JP2016141686A - インクジェットインク及びインクジェット記録方法 - Google Patents
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Abstract
Description
Rは、独立して炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜14のアリール基又は炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基を表し;
mは、0以上の整数を表し;
nは、1以上の自然数を表し;
Xは、独立してOH基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し;
Lは、独立して−(EO)p−、−(PO)q−(EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基、p及びqはそれぞれ1以上の自然数)の少なくとも一方を含む2価の有機基を表し;
Yは、独立して水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜14のアリール基又は炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基を表す)
[2] 前記一般式(1)のLは、−(EO)p−と−(PO)q−の両方を含む2価の有機基である、[1]に記載のインクジェットインク。
[3] 前記2以上のピークに対応する成分の含有量は、前記一般式(1)で表される水溶性化合物の合計含有量に対してそれぞれ25質量%以上である、[1]又は[2]に記載のインクジェットインク。
[4] 前記2以上のピークのうち、最も高分子量側にあるピークHの頂点における分子量Mp(H)と、最も低分子量側にあるピークLの頂点における分子量Mp(L)の比Mp(H)/Mp(L)が1.6超である、[1]〜[3]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[5] 前記2以上のピークのうち、最も高分子量側にあるピークHに対応する成分の含有質量M(H)と、最も低分子量側にあるピークLに対応する成分の含有質量M(L)の比M(H)/M(L)が、40/60〜60/40である、[1]〜[4]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[6] 前記水不溶性色材が、分散染料である、[1]〜[5]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[7] 前記水溶性化合物の含有量は、前記インクジェットインク全体に対して0.05質量%〜5質量%である、[1]〜[6]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[8] [1]〜[7]のいずれかに記載のインクジェットインクの液滴を、インクジェット記録ヘッドから吐出させて、記録媒体に付着させる工程と、前記記録媒体に付着した液滴を、記録媒体に定着させる工程とを含む、インクジェット記録方法。
[9] 前記記録媒体は布帛である、[8]に記載のインクジェット記録方法。
本発明のインクジェットインクは、水不溶性色材と、分散剤と、特定の水溶性化合物と、水溶性有機溶剤と、水とを含有する。
水不溶性色材は、特に制限されないが、分散染料又は顔料でありうる。
分散染料の例には、
C.I.Disperse Yellow:3、4、5、7、9、13、23、24、30、33、34、42、44、49、50、51、54、56、58、60、63、64、66、68、71、74、76、79、82、83、85、86、88、90、91、93、98、99、100、104、108、114、116、118、119、122、124、126、135、140、141、149、160、162、163、164、165、179、180、182、183、184、186、192、198、199、202、204、210、211、215、216、218、224、227、231、232、
C.I.Disperse Orange:1、3、5、7、11、13、17、20、21、25、29、30、31、32、33、37、38、42、43、44、45、46、47、48、49、50、53、54、55、56、57、58、59、61、66、71、73、76、78、80、89、90、91、93、96、97、119、127、130、139、142、
C.I.Disperse Red:1、4、5、7、11、12、13、15、17、27、43、44、50、52、53、54、55、56、58、59、60、65、72、73、74、75、76、78、81、82、86、88、90、91、92、93、96、103、105、106、107、108、110、111、113、117、118、121、122、126、127、128、131、132、134、135、137、143、145、146、151、152、153、154、157、159、164、167、169、177、179、181、183、184、185、188、189、190、191、192、200、201、202、203、205、206、207、210、221、224、225、227、229、239、240、257、258、277、278、279、281、288、298、302、303、310、311、312、320、324、328、337、343
C.I.Disperse Violet:1、4、8、23、26、27、28、31、33、35、36、38、40、43、46、48、50、51、52、56、57、59、61、63、69、77、
