JP2016147678A - スチールボックス - Google Patents

スチールボックス Download PDF

Info

Publication number
JP2016147678A
JP2016147678A JP2015023995A JP2015023995A JP2016147678A JP 2016147678 A JP2016147678 A JP 2016147678A JP 2015023995 A JP2015023995 A JP 2015023995A JP 2015023995 A JP2015023995 A JP 2015023995A JP 2016147678 A JP2016147678 A JP 2016147678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
frames
longitudinal
vertical
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015023995A
Other languages
English (en)
Inventor
勤 田羅間
Tsutomu Tarama
勤 田羅間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUNAGA LOGISTICS CORP
Original Assignee
MARUNAGA LOGISTICS CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MARUNAGA LOGISTICS CORP filed Critical MARUNAGA LOGISTICS CORP
Priority to JP2015023995A priority Critical patent/JP2016147678A/ja
Publication of JP2016147678A publication Critical patent/JP2016147678A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pallets (AREA)

Abstract

【課題】十分な組立強度が得られ、繰り返し使用できるスチールボックスを提供する。【解決手段】架台16に対し、縦フレームと横フレームとを接合してなる前後側面枠13,14、左右側面枠11,12および上側面枠15を組み付けて箱状に組み立てられるスチールボックス10である。架台16は、上方から見て矩形状の基台17上に左右側縁に沿って前後方向に延びる係止部18A,19Aをそれぞれ有する。各係止部18A,19Aは、それらの長手方向外側面が基台17の左右側面と略面一になるように、また、それらの長手方向端面が基台17の前後側面と略面一になるように基台17に対し取り付けられている。各面枠11〜15は、各縦フレームの長手方向端面と前記各横フレームの長手方向側面と、また、各横フレームの長手方向端面と前記各縦フレームの長手方向側面とがそれぞれ略面一になるように接合されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、搬送用梱包箱であるスチールボックスに関するものである。
近年、環境問題の厳しい現状から、搬送用梱包箱を再利用により、繰り返し使用できることが求められている。また、作業効率から組立・解体が容易であることも求められる。
そこで、底板の上に荷物を載せ、荷物の三方を2枚の妻板、および1枚の側板で囲み、さらに天板を載せ、それらを釘などで固定して一方が開放された構造体とし、もう1枚の側板を取り付けて、ベルトをかけて締め付けることによりもう1枚の側板が外れないようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
前記特許文献1記載のものは、木材を利用しているため、耐久性に劣り、繰り返して使用できる回数をあまり多くできない。
また、組立が容易で、耐久性に優れ、繰り返し使用できるように、フォーミング材を利用したスチールボックスが提案されている(特許文献2参照)。
特開2007−168896号公報(段落0024) 特開2012−201413号公報
前記特許文献2に記載の技術では、下側に位置するパレットは、各側縁に下方に開放されるパネル係止部を突出して有する一方、前記妻面パネルおよび側面パネルは、下縁に前記パネル係止部にスライド可能に係合する下側被係止部をそれぞれ外方に突出して有するので、それらの係合部分が、スチールボックスとなった組立状態で、外方に突出していることによって十分な組立強度が得られない。
