JP2016145481A - 防草処理材および防草処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 境界部等における雑草の繁殖を低廉かつ簡素な方法で抑制し除草作業を不要とすることができる防草処理材および防草処理方法を提供する。
【解決手段】本発明の防草処理方法は、アクリル酸エステルの水溶液と、樹脂系チップにて形成された骨材とを混合して防草処理材1を作製する工程と、防草処理材1を所要部位2に充填する工程とを有するものである。所要部位2に充填された防草処理材1は短時間で硬化して雑草の繁殖を抑制するため、低廉かつ簡素な方法で除草作業を不要にすることができる。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の防草処理方法は、アクリル酸エステルの水溶液と、樹脂系チップにて形成された骨材とを混合して防草処理材1を作製する工程と、防草処理材1を所要部位2に充填する工程とを有するものである。所要部位2に充填された防草処理材1は短時間で硬化して雑草の繁殖を抑制するため、低廉かつ簡素な方法で除草作業を不要にすることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、道路のアスファルト、縁石や中央分離帯などのコンクリートブロック(構造物)、住宅周囲、駐車場または通路のジョイント部、セメントモルタル、スレート、煉瓦またはタイルの目地等境界部などに使用して好適な防草処理材および防草処理方法に関する。
従来より、道路のアスファルト、コンクリートブロック(構造物)、住宅周囲、駐車場または通路のジョイント部、セメントモルタル、スレート、煉瓦またはタイルの目地等境界部には、繁殖力の強い雑草が生い茂ることが多く、景観を悪化させるのみならず、道路の幅員を狭めたり、運転者の視界を悪化させたりして交通の安全を損なうおそれがあるため、頻繁に除草作業が行われる。
このような除草作業は、人手等による草取りや草刈り、除草剤の散布にて行われているが、重労働でコストも嵩むため、種々の防草構造または防草処理方法が提案されている。例えば、そのようなものとして、道路舗装部と境界ブロック部との境界に沿って、所定の幅及び深さで道路舗装部の上面から凹設させた凹溝内の中間位置まで充填される無収縮性充填材と、凹溝内の上部を伸縮自在に閉鎖する伸縮性シール材とを備えた道路境界部の防草構造(実用新案登録第3173280号公報)が提案されている。
また、隙間部に除草剤を充填した後、モルタル等の充填物を充填して表面仕上げし、充填物の上部にプライマー等の粘着性下地塗料を塗布して設け、強力ガスバーナ等の加熱手段を用いてゆっくり加熱し、路盤に安定密着させて防草シートを形成するもの(実用新案登録第3114078号公報)が提案されている。
さらに、道路のブロックと舗装の段差目地において、舗装表面からブロックに向かって傾斜切込みを形成し、傾斜切込みで剥離された舗装撤去片を取除き、傾斜面に鉛直方向にカッターにより鉛直切込みを形成し、傾斜面と鉛直切込みで屈光性と屈地性に逆らう誘導路を形成し、誘導路に防草材を取付け、この防草材と舗装撤去片の撤去跡に、補修材を充填する防草構造を形成する方法(特許第5279945号公報)等が提案されている。
しかし、上記従来の防草処理材または防草処理方法は、煩雑な防草処理作業を要すると共に、その分コスト高になるものであった。
そこで、本発明の課題は、境界部等における雑草の繁殖を低廉かつ簡素な方法で抑制し除草作業を不要とすることができる防草処理材および防草処理方法を提供することにある。
上記課題を解決するものは、アクリル酸エステルの水溶液と骨材とを混合して作製され、前記骨材は樹脂系チップにて形成されていることを特徴とする防草処理材である。
