JP2016148303A - 車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】可変バルブタイミング機構に異常が発生した場合に適切なクランキングトルクを設定する。
【解決手段】制御装置は、電動VVT機構が異常であると判定され(S100にてYES)、かつ、前回の判定時においては、正常であると判定された場合(S102にてYES)、ゼロクリア処理を実行するステップ(S104)と、予め定められた時間が経過するまでは(S118にてNO)、エンジンの始動処理中である場合(S106にてYES)、クランキングトルクの上限値を算出し(S108)、クランキングトルクの上限値を補正し(S110)、クランキングトルクのトルクレートを算出し(S112)と、クランキングトルクのトルクレートを補正するステップ(S114)と、を含む、制御処理を実行する。
【選択図】図5
【解決手段】制御装置は、電動VVT機構が異常であると判定され(S100にてYES)、かつ、前回の判定時においては、正常であると判定された場合(S102にてYES)、ゼロクリア処理を実行するステップ(S104)と、予め定められた時間が経過するまでは(S118にてNO)、エンジンの始動処理中である場合(S106にてYES)、クランキングトルクの上限値を算出し(S108)、クランキングトルクの上限値を補正し(S110)、クランキングトルクのトルクレートを算出し(S112)と、クランキングトルクのトルクレートを補正するステップ(S114)と、を含む、制御処理を実行する。
【選択図】図5
Description
本発明は、吸気バルブ等の開閉タイミングを調整する可変バルブタイミング機構を有するエンジンを搭載した車両の制御に関する。
車両に搭載されるエンジンには、一般的に吸気バルブ等の開閉タイミングを調整する可変バルブタイミング機構が搭載される。このような可変バルブタイミング機構において異常が発生した場合には、適切な開閉タイミングに調整することが困難になるため、エンジンの始動性が悪化する場合がある。
このような問題に対して、たとえば、特開2009−167920号公報(特許文献1)には、可変バルブタイミング機構に異常が発生した場合に、次のエンジンの始動時におけるクランキングトルクを引き上げる技術が開示される。
また、このような可変バルブタイミング機構には、エンジンの作動停止時にばねや磁石等を用いて開閉タイミングをエンジンの始動時に適した所定のタイミングに戻す変更機構が搭載される場合がある。
しかしながら、可変バルブタイミング機構に異常が発生した場合に、次のエンジンの始動時においてクランキングトルクを一律に引き上げるとすると、上述の変更機構が搭載されるエンジンにおいては、次のエンジンの始動までに変更機構によって開閉タイミングがエンジンの始動時に適した所定のタイミングに戻っているにもかかわらず、不必要にクランキングトルクを引き上げることになる場合があり、燃費が悪化する可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、可変バルブタイミング機構に異常が発生した場合に適切なクランキングトルクを設定する車両を提供することである。
この発明のある局面に係る車両は、エンジンと、エンジンのクランキングを行なうクランキング装置と、吸気バルブおよび排気バルブの少なくともいずれかの開閉タイミングを調整する可変バルブタイミング機構と、可変バルブタイミング機構の作動停止時に開閉タイミングをエンジンの始動時に対応するタイミング側に変更する力を可変バルブタイミング機構に作用させる変更機構と、エンジンの始動時にクランキング装置が出力するクランキングトルクを制御する制御装置とを備える。制御装置は、可変バルブタイミング機構が異常であると判定されることにより可変バルブタイミング機構の作動が停止する場合には、エンジンを始動させるときに、異常であると判定されてからの経過時間に応じてクランキングトルクの上限値を設定する。
この発明によると、可変バルブタイミング機構が異常であると判定されことにより可変バルブタイミング機構の作動が停止する場合には、異常であると判定されてからの経過時間が長くなるほど変更機構によって開閉タイミングがエンジンの始動時に対応するタイミングに近づけられる。そのため、エンジンを始動させる場合には、異常であると判定されてからの経過時間に応じてクランキングトルクの上限値を設定することにより、適切なクランキングトルクを設定することができる。したがって、可変バルブタイミング機構に異常が発生した場合に適切なクランキングトルクを設定する車両を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号が付されている。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返されない。
