JP2016148187A - 温水洗浄便座装置 - Google Patents

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浩次 永井
Koji Nagai
浩次 永井
真一 梶野
Shinichi Kajino
真一 梶野
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Abstract

【課題】脱臭機能部を有する温水洗浄便座装置において、低コスト化を図ることを目的とする。
【解決手段】便鉢部2bを有する腰掛式便器2に取り付けられ、脱臭機能部40を収納するケーシング11を備えている温水洗浄便座装置1において、脱臭機能部40は、便鉢部2b内の空気を吸入する吸気部41cと、吸気部41cから脱臭機能部40内に便鉢部2b内の空気を吸入する吸入ファン43と、吸気部41cから吸入された便鉢部2b内の空気における臭気を除去する脱臭部44と、を備え、ケーシング11は、ケーシング11内と便鉢部2b内とを連通するように便鉢部2b内に向けて開口し、便鉢部2b内の空気をケーシング11内に吸入する開口部11b3と、ケーシング11に一体に形成され、開口部11b3と吸気部41cとを接続し、便鉢部2b内の空気を流通させる管状の吸気ダクト50と、を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、温水洗浄便座装置に関し、特に脱臭機能部を有する温水洗浄便座装置に関する。
温水洗浄便座装置の一形式として、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1の図2に示されているように、温水洗浄便座装置1は、便器内に発生する臭気を脱臭する脱臭装置2を、外郭ケース10内に備えている。脱臭装置2は、脱臭ファン7によって吸気口19から便器内の空気を吸気し、吸気した空気の臭気を脱臭カートリッジ9により脱臭する。脱臭カートリッジ9は、脱臭触媒および脱臭触媒を保護するガード部材30を含んで構成されている。また、脱臭装置2は、吸入した空気を流通させる通路を形成する脱臭ダクト50をさらに備えている。脱臭ダクト50は、吸気口19と接続する吸気ダクト14、脱臭ファン7を収納する脱臭ファンダクト13および脱臭カートリッジ9を収納する排気ダクト12を備えている。
特許4293832号公報
しかしながら、特許文献1の温水洗浄便座装置1の脱臭装置2においては、便器内の空気の通路を形成するために脱臭ダクト50が複数の部材によって構成されているため、部品点数が比較的多い。また、例えば、吸気ダクト14を構成しない場合において、脱臭ファンダクト13と吸気口19とを接続したときには、脱臭ファンダクト13の大型化を招く。部品点数が多い場合や部材が大きい場合、脱臭装置ひいては温水洗浄便座装置の高コスト化を招く。一方、温水洗浄便座装置において、低コスト化の要請がある。
そこで、本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、脱臭機能部を有する温水洗浄便座装置において、低コスト化を図ることを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る温水洗浄便座装置は、便鉢部を有する便器に取り付けられ、便座を保持するとともに、人体の局部を洗浄する洗浄機能部および便鉢部内の空気の臭気を除去する脱臭機能部を収納するケーシングを備えている温水洗浄便座装置であって、脱臭機能部は、便鉢部内の空気を吸入する吸気部と、吸気部から脱臭機能部内に便鉢部内の空気を吸入する吸入ファンと、吸気部から吸入された便鉢部内の空気における臭気を除去する脱臭部と、を備え、ケーシングは、ケーシング内と便鉢部内とを連通するように便鉢部内に向けて開口し、便鉢部内の空気をケーシング内に吸入する開口部と、ケーシングに一体に形成され、開口部と吸気部とを接続し、便鉢部内の空気を流通させる管状の第一ダクト部と、を備えている。
これによれば、ケーシングに一体に形成されている第一ダクト部が、便鉢部内の空気を開口部と吸気部との間に流通させる。よって、従来技術のように、開口部と吸気部との間のダクト部をケーシングとは別の部材によって構成する場合に比べて、部品点数を少なくすることができる。よって、従来技術の温水洗浄便座装置に比べて、部品点数を少なくすることができるため、温水洗浄便座装置の低コストを図ることができる。
