JP2016141881A - 電磁鋼板およびその製造方法とクローポールモータ - Google Patents

電磁鋼板およびその製造方法とクローポールモータ Download PDF

Info

Publication number
JP2016141881A
JP2016141881A JP2015020982A JP2015020982A JP2016141881A JP 2016141881 A JP2016141881 A JP 2016141881A JP 2015020982 A JP2015020982 A JP 2015020982A JP 2015020982 A JP2015020982 A JP 2015020982A JP 2016141881 A JP2016141881 A JP 2016141881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
rolling
claw pole
pole motor
respect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015020982A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6554805B2 (ja
Inventor
竜太郎 川又
Ryutaro Kawamata
竜太郎 川又
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp filed Critical Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority to JP2015020982A priority Critical patent/JP6554805B2/ja
Publication of JP2016141881A publication Critical patent/JP2016141881A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6554805B2 publication Critical patent/JP6554805B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Abstract

【課題】低コストで磁気特性に優れ、高効率、小型のクローポールモータのステータコアの材料となる電磁鋼板、その電磁鋼板の製造方法、およびその電磁鋼板から作られたクローポールモータを提供する。【解決手段】クローポールモータ32のステータコア用の無方向性電磁鋼板は、圧延方向Aに対して45°を成す方向の磁束密度が、圧延方向に対して0°方向の磁束密度および圧延方向に対して90°方向である板幅方向の磁束密度よりも大きい帯状の鋼板1である。B50(L+C)を、B50の圧延方向と板幅方向との平均値、B50(45−ave.)を、圧延方向から左右にそれぞれ45°方向、135°方向をなす4方向のB50の平均値とし、B50(L+C)+0.020<B50(45−ave.)(単位:T)を満たす。【選択図】図1

