JP2016145684A - 燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼装置の施工時に複雑な作業を伴うことなく警報器の接続を適切に行うことができる燃焼装置を提供する。【解決手段】一酸化炭素を検出して警報する警報器2を接続可能な燃焼装置1であって、制御部3と、制御部と警報器とを接続する接続部4と、警報器の接続有無を記憶する記憶部5と、を備え、制御部は、警報器が接続部に接続された場合に、記憶部に警報器が接続状態にあることを示すデータを記憶する。【選択図】図1

Description

本発明は、燃焼装置に関する。
給湯装置等の燃焼装置に、一酸化炭素を検出してその濃度等に応じて警報する警報器(CO警報器)が設けられた構成が知られている(例えば特許文献1等参照)。このような警報器が正常に動作することを確かめるために、燃焼装置は、警報器から給湯装置の制御部に入力される入力電圧に基づいて警報器の断線の有無を判定する断線判定処理を実行可能に構成される。
また、燃焼装置の種類によって、このような警報器は、接続するか否かを任意に選択可能な付属装置として外付けされることがある。このように警報器が外付け可能な燃焼装置においても警報器の接続時には断線判定処理を実行させる必要があるが、警報器が接続されていない状態と、断線している状態とを区別する必要が生じる。
これに関し、従来の構成においては、例えば、燃焼装置の出荷時には警報器の接続を検出する回路は短絡されており、警報器を付属装置として接続することが選択された場合には、専門の施工者が燃焼装置の施工時に、当該短絡箇所を開放し、警報器の出力電圧線および基準電圧線(グランド線等)を燃焼装置の制御部に接続する作業を行っている。
特開平7−208244号公報
しかし、特定の国や地域によっては燃焼装置の施工を専門の施工者の代わりにユーザや代行業者が行う場合がある。このような場合に、従来の警報器が外付け可能な燃焼装置では、上記のような従来の施工態様では適正な施工が行えない場合があり、燃焼装置および警報器を正常に動作させることができない場合が生じ得る。
本発明は、以上のような課題を解決すべくなされたものであり、燃焼装置の施工時に複雑な作業を伴うことなく警報器の接続を適切に行うことができる燃焼装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る燃焼装置は、一酸化炭素を検出して警報する警報器を接続可能な燃焼装置であって、制御部と、前記制御部と前記警報器とを接続する接続部と、前記警報器の接続有無を記憶する記憶部と、を備え、前記制御部は、前記警報器が接続部に接続された場合に、前記記憶部に前記警報器が接続状態にあることを示すデータを記憶するよう構成される。
上記構成によれば、警報器が接続状態にあるか非接続状態にあるかについての情報が記憶部に記憶される。そして、警報器が接続部に接続されたことにより、記憶部に警報器が接続状態にあることを示すデータが記憶される。このため、施工者は、燃焼装置の接続部に警報器を接続するだけで制御部が自動的に警報器が接続されたことを認識することができる。したがって、専門知識を有しない施工者であっても、燃焼装置の施工時に複雑な作業を行うことなく警報器の接続を適切に行うことができる。
前記警報器は、出力電圧を生じる出力電圧線と、基準電圧を生じる基準電圧線と、を有し、前記基準電圧に対する前記出力電圧の値で当該警報器の状態を前記燃焼装置に伝えるよう構成され、前記接続部は、前記警報器の出力電圧線と前記制御部の入力端子とを接続可能、かつ、前記燃焼装置内の基準電圧源に前記基準電圧線を接続可能に構成され、前記制御部は、前記入力端子に入力される入力電圧が予め定められた第1電圧以上である場合に、前記警報器が接続状態にあると判定し、前記記憶部に前記警報器が接続状態にあることを示すデータを記憶するよう構成され、前記警報器は、前記接続部に接続された状態で前記入力端子に入力される入力電圧が前記第1電圧以上となるような電圧を出力するよう構成されてもよい。これによれば、警報器が接続部に接続されることにより制御部の入力端子に入力される入力電圧に基づいて、制御部が記憶部に警報器が接続状態にあることを示すデータを記憶するため、警報器を接続するだけで警報器が接続状態にあることを示すデータを記憶部に確実に記憶させることができる。
前記警報器は、検出された一酸化炭素の濃度に応じて、前記入力端子に入力される入力電圧が前記第1電圧より大きい予め定められた電圧範囲となるような電圧を有する警報信号を出力するよう構成されてもよい。これによれば、警報器における一酸化炭素の検出信号と警報器の接続状態を示す信号とを同じ信号線で伝えることができる。言い換えると、警報器の接続状態を示す接続信号として、検出信号を出力するための信号線電圧を利用することにより、既存の警報器の構成を変更することなく、警報器の接続有無を制御部において確実に判定することができる。
前記制御部は、前記警報器から前記入力端子に入力される入力電圧が前記第1電圧以上かつ前記検出信号として定められた前記電圧範囲外である場合、前記警報器が故障していると判定してもよい。これによれば、制御部の入力端子に入力される入力電圧に基づいて警報器の故障判定を行うことができる。
