JP2016140897A - 電磁成形用コイル装置及び電磁成形材の製造方法 - Google Patents

電磁成形用コイル装置及び電磁成形材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電磁成形の際に被成形材における所望の加工部位以外の部位が電磁力による変形を起こし難い、電磁成形用コイル装置及び電磁成形材の製造方法を提供する。【解決手段】螺旋状に巻き回された導体コイルと、該導体コイルの内部でそのコイルに沿って長手方向に配置される筒状部と、該筒状部の長手方向における一端を基端部として前記導体コイルの軸中心側に向かって延び、その延びた先端において被成形材を取り囲むと共に該被成形材の外周に沿って形成されたキャビティ面を有する端部壁部と、を備える磁束集中器と、を備え、前記磁束集中器は、前記筒状部及び前記端部壁部が前記長手方向に複数に分割され、前記筒状部及び前記端部壁部の分割された部分と前記キャビティ面とに設けられた絶縁層を備え、前記端部壁部は、前記軸中心側に向かって延びた前記先端が前記導体コイルの位置よりも前記長手方向の外側に突出して配置されている、電磁成形用コイル装置を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、電磁成形用コイル装置及び電磁成形材の製造方法に関する。より詳しくは、本発明は、被成形材の所望の加工部位への電磁成形に用いられる電磁成形用コイル装置、及び電磁成形材の製造方法に関する。
導電体の管状材を拡管成形又は縮管成形する際に、電磁成形の技術が用いられている。電磁成形は、電磁力を利用して導電体を塑性加工する成形手法である。この電磁成形では、高電圧で蓄えられた電荷を導体コイルに瞬時に放電させ、その周囲に短時間で強力な磁場を発生させて、その磁場の中に被成形材を配置することにより、被成形材と導体コイルとの間に発生する反発力により、加工が行われる。
例えば特許文献1では、導線をコイル状に巻回して形成された電磁コイル本体と、この電磁コイル本体の外側に電磁コイル本体を取り囲むように配置された筒状の導電体とを有する、縮管成形に適用し得る電磁成形コイルに関する技術が開示されている。また、特許文献2では、電界整形器により電流を誘導させ、これにより2個の部品を圧縮結合する駆動シャフトに関する技術について開示されている。
特開2007−275909号公報 特表2007−520353号公報
前述の特許文献2の開示によると、電界整形器と重ならない位置にもコイルが配置されていることから、そのコイルから発生する磁場が被成形材における所望の加工部位以外の部位にも影響を及ぼしかねない。
また、従来の技術では、被成形材に電磁成形を行うと、被成形材において加工を望まない部位にも電磁力が作用して変形が生じてしまうという実状が存在する。
そこで本発明は、電磁成形の際に被成形材における所望の加工部位以外の部位が電磁力による変形を起こし難い、電磁成形用コイル装置及び電磁成形材の製造方法を提供することを主目的とする。
本発明に係る電磁成形用コイル装置は、螺旋状に巻き回された導体コイルと、該導体コイルの内部でそのコイルに沿って長手方向に配置される筒状部と、該筒状部の長手方向における一端を基端部として前記導体コイルの軸中心側に向かって延び、その延びた先端において被成形材を取り囲むと共に該被成形材の外周に沿って形成されたキャビティ面を有する端部壁部と、を備える磁束集中器と、を備え、前記磁束集中器は、前記筒状部及び前記端部壁部が前記長手方向に複数に分割され、前記筒状部及び前記端部壁部の分割された部分と前記キャビティ面とに設けられた絶縁層を備え、前記端部壁部は、前記軸中心側に向かって延びた前記先端が前記導体コイルの位置よりも前記長手方向の外側に突出する位置に配置されている。
この電磁成形用コイル装置では、前記端部壁部の前記基端部が、前記導体コイルの位置よりも前記長手方向の外側に突出して配置されていてもよい。