C.I.Disperse Green9、
C.I.Disperse Brown:1、2、4、9、13、19
C.I.Disperse Blue:3、7、9、14、16、19、20、26、27、35、43、44、54、55、56、58、60、62、64、71、72、73、75、77、79、79:1、79:2、81、82、83、87、91、93、94、95、96、102、106、108、112、113、115、118、120、122、125、128、130、139、141、142、143、146、148、149、153、154、158、163、165、167、171、173、174、176、181、183、185、186、187、189、197、198、200、201、205、207、211、214、224、225、257、259、267、268、270、281、284、285、287、288、291、291:1、293、295、297、301、315、330、333、359、360、373
C.I.Disperse Black1、3、10、24、
等が含まれる。
C.I.Pigment Yellow:1、3、12、13、14、16、17、43、55、74、81、83、109、110、120、138、
C.I.Pigment Orange1:3、16、34、43、
C.I.Pigment Red:2、5、8、12、17、22、23、41、112、114、122、123、146、148、149、150、166、170、220、238、245、258、
C.I.Pigment Violet:19、23、
C.I.Pigment Blue:15、15:1、15:3、15:5、29、
C.I.Pigment Brown22等が含まれる。
ブラック用の顔料の例には、カーボンブラックの他にC.I.Pigment Black:1、5、7等が含まれ;ホワイト用の顔料の例には、酸化チタンの他にC.I.Pigment White6等が含まれる。
分散剤は、水不溶性色材を水中に分散させやすくするための分散樹脂であり、色材等を記録媒体に定着させるためのバインダー樹脂として機能するものであってもよい。
(測定条件)
溶媒 : テトラヒドロフラン
カラム : 東ソー製TSKgel G4000+2500+2000HXL
カラム温度: 40℃
注入量 : 10μl
検出器 : Corona CAD検出器(サーモフィッシャーサイエンティフィック社)
ポンプ : L6000(日立製作所(株)製)
流量 : 1.0ml/min
校正曲線 : 標準ポリスチレンSTK standard ポリスチレン(東ソー(株)製)Mw=1000000〜500迄の13のサンプルによる校正曲線を使用する。13のサンプルは、ほぼ等間隔に用いる。
水溶性有機溶剤の例には、
アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、t−ブタノール等);
多価アルコール類(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグリコール等);
アミン類(例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン等);
アミド類(例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等);
複素環類(例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、2−オキサゾリドン、1、3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等);
スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド等);
グリコールエーテル類(例えば、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル等);
1,2−アルカンジオール類(例えば、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール等)
等が挙げられる。これらは、一種類で用いてもよいし、二種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のインクジェットインクは、必要に応じて界面活性剤、防腐剤、防黴剤等をさらに含有してもよい。
本発明のインクジェットインクの25℃における粘度は、インクの吐出安定性を得る観点から、1〜40mPa・sであることが好ましく、5〜40mPa・sであることがより好ましく、5〜20mPa・sであることがさらに好ましい。インクの粘度は、E型粘度計により、25℃、1rpmで測定することができる。
本発明のインクジェット記録方法は、本発明のインクジェットインクの液滴を、記録ヘッドから吐出させて記録媒体上に付着させる工程と、当該記録媒体上に付着した液滴を、記録媒体に定着させる工程とを含む。
前処理工程は、布帛上でのインクの滲みを防止して鮮明な画像を得るために、予め布帛に前処理剤で処理する工程である。前処理の方法は、特に制限されず、布帛の材質やインクに適した方法を、従来公知の方法から適宜選択することができる。例えば、前処理剤を、パッド法、コーティング法、スプレー法等で布帛に付与する方法が挙げられる。前処理剤の付与量(絞り率)は、布帛の種類やその用途にもよるが、布帛の全質量に対して例えば0.2質量%〜90質量%としうる。