前記制御部は、前記警報器から前記入力端子に入力される入力電圧が前記第1電圧未満である場合に前記警報器と前記制御部との接続経路が断線していると判定する断線判定処理を実行可能に構成され、前記記憶部に記憶されているデータが、前記警報器が接続状態にあることを示すデータである場合に、前記断線判定処理を有効と判定してもよい。これによれば、警報器が接続状態にある場合にのみ断線判定処理が有効となるため、断線判定処理における結果が警報器の非接続によるものではないかを別途判断する必要がない。したがって、警報器を燃焼装置の接続部に接続し、断線判定処理を実行状態とするまでの作業をより簡略化することができる。
前記記憶部に記憶された前記警報器が接続状態にあることを示すデータを、前記警報器が非接続状態にあることを示すデータに変更操作可能な第1操作部を備えてもよい。これによれば、警報器が不要となった場合、または、警報器が故障により適切な動作状態でなくなった場合に、警報器を実際に取り外した後、制御部において警報器からの信号を無効にすることができる。これにより、誤って断線と判定されることを防止することができる。
前記警報器は、前記制御部に所定の信号を送信可能に構成され、前記燃焼装置は、前記警報器からの信号に基づいた警報器情報を有効とするかまたは無効とするかの切り替え操作が可能な第2操作部を備え、前記記憶部には、前記第2操作部による切り替え操作に基づいて前記警報器情報を有効とするかまたは無効とするかを示すデータが記憶され、前記制御部は、前記警報器が接続状態にありかつ前記警報器情報を有効とすることを示すデータが記憶された状態で、前記警報器からの信号が前記制御部に入力された場合に、前記警報器情報に基づいて前記燃焼装置における燃焼を禁止するか否かの判定を行うように構成されてもよい。上記構成によれば、警報器が接続されているか否かの状態に加えて、警報器情報を有効とするか否かの状態が記憶部に記憶される。これにより、例えば一酸化炭素の濃度が高いことを示す警報情報等の警報器情報に基づいて制御部が前記燃焼装置における燃焼を禁止するか否かの判定を行うか否かを警報器の接続有無とは別に設定することができる。したがって、例えば警報器が故障状態にある場合において、警報器を取り外すことなく警報器に基づく燃焼装置の制御を無効とすることができる。
前記燃焼装置は、報知部を備え、前記制御部は、前記警報器が接続状態にありかつ前記警報器情報を無効とすることを示すデータが記憶されている場合に、前記報知部による警告報知を行う一方、前記警報器情報に基づいた前記燃焼装置における燃焼を禁止するか否かの判定を行わないように制御してもよい。これによれば、警報器が接続状態にありかつ警報器情報を無効とする場合には、警報器情報に基づいた燃焼装置における燃焼を禁止するか否かの判定が行われない。この際、警報器が外見上接続されているにもかかわらず機能していない状態となるため、報知部から警告報知を行うことにより、警報器が機能していないことをユーザに認識させることができる。
前記制御部は、前記警報器が接続部に接続された場合に、前記記憶部に前記警報器が接続状態にあることを示すデータとともに前記警報器情報を有効とすることを示すデータを記憶するよう構成されてもよい。これにより、警報器を燃焼装置の接続部に接続する際に、警報器情報を有効とするように切り替える手間を省くことができ、警報器を接続したにもかかわらず警報器に基づく燃焼装置の制御が機能しない状態が発生するのを防止することができる。したがって、適切な施工を簡単に行うことができる。
前記第2操作部は、前記警報器情報を有効とするかまたは無効とするかの切り替え操作を許容する期間を、前記制御部の起動後、または、所定の操作後、予め定められた期間に制限するよう構成されてもよい。警報器情報を有効とするかまたは無効とするかの切り替え操作を予め定められた期間に制限することにより、誤って記憶部に記憶されたデータが書き換わってしまう可能性を低減することができる。
前記記憶部は不揮発性メモリにより構成されてもよい。これにより、停電等により燃焼装置の制御部に供給される電力が遮断されても、記憶部に記憶された情報を保持することができる。
一態様によれば、燃焼装置の施工時に複雑な作業を伴うことなく警報器の接続を適切に行うことができるという効果を奏する。
図1は本発明の実施の形態1に係る燃焼装置および警報器を含むシステムの概略構成を示すブロック図である。 図2は本実施の形態における警報器の状態に応じた警報器の出力電圧および警報器から制御部に入力される入力電圧の例を示す図である。 図3は本実施の形態における燃焼装置の警報器の検出信号に基づく燃焼制御処理の流れを示すフローチャートである。 図4は本実施の形態における操作部を示す外観図である。 図5は本実施の形態における給湯装置の一例を示す作動原理図である。 図6は本発明の実施の形態2における燃焼装置の警報器の検出信号に基づく燃焼制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る燃焼装置および警報器を含むシステムの概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態における燃焼装置1は、燃料ガスを燃焼する燃焼部8と、燃焼部8に接続され、燃焼部8を制御する制御部3を含む制御基板9と、を備えている。制御部3はマイコン等の演算処理を行うコンピュータにより構成される。さらに、燃焼装置1は、各種情報を報知する報知部6および所定の入力操作を行い得る操作部7を備えている。報知部6の構成は特に限定されないが、例えばディスプレイに表示する態様、ランプの点灯または消灯により報知する態様、ブザーまたは音声で報知する態様等、種々の報知態様が採用可能である。
