JP2016149416A - リニアソレノイド - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルの内側に配置されるプランジャの外径寸法を大きくしてプランジャの磁気吸引力を高める。【解決手段】磁気吸引コア3に固定した滑り軸受6によって、プランジャ2の軸芯に固定したシャフト7を支持する構成を採用することにより、コイル1の内側に配置されるプランジャ2を拡径することが可能になり、コイル1の内側にプランジャ2が配置されるタイプのリニアソレノイドにおいて、プランジャ2の磁気吸引力を高めることが可能になる。さらに、磁気吸引コア3と磁気受渡コア4を結合する磁気遮断部が存在しないため、磁気吸引コア3から磁気受渡コア4へ直接磁束が流れる不具合がなく、磁気ロスを抑えることでプランジャ2の磁気吸引力を高めることができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、コイルの内側にプランジャ(可動子)が配置されるリニアソレノイド(電磁アクチュエータ)に関する。
(従来技術)
コイルの内側にプランジャが配置されるリニアソレノイドとして、特許文献1に開示される技術が知られている。
特許文献1のリニアソレノイドは、磁気吸引コアと磁気遮断部と磁気受渡コアを一部品で設けたものである。
なお、磁気吸引コアは、プランジャと軸方向に対向してプランジャを磁気吸引するものである。磁気受渡コアは、プランジャの周囲を覆う円筒形状を呈してプランジャと径方向の磁束の受け渡しを行うものである。磁気遮断部は、磁気吸引コアと磁気受渡コアの間で直接磁束が流れるのを阻害する薄肉の磁気飽和部である。
(従来技術の問題点)
特許文献1のリニアソレノイドは、コイルボビンの内側に磁気吸引コアおよび磁気受渡コアを挿入配置する構造であり、さらに磁気吸引コアおよび磁気受渡コアの内側にプランジャを配置する構造である。
このため、プランジャの外径寸法は、ボビンの内側に挿入配置された磁気吸引コアと磁気受渡コアの厚み寸法によって小さく抑えられてしまう。これにより、プランジャの磁路面積が制限され、プランジャの磁気吸引力が低下する不具合がある。
特開2011−119329号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、コイルの内側に配置されるプランジャの外径寸法を大きくすることが可能なリニアソレノイドの提供にある。
本発明は、磁気吸引コアに固定した滑り軸受によって、プランジャの軸芯に固定したシャフトを支持する構成を採用することにより、コイルの内側に配置されるプランジャプランジャの外径寸法を大きくすることが可能になる。これにより、プランジャの磁路面積を大きくすることが可能になり、プランジャの磁気吸引力を高めることが可能になる。
リニアソレノイドの断面図である(実施例1)。 リニアソレノイドの断面図である(実施例2)。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。
本発明が適用された具体的な一例(実施例)を、図面を参照して説明する。以下における実施例は具体的な一例を示すものであって、本発明が実施例に限定されないことは言うまでもない。
[実施例1]
図1を参照して実施例1を説明する。なお、以下では説明の便宜上、図1左側を左、図1右側を右と称するが、この左右方向は、説明のための方向であって、実際の搭載方向を限定するものではない。
この実施例のリニアソレノイドは、例えば、自動変速機の油圧制御装置に搭載される電磁油圧制御弁に用いられるものであり、電磁油圧制御弁は、油圧制御弁(例えばスプール弁、ボール弁等)とリニアソレノイドとを軸方向に結合して設けられる。
油圧制御弁は、ノーマルクローズタイプまたはノーマルオープンタイプの三方弁であり(限定しない)、バルブハウジングA(スリーブ等)、弁体B(スプール等)を用いて構成される。
なお、油圧制御弁の弁体Bと後述するプランジャ2を初期位置(右側)へ戻すリターンスプリングは、油圧制御弁に設けられている。
リニアソレノイドは、
・通電により磁力を発生するコイル1と、