図1に示すように、本実施の形態に係るハイブリッド車両(以下、単に車両と記載する)1は、エンジン100と、モータジェネレータMG1,MG2と、動力分割装置4と、減速機5と、駆動輪6と、蓄電装置10と、PCU(Power Control Unit)20と、制御装置200とを備える。
車両1は、エンジン100およびモータジェネレータMG2の少なくとも一方から出力される駆動力によって走行可能である。エンジン100は、たとえば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関により構成される。エンジン100は、動力分割装置4を介して駆動輪6および発電機として作動可能なモータジェネレータMG1のうちの少なくともいずれかに動力を供給する。
エンジン100は、モータジェネレータMG1によりクランキングされて始動し得る。このエンジン100は、電動アクチュエータ402を用いて吸気バルブの作動特性(具体的にはカムシャフトの回転位置(カム角)に対する相対的な吸気バルブの位置、すなわち、開閉タイミング)を変更するための電動可変バルブタイミング機構(以下、電動VVT(Variable Valve Timing)機構と記載する)400を有する。車両1の走行状況やエンジン100の始動性に応じて、制御装置200により電動VVT機構400が制御される。エンジン100の排気通路102には、触媒112が設けられている。
電動VVT機構400は、制御装置200により制御されることによって吸気バルブの開閉タイミングを変更する電動アクチュエータ402と、電動アクチュエータ402への電力供給が停止される場合にバネ等の弾性部材や磁石等の磁力を利用して時間の経過とともにエンジン100の始動時に対応する予め定められた開弁タイミングになるように吸気バルブの開弁タイミングを変更する力を生じさせる変更機構404とを含む。本実施の形態において、予め定められた開弁タイミングは、最遅角の開弁タイミングである。電動VVT機構400において、吸気バルブの開弁タイミングが予め定められた開弁タイミングよりも進角側に変化している場合には、開弁タイミングが予め定められた開弁タイミングになるまで変更機構404によって継続して遅角側に開弁タイミングを変化させる力(弾性力あるいは磁力)が作用するものとする。
動力分割装置4は、エンジン100が発生する駆動力を、減速機5を介して駆動輪6を駆動するための動力と、モータジェネレータMG1を駆動するための動力とに分割可能に構成される。動力分割装置4は、たとえば遊星歯車機構によって構成される。この場合において、たとえば、遊星歯車機構のサンギヤには、モータジェネレータMG1が連結され、遊星歯車機構のキャリアには、エンジン100が連結され、遊星歯車機構のリングギヤには、モータジェネレータMG2および減速機5を経由して駆動輪6が連結される。
モータジェネレータMG1,MG2は、交流回転電機であり、たとえば、三相交流同期電動発電機である。モータジェネレータMG1は、動力分割装置4を介して受けるエンジン100の動力を用いて発電し得る。たとえば、蓄電装置10のSOC(State Of Charge)が所定の下限に達すると、エンジン100が始動してモータジェネレータMG1により発電が行なわれる。モータジェネレータMG1によって発電された電力は、PCU20により電圧変換され、蓄電装置10に一時的に蓄えられたり、モータジェネレータMG2に直接供給されたりする。
モータジェネレータMG2は、蓄電装置10に蓄えられた電力、および、モータジェネレータMG1によって発電された電力の少なくとも一方を用いて車両1の駆動力を発生する。モータジェネレータMG2によって発生される駆動力は、減速機5を介して駆動輪6に伝達される。なお、図1では、駆動輪6は前輪として示されているが、前輪に代えて、または前輪とともに、モータジェネレータMG2によって後輪を駆動してもよい。
なお、車両1の制動時には、減速機5を介して駆動輪6によりモータジェネレータMG2が駆動され、モータジェネレータMG2が発電機として作動する。これにより、モータジェネレータMG2は、制動エネルギーを電力に変換する回生ブレーキとして作動する。モータジェネレータMG2により発電された電力は、蓄電装置10に蓄えられる。
PCU20は、モータジェネレータMG1,MG2を駆動するための駆動装置である。PCU20は、モータジェネレータMG1,MG2を駆動するためのインバータを含み、さらに、インバータと蓄電装置10との間で電圧変換するためのコンバータを含んでもよい。
蓄電装置10は、再充電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池を含んで構成される。蓄電装置10の電圧は、たとえば200V程度である。蓄電装置10は、モータジェネレータMG1,MG2によって発電された電力を蓄える。なお、蓄電装置10として、大容量のキャパシタも採用可能であり、蓄電装置10は、モータジェネレータMG1,MG2による発電電力を一時的に蓄え、その蓄えた電力をモータジェネレータMG2へ供給可能な電力バッファであれば如何なるものでもよい。
