JP2016146151A - レンタル車両管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】駐輪場のレンタル車両数を望ましい配分に調整し、敷地の確保や駐輪装置を含むコストを低減する、レンタル車両管理システムを提供する。【解決手段】レンタル車両600に装着された電子錠500とポート300とサーバ100と端末400で構成され、電子錠500とポート300と端末400の間は近距離通信手段によって通信を行い、ポート300とサーバ100間及び端末400とサーバ100間は公衆回線を用いて通信を行う。使用者をユーザとサポータに分け、ユーザには有料の車両レンタルサービスを提供し、サポータにはレンタル車両移動業務を委託し、ユーザ・サポータとも端末を利用して電子錠500の開錠を可能とする。【選択図】図1

Description

本発明はレンタル車両管理システム、特に過剰なレンタル車両が保管されている駐輪場から、レンタル車両が不足している駐輪場へのレンタル車両の移動を、安価で効率的に行うレンタル車両管理システムに関するものである。
そうした観点から提案されている技術の1つに、特許文献1に開示されたシステムがある。このシステムでは、ユーザがレンタル車両を駐輪場に返却する際に、レンタル車両が不足した駐輪場を携帯電話で確認でき、より不足した駐輪場にレンタル車両を返却することでポイント加算や料金の割引等され、このポイントには環境に配慮した効果をもつエコポイントやショッピング上の割引に役立つポイントを含んだものであり、より使用可能なレンタル車両を広域的に均一化して、量の偏りをなくすことを携帯で管理することを特徴としている。
また特許文献1のシステムで使用するレンタル車両などを専用に駐車等するためのロック開閉機能を備えた固定的な駐輪装置は、それ自体がこのシステムによるネットワークに適宜に接続可能なものとなっていることで、適正なシステム使用者がレンタル車両などの車体上に表示した2次元バーコードを介してシステムネットワークにアクセスし、認証処理の後にレンタル車両などの使用許諾をする際に装置のロック解除を、ネットワークを介して自動的に行うことで、人手をかけず24時間何時でも本システムの使用が簡易にできるようにしたことを特徴としている。
特開2010−55583
しかしながら従来から知られている技術には以下のような課題があった。
第一に、前記技術ではレンタル車両利用者にポイントを与える、もしくは料金を割り引くことで過剰なレンタル車両が保管されている駐輪場から、レンタル車両が不足している駐輪場に移動を促すものであるが、もともとレンタル車両は利用者がある地点から、目的地までの移動に徒歩ではなくレンタル車両を用いて移動したい場合に利用するものであって、駐輪場が空いているからと言って、利用者に目的地以外の駐輪場にレンタル車両を移動させることは、本来のサービスを損なうものであり、レンタル車両の偏りをなくす効果は少ない。
従ってこのような場合、返却する駐輪場の偏りによる運営のシステムダウンを回避するため、満車となった駐輪場のレンタル車両をトラック等によりレンタル車両の不足する駐輪場に配送することなどにより、駐輪場のレンタル車両保管数を望ましい配分に調整するコストがかかるという課題があった。
第二に、前記技術では自転車盗難防止のためのロック開閉機能を備えた固定的な駐輪装置を持つ駐輪場は、敷地の確保や駐輪装置のコストがかかるという課題があった。
そこで、ポート(通信装置を有する駐輪場)のレンタル車両数を望ましい配分に調整するコストおよび敷地の確保や駐輪装置のコストを低減するために本発明の第一の手段は、
サーバ、複数のポート、電子錠の装着された複数の車両および複数の端末から構成され、
サーバはポートもしくは端末と公衆通信回線を介して通信を行い、
ポートは近距離通信を用いて電子錠もしくは端末と通信を行い、
電子錠はポートもしくは端末と近距離通信を用いて通信を行い、
サーバはポートを介してポート近傍にある車両の台数を常時把握し、ポートを車両台数が適正なポート(以後適正ポートと略す)、車両台数が過少なポート(以後過少ポートと略す)、車両台数が過剰なポート(以後過剰ポートと略す)と分類し、
ユーザが端末を利用してサーバと通信を行った場合、サーバは端末が持つ位置情報をもとに、端末にユーザ近傍の前記適正ポート、過少ポート及び過剰ポートが地図上に併記された画面を表示させ、ユーザが適正ポートもしくは過剰ポートに行き端末を操作することで、適正ポートもしくは過剰ポートにある車両に装着された電子錠を開錠させ、車両の貸出及び返却を可能としてユーザに課金を行い、
サポータが端末を利用してサーバと通信を行った場合、サーバは端末が持つ位置情報をもとに、端末にサポータ近傍の前記過少ポート及び過剰ポートが地図上に併記された画面を表示し、サポータが過剰ポートに行き端末を操作することで、過剰ポートにある車両に装着された電子錠を開錠させ、サポータが過剰ポートから過少ポートへの車両移動を行った場合、サポータに対価を与えるレンタル車両管理システムとした。
前記コストの低減のために本発明の第二の手段は、第一の手段に加えて
サーバがサポータが持つ端末に、過剰ポートから過少ポートに車両を移動する業務があることを伝える、レンタル車両管理システムとした。