・このコイル1の内側(軸方向範囲内)において軸方向(左右方向)へ移動可能に支持されるプランジャ2と、
・コイル1の発生する磁力によりプランジャ2を軸方向(左方向)へ磁気吸引する磁気吸引コア3と、
・プランジャ2の外周面と径方向の磁束の受渡しを行う磁気受渡コア4と、
・コイル1の周囲を覆い、磁気吸引コア3と磁気受渡コア4と磁気的に結合するヨーク5と、
・コイル1の内側の中心に固定配置される軸方向へ伸びる非磁性の滑り軸受6と、
・プランジャ2の軸芯に固定され、滑り軸受6の内側に挿し入れられて滑り軸受6と摺接する非磁性のシャフト7と、
を備えて構成される。
以下において、上述したリニアソレノイドの各部を詳細に説明する。
コイル1は、樹脂製のボビン8の周囲に、絶縁被覆が施された導線(エナメル線等)を多数巻回したものであり、通電されると磁力を発生し、発生磁束により固定子(磁気吸引コア3、磁気受渡コア4、ヨーク5)と可動子(プランジャ2)を通る磁束ループを形成する。
コイル1の通電は、コネクタ9を介して行われる。コネクタ9は、電磁油圧制御弁を制御する電子制御装置(図示しないAT−ECU)と接続線を介して電気的な接続を行う接続手段である。このコネクタ9は、コイル1をモールドする2次成形樹脂の一部によって形成されるものであり、樹脂製のコネクタ9の内部にはコイル1の両端にそれぞれ接続されるターミナル端子が配置される。
プランジャ2は、コイル1の内側に挿入配置された略円柱形状を呈した磁性体金属(例えば、鉄などの強磁性材料)であり、プランジャ2の外径寸法は後述する金属筒14の内径寸法より僅かに小径に設けられて、プランジャ2の外周面が金属筒14に極力接しないように設けられている。
プランジャ2の内側には、滑り軸受6が挿し入れられる円筒穴が形成されている。この円筒穴は、プランジャ2の左端面からプランジャ2の右側に向けて穿設される内径が一定径の丸穴であり、その内径寸法は滑り軸受6の外径寸法より僅かに大径に設けられている。なお、円筒穴の内周面と滑り軸受6の外周面は、直接摺動するものであっても良いが、円筒穴の内周面と滑り軸受6の外周面の間に微細な隙間(即ち、接触を回避する隙間)が形成されるものであっても良い。
磁気吸引コア3(後述する筒部3aを含まない)は、コイル1の軸方向範囲の外側のみ(この実施例ではコイル1の左側)に配置される。
具体的に、磁気吸引コア3は、ヨーク5の左端にカシメ等の結合技術により固定される略円板形状を呈した磁性体金属(例えば、鉄などの強磁性材料)であり、プランジャ2を左側へ磁気吸引するものである。そして、プランジャ2と磁気吸引コア3との間に磁気吸引ギャップが形成される。
この磁気吸引コア3には、プランジャ2の左端の外周面と、軸方向に交差(オーバーラップ)可能な筒部3aが設けられている。この筒部3aの外周面は、右側に向かって縮径するテーパ面であり、プランジャ2のストローク量が変化してもテーパ面を備える筒部3aによってプランジャ2に作用する磁気吸引力が変化しないように設けられている。
磁気受渡コア4は、磁気吸引コア3とは独立したものであり、コイル1の軸方向範囲の外側のみ(この実施例ではコイル1の右側)に配置される。
この磁気受渡コア4は、カップ形状を呈するヨーク5の底(カップ底5a)と磁気的に結合する略円環状の磁性体金属(例えば、鉄などの強磁性材料)であり、磁気受渡コア4の内径とプランジャ2の外径との間にサイドギャップを形成する。
磁気受渡コア4は、ヨーク5に固定されるものであっても良いが、この実施例1では、それとは異なり、磁気受渡コア4がヨーク5に接触した状態で、ヨーク5に対して径方向へスライド可能に設けられる。その詳細は後述する。
ヨーク5は、コイル1の周囲を覆って磁束を流す磁性体金属(例えば、鉄などの強磁性材料)であり、この実施例では左方向に開口したカップ形状を呈する。具体的にヨーク5は、コイル1の外周を覆う円筒部の他に、この円筒部の右端を閉塞するカップ底5aを備えるものである。
そして、内部にリニアソレノイドの構成部品を組み込んだヨーク5と、油圧制御弁のバルブハウジングAとを、ヨーク5の左端に組付け、ヨーク5の左端に形成された爪部5bをカシメることで、リニアソレノイドの組付けがなされるとともに、リニアソレノイドと油圧制御弁が結合される。