燃焼装置1は、一酸化炭素を検出して警報する警報器(CO警報器)2を接続可能に構成される。より詳しくは、燃焼装置1は、制御部3と警報器2とを接続する接続部4を備えている。警報器2は、出力電圧Voutを生じる出力電圧線L1と、基準電圧Vgを生じる基準電圧線L2と、を有し、基準電圧Vgに対する出力電圧Voutの値(電圧レベル)を、当該警報器2の状態を示す所定の信号として燃焼装置1に伝えるよう構成されている。接続部4は、警報器2の出力電圧線L1と制御部3の入力端子3tとを接続可能、かつ、燃焼装置1内の基準電圧源(例えばグランド)GNDに基準電圧線L2を接続可能に構成されている。これにより、警報器2を接続部4に接続すると、出力電圧線L1と制御部3の入力端子3tに接続されるとともに、基準電圧線L2と基準電圧源GNDとが接続される。したがって、警報器2から出力される出力電圧Voutは、燃焼装置1の基準電圧源GNDに対する電圧となる。例えば、警報器2は、出力電圧線L1および基準電圧線L2の外部出力構造としてコネクタ等を備え、接続部4は、当該警報器2のコネクタが接続される接続ポートとして構成される。
警報器2は、図示しない電源からの電力により出力電圧Voutを出力可能に構成されている。警報器2に電力を供給する電源は、警報器2が燃焼装置1の接続部4に接続されることにより接続されるように構成されてもよいし、接続部4とは別に接続される構成としてもよい。
制御部3の入力端子3tと接続部4の出力電圧線L1接続箇所とは取り込み回路10を介して接続される。取り込み回路10は、警報器2の接続有無の変化による影響を抑制するためのバッファ回路である。具体的には許容電圧以上の過電圧が印加されても制御部3に当該過電圧が直接印加されないようにする過電圧防止回路、インピーダンス調整回路および/またはノイズ除去フィルタ等により構成される。これにより、制御部3の入力端子3tに入力される入力電圧Vinは警報器2の出力電圧Voutとは完全には一致せず、出力電圧Voutよりやや低い電圧となる。制御部3の入力端子3tに入力された警報器2からのアナログの電圧信号は、デジタル化され、制御部3は、当該デジタル化された電圧信号値に基づいて燃焼制御処理等の警報器2に基づく各処理を行う。
警報器2は、接続部4に接続された状態で入力端子3tに入力される入力電圧Vinが第1電圧V1以上となるような電圧を有するよう構成される。図2は本実施の形態における警報器の状態に応じた警報器の出力電圧Voutおよび警報器から制御部に入力される入力電圧Vinの例を示す図である。図2に示す例においては、警報器2は出力電圧Voutとして5V未満の電圧を出力可能に構成されている。また、第1電圧V1が警報器2からの出力電圧Vout=1Vに基づいた電圧(例えば0.7V)に設定されている。さらに、警報器2は、燃焼部8または他の燃焼装置11等の近傍における所定の検出領域において検出された一酸化炭素の濃度に応じて、入力端子3tに入力される入力電圧Vinが第1電圧V1より大きい予め定められた電圧範囲となるような電圧を有する検出信号を出力する。
例えば、警報器2は、入力電圧Vinが、第1電圧範囲A1内、第1電圧範囲A1より高い電圧範囲である第2電圧範囲A2内、または第2電圧範囲A2より高い電圧範囲である第3電圧範囲A3内となるような電圧を有する検出信号を出力可能である。警報器2は、一酸化炭素の濃度が基準値以下である正常状態を判定した際に、入力電圧Vinが第1電圧範囲A1内となるように2Vを中心とする所定電圧範囲A1’(1.8V〜2.2V)内の電圧信号(正常信号)を出力する。また、警報器2は、一酸化炭素の濃度が基準値よりやや高い軽度警報状態を判定した際に、入力電圧Vinが第2電圧範囲A2内となるように3.5Vを中心とする所定電圧範囲A2’(3.3V〜3.7V)内の電圧信号(軽度警報信号)を出力する。また、警報器2は、一酸化炭素の濃度が軽度警報状態より高い重度警報状態を判定した際に、入力電圧Vinが第3電圧範囲A3内となるように4.5Vを中心とする所定電圧範囲A3’(4.3V〜4.7V)内の電圧信号(重度警報信号)を出力する。
制御部3は、警報器2からの電圧信号に応じた警報器情報に基づいて燃焼装置1における燃焼を禁止するか否かの判定を行い得るように構成される。より詳しくは、制御部3は、入力電圧Vinが第1電圧範囲A1内となる正常信号を受信した場合、燃焼部8における燃焼を許容する正常処理を行い、入力電圧Vinが第2電圧範囲A2内または第3電圧範囲A3内となる警報信号を受信した場合、燃焼部8における燃焼を禁止する燃焼禁止処理を行う。
燃焼装置1は、警報器2の接続有無を記憶する記憶部5をさらに備えている。記憶部5は、EEPROM等の不揮発性メモリにより構成される。これにより、停電等により燃焼装置1の制御部3に供給される電力が遮断されても、記憶部5に記憶された情報を保持することができる。制御部3、接続部4、記憶部5、取り込み回路10および基準電圧源GNDは、制御基板9上に構成される。なお、図1にはこれらの構成を1つの制御基板9上に構成するように例示しているが、複数の制御基板を用いて構成してもよいし、接続部4、記憶部5、および/または基準電圧源GNDは、制御基板9とは別に構成されてもよい。