画像形成工程は、インクジェット記録ヘッドから本発明のインクジェットインクの液滴を布帛に向けて吐出して、発色前の画像を形成する工程である。複数のインクジェット記録ヘッドを搭載するヘッドキャリッジに対して、布帛を相対移動させながら、インク液滴を吐出して、布帛に着弾させる。なお、前記各色のインク液滴は、別々に吐出しても、同時に吐出してもよい。発色前画像の滲みを抑制する等の観点から、必要に応じて画像形成時に布帛を加熱してもよい。
発色工程は、布帛中に十分に染着されていない発色反応前の画像中の染料を、布帛に染着させてインク本来の色相を発色させる工程である。その方法は、従来公知の方法でよく、例えば、スチーミング法、HTスチーミング法、HPスチーミング法、サーモフィクス法、アルカリパッドスチーム法、アルカリブロッチスチーム法、アルカリショック法、又はアルカリコールドフィックス法等が含まれ、捺染インクや布帛等により適宜選択される。例えば、ポリエステル系繊維は、HTスチーマーで高温の蒸気を当てる場合は160〜180℃で5〜10分処理されることが好ましく;HPスチーマーで高圧の蒸気の当てる場合は130〜140℃で約30分間処理されることが好ましい。セルロース系繊維は、95〜105℃で、5〜15分間処理されることが好ましく;絹や羊毛等のアミド系繊維は、95〜105℃で、20〜40分間処理されることが好ましい。なお、発色反応前の画像が形成された布帛は直ちに発色されてもよく、時間が経過してから発色されてもよい。
洗浄工程は、布帛の発色工程後に布帛へ染着できなかった染料や前処理剤を除去する工程である。洗浄方法は、従来公知の水洗法やソーピング法等を用いることができ、インクジェットインクや布帛等の種類により適宜選択される。例えば、ポリエステル系繊維を主体とする布帛は、一般的には苛性ソーダ、界面活性剤及びハイドロサルファイトの混合液で洗浄処理されうる。
乾燥工程は、前記洗浄工程の後に行われ、洗浄された布帛を乾燥させる工程である。乾燥方法は特に限定されないが、洗浄された布帛を絞ったり、干したり、又は乾燥機(ヒートロール、アイロン等)を使用して乾燥させる。
以下において、図面を参照しながら前処理工程と画像形成工程を行う装置について説明するが、本発明のインクジェット記録方法に用いられるインクジェット記録装置は、これに限定されない。
(水不溶性色材)
顔料
PB15:3(C.I ピグメントブルー 15:3)
分散染料
DB163(Disperse Blue 163)
DR343(Disperse Red 343)
J67:JONCRYL67(BASF社製、酸価213mgKOH/g、重量平均分子量12500、Tg60℃)
分散剤の重量平均分子量は、前述の方法で測定された値である。
該当するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、該当する炭素-炭素二重結合を分子末端に有するポリエーテルを白金触媒化で反応させた。それにより、上記一般式(1’)のm、n、p、q、r、X及びYがそれぞれ表1を満たす化合物B、D、E、G及びHを得た。
化合物A、C及びF:
該当するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、該当する炭素-炭素二重結合を分子末端に有するポリエーテルを白金触媒化で反応させた後、得られた反応生成物を加水分解して得た。それにより、上記一般式(1’)のm、n、p、q、r、X及びYがそれぞれ表1を満たす化合物A、C及びFを得た。
得られた化合物の分子量分布を、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定した。測定条件は以下の通りとした。
(測定条件)
溶媒 : テトラヒドロフラン
カラム : 東ソー製TSKgel G4000+2500+2000HXL
カラム温度: 40℃
注入量 : 10μl
検出器 : CoronaCAD検出器(サーモフィッシャーサイエンティフィック社)
ポンプ : L6000(日立製作所(株)製)
流量 : 1.0ml/min
校正曲線 : 標準ポリスチレンSTK standard ポリスチレン(東ソー(株)製)Mw=1000000〜500迄の13のサンプルによる校正曲線を使用した。13のサンプルは、ほぼ等間隔に用いた。
EG:エチレングリコール
DPG:ジプロピレングリコール
Gly:グリセリン
2PDN:2−ピロリドン
DPGME:ジプロピレングリコールモノメチルエーテル
DPGPE:ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル
イオン交換水
(分散液1の調製)
イオン交換水78.5質量部に、JONCRYL67(BASF社製、酸価105mgKOH/g)を20質量部、水酸化ナトリウムを1.5質量部加え、60℃に加熱しながら攪拌し、JONCRYL67のナトリウム中和品の20質量%の分散剤水溶液を得た。この分散剤水溶液30質量部を、イオン交換水35質量部に加え、さらにエチレングリコール10質量部とグリセリン5質量部を添加し、混合した。得られた溶液に、DB60(Disperse Blue 60)を20質量部添加し、プレミックスした後、0.5mmジルコニアビーズを体積率で50%充填したサンドグラインダーを用いて分散させて、顔料固形分20質量%の分散液1を得た。
水不溶性色材をC.I ピグメントブルー15:3に変更した以外は分散液1と同様にして、染料固形分20%の分散液2を調製した。
水不溶性色材をDR343(Disperse Red 343)に変更した以外は分散液1と同様にして、染料固形分20%の分散液3を調製した。
水不溶性色材をDB163(Disperse Blue 163)に変更した以外は分散液1と同様にして、染料固形分20%の分散液4を調製した。
(実施例1)
インク1の調製