制御装置200は、CPU(Central Processing Unit)や、記憶装置、入出力バッファ等(いずれも図示せず)を含むECU(Electronic Control Unit)を含んで構成される。制御装置200は、各種センサからの信号(信号ST、アクセル開度ACCあるいは車速VSS等)の入力や各機器への制御信号の出力を行なうとともに、ハイブリッド車両1における各機器の制御を行なう。主要なものとして、制御装置200は、ハイブリッド車両1の走行制御や、走行制御に応じたエンジン100(たとえば、電動VVT機構400等)の制御を実行する。
次に、電動VVT機構400を有するエンジン100の構成について説明する。図2は、図1に示されたエンジン100の具体的な構成を示す図である。
図2を参照して、エンジン100への吸入空気量は、スロットルモータ312により駆動されるスロットルバルブ104により調整される。インジェクタ108は、吸気ポートに燃料を噴射する。吸気ポートにおいて、燃料と空気とが混合される。混合気は、吸気バルブ118が開くことによって、シリンダ106内へ導入される。なお、インジェクタ108は、シリンダ106内に直接燃料を噴射する直噴インジェクタとして設けられてもよい。あるいは、インジェクタ108は、ポート噴射用と直噴用との両方が設けられてもよい。
シリンダ106内の混合気は、点火プラグ110により着火されて燃焼する。燃焼後の混合気すなわち排気ガスは、排気通路102に排出される。排気通路102には、排気ガスを浄化する触媒112が設けられる。排気ガスは、触媒112により浄化された後、車外に排出される。混合気の燃焼によりピストン114が押し下げられ、クランクシャフト116が回転する。なお、排気通路102には、触媒112の含む複数種類の触媒が異なる位置に設けられるようにしてもよい。
シリンダ106の頭頂部には、吸気バルブ118および排気バルブ120が設けられる。シリンダ106に導入される空気の量および時期は、吸気バルブ118により制御される。シリンダ106から排出される排気ガスの量および時期は、排気バルブ120により制御される。吸気バルブ118はカム122により駆動され、排気バルブ120はカム124により駆動される。
吸気バルブ118の作動特性は、電動VVT機構400によって変化される。電動VVT機構400は、カムシャフトと、カムスプロケット(いずれも図示せず)と、電動アクチュエータ402とを含む。カムシャフトは、回転軸の方向がクランクシャフトの回転軸と平行になるようにエンジン100のシリンダヘッドに回転自在に設けられる。カムシャフトは、カムによって各気筒に設けられる排気バルブを開閉する排気側カムシャフトと、カムによって各気筒に設けられる吸気バルブを開閉する吸気側カムシャフトとを含む。排気側カムシャフトには、複数のカム124が所定の間隔で固定される。吸気側カムシャフトには、複数のカム122が所定の間隔で固定される。
吸気側および排気側のカムシャフトの各々の一方端には、カムスプロケットが設けられる。双方のカムスプロケットには同じタイミングチェーンが巻き掛けられる。タイミングチェーンは、クランクシャフト116に設けられるタイミングロータ(図示せず)にも巻き掛けられる。そのため、クランクシャフトとカムシャフトとはタイミングチェーンによって同期して回転する。
カムシャフトとカムスプロケットとの間には電動アクチュエータ402が設けられる。電動アクチュエータ402は、吸気側のカムシャフトとカムスプロケットとの間の回転位相を変化させる。電動アクチュエータ402は、制御装置200から送信される制御信号VVTに基づいてその動作が制御される。電動アクチュエータ402によって吸気側のカムシャフトとカムスプロケットとの回転位相が変化させられると、吸気バルブ118においては、開弁期間が維持されるとともに、開弁タイミングおよび開弁タイミングに連動して閉弁タイミングが変化されることとなる。これによって、吸気側のカムシャフトの回転位置に対する吸気バルブ118のバルブ位置が変化される。
電動VVT機構400による吸気バルブ118の開弁タイミングの変化の態様については後述する。
制御装置200には、アクセル開度ACCや車速VSSを示す信号のほか、カム角センサ300、クランク角センサ302、スロットル開度センサ306および冷却水温センサ308の各センサから信号が入力される。
カム角センサ300は、カムの位置CMAを表す信号を出力する。クランク角センサ302は、クランクシャフト116の回転数(以下、エンジン回転数ともいう)NEおよびクランクシャフト116の回転角度CRAを表す信号を出力する。スロットル開度センサ306は、スロットル開度θthを表す信号を出力する。冷却水温センサ308は、冷却水温Twを表す信号を出力する。