前記コストの低減のために本発明の第三の手段は、第一の手段もしくは第二の手段に加えて
サポータが端末から、車両を移動する業務の対価をサーバに申告し、サーバが複数のサポータから得られた対価のうち最も少ない対価を申告したサポータに、車両を移動する権利を与えるレンタル車両管理システムとした。
前記コストの低減のために本発明の第四の手段は、第一の手段、第二の手段もしくは第三の手段に加えて、
ユーザもしくはサポータが端末画面上の地図上に併記された使用予定ポートを選択した場合、端末画面上に使用予定ポートもしくはポート近傍の写真を表示するレンタル車両管理システムとした。
本発明の第一の手段は、
サーバ、複数のポート、電子錠の装着された複数の車両および複数の端末から構成され、
サーバはポートもしくは端末と公衆通信回線を介して通信を行い、
ポートは近距離通信を用いて電子錠もしくは端末と通信を行い、
電子錠はポートもしくは端末と近距離通信を用いて通信を行い、
サーバはポートを介してポート近傍にある車両の台数を常時把握し、ポートを車両台数が適正なポート(以後適正ポートと略す)、車両台数が過少なポート(以後過少ポートと略す)、車両台数が過剰なポート(以後過剰ポートと略す)と分類し、
ユーザが端末を利用してサーバと通信を行った場合、サーバは端末が持つ位置情報をもとに、端末にユーザ近傍の前記適正ポート、過少ポート及び過剰ポートが地図上に併記された画面を表示させ、ユーザが適正ポートもしくは過剰ポートに行き端末を操作することで、適正ポートもしくは過剰ポートにある車両に装着された電子錠を開錠させ、車両の貸出及び返却を可能としてユーザに課金を行い、
サポータが端末を利用してサーバと通信を行った場合、サーバは端末が持つ位置情報をもとに、端末にサポータ近傍の前記過少ポート及び過剰ポートが地図上に併記された画面を表示し、サポータが過剰ポートに行き端末を操作することで、過剰ポートにある車両に装着された電子錠を開錠させ、サポータが過剰ポートから過少ポートへの車両移動を行った場合、サポータに対価を与えるレンタル車両管理システムであるため、
ユーザには希望の位置にあるポートから希望の位置のポートに車両を用いて移動する本来のサービスを提供ができ、サポータにはシステム運営に必要な車両の移動業務を委託できるため、ポート間のレンタル車両数を望ましい配分に調整するコスト低減を可能とする効果と、ユーザ・サポータとも端末を用いてレンタル車両に装着された電子錠の開錠が可能なため、敷地の確保や駐輪装置のコストを低減する効果がある。
本発明の第二の手段は、第一の手段に加えて、サーバがサポータが持つ端末に、過剰ポートから過少ポートに車両を移動する業務があることを伝える、レンタル車両管理システムであるため、サポータが第一の手段で表示する画面を表示することなく、サポータは車両移動を行う業務があることが分かり、サポータが車両移動を開始する時間が短縮でき、車両の利用率を上げることができるため、レンタル車両運営コストを低減できる効果がある。
本発明の第三の手段は、第一の手段もしくは第二の手段に加えて、
サポータが端末から、車両を移動する業務の対価をサーバに申告し、サーバが複数のサポータから得られた対価のうち最も少ない対価を申告したサポータに、車両を移動する権利を与えるレンタル車両管理システムであるため、サポータ同士の競争を促し、車両移動に対して支払われる対価の低減が可能となり、ポート間のレンタル車両数を望ましい配分に調整するコスト低減を可能とする効果がある。
本発明の第四の手段は、第一の手段もしくは第二の手段もしくは第三の手段にに加えて、ユーザもしくはサポータが端末画面上の地図上に併記された使用予定ポートを選択した場合、端末画面上に使用予定ポートもしくはポート近傍の写真を表示するレンタル車両管理システムであるため、ユーザ、サポータともにポートの発見が容易になり、車両の利用率を上げることができるため、レンタル車両運営コストを低減できる効果がある。
実施例1の移動体管理システム構成例 実施例1,2,3及び4に用いるサーバの構成例 実施例1,2,3及び4に用いるポートの構成例 実施例1,2,3及び4に用いる端末の構成例 実施例1,2,3及び4に用いる電子錠の構成例 電子錠に用いるリング錠が施錠された状態 電子錠に用いるリング錠が開錠された状態 電子錠で用いるリング錠付属鍵の改造例 電子錠の鍵操作を許可した状態 電子錠の鍵操作を禁止した状態 電子錠を開錠した状態でソレノイドの電流を遮断した状態 ユーザが端末でアプリを開いた時の画面例 サポータが端末でアプリを開いた時の画面例1 サポータが端末でアプリを開いた時の画面例2
以下、発明の実施例を通じて本発明を説明するが、以下の実施例は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施例の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、図面を参照して、実施例について説明するが、図面の記載において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して重複する説明を省く場合がある。
図1は実施例1のレンタル車両管理システム構成例である。本管理システムはサーバ100、公衆回線200、ポート300、端末400、レンタル車両600に取り付けられた電子錠500から成り立っている。