前記樹脂系チップは、ゴムチップまたはウレタンチップであることが好ましい。前記防草処理材は、前記アクリル酸エステルの水溶液15〜25重量%と前記骨材75〜85重量%とを混合して作製されていることが好ましい。前記アクリル酸エステルの水溶液は、アクリル酸エステル40〜60重量%と水が60〜40重量%混合されて作製されていることが好ましい。前記骨材は、0.3〜1.5mmの範囲内で粒度調整されていることが好ましい。前記防草処理材は、シート材に付着され硬化されてシート状に形成されていてもよい。
また、上記課題を解決するものは、アクリル酸エステルの水溶液と、樹脂系チップにて形成された骨材とを混合して防草処理材を作製する工程と、前記防草処理材を所要部位に充填する工程とを有することを特徴とする防草処理方法である。前記樹脂系チップは、ゴムチップまたはウレタンチップであることが好ましい。
前記防草処理材を所要部位に充填する工程は、所要部位周辺をマスキングテープで被覆する工程と、前記防草処理材を所要部位に塗布する工程とを有していることが好ましい。前記防草処理材を所要部位に塗布する工程は、所要部位周辺の表面より3〜5mmの肉厚で塗布されていることが好ましい。
さらに、上記課題を解決するものは、アクリル酸エステルの水溶液と、樹脂系チップにて形成された骨材との混合物をシート材に付着および硬化させて防草処理材を作製する工程と、前記防草処理材を所要部位に張設する工程とを有することを特徴とする防草処理方法である。前記樹脂系チップは、ゴムチップまたはウレタンチップであることが好ましい。
請求項1に記載の発明によれば、境界部等における雑草の繁殖を低廉かつ簡素な方法で抑制し除草作業を不要にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記請求項1の効果をより奏すると共に防草処理をより行い易い防草処理材となる。
請求項3に記載の発明によれば、上記請求項1の効果をより奏すると共に防草処理をより行い易い防草処理材となる。
請求項4に記載の発明によれば、上記請求項1の効果をより奏すると共に防草処理をより行い易い防草処理材となる。
請求項5に記載の発明によれば、上記請求項1の効果をより奏すると共に防草処理をより行い易い防草処理材となる。
請求項6に記載の発明によれば、上記請求項1の効果をより奏すると共に防草処理をより行い易い防草処理材となる。
請求項7に記載の発明によれば、境界部等における雑草の繁殖を低廉かつ簡素な方法で抑制し除草作業を不要にすることができる。
請求項8に記載の発明によれば、上記請求項6の効果をより奏する防草処理となる。
請求項9に記載の発明によれば、上記請求項6の効果をより奏する防草処理となる。
請求項10に記載の発明によれば、上記請求項6の効果をより奏する防草処理となる。
請求項11に記載の発明によれば、境界部等における雑草の繁殖を低廉かつ簡素な方法で抑制し除草作業を不要にすることができる。
請求項12に記載の発明によれば、上記請求項6の効果をより奏する防草処理となる。
請求項2に記載の発明によれば、上記請求項1の効果をより奏すると共に防草処理をより行い易い防草処理材となる。
請求項3に記載の発明によれば、上記請求項1の効果をより奏すると共に防草処理をより行い易い防草処理材となる。
請求項4に記載の発明によれば、上記請求項1の効果をより奏すると共に防草処理をより行い易い防草処理材となる。
請求項5に記載の発明によれば、上記請求項1の効果をより奏すると共に防草処理をより行い易い防草処理材となる。
請求項6に記載の発明によれば、上記請求項1の効果をより奏すると共に防草処理をより行い易い防草処理材となる。
請求項7に記載の発明によれば、境界部等における雑草の繁殖を低廉かつ簡素な方法で抑制し除草作業を不要にすることができる。
請求項8に記載の発明によれば、上記請求項6の効果をより奏する防草処理となる。
請求項9に記載の発明によれば、上記請求項6の効果をより奏する防草処理となる。
請求項10に記載の発明によれば、上記請求項6の効果をより奏する防草処理となる。
