空気が位置決めピンの外面と位置決め孔の内面との間の隙間を通って外部に排出されるので、位置決めピンを規定の深さまで容易に挿入することが可能になる。位置決めピンを位置決め孔に挿入してシール部材をミラーベースに組み付けた状態では、位置決め孔の底部が閉塞されているので、埃や水等は入り難く、十分なシール性が確保される。
第2の発明は、第1の発明において、
上記位置決めピンは、該位置決めピンの突出方向と交差する方向に延びる複数の板部を有し、該板部の縁部が上記位置決め孔の内面に当接することを特徴とする。
この構成によれば、位置決めピンを位置決め孔に挿入した状態で、位置決めピンの各板部の縁部が位置決め孔の内面に当接することによってシール部材がミラーベースに位置決めされる。位置決めピンには板部が複数あるので、板部の間に空気の流通可能な隙間が確実に形成される。
第3の発明は、第2の発明において、
上記位置決めピンは、互いに交差する方向に延びるとともに、一体に形成された第1板部及び第2板部を有していることを特徴とする。
この構成によれば、第1板部と第2板部との間に空気の流通可能な隙間が形成される。そして、第1板部及び第2板部が互いに交差する方向に延びて一体化しているので、位置決めピンの強度が十分に確保される。
第4の発明は、第2または3の発明において、
上記位置決めピンの板部の縁部は、上記位置決め孔の内面に食い込むように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、位置決めピンを位置決め孔に挿入した状態で板部の縁部が位置決め孔の内面に食い込むので、位置決めピンが位置決め孔から抜けにくくなり、シール部材の位置決めが確実に行われる。
第5の発明は、第2から4のいずれか1つの発明において、
上記位置決めピンの板部における上記位置決め孔への挿入方向の先端側の縁部には、該位置決めピンの径方向先端側へ行くほど、該位置決めピンの基端側に位置するように形成され、上記位置決めピンを上記位置決め孔に案内するための案内部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、位置決めピンを位置決め孔へ挿入する際に、位置決めピンと位置決め孔との中心が多少ずれていても、位置決めピンの案内部が位置決め孔の縁部に摺接することによって位置決めピンが位置決め孔に案内されるので作業性が良好になる。
第1の発明によれば、ミラーベースの位置決めピンの外面と、シール部材の位置決め孔の内面との間に隙間を形成したので、シール部材をミラーベースに位置決めする際に位置決め孔の内部の空気を隙間から排出して組付不良が起こるのを抑制することができ、しかも、シール部材に設けた位置決め孔の底部を閉塞しているのでシール部材によるシール性を十分に確保することができる。
第2の発明によれば、位置決めピンの複数の板部の縁部が位置決め孔の内面に当接するようにしたので、位置決めピンを位置決め孔に挿入するときに、位置決め孔の内部の空気を板部の間から確実に排出することができる。
第3の発明によれば、互いに交差する方向に延びる第1板部及び第2板部を一体化したので、位置決め孔の内部の空気を第1板部と第2板部の間から確実に排出することができるとともに、位置決めピンの強度を十分に確保して倒れ変形を抑制できる。
第4の発明によれば、位置決めピンの板部の縁部が位置決め孔の内面に食い込むように形成されているので、位置決めピンが位置決め孔から抜けにくくなり、シール部材の位置決めを確実に行うことができる。
第5の発明によれば、位置決めピンの板部に案内部を設けたので、位置決めピンを位置決め孔へ挿入する際の作業性を良好にすることができる。
実施形態に係る車両用サイドミラーを右斜め後方から見た斜視図である。 ミラーベースとシール部材の分解斜視図である。 シール部材が組み付けられたミラーベースを右斜め下方から見た斜視図である。 ミラーベースの第2位置決めピン近傍の拡大斜視図である。 シール部材が組み付けられたミラーベースの右側面図である。 シール部材の左側面図である。 シール部材の右側面図である。 第2位置決めピンを突出方向先端側から見た拡大図である。 図5におけるIX−IX線断面図である。 シール部材を組み付ける前の図9相当図である。 実施形態の変形例1に係る図8相当図である。 実施形態の変形例2に係る図8相当図である。 実施形態の変形例3に係る図8相当図である。 実施形態の変形例4に係る図8相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用サイドミラー1を右斜め後方から見た斜視図である。車両用サイドミラー1は、例えば自動車の左側に配設されるドア(図示せず)に取り付けられるものである。尚、図示しないが、自動車の右側に配設されるドアに取り付けられる車両用サイドミラーは、左側のものと左右対称形状であることを除いて基本的に同じ構造である。