上記調製した分散液1を30質量部(顔料固形分で6質量部)、一般式(1)で表される水溶性化合物として化合物Dを0.1質量部、化合物Cを0.1質量部、防黴剤としてプロキセルGXL(ゼネカ製)を0.2質量部、水溶性有機溶剤としてエチレングリコールとグリセリンを、分散液1に含まれる分と合わせてそれぞれ10質量部となるように添加し、全体が100質量部となるようにイオン交換水をさらに加えて、攪拌した。得られた溶液を1μmのフィルターでろ過して、インク1を得た。
水不溶性色材、一般式(1)で表される水溶性化合物及び水溶性有機溶剤の種類又は含有量を表2〜4に示されるように変更した以外は実施例1と同様にしてインク2〜24を得た。なお、水不溶性色材の変更は、前述の分散液の種類を変更することによって行った。
まず、ポリエステル布帛を用意し、下記の前処理剤を、絞り率(又は付着量)が80質量%となるように施した後、60℃で乾燥させた。前処理剤は、アルギン酸ナトリウムを2.5質量%(株式会社キミカ製 アルギテックスLL)、クエン酸を0.2質量%、m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウムを0.5質量%をイオン交換水に溶解したものを用いた。
次に、インクジェットプリンターとして、ナッセンジャーVII(コニカミノルタ社製)を用いて、前処理したポリエステル布帛に10.2g/m2のインク量で30分連続して、ベタ画像を印刷した。その印刷が終了した後に、ノズルチェックパターンを印刷し、ノズル欠の個数を確認し、下記の基準に従って評価した。
◎:ノズル欠なし
○:ノズル欠1個
△:ノズル欠2〜5個
×:ノズル欠が6個以上
射出安定性の評価で得られた各ベタ画像を、HTスチーマーHT−3型(辻井染機工業製)にて、175℃で7分間スチーミングを行った後(発色工程);80℃での還元洗浄を含む洗浄を行い(洗浄工程)、乾燥させた。得られたベタ画像の波長400nm〜700nmにおける最大反射率を、X−Rite(エス・ディ・ジー株式会社製、透過・反射濃度計)で測定した。反射率の値が小さいほど、画像濃度が高いことを示している。
2 搬送手段
5 ヘッドキャリッジ
6 温風付与手段
6A ファン
6B 発熱体
21 粘着性ベルト
22 サポートローラ
23 搬送ローラ
24 ニップローラ
Claims (9)
- 水不溶性色材と、分散剤と、一般式(1)で表される水溶性化合物と、水溶性有機溶剤と、水とを含有し、
前記水溶性化合物は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにおける分子量分布において、分子量300〜10000の範囲内に2以上のピークを有する、インクジェットインク。
Rは、独立して炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜14のアリール基又は炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基を表し;
mは、0以上の整数を表し;
nは、1以上の自然数を表し;
Xは、独立してOH基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基又は炭素数6〜14のアリール基を表し;
Lは、独立して−(EO)p−、−(PO)q−(EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基、p及びqはそれぞれ1以上の自然数)の少なくとも一方を含む2価の有機基を表し;
Yは、独立して水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜14のアリール基又は炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基を表す) - 前記一般式(1)のLは、−(EO)p−と−(PO)q−の両方を含む2価の有機基である、請求項1に記載のインクジェットインク。
- 前記2以上のピークに対応する成分の含有量は、前記一般式(1)で表される水溶性化合物の合計含有量に対してそれぞれ25質量%以上である、請求項1又は2に記載のインクジェットインク。
- 前記2以上のピークのうち、最も高分子量側にあるピークHの頂点における分子量Mp(H)と、最も低分子量側にあるピークLの頂点における分子量Mp(L)の比Mp(H)/Mp(L)が1.6超である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
- 前記2以上のピークのうち、最も高分子量側にあるピークHに対応する成分の含有質量M(H)と、最も低分子量側にあるピークLに対応する成分の含有質量M(L)の比M(H)/M(L)が、40/60〜60/40である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
- 前記水不溶性色材が、分散染料である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
- 前記水溶性化合物の含有量は、前記インクジェットインク全体に対して0.05質量%〜5質量%である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載のインクジェットインクの液滴を、インクジェット記録ヘッドから吐出させて、記録媒体に付着させる工程と、
前記記録媒体に付着した液滴を、記録媒体に定着させる工程とを含む、インクジェット記録方法。 - 前記記録媒体は布帛である、請求項8に記載のインクジェット記録方法。
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