請求項11に記載の発明によれば、境界部等における雑草の繁殖を低廉かつ簡素な方法で抑制し除草作業を不要にすることができる。
請求項12に記載の発明によれば、上記請求項6の効果をより奏する防草処理となる。
本発明では、防草処理材1をアクリル酸エステルの水溶液と、樹脂系チップにて形成された骨材とを混合して作製することで、防草処理材1が境界部2等所要部位に充填されると、短時間で硬化して雑草の繁殖を抑制するため、低廉かつ簡素な方法で除草作業を不要とすることができる防草処理材および防草処理方法を実現した。
本発明の防草処理材を図1または図2に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例の防草処理材1は、アクリル酸エステルの水溶液と樹脂系チップにて形成された骨材とを混合して作製されている。以下、各構成について詳述する。
この実施例の防草処理材1は、アクリル酸エステルの水溶液と樹脂系チップにて形成された骨材とを混合して作製されている。以下、各構成について詳述する。
アクリル酸エステルの水溶液と骨材とを混合して防草処理材1を作製する場合、アクリル酸エステルの水溶液は15〜25重量%の範囲内で、また骨材は75〜85重量%の範囲内で混合されることが好ましい。アクリル酸エステルの水溶液が15重量%未満であると、流動性が不足して境界部2への充填(塗布)が困難となるからであり、アクリル酸エステルの水溶液が25重量%を越えると充填(塗布)後の硬化に支障をきたすからである。より好ましくはアクリル酸エステルの水溶液20重量%と骨材80重量%とが混合されることである。
アクリル酸エステルの水溶液は、アクリル酸エステル40〜60重量%と水60〜40重量%の範囲内で混合されて作製されていることが好ましい。アクリル酸エステルと水がこの範囲内で混合されていると、充填(塗布)に際して適度な流動性を保持し良好に硬化すると共に、雑草の繁殖を抑制して低廉かつ簡素な方法で除草作業を不要とする防草処理材1となるからである。より好ましくはアクリル酸エステルと水が同量混合されて作製されていることである。
骨材は、防草処理材1を所要部位(境界部2)に強固に定着させると共に防草処理材1を嵩増しするために配合されるものであり、ゴムチップ、ウレタンチップまたはその他の樹脂系チップにて形成されている。このように、骨材として、ゴムチップ、ウレタンチップまたはその他の樹脂系チップを使用することにより、作製れた防草処理材が、耐候性または長期安定性に優れたものになると共に作製容易なものとなる。また、後述するように防草処理材をシート状に形成した場合、シートを切断容易なものとすることができる。なお、この実施例の防草処理材1は、骨材が樹脂系チップのみから構成されているが、例えばスラグ、天然石、天然石の焼成物、セラミックス、珪砂のうちのいずれか、またはこれらのうち二種以上が骨材として混合されているものも本発明の範疇に包含される。とりわけ、スラグはアクリル酸エステルの水溶液を含侵しやすく軽くて嵩増やしとなり短時間で硬化して緻密な防草処理材層を形成するため好ましい。
骨材は、0.3〜1.5mmの範囲内で粒度調整されていることが好ましく、骨材がこの範囲内で粒度調整されることにより、アクリル酸エステルの水溶液に良好に混合されて、適度な流動性を保持し、かつ良好に硬化すると共に、雑草の繁殖を抑制して低廉かつ簡素な方法で除草作業を不要とする防草処理材1を作製できる。
つぎに、図5ないし図7に示した本発明の他の実施例の防草処理材10について説明する。
この実施例の防草処理材10と前述した防草処理材1との相違は、防草処理材10が、防草処理材1のように液状体ではなく、シート材10aの一面側にアクリル酸エステルの水溶液と骨材とを混合物(液状体)が付着(塗布)され硬化されて10bが構成され、全体としてシート状に形成されている点である。