この実施形態の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」といい、車両左側を単に「左」といい、車両右側を単に「右」というものとする。
車両用サイドミラー1は、後方視認用のミラー2と、ミラー2を保持するミラーハウジング3と、ミラーハウジング3を車体(ドア)に取り付けるためのミラーベース4と、ミラーベース4と車体との間に配設される弾性材からなるシール部材6とを備えている。後方視認用のミラー2は、左右方向に長い形状となっているが、ミラー2の形状はこれに限られるものではなく、各種形状に設定することができる。
ミラーハウジング3は、樹脂材からなるものである。ミラーハウジング3の後面には、ミラー2を収容することのできるミラー収容凹部3aが形成されている。ミラー2は、ミラー収容凹部3aに収容された状態でミラーホルダー(図示せず)に取り付けられ、周知の角度調整装置(図示せず)によって角度調整が可能となっている。
ミラーベース4は、上下方向に延びる縦板部4aと、縦板部4aの下端部から左側(車外側)へ延びる下板部4bとを備えており、これら縦板部4a及び下板部4bは樹脂材によって一体に形成されている。縦板部4aは、側面視で略三角状とされている。すなわち、縦板部4aの下縁部は略前後方向に延び、また、縦板部4aの前縁部は上側へ行くほど後に位置するように延び、さらに、縦板部4aの後縁部は略上下方向に延びている。これにより縦板部4aの前後方向の寸法は上側へ行くほど短くなる。
図2に示すように、下板部4bの内部は中空状に形成されており、下板部4bの下面には中空部分に連通するように開口部4cが形成されている。この開口部4cは、カバーAによって閉塞される。カバーAは下板部4bの開口部4c周縁部に係脱可能に取り付けられる。
縦板部4aにおける車体側(右側)には、外側突条部41と内側突条部42とが右側へ突出するように設けられている。外側突条部41は、縦板部4aの前縁部から後縁部に亘って延びている。内側突条部42は、外側突条部41から縦板部4aの内方に離れて配置されており、外側突条部41と同様に縦板部4aの前縁部から後縁部に亘って延びている。
また、縦板部4aにおける車体側には、上側ボス43、前側ボス44及び後側ボス45が右側へ突出するように設けられている。上側ボス43、前側ボス44及び後側ボス45には、それぞれ図2に示すスタッドボルト9が螺合する。上側ボス43は、縦板部4aの上下方向中央部近傍で、かつ、前後方向中央部近傍に位置している。前側ボス44は、上側ボス43から下方に離れ、かつ、上側ボス43よりも前に位置している。後側ボス45は、上側ボス43から下方に離れ、かつ、前側ボス44よりも後に位置している。
また、縦板部4aにおける車体側には、リブ46が右側へ突出するように形成されている。リブ46は、上側ボス43の外面から後側ボス45の外面まで上下方向に延びる縦リブ46aと、上側ボス43の外面から前側ボス44の外面まで傾斜しながら延びる傾斜リブ46bと、前側ボス44の外面から後側ボス45の外面まで前後方向に延びる横リブ46cとで構成されている。縦リブ46a、傾斜リブ46b及び横リブ46cは、環状をなすように連続している。
縦板部4aにおける車体側には、前側柱状部47と、後側柱状部48が形成されている。前側柱状部47及び後側柱状部48は、前側ボス44よりも右側へ突出している。後側柱状部48には、図2に示すクリップ8が取り付けられる。尚、図2における符号7は、ハーネス(図示せず)を止めるためのプッシュナットであり、ミラーベース4に取り付けられる。
さらに、縦板部4aにおける車体側には、シール部材6をミラーベース4に位置決めするための第1〜第8位置決めピン51〜58が右側へ突出するように設けられている。第1〜第8位置決めピン51〜58は、縦板部4aの外周側においてリブ46を取り囲むように位置している。尚、位置決めピンの数は、8つに限られるものではなく、7つ以下であってもよいし、9つ以上であってもよいが、縦板部4aの外周側に、位置決めピン同士の間隔をあけて設けるのが好ましい。
第1位置決めピン51は縦板部4aの上端部において、外側突条部41と内側突条部42との間に位置している。第2〜5位置決めピン52〜55は、内側突条部42よりも縦板部4aの内方において、該内側突条部42に沿って上から下へ向かって順に並んでいる。第1〜5位置決めピン51〜55の間隔は略等しく設定されている。また、第1〜5位置決めピン51〜55は、縦板部4aの前縁部と同方向に延びる直線上に位置している。
