JP2016149878A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一方のスイッチング素子の短絡故障によって他方のスイッチング素子をオフできなくなることを防止する、電力変換装置の提供。【解決手段】ハイサイドに設けられる第1のスイッチング素子と、ローサイドに設けられる第2のスイッチング素子とを備え、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子とは直列に接続される、電力変換装置であって、前記第1のスイッチング素子又は前記第2のスイッチング素子に直列に接続される第3のスイッチング素子を備え、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子のうち一方のスイッチング素子の短絡故障による過電流が他方のスイッチング素子に流れることが検出された場合、前記他方のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子とをオフする、電力変換装置。【選択図】図3

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
ハイサイドのパワースイッチング素子とローサイドのパワースイッチング素子とを備える装置において、一方のパワースイッチング素子の短絡が検知された場合、他方のパワースイッチング素子をオフする短絡保護方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このような短絡保護方法は、一方のパワースイッチング素子の短絡故障による過電流から、短絡故障していない他方のスイッチング素子を保護するものである。
国際公開第2011/129263号パンフレット
しかしながら、一方のスイッチング素子の短絡故障により他方のスイッチング素子に印加される電圧が跳ね上がることによって、当該他方のスイッチング素子をオフできない場合がある。このような場合の一例について、図1,2を使って説明する。
図1は、昇圧回路100の一例を示す構成図である。図2は、昇圧回路100の動作の一例を示すタイミングチャートである。ゲート電圧Vgpは、ハイサイドに設けられるスイッチング素子1のゲート電圧を表す。スイッチング素子1は、ゲート電圧Vgpがハイレベルのときオンし、ゲート電圧Vgpがローレベルのときオフする。ゲート電圧Vgnは、ローサイドに設けられるスイッチング素子2のゲート電圧を表す。スイッチング素子2は、ゲート電圧Vgnがハイレベルのときオンし、ゲート電圧Vgnがローレベルのときオフする。
昇圧回路100は、スイッチング素子1,2を図2のようにオンオフ駆動することにより誘導性の負荷3に流れる電流を制御することによって、低電圧VBを高電圧VH(電圧値が低電圧VBよりも高い電圧)に昇圧できる。
ところが、ローサイドのスイッチング素子2の短絡故障(オン状態で固定した故障)がハイサイドのスイッチング素子1のオン期間Tponに発生する時、オン期間Tponにスイッチング素子1のコレクタCとエミッタEとの間に印加される電圧は、高電圧VHに向けて急激に上昇する。これにより、比較的大きな電流Iresがスイッチング素子1のコレクタCとゲートGとの間の帰還容量Cresを介してゲートGに流れ込むため、ゲート電圧Vgpが持ち上がる。その結果、スイッチング素子2の短絡故障による過電流からスイッチング素子1を保護するため、駆動回路4がゲート電圧Vgpをローレベルにしようとしても、スイッチング素子1をオフできない場合がある。
同様の理由により、ハイサイドのスイッチング素子1の短絡故障がローサイドのスイッチング素子2のオン期間Tnonに発生する時も、スイッチング素子1の短絡故障による過電流からスイッチング素子2を保護するため、駆動回路5がゲート電圧Vgnをローレベルにしようとしても、スイッチング素子2をオフできない場合がある。
そこで、一方のスイッチング素子の短絡故障によって他方のスイッチング素子をオフできなくなることを防止する、電力変換装置の提供を目的とする。
一つの案では、
ハイサイドに設けられる第1のスイッチング素子と、ローサイドに設けられる第2のスイッチング素子とを備え、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子とは直列に接続される、電力変換装置であって、
前記第1のスイッチング素子又は前記第2のスイッチングに直列に接続される第3のスイッチング素子を備え、
前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子のうち一方のスイッチング素子の短絡故障による過電流が他方のスイッチング素子に流れることが検出された場合、前記他方のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子とをオフする、電力変換装置が提供される。