ここでサーバは公衆回線を経由してポートもしくは端末との間で通信を行う。
また、ポートは電子錠及び端末との間で近距離通信を行い、端末と電子錠の間でも近距離通信を行う。
レンタル車両管理システムの動作を説明する前に、サーバ、ポート、端末、電子錠の内部構成の説明を行う。
図2は実施例1,2,3及び4に用いるサーバの構成例である。
サーバ100はデータベース110、情報処理部S120及び公衆回線接続部S130から構成されており、情報処理部Sは公衆回線接続部Sを経由してポート、端末とデータの授受及びデータ処理を行い、必要なデータをデータベースに保存しておく。
図1に示したポート300及び端末400が多数の場合、サーバ100が高速にデータの授受を行うためには、公衆回線接続部S130はブロードバンドルータに対応することが望ましい。
図3は実施例1,2,3及び4に用いるポートの構成例である。
情報処理部P320は公衆回線接続部P310を介してサーバ100とデータの授受を行い、近距離通信接続部P330を介してユーザ端末400もしくは電子錠500とデータの授受を行い、かつ必要なデータ処理を行う。
公衆回線接続部P310はポート300の設置形態により、いくつかの形態が考えられる。
ポート300が電源が得られないような場所に設置される場合、公衆回線接続部P310は携帯電話網に対応する形態となり、ポートが固定電話回線と接続可能な場所に設置される場合は、公衆回線接続部Pは固定電話網に対応する形態となり、ポートがブロードバンド環境に接続可能な場所に設置される場合は、ブロードバンドルータに対応する形態となる。
近距離通信接続部P330は、ブルートゥース(登録商標)、ブルートゥーススマート(登録商標)、ZigBee(登録商標)などの無線PANや、Wi−Fiなどの無線LANなどの近距離通信手段で、図4の端末400の近距離通信接続部U430や図5の電子錠500の近距離通信接続部J560との間で近距離通信を行う。
図4は実施例1,2,3及び4に用いる端末の構成例である。
情報処理部U420は、ユーザもしくはサポータが操作する画面及びタッチパネルで構成される入出力部440からの指示で、公衆回線接続部U410経由でデータの授受をサーバ100と行い、近距離通信接続部U430経由でデータの授受をポートもしくは電子錠と行う。
公衆回線接続部U410は持ち運びの利便性から、携帯電話網に対応した形態が望ましい。
近距離通信接続部U430はポートの近距離通信接続部P330もしくは電子錠の近距離通信接続部J560と通信を行う。
図5は実施例1,2,3及び4に用いる電子錠の構成例である。
電池510は施錠装置内の必要な電気回路に電流を供給する。
車両が電動アシスト自転車や電動自転車の場合、自転車の充電池を使用することも、本実施例の一形態である。
情報処理部U550は、近距離通信接続部J560を介してポートもしくは端末とデータの授受を行い、その結果を鍵操作禁止部540に反映させ、鍵操作禁止状態もしくは鍵操作許可状態とする。
鍵操作禁止部540が鍵操作禁止状態にあるとき、リング錠530は開錠できず、鍵操作禁止部が鍵操作許可状態にあるとき、リング錠は手動で開錠できる。
また、情報処理部J550は定期的に電池残量測定部520を介して、電池510の電池残量を計測し、近距離通信接続部Jを介してポートに、電池残量データを送信する。
さらに、情報処理部J550はポートもしくは端末と通信した結果及び鍵回転禁止板位置センサ590の情報に基づき、表示器580の点灯状態を制御する。
図6は電子錠に用いるリング錠が施錠された状態を図示したものである。
このリング錠530のケースは、錠杆5305を収納する円筒環状のケース錠杆部5301と、シリンダー外筒5309などを収納するケース鍵穴部5316から構成されている。
ケース錠杆部5301はケース錠杆部左開口部5318及びケース錠杆部右開口部5319で開口しており、施錠中は図示したように錠杆5305が両開口間にあって、施錠状態となっている。
錠杆5305は引きばね連結部5304で引きばね5303の一端に接続され、引きばねの他端はケース錠杆部5301内部に設けられた引きばね固定ピン5302に接続されて、常に時計方向に回転するような力が働いている。
錠杆5305は、図示したように錠杆凹部5321を持っており、この部分に錠杆ストッパ先端5317が当たり、錠杆が時計方向に回転しようとする力を抑えている。
錠杆ストッパ5308は、錠杆ストッパ引きばね連結部5315で錠杆ストッパ引きばね5314の一端に接続され、錠杆ストッパ引きばねの他端はケース鍵穴部5316に設けられた錠杆ストッパ引きばね固定ピン5313に接続されて、つねに錠杆ストッパ先端5317が施錠時は錠杆凹部5321に当たっている。
錠杆ストッパ5308は一部に凹部があり、そこにシリンダー内筒5310と一体化された錠杆ストッパ移動ピンアーム5312上に固定された錠杆ストッパ移動ピン5311が入り込んでいる。
鍵5307を時計方向に回転させると、錠杆ストッパ移動ピン5311は錠杆ストッパ引きばね5314の力に打ち勝って左側に移動するため、錠杆ストッパ5308は左側に移動し、錠杆ストッパ先端5317が錠杆凹部5321から離れると、錠杆5305は引きばね5303の力で時計方向に回転し、図7に示したように、錠杆5305がケース錠杆部の両開口間に無くなり、開錠状態となる。