さらに、制御装置200は、これらの各センサからの信号に基づいてエンジン100を制御する。具体的には、制御装置200は、車両1の走行状況や排気浄化装置の暖機状況に応じてエンジン100が所望の運転ポイントで運転されるように、スロットル開度θth、点火時期、燃料噴射時期、燃料噴射量、吸気バルブ118の作動状態(開閉タイミング)を制御する。なお、運転ポイントとは、エンジン100の出力、トルクおよび回転数が決定されるエンジン100の動作点であり、エンジン100が所望の出力やトルクを発生するようにエンジン100の運転ポイントが決定される。
制御装置200は、ハイブリッド車両1の走行制御において、エンジン100への要求出力を設定する。さらに、制御装置200は、エンジン100が設定された要求出力を発生するための動作点(エンジン回転数およびエンジントルクの組み合わせ)で動作するように、上記のパラメータ群を制御する。
図3に、電動VVT機構400において実現されるバルブ変位量とクランク角の関係が示される。図3の縦軸は、バルブ変位量を示し、図3の横軸は、クランク角を示す。
図3に示すように、排気行程において排気バルブ120が開いて変位量がピークとなった後に閉じ、その後の吸気行程において吸気バルブ118が開いて変位量がピークとなった後に閉じる。排気バルブ120のバルブ変位量が波形EXに示されており、これに対して、吸気バルブ118のバルブ変位量が波形IN1,IN2に示されている。
なお、バルブ変位量とは、吸気バルブ118(あるいは、排気バルブ120)が閉じた状態からの吸気バルブ118の変位量(開度)を意味する。吸気バルブ118の開度がピークに達したときのバルブ変位量をリフト量といい、吸気バルブ118が開いてから閉じるまでのクランク角の範囲を作用角という。
電動VVT機構400は、リフト量および作用角を維持した状態で吸気バルブ118の開弁タイミングおよび閉弁タイミングを変更する。すなわち、電動VVT機構400は、波形の形状を維持した状態で波形を、波形IN1(実線)と波形IN2(破線)との間で変化させることによって吸気バルブ118の開弁タイミングを変化させる。本実施の形態においては、クランク角CA(0)が波形IN1でバルブ変位量を変化させる場合の吸気バルブ118の開弁タイミングに対応し、クランク角CA(1)が波形IN2でバルブ変位量を変化させる場合の吸気バルブ118の開弁タイミングに対応する。
以下の説明においてクランク角CA(0)からクランク角CA(1)への方向に開弁タイミングを変更することを開弁タイミングを遅角するといい、クランク角CA(1)からクランク角CA(0)への方向に開弁タイミングを変更することを開弁タイミングを進角するというものとする。また、本実施の形態においてクランク角CA(0)が最進角の開弁タイミングであり、クランク角CA(1)が最遅角の開弁タイミングであるものとする。
なお、本実施の形態においては、図3に最進角の吸気バルブ118のバルブ変位量の波形IN1と、最遅角の吸気バルブ118のバルブ変位量の波形IN2とを例示したが、特に、電動VVT機構400の開弁タイミングの変更範囲は、図3に示すCA(0)とCA(1)との間に限定されるものではない。また、本実施の形態において、最進角の吸気バルブ118の開弁タイミングは、排気バルブ120の閉弁タイミングとオーバーラップする位置に設定されるものとして説明するが、オーバーラップしないようにCA(0)を設定してもよい。
エンジン100の停止時においては、変更機構404によって吸気バルブ118の開弁タイミングが最遅角の開弁タイミングになるように変化される。なお、後述する「進角量」は、最遅角の開弁タイミングを基準とした開弁タイミングの進角方向の変化量を示す値である。なお、進角量がゼロとは、最遅角の開弁タイミングであることを示す。
以上のような構成を有する車両1において、電動VVT機構400に異常が発生した場合には、適切な開閉タイミングに調整することが困難になるため、制御装置200は、電動VVT機構400の作動を停止する。このような場合に開閉タイミングが進角側で固定されると、圧縮工程における筒内圧が上昇し、クランキングトルクが不足することによってエンジンの始動性が悪化する場合がある。そのため、エンジン100の始動時にエンジン100を始動させるためのクランキングトルクを引き上げられることが考えられる。
しかしながら、電動VVT機構400に異常が発生した場合に、次のエンジンの始動時においてクランキングトルクを一律に引き上げるとすると、次のエンジンの始動までに変更機構404によって開閉タイミングがエンジン100の始動時に適した所定のタイミングに戻っているにもかかわらず、不必要にクランキングトルクを引き上げることになる場合があり、燃費が悪化する可能性がある。
