JP2000155108A - Coセンサ装置 - Google Patents

Coセンサ装置

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JP2000155108A
JP2000155108A JP10331734A JP33173498A JP2000155108A JP 2000155108 A JP2000155108 A JP 2000155108A JP 10331734 A JP10331734 A JP 10331734A JP 33173498 A JP33173498 A JP 33173498A JP 2000155108 A JP2000155108 A JP 2000155108A
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善弘 石川
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英男 岡本
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清彦 代谷
Ikuo Takahashi
郁生 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】定電圧印加手段の故障、ヒートアップ手段の故
障、COセンサの断線・短絡、及び温度補償用抵抗の断
線・短絡の発生を確実に検出することができるCOセン
サ装置を提供する。 【解決手段】定電圧印加手段24の出力電圧、及びヒー
トアップ時の定電圧印加手段24の出力電圧を入力し、
且つCOセンサ20から温度補償用抵抗27,28を介
して出力されるセンサ出力電圧を入力し、センサ出力電
圧が所定範囲にあるときにのみ定電圧印加手段24の出
力電圧を出力するセンサ電圧監視手段29と、センサ電
圧監視手段29の出力電圧から、定電圧印加手段24及
びヒートアップ手段25の異常、COセンサ素子22,
23の断線・短絡、温度補償用抵抗27,28の短絡を
検出する第1の回路異常検出手段とを設ける。COセン
サ20からのCO濃度出力電圧により温度補償用抵抗2
7,28の断線を検出する第2の回路異常検出手段を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、COセンサ装置に
関し、詳しくは、給湯器等の燃焼装置に設けてCOの発
生を検出するCOセンサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バーナを備える燃焼装置において
は、バーナ燃焼時の不完全燃焼を検出するために、CO
センサ装置が設けられる。この種のCOセンサ装置は、
バーナが収容された燃焼室の排気通路に設けられるCO
センサと、該COセンサに所定の電圧を印加する定電圧
印加手段とを備えている。該定電圧印加手段によって所
定の電圧が印加されたCOセンサは、COを検知すると
COセンサから出力される電圧が変化(例えば、COセ
ンサの抵抗値が上昇)する。また、該COセンサには、
温度補償用抵抗を並列に接続して設け、周囲の温度変化
の影響によるCOセンサの出力を補償して精度の高いセ
ンサ出力が得られるようになっている。該センサ出力
は、更に、所定のCO濃度のときに所定の電圧となるよ
うに調整するCO濃度出力生成手段を経てCO濃度出力
として前記燃焼装置の制御手段等による不完全燃焼の検
出に使用される。
【0003】更に、該COセンサ装置は、COセンサへ
の通電開始時に該COセンサの作動を安定させるために
COセンサへの印加電圧を一時的に上昇させてCOセン
サのヒートアップを行うヒートアップ手段を備えてい
る。
【0004】このように構成されたCOセンサ装置を燃
焼装置に設けておくことにより、該燃焼装置の運転を制
御する燃焼制御手段は、前記COセンサ装置のCO濃度
出力に応じて燃焼運転を制御することができ、具体的に
は、燃焼時に所定量以上のCOが発生した場合に不完全
燃焼とみなして燃焼運転を停止するといった制御を行う
ことができる。
【0005】しかし、この種のCOセンサ装置におい
て、例えば、前記定電圧印加手段や前記ヒートアップ手
段が故障して所定の電圧がCOセンサに印加されない場
合には、燃焼制御手段は正確なCO濃度出力を得ること
ができなくなる不都合がある。同じように、COセンサ
を構成する素子の断線・短絡、及び前記温度補償用抵抗
の断線・短絡が生じた場合にも、正確なCO濃度出力が