一態様によれば、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子と第3のスイッチング素子との直列接続による電圧分担によって、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子のうち、一方のスイッチング素子が短絡故障しても、他方のスイッチング素子に印加される電圧は抑えられる。これにより、他方のスイッチング素子のゲート電圧の持ち上がりも抑えられるので、他方のスイッチング素子をオフできなくなることを防止することができる。
昇圧回路の一例を示す構成図である。 昇圧回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 電力変換装置の一実施形態である昇圧回路の一例を示す構成図である。 電力変換装置の一実施形態である昇圧回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 電力変換装置の一実施形態である昇圧回路の動作の他の一例を示すタイミングチャートである。 昇圧回路の具体的な一例を示す構成図である。 昇圧回路の具体的な他の一例を示す構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図3は、電力変換装置の一実施形態である昇圧回路101の一例を示す構成図である。昇圧回路101は、第1のスイッチング素子10と、第2のスイッチング素子20と、第3のスイッチング素子30とを備える。昇圧回路101は、第3のスイッチング素子30が常時オンした状態で、第1のスイッチング素子10及び第2のスイッチング素子20を図2のようにオンオフ駆動することによって、電力を入出力間で変換する電力変換装置の一例である。具体的には、昇圧回路101は、低電圧VBを高電圧VHに昇圧するコンバータである。
第1のスイッチング素子10は、中間ノード43に対してハイサイドに設けられる半導体素子であり、第2のスイッチング素子20は、中間ノード43に対してローサイドに設けられる半導体素子である。第1のスイッチング素子10と第2のスイッチング素子20とは、中間ノード43を介して直列に接続される。第1のスイッチング素子10は、上アームと呼ばれ、第2のスイッチング素子20は、下アームと呼ばれることがある。
中間ノード43は、誘導性の負荷42(例えば、インダクタ)の一端が接続される中間接続部である。負荷42の他端は、電源40(例えば、バッテリ)の正極が接続される。負荷42の他端と電源40の正極との間に、ヒューズ41が直列に挿入されてもよい。
第3のスイッチング素子30は、第2のスイッチング素子20に対して中間ノード43とは反対側のローサイドに、第2のスイッチング素子20に直列に接続される半導体素子である。第3のスイッチング素子30は、例えば、第2のスイッチング素子20の低電位側の電極とグランド電位(GND)の電流経路45との間に直列に挿入される。
第1のスイッチング素子10は、トランジスタ11と、ダイオード12とを有する。トランジスタ11は、絶縁ゲート型の電圧制御半導体素子であり、例えば、ゲートGとコレクタCとエミッタEとを有するIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。ダイオード12は、トランジスタ11に並列に接続される整流素子である。ダイオード12は、トランジスタ11のエミッタEに接続されるアノードと、トランジスタ11のコレクタCに接続されるカソードとを有する。ゲートGは、ゲート電極を表し、コレクタCは、高電位側の電極を表し、エミッタEは、低電位側の電極を表す。
第2のスイッチング素子20は、トランジスタ21と、ダイオード22とを有し、第3のスイッチング素子30は、トランジスタ31と、ダイオード32とを有する。第2のスイッチング素子20及び第3のスイッチング素子30は、図示の通り、第1のスイッチング素子10と同様の構成を有する。よって、第2のスイッチング素子20及び第3のスイッチング素子30の構成についての説明は、第1のスイッチング素子10の上述の説明を援用して省略する。
なお、第1のスイッチング素子10のオンとは、トランジスタ11のオンを意味し、第1のスイッチング素子10のオフとは、トランジスタ11のオフを意味する。第2のスイッチング素子20及び第3のスイッチング素子30についても同様である。
昇圧回路101は、第1のスイッチング素子10を駆動する第1の駆動部13と、第2のスイッチング素子20を駆動する第2の駆動部23と、第3のスイッチング素子30を駆動する第3の駆動部33とを備える。
