JP2016148188A - 温水洗浄便座装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】脱臭機能部および本体着脱機能部を有する温水洗浄便座装置において、ケーシング内のレイアウトの自由度を向上した温水洗浄便座装置を提供する。【解決手段】便鉢部2b内の空気の臭気を除去する脱臭部材64を用いて脱臭を行う脱臭機能部60と、洗浄水を噴出して人体の局部を洗浄する洗浄機能部と、を備えている温水洗浄便座装置の本体着脱機能部は、本体部20の取付部が固定プレートの被取付部に取り付けられた状態において、取付部の被取付部からの外れの制限を行う突起部および凹部、および、操作されることにより突起部および凹部による制限の解除を行う操作レバー54を備え、操作レバー54は、本体部20の右側面の側から操作可能に、かつ、脱臭部材64の下方に配設され、洗浄機能部は、ケーシング21内において、本体部20の左側面の側に配設されている。【選択図】図14

Description

本発明は、温水洗浄便座装置に関する。
温水洗浄便座装置の一形式として、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1の図4に示されているように、温水洗浄便座装置1の本体ハウジング12内に収納された脱臭装置9は、便器の便鉢内の空気を吸入する吸入ファン14、空気の臭気を除去する脱臭を行う脱臭カートリッジ15、空気を吸入する吸入口16および空気を排出する排出口17が設けられ、吸入ファン14および脱臭カートリッジ15を収納する脱臭ハウジング13を備えている。また、脱臭装置9は、脱臭カートリッジ15のメンテナンス等を行うため、脱臭カートリッジ15を着脱可能にする着脱口21が設けられている。着脱口21は、意匠性の観点等により、本体ハウジング12の下方に向けて開口するように設けられている。
また、温水洗浄便座装置の一形式として、特許文献2に示されているものが知られている。特許文献2の図5および図6に示されているように、温水洗浄便座装置1の本体着脱機能部は、便器2に取り付けられる固定プレート30、固定プレート30に着脱可能に取り付けられる本体部20および本体部20の底部を構成する本体プレート26に取り付けられる操作レバー40を備えている。固定プレート30には、固定プレート30に本体プレート26が取り付けられている状態において、固定プレート30と本体プレート26とのロックを成す第一ロック部35Lが設けられている。第一ロック部35Lによる固定プレート30と本体プレート26とのロックは、操作レバー40が操作されることにより解除される。
特開2002−242258号公報 特開2013−202175号公報
特許文献1の脱臭機能部を有する温水洗浄便座装置において、特許文献2の本体着脱機能部を構成する場合、脱臭カートリッジ15を本体ハウジング12の下方から着脱させるため、操作レバー40を脱臭カートリッジ15の下方に配設することができない。よって、図18に示すように、本体ハウジング12内において脱臭装置9を、例えば本体ハウジング12の左側に配設したときには、操作レバー40を本体ハウジング12の右側に、かつ、本体ハウジング12の側面から操作可能とするように配設する。この場合、洗浄水を噴出して人体の局部を洗浄する洗浄機能部における本体ハウジング12内の配置については、本体ハウジング12内の空間の大きさの制限から、例えば、洗浄水を貯留する水タンクAを右側に、洗浄水を水道管から給水する給水バルブBを左側に、洗浄水を人体の局部に噴出するノズル装置Cを中央に分けて配設する必要が生じる。このように、温水洗浄便座装置に従来技術における脱臭機能部および本体着脱機能部を構成する場合、本体ハウジング12内のレイアウトが制限される。また、温水洗浄便座装置の小型化等の要望により、本体ハウジング12内のレイアウトの自由度の向上に対する要請がある。一方、脱臭性能が比較的長期間(例えば8年)に亘って確保されている場合、脱臭カートリッジ15のメンテナンス等が不要となる。
そこで、本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、脱臭機能部および本体着脱機能部を有する温水洗浄便座装置において、ケーシング内のレイアウトの自由度の向上を図ることを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る温水洗浄便座装置は、便座を保持する本体部のケーシングの底部に形成された取付部を、便鉢部を有する便器に固定された固定プレートの被取付部に着脱可能に取り付ける本体着脱機能部と、便鉢部内の空気をケーシング内に吸入して、空気の臭気を除去する脱臭部材を用いて空気の脱臭を行う脱臭機能部と、洗浄水を噴出して人体の局部を洗浄する洗浄機能部と、を備えている温水洗浄便座装置であって、本体着脱機能部は、本体部の取付部が固定プレートの被取付部に取り付けられた状態において、取付部の被取付部からの外れの制限を行う制限部、および、操作されることにより制限部による制限の解除を行う解除部を備え、解除部は、本体部における便座を保持された面である便座保持面に対して一方の側面である第一側面の側から操作可能に、かつ、脱臭部材の下方に配設され、洗浄機能部は、ケーシング内において、便座保持面に対して他方の側面である第二側面の側に配設されている。