得られなくなる不都合がある。そして、これらの故障に
よって正確なCO濃度出力が得られないと、燃焼制御手
段は不完全燃焼を検出することが困難となり、場合によ
っては、不完全燃焼であっても燃焼装置の燃焼運転が継
続されるおそれがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、定電圧印加手段の故障、ヒートアップ手
段の故障、COセンサの断線・短絡、及び温度補償用抵
抗の断線・短絡の発生を確実に検出することができるC
Oセンサ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、COセンサと、該COセンサに印加す
る電圧を出力する定電圧印加手段と、該定電圧印加手段
の出力電圧を上昇させて該COセンサのヒートアップを
行うヒートアップ手段と、前記COセンサに並列に接続
され、COセンサの温度特性を調整してセンサ出力電圧
を生成する温度補償用抵抗と、該センサ出力電圧に基づ
いてCO濃度出力を生成するCO濃度出力生成手段とを
備えるCOセンサ装置において、前記ヒートアップ手段
作動時及びヒートアップ手段非作動時における前記定電
圧印加手段の出力電圧と、前記センサ出力電圧とを入力
し、該センサ出力電圧が所定範囲にあるときにのみ、前
記ヒートアップ手段作動時又はヒートアップ手段非作動
時の前記定電圧印加手段の出力電圧を出力するセンサ電
圧監視手段と、該センサ電圧監視手段の出力電圧によ
り、前記定電圧印加手段の異常、ヒートアップ手段の異
常、前記COセンサを構成する素子の断線・短絡、及び
前記温度補償用抵抗の短絡を検出する第1の回路異常検
出手段と、前記CO濃度出力生成手段から出力されるC
O濃度出力電圧により前記温度補償用抵抗の断線を検出
する第2の回路異常検出手段とを設けたことを特徴とす
る。
【0008】前記定電圧印加手段は、前記COセンサへ
の印加電圧を出力する。前記センサ電圧監視手段には、
このときの定電圧印加手段の出力電圧が入力される。同
時に該センサ電圧監視手段には、前記センサ出力電圧が
入力される。
【0009】該センサ電圧監視手段は、センサ出力電圧
が所定範囲にあるとき、前記定電圧印加手段からの電圧
を出力する。また、前記ヒートアップ手段が作動してい
るときには定電圧印加手段の出力電圧が上昇され、該セ
ンサ電圧監視手段は、上昇された定電圧印加手段からの
電圧を出力する。
【0010】ここで、ヒートアップ手段の非作動時に、
センサ電圧監視手段から出力された電圧が、正常な定電
圧印加手段から出力される電圧と異なる場合には、定電
圧印加手段の故障が考えられる。このことから、前記第
1の回路異常検出手段を設け、センサ電圧監視手段から
出力された電圧が、正常な定電圧印加手段から出力され
る電圧か否かを判断することにより、定電圧印加手段の
故障を検出することができる。同様に、ヒートアップ手
段の作動時に、センサ電圧監視手段から出力された電圧
が、正常なヒートアップ時に定電圧印加手段から出力さ
れる電圧と異なる場合には、ヒートアップ手段の故障が
考えられる。このことから、前記第1の回路異常検出手
段により、前記センサ電圧監視手段から出力された電圧
が、正常なヒートアップ時に定電圧印加手段から出力さ
れる電圧か否かを判断することで、ヒートアップ手段の
故障を検出することができる。
【0011】一方、前記センサ出力電圧は、前記COセ
ンサを構成する素子の断線・短絡や、前記温度補償用抵
抗の短絡が生じていると、過剰に大となるか或いは極め
て小となる。詳しく説明すれば、一般にCOセンサは、
CO検出用素子と、該検出用素子が周囲の温度の影響を
受けた場合の出力変動を打ち消すための温度補償用素子
とが直列に接続されて一体に形成されている。前記温度
補償用抵抗は、CO検出用素子と補償用素子の何れか一
方に並列に接続されるか、或いは、CO検出用素子と補
償用素子の両方に夫々並列に接続される。そして、前記
センサ出力電圧はCO検出用素子と補償用素子との間か
ら出力される。
【0012】ここで、一例として、補償用素子が電圧印
加側に配され、CO検出用素子がアース側に配されてい
るとき、補償用素子が短絡していると、センサ出力電圧
が過剰に大となり、補償用素子が断線していると、セン
サ出力電圧が極めて小となる。該補償用素子に前記温度
補償用抵抗が並列に接続されているときは、該温度補償
用抵抗が短絡していると、センサ出力電圧が過剰に大と
なる。また、CO検出用素子が短絡していると、センサ
出力電圧が極めて小となり、CO検出用素子が断線して