ハイサイドに設けられる第1の駆動部13は、駆動回路14と、過電流検出回路15とを有する。駆動回路14は、第1の駆動部13よりも上位の制御装置から供給される駆動信号Sgp(例えば、パルス幅変調信号)に従って、自身と同じハイサイドの第1のスイッチング素子10のゲート電圧Vgpを制御して、第1のスイッチング素子10をオンオフする。過電流検出回路15は、自身と同じハイサイドの第1のスイッチング素子10のコレクタCとエミッタEとの間に流れる過電流を検出する。駆動回路14は、第1のスイッチング素子10に流れる過電流が過電流検出回路15により検出された場合、駆動信号Sgpにかかわらず、ゲート電圧Vgpのレベルを第1のスイッチング素子10をオフさせるローレベルにする。
ローサイドに設けられる第2の駆動部23は、駆動回路24と、過電流検出回路25とを有する。駆動回路24は、第2の駆動部23よりも上位の制御装置から供給される駆動信号Sgn(例えば、パルス幅変調信号)に従って、自身と同じローサイドの第2のスイッチング素子20のゲート電圧Vgnを制御して、第2のスイッチング素子20をオンオフする。過電流検出回路25は、自身と同じローサイドの第2のスイッチング素子20のコレクタCとエミッタEとの間に流れる過電流を検出する。駆動回路24は、第2のスイッチング素子20に流れる過電流が過電流検出回路25により検出された場合、駆動信号Sgnにかかわらず、ゲート電圧Vgnのレベルを第2のスイッチング素子20をオフさせるローレベルにする。
第3の駆動部33は、駆動回路34と、過電流検出回路35とを有する。駆動回路34は、第3の駆動部33よりも上位の制御装置から供給される駆動信号Sgrに従って、第3のスイッチング素子30のゲート電圧Vgrを制御して、第3のスイッチング素子30をオンオフする。過電流検出回路35は、第3のスイッチング素子30のコレクタCとエミッタEとの間に流れる過電流を検出する。駆動回路34は、第3のスイッチング素子30に流れる過電流が過電流検出回路35により検出された場合、駆動信号Sgrにかかわらず、ゲート電圧Vgrのレベルを第3のスイッチング素子30をオフさせるローレベルにする。
ただし、第1のスイッチング素子10及び第2のスイッチング素子20が図2のようにオンオフされる場合には、第3のスイッチング素子30を常時オン状態で固定させる駆動信号Sgrが、駆動回路34に入力される。駆動回路34は、第3のスイッチング素子30を常時オン状態で固定させる駆動信号Sgrに従って、第3のスイッチング素子30を常時オンした状態に維持する。
昇圧回路101は、第3のスイッチング素子30が常時オンした状態で、第1のスイッチング素子10と第2のスイッチング素子20を図2のようにオンオフ駆動することにより誘導性の負荷42に流れる電流を制御することによって、低電圧VBを高電圧VHに昇圧できる。したがって、昇圧回路101は、例えば車両に搭載されている場合、電源40の低電圧VBを車両の走行に必要な高電圧VHに昇圧できる。
高電圧VHの電力は、例えば、キャパシタ等の二次電池50に充電される。二次電池50は、第1のスイッチング素子10と第2のスイッチング素子20と第3のスイッチング素子30とが直列に接続される直列回路に並列に接続される。二次電池50の高電位側の電極48は、電源電位の電流経路44に接続点46で接続され、二次電池50の低電位側の電極49は、グランド電位の電流経路45に接続点47で接続される。
昇圧回路101は、第3のスイッチング素子30が常時オンした状態で、第1のスイッチング素子10と第2のスイッチング素子20のうち一方のスイッチング素子の短絡故障による過電流が他方のスイッチング素子に流れることが検出された場合、当該他方のスイッチング素子と第3のスイッチング素子30とをオフする。これにより、第1のスイッチング素子10と第2のスイッチング素子20と第3のスイッチング素子30との直列接続による電圧分担によって、当該一方のスイッチング素子が短絡故障しても、当該他方のスイッチング素子に印加される電圧は抑えられる。これにより、過電流の発生時に当該他方のスイッチング素子の帰還容量Cresを介してゲートGに流れ込む電流が抑えられるので、当該他方のスイッチング素子のゲート電圧の持ち上がりも抑えられる。したがって、当該他方のスイッチング素子をオフできなくなることを防止することができるので、例えば、当該他方のスイッチング素子も連鎖的に短絡故障することを防止することができる。
例えば、第2のスイッチング素子20の短絡故障が第1のスイッチング素子10のオン期間Tpon(図2参照)に発生すると、第2のスイッチング素子20の短絡故障による過電流(以下、「過電流Icno」と称する)が流れる。過電流Icnoは、第1のスイッチング素子10と第2のスイッチング素子20と第3のスイッチング素子30とを貫通する電流である。そのため、過電流Icnoが第1のスイッチング素子10に流れることが過電流検出回路15により検出されるとともに、過電流Icnoが第3のスイッチング素子30に流れることが過電流検出回路35により検出される。したがって、駆動回路14は、過電流Icnoが過電流検出回路15により検出されることにより、第1のスイッチング素子10をオフさせる一方で、駆動回路34は、過電流Icnoが過電流検出回路35により検出されることにより、第3のスイッチング素子30をオフさせる。
