JP2016149456A - リニアソレノイド制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リニアソレノイド制御装置において、リニアソレノイドの電流検出精度を向上させる。【解決手段】制御装置1は、通電許可用トランジスタ5をオフし且つ駆動用トランジスタ7をオンした場合の演算増幅器17の出力Voを、第1オフセット値として検出する手段と、トランジスタ5をオンし且つトランジスタ7をオフした場合の演算増幅器17の出力Voを、第2オフセット値として検出する手段と、補正手段とを備える。補正手段は、リニアソレノイド3に流す電流Isを制御する期間(トランジスタ5がオンされ、トランジスタ7が演算増幅器17の出力Voに基づきオン/オフされる期間)において、トランジスタ7がオンの場合の演算増幅器17の出力Voを、前記検出された第1オフセット値に基づいて補正し、トランジスタ7がオフの場合の演算増幅器17の出力Voを、前記検出された第2オフセット値に基づいて補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、リニアソレノイドを制御する装置に関する。
リニアソレノイド制御装置では、リニアソレノイドに対して直列に設けた電流検出用抵抗の両端の電圧差を、演算増幅器(オペアンプ)により増幅し、その演算増幅器の出力に基づいて、リニアソレノイドに流れる電流を検出する。そして、リニアソレノイドに通電するための駆動用トランジスタをオン/オフさせるデューティ比を、電流の検出値が目標値となるように制御する。
ここで、リニアソレノイドに流れる電流の検出精度を向上させる技術として、例えば特許文献1に記載の技術がある。特許文献1の技術は、リニアソレノイドの非駆動時に、電流検出用の演算増幅器の出力値をオフセット電圧として記憶し、リニアソレノイドの制御時においては、演算増幅器の出力から、上記記憶したオフセット電圧を減算する、というものである。
特開平5−143756号公報
リニアソレノイド制御装置において、電流検出用の演算増幅器のオフセット電圧は、駆動用トランジスタのオン時とオフ時とで同じではない。しかし、上記特許文献1の技術では、どちらか一方のオフセット電圧しか得ることができない。そのため、演算増幅器の出力に対して十分なオフセット補正ができずに、電流検出精度が低下し、延いては、リニアソレノイドの制御精度が低下する。
そこで、本発明は、リニアソレノイド制御装置において、リニアソレノイドの電流検出精度を向上させることを目的としている。
第1発明のリニアソレノイド制御装置は、電源電圧とリニアソレノイドの上流側との間に設けられた上流側トランジスタと、リニアソレノイドの下流側とグランドラインとの間に設けられた下流側トランジスタと、リニアソレノイドに対して直列に設けられ、リニアソレノイドに流れる電流と同じ電流が流れる電流検出用抵抗と、電流検出用抵抗の両端の電圧差を増幅して出力する演算増幅器と、制御手段と、を備える。
そして、制御手段は、上流側トランジスタと下流側トランジスタとのうちの一方である通電許可用トランジスタをオンすると共に、上流側トランジスタと下流側トランジスタとのうちの他方である駆動用トランジスタを、演算増幅器の出力に基づいてオン/オフさせることにより、リニアソレノイドに流す電流を制御する。
更に、このリニアソレノイド制御装置は、第1検出手段と、第2検出手段と、補正手段と、を備える。
第1検出手段は、通電許可用トランジスタをオフし且つ駆動用トランジスタをオンした場合の演算増幅器の出力を、第1オフセット値として検出する。
第2検出手段は、通電許可用トランジスタをオンし且つ駆動用トランジスタをオフした場合の演算増幅器の出力を、第2オフセット値として検出する。
第1オフセット値と第2オフセット値は、両方とも、リニアソレノイドに電流を流していない場合の演算増幅器の出力であるため、演算増幅器のオフセット電圧である。そして特に、第1オフセット値は、駆動用トランジスタがオン時のオフセット電圧であり、第2オフセット値は、駆動用トランジスタがオフ時のオフセット電圧である。
このため、補正手段は、制御手段がリニアソレノイドに流す電流を制御する期間において、制御手段が駆動用トランジスタをオンした場合の演算増幅器の出力を、第1検出手段により検出された第1オフセット値に基づいて補正する。また、補正手段は、制御手段が駆動用トランジスタをオフした場合の演算増幅器の出力を、第2検出手段により検出された第2オフセット値に基づいて補正する。