滑り軸受6は、円筒形状を呈した非磁性のメタルベアリングであり、外径寸法と内径寸法のそれぞれが軸方向の全範囲において一定に設けられている。具体的に、滑り軸受6の軸芯(中心部)には、シャフト7の外周面と摺接する軸穴6aが形成されている。この軸穴6aは、滑り軸受6の軸芯において軸方向へ延びる貫通穴であり、軸穴6aの内径寸法がシャフト7の外径寸法より僅かに大径に設けられ、軸穴6aとシャフト7との間に摺動クリアランスが形成される。
滑り軸受6の一端(左端)は、磁気吸引コア3の中心部に固定支持される。なお、磁気吸引コア3に対する滑り軸受6の固定技術は限定するものではなく、圧入、カシメ、溶接など適宜採用可能なものである。具体的に、滑り軸受6の左端が磁気吸引コア3に固定されることで、滑り軸受6の軸芯が磁気吸引コア3の磁気吸引面に対して垂直に支持される。
滑り軸受6の他端(右端)は、磁気受渡コア4の軸方向範囲の内側まで伸びて配置される。具体的な一例として、滑り軸受6の軸方向寸法(全長)は、リニアソレノイドの軸方向寸法より少し短く設けられており、滑り軸受6の左端が磁気受渡コア4の内径に配置される。
シャフト7は、少なくとも滑り軸受6に挿入される範囲が一定径の円柱棒状を呈する非磁性体の金属製(例えば、ステンレス等)であり、プランジャ2の軸芯において軸方向に沿って固定配置される。具体的にシャフト7は、プランジャ2の右端においてプランジャ2に直接固定される。なお、プランジャ2に対するシャフト7の固定技術は限定するものではなく、圧入、カシメ、溶接など適宜採用可能なものである。
このように設けられることで、プランジャ2の軸芯に固定されたシャフト7を、コイル1の軸芯に固定配置された滑り軸受6の内部に挿し入れることにより、プランジャ2が軸方向へ摺動自在に支持されるとともに、プランジャ2の径方向の移動が阻止される。
(実施例1の効果1)
この実施例1のリニアソレノイドは、磁気吸引コア3に固定した滑り軸受6によって、プランジャ2の軸芯に固定したシャフト7を支持する構成を採用するとともに、磁気吸引コア3(筒部3aを含まない)と磁気受渡コア4の少なくとも一方(この実施例1では両方)を、コイル1の軸方向範囲の外側のみに配置する構成を採用することにより、コイル1の内側に配置されるプランジャ2の外径寸法を大きくできる。
なお、筒部3aの先端をコイル1の軸方向範囲内に配置しても、従来技術に比較してプランジャ2の外径寸法を大きくできるため、筒部3aはコイル1の軸方向範囲内に配置しても良いものとする。
同様に、円筒部4aのコイル1側の端にテーパ部(筒部3a参照)を形成し、そのテーパ部の先端をコイル1の軸方向範囲内に配置しても、従来技術に比較してプランジャ2の外径寸法を大きくできるため、円筒部4aに設けたテーパ部はコイル1の軸方向範囲内に配置しても良いものとする。
具体的に、滑り軸受6およびシャフト7の挿通によってプランジャ2の内側の磁路面積が縮小するが、それ以上にプランジャ2の外径寸法の拡大によってプランジャ2の磁路面積を大きくできる。このように、滑り軸受6とシャフト7による磁路面積の縮小よりも外径寸法の径拡大による磁路面積の拡大が勝るため、プランジャ2の磁気吸引力を高めることができる。
プランジャ2の磁気吸引力が高められることで、リニアソレノイドを高性能化することができる。具体的に、リニアソレノイドの体格を従来技術と同程度に設ける場合は、本発明を採用することによりリニアソレノイドの出力をアップさせることができる。また、リニアソレノイドの出力を従来技術と同程度に設ける場合は、リニアソレノイドの体格を小型化できる。
(実施例1の効果2)
この実施例1のリニアソレノイドは、上述したように、磁気吸引コア3と磁気受渡コア4が独立して設けられる。
これにより、従来技術で用いていた「磁気遮断部」を廃止することができるため、磁気吸引コア3と磁気受渡コア4の間で直接磁束が流れることにより生じる磁気ロスを無くすことができ、従来技術に比較してプランジャ2の磁気吸引力を高めることができる。