本発明による温水洗浄便座装置が便器に設置されている状態を示す側面図である。 図1に示す温水洗浄便座装置の平面図である。 図1に示す温水洗浄便座装置のケーシング内を示す部分平面図であり、脱臭機能部を表している。 図3に示すIV−IV線に沿った温水洗浄便座装置の断面図である。 図4に示すV−V線に沿った温水洗浄便座装置の断面図である。
以下、本発明による温水洗浄便座装置1の一実施形態について説明する。本明細書においては説明の便宜上、図1における上側および下側をそれぞれ温水洗浄便座装置1の上方および下方とし、同じく左側および右側をそれぞれ温水洗浄便座装置1の前方および後方とし、同じく紙面奥側および紙面手前側を、それぞれ温水洗浄便座装置1の左方および右方として説明する。また、図1乃至図5には、各方向を示す矢印を示している。
温水洗浄便座装置1は、図1に示すように腰掛式便器2(本発明における便器に相当)の便座設置面2aに取り付けられている。腰掛式便器2は、便鉢部2bを有している。温水洗浄便座装置1は、本体部10、便座20および便蓋30を備えている。本体部10は、ケーシング11、人体の局部を洗浄する洗浄機能部12、脱臭機能部13(40)および温水洗浄便座装置1を統括制御する制御部(図示なし)を備えている(図2参照)。
ケーシング11は、中空の箱状に形成されている。ケーシング11は、例えばポリプロピレン等の樹脂材料が用いられ、射出成型によって形成されている。ケーシング11は、底面の前方の一部を、便鉢部2b内に対向させるように、腰掛式便器2に取り付けられている(図1及び図4参照)。また、ケーシング11は、便座20および便蓋30を回動可能に保持する。ケーシング11は、洗浄機能部12、脱臭機能部13、および制御部が収納されている。本実施形態において、洗浄機能部12がケーシング11内の左右方向における中央部に、脱臭機能部13がケーシング11内の右側にそれぞれ配設されている(図2参照)。
ケーシング11は、第一ケーシング11aおよび第二ケーシング11bを備えている(図2乃至図5参照)。第一ケーシング11aは、本体部10の上方を覆うとともに、底部を開放する箱状に形成されている。第二ケーシング11bは、ケーシング11の底部を形成する。第二ケーシング11bは、第一ケーシング11aの底部を塞ぐ底壁11b1および底壁11b1の周縁に全周に亘って形成された周側壁11b2を備えている(図3乃至図5参照)。第二ケーシング11bの周側壁11b2の外面と第一ケーシング11aの下端部の内面とが全周に亘って接触するように、第一ケーシング11aが第二ケーシング11bに例えばスナップフィットやネジ締めによって取り付けられる。
また、第二ケーシング11bの底壁11b1には、ケーシング11内と便鉢部2b内とを連通するように、便鉢部2b内に向けて開口する開口部11b3が形成されている(図3および図4参照)。開口部11b3は、スリット状に形成された複数の貫通穴である。
脱臭機能部40は、便鉢部2b内の空気の臭気を除去するものである。脱臭機能部40は、図3乃至図5に示すように、脱臭ダクト41(本発明の第二ダクト部に相当)、フィルタ42、吸入ファン43および脱臭部44を備えている。
脱臭ダクト41は、両端をそれぞれ開口する断面矩形状の管状に形成され、便鉢部2b内の空気を流通させるものである。脱臭ダクト41は、下方を開放する断面U字形状の第一脱臭ダクト41aと、上方を開放する断面U字形状の第二脱臭ダクト41bとを組み合わせることにより形成されている(図5参照)。第一脱臭ダクト41aの下端部と第二脱臭ダクト41bの上端部とが気密に接触するように形成されている。また、第一脱臭ダクト41aと第二脱臭ダクト41bとは、例えばスナップフィットによって組み付けられている。
第一脱臭ダクト41aは、例えばポリプロピレン等の樹脂材料が用いられ、射出成型によって形成されている。また、第二脱臭ダクト41bは、図4および図5に示すように、第二ケーシング11bに一体に形成されている。具体的には、第二脱臭ダクト41bの底部41b1は、第二ケーシング11bの底壁11b1に一体に形成されている。また、第二脱臭ダクト41bの両側壁41b2は、底壁11b1から上方に向けて突出して、前後方向に延びるように形成されている。