図7において、錠杆ストッパ5308は錠杆ストッパ引きばね5314の力で常に右方向に引かれているが、錠杆ストッパ先端5317が錠杆5305の側面に当たっているため、図示した位置にとどまり、鍵も正面図に表すように施錠時に比べ時計方向に数十度回転した位置で静止している。
錠杆操作部5306は錠杆5305に固定され、ケース錠杆部5301の一部が円周状に開口して、錠杆操作部がケース錠杆部の外側にあるので、利用者が施錠するときはこの錠杆操作部を持ち、これを引きばね5303の力に打ち勝って反時計方向に回転させ、錠杆先端5320がケース錠杆部右開口部の中に入るようにすると、錠杆ストッパ先端5317が錠杆凹部5321に挿入され、手を離しても図6の位置で錠杆が停止し、施錠状態となる。
図6および図7で説明した市販のリング錠は施錠時、盗難を防止するため鍵は錠から引き抜き、利用者が保管するようになっている。
図8は電子錠で用いるリング錠付属鍵の改造例であって、本発明で用いる鍵は、電子錠に常時装着されていることを特徴とする。
図8において、鍵5307の一部に穴A5401が開けられ、鍵は鍵抜き防止蓋5402に開けられた鍵抜き防止蓋鍵挿入穴5403及び鍵保持板5404に開けられた鍵保持板鍵挿入穴5405を貫通して、図6に示したシリンダー内筒5310に挿入される。
また、鍵保持板5404の側面に穴B及び図示しない穴B5406の反対面にある穴Cが開けられ、鍵保持ピン5407が穴B、穴A及び穴Cを貫通している。
ここで、鍵抜き防止蓋鍵挿入穴5403の直径よりも鍵保持板5404の直径が大きいため、鍵抜き防止蓋5402と図10に示したケース鍵穴部5316を一体化してあり、鍵を引き抜くことはできない。
図9は電子錠の鍵操作を許可した状態を示している。
図9の断面図では、鍵5307が鍵抜き防止蓋5402、鍵保持板5404を貫通し、シリンダー内筒5310に挿入され、また鍵保持ピン5407が穴B,穴A及び穴Cを貫通している状態を示している。
図9において電子錠は、鍵操作禁止部540の一部であるケース鍵穴部カバー5420上をスライドする鍵回転禁止板5411を持っている。
鍵回転禁止板5411は鍵回転禁止板引きばね連結部5410に鍵回転禁止板引きばね5409の1端が接続され、鍵回転禁止板引きばねの他端はケース鍵穴部カバー5420上に固定された鍵回転禁止板引きばね固定ピン5408に接続され、図9の正面図において鍵回転禁止板を上の方向に引く力を持っている。
鍵回転禁止板5411の可動鉄心連結部5414には可動鉄心連結器5415の一端が接続され、可動鉄心連結器の他端には可動鉄心5416が接続され、可動鉄心はソレノイドコイル5417に挿入されている。
鍵回転禁止板5411にはスライド用長穴5412があり、この長穴を貫通してスライド用固定ガイド5413が2個ケース鍵穴部カバー5420に固定されており、鍵回転禁止板はスライド用固定ガイド2個の中心を結んだ直線方向のみスライドし、それ以外の方向には移動しない。
ここでソレノイドコイル5417に電流を流すと、可動鉄心5416に正面図では下側の力が働き、鍵回転禁止板5411は鍵回転禁止板引きばねの力に対抗して下側にスライドする。
図9では、可動鉄心5416がソレノイドコイル5417に十分引かれている状態であり、この状態では鍵回転禁止板側面D5418と鍵保持板側面E5419は干渉しないので、鍵5307は時計方向に回転可能であり、回転させると前記のように、錠杆ストッパ先端5317が錠杆凹部5321から離れ開錠できる。
図10では、可動鉄心5416がソレノイドコイル5417に電流を流していない状態で、鍵回転禁止板5411は鍵回転禁止板引きばね5409の力で上側に引かれており、この状態では鍵回転禁止板側面D5418と鍵保持板側面E5419は干渉するため、鍵5307は時計方向に回転不可能であり、開錠できない。
なお図9の断面図に示したように、本構成例ではケース鍵穴部カバー5420はケース鍵穴部5316を包み込むように金属板で構成し、かつ鍵抜き防止蓋5402も金属板で構成し、溶接点5421で溶接することとしたが、これは一例であり、ケース鍵穴部カバー及び鍵抜き防止蓋の構成には様々な方法が考えられる。
このように図5に示した電子錠500内部の情報処理部J560から、鍵操作禁止部540の構成部品であるソレノイドコイル5417に電流を流すと、電子錠の鍵5307を回転ができるようになり、使用者が鍵を右回転すると電子錠は開錠できる。
ソレノイドコイル5417に電流を流さないときは、電子錠の鍵を回転できず、電子錠は施錠されたままで、盗難防止できる。
ソレノイドコイルに電流を流すと電池残量を減らすため、実際の運用においては一定期間ソレノイドコイルに電流を流し、図5記載の表示器580などに点滅表示を行い、使用者に錠を開けられる状態であることを示すことが望ましい。
一定期間内に使用者が鍵を時計方向に回転した場合、鍵は図7に示すように時計方向に回転したまま停止しているため、ソレノイドコイルへの電流供給を停止しても、図11に示したように鍵保持板コーナーF5422が、鍵回転禁止板円周側面G5423に当たるため、鍵回転禁止板5411は図面上方向にはスライドできないため、錠は開けたままを継続し、省電力化ができる。