Description

本発明は、クローポールモータの鉄心材料として使用される電磁鋼板およびその製造方法と、その電磁鋼板を用いたクローポールモータに関するものである。
クローポールモータは、1970年代から板金技術の発達により位置決め精度が向上したことから注目されるようになった。特にステッピングモータや、自動車のオルタネータとして用いられてきたが、最近は回生電力発生用のジェネレータ兼オルタネータなどへの適用拡大が進んでいる。さらに、EV・HEV用の駆動用モータとしての用途拡大が期待されている。
クローポールモータのステータコアとしては、無方向性電磁鋼板を、爪を有する円板状に打ち抜き、爪を折り曲げるとともにコアバックを円筒絞り成形により形成するものが古くから使用されてきたが、近年は、無方向性電磁鋼板を、複数の爪(クローポール)を有する帯状ブランクとして打ち抜き、これを円筒状に板金加工したものが用いられている。クローポールモータは、板金加工により容易にモータコアを作成できることから、コストの削減を重視する用途のモータにおいて重宝されている。
ところが、一般の無方向性電磁鋼板を使用して帯状のブランクを打ち抜き、そのブランクをステータコアに加工すると、ステータコアのクローポールとコアバックにおいて磁束の流れがスムースでないという問題が生じていた。つまり、このようなステータコアは、帯状に一体打抜きされた部材を円筒状に加工して使用されるため、素材の磁気特性が面内に無方向性であることには意味がなく、90°をなすクローポールとコアバックのそれぞれの向きとなる2方向についてのみ磁気特性が良好であることが重要である。しかしながら、圧延方向に対して0°と90°方向の磁気特性が優れた2方向性電磁鋼板は、現状では実施困難なプロセスを必要としており、工業的に実用化されていない。
また、打抜き後の帯状ブランクをコアに板金加工するため、板金加工により生じた歪による磁気特性の劣化の影響で、クローポールモータのコアは、打抜きにより得られた鋼板を積層して得られた一般のモータよりも、同等出力・トルクのものを作成した場合に、効率が劣るという課題があった。この課題を解決するため、従来の無方向性電磁鋼板や熱延鋼板よりも、磁気特性が板金加工において応力感受性の鈍感な無方向性電磁鋼板もしくは熱延鋼板の開発が求められていた。
特許文献1には、二方向性電磁鋼板を分割コアとして使用することが開示されている。ところが、二方向性電磁鋼板は、製造過程においてクロス圧延を必要とするため、生産性に劣り高コストとなり、クローポールモータに要求される厳しいコスト低減に応じることは困難であるという問題がある。
特許文献2には、磁性粉を圧縮して形成されたコアを使用するクローポールモータが開示されている。ところが、この場合、磁性粉をコアとして使用するため、10000A/mもの高磁界を印加した場合に磁束密度が1.7テスラ以上となる直流磁化特性を必要とし、無方向性電磁鋼板と比較して動作磁束密度が低くなり、モータのトルクが低下する。そして、トルク向上のためには銅線の巻数を増やす必要があり、モータ自体が大きくなるうえ、使用する銅線の量が増加することで銅線のコストが増加するという問題がある。しかも、分割コアであるため、コアの組み立て作業に手間がかかり、コストが上昇する。そのため、クローポールモータに要求される低コストおよび小型化の要求を満たすことが困難である。
特許文献3には、2以上の励磁用クローポール形ヨークユニットと同じ構造のセンサ用クローポール形ヨークユニットを、励磁用クローポール形ヨークユニットに隣接して回転軸の軸線方向に並ぶように配置したステッピングモータが開示されている。ところが、このモータは、励磁用クローポール形ヨークユニットに加え回転センサ用クローポール形ヨークユニットを必要とし、当該ユニット内に銅線を巻く必要がある。そのため、モータが大型になり重量が増加し、製造コストが増加する。
特許文献4には、クローポール型構造を有するステータコアとコイルボビンとの組み付け時に、ステータコアとコイルボビンの位置ずれを起こり難くするために、コイルボビンに位置決め用突起を設けてステータコアの位置決め用孔と嵌合させるステッピングモータが開示されているが、これは一般的なクローポールモータの組み立て方法に関する技術であり、モータ特性の向上、高効率化、小型化を実現するものではない。
特許文献5には、クローポールの側面が軸方向と平行であり、生産性を向上することができる単相クローポール型モータが開示されているが、クローポールモータの高効率化、高トルク化、小型化等を図るものではない。また、クローポールを有するステータは一体打抜きであり、無方向性電磁鋼板の集合組織を活用できないという問題がある。
特許文献6には、コアが三分割された構造であり、軸方向に下向きのクローポールを有するコアと、軸方向に上向きのクローポールを有するコアと、巻線を上下に二分割するコアとからなり、クローポールを有するコアが巻線を分割するコアを上下から挟み込む構造となっているクローポール型モータが開示されている。このモータは、ティースからクローポールに流れる磁路の断面積を確保することを目的とし、断面積を増加させるために無垢の磁性体、焼結材、あるいは圧粉材を使用することを前提としており、無方向性電磁鋼板を使用することは想定されていない。また、コアの磁束を確保するためにコアの断面積が増加しており、無方向性電磁鋼板を使用すると渦電流が増大してクローポールモータの効率が大幅に低下するという問題がある。