いると、センサ出力電圧が過剰に大となる。該CO検出
用素子に前記温度補償用抵抗が並列に接続されていると
きは、該温度補償用抵抗が短絡していると、センサ出力
電圧が極めて小となる。
【0013】前記センサ電圧監視手段は、入力されたセ
ンサ出力電圧がこのように過剰に大であるか、或いは極
めて小である場合(センサ出力電圧が所定範囲外)のと
きには、前述した定電圧印加手段からの電圧を出力しな
い。これによって、前記第1の回路異常検出手段によ
り、センサ電圧監視手段からの出力の有無を判断するこ
とで、前記COセンサを構成する素子の断線・短絡や、
前記温度補償用抵抗の短絡が生じていることを検出する
ことができる。
【0014】また、前記温度補償用抵抗の断線が生じて
いる場合には、前記第2の回路異常手段を設けて、前記
CO濃度出力生成手段からのCO濃度出力電圧により温
度補償用抵抗の断線が生じていることを検出する。
【0015】即ち、該第2の回路異常手段においては、
例えば、CO濃度出力電圧が所定の電圧より小であると
き温度補償用抵抗の断線を検出することができる。詳し
く説明すれば、前記CO濃度出力生成手段はセンサ出力
電圧に基づいてCO濃度出力を生成する。即ち、COセ
ンサのCO非検知時のCO濃度(例えば0ppm )のとき
所定の電圧(例えば1V)がCO濃度出力として出力さ
れるようにしておき、入力された前記センサ出力電圧に
応じて(COが検知されたことに応じて)該CO濃度出
力を増加させる。従って、CO濃度=0ppm のとき1V
が出力されるとすれば、通常はCO濃度出力電圧が1V
を下回ることはないので、第2の回路異常手段によりC
O濃度出力電圧がCOセンサのCO非検知時の電圧を下
回ったことを判断することで温度補償用抵抗の断線を検
出することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本実施形態のCOセンサ装置を備
えた給湯器を模式的に示す説明図、図2は本実施形態の
COセンサ装置の構成を示すブロック図、図3はCOセ
ンサ装置の作動を示すフローチャート、図4(a)及び
(b)は他の実施形態のCOセンサ装置の一部の構成を
示す説明図である。
【0017】図1に示すように、給湯器1は、燃焼装置
2と、該燃焼装置2を制御するコントローラ3とを備え
ている。
【0018】前記燃焼装置2は、吸気口4と排気口5と
が形成された燃焼ハウジング6と、該燃焼ハウジング6
内に収容されたガスバーナ7とを備えており、該ガスバ
ーナ7の上方には、内部に加熱される水が導通する熱交
換器8が配設されている。また、燃焼装置2は、熱交換
器8の水供給管9に設けられている水量調整器10、水
量センサ11、湯温センサ12、ガスバーナ7へのガス
供給管13に設けられている元ガス電磁弁14、主電磁
弁15、ガバナ式ガス比例電磁弁16、及び、ガスバー
ナ7に設けられた点火器17、フレームロッド18等を
備えている。
【0019】前記コントローラ3は、前記燃焼装置2の
燃焼運転を制御する燃焼運転制御手段19と、前記排気
口5に設けられたCOセンサ20に接続されて本発明の
COセンサ装置を構成するCOセンサ制御手段21とを
備え、マイクロコンピュータ及び複数の電子部品により
構成されている。
【0020】図2に示すように、前記COセンサ20
は、CO検出用素子22と温度補償用素子23とを直列
に接続して構成され、電圧を印加する側に補償用素子2
3を配しアース側に検出用素子22を配して、補償用素
子23と検出用素子22との間からセンサ出力電圧を出
力するようになっている。該CO検出用素子22はCO
を検知すると、そのときのCO濃度に応じて抵抗値が増
加する。また、該検出用素子22は周囲の温度が上昇し
たときにも抵抗値が増加する。このため、該検出用素子
22の温度上昇に伴う抵抗値の増加分を打ち消すため
に、前記補償用素子23が設けられている。該検出用素
子22は、通電することにより自身の温度が上昇し、所
定の温度(例えば約400℃)となった状態でCOの検
知が可能となる。 前記COセンサ制御手段21は、前
記COセンサ20に電圧を印加する定電圧印加回路24
と、該定電圧印加回路24の出力電圧を上昇させて該C
Oセンサ20のヒートアップを行うヒートアップ回路2
5とを備えている。本実施形態においては、前記定電圧
印加回路24は、通常(ヒートアップ回路25の非作動
時)は約2Vを出力して前記COセンサ20に印加す
る。前記ヒートアップ回路25は、前記燃焼運転制御手
段19に設けられたヒートアップ制御部26により制御