このリニアソレノイド制御装置によれば、リニアソレノイドを制御する際(詳しくは、リニアソレノイドに流す電流を制御する際)に、駆動用トランジスタのオン時とオフ時とで、別々の適切なオフセット値を用いて演算増幅器の出力に対するオフセット補正を行うことができる。よって、リニアソレノイドを制御する際の電流検出精度を向上させることができ、延いては、リニアソレノイドの制御精度を高めることができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態の電子制御装置(ECU)を表す構成図である。 オフセット電圧が駆動用トランジスタのオン時とオフ時とで異なることを説明するための説明図である。 IGオン時処理を表すフローチャートである。 IGオフ時処理を表すフローチャートである。 第1計算式と第2計算式を説明するための説明図である。 補正処理を表すフローチャートである。 比較例のグラフである。 図7におけるA部の拡大図である。 実施形態の効果を例示するフラグである。 図9におけるB部の拡大図である。
本発明が適用された実施形態のリニアソレノイド制御装置としての電子制御装置(以下、ECUという)について説明する。ECUは、「Electronic Control Unit」の略である。
図1に示す実施形態のECU1は、車両に搭載されるECUであり、リニアソレノイド3に流す電流(即ち、リニアソレノイド3の駆動電流)を制御する。
リニアソレノイド3は、例えば、エンジンの吸入空気量調節用バルブを駆動させるアクチュエータとしてのリニアソレノイドであるが、油圧経路のバルブを駆動させるものなど、他の用途のリニアソレノイドであっても良い。また、以下では、リニアソレノイド3のことを、単に、ソレノイド3という。
図1に示すように、ECU1は、電源電圧VBとソレノイド3の上流側との間に設けられた上流側トランジスタ5と、ソレノイド3の下流側とグランドラインとの間に設けられた下流側トランジスタ7と、ソレノイド3に対して直列に設けられて、ソレノイド3に流れる電流(以下、ソレノイド電流ともいう)Isと同じ電流が流れる電流検出用抵抗9と、を備える。
電源電圧VBは、車両のバッテリ11から給電用のメインリレー(ML)13を介してECU1に供給されるバッテリ電圧(通常、例えば12V)である。
上流側トランジスタ5と下流側トランジスタ7は、この例ではMOSFET(電界効果トランジスタ)であるが、バイポーラトランジスタや絶縁ゲートバイポーラトランジスタなど、他の種類のトランジスタであっても良い。
電流検出用抵抗9は、ソレノイド3の下流側と下流側トランジスタ7との間に設けられている。また、電流検出用抵抗9の下流側と下流側トランジスタ7との間の電流経路には、ソレノイド3に電流を還流させるためのダイオード14のアノードが接続されており、そのダイオード14のカソードは電源電圧VBのラインに接続されている。そして、電流検出用抵抗9は、ソレノイド電流Isを検出するための電流検出回路15の一部を成している。
電流検出回路15は、電流検出用抵抗9の他に、演算増幅器(オペアンプ)17と、4つの抵抗R1〜R4と、を備える。
抵抗R1は、電流検出用抵抗9の上流側と演算増幅器17の非反転入力端子との間に接続されている。抵抗R2は、バッファ回路19と演算増幅器17の非反転入力端子との間に接続されている。抵抗R3は、電流検出用抵抗9の下流側と演算増幅器17の反転入力端子との間に接続されている。抵抗R4は、演算増幅器17の反転入力端子と出力端子との間に、帰還抵抗として接続されている。つまり、演算増幅器17と抵抗R1,R2,R3,R4とにより、差動増幅回路が構成されている。このため、演算増幅器17からは、電流検出用抵抗9の両端の電圧差Vrを増幅した電圧が出力される。
また、演算増幅器17の非反転入力端子には、抵抗R2を介して、バッファ回路19からバイアス電圧が入力される。バッファ回路19は、演算増幅器21によって構成されている。
そして、ECU1は、当該ECU1の動作を司るマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)23と、演算増幅器17の出力Voをマイコン23に入力させるフィルタ回路25と、ECU1の内部温度(以下、装置内部温度という)を検出するためのサーミスタ27及び抵抗29と、を備える。演算増幅器17の出力Voは、電流検出回路15の出力である。
フィルタ回路25は、抵抗31とコンデンサ33とからなるローパスフィルタ(積分回路)である。
抵抗29の一端には、ECU1内で電源電圧VBから生成される一定電圧VD(例えば5V)が供給され、その抵抗29の他端とグランドラインとの間に、サーミスタ27が接続されている。そして、サーミスタ27と抵抗29との接続点の電圧が、装置内部温度を表す温度検出用電圧VTとしてマイコン23に入力される。装置内部温度に応じて、サーミスタ27の抵抗値が変わるため、温度検出用電圧VTの値も変わる。
マイコン23は、CPU41と、CPU41が実行するプログラムや固定のデータが格納されたROM42と、CPU41による演算結果を記憶するRAM43と、A/D変換器(ADC)44と、D/A変換器(DAC)45と、を備える。
マイコン23において、サーミスタ27及び抵抗29から入力される温度検出用電圧VTは、A/D変換器44によりA/D変換されることで検出される。同様に、フィルタ回路25を介してマイコン23に入力される演算増幅器17の出力Voも、A/D変換器44によりA/D変換されることで検出される。