特開平11−355983号公報 特開2008−72854号公報 特開2001−161054号公報 特開2003−189584号公報 特開2013−201811号公報 特開2005−117744号公報
本発明は、上記のような従来の問題を解決するためになされたものであり、低コストで磁気特性に優れ、高効率、小型のクローポールモータのステータコアの材料となる電磁鋼板、その電磁鋼板の製造方法、およびその電磁鋼板から作られたクローポールモータを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、クローポールモータのステータコア用の無方向性電磁鋼板であって、圧延方向に対して45°を成す方向の磁束密度が、圧延方向に対して0°方向の磁束密度および圧延方向に対して90°方向である板幅方向の磁束密度よりも大きい帯状の鋼板であることを特徴とする、電磁鋼板を提供する。
前記電磁鋼板において、前記圧延方向に対して0°方向の磁束密度および前記板幅方向の磁束密度と、前記圧延方向に対して45°を成す方向の磁束密度との関係が、(1)式を満たすことが好ましい。
B50(L+C)+0.020<B50(45−ave.)(単位:T) ・・・(1)
ここで、
B50(L+C):B50の圧延方向と板幅方向との平均値
B50(45−ave.):圧延方向から左右にそれぞれ45°方向、135°方向をなす4方向のB50の平均値
また、本発明は、前記電磁鋼板の製造方法であって、熱間圧延の仕上温度を750℃よりも低くし、その後、冷間圧延で圧下率87%を超える圧延を行うことを特徴とする、電磁鋼板の製造方法を提供する。また、前記電磁鋼板の製造方法であって、熱間圧延の仕上温度を800℃以下とし、粗圧延後のシートバーからの熱間圧延による圧下率を94%以上とすることを特徴とする、電磁鋼板の製造方法を提供する。
また、本発明は、前記電磁鋼板をステータコアとして用いたクローポールモータであって、クローポールの向きが前記電磁鋼板の圧延方向に対して45°の角度を成すように打ち抜いた帯状ブランクによってステータコアを形成したことを特徴とする、クローポールモータを提供する。
本発明によれば、低コストで且つ磁気特性に優れ、高効率、小型のクローポールモータを製造するために適した電磁鋼板、その電磁鋼板の製造方法、およびその電磁鋼板から作られたクローポールモータを得ることができる。
本発明の実施形態にかかる無方向性電磁鋼板からのクローポールモータのステータコアを形成する帯状ブランクの打ち抜き例を示す平面図である。 本発明の実施形態にかかるクローポールモータのステータコアを形成する帯状ブランクの例を示す平面図である。 図2の帯状ブランクを円筒状に加工した状態を示す斜視図である。 図3に続く加工状態を示す斜視図である。 ステータコアにコイルを挿入してステータを製作する過程の説明図であり、(a)はコイルを挿入する過程、(b)はステータコアのコイル下方側を折り曲げる過程、(c)はステータの完成図である。 図5に続く加工状態を示す斜視図である。 完成したクローポールモータの外観斜視図である。 外板を装着したクローポールモータの外観斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、図を参照して説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明者らは、本発明にかかる電磁鋼板をクローポールモータのステータコアに使用すると、同じ電磁鋼板を用いてコアバックとティースを有し巻線をティースの周囲に施した一般的なモータを作成する場合よりも最大効率が高まることを発見し、本発明の完成に至った。すなわち、同じ製造方法で製造した電磁鋼板をクローポールモータ以外のモータに使用しても、クローポールモータに適用した場合のような効率の改善は発現しないのである。
これまでのクローポールモータのコアにおける磁場の流れから、互いに直角方向の磁気特性が優れた無方向性電磁鋼板もしくは熱延鋼板を使用すれば、コアの磁気特性が良好になることは、同業者にとって自明のことであった。ところが、前述の通り、クローポールモータは、打抜き後の帯状ブランクをコアに板金加工するので、板金加工により生じた歪による磁気特性の劣化が生じ、打抜きにより得られた鋼板を積層して得られた一般のモータよりも、同等出力・トルクのものを作成した場合に効率が劣るという課題があった。本発明は、本発明にかかる電磁鋼板を使用することによりこの問題をも同時に解決できるという新規な知見に基づいたものである。この効果は、板金曲げ加工の半径R=10mm以下から曲げ部分がほぼ直角である部分を含むクローポールモータ鉄心を使用するクローポールモータにおいて、より顕著に発揮される。
なお、本明細書において、一般モータとは、一体打抜き型の誘導モータ、ステータに分割コアを用いた誘導モータ、一体打抜き型の同期モータ、ステータに分割コアを用いた同期モータなどを指す。