(実施例1の効果3)
この実施例1の滑り軸受6は、上述したように、磁気吸引コア3に固定支持される。
このように、磁気吸引コア3に滑り軸受6を固定したことで、プランジャ2の左端と磁気吸引コア3との同軸性を高めることができる。
これにより、プランジャ2の左側の外周面と、筒部3aの内周面との隙間(径方向のエアギャップ)を小さくすることができるため、このエアギャップの縮小により、プランジャ2の磁気吸引力をさらに高めることが可能になる。
(実施例1の効果4)
この実施例1の滑り軸受6の自由端(右端)は、上述したように、磁気受渡コア4の軸方向範囲の内側に配置される。
これにより、プランジャ2の右側の調芯性が高められ、プランジャ2の右端の軸ズレを抑えることができる。
(実施例1の効果5)
この実施例1のリニアソレノイドは、ボビン8の内周面に非磁性の金属筒14を配置する構成を採用する。金属筒14の内径寸法は、プランジャ2の外径寸法より僅かに大きく設けられている。具体的に、金属筒14は、薄い非磁性の金属板(例えばステンレスや黄銅等の薄板)よりなる筒体であり、ボビン8の内周面に挿し入れられる。
このように、ボビン8の内周面にプランジャ2の外径寸法より僅かに大きい非磁性の金属筒14を配置することにより、ボビン8の内周面が熱等の影響(膨張収縮)で縮径する場合であっても、ボビン8の縮径を金属筒14で防ぐことができる。このため、ボビン8の縮径により、ボビン8がプランジャ2に干渉する不具合を回避できる。これにより、ボビン8がプランジャ2に干渉してプランジャ2の摺動抵抗が増加する不具合を無くすことができ、リニアソレノイドの信頼性を高めることができる。
(実施例1の効果6)
この実施例1のリニアソレノイドは、磁気受渡コア4とプランジャ2との間に、磁気受渡コア4とプランジャ2の最小距離を保つ非磁性の金属筒14を配置する構成を採用する。この金属筒14は、上記「実施例1の効果5」で示した金属筒14と同一のものである。
このように、磁気受渡コア4とプランジャ2との間に非磁性の金属筒14を配置することにより、プランジャ2と磁気受渡コア4の径方向の最小隙間距離(即ち、サイドギャップの最小距離)を、金属筒14の厚みによって規制することができる。
このため、「磁気受渡コア4にプランジャ2の外周面が磁気吸引されることで生じるサイドフォース」を一定値以下に抑えることができ、サイドフォースの上昇によるプランジャ2の摺動性の悪化を防ぐことができる。
(実施例1の効果7)
この実施例1の磁気受渡コア4は、ヨーク5に接触した状態で、ヨーク5に対して径方向へスライド可能に設けられる。
この実施例1の磁気受渡コア4は、断面形状が略L字形のリング体であり、プランジャ2の外周面を覆う筒形状を呈した円筒部4aと、この円筒部4aから外径方向に延びる外鍔4bとを一体に設けたものである。
外鍔4bの外縁は軸方向から見て円形であり、外鍔4bの外径寸法はヨーク5の内径寸法より所定量だけ小さく設けられている。この構造により、磁気受渡コア4がヨーク5の内側において径方向へ所定量だけ移動可能に設けられる。
一方、ヨーク5には、軸方向に対して垂直なカップ底5aが設けられており、このカップ底5aの左面と外鍔4bの右面が接するように設けられている。具体的に、ボビン8と外鍔4bとの間には、バネ材13が配置されており、このバネ材13の復元力によって、ボビン8の左端が磁気吸引コア3に押し付けられるとともに、外鍔4bがカップ底5aに押し付けられる。
このようにして、この実施例1では、ヨーク5に対して磁気受渡コア4が径方向へスライド可能であり、且つバネ材13の復元力によって常にヨーク5と磁気受渡コア4の磁気結合が保たれる。
このように設けることにより、滑り軸受6が何らかの要因で傾き、プランジャ2の右端に径方向へ移動する力が生じた場合は、その力を受けて磁気受渡コア4が径方向へスライドする。
これにより、プランジャ2と磁気受渡コア4の径方向の圧迫を回避することができるため、プランジャ2の摺動性を確保でき、リニアソレノイドの信頼性を高めることができる。
[実施例2]