また、マイコン23からバッファ回路19へは、D/A変換器45によって発生されるバイアス電圧Vbiが出力される。そして、そのマイコン23からのバイアス電圧Vbiが、バッファ回路19から抵抗R2を介して演算増幅器17の非反転入力端子に入力される。
また、マイコン23から上流側トランジスタ5及び下流側トランジスタ7の各々のゲートには、図示しない駆動回路を介して駆動信号が供給される。
更に、ECU1は、メインリレー13をオンさせるリレー駆動回路51と、電源回路53と、を備える。
リレー駆動回路51は、車両における電源スイッチとしてのイグニッションスイッチ(以下、IGスイッチという)55がオンされている場合、あるいは、マイコン23からの電源保持信号Shがハイの場合に、メインリレー13をオンさせる。「IG」とは「イグニッション」の略である。
電源回路53は、バッテリ11からメインリレー13を介してECU1に供給される電源電圧VBから、前述の一定電圧VDを生成して出力する。電源電圧53から出力される一定電圧VDは、前述の抵抗29に供給されると共に、マイコン23へも動作用電圧として供給される。
このため、IGスイッチ55がオンすると、マイコン23が起動する。マイコン23が起動することは、ECU1が起動することに相当する。そして、マイコン23は、起動すると、リレー駆動回路51への電源保持信号Shをハイにすることで、IGスイッチ55がオフされた後も、動作し続けることができるようにする。また、マイコン23は、IGスイッチ55がオフされたことを検知してから、所定の動作終了条件が成立したと判定すると、電源保持信号Shをローにして動作を終了する。すると、メインリレー13がオフして、ECU1への電源電圧VBの供給が停止される。尚、マイコン23には、IGスイッチ55のオン/オフ状態を示すIGスイッチ信号が、図示しない入力回路を介して入力される。そして、マイコン23は、そのIGスイッチ信号に基づいて、IGスイッチ55のオン/オフ状態を判定する。
このECU1において、マイコン23からのバイアス電圧Vbiは、ソレノイド電流Isが0であるときの演算増幅器17の出力Voが、0Vよりも大きい所定の基準出力値Vso(<VD)となるように調整される。
そして、マイコン23は、ソレノイド3を駆動する場合、つまり、ソレノイド電流Isを制御する場合には、上流側トランジスタ5と下流側トランジスタ7とのうち、通電許可用トランジスタに相当する方の上流側トランジスタ5をオンしたままにする。そして更に、マイコン23は、駆動用トランジスタに相当する方の下流側トランジスタ7を、演算増幅器17の出力Voに基づいてオン/オフさせる。
具体的には、演算増幅器17の出力Voから上記基準出力値Vsoを減算した値は、ソレノイド電流Isに比例した値となる。このため、マイコン23は、演算増幅器17の出力Voの検出値(この例ではA/D変換値)から基準出力値Vsoを減算し、その減算した値が目標値となるように、下流側トランジスタ7のオン/オフのデューティ比を制御する。
ここで、電流検出回路15において、演算増幅器17にはオフセット電圧があり、しかも、演算増幅器17の出力Voに含まれるオフセット電圧は、駆動用トランジスタとしての下流側トランジスタ7がオンの時とオフの時とで異なる。
この例において、演算増幅器17の出力Voは、下記式1によって表される。式1における「Vz」は、図2に示すように、抵抗R3に印加される入力電圧(即ち、電流検出用抵抗9の下流側の電圧)である。また、式1における「Vr」は、電流検出用抵抗9の両端の電圧差Vrである。このため、図2に示すように、抵抗R1に印加される入力電圧(即ち、電流検出用抵抗9の上流側の電圧)は、「Vz+Vr」となる。また、式1は、図2に示すように、抵抗R2の一端をグランドライン(0V)に接続した場合を表している。尚、図2において電流検出用抵抗9の図示は省略している。
Figure 2016149456
式1の右辺においては、1行目の項がゲイン項であり、「+Vz」から始まる2行目の項がオフセット項である。そのオフセット項において、「Vz」は、下流側トランジスタ7がオンの場合には、「下流側トランジスタ7のオン抵抗×下流側トランジスタ7に流れる電流値」である第1の値となり、下流側トランジスタ7がオフの場合には、電源電圧VBと等しい第2の値となる。このように、オフセット電圧として現れるオフセット項の値は、下流側トランジスタ7のオン時とオフ時とで異なる。上記第1の値は、第2の値に対して十分小さいが、ソレノイド3を制御する場合には、高い電流制御精度(例えば±50mA程度)が求められるため、両方の値に対して補正をする必要が生じる。
そこで次に、マイコン23が演算増幅器17のオフセット補正のために行う処理について説明する。