本発明は、十分な組立強度が得られ、繰り返し使用できるスチールボックスを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、架台に対し、前後側面枠、左右側面枠および上側面枠を組み付けて箱状に組み立てられるスチールボックスであって、前記架台は、上方から見て矩形状の基台上に、前記基台の左右側縁に沿って前後方向に延びる係止部をそれぞれ有し、前記各係止部は、それらの長手方向外側面が前記基台の左右側面と略面一になるように、また、それらの長手方向端面が前記基台の前後側面と略面一になるように前記基台に対し取り付けられており、前記左右側面枠は、前後縁を形成する前後縦フレームと、前記前後縦フレームの外側に設けられ上下縁を形成する上下横フレームとを有し、前記前後縦フレームは上下方向に延びる係止部をそれぞれ有し、前記上横フレームは、前後方向に延びる係止部を有する一方、前記下横フレームは、前記架台の係止部に係合される係合部を有し、前記前後側面枠は、左右側縁を形成する左右縦フレームと、前記左右縦フレームの外側に設けられ上下縁を形成する上下横フレームとを有し、前記左右縦フレームは、前記左右側面枠の前後縦フレームの係止部に係合される係合部をそれぞれ有し、前記上側面枠は、左右側縁を形成する左右縦フレームと、前記左右縦フレームの外側に設けられ前後縁を形成する前後横フレームとを有し、前記左右縦フレームは、前記左右側面枠の上横フレームの係止部に係合される係合部をそれぞれ有し、前記各面枠は、前記各縦フレームの長手方向端面と前記各横フレームの長手方向側面と、また、前記各横フレームの長手方向端面と前記各縦フレームの長手方向側面とがそれぞれ略面一になるように接合される構成とされ、前記前後側面枠又は前記左右側面枠と前記上側面枠とが固定されていることを特徴とする。
このようにすれば、架台、左右側面枠、前後側面枠および上側面枠を構成するフレームの側縁同士を係合させることでボックス状に組み立てることができるので、組立・解体が容易である。特に、各面枠は、前記縦フレームの長手方向端面と前記横フレームの長手方向側面と、また、前記横フレームの長手方向端面と前記縦フレームの長手方向側面とがそれぞれ略面一になるように接合される構成とされるので、箱状に組み立てられた状態で、係合部分が外方に突出することがなく、高い組立強度が得られる。つまり、略面一としていることで、面枠同士を面接触させて係合させることができるので、係合安定性に優れ、高い組立強度が得られることになる。
また、左右側面枠、前後側面枠および上側面枠は縦フレームと横フレームとを接合して形成しているので、耐久性に優れ、繰り返し使用を実現することができる。
この場合、請求項2に記載のように、前記各側面枠を形成するフレームは、板材を折り曲げてなる同一断面形状で、組立状態で外方に位置する側に前記係止部または被係止部となる屈曲部を有する、ものとすることができる。
このようにすれば、各面枠を共通のフレームを用いて形成することができ、コストダウンが図れる。
請求項3に記載のように、前記係止部または前記係合部となる部分は、前記フレームの長手方向端面またはフレームの長手方向側面と接触可能である平板状部を有する、ことが望ましい。
このようにすれば、フレームの長手方向端面またはフレームの長手方向側面を平板状部に接触させて組み立てるので、高い組立強度が得られる上で有利である。
請求項4に記載のように、前記フレームは、亜鉛メッキ鋼板を、プレス加工またはロール加工したものである、ことが望ましい。
このようにすれば、亜鉛メッキ鋼板をロール加工して利用しているので、耐水性に優れ、外観がきれいである。木材を使用する場合に比べて、厚さを薄くすることにより箱重量を軽減することができる。
本発明は、上記のように、架台、左右側面枠、前後側面枠および上側面枠を構成するフレームの側縁同士を係合させることでボックス状に組み立てることができるので、組立・解体が容易であり、また、各面枠において、前記縦フレームの長手方向端面と前記横フレームの長手方向側面と、また、前記横フレームの長手方向端面と前記縦フレームの長手方向側面とがそれぞれ略面一になるように接合される構成とされるので、箱状に組み立てられた状態で、係合部分が外方に突出することがなく、高い組立強度が得られる。
さらに、左右側面枠、前後側面枠および上側面枠は縦フレームと横フレームとを接合して形成しているので、耐久性に優れ、繰り返し使用を実現することができる。