そこで、本実施の形態において、制御装置200が、電動VVT機構400が異常であると判定されることにより電動VVT機構400の作動が停止する場合には、エンジン100を始動させるときに、異常であると判定されてからの経過時間に応じてクランキングトルクの上限値を設定することを特徴とする。
このようにすると、異常であると判定されてからの経過時間に応じてクランキングトルクが設定されるので、経過時間に応じた、すなわち、吸気バルブの開閉タイミングに応じた適切なクランキングトルクを設定することができる。そのため、燃費の悪化を抑制することができる。
図4に、本実施の形態に係る車両1に搭載された制御装置200の機能ブロック図を示す。制御装置200は、VVT異常判定部202と、始動判定部204と、トルク・トルクレート算出部206と、補正部208と、始動制御部210とを含む。なお、これらの構成は、プログラム等のソフトウェアにより実現されてもよいし、ハードウェアにより実現されてもよい。
VVT異常判定部202は、電動VVT機構400が異常であるか否かを判定する。VVT異常判定部202は、たとえば、制御装置200から電動VVT機構400に対して出力される指令値に基づく進角量と、実進角量との差の大きさがしきい値よりも大きい場合に、電動VVT機構400が異常であると判定するようにしてもよい。VVT異常判定部202は、たとえば、電動アクチュエータ402に対して印加される電圧から指示値と指示値と進角量との関係を示すマップとに基づいて指令値に基づく進角量を算出する。また、VVT異常判定部202は、たとえば、クランクシャフト116の回転角度CRAと、カムの位置CMAとに基づいて実進角量を算出する。
始動判定部204は、VVT異常判定部202によって電動VVT機構400が異常であるとと判定される場合に、エンジン100が始動処理中であるか否かを判定する。始動判定部204は、エンジン100の始動が要求されることによってオン状態にセットされるフラグの状態に基づいてエンジン100が始動処理中であるか否かを判定してもよい。
本実施の形態において、たとえば、モータジェネレータMG2のみでの車両1の走行中にアクセル開度等に基づく車両1に要求されるパワーがしきい値を超える場合にエンジン100の始動が要求されるようにしてもよいし、あるいは、車両1の停止とともにエンジン100の一時的な停止(間欠停止)が行なわれ、エンジン100の間欠停止中に、ブレーキペダルが解除されるなどの間欠停止の解除条件が成立する場合にエンジン100の始動が要求されるようにしてもよいし、あるいは、スタートスイッチやIGスイッチ等がオン状態に切り替えられることによってエンジン100の始動が要求されるようにしてもよい。
トルク・トルクレート算出部206は、車両状態(たとえば、冷却水温等)に基づいてクランキングトルクの上限値と、クランキングトルクのトルクレートとを決定する。トルク・トルクレート算出部206は、たとえば、冷却水温Twとクランキングトルクの上限値との関係を示すマップを用いて冷却水温Twの検出結果からクランキングトルクの上限値を決定してもよい。同様に、トルク・トルクレート算出部206は、冷却水温Twとクランキングトルクのトルクレートとの関係を示すマップを用いて冷却水温Twの検出結果からクランキングトルクのトルクレートを決定してもよい。
補正部208は、VVT異常判定部202によって電動VVT機構400に異常が発生していると判定される場合には、異常があると判定された時点からの経過時間に応じてクランキングトルクの上限値と、クランキングトルクのトルクレートとを補正する。
補正部208は、たとえば、経過時間が短い場合には、経過時間が長い場合と比較してクランキングトルクの上限値およびトルクレートが増加するように補正する。補正部208は、たとえば、経過時間と上限値の補正量との関係を示すマップ等を用いて経過時間からクランキングトルクの上限値の補正量を決定し、決定された補正量を用いてクランキングトルクの上限値を補正する。経過時間と上限値の補正量との関係は、たとえば、経過時間が短くなるほど上限値の補正量が大きくなる線形あるいは非線形の関係であって、たとえば、実験的あるい設計的に適合される。なお、クランキングトルクのトルクレートの補正についても同様であるため、その詳細な説明は繰り返さない。
なお、補正部208は、VVT異常判定部202によって電動VVT機構400が異常でないと判定される場合には、クランキングトルクの上限値およびトルクレートの補正を行なわない、あるいは、補正量をゼロとする。