これによれば、脱臭機能部の脱臭部材の下方に、第一側面の側から操作可能な本体着脱機能部の解除部を配設することにより、脱臭機能部と解除部とがケーシング内において第一側面の側に配設される。洗浄機能部は、ケーシング内において、従来技術のように左右方向に分けて配設されることなく、第二側面の側に配設される。よって、従来の温水洗浄便座装置と比べて、ケーシング内におけるレイアウトの自由度の向上を図ることができる。
本発明に係る温水洗浄便座装置を便器に適用した場合を示した側面図である。実線にて示された温水洗浄便座装置は、便器に取り付けられた状態を表し、二点破線にて示す温水洗浄便座装置は、便器に取り付けられる前の状態を表している。 図1に示す温水洗浄便座装置の背面図における一部拡大図である。 図1に示す温水洗浄便座装置の底面図である。 図3に示す固定プレートの底面図である。 図4に示す固定プレートの一部拡大図である。 図3に示すケーシングの底面図である。 図6に示すケーシングの一部拡大図である。 図7に示すVIII−VIII線に沿ったケーシングの断面図である。 図3に示す温水洗浄便座装置の右側面図の一部拡大図である。 図3に示す温水洗浄便座装置の一部拡大図であり、本体部が取付位置に位置し、突起部が凹部にはまっている状態を示している。 図3に示す温水洗浄便座装置の一部拡大図であり、本体部が取付位置に位置し、突起部が凹部から離脱した状態を示している。 図1に示す温水洗浄便座装置における第一ケーシングを取り外した状態の平面図であり、ケーシング内のレイアウトを表している。 図12に示す温水洗浄便座装置の一部拡大図であり、脱臭機能部を表している。 図13に示すXIV−XIV線に沿った温水洗浄便座装置の断面図である。 図14に示すXV−XV線に沿った温水洗浄便座装置の断面図である。 図12に示す洗浄機能部の構成を示す図である。 本発明に係る温水洗浄便座装置の本体着脱機能部の一変形例を示す図である。 従来技術に係る温水洗浄便座装置のケーシング内のレイアウトを示す図である。
本発明に係る温水洗浄便座装置1の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書においては説明の便宜上、図1における上側および下側をそれぞれ温水洗浄便座装置1の上方および下方とし、同じく左側および右側をそれぞれ温水洗浄便座装置1の前方および後方とし、同じく紙面手前側および紙面奥側を、それぞれ温水洗浄便座装置1の右方および左方として説明する。また、図1乃至図17には、各方向を示す矢印を示している。温水洗浄便座装置1は、図1および図2に示すように、腰掛式便器2(本発明における便器に相当)の便座設置面2aに取り付けられている(実線にて示す)。また、腰掛式便器2は、便鉢部2bを有している。
温水洗浄便座装置1は、図1および図2に示すように、腰掛式便器2に固定される固定プレート10、本体部20、本体部20に回動可能に支持され、使用者が着座する便座30および便座30を覆う便蓋40を備えている。
固定プレート10は、図3および図4に示すように、平面矩形状に形成され、腰掛式便器2の取付穴(図示なし)に連通するように形成された貫通穴11を有している。固定プレート10は、貫通穴11に挿入される取付部材(例えば、樹脂製のボルトおよびナット;図示なし)によって、腰掛式便器2に固定される。
また、本体部20は、図1および図14に示すように、中空の箱状に形成されたケーシング21を備えている。固定プレート10およびケーシング21は、例えばポリプロピレン等の樹脂材料が用いられ、射出成型によって形成されている。ケーシング21は、本体部20の前方の面である便座保持面20aの側にて便座30を保持している(図1および図14参照)。
ケーシング21は、第一ケーシング21aおよび第二ケーシング21bを備えている(図1、図3および図14参照)。第一ケーシング21aは、本体部20の上方を覆うとともに、底部を開放する箱状に形成されている。第二ケーシング21bは、ケーシング21の底部を形成する。第二ケーシング21bは、第一ケーシング21aの底部を塞ぐ底壁21b1および底壁21b1の周縁に全周に亘って、上方に突出するように形成された周側壁21b2を備えている(図12乃至図14参照)。第一ケーシング21aの下端部の内面と第二ケーシング21bの周側壁21b2の外面とが全周に亘って接触するように、第一ケーシング21aが第二ケーシング21bに例えばスナップフィットやネジ締めによって取り付けられる。
また、温水洗浄便座装置1は、本体着脱機能部50、並びに、ケーシング21内に収納された脱臭機能部60、洗浄機能部70および温水洗浄便座装置1を統括制御する制御部(図示なし)をさらに備えている。
本体着脱機能部50は、本体部20を固定プレート10に着脱可能に取り付けるものである。本実施形態においては、図1に示すように、便座設置面2a上における実線にて示された取付位置P1(後述する)よりD2方向(図1における左側)の二点破線にて示された被取付位置P2に位置する本体部20が、D1方向(図1における右側)にスライドされて取付位置P1に位置することによって、固定プレート10に取り付けられる。このとき、本体着脱機能部50の制限部(後述する)によって、本体部20が固定プレート10から外れることが制限される。そして、本体部20は、本体着脱機能部50の解除部(後述する)によって、制限部による制限が解除されて、D2方向にスライドされることにより、固定プレート10から取り外される。本実施形態においては、D1方向が後方に、D2方向が前方に該当する。