第1のスイッチング素子10と第3のスイッチング素子30とがオフし始めると、第1のスイッチング素子10の抵抗分と第3のスイッチング素子30の抵抗分とによって、過電流Icnoのピーク値を抑えることができる。また、第1のスイッチング素子10の抵抗分と第3のスイッチング素子30の抵抗分とによって高電圧VHは分圧される。そのため、第1のスイッチング素子10のコレクタCとエミッタEとの間に印加される電圧も、第3のスイッチング素子30のコレクタCとエミッタEとの間に印加される電圧も抑えることができる。したがって、第1のスイッチング素子10のゲート電圧Vgp及び第3のスイッチング素子30のゲート電圧Vgrの持ち上がりも抑えられるので、駆動回路14は、第1のスイッチング素子10のオフを完了させることができ、駆動回路34は、第3のスイッチング素子30のオフを完了させることができる。
その結果、過電流Icnoによる第1のスイッチング素子10の短絡故障を防ぐことができる。また、第2のスイッチング素子20が短絡故障しても、第3のスイッチング素子30がオフするので、電源40からの過電流によるヒューズ41の溶断を防ぐことができる。ヒューズ41の溶断を防ぐことができるため、例えば、電源40は、ヒューズ41と誘導性の負荷42との間に接続される他の負荷(例えば、コンピュータなど)に対する給電を継続でき、車両の退避走行性が向上する。
同様に、第1のスイッチング素子10の短絡故障が第2のスイッチング素子20のオン期間Tnon(図2参照)に発生すると、第1のスイッチング素子10の短絡故障による過電流(以下、「過電流Icpo」と称する)が流れる。過電流Icpoは、第1のスイッチング素子10と第2のスイッチング素子20と第3のスイッチング素子30とを貫通する電流である。そのため、過電流Icpoが第2のスイッチング素子20に流れることが過電流検出回路25により検出されるとともに、過電流Icpoが第3のスイッチング素子30に流れることが過電流検出回路35により検出される。したがって、駆動回路24は、過電流Icpoが過電流検出回路25により検出されることにより、第2のスイッチング素子20をオフさせる一方で、駆動回路34は、過電流Icnoが過電流検出回路35により検出されることにより、第3のスイッチング素子30をオフさせる。
第2のスイッチング素子20と第3のスイッチング素子30とがオフし始めると、第2のスイッチング素子20の抵抗分と第3のスイッチング素子30の抵抗分とによって、過電流Icpoのピーク値を抑えることができる。また、第2のスイッチング素子20の抵抗分と第3のスイッチング素子30の抵抗分とによって高電圧VHは分圧される。そのため、第2のスイッチング素子20のコレクタCとエミッタEとの間に印加される電圧も、第3のスイッチング素子30のコレクタCとエミッタEとの間に印加される電圧も抑えることができる。したがって、第2のスイッチング素子20のゲート電圧Vgn及び第3のスイッチング素子30のゲート電圧Vgrの持ち上がりも抑えられるので、駆動回路24は、第2のスイッチング素子20のオフを完了させることができ、駆動回路34は、第3のスイッチング素子30のオフを完了させることができる。
その結果、過電流Icpoによる第2のスイッチング素子20の短絡故障を防ぐことができる。また、第1のスイッチング素子10が短絡故障しても、第2のスイッチング素子20及び第3のスイッチング素子30がオフするので、電源40からの過電流によるヒューズ41の溶断を防ぐことができる。
なお、Icpは、第1のスイッチング素子10のコレクタCとエミッタEとの間に流れる電流を表し、Icnは、第2のスイッチング素子20のコレクタCとエミッタEとの間に流れる電流を表し、Icrは、第3のスイッチング素子30のコレクタCとエミッタEとの間に流れる電流を表す。
第1の駆動部13は、第1の閾値Ith1以上の電流が第1のスイッチング素子10に流れることが過電流検出回路15により検出された場合、第1のスイッチング素子10をオフする駆動回路14を備える。第1の閾値Ith1は、第2のスイッチング素子20の短絡故障による過電流が第1のスイッチング素子10に流れたか否かを検出可能にする閾値の一例である。
第2の駆動部23は、第2の閾値Ith2以上の電流が第2のスイッチング素子20に流れることが過電流検出回路25により検出された場合、第2のスイッチング素子20をオフする駆動回路24を備える。第2の閾値Ith2は、第1のスイッチング素子10の短絡故障による過電流が第2のスイッチング素子20に流れたか否かを検出可能にする閾値の一例である。