本発明に係るスチールボックスの各面枠を形成するフレームを示し、(a)はプレス加工により形成する場合の断面図、(b)はロールフォーミングにより形成する場合の断面図である。 本発明に係るスチールボックスの外観を示す斜視図である。 各面枠同士の係合の説明図である。 左右側面枠と、前後側面枠との係合関係を示す説明図である。 架台と,左右側面枠と、上面側枠との関係を示す説明図である。 架台と左側面枠との係合関係を示す説明図である。 前側面枠と左側面枠との係合関係を示す説明図である。 上側面枠と左側面枠との係合関係を示す説明図である。 上側面枠を左側面枠に固定する構造の説明図である。 固定用金具を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 架台に前側面枠を固定する構造を示し、(a)は正面図、(b)は図11(a)のA−A線断面図である。 上側面枠を前側面枠に固定する構造の説明図である。 上側面枠を前側面枠に固定する構造の変形例を示し、(a)は斜視図、(b)は固定用金具の平面図、(c)は同正面図、(d)は右側面図である。 架台に前側面枠を固定する構造の変形例を示し、(a)は正面図、(b)は図14(a)のB−B線における断面図である。 段積み用振れ止め材を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は展開図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
図1は本発明に係るスチールボックスの各面枠を形成するフレームを示し、図1(a)はプレス加工により形成する場合の断面図、図1(b)はロールフォーミングにより形成する場合の断面図である。
まず、本発明の基本となるフレームの断面構造を図1に沿って説明する。プレス加工の場合は、図1(a)に示すように、フレーム1は、断面コ字形状の中央凸部1Aと、中央凸部1Aの両側に位置する断面L字形状の外側部1B,1Cと、それらを結合する結合板部1D,1Eとを有する。中央凸部1Aは、中央板部1Aaと、中央板部1Aaの両側縁より中央板部1Aaに直交する方向に平行に延びる中央左右側板部1Ab,1Acとを有する。外側部1B,1Cは、中央左右側板部1Ab,1Acと平行に延びる外側左右側板部1Ba,1Caと、中央板部1Aaと平行に中央板部1Aa側に延びる外側板部1Bb,1Cbとを有する。結合板部1D,1Eは、中央板部1Aaや外側左右側板部1Bb,1Cbと平行に延びる。なお、中央左右側板部1Ab,1Acと、外側板部1Bb,1Cbとは、同じ長さ(高さ)である。
ロールフォーミングの場合は、図1(b)に示すように、フレーム1’の外側部1B’,1C’は、外側板部外側板部1Bb,1Cbの対向する端部を折り曲げ、折り曲げ端部1Bc,1Ccとすることができる。このようにすれば、素手で作業する場合にも安全である。
このフレーム1を適当な長さに切断し、縦フレームや横フレームとして直交するように溶接にて接合して、図2に示すスチールボックス10を構成することになる左右側面枠11,12、前後側面枠13,14、上側面枠15が形成される。また、フレーム1は、架台16のガイド部材18,19などとしても利用される(図5および図6参照)。
このように各面枠11〜15を形成すれば、例えば図3に示すように、フレーム1である横フレーム2の外側部分S1に、面枠3の横フレーム3Aの外側部分S2に加えて縦フレーム3Bの端部3Baを係合させることで、横フレーム2の外側部分S1と、横フレーム3の外側部分S2と縦フレーム3Bの端部3Baがしっかりと噛み合うように係合するので、それらは外れないように強固に組み付けられる。
このような外側部分S1,S2は、後述する係止部や係合部3となり、フレーム1の外側部1Bと結合板部1Dと(あるいは外側部1Cと結合板部1Eと、以下同様)によって構成される。このように係止部(または係合部)となる外側部分S1,S2は、組み立てた際に、縦フレーム3Bの長手方向端面や横フレーム3Aの長手方向側面と接触(面接触)する結合板部1E(平板状部)を含んでいるので、それらの接触面積が大きくなり、結合部分に安定性がある組立をすることができ、組立強度を高める上で有利となっている。
そして、それら面枠11〜15を、図3に示すような係合関係を利用して、架台16の上側に順次取り付けることで、図2に示す
ように、スチールボックス10が形成される。なお、面枠11〜15を構成するフレームは、共通のフレームを切断したもので、同一断面形状であるが(図1参照)、搬送品の大きさ、重量、積載条件に合わせて、各面枠を構成するフレームの数の変更が可能であり、それにより必要とされるボックス強度は確保される。
続いて、左右側面枠11,12、前後側面枠13,14、上側面枠15および架台16について説明する。なお、左右側面枠11,12同士および前後側面枠13,14同士は基本的に同一構造である。
(i)左右側面枠11,12
図2、図4および図5に示すように、左側面枠11は、組立状態で上下方向に延びる3本の支柱となる縦フレーム11Aa,11Ab,11Acの外側に、組立状態で前後方向に延びる3本の梁となる横フレーム11Ba,11Bb,11Bcが溶接により接合されて形成される。一方、右側面枠11,12は、組立状態で上下方向に延びる3本の支柱となる縦フレーム12Aa,12Ab,12Acの外側に、組立状態で前後方向に延びる3本の梁となる横フレーム12Ba,12Bb,12Bcが溶接により接合されて形成される。そして、組立状態で、各面枠11,12において、縦フレーム11Aa,11Ac,12Aa,12Acが前後縁を形成する前後縦フレームとなり、横フレーム11Ba,11Bc,12Ba,12Bcが上下縁部を形成する上下横フレームとなる。