本体着脱機能部50は、固定プレート10に形成された被取付部51、並びに、第二ケーシング21bに形成された取付部52、凹部53および使用者によって操作される操作レバー54を備えている。
被取付部51は、図2および図4に示すように、固定プレート10の外形状である上面部51a、前面部51b、左側面部51cおよび右側面部51dによって構成されている。上面部51aは、略平面状に形成されている。前面部51bには、中央に位置決め用窪み部51b1が形成されている。左側面部51cには、左方向に向かって突出し、前後方向に延びる左フランジ部51c1が形成されている。また、右側面部51dには、右方向に向かって突出し、前後方向に延びる右フランジ部51d1が形成されている。
右側面部51dには、図4に示すように、突起部51eおよび弾性変形部51fが形成されている。突起部51eおよび弾性変形部51fは、右フランジ部51d1の前端部にて鉤状に形成されている。
突起部51eは、図5に示すように、右フランジ部51d1の右端面から右方向に向かって突出するように形成されている。突起部51eは、被係り面51e1およびテーパ面51e2を有している。被係り面51e1は、後述するように、取付部52が被取付部51から外れることを制限するものであり、D2方向に対して垂直に配設された平面である。テーパ面51e2は、D1方向との狭角を、例えば30度に設定された平面である。
弾性変形部51fは、右フランジ部51d1からスリット51d2で隔離されるように形成されている。弾性変形部51fは、突起部51eに左方向への外力S1が作用したときに、実線にて示す形状から点線にて示す形状に変形し、外力S1が取り除かれたときに、実線にて示す形状に戻る弾性を有している。
また、突起部51eは、弾性変形部51fを介して固定プレート10に一体に形成され、外力が作用していないときに位置X1に位置する。外力S1が左方向に向かって突起部51eに作用した場合、突起部51eは、弾性変形部51fの変形によって位置X1から位置X2に変位する。一方、外力S1により突起部51eが位置X2に位置している状態から、外力S1が取り除かれた場合、弾性変形部51fの形状が復元するため、突起部51eが位置X1に戻る。
取付部52は、図2および図6に示すように、第二ケーシング21bの底部に固定プレート10の外形状に沿うように上方に向かって窪む凹状に形成されている。取付部52は、固定プレート10における上面部51aに対向する底面52a、被取付部51の前面部51bに対向する前面部52b、左側面部51cに対向する左側面部52c、右側面部51dに対向する右側面部52dによって形成されている。
底面52aは、略平面状に形成されている。前面部52bは、位置決め用窪み部51b1に対向する凸部52b1が形成されている。
各側面部52c,52dは、前後方向に延びる溝状に形成され、それぞれフランジ部51c1,51d1がはまることにより、本体部20をD1方向およびD2方向にガイドする溝部52c1,52d1を有している。
凹部53は、図6乃至図8に示すように、右側面部52dの前端部から右方向に窪むように、かつ、上下方向に貫通するように形成されている。凹部53は、本体部20が固定プレート10に取り付けられて取付位置P1(図1参照)に位置したときに、位置X1に位置する突起部51eがはまるように形成されている(図10参照)。取付位置P1は、本体部20が固定プレート10に取り付けられた場合に、取付部52の前面部52bが被取付部51の前面部51bに接触する位置である。また、凹部53は、後方側にD2方向に対して垂直に配設された係り面53aを有している。係り面53aは、突起部51eが凹部53に係っている場合、被係り面51e1と対向するように形成されている(図10参照)。
操作レバー54は、図7乃至図9および図14に示すように、第二ケーシング21bの底部の一部をスリットによって隔離されることにより、第二ケーシング21bに一体に形成されている。具体的には、操作レバー54は、凹部53より右方向に配設され、第二ケーシング21bの底壁21b1をスリット21b3,21b4,21b5,21b6によって隔離されて形成されている。スリット21b3,21b4は、左端で凹部53に接続し、左右方向に延びる直線状に形成されている(図7参照)。スリット21b5は、周側壁21b2の右側部にて、一端をスリット21b3に接続されるとともに他端をスリット21b4に接続された下方に開放するU字状に形成されている(図8および図9参照)。スリット21b6は、スリット21b4から前方に向かって前後方向に延びる直線状に、二つ形成されている(図7参照)。
また、操作レバー54は、図7、図8および図14に示すように、左右方向を長手方向として上方を開口する棒状に形成されたレバー部54aおよび連結部54bを有している。