第3の駆動部33は、第3の閾値Ith3以上の電流が第3のスイッチング素子30に流れることが過電流検出回路35により検出された場合、第3のスイッチング素子30をオフする駆動回路34を備える。第3の閾値Ith3は、第1のスイッチング素子10と第2のスイッチング素子20のうち一方のスイッチング素子の短絡故障による過電流が第3のスイッチング素子30に流れたか否かを検出可能にする閾値の一例である。
第3の閾値Ith3は、第1の閾値Ith1以上且つ第2の閾値Ith2以上である。つまり、第3の閾値Ith3は、第1の閾値Ith1と同一且つ第2の閾値Ith2と同一でもよいし、第1の閾値Ith1と第2の閾値Ith2のうち、一方の閾値と同一であり且つ他方の閾値に比べて大きくてもよい。第1の閾値Ith1と第2の閾値Ith2は、同一でもよいし異なってもよい。
図4は、第2のスイッチング素子20の短絡故障が第1のスイッチング素子10のオン期間Tpon(図2参照)に発生する時の昇圧回路101の動作の一例を示すタイミングチャートである。第2のスイッチング素子20の短絡故障が第1のスイッチング素子10のオン期間Tponに発生する時のIcp及びIcrは、上述の過電流Icnoと実質的に同一である。
第1の駆動部13の駆動回路14は、第1の閾値Ith1以上の電流Icpが第1のスイッチング素子10に流れることが過電流検出回路15により検出された場合、ゲート電圧Vgpをハイレベルからローレベルにタイミングt0で切り替えることにより、第1のスイッチング素子10をオフする。これにより、電流Icpは、オーバーシュートした後に、第1の閾値Ith1よりも小さくなる。
一方、第3の駆動部33の駆動回路34も、第3の閾値Ith3以上の電流Icrが第3のスイッチング素子30に流れることが過電流検出回路35により検出された場合、ゲート電圧Vgrをハイレベルからローレベルにタイミングt0で切り替えることにより、第3のスイッチング素子30をオフする。これにより、電流Icrは、オーバーシュートした後に、第3の閾値Ith3よりも小さくなる。
このように、過電流検出回路15が過電流を検出するための第1の閾値Ith1と、過電流検出回路35が過電流を検出するための第3の閾値Ith3とが、同一の電流値に設定されている。これにより、駆動回路14が第1のスイッチング素子10をオフし始めるタイミングと、駆動回路34が第3のスイッチング素子30をオフし始めるタイミングとを同一にすることができる。したがって、過電流Icnoのエネルギーが、第1のスイッチング素子10と第3のスイッチング素子30のうちのいずれか一方のスイッチング素子に偏って消費されることによって、当該一方のスイッチング素子がオフしにくくなることを防止することができる。
なお、第2の駆動部23の駆動回路24は、第2の閾値Ith2以上の電流Icnが第2のスイッチング素子20に流れることが過電流検出回路25により検出された場合、ゲート電圧Vgnをハイレベルからローレベルにタイミングt0で切り替えることにより、第2のスイッチング素子20をオフしてもよい。つまり、第2の駆動部23の過電流検出回路25が過電流を検出するための第2の閾値Ith2も、第3の閾値Ith3と同一の電流値に設定されている。
これにより、駆動回路24が第2のスイッチング素子20をオフし始めるタイミングと、駆動回路34が第3のスイッチング素子30をオフし始めるタイミングとを同一にすることができる。したがって、過電流Icpoのエネルギーが、第2のスイッチング素子20と第3のスイッチング素子30のうちのいずれか一方のスイッチング素子に偏って消費されることによって、当該一方のスイッチング素子がオフしにくくなることを防止することができる。
図5は、第2のスイッチング素子20の短絡故障が第1のスイッチング素子10のオン期間Tpon(図2参照)に発生する時の昇圧回路101の動作の他の一例を示すタイミングチャートである。
第1の駆動部13の駆動回路14は、第1の閾値Ith1以上の電流Icpが第1のスイッチング素子10に流れることが過電流検出回路15により検出された場合、ゲート電圧Vgpをハイレベルからローレベルにタイミングt0で切り替えることにより、第1のスイッチング素子10をオフする。
一方、第3の駆動部33の駆動回路34は、第3の閾値Ith3以上の電流Icrが第3のスイッチング素子30に流れることが過電流検出回路35により検出された場合、ゲート電圧Vgrをハイレベルからローレベルにタイミングt1で切り替えることにより、第3のスイッチング素子30をオフする。第3の閾値Ith3は、第1の閾値Ith1よりも大きい。
第1のスイッチング素子10がタイミングt0でオフし始めても、第1のスイッチング素子10及び第3のスイッチング素子30に流れる過電流が速やかに低下し始めずに第1の閾値Ith1を超える場合には、第3の閾値Ith3は、第1の閾値Ith1よりも大きな電流値に設定可能である。