尚、マイコン23が行う処理は、実際には、CPU41がROM42内のプログラムを実行することで実現される。また、以下では、上流側トランジスタ5がオフされ且つ下流側トランジスタ7がオンされた場合の、演算増幅器17の出力Voを、第1オフセット値といい、上流側トランジスタ5がオンされ且つ下流側トランジスタ7がオフされた場合の、演算増幅器17の出力Voを、第2オフセット値という。また、マイコン23から出力されるバイアス電圧Vbiの値のことを、バイアス出力値という。また、演算増幅器17の単体でのオフセット電圧が0と仮定して、ソレノイド電流Isが0であるときの演算増幅器17の出力Voを基準出力値Vsoにするための、バイアス電圧Vbiの理論値(計算上の値)を、基準バイアス値Vsbという。
〈IGオン時処理〉
マイコン23は、IGスイッチ55のオンによって起動すると、図3のIGオン時処理を行う。
図3に示すように、マイコン23は、IGオン時処理を開始すると、S100にて、所定のイニシャル処理を行う。イニシャル処理には、バイアス出力値を基準バイアス値Vsbに設定する処理も含まれる。
そして、マイコン23は、次のS110にて、サーミスタ27及び抵抗29からの温度検出用電圧VTに基づいて、装置内部温度を検出する。例えば、ROM42には、温度検出用電圧VTを装置内部温度に換算するための温度換算マップ又は温度換算式が記憶されている。このため、マイコン23は、温度検出用電圧VTをA/D変換して取得し、その取得した温度検出用電圧VTを、上記温度換算マップ又は温度換算式により、装置内部温度に換算する。そして更に、マイコン23は、S110では、検出した装置内部温度を、例えばRAM43に「TpON」として記憶する。TpONは、ECU1の起動時における装置内部温度ということになる。
マイコン23は、次のS120にて、上流側トランジスタ5をオフし、下流側トランジスタ7をオンする。マイコン23は、次のS130にて、演算増幅器17の出力VoをA/D変換する。そして、マイコン23は、次のS140にて、S130で取得した出力VoのA/D変換結果を、例えばRAM43に「Of1ON」として記憶する。Of1ONは、ECU1の起動時における第1オフセット値であると共に、装置内部温度がTpONである場合の第1オフセット値ということになる。
マイコン23は、次のS150にて、下流側トランジスタ7をオフし、上流側トランジスタ5をオンする。マイコン23は、次のS160にて、演算増幅器17の出力VoをA/D変換する。そして、マイコン23は、次のS170にて、S160で取得した出力VoのA/D変換結果を、例えばRAM43に「Of2ON」として記憶する。Of2ONは、ECU1の起動時における第2オフセット値であると共に、装置内部温度がTpONである場合の第1オフセット値ということになる。
マイコン23は、次のS180にて、任意の装置内部温度での第1オフセット値を推定して算出するための第1計算式を設定し、次のS190にて、任意の装置内部温度での第2オフセット値を推定して算出するための第2計算式を設定する。そして、その後、当該IGオン時処理を終了する。尚、S180,S190の処理内容については後で説明する。
〈IGオフ時処理〉
マイコン23は、IGスイッチ55がオフされたことを検知すると、前述の電源保持信号Shをローにする前に、図4のIGオフ時処理を行う。
図4に示すように、マイコン23は、IGオフ時処理を開始すると、S200にて、バイアス出力値を基準バイアス値Vsbに設定する。そして、マイコン23は、次のS210にて、図3のS110と同様に装置内部温度を検出し、検出した装置内部温度を、例えばRAM43に「TpOFF」として記憶する。TpOFFは、ECU1の動作終了時における装置内部温度ということになる。このTpOFFは、ECU1の起動時における装置内部温度であるTpONと比べると、高温になっていると考えられる。
マイコン23は、次のS220にて、上流側トランジスタ5をオフし、下流側トランジスタ7をオンする。マイコン23は、次のS230にて、演算増幅器17の出力VoをA/D変換する。そして、マイコン23は、次のS240にて、S230で取得した出力VoのA/D変換結果を、例えばRAM43に「Of1OFF」として記憶する。Of1OFFは、ECU1の動作終了時における第1オフセット値であると共に、装置内部温度がTpOFFである場合の第1オフセット値ということになる。
マイコン23は、次のS250にて、下流側トランジスタ7をオフし、上流側トランジスタ5をオンする。マイコン23は、次のS260にて、演算増幅器17の出力VoをA/D変換する。そして、マイコン23は、次のS270にて、S260で取得した出力VoのA/D変換結果を、例えばRAM43に「Of2OFF」として記憶し、その後、当該IGオフ時処理を終了する。Of2OFFは、ECU1の動作終了時における第2オフセット値であると共に、装置内部温度がTpOFFである場合の第2オフセット値ということになる。