される。本実施形態においては、ヒートアップ回路25
は、ヒートアップ制御部26からの指示により、定電圧
印加回路24の出力電圧を約2.7Vにする。ヒートア
ップ制御部26は、前記燃焼運転制御手段19に備える
図示しないタイマにより計時し、所定時間が経過するま
で(約40秒間)ヒートアップ回路25を作動させる。
【0021】また、該COセンサ制御手段21は、前記
温度補償用素子23に並列に接続された第1温度補償用
抵抗27と、前記CO検出用素子22に並列に接続され
た第2温度補償用抵抗28とを備えている。両温度補償
用抵抗27,28は、COセンサ20の温度特性を調整
するものであり、検出用素子22が周囲の温度変化の影
響を受けて出力変動が過剰に大となることを防止するも
のである。
【0022】更に、該COセンサ制御手段21は、前記
定電圧印加回路24の出力電圧と、COセンサ20から
両温度補償用抵抗27,28を介して出力されたセンサ
出力電圧とを入力するセンサ電圧監視回路29を備えて
いる。該センサ電圧監視回路29は、前記燃焼運転制御
手段19に設けられた第1の回路異常検出手段である第
1回路異常検出部30に接続されている。
【0023】前記センサ電圧監視回路29は、前記セン
サ出力電圧が所定範囲(例えば0.5V〜1.5V)に
あるとき、前記定電圧印加回路24からの電圧約2Vを
第1回路異常検出部30へ出力する。また、前記ヒート
アップ回路25が作動しているときには、ヒートアップ
時に増加された定電圧印加回路24からの電圧約2.7
Vを第1回路異常検出部30へ出力する。そして、該セ
ンサ電圧監視回路29は、前記センサ出力電圧が所定範
囲外であった場合には、第1回路異常検出部30への出
力を停止する(第1回路異常検出部30の入力電圧は約
0V)。センサ電圧監視回路29により監視するセンサ
出力電圧の範囲は、前記温度補償用抵抗27,28の抵
抗値等に応じて予め定められている。
【0024】前記第1回路異常検出部30は、センサ電
圧監視回路29から出力された電圧が、ヒートアップ回
路25の非作動時に誤差分を考慮した2.2V〜1.8
Vの範囲外であったとき、及び、ヒートアップ回路25
の作動時に誤差分を考慮した3V〜2.5Vの範囲外で
あったときに、前記燃焼運転制御手段19を介して給湯
器1の運転を停止させる(燃焼運転不可とする)。この
とき、前記センサ出力電圧が所定範囲外であった場合に
も、第1回路異常検出部30へ入力される電圧は0Vと
なり上記2.2V〜1.8V或いは3V〜2.5Vの範
囲外となる。
【0025】ここで、センサ電圧監視回路29から出力
された電圧aがヒートアップ回路25が作動していない
ときに2.2V〜1.8Vの範囲外となった場合には、
先ず定電圧印加回路24が故障して所定の電圧が出力さ
れないことが考えられる。また、COセンサ20の温度
補償用素子23や第1温度補償抵抗27の短絡、又はC
Oセンサ20のCO検出用素子22の断線等によりセン
サ出力電圧が過剰に大となったことが考えられる。或い
は、COセンサ20のCO検出用素子22や第2温度補
償抵抗28の短絡、又はCOセンサ20の温度補償用素
子23の断線等によりセンサ出力電圧が極めて小となっ
たことが考えられる。センサ電圧監視回路29から出力
された電圧がヒートアップ回路25が作動しているとき
に3V〜2.5Vの範囲外となった場合には、更にヒー
トアップ回路25が故障して定電圧印加回路24の電圧
が増加されて出力されないことが考えられる。
【0026】このように、第1回路異常検出部30にお
いては、前記センサ電圧監視回路29から出力された電
圧に基づいて、定電圧印加回路24の故障、ヒートアッ
プ回路25の故障、COセンサ20の各素子22,23
の断線・短絡、及び各温度補償抵抗27,28の短絡を
検出することができ、速やかに燃焼運転を停止して給湯
器1の誤動作を防止することができる。
【0027】また、該COセンサ制御手段21は、前記
センサ出力電圧からCO濃度出力電圧を生成するCO濃
度出力生成手段である増幅回路31を備えている。該増
幅回路31は、前記センサ出力電圧を増幅すると共に、
COセンサ20が検知するCO濃度が0ppm のとき1V
が出力されるようにオフセット電圧を調整してCO濃度
出力電圧を出力する。前記燃焼運転制御手段19には、
該増幅回路31からのCO濃度出力電圧に基づいて前記
燃焼装置2のガスバーナ7の不完全燃焼を検出する不完
全燃焼検出部32が設けられている。該不完全燃焼検出
部32は、入力された前記CO濃度出力電圧の1Vから