そして、縦フレーム11Aa〜11Ac,11Ba〜11Bcの長手方向端面と横フレーム11Ba,11Bc,12Ba,12Bcの長手方向側面とが略面一になるように、また、横フレーム11Ba〜11Bc,12Ba〜12Bcの長手方向端面と縦フレーム11Aa.11Ac,11Ba,11Bcの長手方向側面とが略面一になるようにそれぞれ接合されている。なお、この接合において、側面枠11,12を形成するためにフレーム1を直交するように、フレーム1の結合板部1D,1E同士を接触させて溶接している。
図4に示すように、側面枠11,12の縦フレーム11Aa,12Aaの前側部分と縦フレーム11Ac,12Acの後側部分とが、上下方向に延びる係止部11C,11D,12C,12Dとなる。
図5に示すように、上側の横フレーム11Ba,12Baの上側部分は前後方向に延びる係止部11E,12Eとなり、下側の横フレーム11Bc,12Bcの下側部分が、前後方向に延びる係合部11F,12Fとなる。この係合部11F,12Fが、組立状態で、後述する架台16(ガイド部材18,19)の係止部18A,19Aに係止される。
これら係止部11C,11D,11E,12C,12D,12Eや係合部11F,12Fは、縦フレーム11Aa,11Ac,12Aa,12Acや横フレーム11Ba,11Bc,12Ba,12Bcを構成する、フレーム1の外側部1Bと結合板部1Dと(あるいは外側部1Cと結合板部1Eと、以下同様)によって形成されることになる。
(ii)前後側面枠13,14
図2に示すように、前側面枠13は、組立状態で左右方向に延びる3本の梁となる横フレーム13Aa,13Ab,13Acの外側に、組立状態で上下方向に延びる3本の柱となる縦フレーム13Ba,13Bb,13Bcが接合されて形成される。一方、後側面枠14は、組立状態で左右方向に延びる3本の梁となる横フレーム14Aa,14Ab,14Acの外側に、組立状態で上下方向に延びる3本の柱となる縦フレーム14Ba,14Bb,14Bcが接合されて形成される。そして、組立状態で、横フレーム13Aa,13Ac,14Aa,14Acが上下縁を形成する上下横フレームとなり、縦フレーム13Ba,13Bc,14Ba,14Bcが前後縁を形成する前後縦フレームとなる。
そして、縦フレーム13Ba〜13Bc,14Ba〜14Bcの長手方向端面と横フレーム13Aa,13Ac,14Aa,14Acの長手方向側面とが略面一になるように、また、横フレーム13Aa〜13Ac,14Aa〜14Acの長手方向端面と縦フレーム13Ba,13Bc,14Ba,14Bcの長手方向側面とが略面一になるようにそれぞれ接合される。
図4に示すように、前側面枠13の縦フレーム13Baの左側部分と縦フレーム13Bcの右側部分とが、上下縁に沿って延びる係合部13C,13Dとなる。後側面枠14の縦フレーム14Baの左側部分と縦フレーム14Bcの右側部分とが、上下縁に沿って延びる係合部14C,14Dとなる。そして、前側面枠13の係合部13C,13Dが、組立状態で、左右側面枠11,12の縦フレーム11Ac,12Acの係止部11C,12Cにスライド移動可能に係合される。一方、後側面枠14の係合部14C,14Dが、組立状態で、左右側面枠11,12の縦フレーム11Aa,12Aaの係止部11D,12Dにスライド移動可能に係合される。
なお、これら係合部13C,13D,14C,14Dも、縦フレーム13Ba,13Bc,14Ba,14Bcを構成する、フレーム1の外側部1Bと結合板部1Dとによって形成される。
(iii)上側面枠15
上側面枠15は、図2に示すように、組立状態で、前後方向に延びる3本の縦フレーム15Aa〜15Acの外側に左右方向に延びる3本の横フレーム15Ba〜15Bcが接合されて形成される。そして、組立状態で、縦フレーム15Aa,15Acが左右側縁を形成する左右縦フレームとなり、横フレーム15Ba,15Bcが前後縁を形成する前後横フレームとなる。
そして、縦フレーム15Aa〜15Acの長手方向端面と横フレーム15Ba,15Bcの長手方向側面とが略面一になるように、また、横フレーム15Ba〜15Bcの長手方向端面と縦フレーム15Aa,15Acの長手方向側面とが略面一になるようにそれぞれ接合される。なお、上側面枠15を形成する、縦フレーム15Aa〜15Acと横フレーム15Ba〜15Bcとの接合は、左右側面枠11,12及び前後側面枠13,14のの場合とは異なり、フレーム1の結合板部1D,1Eとフレーム1の中央板部1Aa、左右の外側板部1Bb,1Cbとの溶接とされる。
図5に示すように、縦フレーム15Aa,15Acは、側面枠11,12の横フレーム11Ba,12Baの係止部11E,12Eの外側にスライド移動可能に係合される係合部15C,15Dをそれぞれ有する。