図2を参照して実施例2を説明する。なお、以下の実施例2において上述した実施例1と同一符合は同一機能物を示すものである。
(実施例2の特徴技術1)
上記の実施例1では、金属筒14を設ける例を示した。
これに対し、この実施例2は、プランジャ2の外周面に非磁性の膜材15を設けたものである。
非磁性の膜材15は、周知のメッキ技術やコーティング技術によってプランジャ2の外周面に被着されたものであり、テフロン(登録商標)などの樹脂材料であっても良いし、銅やニッケルなどの金属材料であっても良い。
このように、プランジャ2の外周面に非磁性の膜材15を設けても、上述した「実施例1の効果6」と同様の効果を得ることができる。
(実施例2の特徴技術2)
この実施例2は、磁気受渡コア4に、シャフト7との径方向の距離を保つ調芯手段16を設け、調芯手段16によって所定のサイドギャップを確保するものである。具体的な調芯手段16の一例は、磁気受渡コア4の内径に嵌め入れられた非磁性体の薄板プレートであり、その中心部にシャフト7の右端が侵入可能な貫通穴が設けられている。
上記の実施例では、リニアソレノイドが油圧制御弁を駆動する例を示したが、リニアソレノイドの駆動対象物は油圧制御弁に限定されるものではなく、油圧制御弁以外の駆動対象物(バルブ以外を含む)を直接または間接的に駆動するリニアソレノイドに本発明を適用しても良い。
1 コイル
2 プランジャ
3 磁気吸引コア
4 磁気受渡コア
6 滑り軸受
7 シャフト

Claims (7)

  1. 通電により磁力を発生するコイル(1)と、このコイル(1)の内側において軸方向へ移動可能に支持されるプランジャ(2)と、前記コイル(1)の発生する磁力により前記プランジャ(2)を軸方向へ磁気吸引する磁気吸引コア(3)と、前記プランジャ(2)の外周面と磁束の受渡しを行う磁気受渡コア(4)とを具備するリニアソレノイドにおいて、
    前記コイル(1)の内側の中心には、軸方向へ伸びる円筒形で非磁性の滑り軸受(6)が固定配置され、
    前記プランジャ(2)の軸芯には、前記滑り軸受(6)の内側に挿し入れられて前記滑り軸受(6)と摺接する非磁性のシャフト(7)が固定され、
    前記滑り軸受(6)の一端は、前記磁気吸引コア(3)に固定されることを特徴とするリニアソレノイド。
  2. 請求項1に記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記滑り軸受(6)の他端は、前記磁気受渡コア(4)の軸方向範囲の内側に配置されることを特徴とするリニアソレノイド。
  3. 請求項1または請求項2に記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記コイル(1)が巻回される樹脂製のボビン(8)の内周面には、前記プランジャ(2)の外径寸法より内径寸法が大きい非磁性の金属筒(14)が配置されることを特徴とするリニアソレノイド。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記磁気受渡コア(4)と前記プランジャ(2)との間には、非磁性の金属筒(14)が介在されることを特徴とするリニアソレノイド。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記プランジャ(2)の外周面には、非磁性の膜材(15)が設けられることを特徴とするリニアソレノイド。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記磁気受渡コア(4)は、前記コイル(1)の外周を覆うヨーク(5)に接触した状態で、前記ヨーク(5)に対して径方向へスライド可能に設けられることを特徴とするリニアソレノイド。
  7. 請求項6に記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記磁気受渡コア(4)には、前記シャフト(7)との径方向の距離を保つ調芯手段(16)が設けられることを特徴とするリニアソレノイド。
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