ソレノイドコイルへの電流供給を停止したまま、図11の状態で使用者が図7に示した錠杆操作部5306を持ち、錠杆5305を半時計方向に回転をさせ施錠を行うと、図6に示した錠杆ストッパ先端5317が錠杆凹部5321に入り込み、鍵5307が反時計方向に回転するため、鍵保持板コーナーF5422が、鍵回転禁止板円周側面G5423を摺動して移動し、図9に示すように鍵が図面上で垂直となったときは鍵回転禁止板引きばね5409の力で鍵回転禁止板5411は正面図で上方向に移動し、自動的に鍵回転禁止状態になる。
これは不測の事態で、電子回路不良などが起きた場合でも、手動で施錠できるため、盗難防止に役立つ。
なお、図9、10、11に記載した鍵回転禁止板位置センサ590は図5に記載した鍵回転禁止板位置センサと同じもので、使用者が錠を閉めないで返却した場合、それを検知するものである。
鍵回転禁止板位置センサ590としては、金属板が近づくと電気容量変化する事象を利用するもの、鉄板が近づくとインダクタンスが変化する事象を利用するもの、鍵回転禁止板上面を黒く塗装し反射型光センサを用いるもの、機構を工夫して鍵回転禁止板に連動する遮光板と透過型光センサを用いるものなど、いくつかの手段が利用可能である。
本発明で述べるレンタル車両とは、自転車、電動アシスト自転車、電動自転車、バイクなど電子錠が装着可能な車両で、ユーザがあるポートから、目的地近くのポートまでの移動に利用する車両と定義する。
本発明で述べる使用者とは、有料でポートから、目的地近くのポートまでの移動にレンタル車両を利用するユーザと、あるポートから別のポートにレンタル車両を移動する業務に対する対価を受け取るサポータと定義する。
次に、電子錠500がレンタル車両600に取り付けられ、レンタル車両がポート300の近傍に複数台駐輪されているとして、実施例1であるレンタル車両管理システム(今後システムと略す)を構成する機器、すなわちサーバ100、ポート300、端末400、電子錠500がどのように動作するか、レンタル車両使用者がどのように端末、電子錠、レンタル車両を操作するかを説明する。
システム運用を開始するまでに、以下の準備を行う。
システム管理者は、使用者すなわちユーザ及びサポータを募り、全使用者情報をサーバ内にあるデータベースに登録する。
システム管理者はポート内部の情報処理部P320に固有ポートIDを設定し、電子錠内部の情報処理部J550に固有の電子錠IDを設定し、電子錠をレンタル車両に取り付けるとともに、レンタル車両の見やすい場所に電子錠IDを記す。
電子錠の電池510が充電池の場合、システム管理者は図示しない充電器を用いて充電池を満充電する。
システム管理者は適切な場所にポートを設置し、サーバとの間で常時接続開始可能状態とし、電子錠がついた自転車を必要な数だけポート近傍に置き、施錠を行う。
ポートは定期的に電子錠と近距離通信が可能であるか確認を行い、新たな電子錠が発見された場合、電子錠ID及び電池残量データを収集し、その後は定期的に電池残量データを収集し、サーバにポートIDとともに電子錠ID及び電池残量データを送信する。
使用者すなわちユーザもしくはサポータは端末を用いてシステム利用の登録を行い、サーバは使用者情報をデータベースに登録するとともに、端末にシステム利用アプリケーションソフトウェア(以下アプリと略す)をダウンロードし、使用者がアプリを使用できるようにする。
以上の準備が完了したのち、ユーザがレンタル車両をポートから借り出すまでの各機器の動作及びユーザの操作について述べる。
ユーザが端末のアプリを立ち上げると、図12に示すような画面が現れる。
図では地図は表記されていないが、実際には画面上に地図を表示し、その上にポートにあるレンタル車両台数が適正である適正ポート351、台数が過少もしくはゼロの過少ポート352、および台数が過剰な過剰ポート353が表示される。
図では適正ポートは貸可・返可と表示され、貸出・返却ともできることを表し、過少ポートは貸否・返可と表示され、これは貸出はできないが返却は出来ることを表し、過剰ポートは貸可・返否と表示され、貸出は出来るが、返却は出来ないことを表している。
ユーザはアプリ上に表示され、かつ現在地に最も近い適正ポート351もしくは過剰ポート353に近づき、端末を操作すると画面上に「貸出」/「返却」選択画面が出る。
端末は近くにあるポートと近距離通信を行い、ポートIDを認識する。
ユーザが「貸出」を選択すると、端末はサーバに、使用者情報、「貸出」、ポートIDを送信する。
サーバはデータベースから使用者情報を確認し、使用を許可してよい場合ランダムに電子鍵0を生成するとともに、ポートIDからポートを認識し、ポートにある複数の電子錠のうち、貸出に適した電子錠、例えば電池残量が多い数台の電子錠を選択し、電子鍵0を複数の電子錠IDとともにポートIDを持つポートに送付する。
電子鍵0を複数の電子錠IDとともに受信したポートは、指定されたIDを持つ電子錠に電子鍵0を送信する。
電子鍵0を受信した電子錠は、表示器580を連続点灯し、電子鍵0を保存する。
サーバはまた、貸出に適した電子錠のIDを端末に送信すると、受信した端末のアプリは画面に複数の電子錠IDを表示する。
ユーザは、電子錠の表示器が点灯している複数のレンタル車両のうち、自分の好みの形や色の車両を決定し、車両に記された電子錠IDを読み取り、ユーザ端末の画面に現れた電子錠IDを選択する。