なお、上側面枠15の四隅となるコーナー部に、輸送時の転倒防止のために、図9に示すように、段積み用振れ止め部材20を有する固定用金具21が取り付けられている。
(iv)架台16
架台16は、上方から見て矩形状の基台17上に、図5および図6に示すように、基台17の左右側縁に沿って延びるガイド部材18,19が設けられてなる。ガイド部材18,19も、フレーム1を所定長さに切断して構成され、ガイド部材18,19となるフレーム1の結合板部1D,1Eを基台17上に接合することで取り付けられている。
ガイド部材18,19の外側部分が、左右側縁に沿って延びる係止部18A,19Aとなる。係止部18A,19Aは、ガイド部材18,19となるフレーム1の外側部1Bと結合板部1Dと(あるいは、外側部1Cと結合板部1Eと、以下同様)によって構成される。
ガイド部材18,19は、それらの長手方向外側面(係止部18Aを構成するフレーム1の外側部1Bあるいは外側部1C)が基台17の左右側面と略面一になるように、また、それらの長手方向端面が基台17の前後側面と略面一になるように、基台17に対し取り付けられている。なお、基台17には、具体的に図示していないが、フォークリフトによる搬送のため、図2に示すように、フォーク挿入穴22が設けられている。
(v)組立手順
v-1)まず、架台16に対し左右側面枠11,12を取り付ける。
具体的には、架台16上に固定されているガイド部材18の係止部18Aに、左側面枠11(横フレーム11Bc)の係止部11Fを係合させる。具体的には、架台16側の係止部18Aに前側から左側面枠11(横フレーム11Bc)の係合部11Fを挿入し、前後方向において後方に向かってスライド移動させて、図6に示すように係合させることで、互いに強固に噛み合って起立した状態となり、それらが外れなくなる。
また、架台16側の係止部18Aと左側面枠11(横フレーム11Bc)の係合部11Fとの先端部分同士を噛み合わせて左側面枠11を時計方向に回転して架台16に直交する状態となるまで持ち上げるようにして係合させることも可能である。これは、左側面枠11を回転させることで、図6に示すように、左側面枠11(横フレーム11Bc)の係合部11Fだけでなく、左側面枠11の縦フレーム11Aa〜11Acの下端部も係止部18A内に同時に差し込むことができるからである。
同様に対向する右側面枠12の係合部12Fも、架台16側の係止部19Aをスライド移動させることで、同様に、互いに強固に噛み合って起立した状態となり、それらが外れなくなる。
このようにして、左右側面枠11,12の向きは、架台16とは直角をなし、その起立状態を維持するようにスライド移動可能に係合される。
V-2)次いで、前後側面枠13,14を取り付ける。
具体的には、図7に示すように、架台16から立ち上がっている左右側面枠11,12の、前後の縦フレーム11Aa,11Acの係止部11C,12C(図4参照)の上部に前側面枠13の左右の係合部13C,13Dの下端部をあてがい、先端部分を噛み合わせ、その後前側面枠13全体を同時に差し込みスライド移動させることにより、前後側面枠13,14と左右側面枠11,12との端部が相互に噛み合うことになり、それらが強固に組み付けられる。
同様にして、後側面枠14の係合部14C,14Dも側面枠11,12の係止部11D,12Dにに対し上から下に向かってスライド移動させることにによって取り付ける。
これにより、架台16と、1対の側面枠11,12、1対の前後側面枠13,14の組立が完成する。
v-3)上側面枠15を取り付ける。
最後に、図8に示すように、上側面枠15の左右の係合部15C,15Dを、左右側面枠11,12(横フレーム11Ba,12Ba)の係止部11E,12Eを噛み合わせ、前方から後方に向かってあるいは後方から前方に向かってスライド移動させることで、上側面枠15の取り付けが終了する。
それから、前後側面枠13,14又は左右側面枠11,12と、上側面枠15とを固定用金具21(締結具)によって固定する(図9および図10参照)。
上側面枠15の縦フレーム15Aa〜15Acと横フレーム15Ba〜15Bcとを接合する際に、横フレーム15Ba,15Bcの窪み部分に固定用金具21を事前に固定しておくことが望ましい。このようにすることで、組み立てられた状態で、スチールボックス10の上側面枠15の四隅コーナー上面に、固定用金具21が取り付けられていることになる。
この固定用金具21は、例えば図10に示すように、水平板部21Aと、水平板部21Aの端部から水平板部21Aに直交する方向に延びる鉛直板部21Bとを有する断面L字状に形成され、水平板部21Aの上側に段積み用振れ止め材20が設けられている。鉛直板部21Bには、ダップビス穴の下穴21Baやボルト止め用穴21Bbが設けられている。