また、本発明に係る電磁成形材の製造方法は、螺旋状に巻き回された導体コイルの内部でそのコイルに沿って長手方向に配置される筒状部と、該筒状部の長手方向における一端を基端部として前記導体コイルの軸中心側に向かって延び、その延びた先端において被成形材の外周に沿って形成されたキャビティ面を有する端部壁部と、前記筒状部及び前記端部壁部が前記長手方向に複数に分割され、前記筒状部及び前記端部壁部の分割された部分と前記キャビティ面とに設けられた絶縁層と、を備える磁束集中器を用い、前記キャビティ面が前記被成形材の所望の加工部位を取り囲むように、前記磁束集中器と前記被成形材とを配置する工程と、前記端部壁部の前記先端が前記導体コイルの位置よりも前記長手方向の外側に突出する位置となるように、前記導体コイルを前記磁束集中器の周囲に配置する工程と、前記導体コイルに電流を流し、磁束を発生させる工程と、を含み、前記磁束により生じる電磁力により、前記被成形材の前記所望の加工部位を加工する製造方法である。
この電磁成形材の製造方法では、前記被成形材の前記所望の加工部位を前記磁束集中器の前記キャビティ面で取り囲んだ後に、前記導体コイルを前記磁束集中器の周囲に配置してもよい。
本発明によれば、電磁成形の際に被成形材における所望の加工部位以外の部位が電磁力による変形を起こし難い、電磁成形用コイル装置及び電磁成形材の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電磁成形用コイル装置の構成例を模式的に表す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る電磁成形用コイル装置の構成例を説明するための図1中のA−A線矢視方向断面を模式的に表す横断面図である。 本発明の実施形態に係る電磁成形用コイル装置により成形加工された電磁成形材を模式的に表す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る電磁成形用コイル装置の別の構成例を模式的に表す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る電磁成形用コイル装置の別の構成例を模式的に表す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る電磁成形用コイル装置のさらに別の構成例を模式的に表す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る電磁成形用コイル装置が備えるスリット部を説明するための電磁成形用コイル装置の構成例を表す、図2に対応する横断面図である。 本発明の実施形態に係る電磁成形用コイル装置が備える絶縁層を説明するための電磁成形用コイル装置の構成例を表す、図2に対応する横断面図である。 本発明の実施形態に係る電磁成形用コイル装置のさらに別の電磁成形用コイル装置の構成例を表す、図2に対応する横断面図である。 本発明の実施形態に係る電磁成形用コイル装置と比較される電磁成形用コイル装置の構成例を模式的に表す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る電磁成形用コイル装置と比較される電磁成形用コイル装置の別の構成例を模式的に表す縦断面図である。 図9及び図10に示すような電磁成形用コイル装置で成形加工され得る電磁成形材を模式的に表す縦断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施形態では、2つの管状の被成形材を電磁成形により成形加工する場合の実施形態を例示して説明するが、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る電磁成形用コイル装置は、螺旋状に巻き回された導体コイル、及び磁束集中器を備える。
この磁束集中器は、前記導体コイルの内部でそのコイルに沿って長手方向に配置される筒状部と、その筒状部の長手方向における一端を基端部として前記導体コイルの軸中心側に向かって延びる端部壁部と、を備える。その磁束集中器の端部壁部には、前記軸中心側に向かって延びた先端において被成形材を取り囲み、前記被成形材の外周に沿って形成されたキャビティ面を有する。また、磁束集中器は、前記筒状部及び前記端部壁部が前記長手方向に複数に分割されている。そして、磁束集中器は、前記筒状部及び前記端部壁部の分割された部分と前記キャビティ面とに設けられた絶縁層を備える。
さらに、本実施形態に係る電磁成形用コイル装置においては、前記端部壁部は、前記軸中心側に向かって延びた前記先端が前記導体コイルの位置よりも前記長手方向の外側に突出する位置に配置されている。