レバー部54aは、外力が作用していない状態において、図7に実線にて示す位置X3に位置する。レバー部54aは、位置X3に位置する場合、凹部53にはまっている突起部51eに接触しない大きさに形成されている(図10参照)。レバー部54aの右端面は、本体部20の便座保持面20aに対して右方の側面である右側面20b(本発明の第一側面に相当)にてケーシング21の外部に面している。使用者によってレバー部54aの右端面を左方向に向かって押されるように操作されることにより、レバー部54aが位置X3から左方向に変位する。レバー部54aは、レバー部54aの左端面と、レバー部54aの左端面に対向するように底壁21b1に形成された面21b7とが接触する位置X4に位置することにより、左方向への変位量が制限される。レバー部54aが位置X4に位置したときは、レバー部54aの左端面が係り面53aの左端より左側に位置する。このように、操作レバー54のレバー部54aは、棒状に形成され、長手方向を左右方向に沿うように、左右方向に変位可能に設けられている。すなわち、操作レバー54は、左右方向に操作可能に設けられている。また、操作レバー54は、脱臭部材64の下方に配設されている(後述する)。
連結部54bは、図7に示すように、レバー部54aと第二ケーシング21bの底部とを連結するものである。連結部54bは、薄板状に形成され、一方が第二ケーシング21bの底壁21b1に接続され、他方がレバー部54aの後端面に接続されている。連結部54bは、二つ形成されている。また、連結部54bは、レバー部54aに左方向の外力S1が作用した場合、レバー部54aを位置X3から位置X4に変位させるように変形し、外力S1が取り除かれた場合、レバー部54aを位置X3に戻すように元の形状に復元する弾性を有している。
次に、使用者が、本体部20の取付部52を固定プレート10の被取付部51に取り付ける場合における本体着脱機能部50の動作について説明する。はじめに、図1に示すように、本体部20が被取付位置P2に配置され、本体部20がD1方向にスライドされる。そして、フランジ部51c1,51d1が溝部52c1,52d1にそれぞれはまり(図2参照)、本体部20がフランジ部51c1,51d1にガイドされて、D1方向にさらにスライドされる。取付部52の前面部52bが被取付部51の前面部51bに接触したとき、本体部20が取付位置P1に位置する。
本体部20が取付位置P1に位置したとき、図10に示すように、突起部51eには、外力が作用しないため、突起部51eが位置X1に位置することにより凹部53にはまる。これにより、被係り面51e1と係り面53aとが対向するため、本体部20は、固定プレート10に対してD2方向にスライドされることが制限される。このように、突起部51eおよび凹部53は、本体部20の取付部52が固定プレート10の被取付部51に取り付けられた状態において、取付部52の被取付部51からの外れの制限を行う。すなわち、突起部51eおよび凹部53は、本発明の制限部に相当する。
次に、使用者が固定プレート10から本体部20を取り外す場合における本体着脱機能部50の動作について説明する。図11に示すように、レバー部54aの右端面がケーシング21の右側面20b側から外力S1にて左方向に向かって、例えば使用者によって押されることによって、レバー部54aが左方向に変位する。これにより、レバー部54aの左端面が突起部51eに接触し、突起部51eが位置X1から位置X2に変位したとき、突起部51eが凹部53から離脱し、被係り面51e1と係り面53aとの係りが無くなる。この状態にて本体部20がD2方向にスライドされることにより、本体部20が固定プレート10から取り外される。このように、操作レバー54は、操作されることにより制限部による制限の解除を行う。すなわち、操作レバー54は、本発明の解除部に相当する。
次に、脱臭機能部60について説明する。
脱臭機能部60は、図12に示すように、ケーシング21内の右側に配設されている。脱臭機能部60は、便鉢部2b内の空気をケーシング21内に吸入して、空気の臭気を除去する脱臭を行うものである。脱臭機能部60は、図13および図14に示すように、第二ケーシング21bの底壁21b1に形成された開口部21b8を介して、便鉢部2b内の空気をケーシング21内に吸入する。なお、便鉢部2b内の空気の流れは、矢印Fにて示されている。開口部21b8は、ケーシング21内と便鉢部2b内とを連通するように、便鉢部2b内に向けて開口する貫通穴である。開口部21b8は、スリット状に複数形成されている。また、第二ケーシング21bには、底壁21b1から上方に向かって突出する側壁21b9,21baが形成されている。側壁21b9,21baは、開口部21b8と脱臭機能部60との間に、便鉢部2b内の空気を流通させる通気路を形成するように、ケーシング21内を区画するものである。
脱臭機能部60は、図13乃至図15に示すように、脱臭ダクト61、フィルタ62、吸入ファン63および脱臭部材64を備えている。
脱臭ダクト61は、両端をそれぞれ開口する断面矩形状の管状に形成され、便鉢部2b内の空気を流通させるものである。脱臭ダクト61は、下方を開放する断面U字形状の第一脱臭ダクト61aと、上方を開放する断面U字形状の第二脱臭ダクト61bとを組み合わせることにより形成されている(図15参照)。第一脱臭ダクト61aの下端部と第二脱臭ダクト61bの上端部とが気密に接触するように形成されている。また、第一脱臭ダクト61aと第二脱臭ダクト61bとは、例えばスナップフィットによって組み付けられている。