尚、RAM43の記憶領域のうち、少なくともTpOFF,Of1OFF,Of2OFFが記憶される記憶領域は、メインリレー13がオフされてもデータ保持用電源が供給され続けるバックアップRAM領域になっている。このため、図4のIGオフ時処理でRAM43に記憶されたTpOFF,Of1OFF,Of2OFFは、IGスイッチ55がオフからオンされてマイコン23が再び動作を開始した場合に読み出すことができる。
また、図4のIGオフ時処理におけるS210,S240,S270では、TpOFF,Of1OFF,Of2OFFを、EEPROMやフラッシュメモリなどの書き換え可能な不揮発性メモリに記憶しても良い。その場合、例えば、図3のIGオン時処理におけるS110(イニシャル処理)で、書き換え可能不揮発性メモリ内のTpOFF,Of1OFF,Of2OFをRAM43にコピーすれば良い。
〈IGオン時処理(図3)におけるS180,S190の処理〉
マイコン23は、図3のS180では、今回の図3におけるS110とS140とでRAM43に記憶されたTpON及びOf1ONと、直前に実行した図4におけるS210とS240とでRAM43に記憶されたTpOFF及びOf1OFFとを読み込む。TpONは、Of1ONが検出されたときの装置内部温度であり、そのOf1ONと対応付けてRAM43に記憶された装置内部温度である。TpOFFは、Of1OFFが検出されたときの装置内部温度であり、そのOf1OFFと対応付けてRAM43に記憶された装置内部温度である。
更に、マイコン23は、S180では、図5に示すように、温度をx軸(横軸)にし、電圧をy軸(縦軸)にした座標において、「温度=TpON」で「電圧=Of1ON」である点と、「温度=TpOFF」で「電圧=Of1OFF」である点との、2つの点を結ぶ直線の式「y=f1(x)」を算出する。そして、その一次関数の式「y=f1(x)」を、任意の装置内部温度での第1オフセット値を推定して算出するための第1計算式として設定する。
また、マイコン23は、図3のS190では、今回の図3におけるS110とS170とでRAM43に記憶されたTpON及びOf2ONと、直前に実行した図4におけるS210とS270とでRAM43に記憶されたTpOFF及びOf2OFFとを読み込む。TpONは、Of2ONが検出されたときの装置内部温度でもあり、そのOf2ONと対応付けてRAM43に記憶された装置内部温度でもある。TpOFFは、Of2OFFが検出されたときの装置内部温度でもあり、そのOf2OFFと対応付けてRAM43に記憶された装置内部温度でもある。
更に、マイコン23は、S190では、図5に示すように、温度をx軸(横軸)にし、電圧をy軸(縦軸)にした座標において、「温度=TpON」で「電圧=Of2ON」である点と、「温度=TpOFF」で「電圧=Of2OFF」である点との、2つの点を結ぶ直線の式「y=f2(x)」を算出する。そして、その一次関数の式「y=f2(x)」を、任意の装置内部温度での第2オフセット値を推定して算出するための第2計算式として設定する。
〈補正処理〉
マイコン23は、ソレノイド電流Isを制御する期間において、図6の補正処理を例えば一定時間毎に行う。
図6に示すように、マイコン23は、補正処理を開始すると、まずS310にて、図3のS110や図4のS210と同様に装置内部温度を検出し、その検出した装置内部温度を、例えばRAM43に現在温度として記憶する。
マイコン23は、次のS320にて、図3のS180で設定した第1計算式に現在温度を代入することにより、現在温度での(詳しくは、現在の装置内部温度での)第1オフセット値を算出し、その算出した第1オフセット値を、例えばRAM43に「Of1Now」として記憶する。Of1Nowは、現在温度での第1オフセット値を推定した値である。
マイコン23は、次のS330にて、図3のS190で設定した第2計算式に現在温度を代入することにより、現在温度での第2オフセット値を算出し、その算出した第2オフセット値を、例えばRAM43に「Of2Now」として記憶する。Of2Nowは、現在温度での第2オフセット値を推定した値である。
マイコン23は、次のS340にて、Of1Nowから、下流側トランジスタ7がオン時のバイアス出力値V1を算出する。
そのバイアス出力値V1は、下流側トランジスタ7がオンで、ソレノイド電流Isが0である場合の演算増幅器17の出力Voを、基準出力値Vsoに補正するためのバイアス出力値である。電流検出回路15のゲインを「G」とすると、バイアス出力値V1は、「V1=基準バイアス値Vsb+(基準出力値Vso−Of1Now)/G」の式によって算出される。
マイコン23は、次のS350にて、Of2Nowから、下流側トランジスタ7がオフ時のバイアス出力値V2を算出する。
そのバイアス出力値V2は、下流側トランジスタ7がオフで、ソレノイド電流Isが0である場合の演算増幅器17の出力Voを、基準出力値Vsoに補正するためのバイアス出力値である。バイアス出力値V2は、「V2=基準バイアス値Vsb+(基準出力値Vso−Of2Now)/G」の式によって算出される。