第6位置決めピン56は、縦板部4aの後部における下端部近傍で、かつ、外側突条部41と内側突条部42との間に位置している。第7位置決めピン57は、縦板部4aの下端部近傍で、かつ、前後方向中央部近傍に位置している。第8位置決めピン58は、縦板部4aの下端部近傍で、かつ、第7位置決めピン57よりも後に離れた部位に位置している。第6、7位置決めピン56、57は、横リブ46cの下方に位置しており、この横リブ46cと第6、7位置決めピン56、57との間には隙間が形成されている。
第1〜第8位置決めピン51〜58は同じ形状であるので、以下、第2位置決めピン52の形状について詳細に説明する。図4は縦板部4aの第2位置決めピン52近傍を斜め後方から見た図であり、図8は第2位置決めピン52を突出方向先端側から見た図である。第2位置決めピン52は、該第2位置決めピン52の突出方向と交差する方向に延びる第1〜第4板部52a、52b、52c、52dを有しており、第2位置決めピン52の突出方向と交差する方向の断面形状は略十字状となっている。第1板部52aは、第2位置決めピン52の中心部から後方へ延び、第2板部52bは、第2位置決めピン52の中心部から下方へ延び、第3板部52cは、第2位置決めピン52の中心部から前方へ延び、第4板部52dは、第2位置決めピン52の中心部から上方へ延びている。したがって、第1板部52aと第2板部52bは互いに交差する方向に延び、また、第3板部52cと第4板部52dも互いに交差する方向に延びている。また、第1〜第4板部52a、52b、52c、52dは一体に形成されている。これにより、第2位置決めピン52の強度を十分に確保することができ、倒れ変形を抑制できる。
第2位置決めピン52は、詳細は後述するが、シール部材6の第2位置決め孔72aに挿入されるようになっている。第2位置決めピン52の第1板部52aには、第2位置決め孔72aへの挿入方向の先端側の縁部に第1案内部52eが設けられている。第1案内部52eは、第2位置決めピン52の径方向先端側へ行くほど、該第2位置決めピン52の基端側に位置するように形成された傾斜面で構成されており、第2位置決めピン52を第2位置決め孔72aに案内するための部分である。第1案内部52eは、傾斜面以外にも湾曲面等で構成することもできる。
第2板部52bには、同様に、第2位置決めピン52を第2位置決め孔72aに案内するための第2案内部52fが設けられている。第3板部52cには、同様に、第2位置決めピン52を第2位置決め孔72aに案内するための第3案内部52gが設けられている。第4板部52dには、同様に、第2位置決めピン52を第2位置決め孔72aに案内するための第4案内部52hが設けられている。第2位置決めピン52の先端側に第1〜第4案内部52e〜52hを設けたことで、第2位置決めピン52は、先端側へ行くほど外径が小さくなる。
図6及び図7に示すように、シール部材6は、例えばゴム等の気密性及び水密性を有する弾性材料からなる一体成形品であり、全体として、ミラーベース4の縦板部4aを右側から覆う三角形の板状に形成されている。シール部材6の前縁部には、縦板部4aの外側突条部41をその突出方向先端側から覆うように延出した延出部61が設けられている。また、図1や図2に示すように、シール部材6の外周側には、縦板部4aの内側突条部42が収容される外側膨出部62が右側へ膨出するように設けられている。外側膨出部62は、内側突条部42の形状に対応しており、シール部材6の前縁部及び後縁部に沿うように延びる細長い形状となっている。図6に示すように、外側膨出部62の内部には、左側に開放される収容空間62aが形成されている。この収容空間62aに縦板部4aの内側突条部42が収容される。
シール部材6には、上側ボス43、前側ボス44及び後側ボス45が収容される内側膨出部63が右側へ膨出するように設けられている。内側膨出部63の内部には、上記ボス43〜45の他、リブ46も収容されるようになっている。内側膨出部63の膨出方向先端の壁部63aには、上側ボス43、前側ボス44及び後側ボス45をそれぞれ外部に臨ませるためのボス用開口部63b、63c、63dが形成されている。また、内側膨出部63の壁部63aには、前側柱状部47及び後側柱状部48がそれぞれ挿通する挿通孔63e、63fが形成されている。
図6に示すように、シール部材6におけるミラーベース4側には、第1〜第8位置決めピン51〜58がそれぞれ挿入される有底の第1〜第8位置決め孔71a〜78aが設けられている。すなわち、図7にも示すように、シール部材6には、第1〜第8位置決めピン51〜58の形成位置に対応する部位に、右側へ膨出する第1〜第8膨出部71〜78がそれぞれ形成されている。第2〜第5膨出部72〜75は、外側膨出部62と一体化している。第1〜第8膨出部71〜78は左側にのみ開放されていて、第1〜第8膨出部71〜78の右側には貫通孔等が形成されておらず、埃や水等が第1〜第8位置決め孔71a〜78aに入らないようになっている。図6に示すように、第1〜第8膨出部71〜78の内部が、第1〜第8位置決め孔71a〜78aとなっている。第1〜第8膨出部71〜78の右側に貫通孔等が形成されていないので、第1〜第8位置決め孔71a〜78aの底部は閉塞された状態となっている。
