JP2016142198A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切削加工や研磨加工を行うことなく、プレートの軸受孔の必要精度を出すことができるバルブタイミング調整装置を提供する。
【解決手段】バルブタイミング調整装置10は、クランクシャフト91と共に回転するハウジング21と、ハウジング21の内側に配置され、カムシャフト92と共に回転し、ハウジング21に対して相対回転可能であるベーンロータ30と、を備える。ハウジング21は、カムシャフト92の一端を軸受けするための軸受孔27が形成されているリアプレート26を有する。リアプレート26の軸受孔27の縁には、リアプレート26を軸方向に貫通する少なくとも1つの切り欠き溝70が形成されている。バルブタイミング調整装置10の製造時、リアプレート26に対してサイジング又はしごきを行うと、軸受孔27の円周方向へ動いた肉は切り欠き溝70に逃げることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、バルブタイミング調整装置に関する。
従来、内燃機関のクランクシャフトとカムシャフトとの相対回転位相を変えることにより、カムシャフトに駆動されるバルブのバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置が知られている。
特許文献1に開示されているバルブタイミング調整装置では、クランクシャフトと一体に回転するハウジングと、カムシャフトと一体に回転するベーンロータとが相対回転可能に構成されており、ハウジングに固定されたプレートがカムシャフトの軸受として機能している。
特開2004−252258号公報
特許文献1に開示されるようなバルブタイミング調整装置では、プレートの軸受孔とカムシャフトとの軸ずれを抑えるために、プレートの軸受孔には高い寸法精度が求められる。通常、寸法精度を向上させるために行われる加工としては、切削加工、研磨加工、プレス加工のしごき、及び、焼結金属の製造で行われるサイジングなどが挙げられる。
従来技術では、プレートに対してしごき又はサイジングを施すと、軸受孔の円周方向へ動いた肉同士が寄せられることにより、軸受孔の内周面に肉の盛り上がりやヒケ(窪み)などが発生する。これにより、軸受孔の真円度が崩れ、必要精度を出すことができない。よって、従来技術では、軸受孔の必要精度を出すために、軸受孔の内周面に切削加工又は研磨加工を行う必要があるが、これらの加工には工数やコストがかかる。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、切削加工や研磨加工を行うことなく、プレートの軸受孔の必要精度を出すことができるバルブタイミング調整装置を提供することである。
本発明は、内燃機関の駆動軸と従動軸との回転位相を変更し、前記従動軸により開閉駆動されるバルブの開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置であって、駆動軸および従動軸の一方を第1軸とし、他方を第2軸とすると、第1軸と同期して回転するハウジングと、ハウジングの内側に配置され、第2軸と同期して回転し、ハウジングに対して相対回転可能であるロータと、ロータの第2軸側においてハウジングに固定されており、第2軸の一端を軸受けするための軸受孔が形成されているリアプレートと、を備えている。
ここで、リアプレートの軸受孔の内壁には、第2軸の軸方向に貫通する少なくとも1つの切り欠き溝が形成されている。
上記構成において、リアプレートは、第2軸の一端の軸受として機能する。リアプレートの軸受孔の内壁のうち切り欠き溝が形成されていない部分である軸受面は、第2軸を軸ずれなく支持するために高い寸法精度が必要である。一方、リアプレートの軸受孔の内壁のうち切り欠き溝が形成されている部分である溝底面は、第2軸を支持しないため、その必要精度は比較的低い。
本発明のバルブタイミング調整装置の製造時、リアプレートに対してサイジング又はしごきを行うと、軸受孔の円周方向へ動いた肉は切り欠き溝に逃げることができる。このため、軸受孔の軸受面による真円度を保ちつつ、その必要精度を出すことができる。また、軸受孔の溝底面は、上述したように必要精度が低いため、切り欠き溝に逃げ込んだ肉による形状変化を許容することができる。
したがって、本発明によれば、切削加工や研磨加工を行うことなく、サイジング又はしごき加工によってリアプレートの軸受孔の必要精度を出すことができる。よって、従来のように切削加工や研磨加工を行う場合に比べて、工数やコストが削減される。
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置の概略構成を示す断面図である。 図1のII−II線断面図である。 本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置に用いられるリアプレートを示す図である。 図3のIV部分の拡大図である。
本発明の一実施形態によるバルブタイミング調整装置を図1に示す。バルブタイミング調整装置10は、内燃機関90のクランクシャフト91に対しカムシャフト92を相対回転させることによって、カムシャフト92が開閉駆動する図示しない吸気弁のバルブタイミングを調整するものであり、クランクシャフト91からカムシャフト92までの駆動力伝達系に設けられている。クランクシャフト91は、特許請求の範囲に記載の「駆動軸」であり、カムシャフト92は、特許請求の範囲に記載の「従動軸」である。