そして、ワンウェイの場合は、タップビス穴の下穴21Baを利用して、梱包の完了後に、タップビスにて固定する。また、ボルト締めの場合は、側面枠11,12の横フレーム11Ba,12Baに固定用金具21のボルト止め用穴21Bbに対応した位置にナット(図示せず)を予め固定しておき、固定用金具21の上面からボルトで、固定することによりスチールボックス10全体が固定されるようにすることもできる。タップビスによるかボルトによるかは適宜選択される。
また、固定用金具21は、段積み作業および輸送中の移動防止用として、水平板部21A上に円柱状の振れ止め材20が取り付けられている。振れ止め材20は、上側に積まれるスチールボックス10の架台16下面に入りやすくするために、先端をテーパ面として段積みしやすくしている。なお、固定用金具21はスチールボックス10の四隅コーナ上面の定位置に予め固定しておかれることになる。
このようにして組み立てられるスチールボックス10は、次の特性を有する。
(i)梱包および開梱作業が釘などを使用しないため、大変容易で、誰でも簡単に作業を行うことができる。
(ii)面枠11〜15は、すべて、回転させたりスライドさせたりすることで、簡単に組立できる。
(iii)フレーム(面枠)を亜鉛メッキ材で形成するようにすれば、錆が発生せず、木材のように吸湿性はなく、コンテナ輸送に適している。
(iv)ボックス重量が軽く、コストの削減になり、特に航空便に適している。
(v)最終の取り付け部分は、タップビスなどで固定できるが、仕向地によってボルト締めまたは特殊金具による取り付け・取り外しが可能になる。
ところで、スチールボックス10の幅(前後側面枠13,14の幅)が広い場合に、架台16と前後側面枠13,14との固定を確実にする必要がある。その場合には、例えば前側面枠13側について、図11に示すように、フレーム1から構成される下部受け材31を、架台16の幅方向の中間位置付近に事前に固定しておき、前側面枠13の横フレーム13Acの下端部を差し込み、その後、フレーム1から構成され上となる側にストッパプレート32(例えば板バネ)を有する下部取付金具33を下面受け材31に係合し、回転させて持ち上げる。この下部取付金具33を持ち上げて、前側面枠13の横フレーム13Acの上側に係合させると、外れなくなる。なお、下部取付金具33を外す場合には、ストッパプレート32を手前に引けば、簡単に外すことができる。
また、前側面枠13と上側面枠15との固定は、図12に示すように、上側面枠15の横フレーム15Baと前側面枠13の縦フレーム13Baとの間に、例えば図12に示すように、固定用金具41を設けることで可能となる。この固定用金具41は、横フレーム15Baの上面に沿う水平板部41Aと、この水平板部41Aの後端部から水平板部41Aに直交する方向に延び横フレーム15Baの下側に挿入されるピン部材42を有する後側鉛直板部41Bと、水平板部41Aの前側端部から水平板部41Aに直交する方向に延びタップビス穴の下穴41Caが設けられている前側鉛直板部41Cとを有する。タップビス穴の下穴41Caを利用して、梱包の完了後に、タップビスにて、前側面枠13と上側面枠15とを固定できる。ボルト締めでもよい。なお、後側面枠14と上側面枠15と間の固定も同様である。
なお、本発明は前記実施の形態に制限されず、特許請求の範囲に記載の範囲内で種々の変更が可能である。
(i)前側面枠13と上側面枠15とを固定するためには、例えば図13(a)に示すような構造を採用することも可能である。つまり、前側面枠13の縦フレーム13Baに固定用金具42を設けることになる。固定用金具42は、図13(b)(c)(d)に示すように、縦フレーム13Baに嵌め込まれる断面コ字形状の本体部42Aと、本体部42Aの上部より上方に延びる角部42Bとを有し、取り付け状態で角部42Bが上側面枠15の横フレーム15Baに係止される。本体部42Aの下部には、固定のために、ボルト穴42Aaと、タップ穴42Abとが設けられている。
(ii)架台16と前後側面枠13,14の下部との固定を確実にするためには、例えば図14(a)(b)に示すような構造を採用することも可能である。つまり、架台16の一部を構成するヘッダー43の上側に、断面L字形状の支持部材44を設け、支持部材44の縦板部44Aに設けた開孔44Aaを通じてボルトあるいはビスを適用することで、支持部材44を介して架台16に対し前後側面枠13,14を固定することができる。
(iii)搬送時には,スチールボックスを積み重ねることがあるので、その場合に上下のボックスがずれないように、振れ止め部材20に代えて、例えば図15(a)(b)(c)に示す段積み用振れ止め材51を採用することも可能である。この振れ止め材51は、断面L字形状の縦板部51Aと、それらの下縁から内方に延び間に隙間を有する三角形状の下板部51B,51Cとを有する。53は取付穴である。この振れ止め部材51は、例えば図15(d)に示すように、縦板部51Aとなる矩形状の第1の部分52Aと、下板部51B,51Cとなる三角形状の第2の部分52B,52Cとを有する板材52を折り曲げて形成することができる。