マイコン23は、次のS360にて、下流側トランジスタ7をオンさせているか否かを判定し、下流側トランジスタ7をオンさせている場合には、S370に進み、下流側トランジスタ7をオフさせている場合には、S380に進む。
マイコン23は、S370では、実際のバイアス出力値を、S340で算出したバイアス出力値V1に設定する。具体的には、D/A変換器45によるバイアス電圧Vbiの出力値を、バイアス出力値V1を設定する。また、マイコン23は、S380では、実際のバイアス出力値を、S350で算出したバイアス出力値V2に設定する。具体的には、D/A変換器45によるバイアス電圧Vbiの出力値を、バイアス出力値V2を設定する。そして、マイコン23は、S370又はS380の処理を行った後、当該補正処理を終了する。
以上のようなECU1において、マイコン23は、ソレノイド電流Isを制御する期間において、下流側トランジスタ7をオンした場合の演算増幅器17の出力Voを、事前に検出した第1オフセット値(Of1ON,Of1OFF)に基づいて補正する。また、下流側トランジスタ7をオフした場合の演算増幅器17の出力Voを、事前に検出した第2オフセット値(Of2ON,Of2OFF)に基づいて補正する。このため、ソレノイド3を制御する際に、下流側トランジスタ7のオン時とオフ時とで、別々の適切なオフセット値(第1オフセット値及び第2オフセット値)を用いて演算増幅器17の出力Voに対するオフセット補正を行うことができる。よって、ソレノイド3を制御する際の電流検出精度を向上させることができ、延いては、ソレノイド3の制御精度を高めることができる。
例えば、図7は、比較例として、バイアス電圧Vbiを基準バイアス値Vsbに固定した場合の、演算増幅器17の出力Voを表している。図7において、出力Voが増加している期間が、下流側トランジスタ7のオン期間であり、出力Voが減少している期間が、下流側トランジスタ7のオフ期間である。また、図7において、点線は理想波形であり、実線はオフセットによる誤差を含んだ波形である。そして、図7において点線楕円で囲んだA部の拡大図が、図8である。図7及び図8の例では、電流検出用抵抗が0.5Ωで、電流検出回路15のゲインが10である。図8に示すように、下流側トランジスタ7のオン期間において、演算増幅器17の出力Voに0.45Vの誤差が生じており、その誤差は、電流に換算すると90mA(=0.45V/0.5Ω/10)に相当する。
一方、図9は、本実施形態のECU1における演算増幅器17の出力Voを表している。図9においても、出力Voが増加している期間が、下流側トランジスタ7のオン期間であり、出力Voが減少している期間が、下流側トランジスタ7のオフ期間である。また、図9においても、点線は理想波形であり、実線は実際の誤差を含んだ波形であるが、その実線の波形は点線の理想波形と概ね一致している。そして、図9において点線楕円で囲んだB部の拡大図が、図10である。図9及び図10の例においても、電流検出用抵抗が0.5Ωで、電流検出回路15のゲインが10である。図10に示すように、下流側トランジスタ7のオン期間において、演算増幅器17の出力Voには0.17Vの誤差が生じているが、その誤差は、電流に換算すると34mA(=0.17V/0.5Ω/10)であり、十分に抑制されている。
また、ECU1において、マイコン23は、第1オフセット値と第2オフセット値との各々を、装置内部温度が異なるタイミングで複数回(この例では2回)検出している。複数回検出した第1オフセット値の各々が、Of1ONとOf1OFFであり、複数回検出した第2オフセット値の各々が、Of2ONとOf2OFFである。更に、マイコン23は、第1オフセット値(Of1ON,Of1OFF)を検出したときの装置内部温度(TpON,TpOFF)、及び第2オフセット値(Of2ON,Of2OFF)を検出したときの装置内部温度(TpON,TpOFF)を検出している。
そして、マイコン23は、ソレノイド電流Isを制御する期間において、装置内部温度を検出し(S310)、その検出した現在の装置内部温度での第1オフセット値(Of1Now)と第2オフセット値(Of2Now)を、前述の第1計算式及び第2計算式を用いて推定している(S320〜S330)。第1計算式と第2計算式は、事前に検出した第1オフセット値(Of1ON,Of1OFF)及び第2オフセット値(Of2ON,Of2OFF)と、それらを検出したときの装置内部温度(TpON,TpOFF)とに基づいて設定している。
そして更に、マイコン23は、ソレノイド電流Isを制御する期間において、下流側トランジスタ7をオンした場合の演算増幅器17の出力Voを、推定した現在の装置内部温度での第1オフセット値(Of1Now)に基づいて補正する(S340,S370)。また、下流側トランジスタ7をオフした場合の演算増幅器17の出力Voを、推定した現在の装置内部温度での第2オフセット値(Of2Now)に基づいて補正する(S350,S380)。