第1〜第8位置決め孔71a〜78aは同じ形状であるため、第2位置決め孔72aについて説明する。図6に示すように、第2位置決め孔72aの開口部は円形状である。第2位置決め孔72aの開口部から底部側まで断面は円形状である。図10に示すように、第2位置決め孔72aの内径Bは、第2位置決めピン52の最大外径Cよりも小さく設定されている。第2位置決めピン52の最大外径Cは、第1板部52aの縁部から第3板部53cの縁部までの寸法、及び、第2板部52bの縁部から第4板部53dの縁部までの寸法と同じである。このため、図9に示すように、第2位置決めピン52を第2位置決め孔72aに挿入した状態では、第2位置決めピン52の第1〜第4板部52a、52b、52c、52dの縁部が第2位置決め孔72aの内面に当接し、該内面に食い込むことになる。そして、第2位置決めピン52における第1〜第4板部52a、52b、52c、52dの間の部分は、第2位置決め孔72aの内面から離れていて、第2位置決めピン52の外面と、第2位置決め孔72aの内面との間に該位置決め孔72aの外部に連通する隙間が形成される。この隙間は、第2位置決めピン52を第2位置決め孔72aに挿入する際に、第2位置決め孔72aの内部の空気を外部に排出するためのものである。また、第2位置決め孔72aの開口部周縁には面取りが施されている。
次に、上記のように構成された車両用サイドミラー1をドアに取り付ける場合について説明する。シール部材6は、車両用サイドミラー1をドアに取り付ける前に、ミラーベース4に一旦組み付けておく。シール部材6の組み付け手順について説明すると、まず、図2に示すように、シール部材6をミラーベース4の縦板部4aの右側方に配置し、その後、シール部材6を縦板部4aに接近させて、ミラーベース4の第1〜8位置決めピン51〜58をシール部材6の第1〜第8位置決め孔71a〜78aにそれぞれ挿入していく。第1〜8位置決めピン51〜58のいずれから挿入し始めてもよい。図9及び図10に示すように、第2位置決めピン52を第2位置決め孔72aに挿入する際には、第2位置決めピン52をその突出方向先端部から第2位置決め孔72aに押し込んでいく。このとき、第2位置決めピン52の先端部には、第1〜第4案内部52e〜52hが設けられているので、第2位置決め孔72aの開口部周縁が第1〜第4案内部52e〜52hに摺接して第2位置決めピン52の先端部が第2位置決め孔72aに案内されていくので、挿入時の作業が容易に行える。
そして、図9に示すように第2位置決めピン52を第2位置決め孔72aに挿入すると、第2位置決めピン52の第1〜第4板部52a、52b、52c、52dの縁部が第2位置決め孔72aの内面に強く当接して第2位置決め孔72aの内面が変形し、このことで第1〜第4板部52a、52b、52c、52dの縁部が第2位置決め孔72aの内面に食い込む。第2位置決めピン52を第2位置決め孔72aに挿入する際に、第2位置決め孔72aの内部の空気が第2位置決めピン52の外面と第2位置決め孔72aの内面との間の隙間を通って外部に排出されるので、第2位置決めピン52を規定の深さまで容易に挿入することが可能になる。第1位置決めピン71、第3〜第8位置決めピン73〜78についても同様である。
第1〜8位置決めピン51〜58が第1〜第8位置決め孔71a〜78aに挿入されると、シール部材6がミラーベース4に対して位置決めされた状態で組み付けられる。また、シール部材6の組み付け時には、シール部材6の外側膨出部62に、ミラーベース4の内側突条部42を収容し、内側膨出部63に上側ボス43、前側ボス44及び後側ボス45等を収容する。さらに、ミラーベース4の前側柱状部47及び後側柱状部48をシール部材6の挿通孔63e、63fに挿通させる。
以上のようにしてシール部材6をミラーベース4に組み付けた後、車両用サイドミラー1をドアに締結固定する。このとき、第1〜8位置決めピン51〜58が第1〜第8位置決め孔71a〜78aの内面に食い込んでいるので、シール部材6がミラーベース4から離脱することはなく、作業性が良好である。
したがって、この実施形態に係る車両用サイドミラー1によれば、ミラーベース4の第1〜第8位置決めピン51〜58の外面と、シール部材6の第1〜第8位置決め孔71a〜78aの内面との間に隙間を形成したので、シール部材6をミラーベース4に位置決めする際に第1〜第8位置決め孔71a〜78aの内部の空気を隙間から排出して組付不良が起こるのを抑制することができる。さらに、シール部材6に設けた第1〜第8位置決め孔71a〜78aの底部を閉塞しているのでシール部材6によるシール性を十分に確保することができる。