(全体構成)
先ず、バルブタイミング調整装置10の全体構成について図1、図2を参照して説明する。図1、図2に示すように、バルブタイミング調整装置10は、ハウジング21、フロントプレート25、リアプレート26、「ロータ」としてのベーンロータ30、油路切換弁40、およびストッパピン50などを備えている。
ハウジング21は、カムシャフト92と同軸上に設けられており、筒部22、外歯部23および複数の突起部24を有している。外歯部23は、筒部22の外壁に設けられ、タイミングチェーン93を介してクランクシャフト91に連結されている。突起部24は、筒部22から径方向内側に突き出している。ハウジング21の内側には後述のベーンロータ30が配置されている。
フロントプレート25は、ベーンロータ30に対してカムシャフト92とは反対側においてハウジング21に固定されている。リアプレート26は、ベーンロータ30に対してカムシャフト92側においてハウジング21に固定されており、中央部に軸受孔27を有している。カムシャフト92の一端は、リアプレート26の軸受孔27に嵌め入れられている。
ハウジング21、フロントプレート25およびリアプレート26は、ボルト28により一体に固定されており、クランクシャフト91と同期して回転可能である。
ベーンロータ30は、ハウジング21の内側にハウジング21に対し相対回転可能であるように配置され、ボス部31および複数のベーン部32を有している。ボス部31は、後述のスリーブボルト41によってカムシャフト92に固定されている。ベーン部32は、ボス部31から径外方向へ突き出し、ハウジング21の内部空間すなわちハウジング21の2つの突起部24の間にある空間を進角室33と遅角室34とに仕切っている。遅角室34は、ベーン部32に対して回転方向に位置し、進角室33は、ベーン部32に対して逆回転方向に位置している。
ベーンロータ30は、進角油路35、遅角油路36、および供給油路37を有している。進角油路35は、一端が進角室33と連通しており、他端がボス部31の内壁面に開口している。遅角油路36は、一端が遅角室34と連通しており、他端がボス部31の内壁面に開口している。供給油路37は、一端がボス部31のカムシャフト92側の端面に開口しており、他端がボス部31の内壁面に開口している。また、供給油路37は、カムシャフト92に形成された外部油路94に接続されている。外部油路94は、例えばエンジンブロック等の油路95を介してオイルポンプ96と連通している。
ベーンロータ30は、進角室33または遅角室34に供給される作動油の圧力を受けることによってハウジング21に対して相対回転し、ハウジング21に対する回転位相を進角側または遅角側に変化させる。
油路切換弁40は、スリーブボルト41およびスプール48などから構成されている。
スリーブボルト41は、ベーンロータ30に対してカムシャフト92とは反対側からベーンロータ30に挿入され、カムシャフト92にねじ込まれている。また、スリーブボルト41は、頭部42とねじ部43との間においてベーンロータ30の内側に位置するスリーブ部44を形成している。スリーブ部44は、進角油路35に連通している進角ポート45、遅角油路36に連通している遅角ポート46、および、供給油路37に連通している供給ポート47を有している。
スプール48は、スリーブボルト41のスリーブ部44内で軸方向へ往復移動可能であり、軸方向位置に応じてスリーブ部44の各ポート同士を選択的に接続可能である。具体的には、スプール48は、ハウジング21に対するベーンロータ30の回転位相を進角側に変化させる場合、供給ポート47と進角ポート45とを接続しつつ、遅角ポート46をスプール48の内側を通じて外部のドレン空間に連通させる。また、スプール48は、ハウジング21に対するベーンロータ30の回転位相を遅角側に変化させる場合、供給ポート47と遅角ポート46とを接続しつつ、進角ポート45をスプール48の外側を通じて外部のドレン空間に連通させる。
スリーブボルト41の頭部42の内側の開口部にはストッパプレート49が嵌め付けられており、スプール48は、スプリング39によってストッパプレート49側に付勢されている。スプール48の軸方向位置は、スプリング39の付勢力と、ストッパプレート49に対してスプール48とは反対側に設けられたリニアソレノイド97による押圧力とのバランスによって決まる。
ストッパピン50は、ベーンロータ30に設けられた収容孔51に軸方向に往復移動可能に収容されている。リアプレート26に設けられた圧入穴52には、ストッパリング55が圧入されている。ストッパピン50は、ハウジング21に対してベーンロータ30が最遅角位置にあるとき、スプリング54の付勢力により、ベーンロータ30からリアプレート26に向かってに軸方向へ突き出すように移動し、ストッパリング55に嵌合可能である。ストッパピン50がストッパリング55に嵌合すると、ベーンロータ30とハウジング21との相対回転が規制される。
ブッシング60は、カムシャフト92とベーンロータ30との間に設けられている。