本発明では、クローポールモータのステータコア用の鋼板として、圧延方向に対して45°を成す方向の磁束密度が、圧延方向に対して0°方向の磁束密度よりも大きく、かつ、圧延方向に対して45°方向の磁束密度が、圧延方向に対して90°方向の磁束密度よりも大きい帯状の無方向性電磁鋼板を用いる。圧延方向に対して0°方向(L方向)の磁束密度および圧延方向に対して90°方向である板幅方向(C方向)の磁束密度と、圧延方向に対して45°を成す方向の磁束密度との関係は、以下の(1)式を満たすことが好ましい。
B50(L+C)+0.020<B50(45−ave.)
単位:T(テスラ) ・・・(1)
ここで、
B50(L+C):B50の圧延方向(L方向)と板幅方向(C方向)との平均値。
B50(45−ave.):圧延方向から左右にそれぞれ45°方向、135°方向をなす4方向のB50測定値の平均値。
B50の測定値は、エプスタイン装置により測定する場合には、エプスタイン測定値を用いる。また、SST(磁気試験器)により測定する場合には、各方向に切断した試料を使用し、同数測定した平均値を取ることとする。
圧延方向に対して45°方向の磁束密度が大きい無方向性電磁鋼板は、後述する通り、熱延、冷延を制御することにより製造される。本発明にかかる無方向性電磁鋼板の製造工程においては、熱延条件の制御が肝要であり、焼鈍工程の制御については、特に制限を定めるものではない。このような無方向性電磁鋼板をクローポールモータのステータコアとして用いることにより、この無方向性電磁鋼板の特性が最大限に活用され、クローポールモータの効率を大幅に改善できる。
本発明の無方向性電磁鋼板によりクローポールモータの効率が大幅に改善でき、従来の直角方向に磁気特性の優れた二方向性電磁鋼板や全周方向に磁気特性が優れた無方向性電磁鋼板、熱延鋼板の場合にはこのような効果が生じない原因については、以下のように推察される。
圧延方向に対して45°方向の磁束密度が大きい無方向性電磁鋼板もしくは熱延鋼板は、集合組織が改善されたか、結晶組織が改善されたかの何らかの理由により、板金加工時に鋼板に導入される残留歪量が減少し、結果として、成形したクローポールモータのコア内の磁束の流れが大幅に改善されたためであると思われる。この効果は、本発明者らの検討によると、コアの曲げ半径Rが10mm以下であるか、ほぼ直角に曲げ加工されたクローポールモータコアを使用するクローポールモータにおいて顕著であることが明らかとなっている。
圧延方向に対して45°方向において磁束密度が大きい無方向性電磁鋼板を冷間圧延により製造する場合には、熱間圧延の仕上温度が750℃よりも低くなるように熱延した後、圧下率を87%超として冷間圧延することで製造される。仕上げ温度には下限を設けないが、圧延性の観点から500℃以上であることが好ましい。
また、圧延方向に対して45°方向において磁束密度が大きい無方向性電磁鋼板を熱間圧延により製造する場合には、熱間圧延の仕上温度を800℃以下かつ650℃以上とし、粗圧延後の半製品であるシートバーからの熱延圧下率を94%以上とするとともに、低温仕上で再結晶を抑制する。シートバーからの熱延圧延率の上限は特に設けないが、熱延の生産性の観点からは98.5%以下であることが好ましい。これにより、圧延方向に対して45°方向の磁気特性が優れた集合組織が形成される。熱間圧延の仕上温度が低すぎると、残留応力により磁気特性が低下するため、下限を650℃とする。また、熱間圧延の仕上温度が高すぎると、最終スタンドを通過した後に熱延鋼板において再結晶が生じ、所望する集合組織が得られないので、上限を800℃とする。また、熱延ロールの冷却水に体積比で0.5〜20%の油脂エマルジョンを混入する潤滑熱延を行ってもよい。
本発明にかかる無方向性電磁鋼板の成分については、通常の無方向性電磁鋼板であれば、特に制限を設けるものではない。しかしながら、無方向性電磁鋼板の一般的な磁気特性確保の観点から好ましい成分の例について、以下に述べる。ただし、これらの成分により、本発明が意図するところの集合組織を有する無方向性電磁鋼板の成分系が限定的に規定されるものではない。
本発明にかかる電磁鋼板の成分の一実施形態は、質量%で、
0.1≦Si≦6.5
0.1≦Mn≦1.5
とし、Al添加は必須ではないが添加する場合は0.1≦Al≦2.5とし、
C≦0.003
N≦0.003
S≦0.003
残部Feおよび不可避不純物からなる成分とする。
Si、Mn、Alは、0.1%未満であると無方向性電磁鋼板に添加した際の電気抵抗率の増加が十分でなく、所望する低鉄損が得られないので、0.1%以上添加することが好ましい。Si添加量が6.5%超となると、熱間および冷間圧延性が低下するので、6.5%以下であることが好ましい。Mn添加量が1.5%超となると、その添加効果による集合組織改善効果が飽和して不経済となるので、1.5%以下であることが好ましい。Alの添加は必須ではなく、Al添加量が2.5%超となるとヒステリシス損が増加して電気抵抗率の高い無方向性電磁鋼板における鉄損改善効果が飽和するので、2.5%以下に添加量を制御することが好ましい。