また、補正部208は、たとえば、初回の異常判定のタイミングで図示しないタイマーを起動させて経過時間を計測する。具体的には、補正部208は、たとえば、前回の判定においては、電動VVT機構400が正常であると判定され、今回の判定において、電動VVT機構400が異常であると判定される場合に(すなわち、初回の異常判定のタイミングで)、タイマーの計測値を初期値(たとえば、ゼロ)にリセットする処理(以下、ゼロクリア処理と記載する)を実行する。補正部208は、電動VVT機構400が正常であると判定される場合においてもゼロクリア処理を実行する。
一方、補正部208は、前回の判定においても今回の判定おいても電動VVT機構400が異常であると判定される場合には、計測値に予め定められた時間(前回の判定からの経過時間)を加算する処理(タイマカウンタ処理)を実行して経過時間を計測する。
始動制御部210は、補正部208によって補正されたクランキングトルクの上限値およびトルクレートに基づいて始動制御を実行する。すなわち、始動制御部210は、補正されたクランキングトルクの上限値およびトルクレートが実現できるようにモータジェネレータMG1のクランキングトルクを制御する。始動制御部210は、エンジン100のクランクシャフト116の回転数が始動可能回転数を超える場合に、燃料噴射制御および点火制御を実施して、エンジン100を始動させる。
図5を参照して、本実施の形態に係る車両1に搭載された制御装置200で実行される制御処理について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、制御装置200は、電動VVT機構400が異常であるか否かを判定する。電動VVT機構400が異常であるか否かの判定方法については、上述したとおりであるため、その詳細な説明は繰り返さない。
S102にて、制御装置200は、前回の判定時に電動VVT機構400が正常であると判定されたか否かを判定する。制御装置200は、たとえば、前回の判定結果を示すフラグ(たとえば、異常判定の場合にオンされるフラグ)に基づいて前回の判定時に電動VVT機構400が正常であると判定されたか否かを判定してもよい。前回の判定時に電動VVT機構400が正常であると判定された場合(S102にてYES)、処理はS104に移される。もしそうでない場合(S102にてNO)、処理はS116に移される。
S104にて、制御装置200は、ゼロクリア処理を実行する。ゼロクリア処理については上述したとおりであるため、その詳細な説明は繰り返さない。
S106にて、制御装置200は、エンジン100の始動処理中であるか否かを判定する。制御装置200は、たとえば、エンジン100の始動要求がある場合にエンジン100の始動処理中であると判定する。エンジン100の始動処理中であると判定される場合(S106にてYES)、処理はS108に移される。もしそうでない場合(S106にてNO)、この処理は終了する。
S108にて、制御装置200は、車両1の状態に基づいてクランキングトルクの上限値を算出する。S110にて、制御装置200は、タイマーによって計測される経過時間に基づいて補正量を算出し、算出された補正量を用いてクランキングトルクの上限値を補正する。
S112にて、制御装置200は、車両1の状態に基づいてクランキングトルクのトルクレートを算出する。S114にて、制御装置200は、タイマーによって計測される経過時間に基づいて補正量を算出し、算出された補正量を用いてクランキングトルクのトルクレートを補正する。
S116にて、制御装置200は、タイマカウンタ処理を実行する。S118にて、制御装置200は、タイマーによって計測される経過時間に基づいて予め定められた時間が経過する否かを判定する。予め定められた時間が経過したと判定される場合(S118にてYES)、処理はS122に移される。もしそうでない場合(S118にてNO)、処理はS106に移される。
S120にて、制御装置200は、ゼロクリア処理を実行する。S122にて、制御装置200は、エンジン100の始動処理中であるか否かを判定する。エンジン100の始動処理中であると判定される場合(S122にてYES)、処理はS124に移される。もしそうでない場合(S122にてNO)、この処理は終了する。
S124にて、制御装置200は、車両1の状態に基づいてクランキングトルクの上限値を算出する。S126にて、制御装置200は、車両1の状態に基づいてクランキングトルクのトルクレートを算出する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両1に搭載された制御装置200の動作について図6および図7を参照しつつ説明する。なお、図6の上段のグラフは、電動VVT機構400に故障が発生した後、電動アクチュエータ402が作動を停止した場合の実進角量の時間変化を示す。一方、図6の上段のグラフは、説明の便宜上、エンジン100が始動処理中であることを前提とした場合の経過時間に応じた補正後のクランキングトルクの上限値の変化を示す。