本実施形態では、ブッシング60は、ベーンロータ30が有する凹部58及びリアプレート26が有する軸受孔27に圧入されている。また、ブッシング60は、スリーブボルト41が挿通している通孔61、及び、カムシャフト92の外部油路94とベーンロータ30の供給油路37とを連通する油路孔62と、を有する。
以上のように構成されたバルブタイミング調整装置10では、回転位相が目標値よりも遅角側である場合、油路切換弁40によって進角室33が供給油路37と接続されつつ、遅角室34が外部のドレン空間と接続される。これにより、進角室33に作動油が供給されつつ遅角室34の作動油が外部に排出され、ベーンロータ30がハウジング21に対して進角側に相対回転する。
また、回転位相が目標値よりも進角側である場合、油路切換弁40によって遅角室34が供給油路37と接続されつつ、進角室33が外部のドレン空間と接続される。これにより、遅角室34に作動油が供給されつつ進角室33の作動油が外部に排出され、ベーンロータ30がハウジング21に対し遅角側に相対回転する。
また、回転位相が目標値と一致する場合、油路切換弁40によって進角室33および遅角室34が閉じられる。これにより、回転位相が保持される。
(特徴構成)
次に、バルブタイミング調整装置10の特徴構成について、さらに図3及び図4を参照して説明する。
本実施形態において、リアプレート26の軸受孔27の内壁には、複数(本実施形態では4つ)の切り欠き溝70が形成されている。切り欠き溝70は、リアプレート26を軸方向に貫通しており、切り欠き溝70における周方向の両端部71はR形状である
4つの切り欠き溝70は、軸受孔27の周方向に等間隔に配置されている。また、4つの切り欠き溝70のうち1つの切り欠き溝701は、リアプレート26の軸受孔27及び圧入穴52の各中心を通る仮想線Lと重なる位置であって、圧入穴52に最も近い側に形成されている。
軸受孔27の側面のうち切り欠き溝70が形成されていない部分である軸受面29は、カムシャフト92を支持しており、これにより、リアプレート26は、カムシャフト92の軸受として機能している。一方、軸受孔27の側面のうち切り欠き溝70が形成されている部分である溝底面73は、カムシャフト92との間に間隙を有する。
また、本実施形態において、リアプレート26は焼結金属によって形成されている。焼結金属の製造は、例えば、リアプレート26の原料となる金属粉末を混合する混合工程、、混合した金属粉末を金型に入れて圧縮する成型工程、成型品を熱処理する焼結工程、及び、焼結品を精密金型に入れて圧縮するサイジング工程によって行われる。
(効果)
(1)本実施形態のバルブタイミング調整装置10では、上述したように、リアプレート26の軸受孔27の縁に、リアプレート26を軸方向に貫通する少なくとも1つの切り欠き溝70が形成されている。
上記構成において、リアプレート26は、カムシャフト92の軸受として機能する。リアプレート26の軸受孔27の内壁面のうち切り欠き溝70が形成されていない軸受面29は、カムシャフト92を軸ずれなく支持するために非常に高い寸法精度が必要である。一方、リアプレート26の軸受孔27の内壁面のうち切り欠き溝70が形成されている溝底面73は、カムシャフト92を支持しないため、その必要精度は比較的低い。
例えば、図3に示すように、軸受面29によるリアプレート26の内径D1の寸法公差が小さいのに比べて、溝底面73によるリアプレート26の内径D2の寸法公差は大きい。
バルブタイミング調整装置10の製造時、リアプレート26に対してサイジング又はしごきを行うと、軸受孔27の円周方向へ動いた肉は切り欠き溝70に逃げることができる(図3中の矢印A参照)。このため、軸受孔27の軸受面29による真円度を保ちつつ、その必要精度を出すことができる。また、軸受孔27の溝底面73は、上述したように必要精度が低いため、切り欠き溝70に逃げ込んだ肉による形状変化を許容することができる。
したがって、本実施形態によれば、切削加工や研磨加工を行うことなく、サイジング又はしごき加工によってリアプレート26の軸受孔27の必要精度を出すことができる。よって、従来のように切削加工や研磨加工を行う場合に比べて、工数やコストが削減される。
また、上記構成によれば、リアプレート26の軸受孔27の内壁面においてカムシャフト92と摺動する面積が小さくなるため、摺動摩擦による抵抗を減らすことができる。
(2)また、本実施形態において、切り欠き溝70は、複数であり、軸受孔27の周方向に等間隔に配置されている。
上記構成によれば、リアプレート26に対してサイジング又はしごきを行うとき、切り欠き溝70は、軸受孔27の周方向において均等に肉を逃がすことができる。また、上記構成によれば、軸受孔27の軸受面29がカムシャフト92と均等に接触するため、カムシャフト92とリアプレート26との同軸度を確保することが容易になる。
(3)また、本実施形態において、リアプレート26は、焼結金属によって形成されている。
焼結金属の製造において通常に行われるサイジング工程では、焼結品を精密金型に入れて圧縮することにより、寸法精度を向上させている。従来のようにリアプレートの軸受孔が切り欠き溝のない単純円であると、精密金型からリアプレートを外したとき、応力によって形状が圧縮前に戻るスプリングバックという現象が生じる。
本実施形態によれば、リアプレート26の製造時、サイジング工程において加わる応力が切り欠き溝70によって吸収されるため、スプリングバックが生じず、より高い寸法精度を出すことができる。