C含有量が0.003%超となると、無方向性電磁鋼板の使用中の磁気時効により鉄損の値が増加するという問題が生じるので、C含有量は0.003%以下であることが好ましい。N含有量が0.003%超となると、微細な各種窒化物を鋼中に形成して無方向性電磁鋼板の結晶粒成長の妨げとなったり、磁壁の移動を妨げいずれも鉄損増大の原因となるので、N含有量は0.003%以下であることが好ましい。S含有量が0.003%超となると、スラブ加熱中に硫化物が溶体化して仕上熱延の際に微細に析出して無方向性電磁鋼板の結晶粒成長の妨げとなったり、磁壁の移動の妨げとなり、いずれも鉄損増大の原因となるので、S含有量は0.003%以下であることが好ましい。
図1は、クローポールモータのステータコアを形成する帯状ブランクの、鋼板からの打ち抜き例を示す平面図である。鋼板1は、前述のように、圧延方向Aに対して45°方向における磁束密度が、圧延方向Aに対して0°および90°方向の磁束密度よりも大きい無方向性電磁鋼板である。この鋼板1の圧延方向Aに対して45°の角度で、帯状ブランク2を打ち抜く。帯状ブランク2は、帯状のコアバック部11の幅方向両側に、コアバック部11の長手方向に対して垂直方向に、複数例えばそれぞれ12極または24極ずつのクローポール12を有する。このように、45°方向の磁気特性が優れた無方向性電磁鋼板から、45°の角度で帯状ブランク2を打ち抜くことにより、この帯状ブランク2は、コアバック部11の長手方向およびクローポール12方向の両方において、優れた磁気特性を有することになる。本実施形態では、この帯状ブランク2を一体加工して、クローポールモータのステータコアを成形する。
図2〜図8は、図1のように打ち抜いた帯状ブランク2からクローポールモータを製作する手順を示す。以下、クローポールモータの製作手順の概要を説明する。
図1に示すように鋼板1から45°の角度で打ち抜いた帯状ブランク2は、図2中の矢印に示す方向、すなわちコアバック部11の長手方向およびクローポール12方向において、磁気特性が優れている。この帯状ブランク2を、板金加工により、図3に示すように筒状にし、さらに、図4に示すように、コアバック部11の幅方向片側、図4では上側に示すクローポール12を内側に折り込んで、下方からコイル21を挿入する。コイル21は、図5(a)に示すように、コアバック部11からクローポール12を略直角に折り曲げることによりコアバック部11とクローポール12との間に形成される空間に挿入され、その後、図5(b)、(c)に示すように、反対側(図5において下側)のクローポール12もコアバック部11の内側に折り込む。対向するクローポール12は、図5(c)に示すように、各極が交互に位置するような構造になっている。
以上でクローポールモータのステータ31が完成し、このステータ31の内部に、図6に示すように、例えば永久磁石型ロータ22を挿入して、図7に示すアウターステータ型クローポールモータ32が完成する。さらに、例えば図8に示すように外板23を装着して、クローポールモータ32として使用される。
以上のように、帯状のブランク2を板金加工により一体加工してステータコアとして成形したクローポールモータ32は、ステータ31のコアバック部11の方向が、素材である鋼板1の一定の方向であり、コアバック部11、クローポール12ともに、鋼板1の磁気特性に優れた方向である、圧延方向Aに対して45°の方向を利用している。この帯状ブランク2から一体成形したものをクローポールモータのステータコアとして用いることで、クローポールモータの効率が大幅に改善する。
また、本発明の無方向性電磁鋼板は、二方向性電磁鋼板よりも簡易な方法で製造できるため、二方向電磁鋼板を使用する場合よりも大幅なコスト低減が可能となる。しかも、一体打ち抜きでコアをパンチングできるため、コア製造コストも低減できる。さらに、低磁界で高磁束密度を得ることができ、励磁巻線として必要とする銅線の量を低減することが可能であり、コアを分割する必要がないため、製造コストも低減できる。つまり、低コストで、クローポールモータの小型化、高トルク且つ高効率化を実現することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
(実施例1)
表1に示す成分の鋼1〜3を溶製して連続鋳造で200mm厚のスラブとし、これを1100℃に加熱して、粗圧延にて40mm厚のシートバーとした。このシートバーに対して、仕上圧延開始温度F0Tを表2に示すように各種設定して仕上圧延を行い、2.0mmの熱延鋼板とした。さらにこれを酸洗し、冷延率を各種設定して冷間圧延を行った後、仕上焼鈍を施した。仕上焼鈍条件は、鋼1は750℃、30秒、鋼2は950℃、20秒、鋼3は1050℃、20秒とした。その後、それぞれの鋼板のB50(45−ave.)とB50(L+C)とを測定した。なお、FOTおよび冷延率において、無方向性電磁鋼板を冷間圧延により製造する場合の本発明の範囲外の数値には下線を付した。
同時に、各鋼板を用いてクローポールモータおよびステータのティースに巻線を施す一般モータを作成して、その最大効率を調査した。クローポールモータ作成時の板金曲げ加工は、図5(a)に示すように直角とした。結果を表2に示す。
Figure 2016141881
Figure 2016141881