第一脱臭ダクト61aは、例えばポリプロピレン等の樹脂材料が用いられ、射出成型によって形成されている。また、第二脱臭ダクト61bは、図14および図15に示すように、第二ケーシング21bに一体に形成されている。具体的には、第二脱臭ダクト61bの底部61b1は、第二ケーシング21bの底壁21b1に一体に形成されている。また、第二脱臭ダクト61bの両側壁61b2は、底壁21b1から上方に向けて突出して、前後方向に延びるように形成されている。
脱臭ダクト61の一端(前方の端部)には、ケーシング21内に向けて開口する吸気部61cが形成されている。吸気部61cは、便鉢部2b内の空気を吸入するものである。吸気部61cは、第一脱臭ダクト61aおよび第二脱臭ダクト61bによって断面矩形状に形成されている。
脱臭ダクト61の他端(後方の端部)には、ケーシング21の外部に向けて開口する排気部61dが形成されている(図13および図14参照)。排気部61dは、臭気が除去された便鉢部2b内の空気をケーシング21の外部に排出するものである。排気部61dは、第二脱臭ダクト61b(第二ケーシング21b)にスリット状に形成された複数の貫通穴である。また、脱臭ダクト61には、フィルタ62、吸入ファン63および脱臭部材64が配設されている。
フィルタ62は、吸気部61cに吸入される空気中の埃等の異物を除去するものである。フィルタ62は、図14に示すように、網状のメッシュ部62aおよびメッシュ部62aを保持する枠部62bを備えている。枠部62bは、断面矩形状の枠状に形成され、枠内にメッシュ部62aを保持する。フィルタ62は、吸気部61cに吸入される空気がメッシュ部62aを通過するように配設されている。具体的には、枠部62bの外側面と吸気部61cの前端部内側面とが気密に接触するように、フィルタ62が吸気部61cに取り付けられている。
また、フィルタ62は、脱臭ダクト61に対して着脱可能に取り付けられている。具体的には、枠部62bの下端部が、第二脱臭ダクト61bの底部61b1に上方に向かって窪むように設けられた凹部61b3に形成された上下方向に貫通する取付穴61b4に、例えば圧入されることにより固定されている。さらに、フィルタ62は、枠部62bの下端部が、凹部61b3内に位置するように取付穴61b4に固定されている。これにより、使用者は、枠部62bの下端部を例えば指先や工具等によって挟持して、フィルタ62を下方に引っ張ることによって、フィルタ62を取付穴61b4から取り外すことができる。なお、フィルタ62の取り外しは、本体部20を固定プレート10から上述したように取り外した状態にて行うことができる。一方、フィルタ62が取付穴61b4に上方に向けて挿入されることにより、フィルタ62が取付穴61b4に取り付けられる。
吸入ファン63は、吸気部61cから脱臭機能部60(脱臭ダクト61)内に便鉢部2b内の空気を吸入するものである。本実施形態において、吸入ファン63は、軸流ファンであり、外形を直方体状に形成されている。吸入ファン63は、前方から便鉢部2b内の空気を吸入し、後方へ便鉢部2b内の空気を送出する。吸入ファン63は、脱臭ダクト61の内面に吸入ファン63の外形が例えば圧入されることにより気密に取り付けられている。また、吸入ファン63は、制御部と電気的に接続され、制御部から送信される制御信号によって駆動する。
脱臭部材64は、吸気部61cから吸入された便鉢部2b内の空気における臭気を除去するものである。脱臭部材64は、操作レバー54の上方に配設されている。脱臭部材64は、臭気を吸着する脱臭触媒によって形成されている。脱臭触媒は、二酸化マンガンや活性炭等である。脱臭部材64は、例えば押出成形を用いて形成されている。脱臭部材64は、直方体状に形成され、前端面64aおよび後端面64bに開口して、便鉢部2b内の空気を前後方向に流通させるハニカム形状の複数の通気路(図示なし)を有している。便鉢部2bの空気がこの通気路を通過するときに、脱臭部材64に便鉢部2bの空気に含まれる臭気が吸着することにより、便鉢部2bの空気が脱臭される。脱臭部材64は、比較的長期間(例えば8年)に亘って便鉢部2bの空気を脱臭する脱臭性能を確保するように、臭気を吸着させる通気路の表面積が確保されている。
また、脱臭部材64は、図14および図15に示すように、前端面64aの周縁と後端面64bの周縁とを全周に亘って接続する周側面64cを有している。本実施形態において、脱臭部材64は、脱臭ダクト61の内面に対して気密性を有するように取り付けられている。具体的には、脱臭機能部60がさらに備えるシート65が、脱臭部材64の周側面64cと脱臭ダクト61の内面との間に挟持されている。シート65は、発泡ウレタンやポリエチレン等のシートであり、両面テープまたは粘着剤によって脱臭部材64の周側面64cに接着されている。なお、脱臭部材64の周側面64cと脱臭ダクト61の内面とが気密性を有する部位は、脱臭部材64の周側面64cの全面に設けずに、周側面64cの前端部64dおよび後端部64eに周側面64cの周方向に沿って環状に設けられている(図14および図15参照)。また、操作レバー54は、脱臭部材64の下方にて前端部64dと後端部64eとの間に形成されている。よって、各スリット21b3〜21b6が前端部64dと後端部64eとの間に位置するため、各スリット21b3〜21b6からケーシング21外への空気の漏れが抑制されている。