この実施例の防草処理材10と前述した防草処理材1との相違は、防草処理材10が、防草処理材1のように液状体ではなく、シート材10aの一面側にアクリル酸エステルの水溶液と骨材とを混合物(液状体)が付着(塗布)され硬化されて10bが構成され、全体としてシート状に形成されている点である。
具体的には、この実施例の防草処理材10は、シート材10aとして無機質シート(例えばガラスウールの織物)が使用されており、その上面に図6に示すように、アクリル酸エステルの水溶液と骨材との混合物が厚さ3mm程度塗布され硬化されることで10bが形成されている。そして、使用時には図7に示すように、境界部2等の上面に一端同士が重なるように防草処理材10を敷設して使用される。
このように、本発明の防草処理材は、防草処理材1のような液状体に限定ものではなく、シート状に構成することで、境界部2等の上面に防草処理材10を敷設するのみで容易に防草処理を行なうことができる。なお、10bの内容物に関しては防草処理材1と同様であるため詳述を省略する。また、シート材10aの下面に接着層、さらに、接着層の下面に、使用時に剥離して接着層を露呈させる剥離層を有するものも本発明の範疇に包含される。
さらに、本発明の防草処理方法を図1または図2に示した一実施例を用いて説明する。
この実施例の防草処理方法は、煉瓦5の間の境界部2の防草処理方法であって、アクリル酸エステルの水溶液と骨材とを混合して防草処理材1を作製する工程と、境界部2および境界部周辺の塗布表面3を清掃した後、乾燥させる工程と、境界部周辺の塗布表面3を研磨する工程と、防草処理材1を境界部2に充填する工程とを有しており、防草処理材1を境界部2に充填する工程は、境界部周辺の塗布表面3をマスキングテープ4で被覆する工程と、防草処理材1を境界部2および境界部周辺の塗布表面3に塗布面3より3〜5mmの肉厚で塗布する工程と、マスキングテープ4を剥離する工程を有している。以下、各工程について順次詳述する。
この実施例の防草処理方法は、煉瓦5の間の境界部2の防草処理方法であって、アクリル酸エステルの水溶液と骨材とを混合して防草処理材1を作製する工程と、境界部2および境界部周辺の塗布表面3を清掃した後、乾燥させる工程と、境界部周辺の塗布表面3を研磨する工程と、防草処理材1を境界部2に充填する工程とを有しており、防草処理材1を境界部2に充填する工程は、境界部周辺の塗布表面3をマスキングテープ4で被覆する工程と、防草処理材1を境界部2および境界部周辺の塗布表面3に塗布面3より3〜5mmの肉厚で塗布する工程と、マスキングテープ4を剥離する工程を有している。以下、各工程について順次詳述する。
アクリル酸エステルの水溶液と骨材とを混合して防草処理材1を作製する工程では、アクリル酸エステルの水溶液と骨材とを混合混練して防草処理材1を作製する。アクリル酸エステルの水溶液は15〜25重量%の範囲内で、また骨材は75〜85重量%の範囲内で混合されることが好ましい。アクリル酸エステルの水溶液が15重量%未満であると、流動性が不足して境界部2への充填(塗布)が困難となるからであり、アクリル酸エステルの水溶液が25重量%を越えると充填(塗布)後の硬化に支障をきたすからである。より好ましくはアクリル酸エステルの水溶液20重量%と骨材80重量%である。
前記アクリル酸エステルの水溶液は、アクリル酸エステル40〜60重量%と水60〜40重量%の範囲内で混合されて作製されていることが好ましい。アクリル酸エステルと水がこの範囲内で混合されていると、充填(塗布)に際して適度な流動性を保持し良好に硬化すると共に、雑草の繁殖を抑制して低廉かつ簡素な方法で除草作業を不要とする防草処理材1が作製されるからである。より好ましくはアクリル酸エステルと水が同量混合されて作製されていることである。