の変動(増加)によってCOの発生を検出し、CO濃度
が高いときに前記燃焼運転制御手段19を介して給湯器
1の運転を停止させる。また、該不完全燃焼検出部32
には、第2の回路異常検出手段である第2回路異常検出
部33が設けられている。該第2回路異常検出部33
は、前記増幅回路31から出力されたCO濃度出力電圧
が、CO濃度が0ppm のときの出力電圧である1Vより
小(本実施形態では誤差分を考慮して0.65V未満)
であった場合に、前記燃焼運転制御手段19を介して給
湯器1の運転を停止させる(燃焼運転不可とする)。
【0028】ここで、前記CO濃度出力電圧bが0.6
5V未満であった場合には、前記第1温度補償用抵抗2
7が断線していることが考えられる。また、前記CO濃
度出力電圧が通常(1V)よりも大きい場合には、前記
第2温度補償用抵抗28が断線しているか、燃焼装置4
の燃焼ハウジング6内にCOが発生していることが考え
られる。
【0029】このように、不完全燃焼検出部32及び第
2回路異常検出部33においては、前記CO濃度出力電
圧に基づいて、COの発生、第1温度補償用抵抗27の
断線、及び第2温度補償用抵抗28の断線を検出するこ
とができる。
【0030】次に、本発明のCOセンサ装置の作動を図
3を参照して詳細に説明する。
【0031】図3に示すように、STEP1において給
湯器1に電源が投入されると、前記コントローラ3への
通電が開始され、それに伴って前記定電圧印加回路24
の出力電圧がCOセンサ20に印加される。このとき、
前記センサ電圧監視回路29が作動し、STEP2にお
いて前記第1回路異常検出部30によってセンサ電圧監
視回路29からの出力電圧aが2.2V〜1.8Vの範
囲内であるか否かが判断される。出力電圧aが2.2V
〜1.8Vの範囲外である場合には、前述したように、
定電圧印加回路24の故障、COセンサ20の各素子2
2,23の断線・短絡、及び各温度補償用抵抗27,2
8の短絡等が生じていることが考えれるので、STEP
3に進み、給湯器1の運転を停止する(この時点では燃
焼していないので燃焼運転不可とする)。これによっ
て、燃焼運転時に不正確なCOの検出による燃焼制御が
行われることを防止することができる。
【0032】STEP2において出力電圧aが2.2V
〜1.8Vの範囲内である場合には、STEP4へ進ん
で前記ヒートアップ回路25によるヒートアップが開始
される。次いで、STEP5において前記第1回路異常
検出部30によってセンサ電圧監視回路29からの出力
電圧aが3V〜2.5Vの範囲内であるか否かが判断さ
れる。出力電圧aが3V〜2.5Vの範囲外である場合
には、前記ヒートアップ回路25の故障が生じているこ
とが考えられるので、STEP3に進み、給湯器1の運
転を停止する。
【0033】STEP5において出力電圧aが3V〜
2.5Vの範囲内である場合には、STEP6へ進んで
COセンサ20のヒートアップ時間(40秒)が経過し
た後にSTEP7へ進み、前記ヒートアップ回路25に
よるヒートアップを終了する。続いて、STEP8にお
いて所定時間(30秒)経過させてCOセンサ20の作
動を安定させ、STEP9へ進んで不完全燃焼検出部3
2によるCO濃度の監視が行われる。
【0034】そして、STEP10において図示しない
燃焼運転スイッチが使用者によって投入されるとSTE
P11へ進み、ガスバーナ7の燃焼運転に先立って、前
記STEP2と同様に出力電圧aが2.2V〜1.8V
の範囲内であるか否かを判断し、出力電圧aが2.2V
〜1.8Vの範囲外である場合にはSTEP12で燃焼
運転を停止させ、出力電圧aが2.2V〜1.8Vの範
囲内である場合にはSTEP13へ進む。このように回
路の異常を再度検出することによって、燃焼運転時に不
正確なCOの検出による燃焼制御が行われることを一層
確実に防止することができる。
【0035】STEP13では、CO濃度出力電圧bが
0.65V未満であった場合に、前記不完全燃焼検出部
32の第2回路異常検出部33により前記第1温度補償
用抵抗27が断線していることが検出され、STEP1
2へ進んで燃焼運転を停止させる。それ以外であった場
合に、STEP14へ進んで、前記不完全燃焼検出部3
2によるCO濃度の監視が行われ、更にSTEP15に
よりガスバーナ7による燃焼運転が行われる。前記ST
EP14におけるCO濃度の監視においては、前記CO
濃度出力電圧bが通常よりも大きい場合には、前記第2
温度補償用抵抗28が断線しているか、燃焼装置2の燃