以下、本実施形態に係る電磁成形用コイル装置について、図1〜8を参照しながら説明する。まず図1〜3を参照して、本実施形態に係る電磁成形用コイル装置及び電磁成形材の製造方法について説明し、次いで、図4〜8を参照して、本実施形態に係る電磁成形用コイル装置の構成についてさらに説明する。
図1は、本実施形態に係る電磁成形用コイル装置11の構成例を模式的に表す縦断面図である。図2は、図1中のA−A線矢視方向断面を模式的に表す横断面図である。図3は、本実施形態に係る電磁成形用コイル装置により成形加工された電磁成形材を模式的に表す縦断面図である。
図1に示すように、本実施形態における電磁成形用コイル装置11は、螺旋状に巻き回された導体コイル12と、磁束集中器13とを備える。
導体コイル12としては、例えば、ボビン等の軸部の周面に導線をコイル状、より好適にはソレノイド状に巻き回して形成された導体コイル12を用いることができる。導線の材質は特に限定されず、従来の電磁成形用コイル装置で用いられている材質を適宜選択できる。導線の材質としては、例えば銅、クロム銅等の銅合金、アルミニウム合金等が挙げられる。また、導体コイル12は、図示しないコンデンサー及びスイッチ等を含む電気回路に接続することができる。
磁束集中器13は、全体として略筒型の形状であり、筒状の周壁をなす筒状部132を備える。この筒状部132は、外周面132A及び内周面132Bを有し、導体コイル12の内部でそのコイルに沿って長手方向(図1中の矢印D2方向参照)に配置される。磁束集中器の筒状部が導体コイルの内部でそのコイルに沿って長手方向に配置されていることには、筒状部及び導体コイルの長手方向において、導体コイルの長さより筒状部の長さの方が長いか、導体コイルの長さと筒状部の長さが略同じであることを含む。このように、筒状部132及び導体コイル12の長手方向において、筒状部132は導体コイル12と重なる位置に配置されると共に導体コイル12は磁束集中器13からはみ出ない位置に配置される構成となる。
また、磁束集中器13は、筒状部132の長手方向(筒軸方向とも称する。図1中の矢印D2方向参照。)における一端を基端部133として導体コイル12の軸中心側(図1中の矢印D1参照)に向かって延びる端部壁部134を備える。そして、磁束集中器13は、端部壁部134における前記軸中心側に向かって延びた先端において第一被成形材10を取り囲み、その第一被成形材10の外周に沿って形成されたキャビティ面135を備える。キャビティ面は、磁束集中器の端部壁部において、導体コイルの軸中心側に向かって延びた先端面であって、被成形材の所望の加工部位を成形加工するための端面(被成形材の所望の加工部位に最も近接する部位となる端面)である。その端面(キャビティ面)と被成形材の所望の加工部位の外面との間に有する空間がキャビティとなることから、本開示では、前記端面をキャビティ面という。
なお、本実施形態では、磁束集中器13が複数に分割されていることから、キャビティ面135は、端部壁部134の前記軸中心側において、分割された複数の磁束集中器13が組み合わさった面として形成されている。
本実施形態の電磁成形用コイル装置11では、筒状部132の外周面132Aは、導体コイル12の内側でその導体コイル12と対向して配置される。筒状部132の内周面132Bは、外周面132Aの内側に位置し、第一被成形材10と対向して配置される。
導体コイル12から発生する磁束を磁束集中器13に集中させ易いように、磁束集中器13の筒状部132の外周面132Aは導体コイル12の形状に沿って円筒形状に形成することが好ましい。また、筒状部132の内周面132Bの横断面形状は特に限定されず、通常、その横断面において、外周面132Aと同様の形状に形成される。なお、筒状部132の内周面132Bの横断面形状は、磁束集中器13の空間14内に配置される第一被成形材10の形状に沿った形状としてもよい。
筒状部132の基端部133から導体コイル12の軸中心側に向かって延びた端部壁部134の先端は、筒状部132の長手方向において、導体コイル12の位置よりも外側に突出して配置されている。この位置において、端部壁部134のキャビティ面135は、第一被成形材10の加工対象となる所望の加工部位R0に対向するように配置される。電磁成形を行う際には、導体コイル12から生じる磁束が、磁束集中器13の筒状部132から端部壁部134を通じ、その端部壁部134の先端にあるキャビティ面135に向かって集中する。これにより、第一被成形材10の所望の加工部位R0に局部的に電磁力を集中させることが可能となる。