1,1’ フレーム
1A 中央凸部
1B,1C 外側部
1D,1E 結合板部
11 左側面枠
11Aa〜11Ac 縦フレーム
11Ba〜11Bc 横フレーム
11C,11D,11E 係止部
11F 係合部
12 右側面枠
12Aa〜12Ac 縦フレーム
12Ba〜12Bc 横フレーム
12C,12D,12E 係止部
12F 係合部
13 前側面枠
13Aa〜13Ac 横フレーム
13Ba〜13Bc 縦フレーム
13C,13D 係合部
14 後側面枠
14Aa〜14Ac 横フレーム
14Ba〜14Bc 縦フレーム
14C,14D 係合部
15 上側面枠
15Aa〜15Ac 縦フレーム
15Ba〜15Bc 横フレーム
15C,15D 係合部
16 架台
17 基台
18,19 ガイド部材
18A,19A 係止部
20 振れ止め部材
21 固定用金具
22 フォーク挿入穴
31 下面受け材
32 ストッパプレート
33 下部取付金具
41 固定用金具
42 固定用金具
43 ヘッダー
44 支持部材
51 振れ止め部材

Claims (4)

  1. 架台に対し、前後側面枠、左右側面枠および上側面枠を組み付けて箱状に組み立てられるスチールボックスであって、
    前記架台は、上方から見て矩形状の基台上に、前記基台の左右側縁に沿って前後方向に延びる係止部をそれぞれ有し、前記各係止部は、それらの長手方向外側面が前記基台の左右側面と略面一になるように、また、それらの長手方向端面が前記基台の前後側面と略面一になるように前記基台に対し取り付けられており、
    前記左右側面枠は、前後縁を形成する前後縦フレームと、前記前後縦フレームの外側に設けられ上下縁を形成する上下横フレームとを有し、前記前後縦フレームは上下方向に延びる係止部をそれぞれ有し、前記上横フレームは、前後方向に延びる係止部を有する一方、前記下横フレームは、前記架台の係止部に係合される係合部を有し、
    前記前後側面枠は、左右側縁を形成する左右縦フレームと、前記左右縦フレームの外側に設けられ上下縁を形成する上下横フレームとを有し、前記左右縦フレームは、前記左右側面枠の前後縦フレームの係止部に係合される係合部をそれぞれ有し、
    前記上側面枠は、左右側縁を形成する左右縦フレームと、前記左右縦フレームの外側に設けられ前後縁を形成する前後横フレームとを有し、前記左右縦フレームは、前記左右側面枠の上横フレームの係止部に係合される係合部をそれぞれ有し、
    前記各面枠は、前記各縦フレームの長手方向端面と前記各横フレームの長手方向側面と、また、前記各横フレームの長手方向端面と前記各縦フレームの長手方向側面とがそれぞれ略面一になるように接合される構成とされ、
    前記前後側面枠又は前記左右側面枠と前記上側面枠とが固定されていることを特徴とするスチールボックス。
  2. 前記各面枠を形成するフレームは、板材を折り曲げてなる同一断面形状で、組立状態で外方に位置する側に前記係止部または前記係合部となる部分を有する、請求項1記載のスチールボックス。
  3. 前記係止部または前記係合部となる部分は、前記フレームの長手方向端面またはフレームの長手方向側面と接触可能である平板状部を有する、請求項1または2に記載のスチールボックス。
  4. 前記フレームは、亜鉛メッキ鋼板を、プレス加工またはロール加工したものである、請求項1〜3のいずれか1つに記載のスチールボックス。
JP2015023995A 2015-02-10 2015-02-10 スチールボックス Pending JP2016147678A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015023995A JP2016147678A (ja) 2015-02-10 2015-02-10 スチールボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015023995A JP2016147678A (ja) 2015-02-10 2015-02-10 スチールボックス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016147678A true JP2016147678A (ja) 2016-08-18

Family

ID=56688186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015023995A Pending JP2016147678A (ja) 2015-02-10 2015-02-10 スチールボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016147678A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102043918B1 (ko) * 2019-07-05 2019-11-12 김태윤 조립이 용이한 고강도 팔레트