制御部3は、警報器2が接続部4に接続された場合に、記憶部5に警報器2が接続状態にあることを示すデータを記憶する。より詳しくは、制御部3は、入力端子3tに入力される入力電圧Vinが予め定められた第1電圧V1以上である場合に、警報器2が接続状態にあると判定し、記憶部5に警報器2が接続状態にあることを示すデータを記憶するよう構成される。なお、制御部3は、入力電圧Vinが所定の時間(例えば30秒間)連続して第1電圧V1以上である場合に、記憶部5に警報器2が接続状態にあることを示すデータを記憶することとしてもよい。
図3は本実施の形態における燃焼装置の警報器の検出信号に基づく燃焼制御処理の流れを示すフローチャートである。図3には示されていないが、初期設定として、燃焼装置1に警報器2が接続されていない状態において記憶部5には警報器2が非接続状態にあることを示すデータが記憶されている。
警報器2の検出信号に基づく燃焼制御処理として、制御部3は、まず、記憶部5から警報器2の接続有無を示すデータを読み出す(ステップSA1)。制御部3は、読み出したデータに基づいて警報器2の接続有無を判定する(ステップSA2)。警報器2が接続状態にあると判定した場合(ステップSA2で「接続」を選択した場合)、制御部3は、断線判定処理を行う(ステップSA3〜SA4)。すなわち、制御部3は、記憶部5に記憶されているデータが、警報器2が接続状態にあることを示すデータである場合に、断線判定処理を有効と判定し、当該断線判定処理を実行する。
制御部3は、警報器2から入力端子3tに入力される入力電圧Vinが第1電圧V1未満である場合に警報器2と制御部3との接続経路が断線していると判定する断線判定処理を実行可能に構成されている。すなわち、制御部3は、入力電圧Vinが第1電圧V1未満か否かを判定する(ステップSA3)。そして、制御部3は、入力電圧Vinが第1電圧V1未満である場合に警報器2と制御部3との接続経路が断線していると判定し、断線処理を実行する(ステップSA4)。なお、制御部3は、入力電圧Vinが第1電圧V1未満である状態が所定時間(例えば数秒〜数分)、連続した場合に警報器2と制御部3との接続経路が断線していると判定してもよい。
断線処理において、制御部3は、燃焼部8における燃焼を禁止するとともに、警報器2からの接続経路が断線していることを報知部6により報知する。これによれば、警報器2が接続状態にある場合にのみ断線判定処理が有効となるため、断線判定処理における結果が警報器2の非接続によるものではないかを別途判断する必要がない。したがって、警報器2を燃焼装置1の接続部4に接続し、断線判定処理を実行状態とするまでの作業をより簡略化することができる。
ステップSA2における警報器2の接続有無の判定において、警報器2が非接続状態にあると判定した場合(ステップSA2で「非接続」を選択した場合)、制御部3は、入力電圧Vinが第1電圧V1以上か否かを判定する(ステップSA5)。入力電圧Vinが第1電圧V1以上である場合(ステップSA5でYes)、制御部3は、記憶部5の接続有無を示すデータを接続状態にあることを示すデータに書き換える処理を行う(ステップSA6)。これにより、警報器2が接続部4に接続されることにより制御部3の入力端子3tに入力される入力電圧Vinに基づいて、制御部3が記憶部5に警報器2が接続状態にあることを示すデータを記憶することができる。したがって、警報器2を接続するだけで警報器2が接続状態にあることを示すデータを記憶部5に確実に記憶させることができる。
制御部3は、記憶部5に警報器2が接続状態にあることを示すデータが記憶されており、しかも、入力電圧Vinが第1電圧V1以上である場合(ステップSA3でNoまたはステップSA6の後)、入力電圧Vinに基づいた燃焼制御を行う(ステップSA7〜SA11)。
制御部3は、警報器2からの検出信号が警報信号であるか否かを判定する。より詳しくは、制御部3は、入力電圧Vinが第2電圧範囲A2内または第3電圧範囲A3内に含まれるか否かを判定する(ステップSA7)。入力電圧Vinが第2電圧範囲A2内または第3電圧範囲A3内に含まれる場合(ステップSA7でYes)、燃焼部8における燃焼を禁止する燃焼禁止処理を行う(ステップSA8)。なお、制御部3は、入力電圧Vinが第2電圧範囲A2内または第3電圧範囲A3内に含まれる状態が所定時間(例えば数秒〜数分)、連続した場合に燃焼禁止処理を行ってもよい。燃焼禁止処理において、制御部3は、報知部6を介して一酸化炭素濃度が高いことに関する警報を報知する。入力電圧Vinが第2電圧範囲A2内および第3電圧範囲A3内の何れに含まれるかで制御態様および/または報知態様を異ならせることも可能である。
入力電圧Vinが第2電圧範囲A2内および第3電圧範囲A3内の何れにも含まれない場合(ステップSA7でNo)、制御部3は、警報器2からの検出信号が正常信号であるか否かを判定する。より詳しくは、制御部3は、入力電圧Vinが第1電圧範囲A1内に含まれるか否かを判定する(ステップSA9)。入力電圧Vinが第1電圧範囲A1内に含まれる場合(ステップSA9でYes)、制御部3は、燃焼部8における燃焼を許容する正常処理を行う(ステップSA10)。この場合において、制御部3は、報知部6を介して一酸化炭素濃度が基準値以下であることに関する情報を報知してもよい。