図1に示す電磁成形用コイル装置11では、端部壁部134における導体コイル12の軸中心側に向かって延びた先端及びその先端に有するキャビティ面135は、それらの一部が導体コイル12の位置よりも前記長手方向の外側に突出して配置されている。このように端部壁部134の先端及びその先端にあるキャビティ面135は、少なくともその一部が、筒状部132の長手方向において、導体コイル12の位置よりも外側に突出して配置されていればよい。したがって、磁束集中器13は、端部壁部134における導体コイル12の軸中心側に向かって延びた先端の全体及びその先端に有するキャビティ面135の全体が、導体コイル12の位置よりも前記長手方向の外側に突出する位置に設けられていてもよい。
本実施形態における磁束集中器13では、筒状部132の基端部133から導体コイル12の軸中心側に向かって延びる端部壁部134により、筒状部132の内周面132Bと第一被成形材10との間に、第一被成形材10に対する磁束が作用し難い程度の十分な距離をとった空間14が形成される。これにより、この空間14において磁束を遮蔽し易い構成とすることが可能となる。そのため、第一被成形材10の所望の加工部位R0以外の部位(以下、「非加工部位」と称することがある。)R1に向かう磁束を抑制することができ、第一被成形材10の非加工部位R1に対して、電磁成形の際に導体コイル12に発生する磁束の影響を受け難くすることが可能となる。
磁束集中器13の構成によって形成される空間14の大きさは、第一被成形材10及び第二被成形材20(以下、これらをまとめて「被成形材10、20」と称することがある。)の大きさ及び材質等により変わり得るが、空間14が第一被成形材10へ向かう磁束を遮蔽する領域となるような大きさとすることが好ましい。
例えば、第一被成形材10が外径40mm及び厚さ2mmの7000系アルミニウム合金の円筒材の場合、空間14の大きさとしては、磁束を遮蔽する観点から、図1に示す縦断面図において、磁束集中器13の筒状部132の内周面132Bから第一被成形材10の外面までの距離Lを、好ましくは3mm以上、より好ましくは5mm以上、さらに好ましくは10mm以上とする。また、磁束集中器13の端部壁部134のキャビティ面135に磁束を集中させ易くする観点から、当該距離Lを、好ましくは100mm以下、より好ましくは50mm以下、さらに好ましくは30mm以下とする。なお、磁束集中器13のキャビティ面135の端面から第一被成形材10の外面までの距離Lは、第一被成形材10の所望の加工部位R0に電磁力を作用させる観点から、例えば0.1〜2mmとすることが好ましい。
本実施形態における磁束集中器13は、図2に示すように、筒状部132の外周面132Aと、内周面132B及び端部壁部134のキャビティ面135とを連通すると共に、筒状部132の長手方向(図1中の矢印D2方向参照)に延設されたスリット部131を有する。このスリット部131により、磁束集中器13では、筒状部132及び端部壁部134が前記長手方向に複数に分割されている。
図2に示す磁束集中器13では、磁束集中器13の周方向に3つのスリット部131を備えることで、磁束集中器13が周方向に3分割された構成例を示している。
このスリット部131は、筒状部132及び端部壁部134を含む磁束集中器13の筒軸方向(図1中の矢印D2方向参照)の全長にわたって設けられていてもよく、また、その全長における一部に設けられていてもよい。
磁束集中器13は、筒軸方向に延設されたスリット部131を有することで、電磁成形を行う際に導体コイル12に電流が印加されると、磁束集中器13の外周面132A及び内周面132Bを巡回する誘導電流の閉回路を形成することが可能となる。
この誘導電流の閉回路により、磁束集中器13の内周面132B側にも誘導電流の流れを生じて、その磁束集中器13における端部壁部134のキャビティ面135と第一被成形材10の外周面とが磁気反発を起こす。その結果、第一被成形材10の所望の加工部位R0を縮管成形することが可能となる。
また、磁束集中器13は、前述した筒状部132及び端部壁部134の分割された部分、具体的には、スリット部131を挟む対向面に設けられた絶縁層15bを備える。さらに、磁束集中器13は、端部壁部134のキャビティ面135に絶縁層15aを備える。