時間T(0)にて、たとえば、エンジン100の作動中において電動VVT機構400に故障が発生した場合を想定する。この場合、故障の発生により電動VVT機構400の電動アクチュエータ402が作動を停止した状態になる。そのため、変更機構404によって電動VVT機構400の進角量が時間の経過とともに低下していくこととなる。
時間T(0)にて、制御装置200によって電動VVT機構400に異常があると判定されると(S100にてYES)、前回の判定時において電動VVT機構400が正常であると判定している場合には(S102にてYES)、ゼロクリア処理が実行されて(S104)、タイマーの計測値が初期値であるゼロにリセットされる。そして、エンジン100の始動処理中でなければ(S106にてNO)、処理は終了される。時間T(0)よりも後において、電動VVT機構400が異常であると判定されると(S100にてYES)、前回の判定時においても電動VVT機構400が異常であると判定されているため(S102にてNO)、タイマカウンタ処理が実行される(S116)。
一方、予め定められた時間が経過した後となる時間T(2)までに、エンジン100の始動処理中であると判定される場合には(S106にてYES)、車両1の状態に応じてクランキングトルクの上限値が算出され(S108)、算出されたクランキングトルクの上限値が時間T(0)からの経過時間に応じて補正される。同様に、車両1の状態に応じてクランキングトルクのトルクレートが算出され(S112)、算出されたクランキングトルクのトルクレートが時間T(0)からの経過時間に応じて補正される(S114)。
たとえば、時間T(1)にて、エンジン100の始動処理中であると判定される場合には、補正されたクランキングトルクの上限値がTbとなる。上限値Tbは、補正前の上限値Taよりも大きい値となる。図6の下段のグラフに示すように、経過時間が短いほどクランキングトルクの上限値が大きくなるように補正される。一方、予め定められた時間が経過する時間T(2)になるまでは、経過時間が長いほどクランキングトルクの上限値が小さくなるように補正される。
予め定められた時間が経過する時間T(2)以降において(S118にてYES)、エンジン100が始動処理中になる場合には(S122にてYES)、クランキングトルクの上限値およびトルクレートの補正が行なわれないため、補正前の上限値Taおよび補正前のトルクレートが維持される(S124)。
このようにしてクランキングトルクの上限値とトルクレートが補正される場合には、図7に示すような変化を示す。図7の横軸は、時間を示し、図7の縦軸は、フラグ状態(上段)と、クランキングトルク(下段)とを示す。
たとえば、時間T(3)において、エンジン100の始動要求がある場合には、図7の上段のグラフに示すように、エンジン100の始動処理中であることを示すエンジン始動処理フラグがオン状態にされる。電動VVT機構400が異常であると判定された場合であって、かつ、異常であると判定された時点から予め定められた時間が経過するまでの間においては、モータジェネレータMG1によるクランキングトルクの上限値Taが補正された結果、補正前の上限値Taよりも大きい補正後のクランキングトルクの上限値Tcとなる。
同様に、異常であると判定された時点から予め定められた時間が経過するまでの間においては、モータジェネレータMG1によるクランキングトルクのトルクレートが補正された結果、補正後のクランキングトルクのトルクレートが補正前のトルクレートよりも大きい値に補正される。
そのため、図7の下段のグラフの実線に示すように、時間T(3)から、補正されたトルクレートに従ってクランキングトルクが変化される。このときのトルクレートは、図7の下段のグラフの破線に示すように、補正される前のトルクレートよりも大きい値となる。時間T(4)〜時間T(5)までの間において、クランキングトルクは、上限値Tcで維持される。
このように、電動VVT機構400が異常であると判定された後の実進角量が変更機構404によりエンジン100の始動時に対応した初期値まで十分に戻っていない状況においては、クランキングトルクの上限値が引き上げられ、かつ、上限値まで速やかに上昇するようにクランキングトルクのトルクレートが設定されるため、始動性の悪化が抑制される。
時間T(5)にて、クランキングトルクが上限値Tcから減少させられ、時間T(6)にて、クランキングトルクがゼロとなる。時間T(3)〜時間T(5)の期間にクランキングトルクによってエンジン100のクランクシャフト116がクランキングされ、始動可能回転数まで上昇したタイミングで点火制御および燃料噴射制御が実行されることによってエンジン100が始動する。時間T(6)にて、エンジン100が始動することによって、エンジン始動処理フラグがオフ状態にされる。
一方、電動VVT機構400が正常であると判定される場合、あるいは、異常であると判定された時点から予め定められた時間が経過する場合、クランキングトルクおよびトルクレートは補正されない。そのため、クランキングトルクは、図7の下段のグラフの破線に示すように変化する。