表2より、仕上圧延開始温度F0Tが750℃よりも低く、かつ冷延率が87%を超える場合には、50(45−ave.)−B50(L+C)の値が0.04T以上となり、圧延方向から45°をなす方向の磁束密度が優れていることがわかった。さらに、この製造方法による電磁鋼板でクローポールモータを作成した場合には、94.0%以上の優れた最大効率が得られていることがわかった。そして、一般モータの場合には、クローポールモータほどの最大効率は得られなかった。
(実施例2)
表3に示す成分の鋼を溶製して連続鋳造で200mm厚のスラブとし、これを1100℃に加熱して粗圧延にて20mm厚のシートバーとした。このシートバーに対して、熱延仕上温度FTおよび圧下率を図4に示すように各種設定して仕上圧延を行った。この熱延鋼板を用いて、B50(L+C)とB50(45−ave.)とを測定した。なお、FTおよび圧下率において、無方向性電磁鋼板を熱間圧延により製造する場合の本発明の範囲外の数値には下線を付した。
同時に、各鋼板を用いてクローポールモータおよびステータのティースに巻線を施す一般モータを作成して、その最大効率を調査した。クローポールモータ作成時の板金曲げ加工の半径Rは3mmとした。結果を表4に示す。
Figure 2016141881
Figure 2016141881
表4より、FTが800℃以下かつシートバー圧下率94%以上において、圧延方向から45°をなす方向の磁束密度が優れていることがわかった。さらに、この製造方法による電磁鋼板でクローポールモータを作成した場合には、95.0%以上の優れた最大効率が得られていることがわかった。そして、一般モータの場合には、クローポールモータほどの最大効率は得られなかった。
(実施例3)
表5に示す成分の鋼を溶製して連続鋳造で200mm厚のスラブとし、これを1100℃に加熱して粗圧延にて20mm厚のシートバーとした。このシートバーに対して、熱間圧延率を96%で一定とし、熱延仕上温度を表6に示すように3水準として仕上圧延を行い、得られた熱延鋼板を用いて、クローポールモータを作成した。クローポールモータ作成時の板金曲げ加工の半径Rは7mmとした。
作成したクローポールモータの最大効率を、仕上げ温度が675℃であるものを1.00として比較した。その結果を表6に示す。
Figure 2016141881
Figure 2016141881
表6より、熱延仕上げ温度625℃の熱延鋼板を用いたクローポールモータの最大効率は、熱延仕上温度675℃のものと比較して劣っていることがわかった。この原因は、熱延仕上温度が低すぎたために、クローポールモータに用いた熱延鋼板内の残留歪が増加したためと考えられる。また、クローポールモータの最大効率において、熱延仕上温度675℃の熱延鋼板を用いたものが、熱延仕上温度860℃のものと比較して最大効率が優れていた。これは、本実施形態にかかる電磁鋼板において、熱延鋼板の集合組織が、殊にクローポールモータの場合に、モータの特性を向上させるという特徴を示していると考えられる。
(実施例4)
表7に示す成分の鋼を溶製して連続鋳造で200mm厚のスラブとし、これを1100℃に加熱して粗圧延にて20mm厚のシートバーとした。このシートバーに対して、熱間圧延率を95%で一定とし、本発明例として、熱延仕上温度を730℃として仕上圧延を行い、圧延方向から45°方向の磁気特性が優れる熱延鋼板Xと、比較例として、熱延仕上温度を860℃とし、圧延方向から45°方向の磁気特性が優れるものではない一般の無方向性熱延鋼板Yの2種類の熱延鋼板を得た。
熱延鋼板Xはいずれも、n数=10でSSTにより測定した結果、B50(L+C)+0.020<B50(45−ave.)を満たしていた。表7に、供試材の成分と併せてB50(45−ave.)−B50(L+C)の測定結果を示す。
同時に、各熱延鋼板X、Yを用いてクローポールモータを作成し、その最大効率を調査した。クローポールモータを作成する際、板金曲げ加工の半径Rを変化させた。本発明例の熱延鋼板Xを用いた場合と比較例の熱延鋼板Yを用いた場合とのクローポールモータの最大効率の比較を表8に示す。
Figure 2016141881
Figure 2016141881
表8より、板金加工の角の半径Rが10mm以下の場合には、曲げ加工による残留応力が大きくなるために、本発明の効果が顕著に現れていることがわかる。これは、板金加工の半径Rが10mm以上になると、曲げ加工を施した際の残留応力が低くなり、モータとして使用した際に、加工部の鉄心の磁束の流れが改善されることにより、熱延鋼板の集合組織もしくは結晶組織の影響を受けにくくなるためではないかと推測される。
また、表8では、本発明例の鋼板Xを使用した場合において、板金曲げ加工の半径Rが小さくなると効率が高くなる傾向が見られるが、これは、角の半径が小さくなると鉄心内の巻線の占積率が向上するため、本発明例のように板金加工の残留応力の影響を受けにくい鋼板を用いた場合は、クローポールモータの効率が向上するものと推測される。
本発明は、小型モータ、ステッピングモータ、オルタネータ、ジェネレータ、さらに、電気自動車やハイブリッドカーの駆動用モータ等のステータコアとして適用できる。また、鉄心用途の無方向性電磁鋼板として適用できる。
1 鋼板
2 帯状ブランク
11 コアバック部
12 クローポール
21 コイル
31 ステータ
32 クローポールモータ