焼ハウジング6内にCOが発生していることが考えられ
るため、燃焼運転を停止させる等の処理が行われる。
【0036】なお、本実施形態においては、図2に示す
ように、前記COセンサ20の温度補償用素子23に第
1温度補償用抵抗27を並列に設け、前記CO検出用素
子22に第2温度補償用抵抗28を並列に設けた例を示
したが、両抵抗27,28はCOセンサ20の温度特性
を調整するものであり、例えば、図4(a)に示すよう
に、温度補償用素子23にのみ並列に第1温度補償用抵
抗27を設けてもよく、または、図4(b)に示すよう
に、前記CO検出用素子22にのみ並列に第2温度補償
用抵抗28を設けてもよい。そして、何れの場合にも、
前述したように前記第1回路異常検出部30と第2回路
異常検出部33とによる断線・短絡の検出を行うことが
できる。
【0037】また、本実施形態においては、本発明のC
Oセンサ装置を不完全燃焼の検出を行うために給湯器1
に設けた例を示したが、それに限ることなく、本発明の
COセンサ装置は、図示しないが、他の燃焼機器や燃焼
時のCO濃度に基づく制御を行うその他の機器に設ける
ことができることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のCOセンサ装置を備えた
給湯器を模式的に示す説明図。
【図2】本実施形態のCOセンサ装置の構成を示すブロ
ック図。
【図3】COセンサ装置の作動を示すフローチャート。
【図4】他の実施形態のCOセンサ装置の一部の構成を
示す説明図。
【符号の説明】
20…COセンサ、24…定電圧印加回路(定電圧印加
手段)、25…ヒートアップ回路(ヒートアップ手
段)、27…第1温度補償用抵抗(温度補償用抵抗)、
28…第2温度補償用抵抗(温度補償用抵抗)、29…
センサ電圧監視回路(センサ電圧監視手段)、30…第
1回路異常検出部(第1の回路異常検出手段)、31…
増幅回路(CO濃度出力生成手段)、33…第2回路異
常検出部(第2の回路異常検出手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 善弘 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)発明者 岡本 英男 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)発明者 代谷 清彦 東京都杉並区上荻1丁目15番1号丸三ビル 根本特殊化学株式会社内 (72)発明者 高橋 郁生 東京都杉並区上荻1丁目15番1号丸三ビル 根本特殊化学株式会社内 Fターム(参考) 2G046 AA11 BJ02 DB05 DC02 DD04 DE01 EB01 2G060 AA02 AB08 AE19 AF07 BB02 BC01 BD02 HB06 HC02 HC15 HD08 HE05 KA01 3K003 TA00 TB04 TB07 TC08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】COセンサと、該COセンサに印加する電
    圧を出力する定電圧印加手段と、該定電圧印加手段の出
    力電圧を上昇させて該COセンサのヒートアップを行う
    ヒートアップ手段と、前記COセンサに並列に接続さ
    れ、COセンサの温度特性を調整してセンサ出力電圧を
    生成する温度補償用抵抗と、該センサ出力電圧に基づい
    てCO濃度出力を生成するCO濃度出力生成手段とを備
    えるCOセンサ装置において、 前記ヒートアップ手段作動時及びヒートアップ手段非作
    動時における前記定電圧印加手段の出力電圧と、前記セ
    ンサ出力電圧とを入力し、該センサ出力電圧が所定範囲
    にあるときにのみ、前記ヒートアップ手段作動時又はヒ
    ートアップ手段非作動時の前記定電圧印加手段の出力電
    圧を出力するセンサ電圧監視手段と、 該センサ電圧監視手段の出力電圧により、前記定電圧印
    加手段の異常、ヒートアップ手段の異常、前記COセン
    サを構成する素子の断線・短絡、及び前記温度補償用抵
    抗の短絡を検出する第1の回路異常検出手段と、 前記CO濃度出力生成手段から出力されるCO濃度出力
    電圧により前記温度補償用抵抗の断線を検出する第2の
    回路異常検出手段とを設けたことを特徴とするCOセン
    サ装置。
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