次に、上述した温水洗浄便座装置1の脱臭機能部60による便鉢部2b内の空気の臭気を除去する脱臭の動作について説明する。
制御部は、例えば、使用者が便座30に着座したことを検知する着座センサ(例えば赤外線センサ;図示なし)の検知信号によって、脱臭機能部60による脱臭を開始する。具体的には、制御部は、吸入ファン63の駆動を開始する。
吸入ファン63が駆動することにより、図13および図14に矢印Fにて示すように、便鉢部2b内の空気が、開口部21b8を介してケーシング21内ひいては吸気部61cに吸入される。吸気部61cに吸入された便鉢部2b内の空気は、フィルタ62を通過することにより便鉢部2b内の空気に含まれる埃等の異物が除去されて、脱臭ダクト61内を流通して、脱臭部材64に吸入される。脱臭部材64に吸入された便鉢部2b内の空気は、便鉢部2b内の空気における臭気が脱臭部材64に吸着されることにより除去されて、脱臭部材64を通過する。臭気が除去された便鉢部2b内の空気は、脱臭ダクト61内を流通して、吸入ファン63に吸入される。そして、便鉢部2b内の空気は、吸入ファン63によって送出されることにより、脱臭ダクト61内を流通して、排気部61dからケーシング21の外部へ排出される。
制御部は、例えば、着座センサによって使用者が便座30から立ち上がったことを検出した場合、脱臭機能部60による脱臭を停止する。具体的には、制御部は、吸入ファン63の駆動を停止する。これにより、便鉢部2b内の空気のケーシング21内への吸入が停止する。
次に、洗浄機能部70について説明する。
洗浄機能部70は、図12に示すように、ケーシング21内において、本体部20の便座保持面20aに対して左方の側面である左側面20c(本発明の第二側面に相当)の側に、左右方向における左側から中央かけて配設されている。なお、ケーシング21内における脱臭機能部60と洗浄機能部70との間の空間は、例えば、温水洗浄便座装置1が人体の局部を乾燥させる乾燥機能部を有する際に、乾燥機能部を配設するために確保された空間である。
洗浄機能部70は、洗浄水を噴出して人体の局部を洗浄するものである。洗浄機能部70は、図12および図16に示すように、給水バルブ71、水タンク72、接続ホース73およびノズル装置74を備えている。
給水バルブ71は、図16に示すように、水道配管3に取り付けられた分岐水栓3aに、洗浄水を流通させる第一流路L1を構成する給水ホース(図示なし)を介して接続されている。分岐水栓3aは、水道配管3に流れる上水を洗浄水として給水ホース(第一流路L1)に導入するものである。給水バルブ71は、給水ホースから導入された洗浄水を水タンク72に給水するものである。給水バルブ71は、給水ホースと水タンク72との間の洗浄水の流路である第二流路L2を構成する。給水バルブ71は、ストレーナ71a、逆止弁71b、定流量弁71c、止水電磁弁71d、リリーフバルブ71eを備えている。
ストレーナ71aは、上水に含まれるゴミ等を除去するものである。逆止弁71bは、分岐水栓3aから水タンク72への洗浄水の流れを許容するが、逆方向の流れを規制するものである。定流量弁71cは、第二流路L2に流れる洗浄水の流量を一定に維持するものである。止水電磁弁71dは、制御部からの制御信号により、第二流路L2を開状態または閉状態にするものである。本実施形態においては、止水電磁弁71dは、通常時(非制御時)に第二流路L2を閉状態にする。リリーフバルブ71eは、定流量弁71cによって流量が調整された洗浄水のうち人体の洗浄に使用されない洗浄水を外部へ放出するものである。なお、本実施形態においては、給水バルブ71は、水タンク72にホース等を介さずに直接接続されている。
水タンク72は、供給された洗浄水を貯留するとともに、加熱するものである。水タンク72は、タンク部72a、ヒータ72bおよび温度センサ72cを備えている。タンク部72aは、内部に洗浄水を貯留するものである。タンク部72aは、例えばポリプロピレン等の樹脂材料によって中空の箱状に形成されている。ヒータ72bは、タンク部72aに貯留された洗浄水を、制御部からの制御信号に基づいて加熱するものである。ヒータ72bは、例えばシーズヒータである。温度センサ72cは、タンク部72aに貯留された洗浄水の温度を検出し、検出結果を制御部に送信するものである。
接続ホース73は、水タンク72とノズル装置74とを接続し、洗浄水の流路である第三流路L3を構成するものである。接続ホース73は、例えばニトリルゴム等にて形成された管状のホースである。
ノズル装置74は、洗浄水を人体の局部に向けて噴出するものである。ノズル装置74は、流路切替弁74a、おしり洗浄を行うための洗浄水を噴出するおしりノズル74b、ビデ洗浄を行うための洗浄水を噴出するビデノズル74c、流路切替弁74aとおしりノズル74bとを接続し、洗浄水の流路を構成する第四流路L4、および、流路切替弁74aとビデノズル74cとを接続し、洗浄水の流路を構成する第五流路L5を備えている。流路切替弁74aと各ノズル74b,74cとは、ホース等を介さずに直接接続されている。