このように、過電流検出回路35が過電流を検出するための第3の閾値Ith3は、過電流検出回路15が過電流を検出するための第1の閾値Ith1よりも大きく設定されている場合、駆動回路34が第3のスイッチング素子30をオフし始めるタイミングt1は、駆動回路14が第1のスイッチング素子10をオフし始めるタイミングt0よりも遅れる。
第3のスイッチング素子30のオフタイミングt1が第1のスイッチング素子10のオフタイミングt0よりも遅れると、先にオフし始める第1のスイッチング素子10のコレクタCとエミッタEとの間の電圧は急上昇する。これにより、第1のスイッチング素子10のゲート電圧は持ち上がり、第1のスイッチング素子10の損失は増大する。一方、第1のスイッチング素子10が先にオフし始めることにより第3のスイッチング素子30の電圧分担は減少するため、第3のスイッチング素子30のコレクタCとエミッタEとの間の電圧は減少し、第3のスイッチング素子30の損失は低下する。
しかしながら、第1のスイッチング素子10のゲート電圧が持ち上がっても、第1のスイッチング素子10がオフ可能であれば、第1のスイッチング素子10の損失が許容範囲を超えない限り、第3のスイッチング素子30のオフタイミングt1は、第1のスイッチング素子10のオフタイミングt0よりも遅れてもよい。つまり、第3の閾値Ith3は、第1の閾値Ith1よりも大きな電流値に設定されてもよい。
あるいは、第3の閾値Ith3が第1の閾値Ith1よりも大きいとき、比較的小さな過電流Icno(すなわち、ピーク電流値が第1の閾値Ith1よりも高く第3の閾値Ith3よりも低い過電流Icno)の場合には、第3のスイッチング素子30をオフさせることなく、第1のスイッチング素子10をオフさせることができる。つまり、第3のスイッチング素子30がオフしなくても第1のスイッチング素子10がオフできる程度の大きさの過電流Icnoの場合には、第3のスイッチング素子30をオン状態のまま、第1のスイッチング素子10の短絡故障を防止することができる。
同様に、第2のスイッチング素子20のゲート電圧が持ち上がっても、第2のスイッチング素子20がオフ可能であれば、第2のスイッチング素子20の損失が許容範囲を超えない限り、第3のスイッチング素子30のオフタイミングt1は、第2のスイッチング素子20のオフタイミングt0よりも遅れてもよい。つまり、第3の閾値Ith3は、第2の閾値Ith2よりも大きな電流値に設定されてもよい。
同様に、第3の閾値Ith3が第2の閾値Ith2よりも大きいとき、比較的小さな過電流Icpo(すなわち、ピーク電流値が第2の閾値Ith2よりも高く第3の閾値Ith3よりも低い過電流Icpo)の場合には、第3のスイッチング素子30をオフさせることなく、第2のスイッチング素子20をオフさせることができる。つまり、第3のスイッチング素子30がオフしなくても第2のスイッチング素子20がオフできる程度の大きさの過電流Icpoの場合には、第3のスイッチング素子30をオン状態のまま、第2のスイッチング素子20の短絡故障を防止することができる。
他方、第3の駆動部33の駆動回路34は、第3の閾値Ith3以上の電流Icrが第3のスイッチング素子30に流れた後に第4の閾値Ith4以下の電流Icrが第3のスイッチング素子30に流れることが過電流検出回路35により検出された場合、ゲート電圧Vgrをハイレベルからローレベルにタイミングt2で切り替えることにより、第3のスイッチング素子30をオフしてもよい。第4の閾値Ith4は、第3の閾値Ith3よりも小さい。
これにより、例えば、第1のスイッチング素子10又は第2のスイッチング素子20が過電流の検出によりオフするかどうか判断不能な状況で、第3のスイッチング素子30が誤ってオフすることを防止することができる。第3の駆動部33は、電流Icrが第3の閾値Ith3以上に上昇した後に第4の閾値Ith4以下に低下したことが過電流検出回路35により検出された場合、第1のスイッチング素子10又は第2のスイッチング素子20が過電流の検出によりオフしたと推定できる。
あるいは、第3の駆動部33の駆動回路34は、第3の閾値Ith3以上の電流Icrが第3のスイッチング素子30に流れた後に電流Icrの上昇率が負に転じることが過電流検出回路35により検出された場合、ゲート電圧Vgrをハイレベルからローレベルに切り替えることにより、第3のスイッチング素子30をオフしてもよい。これにより、上記同様、例えば、第1のスイッチング素子10又は第2のスイッチング素子20が過電流の検出によりオフするかどうか判断不能な状況で、第3のスイッチング素子30が誤ってオフすることを防止することができる。