入力電圧Vinが第1電圧範囲A1内、第2電圧範囲A2内および第3電圧範囲A3内の何れにも含まれない場合(ステップSA9でNo)、制御部3は、警報器2についての故障処理を行う(ステップSA11)。すなわち、制御部3は、入力電圧Vinが第1電圧V1以上かつ検出信号として定められた電圧範囲A1〜A3の範囲外である場合、警報器2が故障していると判定する。より具体的には、警報器2が故障していると判定される電圧範囲は、第1電圧V1以上で第1電圧範囲A1の最小値より小さい電圧範囲、第1電圧範囲A1の最大値より大きく第2電圧範囲A2の最小値より小さい電圧範囲、第2電圧範囲A2の最大値より大きく第3電圧範囲A3の最小値より小さい電圧範囲、および第3電圧範囲A3の最大値より大きい電圧範囲である。第3電圧範囲A3の最大値より大きい電圧範囲は重度警報と同じ判定を行う(すなわち、第3電圧範囲A3に含める)こととしてもよい。なお、制御部3は、入力電圧Vinが第1電圧範囲A1内、第2電圧範囲A2内および第3電圧範囲A3内の何れにも含まれない状態が所定時間(例えば数秒〜数分)、連続した場合に故障処理を行ってもよい。
故障処理において、制御部3は、燃焼部8における燃焼を禁止するとともに、警報器2が故障していることを報知部6により報知する。
以上のように、上記構成によれば、警報器2が接続状態にあるか非接続状態にあるかについての情報が記憶部5に記憶される。そして、警報器2が接続部4に接続されたことにより、記憶部5に警報器2が接続状態にあることを示すデータが記憶される。このため、施工者が燃焼装置1の接続部4に警報器2を接続するだけで、制御部3が自動的に警報器2の接続を認識することができる。したがって、専門知識を有しない施工者であっても、燃焼装置1の施工時に複雑な作業を行うことなく警報器2の接続を適切に行うことができる。
また、警報器2における一酸化炭素の検出信号と警報器2の接続状態を示す接続信号とが同じ出力信号線L1で伝えられる。言い換えると、警報器2の接続状態を示す接続信号として、警報器2の検出信号を出力するための信号線電圧を利用することにより、既存の警報器2の構成を変更することなく、警報器2の接続有無を制御部3において確実に判定することができる。
さらに、制御部3の入力端子3tに入力される入力電圧Vinに基づいて警報器2の故障判定を行うこともできる。
ここで、操作部7は、記憶部5に記憶された警報器2が接続状態にあることを示すデータを、警報器2が非接続状態にあることを示すデータに変更操作可能な第1操作部として機能する。図4は本実施の形態における操作部を示す外観図である。図4に示すように、操作部7は、湯量設定スイッチSW1、上方向スイッチSW2、下方向スイッチSW3、電源スイッチSW4等の複数のスイッチで構成される。なお、電源スイッチSW4は、燃焼装置1を給湯運転可能な状態と給湯運転不能な状態とを切り替えるスイッチである。警報器2を含む燃焼装置1への商用電源の供給と遮断との切り替えは、電源スイッチSW4とは別に行われる。例えば、商用電源の供給と遮断との切り替えは、燃焼装置1の電源プラグ(図示せず)を電源コンセントへ接続と遮断との切り替えにより行われてもよいし、別途燃焼装置1が内蔵する漏電ブレーカ(図示せず)の切り替えにより行われてもよい。
また、本実施の形態において、操作部7と、報知部6である表示部6aおよび音声出力部6bとが一体的に設けられている。操作部7は、制御部3に有線(例えば2芯信号線)で接続されてもよいし、制御部3と無線通信可能に構成されてもよい。操作部7は、燃焼装置1の本体に取り付けられてもよいし、燃焼装置1の本体とは別の箇所(例えば屋内の壁面等)に取り付けられてもよい。
制御部3は、操作部7において所定の操作がなされることにより、表示部6aに設定変更画面を表示する。例えば、湯量設定スイッチSW1を所定時間(例えば2秒)押し続けることにより、表示部6aに設定変更画面が表示される。制御部3は、設定変更画面における上方向スイッチSW2または下方向スイッチSW3の押下操作に応じて、設定変更する設定項目を切り替え表示する。表示部6aには、設定項目として例えば予め定められた項目番号等が表示される。警報器2の接続有無の変更設定項目が表示された状態で、湯量設定スイッチSW1を押下操作した場合、制御部3は、表示部6aに警報器接続有無設定画面を表示する。
警報器接続有無設定画面における上方向スイッチSW2または下方向スイッチSW3の押下操作に応じて、制御部3は、警報器2を接続有無に関して接続状態に設定するか非接続状態に設定するかを選択可能に構成される。表示部6aには選択中の状態(接続状態または非接続状態)が示され、当該状態が表示された状態で、湯量設定スイッチSW1が押下操作されると、選択された状態が記憶部5に記憶される。したがって、警報器接続有無設定画面において非接続状態が示されている状態で、湯量設定スイッチSW1を操作することにより、記憶部5に記憶されていた警報器2が接続状態にあることを示すデータを、警報器2が非接続状態にあることを示すデータに変更することができる。
なお、警報器2が取り外された後において、操作部7の操作によって記憶部5に警報器2が非接続状態にあることを示すデータが記憶された場合には、それ以後の燃焼制御処理において、制御部3は、断線判定処理および断線処理は行わない。
これによれば、警報器2が不要となった場合、または、警報器2が故障により適切な動作状態でなくなった場合に、警報器2を実際に取り外した後、制御部3において警報器2からの信号を無効にすることができる。これにより、誤った断線判定結果に基づいて燃焼装置1における燃焼が禁止される等の不具合を防止することができる。