骨材は、防草処理材1を境界部2および境界部周辺に強固に定着させると共に防草処理材1を嵩増しするために配合されるものであり、ゴムチップ、ウレタンチップまたはその他の樹脂系チップにて形成されている。このように、骨材として、ゴムチップ、ウレタンチップまたはその他の樹脂系チップを使用することにより、作製された防草処理材が、耐候性または長期安定性に優れたものになると共に作製容易なものとなる。また、後述するように防草処理材をシート状に形成した場合、シートを切断容易なものとすることができる。なお、この実施例の防草処理材1は、骨材が樹脂系チップのみから構成されているが、例えばスラグ、天然石、天然石の焼成物、セラミックス、珪砂のうちのいずれか、またはこれらのうち二種以上が骨材として混合されているものも本発明の範疇に包含される。とりわけ、スラグはアクリル酸エステルの水溶液を含侵しやすく軽くて嵩増やしとなり短時間で硬化して緻密な防草処理材層を形成するため好ましい。
骨材は、0.3〜1.5mmの範囲内で粒度調整されていることが好ましく、骨材がこの範囲内で粒度調整されることにより、アクリル酸エステルの水溶液に良好に混合されて、適度な流動性を保持し、かつ良好に硬化すると共に、雑草の繁殖を抑制して低廉かつ簡素な方法で除草作業を不要とする防草処理材1を作製できる。
境界部2および境界部周辺の塗布表面3を清掃した後、乾燥させる工程では、煉瓦5の塗布表面3上のゴミや汚れを掃き清めて除去し、汚れが激しい場合は水洗い等をして清掃すると共に、境界部2内に既に草が生えている場合はそれらを除去した後、自然乾燥させる。
境界部周辺の塗布表面3を研磨する工程では、煉瓦5の塗布表面3を研磨機(例えばサンダー)などで研磨して塗布表面3の凹凸を研削し塗布表面3を略面一に形成することで、図1に示すように、防草処理材1を塗布表面3に帯状に付着させ確実に定着しやすくする。
境界部周辺の塗布表面3をマスキングテープ4で被覆する工程では、図1に示すように、境界部2の延在方向に沿って平行に、かつ境界部2の両側にそれぞれ幅50〜100mm程度の帯状塗布部を確保してその両側にそれぞれマスキングテープ4を仮接着させる。
防草処理材1を境界部2および境界部周辺の塗布表面3に塗布する工程では、塗布用具(例えば、ハケ、ローラー、コテ等)を用いて、境界部2および境界部周辺の塗布表面3(マスキングテープ4にて囲まれた部位)に防草処理材1を塗布する。この塗布は、塗布面3より3〜5mmの肉厚で塗布することが好ましく、これにより、短時間(1時間ないし2時間)で容易に剥離することなく確実に定着する良好な防草処理材層が形成される。より好ましくは肉厚3mm程度である。
マスキングテープ4を剥離する工程では、防草処理材1が硬化した後、マスキングテープ4を剥離する。以上の工程を経て境界部の防草処理方法が完了するが、このように、本発明の防草処理方法によれば、境界部等における雑草の繁殖を低廉かつ簡素な方法で抑制し除草作業を不要とすることができる。さらに、防草処理材1により形成される防草処理層は、耐光性、耐候性および耐久性に優れており長期間に渡って除草作業を不要とすることができる。
さらに、図3または図4に示した本発明の防草処理方法の他の実施例について説明する。
この実施例の防草処理方法と、前述した防草処理方法との基本的な相違は、防草処理の対象となる所要部位の相違であり他は同様である。同一構成部分については同一符号を付し説明を省略する。
この実施例の防草処理方法と、前述した防草処理方法との基本的な相違は、防草処理の対象となる所要部位の相違であり他は同様である。同一構成部分については同一符号を付し説明を省略する。
この防草処理方法の防草対象は、アスファルト6と縁石7との間の境界部8である。このように、境界部の両側に段差がある場合は、低い方のアスファルト6の上面のみにマスキングテープ4を施して、マスキングテープ4を施した部位の境界部8側の帯状部位と境界部8内に防草処理材1を塗布して防草処理を行う。
さらに、図7に示した本発明の防草処理方法の他の実施例について説明する。