これらの絶縁層15a、15bの構成は特に限定されない。絶縁層15a、15bには例えば樹脂やゴムを用いることができ、端部壁部134のキャビティ面135の表面やスリット部131を挟む対向面を樹脂膜又はゴム膜で被覆することで絶縁層15a、15bを形成することができる。このような絶縁層15a、15bに使用できる材質は、特に限定されず、例えば、フッ素系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、エポキシ系樹脂及びシリコーン系樹脂等を用いることができる。
磁束集中器13における筒状部132及び端部壁部134の分割された部分、並びに端部壁部134のキャビティ面135に絶縁層15a、15bが設けられていることにより、スリット部131間やキャビティ面135でのスパークの発生を抑制することが可能となる。よって、磁束集中器13を備える電磁成形用コイル装置11をより安全に使用することができる。
磁束集中器13の材質は、導体コイル12から発生する磁束により誘導電流を生じさせ、また、当該磁束を集中させることができれば、特に限定されない。そのような材質としては、例えば、銅、クロム銅、ベリリウム銅、銀銅、アルミニウム、及び6000系等のアルミニウム合金等が挙げられる。
このような導電性の材質から磁束集中器13を前記スリット部131を有する略筒状に形成することができる。磁束集中器13の形状が略筒状であることにより、この磁束集中器13を、導体コイル12と略同心状に、導体コイル12の内周側に配置することができる。この場合、磁束集中器13は、筒状部132の外周面132Aと導体コイル12の内周とが対向し、筒状部132の内周面132B及び端部壁部134のキャビティ面135と第一被成形材10の外周面とが対向して配置される。
本実施形態における磁束集中器13を備える電磁成形用コイル装置11は、前述の通り、導体コイル12が、図示しないコンデンサー及びスイッチを含む電気回路に接続された構成をとることができる。この電気回路では、電源に接続されたスイッチを入れることで、コンデンサーから放電がなされることにより、導体コイル12に瞬間的に大電流が流れるように構成することが可能である。
導体コイル12に瞬間的に大電流が流れると、導体コイル12から発生した磁束が、磁束集中器13の端部壁部134のキャビティ面135側に集中する。その結果、磁束集中器13の内方側に配置された第一被成形材10に誘導電流が発生し、この誘導電流と電磁場との相互作用により、磁束集中器13における端部壁部134のキャビティ面135に対応する位置に配置された第一被成形材10の所望の加工部位R0を縮管させる力(電磁力)がはたらく。これにより、図3に示すように、第一被成形材10が加工部位R0に対応する箇所で縮管し、第一成形材10と第二被成形材20とがかしめ締結された電磁成形材30を得ることができる。
また、本実施形態の電磁成形用コイル装置11は、前述したような導体コイル12と磁束集中器13との配置に関する構成を備えることから、被成形材10、20の非加工部位R1、R2に対しては変形がほぼ生じていない電磁成形材30を得ることができる。
この電磁成形材30は、磁束集中器13を用いた本実施形態における電磁成形材の製造方法により製造することができる。
この電磁成形材の製造方法では、前述の電磁成形用コイル装置11を用いることができる。なお、この製造方法では、後述の通り、被成形材10、20を磁束集中器13における端部壁部134のキャビティ面135で取り囲んだ後に、導体コイル12を配置することができる。そのため、本実施形態の電磁成形材の製造方法では、導体コイル12及び磁束集中器13を用いるともいう。
本実施形態の電磁成形材の製造方法では、前述した、筒状部132、端部壁部134、及び絶縁層15a、15bを備える磁束集中器13を用いる。
本実施形態の電磁成形材の製造方法では、端部壁部134のキャビティ面135が、第一被成形材10の所望の加工部位R0を取り囲むように、磁束集中器13と第一被成形材10とを配置する工程を備える。この際、本実施形態のように、第一被成形材10と第二被成形材20とをかしめ締結する場合、第一被成形材10の内部に第二被成形材を挿入しておくことが好ましい。