なお、第1操作部として機能する操作部7は、接続状態とするかまたは非接続状態とするかの切り替え操作を許容する期間(許容期間)を、所定の操作後予め定められた期間に制限するように構成される。例えば、操作部7は、電源スイッチSW4を押下操作した後、10分間のみ設定変更画面において設定項目として警報器接続有無設定画面を表示可能となるように構成される。警報器2を接続状態とするかまたは非接続状態とするかの切り替え操作を予め定められた期間に制限することにより、誤って記憶部5に記憶されたデータが書き変わってしまう可能性を低減することができる。
なお、操作部7は、許容期間を、例えば、商用電源の投入後、すなわち、制御部3の起動後の予め定められた期間(10分間)に制限してもよい。この場合、制御部3の起動後、所定時間(例えば15分)が経過するまでは断線判定処理および断線処理を行わないこととしてもよい。制御部3の起動後、断線の判定または断線処理を行わない期間は、許容期間より長いことが好ましい。許容期間中は、接続状態と非接続状態との間の切り替えが生じ得るため、当該切り替え前に誤って断線判定処理または断線処理が実行される可能性が生じるからである。
以下、燃焼装置1の一例として給湯装置の例を示す。図5は本実施の形態における給湯装置の一例を示す作動原理図である。図5に示す給湯装置201(図1における燃焼装置1)は、給湯機能を備えた給湯装置である。なお、図5において警報器2は図示を省略している。給湯装置201は、燃料ガスを燃焼する燃焼装置202(図1における燃焼部8)と、燃焼装置202へ燃料ガスを供給する燃料ガス供給路221と、燃焼装置202に空気を供給する送風機222と、給湯流路203と、コントローラ205とを備えている。警報器2は、例えば燃焼装置202の近傍に設けられる。
燃焼装置202にはバーナ部224が設けられており、このバーナ部224に燃料ガス供給路221から燃料ガスが供給される。燃料ガス供給路221には、燃料ガスの供給と遮断とを切り替える元ガス電磁弁225と、燃料ガスの供給量を調整するためのガス比例弁226とが設けられている。また、バーナ部224には、複数の給湯能力切替ガス電磁弁228、および給湯ガス電磁弁229が設けられている。
給湯流路203は、水道等から送給された水を給水入口231から後述する熱交換部233へ送る往路部232と、水を燃焼装置202で生成された燃焼ガスと熱交換させて加熱する熱交換部233と、湯を熱交換部233から給湯出口234へ送る復路部235とを形成する配管から構成されている。復路部235には、給湯の水量と温度とを調整するために、給湯水量を調整する給湯水量調整弁236と、水と湯との混合比率を調整する混合弁237が設けられている。
コントローラ205は、制御装置208(図1における制御部3)およびスイッチング電源装置206(以下、単に「電源装置206」と表すことがある)を含んでいる。制御装置208は、CPU、ROM、およびRAM等で構成されたマイクロコントローラや集積回路を備えている。制御装置208には、送風機222、各種電磁弁をはじめとする各電装品等との間に、各電装品等を制御する信号経路(図示略)が設けられている。コントローラ205は、制御装置208に記憶された制御プログラムに従って給湯装置201の各種制御を実行する。制御プログラムには、各電装品の運転に関する各種プログラムが含まれており、これらのプログラムに基づいて各電装品の制御が行われる。
コントローラ205には、図示されない外部電源から電力が供給され、電源装置206によって、この給湯装置201で用いられる電源(例えば電磁弁等の機器を駆動するDC15V電源等)が生成される。電源装置206により必要に応じた電圧に変換されて、制御装置208や、燃焼装置202、送風機222、各種電磁弁、各種センサ等の各電装品へ供給される。
なお、給湯装置201の具体的な構成は本実施の形態に限定されない。例えば、混合弁237は省略してもよい。また、熱交換部233は、複数の熱交換器により構成されてもよい。例えば、複数の熱交換器は、燃焼ガスの顕熱を主に回収する熱交換器と、燃焼ガスの潜熱を主に回収する熱交換器とを含んでもよい。
[実施の形態2] 次に、実施の形態2について説明する。本実施の形態において実施の形態1と同様の構成については同じ符号を付し説明を省略する。本実施の形態における燃焼装置1も図1で示す構成と同様の構成を有する。本実施の形態における燃焼装置1が実施の形態1と異なる点は、操作部7が、警報器2からの信号に基づいた警報器情報を有効とするかまたは無効とするかの切り替え操作が可能な第2操作部としても機能することである。さらに、記憶部5には、第2操作部として機能する操作部7による切り替え操作に基づいて警報器情報を有効とするかまたは無効とするかを示すデータが記憶される。さらに、制御部3は、警報器2が接続状態にありかつ警報器情報を有効とすることを示すデータが記憶された状態で、警報器2からの信号が制御部3に入力された場合に、警報器情報に基づいて燃焼装置1の燃焼部8における燃焼を禁止するか否かの判定を行うように構成されている。
図6は本発明の実施の形態2における燃焼装置の警報器の検出信号に基づく燃焼制御処理の流れを示すフローチャートである。図6には示されていないが、初期設定として、燃焼装置1に警報器2が接続されていない状態において記憶部5には警報器2が非接続状態にあることを示すデータおよび警報器情報を無効とすることを示すデータが記憶されている。
警報器2の検出信号に基づく燃焼制御処理として、制御部3は、まず、記憶部5から警報器2の接続有無を示すデータおよび警報器情報を有効または無効とすることを示すデータを読み出す(ステップSB1)。制御部3は、読み出したデータに基づいて警報器2の接続有無を判定する(ステップSB2)。