流路切替弁74aは、接続ホース73に接続され、水タンク72からの洗浄水を第四流路L4および第五流路L5の一方へ選択的に切り替えて導出するものである。また、流路切替弁74aは、制御部からの制御信号に基づいて、流路面積を可変させて、流路抵抗を可変させることにより、各ノズル74b,74cから噴出する洗浄水の流路を調整するものである。第四流路L4に導出された洗浄水は、おしりノズル74bから噴出する。また、第五流路L5に導出された洗浄水は、ビデノズル74cから噴出する。
制御部は、止水電磁弁71d、温度センサ72c、ヒータ72bおよび流路切替弁74aと、電気的に接続されている。制御部は、温度センサ72cよって検出される信号に基づいて、ヒータ72bを制御して、洗浄水の温度を所定温度(例えば39℃)に調整する。また、制御部は、操作部(図示なし)から送信される制御信号を受信した場合、洗浄水の流量を所定流量(例えば0.4L/分)となるように、止水電磁弁71dおよび流路切替弁74aを制御して、洗浄水を人体の局部に向けて噴出する。
本実施形態によれば、温水洗浄便座装置1は、便座30を保持する本体部20のケーシング21の底部に形成された取付部52を、便鉢部2bを有する腰掛式便器2に固定された固定プレート10の被取付部51に着脱可能に取り付ける本体着脱機能部50と、便鉢部2b内の空気をケーシング21内に吸入して、空気の臭気を除去する脱臭部材64を用いて空気の脱臭を行う脱臭機能部60と、洗浄水を噴出して人体の局部を洗浄する洗浄機能部70と、を備えている。本体着脱機能部50は、本体部20の取付部52が固定プレート10の被取付部51に取り付けられた状態において、取付部52の被取付部51からの外れの制限を行う突起部51eおよび凹部53、ならびに、操作されることにより制限部による制限の解除を行う操作レバー54を備え、操作レバー54は、本体部20における便座30を保持された面である便座保持面20aに対して一方の側面である右側面20bの側から操作可能に、かつ、脱臭部材64の下方に配設され、洗浄機能部70は、ケーシング21内において、便座保持面20aに対して他方の側面である左側面20cの側に配設されている。
これによれば、脱臭機能部60の脱臭部材64の下方に、右側面20bの側から操作可能な操作レバー54を配設することにより、脱臭機能部60と操作レバー54とがケーシング21内において右側面20bの側に配設される。洗浄機能部70は、ケーシング21内において、従来技術のように左右方向に分けて配設されることなく、左側面20cの側に配設される。よって、従来の温水洗浄便座装置と比べて、ケーシング21内におけるレイアウトの自由度の向上を図ることができる。
そして、洗浄機能部70をケーシング21内において、従来技術のように左右方向に分けることなく配設することができるため、給水バルブ71等の洗浄機能部70を構成する部材の間の空間を、従来技術のものに比べて小さくすることができる。よって、洗浄機能部70を構成する部材を接続する接続ホース73等の接続部材を短くすることができる。さらには、洗浄機能部70を構成する部材を直接接続することにより、接続部材を無くすことができる。これにより、洗浄機能部70の小型化を図ることができるため、ケーシング21内のレイアウトの向上をさらに図ることができるとともに、ケーシング21ひいては温水洗浄便座装置1の小型化を図ることができる。
また、操作レバー54は、棒状に形成され、長手方向を水平方向に沿うように、かつ、水平方向に操作可能に設けられている。
これによれば、操作レバー54をケーシング21内において比較的下方に位置させることができる。よって、脱臭部材64ひいては脱臭機能部60をケーシング21内において比較的下方に位置させることができる。よって、ケーシング21内におけるレイアウトの向上をより図ることができる。
また、操作レバー54は、ケーシング21の底部の一部をスリット21b3〜21b6によって隔離されるとともに、ケーシング21の底部と連結する連結部54bを有することにより、ケーシング21に一体に形成されている。
これによれば、操作レバー54がケーシング21の底部と一体に形成されることにより、脱臭部材64ひいては脱臭機能部60をケーシング21内においてさらに下方に位置させることができる。よって、ケーシング21内におけるレイアウトの向上をさらに図ることができる。
脱臭ダクト61内にスリット21b3〜21b6が形成されている場合、スリット21b3〜21b6から脱臭ダクト61内の空気が漏れることを抑制するために、例えばスリット21b3〜21b6を覆う部材等にて気密性を確保する必要が生じる。本実施形態においては、操作レバー54は、脱臭部材64の下方に配設されている。また、操作レバー54は、脱臭部材64の前端部64dと後端部64eとの間に配設されている。前端部64dおよび後端部64eは、上述したように気密性が確保されているため、各スリット21b3〜21b6からケーシング21外部に脱臭ダクト61内の空気が漏れることを抑制することができる。このように、操作レバー54を脱臭部材64の下方に配設することにより、スリット21b3〜21b6からの脱臭ダクト61内の空気の漏れを比較的簡便に抑制することができる。
また、操作レバー54は、脱臭部材64の下方に配設され、洗浄機能部70の下方に配設されていない。よって、例えば、洗浄機能部70の故障により洗浄水の水漏れが発生した場合において、各スリット21b3〜21b6よりケーシング21外部に洗浄水が漏れることを抑制することができる。