Claims (5)

  1. クローポールモータのステータコア用の無方向性電磁鋼板であって、
    圧延方向に対して45°を成す方向の磁束密度が、圧延方向に対して0°方向の磁束密度および圧延方向に対して90°方向である板幅方向の磁束密度よりも大きい帯状の鋼板であることを特徴とする、電磁鋼板。
  2. 前記圧延方向に対して0°方向の磁束密度および前記板幅方向の磁束密度と、前記圧延方向に対して45°を成す方向の磁束密度との関係が、(1)式を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の電磁鋼板。
    B50(L+C)+0.020<B50(45−ave.)(単位:T) ・・・(1)
    ここで、
    B50(L+C):B50の圧延方向と板幅方向との平均値
    B50(45−ave.):圧延方向から左右にそれぞれ45°方向、135°方向をなす4方向のB50の平均値
  3. 請求項1または2のいずれか一項に記載の電磁鋼板の製造方法であって、
    熱間圧延の仕上温度を750℃よりも低くし、その後、冷間圧延で圧下率87%を超える圧延を行うことを特徴とする、電磁鋼板の製造方法。
  4. 請求項1または2のいずれか一項に記載の電磁鋼板の製造方法であって、
    熱間圧延の仕上温度を800℃以下とし、粗圧延後のシートバーからの熱間圧延による圧下率を94%以上とすることを特徴とする、電磁鋼板の製造方法。
  5. 請求項1または2のいずれか一項に記載の電磁鋼板をステータコアとして用いたクローポールモータであって、
    クローポールの向きが前記電磁鋼板の圧延方向に対して45°の角度を成すように打ち抜いた帯状ブランクによってステータコアを形成したことを特徴とする、クローポールモータ。
JP2015020982A 2015-02-05 2015-02-05 電磁鋼板およびその製造方法とクローポールモータ Active JP6554805B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015020982A JP6554805B2 (ja) 2015-02-05 2015-02-05 電磁鋼板およびその製造方法とクローポールモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015020982A JP6554805B2 (ja) 2015-02-05 2015-02-05 電磁鋼板およびその製造方法とクローポールモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016141881A true JP2016141881A (ja) 2016-08-08
JP6554805B2 JP6554805B2 (ja) 2019-08-07