警報器2が非接続状態にあると判定した場合(ステップSB2で「非接続」を選択した場合)、制御部3は、入力電圧Vinが第1電圧V1以上か否かを判定する(ステップSB3)。入力電圧Vinが第1電圧V1以上である場合(ステップSB3でYes)、制御部3は、記憶部5に警報器2が接続状態にあることを示すデータとともに警報器情報を有効とすることを示すデータを記憶する処理を行う(ステップSB4)。これにより、警報器2を燃焼装置1の接続部4に接続する際に、警報器情報を有効とするように切り替える手間を省くことができ、警報器2を接続したにもかかわらず警報器2に基づく燃焼装置1の制御が機能しない状態が発生するのを防止することができる。したがって、適切な施工を簡単に行うことができる。なお、制御部3は、入力電圧Vinが第1電圧V1以上である状態が所定時間(例えば数秒〜数分)、連続した場合に記憶部5に警報器2が接続状態にあることを示すデータとともに警報器情報を有効とすることを示すデータを記憶する処理を行ってもよい。
制御部3は、記憶部5に警報器2が接続状態にあることを示すデータおよび警報器情報を有効とすることを示すデータが記憶されており、しかも、入力電圧Vinが第1電圧V1以上である場合(ステップSB4の後または後述するステップSB7でNo)、入力電圧Vinに基づいた燃焼制御処理を行う(ステップSB5)。この燃焼制御処理は実施の形態1における図3のステップSA7〜SA11における処理と同様である。
ステップSB2における警報器2の接続有無の判定において、警報器2が接続状態にあると判定した場合(ステップSB2で「接続」を選択した場合)、制御部3は、記憶部5に記憶されているデータが、警報器情報を有効とすることを示すデータであるか否かを判定する(ステップSB6)。記憶部5に記憶されているデータが警報器情報を有効とすることを示すデータである場合(ステップSB6で有効を選択した場合)、制御部3は、断線判定処理を行う(ステップSB7〜SB8)。すなわち、制御部3は、記憶部5に記憶されているデータが、警報器2が接続状態にあることを示すデータであり、かつ、警報器情報を有効とすることを示すデータである場合に、断線判定処理を有効と判定し、当該断線判定処理を実行する。
断線判定処理において、制御部3は、入力電圧Vinが第1電圧V1未満か否かを判定する(ステップSB7)。そして、制御部3は、入力電圧Vinが第1電圧V1未満である場合に警報器2と制御部3との接続経路が断線していると判定し、断線処理を実行する(ステップSB8)。断線処理の内容は、実施の形態1と同様である。なお、制御部3は、入力電圧Vinが入力電圧Vinが第1電圧V1未満である状態が所定時間(例えば数秒〜数分)連続した場合に、断線判定処理を実行してもよい。
記憶部5に記憶されているデータが警報器情報を無効とすることを示すデータである場合(ステップSB6で無効を選択した場合)、制御部3は、報知部6による警告報知を行う一方、警報器情報に基づいた燃焼装置1の燃焼部8における燃焼を禁止するか否かの判定を行わないように制御する(ステップSB9)。これによれば、警報器2が接続状態にありかつ警報器情報を無効とする場合には、燃焼部8における燃焼が許可される。この際、警報器2が外見上接続されているにもかかわらず機能していない状態となるため、報知部6から警告報知を行うことにより、警報器2が機能していないことをユーザに認識させることができる。
また、制御部3は、警報器情報の有効または無効を書き換える操作の有無を判定する(ステップSB10)。警報器情報の有効または無効を書き換える操作があった場合(ステップSB10でYes)、制御部3は、記憶部5に記憶される警報器情報を有効または無効とすることを示すデータを書き換える処理を行う(ステップSB11)。警報器情報を有効または無効とすることを示すデータに書き換える方法は、実施の形態1における接続有無を示すデータの書き換え態様と同様である。本実施の形態における書き換え処理においても、操作部7は、警報器情報を有効とするかまたは無効とするかの切り替え操作を許容する期間を、制御部3の起動後、または、所定の操作後、予め定められた期間に制限するよう構成される。警報器情報を有効とするかまたは無効とするかの切り替え操作を予め定められた期間に制限することにより、誤って記憶部5に記憶されたデータが書き換わってしまう可能性を低減することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、警報器2が接続されているか否かの状態に加えて、警報器情報を有効とするか否かの状態が記憶部5に記憶される。これにより、例えば一酸化炭素の濃度が高いことを示す警報情報等の警報器情報に基づいて制御部3が燃焼装置1の燃焼部8における燃焼を禁止するか否かの判定を行うか否かを警報器2の接続有無とは別に設定することができる。したがって、例えば警報器2が故障状態にある場合や、他の燃焼装置11が出す一酸化炭素を検出する等の誤検出の場合等において、警報器2を取り外すことなく警報器2に基づく燃焼装置1の制御を無効とすることができる。これにより、警報器2の不具合等において正常な燃焼装置1が使用できなくなる状況を回避することができる。これにより、例えば、警報器2の誤動作または故障時に、当該警報器2の修理を行う専門業者による修理、交換等が完了するまで、燃焼装置1自体が使用できなくなるという不便さを解消することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更、修正が可能である。