脱臭ダクト41の一端(前方の端部)には、ケーシング11内に向けて開口する吸気部41cが形成されている。吸気部41cは、便鉢部2b内の空気を吸入するものである。吸気部41cは、第一脱臭ダクト41aおよび第二脱臭ダクト41bによって断面矩形状に形成されている(図5参照)。
脱臭ダクト41の他端(後方の端部)には、ケーシング11の外部に向けて開口する排気部41dが形成されている(図3および図4参照)。排気部41dは、臭気が除去された便鉢部2b内の空気をケーシング11の外部に排出するものである。排気部41dは、第二脱臭ダクト41b(第二ケーシング11b)にスリット状に形成された複数の貫通穴である。脱臭ダクト41には、フィルタ42、吸入ファン43および脱臭部44が配設されている。
フィルタ42は、吸気部41cに吸入される空気中の埃等の異物を除去するものである。フィルタ42は、図4に示すように、網状のメッシュ部42aおよびメッシュ部42aを保持する枠部42bを備えている。枠部42bは、断面矩形状の枠状に形成され、枠内にメッシュ部42aを保持する。フィルタ42は、吸気部41cに吸入される空気がメッシュ部42aを通過するように配設されている。具体的には、枠部42bの外表面と吸気部41cの前端部内側面とが気密に接触するように、フィルタ42が吸気部41cに取り付けられている。
また、フィルタ42は、脱臭ダクト41に対して着脱可能に取り付けられている。具体的には、枠部42bの下端部が、第二脱臭ダクト41bの底部41b1に上方に向かって窪むように設けられた凹部41b3に形成された上下方向に貫通する取付穴41b4に、例えば圧入されることにより固定されている。さらに、フィルタ42は、枠部42bの下端部が、凹部41b3内に位置するように取付穴41b4に固定されている。これにより、使用者は、枠部42bの下端部を例えば指先や工具等によって挟持して、フィルタ42を下方に引っ張ることによって、フィルタ42を取付穴41b4から取り外すことができる。なお、フィルタ42の取り外しは、温水洗浄便座装置1を腰掛式便器2から取り外した状態にて行うことができる。一方、フィルタ42が取付穴41b4に上方に向けて挿入されることにより、フィルタ42が取付穴41b4に取り付けられる。
吸入ファン43は、吸気部41cから脱臭機能部40(脱臭ダクト41)内に便鉢部2b内の空気を吸入するものである。本実施形態において、吸入ファン43は、軸流ファンであり、外形を直方体状に形成されている。吸入ファン43は、前方から便鉢部2b内の空気を吸入し、後方へ便鉢部2b内の空気を送出する。吸入ファン43は、脱臭ダクト41の内面に吸入ファン43の外形が例えば圧入されることにより気密に取り付けられている。また、吸入ファン43は、制御部と電気的に接続され、制御部から送信される制御信号によって駆動する。
脱臭部44は、吸気部41cから吸入された便鉢部2b内の空気における臭気を除去するものである。脱臭部44は、臭気を吸着する脱臭触媒によって形成されている。脱臭触媒は、二酸化マンガンや活性炭等である。脱臭部44は、例えば押出成形を用いて形成されている。脱臭部44は、直方体状に形成され、前端面44aおよび後端面44bに開口して、便鉢部2b内の空気を前後方向に流通させるハニカム形状の複数の通気路(図示なし)を有している。便鉢部2bの空気がこの通気路を通過するときに、脱臭部44に便鉢部2bの空気に含まれる臭気が吸着することにより、便鉢部2bの空気が脱臭される。脱臭部44は、比較的長期間(例えば8年)に亘って便鉢部2bの空気を脱臭する脱臭性能を確保するように、臭気を吸着させる通気路の表面積が確保されている。
また、脱臭部44は、図4および図5に示すように、前端面44aの周縁と後端面44bの周縁とを接続する周側面44cを有している。本実施形態において、脱臭部44は、脱臭ダクト41の内面に対して気密性を有するように取り付けられている。具体的には、脱臭機能部40がさらに備えるシート45が、脱臭部44の周側面44cと脱臭ダクト41の内面との間に挟持されている。シート45は、発泡ウレタンやポリエチレン等のシートであり、両面テープまたは粘着剤によって脱臭部44の周側面44cに接着されている。なお、脱臭部44の周側面44cと脱臭ダクト41の内面とが気密性を有する部位は、脱臭部44の周側面44cの全面に設けずに、周側面44cの前後方向の一部に周側面44cに周方向に沿って環状に設けられている。本実施形態においては、脱臭部44の前端部および後端部に気密性を有する部位が形成されている。