端末がサーバにユーザが選択した電子錠IDを送ると、サーバはポートに対し、ユーザが選択した電子錠には電子鍵0と同じ内容の電子鍵1を送り、ユーザが選択しなかった電子錠には電子鍵0を廃棄するように指示を行い、端末にも電子鍵1を送る。
ポートからユーザが選択した電子錠には電子鍵0と同じ内容の電子鍵1が送られるので、電子錠は電子鍵0と電子鍵1を比較し、値が一致した場合は表示器を一定期間点滅させ、ソレノイドコイル5417に電流を流し、鍵操作禁止部を鍵操作許可状態になるように動作させる。
ユーザは表示器が点滅している間に、リング錠530の鍵を開錠操作すると、開錠ができるので、ユーザは自転車の使用を開始する。
レンタル車両がポートから離れるとポートは電子錠と通信できなくなるため、通信が途絶えた時点で、ポートはサーバに貸出成功を伝え、利用開始時刻等の利用情報がデータベース内に作成される。
ユーザは表示器が点滅している間にリング錠の鍵を操作しないと、鍵操作禁止部は自動的にソレノイドコイルへ5417の電流供給を遮断するため、鍵操作禁止状態になり、表示器の点滅は消え、開錠は出来なくなるため、この場合ユーザは再度端末のアプリを開き、「貸出」を選択するところから再開する必要がある。
ユーザが選択しなかったためポートから電子鍵0の廃棄の指示を受けた電子錠は、電子鍵0の廃棄を行う。
電子錠の施錠は、開錠中にシステムとは無関係に手動でできるため、ユーザはレンタル車両を使用中、任意の場所及び時刻で施錠できる。
レンタル車両がポートの近傍にいないときの開錠は、ユーザが端末のアプリ画面を開き「開錠」を選択すると、端末から電子錠に電子鍵1が送信され、電子錠は電子鍵0と電子鍵1を比較し、値が一致した場合は表示器を一定期間点滅させ、鍵操作禁止部を鍵操作許可状態になるように動作させる。
ユーザは表示器が点滅している間に、リング錠の鍵を操作すると、開錠ができるので、ユーザはレンタル車両の使用を再開する。
ユーザは表示器が点滅している間にリング錠の鍵を操作しないと、鍵操作禁止部は自動的に鍵操作禁止状態になり、表示器の点滅は消え、開錠は出来なくなるため、この場合ユーザは、再度端末のアプリを開き、「開錠」を選択するところから再開する必要がある。
次にユーザがレンタル車両の使用を終えポートに返却するまでの、各機器の動作及びユーザの操作について述べる。
ユーザはアプリ上に表示され、かつ現在地に最も近い適正ポートもしくは過少ポートに近づき端末を操作すると画面上に「貸出」/「返却」選択画面が出る。
端末は近くにあるポートと近距離通信を行い、ポートIDを認識する。
ユーザが「返却」を選択すると、端末はサーバに、使用者情報、「返却」、ポートIDを送信する。
サーバはポートを介して電子錠に、鍵回転禁止板位置センサ590の結果を報告するよう指示を出す。
電子錠は、鍵回転禁止板位置センサの結果をポートを介してサーバに報告する。
鍵回転禁止板位置センサの結果が鍵回転禁止状態であった場合、これはリング錠が施錠されていることを表すため、サーバはユーザの利用が完了したと判断し、利用終了時刻等の利用情報をデータベース内に作成し、端末にはアプリ終了画面を表示するよう指示を出す。
鍵回転禁止板位置センサの結果が鍵回転許可状態であった場合、これはリング錠が施錠されていないことを表すため、サーバはユーザの利用が未完と判断し、端末には、施錠を促す画面を表示するよう指示を出す。
ユーザが施錠を行なえば、鍵回転禁止板位置センサの結果が鍵回転禁止状態となり、返却は終了する。
サポータが端末のアプリを立ち上げると、図13に示すような画面が現れる。
図では地図は表記されていないが、実際には画面上に地図を表示し、その上にポートにあるレンタル車両台数が過少もしくはゼロの過少ポート352、および台数が過剰な過剰ポート353が表示される。
図では過少ポートは移動先と表示され、これはレンタル車両の移動先を表し、過剰ポートは移動元と表示され、レンタル車両の移動元を表している。
サポータはアプリ上に表示された過剰ポート353に近づき、端末を操作すると画面上に「移動開始」/「移動終了」選択画面が出る。
サポータが「移動開始」を選択すると、端末はサーバに、使用者情報、「移動開始」、ポートIDを送信する。
サーバはデータベースから使用者情報を確認し、使用を許可してよい場合ランダムに電子鍵0を生成するとともに、ポートIDからポートを認識し、ポートにある複数の電子錠のうち、移動に適した電子錠、例えば図示していないが電子錠が保持するGPS情報やユーザの使用時間および電池残量などから選定した電子錠IDとともにポートIDを持つポートに送付する。
電子鍵0を電子錠IDとともに受信したポートは、指定されたIDを持つ電子錠に電子鍵0を送信する。
サーバは引き続き鍵1をポートと端末に送信し、ポートは鍵1を電子錠に送信するので、電子錠の表示器は点滅を開始し、鍵操作禁止部を鍵操作許可状態になるように動作させる。
サポータは表示器が点滅している電子錠を開錠し、レンタル車両を使用して過少ポートへ移動する。
サポータはアプリ上に表示された過少ポートに近づき、端末を操作すると画面上に「移動開始」/「移動終了」選択画面が出る。
端末は近くにあるポートと近距離通信を行い、ポートIDを認識する。