なお、上述した実施形態において、温水洗浄便座装置の一例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の構成を採用することもできる。例えば、操作レバー54は、左方向に変位するように操作されることにより、取付部52の被取付部51からの外れの制限を解除するが、これに代えて、図17に示す上述した実施形態の変形例のように、操作レバー154が右方向に変位するように操作されることにより、取付部52の被取付部51からの外れの制限を解除するようにしても良い。
具体的には、図17に示すように、本変形例においては、固定プレート10の右フランジ部51d1に左方向に向かって窪む凹部153が形成され、操作レバー154に外力が作用していない場合、位置X3に位置する操作レバー154のレバー部154aが凹部153にはまるように形成されている。この場合、取付部52の被取付部51からの外れの制限がされている。この状態からレバー部154aに右方向に向かって外力S2が作用した場合、レバー部154aが位置X3より右方向の位置X5に位置して、レバー部154aの左端部が凹部153から離脱することにより、取付部52の被取付部51からの外れの制限が解除される。
また、上述した実施形態において、ケーシング21内において洗浄機能部70が左側面20cの側に、脱臭機能部60および操作レバー54が右側面20bの側に配設されているが、これに代えて、洗浄機能部70を右側面20bの側に、脱臭機能部60および操作レバー54を左側面20cの側に配設するようにしても良い。この場合、操作レバー54は、本体部20の左側面20cの側から操作可能に配設されている。
また、上述した実施形態において、洗浄機能部70は、洗浄水を貯留する水タンク72を備えているが、これに代えて、洗浄水を貯留せずに、洗浄水が流通するときに洗浄水を加熱する瞬間給湯式の熱交換器にしても良い。
また、上述した実施形態において、脱臭機能部60は、シート65を備えているが、これに代えて、シート65を備えないようにしても良い。この場合、脱臭部材64の周側面64cが、脱臭ダクト61の内面と気密に接触するように、脱臭ダクト61を形成する。
また、上述した実施形態において、脱臭部材64を着脱するための開口部が本体部20に設けられていないが、これに代えて、例えば本体部20の右側面20b側に、この開口部を設けるようにしても良い。
また、上述した実施形態において、脱臭機能部60は、フィルタ62を備えているが、これに代えて、フィルタ62を備えないようにしても良い。
また、上述した実施形態において、操作レバー54は、ケーシング21に一体に形成されているが、これに代えて、操作レバー54をケーシング21と別体に構成するようにしても良い。
また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、脱臭ダクト61や操作レバー54の形状、脱臭部材64の取付位置、洗浄機能部70の配置等を変更しても良い。
1…温水洗浄便座装置、2…腰掛式便器(便器)、2b…便鉢部、10…固定プレート、20…本体部、20a…便座保持面、20b…右側面(第一側面)、20c…左側面(第二側面)、21…ケーシング、21b1…底壁、21b2…周側壁、21b3,21b4,21b5,21b6…スリット、21b8…開口部、30…便座、40…便蓋、50…本体着脱機能部、51…被取付部、51e…突起部(制限部)、52…取付部、53…凹部(制限部)、54…操作レバー(解除部)、60…脱臭機能部、61…脱臭ダクト、63…吸入ファン、64…脱臭部材、70…洗浄機能部、71…給水バルブ、72…水タンク、73…接続ホース、74…ノズル装置。

Claims (3)

  1. 便座を保持する本体部のケーシングの底部に形成された取付部を、便鉢部を有する便器に固定された固定プレートの被取付部に着脱可能に取り付ける本体着脱機能部と、
    前記便鉢部内の空気を前記ケーシング内に吸入して、前記空気の臭気を除去する脱臭部材を用いて前記空気の脱臭を行う脱臭機能部と、
    洗浄水を噴出して人体の局部を洗浄する洗浄機能部と、を備えている温水洗浄便座装置であって、
    前記本体着脱機能部は、前記本体部の前記取付部が前記固定プレートの前記被取付部に取り付けられた状態において、前記取付部の前記被取付部からの外れの制限を行う制限部、および、操作されることにより前記制限部による前記制限の解除を行う解除部を備え、
    前記解除部は、前記本体部における前記便座を保持された面である便座保持面に対して一方の側面である第一側面の側から操作可能に、かつ、前記脱臭部材の下方に配設され、
    前記洗浄機能部は、前記ケーシング内において、前記便座保持面に対して他方の側面である第二側面の側に配設されている温水洗浄便座装置。
  2. 前記解除部は、棒状に形成され、長手方向を水平方向に沿うように、かつ、前記水平方向に操作可能に設けられている請求項1記載の温水洗浄便座装置。
  3. 前記解除部は、前記ケーシングの前記底部の一部をスリットによって隔離されるとともに、前記ケーシングの前記底部と連結する連結部を有することにより、前記ケーシングに一体に形成されている請求項1または請求項2記載の温水洗浄便座装置。



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