また、第2位置決めピン52の第1〜第4板部52a、52b、52c、52dの縁部が第2位置決め孔72aの内面に当接するようにしたので、第2位置決めピン52を第2位置決め孔72aに挿入するときに、第2位置決め孔72aの内部の空気を第1〜第4板部52a、52b、52c、52dの間から確実に排出することができる。
図11に示す実施形態の変形例1のように、ミラーベース4に設ける位置決めピン70が第1〜第3板部70a、70b、70cを有するものであってもよい。第1〜第3板部70a、70b、70cは、位置決めピン70の中心部から放射状に延びている。第1〜第3板部70a、70b、70cには、それぞれ第1〜第3案内部70d、70e、70fが設けられている。
また、図12に示す実施形態の変形例2のように、ミラーベース4に設ける位置決めピン71が1枚の平板状であってもよい。位置決めピン71の幅方向両側には、それぞれ案内部71a、71bが設けられている。
また、図13に示す実施形態の変形例3、図14に示す変形例4のように、ミラーベース4に設ける位置決めピンが筒状であってもよい。すなわち、図13の変形例3では、第1〜第4板部72a、72b、72c、72dが組み合わされることによって四角筒状の位置決めピン72となっており、図14の変形例4では、第1〜第3板部73a、73b、73cが組み合わされることによって三角筒状の位置決めピン73となっている。位置決めピンの形状は、上述した形状以外の形状であってもよい。
また、位置決め孔は円形断面を有するもの以外にも、例えば四角形や三角形等の多角形断面や楕円形断面を有するものであってもよい。
また、位置決めピンの断面形状と位置決め孔の断面形状とが異なっていることが好ましく、例えば、位置決めピンの断面形状を円形とし、位置決め孔の断面形状を多角形としたり、その反対にすることも可能である。位置決めピンの断面形状と位置決め孔の断面形状との組み合わせは、位置決めピンの外面と位置決め孔の内面との間に隙間を形成することができる組み合わせであればよく、上記した組み合わせ以外の組み合わせであってもよい。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る車両用サイドミラーは、例えば自動車の側部に配設されるドアに取り付けることができる。
1 車両用サイドミラー
2 ミラー
3 ミラーハウジング
4 ミラーベース
6 シール部材
51〜58 位置決めピン
52a 第1板部
52b 第2板部
52e 第1案内部
52f 第2案内部
71a〜78a 位置決め孔

Claims (5)

  1. ミラーを保持するミラーハウジングと、
    上記ミラーハウジングを車体に取り付けるためのミラーベースと、
    上記ミラーベースと上記車体との間に配設される弾性材からなるシール部材とを備えた車両用サイドミラーにおいて、
    上記ミラーベースにおける車体側には、上記シール部材を上記ミラーベースに位置決めするための位置決めピンが設けられ、
    上記シール部材における上記ミラーベース側には、上記位置決めピンが挿入される有底の位置決め孔が設けられ、該位置決め孔の底部は閉塞されており、
    上記位置決めピンの外面と、上記位置決め孔の内面との間に該位置決め孔の外部に連通する隙間が形成されていることを特徴とする車両用サイドミラー。
  2. 請求項1に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記位置決めピンは、該位置決めピンの突出方向と交差する方向に延びる複数の板部を有し、該板部の縁部が上記位置決め孔の内面に当接することを特徴とする車両用サイドミラー。
  3. 請求項2に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記位置決めピンは、互いに交差する方向に延びるとともに、一体に形成された第1板部及び第2板部を有していることを特徴とする車両用サイドミラー。
  4. 請求項2または3に記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記位置決めピンの板部の縁部は、上記位置決め孔の内面に食い込むように形成されていることを特徴とする車両用サイドミラー。
  5. 請求項2から4のいずれか1つに記載の車両用サイドミラーにおいて、
    上記位置決めピンの板部における上記位置決め孔への挿入方向の先端側の縁部には、該位置決めピンの径方向先端側へ行くほど、該位置決めピンの基端側に位置するように形成され、上記位置決めピンを上記位置決め孔に案内するための案内部が設けられていることを特徴とする車両用サイドミラー。
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