また、本体部10は、吸気ダクト50(本発明の第一ダクト部に相当)をさらに備えている。
吸気ダクト50は、管状に形成され、開口部11b3と吸気部41cとを接続し、便鉢部2b内の空気を流通させるものである。吸気ダクト50は、図3および図4に示すように、下壁51、上壁52および側壁53によって形成されている。
また、吸気ダクト50は、ケーシング11に一体に形成されている。具体的には、下壁
51は、第二ケーシング11bの底壁11b1によって形成されている。本実施形態においては、底壁11b1における前方右側端部が下壁51に相当する。
上壁52は、第一ケーシング11aにおける底壁11b1に対向する天壁11a1によって形成されている。上壁52は、具体的には、図4に示すように、天壁11a1における下壁51に対向する部位に相当する。なお、上壁52を形成する天壁11a1の部位は、第一ケーシング11aの前方にて便座20に対向し、便座20の形状に沿って傾斜するように形成されている。
側壁53は、底壁11b1から上方に向かって突出するように形成されている。側壁53の上端と上壁52との間には、隙間Gが形成されている(図4参照)。隙間Gの大きさは、隙間Gにおける空気の流路抵抗が、開口部11b3における空気の流路抵抗より大きくなるように設定されている。
側壁53は、図3および図4に示すように、左側壁53a、前側壁53b、右側壁53cおよび後側壁53dを備えている。本実施形態において、左側壁53aは、底壁11b1から上方に向けて突出し、第二ケーシング11bの周側壁11b2の前側部(左側壁53a)から脱臭機能部40の吸気部41cまで延びるように形成されている。また、左側壁53aは、例えば洗浄機能部12と干渉しないように、複数回折り曲げられて形成されている。
前側壁53bおよび右側壁53cは、第二ケーシング11bの周側壁11b2に形成されている。具体的には、前側壁53bは、周側壁11b2の前側部の右方に形成されている。また、右側壁53cは、周側壁11b2の右側部の前方に形成され、一端が前側壁53bに接続する。
後側壁53dは、底壁11b1から上方に向けて突出し、右側壁53cから脱臭機能部40の吸気部41cまで延びるように形成されている。
また、側壁53は、開口部11b3を囲むように形成されている。また、側壁53は、左側壁53aの右端部と後側壁53dの左端部との間に吸気部41cが位置するように形成されている。このように、吸気ダクト50は、開口部11b3と吸気部41cとの間に空気を流通させる流路を形成する。
次に、上述した温水洗浄便座装置1の脱臭機能部40による便鉢部2b内の空気の臭気を除去する脱臭の動作について説明する。なお、図3および図4において、便鉢部2b内の空気の流れを矢印Fにて示している。
制御部は、例えば、使用者が便座20に着座したことを検知する着座センサ(例えば赤外線センサ;図示なし)の検知信号によって、脱臭機能部40による脱臭を開始する。具体的には、制御部は、吸入ファン43の駆動を開始する。
吸入ファン43が駆動することにより、吸気部41cから空気が吸入される。吸気部41cと開口部11b3とは、上述したように、吸気ダクト50によって空気を流通させるように接続されている。よって、吸入ファン43が駆動することにより、便鉢部2b内の空気が、開口部11b3から吸気ダクト50内に吸入される。なお、このとき、隙間Gからもケーシング11内の空気が吸気ダクト50に吸入されるが、隙間Gの流路抵抗が開口部11b3の流路抵抗より大きいため、隙間Gからの空気に比べて、開口部11b3からの空気が吸気ダクト50に多く吸入される。