第3のスイッチング素子30のオフ速度は、第3の閾値Ith3が第1の閾値Ith1よりも大きい場合、第1のスイッチング素子10のオフ速度よりも速く、第3の閾値Ith3が第2の閾値Ith2よりも大きい場合、第2のスイッチング素子20のオフ速度よりも速いことが好ましい。これにより、第1のスイッチング素子10又は第2のスイッチング素子20がオフし始めるタイミングt0と第3のスイッチング素子30がオフし始めるタイミングt1との間の遅れ時間が短縮される。また、第1のスイッチング素子10又は第2のスイッチング素子20がオフし始めるタイミングt0と第3のスイッチング素子30がオフし始めるタイミングt2との間の遅れ時間が短縮される。したがって、過電流のエネルギーがいずれかのスイッチング素子に偏って消費されることによって、当該いずれかのスイッチング素子がオフしにくくなることを防止することができる。
例えば、第3のスイッチング素子30のゲート抵抗の抵抗値を、第1のスイッチング素子10及び第2のスイッチング素子20のゲート抵抗の抵抗値よりも小さくする。これにより、第3のスイッチング素子30のオフ速度を、第1のスイッチング素子10及び第2のスイッチング素子20のオフ速度よりも速くすることができる。
図6は、昇圧回路102の一例を示す構成図である。昇圧回路102は、図3の昇圧回路101の具体的な一例である。図3の構成と同様の構成についての説明は、図3の構成についての上述の説明を援用して省略する。
昇圧回路102は、上アーム回路110と、下アーム回路120と、半導体リレー130とを有する。上アーム回路110は、第1のスイッチング素子10と第1の駆動部13を有し、下アーム回路120は、第2のスイッチング素子20と第2の駆動部23を有し、半導体リレー130は、第3のスイッチング素子30と第3の駆動部33を有する。
第1のスイッチング素子10は、センスエミッタSEを有する。センスエミッタSEは、電流Icpに応じて電流Icpよりも小さなセンス電流を出力するセンス電極である。当該センス電流が抵抗17を流れることにより、電流Icpの大きさに対応するセンス電圧Vsepが発生する。過電流検出回路15は、コンパレータ16と抵抗17とを有する。過電流検出回路15は、第1の閾値Ith1を決める基準電圧よりも高いセンス電圧Vsepがコンパレータ16により検出された場合、電流Icpが第1の閾値Ith1以上に上昇したことを検出できる。
同様に、過電流検出回路25は、コンパレータ26と抵抗27とを有する。過電流検出回路25は、第2の閾値Ith2を決める基準電圧よりも高いセンス電圧Vsenがコンパレータ26により検出された場合、電流Icnが第2の閾値Ith2以上に上昇したことを検出できる。
過電流検出回路35は、センス電圧Vserを発生させる抵抗37と、センス電圧Vserが入力される増幅器36と、増幅器36のアナログ出力が入力されるAD(Analog-to-Digital)変換器38とを有する。これにより、過電流検出回路35は、第3の閾値Ith3以上の電流Icrが第3のスイッチング素子30に流れることがAD変換器38の変換結果に基づいて検出できる。又は、過電流検出回路35は、第3の閾値Ith3以上の電流Icrが第3のスイッチング素子30に流れた後に第4の閾値Ith4以下の電流Icrが第3のスイッチング素子30に流れることがAD変換器38の変換結果に基づいて検出できる。
図7は、昇圧回路103の一例を示す構成図である。昇圧回路103は、図3の昇圧回路101の具体的な他の一例である。図3,6の構成と同様の構成についての説明は、図3,6の構成についての上述の説明を援用して省略する。
過電流検出回路35は、センス電圧Vserを発生させる抵抗37と、センス電圧Vserが入力されるコンパレータ36a,36bとを有する。過電流検出回路35は、第3の閾値Ith3を決める基準電圧よりも高いセンス電圧Vserがコンパレータ36aにより検出された場合、電流Icrが第3の閾値Ith3以上に上昇したことを検出できる。また、過電流検出回路35は、第4の閾値Ith4を決める基準電圧よりも低いセンス電圧Vserがコンパレータ36bにより検出された場合、電流Icrが第4の閾値Ith4以下に低下したことを検出できる。
以上、電力変換装置を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、電力変換装置は、直流電力を昇圧又は降圧するコンバータに限られず、例えば、直流電力と交流電力との間で電力変換するインバータなどでもよい。例えば、3相式のモータを駆動するインバータとして使用される電力変換装置は、第1のスイッチング素子10と第2のスイッチング素子20と第3のスイッチング素子30とが直列に接続される直列回路を、3相式のモータの相数と同数の3個並列に備える。この場合、中間ノード43に接続される誘導性の負荷42は、モータである。