また、本実施形態の電磁成形材の製造方法では、端部壁部134の先端が、筒状部132の長手方向(筒軸方向)において導体コイル12の位置よりも外側に突出する位置となるように導体コイル12を磁束集中器13の周囲に配置する工程を備える。この工程において、磁束集中器13における端部壁部134の先端に有するキャビティ面135は、その少なくとも一部が、導体コイル12の端よりも前記長手方向の外側に突出する位置となるように配置される。
そして、この製造方法では、導体コイル12に電流を流し、磁束を発生させる工程を備えることで、磁束により生じる電磁力により、第一被成形材10の所望の加工部位R0を加工することができる。
本実施形態の電磁成形材の製造方法では、被成形材10、20を磁束集中器13における端部壁部134のキャビティ面135で取り囲んだ後に、導体コイル12を磁束集中器13の周囲に配置することが好ましい。被成形材10、20を配置した後に導体コイル12を配置することによって、筒状部133の長手方向における導体コイル12に対するキャビティ面135の位置(当該キャビティ面135の前記長手方向の外側への突出程度)を調節しやすくなる。
本実施形態における電磁成形用コイル装置11を用いた電磁成形により加工される対象となる第一被成形材10及び第二被成形材20の形状としては、略円筒状、並びに矩形筒状及び多角形筒状等の略角筒状等の管状が好ましい。被成形材は、管状以外の板状及び棒状等の被成形材であってもよい。
また、被成形材は、筒状本体部と、該筒状本体部の外周面から外側方向(磁束集中器側、導体コイル側)へ突出形成されたリブ部とを備えるブラケット部材であってもよい。このブラケット部材では、リブ部は筒状本体部の外周面における周方向の一部を根元として突出形成されていることが好ましく、また、リブ部は筒状本体部の外周面において筒軸方向に沿って形成されていることが好ましい。このようなブラケット部材では、リブ部の存在により、リブ部の根元側の剛性がその根元周辺以外の筒状本体部よりも高くなる。このようなブラケット部材を第一被成形材として用いると、剛性の高いリブ部の根元に起因して、そのリブ部の根元ではそれ以外の筒状本体部よりも縮管される量が小さくなり、筒状本体部の周方向に不均一な縮管をもたらす。その結果として、ブラケット部材(第一被成形材)が第二被成形材に対して抜け難くすることが可能となる。
第一被成形材10及び第二被成形材20は、少なくとも、外側に配置される第一被成形材10の材質が、電磁成形により塑性加工が可能な材質であればよい。そのような第一被成形材10の材質としては、例えば銅材、アルミニウム材、及びアルミニウム合金材等の良導電性の金属が好ましく、2000系、6000系及び7000系等のアルミニウム合金材がより好ましい。第二被成形材20の材質も電磁成形によって塑性加工され易いように上記良導電性の金属や、鋼材が好適に用いられる。なお、電磁力による第一被成形材10の変形によって、第二被成形材20の加工変形を生じさせることも可能である。そのため、第二被成形材20の材質として、セラミック、プラスチック、及びゴム等を用いることも可能である。
以上詳述したように、本実施形態の電磁成形用コイル装置11では、磁束集中器13が、導体コイル12の内部で導体コイル12に沿って長手方向に配置された筒状部132と、その筒状部132の一端を基端部133として導体コイル12の軸中心側に向かって延びる端部壁部134と、を備える。そして、端部壁部134は、導体コイル12の軸中心側に向かって延びた先端が、導体コイル12の長手方向において導体コイル12の位置よりも外側に突出する位置に配置されている。これらの構成により、導体コイル12により発生される磁束を、端部壁部134の先端に有するキャビティ面135に集中させつつ、第一被成形材10の非加工部位R1や第二被成形材20の非加工部位R2に向かう磁束を抑制することが可能となる。その結果、第一被成形材10が加工部位R0に対応する箇所で縮管し、第一被成形材10と第二被成形材20とがかしめ締結されると共に、第一被成形材10の非加工部位R1及び第二被成形材20の非加工部位R2でほとんど変形が生じていない電磁成形材30を得ることができる。