サポータが「移動終了」を選択すると、端末はサーバに、使用者情報、「移動終了」、ポートIDを送信する。
サポータが施錠を行なえば、鍵回転禁止板位置センサの結果が鍵回転禁止状態となり、移動は終了する。
図14はサポータが端末でアプリを開いた時の画面の別の例である。
図では移動元から移動先に矢印が表示され、矢印のわきにレンタル車両を移動した場合にサポータに与えられる対価が記載され、サポータがどの移動元から移動先を選択するかの判断をしやすくしている。
本実施例で述べる端末は、公衆回線に接続可能で、近距離通信機能を持ち、GPS機能で現在地を知ることが可能で、地図を表示できる程度の高精細で適度な大きさの画面を持つ、いわゆるスマートフォンが好ましい。
また端末上にダウンロードしたアプリで、ユーザ登録したユーザが使用する場合ユーザ用アプリとして動作し、サポータ登録したサポータが利用する場合サポータ用アプリとして動作するアプリは本実施例に含まれるものとする。
また同一人がユーザおよびサポータとしてシステムに登録することも、本実施例に含まれるものとする。
本実施例で述べるレンタル車両移動業務に伴う対価は、金銭以外に商品やサービスと交換可能なポイントも含まれるものとする。
このように本実施例では使用者を、利用料を支払ってあるポートから、目的地近くのポートまでの移動にレンタル車両を利用するユーザと、業務として対価を受け取ってあるポートから別のポートにレンタル車両を移動するサポータに明確に分類したため、ユーザには希望の位置にあるポートから希望の位置のポートに車両を用いて移動する本来のサービスを提供ができ、サポータにはシステム運営に必要な車両の移動業務を委託できるため、ポート間のレンタル車両数を望ましい配分に調整するコスト低減を可能とする効果と、ユーザ・サポータとも端末を用いてレンタル車両に装着された電子錠の開錠が可能なため、ポートの敷地の確保や駐輪装置のコストを低減する効果がある。
本発明の第二の実施例は、第一の実施例に加えて、サーバがサポータが持つ端末に、過剰ポートから過少ポートに車両を移動する業務があることを伝えるレンタル車両管理システムとする。
第一の実施例ではサポータが自らアプリを開かない場合、サポータは過剰ポートから過少ポートに車両を移動する業務があることを認識できない。
第二の実施例では電子メールやプッシュ通知などの情報伝達手段により、サーバから端末に、レンタル車両の移動元及び移動先のポートの住所もしくは目印等、および移動した場合サポータに提供される対価の額が送付される。
サポータが端末の電子メール着信設定で、本システムのサーバからきたメールのみ着信音を鳴らすもしくは画面表示を行うように設定を行っておいた場合や、システムサーバがプッシュ通知を行って本アプリのサポータ画面を自動表示させることにより、サポータは本システムのアプリを自ら起動することなく、過剰ポートから過少ポートに車両を移動する業務があることが分かる。
第二の実施例ではメールの着信を認識したサポータが電子メールアプリを開くと、車両移動を行う業務があることが分かり、またプッシュ通知を受けた場合は直接車両移動業務があることが分かるため、サポータが車両移動を開始する時間を早め、車両の利用率を上げることができるため、レンタル車両運営コストを低減できる効果がある。
本発明の第三の実施例は、第一の実施例及び第二の実施例に加えて、サポータが端末から、車両を移動する業務の対価をサーバに申告し、サーバが複数のサポータから得られた対価のうち最も少ない対価を申告したサポータに、車両を移動する権利を与えるレンタル車両管理システムとする。
第三の実施例では、第一の実施例で端末に表示された図13を見たサポータもしくは、第二の実施例でレンタル車両移動業務のメールを受信したもしくはプッシュ通知を受けたサポータが、車両移動業務に対する対価案を本システムソフトもしくは電子メールソフトを用いて、端末からサーバに向けて送信する。
複数のサポータから車両移動業務に対する対価案を受信したサーバは、最も低い対価案を提示したサポータに、本システムソフトもしくは電子メールソフトを用いて車両移動業務を行う権利を与える。
権利を付与されたサポータは、サーバが指示する過剰ポートに向かい端末を用いて電子錠の開錠を行い、レンタル車両を過少ポートに移動し、施錠して移動を完了する。
第三の実施例では、第一の手段もしくは第二の手段に加えて、サーバが複数のサポータから得られた対価のうち最も少ない対価を申告したサポータに、車両を移動する権利を与えるため、サポータ同士の競争を促し、車両移動に対して支払われる対価の低減が可能となり、ポート間のレンタル車両数を望ましい配分に調整するコスト低減を可能とする効果がある。
本発明の第四の実施例は、第一の実施例もしくは第二の実施例もしくは第三の実施例に加えて、ユーザもしくはサポータが端末画面上の地図上に併記された使用予定ポートを選択した場合、もしくはサポータが電子メールを受け「移動元」ポートや「移動先」ポートに向かう際、端末画面上に使用予定ポート近傍の写真を表示するレンタル車両管理システムである。
第一の実施例ではポートの位置は地図上に併記され、第二の実施例もしくは第三の実施例では文字情報として住所を表示されるが、端末の持つ位置情報は一般には誤差が有り、ユーザもしくはサポータが使用予定ポートに到着することが困難な場合がある。