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55173433U (ja) * 1979-05-31 1980-12-12
JPS593827U (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 川鉄鋼板株式会社 組立式鋼製コンテナ−における四側壁
JPH0349934U (ja) * 1989-09-22 1991-05-15
JP2002068184A (ja) * 2000-08-23 2002-03-08 Joji Ibata 組み立て式コンテナ
JP2003276791A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Shinwa Corporation:Kk 輸送容器
JP2012201413A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Marunaga Logistics Corp スチールボックス

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55173433U (ja) * 1979-05-31 1980-12-12
JPS593827U (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 川鉄鋼板株式会社 組立式鋼製コンテナ−における四側壁
JPH0349934U (ja) * 1989-09-22 1991-05-15
JP2002068184A (ja) * 2000-08-23 2002-03-08 Joji Ibata 組み立て式コンテナ
JP2003276791A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Shinwa Corporation:Kk 輸送容器
JP2012201413A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Marunaga Logistics Corp スチールボックス

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102043918B1 (ko) * 2019-07-05 2019-11-12 김태윤 조립이 용이한 고강도 팔레트

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013094317A1 (ja) 支持構造体、積載梱包具、支持基板及び梱包方法
JP5707298B2 (ja) 接合具
JP2016147678A (ja) スチールボックス
CN213969668U (zh) 一种模块化建筑单元框架的焊接平台工装
JP6205217B2 (ja) 梁補強構造および方法、ならびに、補助梁用支持具
KR20140115544A (ko) 조립식 파레트의 측벽과 지지프레임을 연결하는 브라켓
JP6868360B2 (ja) コンテナ
KR102250718B1 (ko) 기능성 알루미늄 파레트
US20160001919A1 (en) A reinforced pallet
JP2016069919A (ja) 反り防止用芯材、パネル体、ドア及びドア装置
KR20140138454A (ko) 포장용 팰리트
US20110047890A1 (en) Method of Packaging a Storage Building Kit of Parts
JP2022028326A (ja) 梁底型枠
KR20100084359A (ko) 조립식 스틸박스
JP2014169111A (ja) 金属製パレット
JP6817238B2 (ja) スチールボックスパレット
JP3149800U (ja) ダンボールパレット
JP5797919B2 (ja) スチールボックス
JP4132976B2 (ja) 異形断面ワークの保持材及び保持構造
CA2826108A1 (en) Loose panel quick assembly strong crate
JP2015067374A (ja) 積載ラック吊り具及び積載ラック吊り方法
JP2014074326A (ja) 建物ユニット輸送用治具およびユニット連結体
JP6285723B2 (ja) 建物の外壁用フレームの積載方法及び建物の製造方法
JP4494954B2 (ja) 移動棚
JP2005059955A (ja) 金属製梱包容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190903