また、例えば図3において、第3のスイッチング素子30は、第1のスイッチング素子10に対して中間ノード43とは反対側のハイサイドに、第1のスイッチング素子10に直列に接続されてもよい。この場合、第3のスイッチング素子30は、第1のスイッチング素子10の高電位側の電極と電源電位の電流経路44との間に直列に挿入される。
また、第3のスイッチング素子30は、第2のスイッチング素子20と中間ノード43との間に直列に挿入されて接続されてもよいし、第1のスイッチング素子10と中間ノード43との間に直列に挿入されて接続されてもよい。
また、第3のスイッチング素子30の個数は、一つに限らずに複数あってもよく、一つ又は複数の第3のスイッチング素子30が、第1のスイッチング素子10と第2のスイッチング素子20の少なくとも一方に直列に接続されてもよい。
また、スイッチング素子は、IGBTに限られず、例えば、Nチャネル型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などでもよい。MOSFETの場合、上述の説明において、「コレクタ」は「ドレイン」に、「エミッタ」は「ソース」に置き換えられる。
また、キャパシタ51(図6,7参照)が、第1のスイッチング素子10と第2のスイッチング素子20との直列回路に並列に接続されてもよい。
1,2 スイッチング素子
3 負荷
4,5 駆動回路
10 第1のスイッチング素子
13 第1の駆動部
20 第2のスイッチング素子
23 第2の駆動部
30 第3のスイッチング素子
33 第3の駆動部
43 中間ノード
100,101,102,103 昇圧回路
110 上アーム回路
120 下アーム回路
130 半導体リレー

Claims (6)

  1. ハイサイドに設けられる第1のスイッチング素子と、ローサイドに設けられる第2のスイッチング素子とを備え、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子とは直列に接続される、電力変換装置であって、
    前記第1のスイッチング素子又は前記第2のスイッチング素子に直列に接続される第3のスイッチング素子を備え、
    前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子のうち一方のスイッチング素子の短絡故障による過電流が他方のスイッチング素子に流れることが検出された場合、前記他方のスイッチング素子と前記第3のスイッチング素子とをオフする、電力変換装置。
  2. 第1の閾値以上の電流が前記第1のスイッチング素子に流れることが検出された場合、前記第1のスイッチング素子をオフする第1の駆動部と、
    第2の閾値以上の電流が前記第2のスイッチング素子に流れることが検出された場合、前記第2のスイッチング素子をオフする第2の駆動部と、
    第3の閾値以上の電流が前記第3のスイッチング素子に流れることが検出された場合、前記第3のスイッチング素子をオフする第3の駆動部とを備え、
    前記第3の閾値は、前記第1の閾値以上且つ前記第2の閾値以上である、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記第1の閾値と前記第2の閾値は、同一である、請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記第3のスイッチング素子のオフ速度は、前記第3の閾値が前記第1の閾値よりも大きい場合、前記第1のスイッチング素子のオフ速度よりも速く、前記第3の閾値が前記第2の閾値よりも大きい場合、前記第2のスイッチング素子のオフ速度よりも速い、請求項2又は3に記載の電力変換装置。
  5. 前記第3の駆動部は、前記第3の閾値以上の電流が前記第3のスイッチング素子に流れた後に前記第3の閾値よりも小さな第4の閾値以下の電流が前記第3のスイッチング素子に流れることが検出された場合、前記第3のスイッチング素子をオフする、請求項2から4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 前記第2のスイッチング素子の短絡故障による過電流が前記第1のスイッチング素子に流れることが検出された場合、前記第1のスイッチング素子をオフする第1の駆動部と、
    前記第1のスイッチング素子の短絡故障による過電流が前記第2のスイッチング素子に流れることが検出された場合、前記第2のスイッチング素子をオフする第2の駆動部と、
    前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子のうち一方のスイッチング素子の短絡故障による過電流が前記第3のスイッチング素子に流れることが検出された場合、前記第3のスイッチング素子をオフする第3の駆動部とを備える、請求項1に記載の電力変換装置。
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