この実施例の防草処理方法と、前述した防草処理方法との基本的な相違は、防草処理材の作製工程において、アクリル酸エステルの水溶液と骨材との混合物をシート材に塗布および硬化させてシート状に防草処理材10を作製する点と、使用時には、シート状の防草処理材10を所要部位(境界部など)に張設する点である。
この実施例の防草処理方法と、前述した防草処理方法との基本的な相違は、防草処理材の作製工程において、アクリル酸エステルの水溶液と骨材との混合物をシート材に塗布および硬化させてシート状に防草処理材10を作製する点と、使用時には、シート状の防草処理材10を所要部位(境界部など)に張設する点である。
具体的には、防草処理材10の作製工程では、図6に示すように、シート材10aの上面にアクリル酸エステルの水溶液と骨材との混合物が厚さ3mm程度塗布され硬化されて10bが形成され防草処理材10が作製される。なお、シート材10aとしては、無機質シート(例えばガラスウールの織物など)が好適に使用できる。10bの内容物は防草処理材1と同様であり詳述を省略する。さらに、シート材10aの下面に接着層、さらには、接着層の下面に、使用時に剥離して接着層を露呈させる剥離層を設けてもよい。
そして、使用時には、シート状の防草処理材10を、図7に示すように、所要部位(境界部2等)の上面に一端同士が重なるように防草処理材10を接着剤を介して敷設することで所要部位を被覆するようにして使用する。
このように、本発明の防草処理材は防草処理材1のような液状体に限定ものではなく、シート状に構成することで、境界部2等の上面に防草処理材10を敷設するのみで容易に防草処理を行なうことができる。
1 防草処理材
2 所要部位(境界部)
3 塗布表面
4 マスキングテープ
5 煉瓦
6 アスファルト
7 縁石
8 所要部位(境界部)
2 所要部位(境界部)
3 塗布表面
4 マスキングテープ
5 煉瓦
6 アスファルト
7 縁石
8 所要部位(境界部)
Claims (12)
- アクリル酸エステルの水溶液と骨材とを混合して作製され、前記骨材は樹脂系チップにて形成されていることを特徴とする防草処理材。
- 前記樹脂系チップは、ゴムチップまたはウレタンチップである請求項1に記載の防草処理材。
- 前記防草処理材は、前記アクリル酸エステルの水溶液15〜25重量%と前記骨材75〜85重量%とを混合して作製されている請求項1または2に記載の防草処理材。
- 前記アクリル酸エステルの水溶液は、アクリル酸エステル40〜60重量%と水が60〜40重量%混合されて作製されている請求項1ないし3のいずれかに記載の防草処理材。
- 前記骨材は、0.3〜1.5mmの範囲内で粒度調整されている請求項1ないし4のいずれかに記載の防草処理材。
- 前記防草処理材は、シート材に付着されてシート状に形成されている請求項1ないし5のいずれかに記載の防草処理材。
- アクリル酸エステルの水溶液と、樹脂系チップにて形成された骨材とを混合して防草処理材を作製する工程と、前記防草処理材を所要部位に充填する工程とを有することを特徴とする防草処理方法。
- 前記樹脂系チップは、ゴムチップまたはウレタンチップである請求項1に記載の防草処理方法。
- 前記防草処理材を充填する工程は、所要部位周辺をマスキングテープで被覆する工程と、前記防草処理材を所要部位に塗布する工程とを有している請求項7または8に記載の防草処理方法。
- 前記防草処理材を所要部位に塗布する工程は、所要部位周辺の表面より3〜5mmの肉厚で塗布される請求項9に記載の防草処理方法。
- アクリル酸エステルの水溶液と樹脂系チップにて形成された骨材との混合物をシート材に付着させて防草処理材を作製する工程と、前記防草処理材を所要部位に張設する工程を有することを特徴とする防草処理方法。
- 前記樹脂系チップは、ゴムチップまたはウレタンチップである請求項11に記載の防草処理材。
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