(4)また、本実施形態において、1つの切り欠き溝701は、リアプレート26の圧入穴52及び軸受孔27の各中心を通る仮想線Lと重なる位置であって、圧入穴52に最も近い側に形成されている。
従来のバルブタイミング調整装置では、リアプレートに形成された圧入穴にストッパリングを圧入するときにリアプレートの軸受孔が変形することを防止するため、圧入穴の縁に逃げ溝が形成されている。
これに対して、本実施形態では、切り欠き溝70が従来の圧入穴に形成された逃げ溝の機能を果たすため、圧入穴52に逃げ溝を形成することが不要となり、圧入穴52の形状を簡素化することができる。
(5)また、本実施形態において、切り欠き溝70における周方向の両端部71は、R形状である。
上記構成によれば、カムシャフト92による軸受孔27の軸受面29の面圧が過大になることを防ぎ、応力集中を抑制することができる。
(他の実施形態)
(ア)切り欠き溝70の数は、少なくとも1つあればよい。また、切り欠き溝70は、周方向に等間隔に配置されていなくともよいし、仮想線Lと重なる位置に配置されていなくともよい。また、切り欠き溝70の形状については、上述の効果(1)を可能にするような幅及び深さであればよい。
(イ)リアプレート26は、焼結金属によって形成されることに限られず、プレス加工などによって成形されていてもよい。また、リアプレート26は、ハウジング21と一体的に形成されるものであってもよい。
(ウ)切り欠き溝70における周方向の両端部71は、R形状でなくてもよく、任意の形状を採用可能である。
(エ)上記実施形態では、リアプレート26がカムシャフト92を直接的に軸受けしているが、他の実施形態では、リアプレート26の軸受孔27と、カムシャフト92との間に、ブッシュなど、カムシャフト92と一体に回転する他の部材が配置されていてもよい。
(オ)本発明のバルブタイミング調整装置は、内燃機関90の排気弁のバルブタイミングを調整するものであってもよい。
(カ)他の実施形態では、ハウジング21がクランクシャフト91と同期して回転し、ベーンロータ30がカムシャフト92と同期して回転してもよい。この場合、リアプレート26は、クランクシャフト91と同軸に回転する軸を軸受けしてもよい。
(キ)上記実施形態では、油圧によってベーンロータ30を回転駆動する油圧式のバルブタイミング調整装置10について説明しているが、本発明は、モータによってロータを回転駆動する電動式のバルブタイミング調整装置にも適用可能である。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
10・・・バルブタイミング調整装置
21・・・ハウジング
26・・・リアプレート
27・・・軸受孔
30・・・ベーンロータ(ロータ)
70・・・切り欠き溝
90・・・内燃機関
91・・・駆動軸(クランクシャフト)
92・・・従動軸(カムシャフト)

Claims (5)

  1. 内燃機関(90)の駆動軸(91)と従動軸(92)との回転位相を変更し、前記従動軸により開閉駆動されるバルブの開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置(10)であって、
    前記駆動軸および前記従動軸の一方を第1軸とし、他方を第2軸とすると、
    前記第1軸と同期して回転するハウジング(21)と、
    前記ハウジングの内側に配置され、前記第2軸と同期して回転し、前記ハウジングに対して相対回転可能であるロータ(30)と、
    前記ロータの前記第2軸側において前記ハウジングに固定されており、前記第2軸の一端を軸受けする軸受孔(27)が形成されているリアプレート(26)と、
    を備え、
    前記リアプレートの前記軸受孔の内壁には、前記リアプレートを軸方向に貫通する少なくとも1つの切り欠き溝(70)が形成されていることを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 前記切り欠き溝は、複数であり、前記軸受孔の周方向に等間隔に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 前記リアプレートは、焼結金属によって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のバルブタイミング調整装置。
  4. 前記ロータから前記リアプレートに向かって前記軸方向へ突き出すように移動可能なストッパピン(50)と、
    前記リアプレートに形成された圧入穴(52)に圧入されており、前記ロータから突き出した前記ストッパピンが嵌合可能なストッパリング(55)と、
    をさらに備え、
    1つの前記切り欠き溝(701)は、前記リアプレートの前記圧入穴及び前記軸受孔の各中心を通る仮想線(L)と重なる位置であって、前記圧入穴に最も近い側に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 前記切り欠き溝における周方向の両端部(71)は、R形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
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