Family

ID=56569888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015020982A Active JP6554805B2 (ja) 2015-02-05 2015-02-05 電磁鋼板およびその製造方法とクローポールモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6554805B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020033640A (ja) * 2018-08-23 2020-03-05 Jfeスチール株式会社 無方向性電磁鋼板の製造方法
WO2021260809A1 (ja) * 2020-06-23 2021-12-30 三菱電機株式会社 ステッピングモータ

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03218248A (ja) * 1990-01-24 1991-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ステッピングモータの固定子鉄心の製造方法
JPH04224624A (ja) * 1990-12-26 1992-08-13 Sumitomo Metal Ind Ltd 磁気特性に優れた電磁鋼板の製造方法
JP2000054084A (ja) * 1998-08-05 2000-02-22 Nippon Steel Corp 磁気特性の優れた珪素含有熱延板およびその製造方法
JP2001181743A (ja) * 1999-10-14 2001-07-03 Nippon Steel Corp 磁性に優れた熱延珪素鋼板の製造方法
JP2003189584A (ja) * 2001-12-17 2003-07-04 Asmo Co Ltd ステッピングモータ
JP2006045613A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Nippon Steel Corp 圧延方向から45°方向の磁気特性が優れた無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP2006045641A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Nippon Steel Corp 圧延方向から45°方向の磁気特性が優れた無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP2006199999A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Nippon Steel Corp 粒成長後の磁気特性が優れたセミプロセス電磁鋼板およびその製造方法
JP2006219692A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Nippon Steel Corp 無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP2010001557A (ja) * 2008-01-30 2010-01-07 Nippon Steel Corp 磁束密度の高い無方向性電磁鋼板の製造方法
JP2011111658A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Nippon Steel Corp 磁束密度の高い無方向性電磁鋼板の製造方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03218248A (ja) * 1990-01-24 1991-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ステッピングモータの固定子鉄心の製造方法
JPH04224624A (ja) * 1990-12-26 1992-08-13 Sumitomo Metal Ind Ltd 磁気特性に優れた電磁鋼板の製造方法
JP2000054084A (ja) * 1998-08-05 2000-02-22 Nippon Steel Corp 磁気特性の優れた珪素含有熱延板およびその製造方法
JP2001181743A (ja) * 1999-10-14 2001-07-03 Nippon Steel Corp 磁性に優れた熱延珪素鋼板の製造方法
JP2003189584A (ja) * 2001-12-17 2003-07-04 Asmo Co Ltd ステッピングモータ
JP2006045613A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Nippon Steel Corp 圧延方向から45°方向の磁気特性が優れた無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP2006045641A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Nippon Steel Corp 圧延方向から45°方向の磁気特性が優れた無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP2006199999A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Nippon Steel Corp 粒成長後の磁気特性が優れたセミプロセス電磁鋼板およびその製造方法
JP2006219692A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Nippon Steel Corp 無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP2010001557A (ja) * 2008-01-30 2010-01-07 Nippon Steel Corp 磁束密度の高い無方向性電磁鋼板の製造方法
JP2011111658A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Nippon Steel Corp 磁束密度の高い無方向性電磁鋼板の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020033640A (ja) * 2018-08-23 2020-03-05 Jfeスチール株式会社 無方向性電磁鋼板の製造方法
WO2021260809A1 (ja) * 2020-06-23 2021-12-30 三菱電機株式会社 ステッピングモータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6554805B2 (ja) 2019-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6226072B2 (ja) 電磁鋼板
JP6651759B2 (ja) 無方向性電磁鋼板およびその製造方法
KR102225229B1 (ko) 무방향성 전자 강판 및 그의 제조 방법
JP6057082B2 (ja) 磁気特性に優れる無方向性電磁鋼板
JP2012036459A (ja) 無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP5671869B2 (ja) 無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP6554805B2 (ja) 電磁鋼板およびその製造方法とクローポールモータ
JP6339768B2 (ja) 弱め界磁性に優れたipmモータのロータ鉄心用鋼板及びその製造方法
JP5671872B2 (ja) 無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP5671871B2 (ja) 無方向性電磁鋼板およびその製造方法
WO2017163327A1 (ja) 無方向性電磁鋼板およびその製造方法とクローポールモータ
JP4259350B2 (ja) スイッチトリラクタンス(sr)モータ用無方向性電磁鋼板およびその製造方法
JP2011174103A (ja) 鉄心用磁性材及びその製造方法、鉄心
JP6110097B2 (ja) 高出力リラクタンスモータ鉄心用鋼板とその製造方法、これを素材とするリラクタンスモータ用ロータ、ステータおよびリラクタンスモータ
JP5691571B2 (ja) 圧縮応力下での鉄損劣化の小さいモータコアとその製造方法
JP2012161138A (ja) 圧縮応力下での鉄損劣化の小さいモータコア
JP6724479B2 (ja) 無方向性電磁鋼板、モータコア、及び無方向性電磁鋼板の製造方法
JP5671870B2 (ja) 無方向性電磁鋼板およびその製造方法
TWI575844B (zh) 無方向性電磁鋼板及其製造方法與爪極式馬達
JP2004104929A (ja) 分割型のコア形状を有する回転機器用の電磁鋼板
JP5561094B2 (ja) 圧縮応力下での鉄損劣化の小さいモータコア
EP3199658B1 (en) Method to manufacture improved exciter for an electrical generator
CN105871084A (zh) 一种发电机的励磁组件以及制造方法
JP2017179484A (ja) 無方向性電磁鋼板、モータコア、及び無方向性電磁鋼板の製造方法
KR101195221B1 (ko) 자구미세화에 의해 철손을 감소시킨 모터의 철심 및 그 가공방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190123

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190425

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190624

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6554805

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151