このため、演算増幅器17のオフセット電圧の温度特性もキャンセルすることができ、電流検出精度を一層向上させることができる。
尚、本実施形態において、図3のIGオン時処理と図4のIGオフ時処理との各々では、第1オフセット値と第2オフセット値とを、連続して検出するようになっている(図3のS120〜S170,図4のS220〜S270)。このため、図3のS110では、第1オフセット値(Of1ON)と第2オフセット値(Of2ON)とを連続して検出するときの装置内部温度を、Of1ONを検出したときの装置内部温度と、Of2ONを検出したときの装置内部温度との、両方を表す装置内部温度(TpON)として検出している。同様に、図4のS210では、第1オフセット値(Of1OFF)と第2オフセット値(Of2OFF)とを連続して検出するときの装置内部温度を、Of1OFFを検出したときの装置内部温度と、Of2OFFを検出したときの装置内部温度との、両方を表す装置内部温度(TpOFF)として検出している。よって、RAM43などのメモリに記憶する装置内部温度の数を少なくすることができ、メモリ資源の節約ができる。
ここで、変形例として、図3のIGオン時処理では、例えばS110で検出した装置内部温度を、Of1ONの検出時の装置内部温度としてメモリに記憶し、更に例えばS140とS150との間で装置内部温度を検出して、その検出結果をOf2ONの検出時の装置内部温度としてメモリに記憶しても良い。同様に、図4のIGオフ時処理では、例えばS210で検出した装置内部温度を、Of1OFFの検出時の装置内部温度としてメモリに記憶し、更に例えばS240とS250との間で装置内部温度を検出して、その検出結果をOf2OFFの検出時の装置内部温度としてメモリに記憶しても良い。しかし、このように変形するよりは、図3のIGオン時処理と図4のIGオフ時処理とで、1回ずつ装置内部温度を検出する方が、メモリ資源の節約ができる。
また、マイコン23は、IGスイッチ55のオンによりECU1が起動したタイミング(図3)と、IGスイッチ55がオフされてからECU1が動作を終了するまでの間のタイミング(図4)とで、第1オフセット値と第2オフセット値との各々を検出する。
このため、第1オフセット値と第2オフセット値との各々に関して、装置内部温度が極力大きく異なる2つのタイミングでの値を取得することができる。このことは、現在の装置内部温度での第1オフセット値と第2オフセット値とを推定するために構築する計算式(上記例では第1計算式と第2計算式)の精度が高くなる、という効果をもたらす。
また、ECU1が動作する期間毎に、第1オフセット値と第2オフセット値とが少なくとも1回は検出されて更新されるため、例えば電流検出回路15を構成する素子の経時特性変化によるオフセット電圧のばらつきもキャンセルすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。また、前述の数値も一例であり他の値でも良い。
例えば、本発明は、下流側トランジスタ7が、ソレノイド3を駆動する際にオンされたままになる通電許可用トランジスタで、上流側トランジスタ5が、ソレノイド3を駆動する際にオン/オフされる駆動用トランジスタである構成であっても、同様に適用することができる。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。また、上述したECUの他、当該ECUを構成要素とするシステム、当該ECUとしてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、リニアソレノイド制御方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…リニアソレノイド制御装置(ECU)、3…リニアソレノイド、5…上流側トランジスタ、7…下流側トランジスタ、9…電流検出用抵抗、17…演算増幅器、23…マイクロコンピュータ(マイコン)

Claims (5)

  1. 電源電圧とリニアソレノイド(3)の上流側との間に設けられた上流側トランジスタ(5)と、
    前記リニアソレノイドの下流側とグランドラインとの間に設けられた下流側トランジスタ(7)と、
    前記リニアソレノイドに対して直列に設けられ、前記リニアソレノイドに流れる電流と同じ電流が流れる電流検出用抵抗(9)と、
    前記電流検出用抵抗の両端の電圧差を増幅して出力する演算増幅器(17)と、
    前記上流側トランジスタと前記下流側トランジスタとのうちの一方である通電許可用トランジスタをオンすると共に、前記上流側トランジスタと前記下流側トランジスタとのうちの他方である駆動用トランジスタを、前記演算増幅器の出力に基づいてオン/オフさせることにより、前記リニアソレノイドに流す電流を制御する制御手段(23)と、