例えば、上記実施の形態における警報器2は、一酸化炭素の検出の他に、燃焼性ガス(生ガス)を検出可能に構成されてもよい。このような警報器が燃焼装置1に接続された場合に、制御部3は、燃焼性ガスを検出した場合に警報器が出力する検出信号に対して上記実施の形態で説明したような処理と同様の処理を行うこととしてもよい。
また、上記実施の形態においては燃焼装置1として給湯機能のみを備えた給湯装置201を例示したが、さらに風呂追い焚き機能または温水暖房機能を備えた給湯装置にも適用可能である。また、上記実施の形態は、燃料ガスを燃焼させる燃焼装置1だけでなく、石油等を燃焼させる燃焼装置にも適用可能である。
本発明の燃焼装置は、燃焼装置の施工時に複雑な作業を伴うことなく警報器の接続を適切に行うために有用である。
1 燃焼装置
2 警報器
3 制御部
3t 入力端子
4 接続部
5 記憶部
6 報知部
7 操作部(第1操作部、第2操作部)
201 給湯装置(燃焼装置)
208 制御装置(制御部)
L1 出力電圧線
L2 基準電圧線
GND 基準電圧源

Claims (11)

  1. 一酸化炭素を検出して警報する警報器を接続可能な燃焼装置であって、
    制御部と、
    前記制御部と前記警報器とを接続する接続部と、
    前記警報器の接続有無を記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、前記警報器が接続部に接続された場合に、前記記憶部に前記警報器が接続状態にあることを示すデータを記憶する、燃焼装置。
  2. 前記警報器は、出力電圧を生じる出力電圧線と、基準電圧を生じる基準電圧線と、を有し、前記基準電圧に対する前記出力電圧の値で当該警報器の状態を前記燃焼装置に伝えるよう構成され、
    前記接続部は、前記警報器の出力電圧線と前記制御部の入力端子とを接続可能、かつ、前記燃焼装置内の基準電圧源に前記基準電圧線を接続可能に構成され、
    前記制御部は、前記入力端子に入力される入力電圧が予め定められた第1電圧以上である場合に、前記警報器が接続状態にあると判定し、前記記憶部に前記警報器が接続状態にあることを示すデータを記憶するよう構成され、
    前記警報器は、前記接続部に接続された状態で前記入力端子に入力される入力電圧が前記第1電圧以上となるような電圧を出力するよう構成される、請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 前記警報器は、検出された一酸化炭素の濃度に応じて、前記入力端子に入力される入力電圧が前記第1電圧より大きい予め定められた電圧範囲となるような電圧を有する検出信号を出力するよう構成される、請求項2に記載の燃焼装置。
  4. 前記制御部は、前記警報器から前記入力端子に入力される入力電圧が前記第1電圧以上かつ前記検出信号として定められた前記電圧範囲外である場合、前記警報器が故障していると判定する、請求項3に記載の燃焼装置。
  5. 前記制御部は、前記警報器から前記入力端子に入力される入力電圧が前記第1電圧未満である場合に前記警報器と前記制御部との接続経路が断線していると判定する断線判定処理を実行可能に構成され、前記記憶部に記憶されているデータが、前記警報器が接続状態にあることを示すデータである場合に、前記断線判定処理を有効と判定する、請求項2から4の何れかに記載の燃焼装置。
  6. 前記記憶部に記憶された前記警報器が接続状態にあることを示すデータを、前記警報器が非接続状態にあることを示すデータに変更操作可能な第1操作部を備えた、請求項1から5の何れかに記載の燃焼装置。
  7. 前記警報器は、前記制御部に所定の信号を送信可能に構成され、
    前記燃焼装置は、前記警報器からの信号に基づいた警報器情報を有効とするかまたは無効とするかの切り替え操作が可能な第2操作部を備え、
    前記記憶部には、前記第2操作部による切り替え操作に基づいて前記警報器情報を有効とするかまたは無効とするかを示すデータが記憶され、
    前記制御部は、前記警報器が接続状態にありかつ前記警報器情報を有効とすることを示すデータが記憶された状態で、前記警報器からの信号が前記制御部に入力された場合に、前記警報器情報に基づいて前記燃焼装置における燃焼を禁止するか否かの判定を行う、請求項1から6の何れかに記載の燃焼装置。
  8. 報知部を備え、
    前記制御部は、前記警報器が接続状態にありかつ前記警報器情報を無効とすることを示すデータが記憶されている場合に、前記報知部による警告報知を行う一方、前記警報器情報に基づいた前記燃焼装置における燃焼を禁止するか否かの判定を行わないように制御する、請求項7に記載の燃焼装置。
  9. 前記制御部は、前記警報器が接続部に接続された場合に、前記記憶部に前記警報器が接続状態にあることを示すデータとともに前記警報器情報を有効とすることを示すデータを記憶する、請求項7または8に記載の燃焼装置。
  10. 前記第2操作部は、前記警報器情報を有効とするかまたは無効とするかの切り替え操作を許容する期間を、前記制御部の起動後、または、所定の操作後、予め定められた期間に制限するよう構成される、請求項7から9の何れかに記載の燃焼装置。
  11. 前記記憶部は不揮発性メモリにより構成された、請求項1から10の何れかに記載の燃焼装置。
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