第四の実施例では、第一の実施例でユーザが貸出もしくは返却のためにポートに向かう際、地図上に表示された貸出ポートもしくは返却ポートをタップすると、端末からサーバに貸出ポートもしくは返却ポートのIDと写真送信要求が送信され、サーバから端末に同じIDを持つポートの写真が送られる。
サポータが移動元ポートもしくは移動先ポートに向かう際も同様な動作を行い、サーバから移動元ポートもしくは移動先ポートの写真が送られる。
ポートの写真は、レンタル車両を最初にポートに配備する際に撮影し、サーバ100のデータベース110に保存しておくことが望ましい。
第四の実施例では、ユーザ、サポータともにサーバからの写真送付により、ポートの発見が容易になり、車両の利用率を上げることができるため、レンタル車両運営コストを低減できる効果がある。
100・・・サーバ
110・・・データベース
120・・・情報処理部S
130・・・公衆回線接続部S
200・・・公衆回線
300・・・ポート
310・・・公衆回線接続部P
320・・・情報処理部P
330・・・近距離通信接続部P
351・・・適正ポート
352・・・過少ポート
353・・・過剰ポート
400・・・端末
410・・・公衆回線接続部U
420・・・情報処理部U
430・・・近距離通信接続部U
440・・・入出力部
500・・・電子錠
510・・・電池
520・・・電池残量測定部
530・・・リング錠
5301・・ケース錠杆部
5302・・引きばね固定ピン
5303・・引きばね
5304・・引きばね連結部
5305・・錠杆
5306・・錠杆操作部
5307・・鍵
5308・・錠杆ストッパ
5309・・シリンダー外筒
5310・・シリンダー内筒
5311・・錠杆ストッパ移動ピン
5312・・錠杆ストッパ移動ピンアーム
5313・・錠杆ストッパ引きばね固定ピン
5314・・錠杆ストッパ引きばね
5315・・錠杆ストッパ引きばね連結部
5316・・ケース鍵穴部
5317・・錠杆ストッパ先端
5318・・ケース錠杆部左開口部
5319・・ケース錠杆部右開口部
5320・・錠杆先端
5321・・錠杆凹部
540・・・操作禁止部
5401・・穴A
5402・・鍵抜き防止蓋
5403・・鍵抜き防止蓋鍵挿入穴
5404・・鍵保持板
5405・・鍵保持板鍵挿入穴
5406・・穴B
5407・・鍵保持ピン
5408・・鍵回転禁止板引きばね固定ピン
5409・・鍵回転禁止板引きばね
5410・・鍵回転禁止板引きばね連結部
5411・・鍵回転禁止板
5412・・スライド用長穴
5413・・スライド用固定ガイド
5414・・可動鉄心連結部
5415・・可動鉄心連結器
5416・・可動鉄心
5417・・ソレノイドコイル
5418・・鍵回転禁止板側面D
5419・・鍵保持板側面E
5420・・ケース鍵穴部カバー
5421・・溶接点
5422・・鍵保持板コーナーF
5423・・鍵回転禁止板円周側面G
550・・・情報処理部J
560・・・近距離通信接続部J
580・・・表示器
590・・・鍵回転禁止板位置センサ
600・・・レンタル車両

Claims (4)

  1. サーバ、複数のポート、電子錠の装着された複数の車両および複数の端末から構成され、
    サーバはポートもしくは端末と公衆通信回線を介して通信を行い、
    ポートは近距離通信を用いて電子錠もしくは端末と通信を行い、
    電子錠はポートもしくは端末と近距離通信を用いて通信を行い、
    サーバはポートを介してポート近傍にある車両の台数を常時把握し、ポートを車両台数が適正なポート(以後適正ポートと略す)、車両台数が過少なポート(以後過少ポートと略す)、車両台数が過剰なポート(以後過剰ポートと略す)と分類し、
    ユーザが端末を利用してサーバと通信を行った場合、サーバは端末が持つ位置情報をもとに、端末にユーザ近傍の前記適正ポート、過少ポート及び過剰ポートが地図上に併記された画面を表示させ、ユーザが適正ポートもしくは過剰ポートに行き端末を操作することで、適正ポートもしくは過剰ポートにある車両に装着された電子錠を開錠させ、車両の貸出及び返却を可能としてユーザに課金を行い、
    サポータが端末を利用してサーバと通信を行った場合、サーバは端末が持つ位置情報をもとに、端末にサポータ近傍の前記過少ポート及び過剰ポートが地図上に併記された画面を表示し、サポータが過剰ポートに行き端末を操作することで、過剰ポートにある車両に装着された電子錠を開錠させ、サポータが過剰ポートから過少ポートへの車両移動を行った場合、サポータに対価を与えるレンタル車両管理システム。
  2. サーバがサポータが持つ端末に、過剰ポートから過少ポートに車両を移動する業務があることを伝える、請求項1記載のレンタル車両管理システム。
  3. サポータが端末から、車両を移動する業務の対価をサーバに申告し、サーバが複数のサポータから得られた対価のうち最も少ない対価を申告したサポータに、車両を移動する権利を与える、請求項1もしくは2記載のレンタル車両管理システム。
  4. ユーザもしくはサポータが端末画面上の地図上に併記された使用予定ポートを選択した場合、端末画面上に使用予定ポートの写真を表示する請求項1,2,3記載のレンタル車両管理システム。
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