開口部11b3から吸入された便鉢部2b内の空気は、吸気ダクト50内を流通し、吸気部41cに吸入される。吸気部41cに吸入された便鉢部2b内の空気は、フィルタ42を通過することにより便鉢部2b内の空気に含まれる埃等の異物が除去されて、脱臭ダクト41内を流通して、脱臭部44に吸入される。脱臭部44に吸入された便鉢部2b内の空気は、便鉢部2b内の空気における臭気が脱臭部44に吸着されることにより除去されて、脱臭部44を通過する。臭気が除去された便鉢部2b内の空気は、脱臭ダクト41内を流通して、吸入ファン43に吸入される。そして、便鉢部2b内の空気は、吸入ファン43によって送出されることにより、脱臭ダクト41内を流通して、排気部41dからケーシング11の外部へ排出される。
制御部は、例えば、着座センサによって使用者が便座20から立ち上がったことを検出した場合、脱臭機能部40による脱臭を停止する。具体的には、制御部は、吸入ファン43の駆動を停止する。これにより、便鉢部2b内の空気のケーシング11内への吸入が停止する。
本実施形態によれば、温水洗浄便座装置1は、便鉢部2bを有する腰掛式便器2に取り付けられ、便座20を保持するとともに、人体の局部を洗浄する洗浄機能部12および便鉢部2b内の空気の臭気を除去する脱臭機能部40を収納するケーシング11を備えている。脱臭機能部40は、便鉢部2b内の空気を吸入する吸気部41cと、吸気部41cから脱臭機能部40内(脱臭ダクト41内)に便鉢部2b内の空気を吸入する吸入ファン43と、吸気部41cから吸入された便鉢部2b内の空気における臭気を除去する脱臭部44と、を備え、ケーシング11は、ケーシング11内と便鉢部2b内とを連通するように便鉢部2b内に向けて開口し、便鉢部2b内の空気をケーシング11内に吸入する開口部11b3と、ケーシング11に一体に形成され、開口部11b3と吸気部41cとを接続し、便鉢部2b内の空気を流通させる管状の吸気ダクト50と、を備えている。
これによれば、ケーシング11に一体に形成されている吸気ダクト50が、便鉢部2b内の空気を開口部11b3と吸気部41cとの間に流通させる。よって、従来技術のように、開口部11b3と吸気部41cとの間のダクト部をケーシング11とは別の部材によって構成する場合に比べて、部品点数を少なくすることができる。よって、従来技術の温水洗浄便座装置に比べて、部品点数を少なくすることができるため、温水洗浄便座装置1の低コストを図ることができる。
そして、便鉢部2b内の空気を流通させる流路を開口部11b3と吸気部41cとの間に形成する吸気ダクト50が、脱臭ダクト41ではなく、ケーシング11によって構成されている。よって、従来技術の温水洗浄便座装置におけるダクト部材に比べて、脱臭ダクト41の小型化を図ることができる。したがって、脱臭機能部40のケーシング11内におけるレイアウトの自由度を向上させることができるとともに、脱臭機能部40ひいては温水洗浄便座装置1の小型化を図ることができる。
また、ケーシング11は、上方を覆うとともに底部を開放する第一ケーシング11a、および、第一ケーシング11aの底部を塞ぐ底壁11b1を有するように形成された第二ケーシング11bを備え、吸気ダクト50は、第二ケーシング11bの底壁11b1、第一ケーシング11aにおける底壁11b1に対向する天壁11a1、並びに、第二ケーシング11bに形成された側壁53によって形成されている。
これによれば、吸気ダクト50を比較的簡便に形成することができる。
また、脱臭機能部40は、脱臭部44によって臭気が除去された便鉢部2b内の空気を排出する排気部41d、および吸気部41cが形成され、吸入ファン43および脱臭部44を収納するとともに、便鉢部2b内の空気を流通させる管状の脱臭ダクト41と、をさらに備え、脱臭部44は、臭気を吸着する脱臭触媒によって形成され、脱臭ダクト41の内面に対して気密性を有するように取り付けられている。
これによれば、臭気を吸着する脱臭触媒によって脱臭部44が構成されているため、従来技術のように、脱臭触媒を保護する部材を備えている場合に比べて、脱臭部44ひいては脱臭ダクト41の小型化を図ることができる。したがって、脱臭機能部40のケーシング11内におけるレイアウトの自由度をさらに向上させることができるとともに、脱臭機能部40ひいては温水洗浄便座装置1の小型化をさらに図ることができる。