この場合、実進角量がエンジン100の始動時に対応した初期値に戻った状況下でエンジンの始動制御を実行できるため、不必要にクランキングトルクを増加することを抑制することができる。そのため、燃費の悪化が抑制される。
以上のようにして、電動VVT機構400が異常であると判定されることにより電動VVT機構400の作動が停止している場合には、異常であると判定されてからの経過時間が長くなるほど変更機構404によって吸気バルブ118の開閉タイミングがエンジン100の始動時に対応するタイミングに近づけられる。そのため、エンジン100を始動させる場合には、異常であると判定されてからの経過時間に応じてクランキングトルクの上限値を設定することにより、適切なクランキングトルクを設定することができる。したがって、可変バルブタイミング機構に異常が発生した場合に適切なクランキングトルクを設定する車両を提供することができる。
本実施の形態の変形例について以下に説明する。
本実施の形態においては、車両1は、ハイブリッド車両を一例として説明したが、特に車両1がハイブリッド車両であることに特に限定されるものではない。たとえば、車両1は、スタータを用いて始動されるエンジン100のみを駆動源として搭載した車両であってもよい。
本実施の形態においては、車両1は、ハイブリッド車両を一例として説明したが、特に車両1がハイブリッド車両であることに特に限定されるものではない。たとえば、車両1は、スタータを用いて始動されるエンジン100のみを駆動源として搭載した車両であってもよい。
本実施の形態において、エンジン100は、モータジェネレータMG1によってクランキングされるものとして説明したが、たとえば、エンジン100をクランキングするクランキング装置としては、モータジェネレータMG1に限定されるものではなく、別途エンジン100のクランキングにのみ用いられる電動機(スタータ)によってクランキングされるようにしてもよい。
本実施の形態において、クランキングトルクの上限値およびトルクレートの補正は、経過時間でのみ補正するものとして説明したが、経過時間に加えて冷却水温Twや外気温を検出する外気温センサの検出結果、あるいは、エンジンオイルの温度を検出する温度検出センサの検出結果等、クランキングトルクに影響のある温度を検出し、検出された温度に基づいてクランキングトルクの上限値およびトルクレートを補正するようにしてもよい。
なお、上記した変形例は、その全部または一部を組み合わせて実施してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ハイブリッド車両、4 動力分割装置、5 減速機、6 駆動輪、10 蓄電装置、20 PCU、100 エンジン、102 排気通路、104 スロットルバルブ、106 シリンダ、108 インジェクタ、110 点火プラグ、112 触媒、114 ピストン、116 クランクシャフト、118 吸気バルブ、120 排気バルブ、122,124 カム、200 制御装置、202 異常判定部、204 始動判定部、206 トルク・トルクレート算出部、208 補正部、210 始動制御部、300 カム角センサ、302 クランク角センサ、306 スロットル開度センサ、308 冷却水温センサ、312 スロットルモータ、400 電動VVT機構、402 電動アクチュエータ、404 変更機構。
Claims (1)
- エンジンと、
前記エンジンのクランキングを行なうクランキング装置と、
吸気バルブおよび排気バルブの少なくともいずれかの開閉タイミングを調整する可変バルブタイミング機構と、
前記可変バルブタイミング機構の作動停止時に前記開閉タイミングを前記エンジンの始動時に対応するタイミング側に変更する力を前記可変バルブタイミング機構に作用させる変更機構と、
前記エンジンの始動時に前記クランキング装置が出力するクランキングトルクを制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記可変バルブタイミング機構が異常であると判定されることにより前記可変バルブタイミング機構の作動が停止する場合には、前記エンジンを始動させるときに、異常であると判定されてからの経過時間に応じて前記クランキングトルクの上限値を設定する、車両。
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-
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- 2015-02-13 JP JP2015026235A patent/JP2016148303A/ja active Pending
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