    を備えたリニアソレノイド制御装置(1)であって、
    前記通電許可用トランジスタをオフし且つ前記駆動用トランジスタをオンした場合の前記演算増幅器の出力を、第1オフセット値として検出する第1検出手段(S120〜S140,S220〜S240)と、
    前記通電許可用トランジスタをオンし且つ前記駆動用トランジスタをオフした場合の前記演算増幅器の出力を、第2オフセット値として検出する第2検出手段(S150〜S170,S250〜S270)と、
    前記制御手段が前記リニアソレノイドに流す電流を制御する期間において、前記制御手段が前記駆動用トランジスタをオンした場合の前記演算増幅器の出力を、前記第1検出手段により検出された第1オフセット値に基づいて補正し、前記制御手段が前記駆動用トランジスタをオフした場合の前記演算増幅器の出力を、前記第2検出手段により検出された第2オフセット値に基づいて補正する補正手段(S180,S190,S310〜S380)と、
    を備えることを特徴とするリニアソレノイド制御装置。
  2. 請求項1に記載のリニアソレノイド制御装置において、
    前記第1検出手段は、前記第1オフセット値を、当該リニアソレノイド制御装置の内部温度である装置内部温度が異なるタイミングで複数回検出し、
    前記第2検出手段も、前記第2オフセット値を、前記装置内部温度が異なるタイミングで複数回検出し、
    当該リニアソレノイド制御装置は、
    前記第1検出手段が前記第1オフセット値を検出したときの前記装置内部温度、及び前記第2検出手段が前記第2オフセット値を検出したときの前記装置内部温度を検出する温度検出手段(S110,S210)、を備え、
    前記補正手段は、
    前記制御手段が前記リニアソレノイドに流す電流を制御する期間において、前記装置内部温度を検出すると共に、その検出した装置内部温度での前記第1オフセット値と前記第2オフセット値を、前記第1検出手段及び前記第2検出手段により検出された複数の前記第1オフセット値及び前記第2オフセット値と、前記温度検出手段により検出された前記装置内部温度とに基づいて推定するオフセット値推定手段(S180,S190,S310〜S330)、を備え、
    更に、前記補正手段は、
    前記制御手段が前記駆動用トランジスタをオンした場合の前記演算増幅器の出力を、前記オフセット値推定手段により推定した前記第1オフセット値に基づいて補正し、前記制御手段が前記駆動用トランジスタをオフした場合の前記演算増幅器の出力を、前記オフセット値推定手段により推定した前記第2オフセット値に基づいて補正すること(S340〜S380)、
    を特徴とするリニアソレノイド制御装置。
  3. 請求項2に記載のリニアソレノイド制御装置において、
    前記第1検出手段と前記第2検出手段は、連続して動作するようになっており(S120〜S170,S220〜S270)、
    前記温度検出手段は、前記第1検出手段と前記第2検出手段とが連続して動作したときの前記装置内部温度を、前記第1検出手段が前記第1オフセット値を検出したときの前記装置内部温度と、前記第2検出手段が前記第2オフセット値を検出したときの前記装置内部温度との、両方を表す前記装置内部温度として検出すること、
    を特徴とするリニアソレノイド制御装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のリニアソレノイド制御装置において、
    当該リニアソレノイド制御装置は、電源スイッチ(55)がオンされると起動し、前記電源スイッチがオフされてから所定の条件が成立すると動作を終了するようになっており、
    前記第1検出手段が前記第1オフセット値を検出するタイミングは、前記電源スイッチがオンされて当該リニアソレノイド制御装置が起動したタイミング(S120〜S140)と、前記電源スイッチがオフされてから当該リニアソレノイド制御装置が動作を終了するまでの間のタイミング(S220〜S240)であり、
    前記第2検出手段が前記第2オフセット値を検出するタイミングも、前記電源スイッチがオンされて当該リニアソレノイド制御装置が起動したタイミング(S150〜S170)と、前記電源スイッチがオフされてから当該リニアソレノイド制御装置が動作を終了するまでの間のタイミング(S250〜S270)であること、
    を特徴とするリニアソレノイド制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項4に記載のリニアソレノイド制御装置において、
    前記第1検出手段と前記第2検出手段は、当該リニアソレノイド制御装置が動作する期間に少なくとも1回は動作すること、
    を特徴とするリニアソレノイド制御装置。
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