なお、上述した実施形態において、温水洗浄便座装置の一例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の構成を採用することもできる。例えば、上述した実施形態において、側壁53は、第二ケーシング11bに形成されているが、これに代えて、第一ケーシング11aに形成するようにしても良い。この場合、吸気ダクト50は、第二ケーシング11bの底壁11b1、第一ケーシング11aにおける底壁11b1に対向する天壁11a1、並びに、第一ケーシング11aに形成された側壁53によって形成されている。このように、吸気ダクト50は、第二ケーシング11bの底壁11b1、第一ケーシング11aにおける底壁11b1に対向する天壁11a1、並びに、第一ケーシング11aおよび第二ケーシング11bの一方に形成された側壁53によって形成されている。
また、上述した実施形態において、脱臭機能部40は、シート45を備えているが、これに代えて、シート45を備えないようにしても良い。この場合、脱臭部44の周側面44cが、脱臭ダクト41の内面と気密に接触するように、脱臭ダクト41を形成する。
また、上述した実施形態において、脱臭機能部40は、フィルタ42を備えているが、これに代えて、フィルタ42を備えないようにしても良い。
また、上述した実施形態において、脱臭ダクト41には、吸気部41cから排気部41dに向かって順に、フィルタ42、脱臭部44および吸入ファン43が配設されている。これに代えて、脱臭ダクト41に、吸気部41cから排気部41dに向かって順に、フィルタ42、吸入ファン43および脱臭部44を配設しても良い。
また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、脱臭ダクト41または吸気ダクト50の形状や脱臭部44の個数等を変更しても良い。
1…温水洗浄便座装置、2…腰掛式便器(便器)、2b…便鉢部、10…本体部、11…ケーシング、11a…第一ケーシング、11a1…天壁、11b…第二ケーシング、11b1…底壁、11b2…周側壁、11b3…開口部、12…洗浄機能部、13(40)…脱臭機能部、20…便座、41…脱臭ダクト(第二ダクト部)、41c…吸気部、41d…排気部、42…フィルタ、43…吸入ファン、44…脱臭部、50…吸気ダクト(第一ダクト部)。


Claims (3)

  1. 便鉢部を有する便器に取り付けられ、便座を保持するとともに、人体の局部を洗浄する洗浄機能部および前記便鉢部内の空気の臭気を除去する脱臭機能部を収納するケーシングを備えている温水洗浄便座装置であって、
    前記脱臭機能部は、
    前記便鉢部内の前記空気を吸入する吸気部と、
    前記吸気部から前記脱臭機能部内に前記便鉢部内の前記空気を吸入する吸入ファンと、
    前記吸気部から吸入された前記便鉢部内の前記空気における臭気を除去する脱臭部と、を備え、
    前記ケーシングは、
    前記ケーシング内と前記便鉢部内とを連通するように前記便鉢部内に向けて開口し、前記便鉢部内の前記空気を前記ケーシング内に吸入する開口部と、
    前記ケーシングに一体に形成され、前記開口部と前記吸気部とを接続し、前記便鉢部内の前記空気を流通させる管状の第一ダクト部と、を備えている温水洗浄便座装置。
  2. 前記ケーシングは、上方を覆うとともに底部を開放する第一ケーシング、および、前記第一ケーシングの前記底部を塞ぐ底壁を有するように形成された第二ケーシングを備え、
    前記第一ダクト部は、前記第二ケーシングの前記底壁、前記第一ケーシングにおける前記底壁に対向する天壁、並びに、前記第一ケーシングおよび前記第二ケーシングの少なくとも一方に形成された側壁によって形成されている請求項1記載の温水洗浄便座装置。
  3. 前記脱臭機能部は、前記脱臭部によって前記臭気が除去された前記便鉢部内の前記空気を排出する排気部、および前記吸気部が形成され、前記吸入ファンおよび前記脱臭部を収納するとともに、前記便鉢部内の前記空気を流通させる管状の第二ダクト部と、をさらに備え、
    前記脱臭部は、前記臭気を吸着する脱臭触媒によって形成され、前記第二ダクト部の内面に対して気密性を有するように取り付けられている請求項1または請求項2記載の温水洗浄便座装置。
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