また、本実施形態の電磁成形用コイル装置11では、筒状部132及び端部壁部134が導体コイル12の長手方向(筒状部132の長手方向)に複数に分割され、その分割された部分に絶縁層15bが設けられている。また、電磁成形用コイル装置11では、端部壁部134のキャビティ面135にも絶縁層15aが設けられている。これらの構成により、電磁成形を行う際に、導体コイル12に瞬間的に大電流を流しても、筒状部132及び端部壁部134の分割された部分(スリット部131)や端部壁部134のキャビティ面135でのスパークの発生を防止することが可能となる。よって、電磁成形用コイル装置11をより安全に使用することができる。
これに対して、第一被成形材10の非加工部位R1が磁束の影響を受けるような構成の装置では、電磁成形を行うと第一被成形材10の非加工部位R1に望まない変形を生じ得る。そのような装置の構成例としては、例えば、図9に示す構成や、図10に示すような構成等が挙げられる。図9は、本実施形態に係る電磁成形用コイル装置11と比較される電磁成形用コイル装置1Aの構成例を模式的に表す縦断面図である。図10は、本実施形態に係る電磁成形用コイル装置11と比較される電磁成形用コイル装置1Bの構成例を模式的に表す縦断面図である。図11は、図9及び図10に示すような電磁成形用コイル装置で成形加工され得る電磁成形材300を模式的に表した縦断面図である。
図9に示す電磁成形用コイル装置1Aは、縦断面において略台形状に形成された磁束集中器3を備え、この磁束集中器3によって、磁束集中器3と第一被成形材10との間に空間4が形成されている。しかし、この電磁成形用コイル装置1Aでは、磁束集中器3に前述の端部壁部に相当する構成がなく、そのため空間4が小さいことから、第一被成形材10の非加工部位R1へ向かう磁束を抑制し難い(図9中のブロック矢印参照)。
また、図10に示す電磁成形用コイル装置1Bは、磁束集中器13(及びその筒状部132)の位置からはみ出た位置に導体コイル2を備える。電磁成形用コイル装置1Bでは、筒状部132が導体コイル2、12に沿って長手方向に配置されていない(導体コイル2が磁束集中器13の筒状部132と重なる位置に配置されていない)ため、導体コイル2により、第一被成形材10の非加工部位R1が磁束の影響を受け得る(図10中の波線矢印参照)。
図9や図10で示すような構成例の電磁成形用コイル装置1A、1Bを用いて、被成形材10、20の電磁成形を行うと、第一被成形材10の非加工部位R1にも電磁力が作用しやすい。その結果、図11に示す電磁成形材300のように第一被成形材10の非加工部位R1において望まない変形を生じてしまうおそれがある。これに対して、前述の本実施形態に係る電磁成形用コイル装置11では、電磁成形用コイル装置1A、1Bにより生じ得る問題を回避することが可能となる。
次に前述の磁束集中器13の構成とは別に、本発明に係る実施形態がとりうる磁束集中器の構成例を図4〜8を参照しながら、さらに説明する。
以下に説明する磁束集中器及び電磁成形用コイル装置において、前述の磁束集中器13及び電磁成形用コイル装置11における構成部と同様に説明される構成部については同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、以下に説明する磁束集中器を用いる電磁成形材の製造方法についても、前述の電磁成形材30の製造方法と同様に説明されるため、説明を省略する。
図4A及び図4Bは、本発明の実施形態に係る電磁成形用コイル装置21a、21bの構成例を模式的に表す縦断面図である。図4A及び図4Bに示すように、電磁成形用コイル装置21a、21bは、導体コイル12と、その導体コイル12の内側に配置される磁束集中器23a、23bとを備える。この磁束集中器23a、23bは、前述の磁束集中器13と同様に、導体コイル12に沿って長手方向に配置される筒状部232a、232bと、その筒状部232a、232bの一端を基端部233a、233bとして導体コイル12の軸中心側に向かって延びる端部壁部234a、234bを備える。また、端部壁部234a、234bのキャビティ面235a、235bが第一被成形材10の外周に沿って形成され、それらの所望の加工部位R0に対向して配置されている。
磁束集中器23a、23bは、フランジ部236a、236bを備える点が、前述の磁束集中器13とは異なる。このフランジ部236a、236bは、端部壁部234a、234bにおける導体コイル12の軸中心側に向かって延びた先端が筒状部232a、232bの長手方向(筒軸方向)の外側に突出して形成されている。磁束集中器23a、23bにおけるフランジ部236a、236bは、端部壁部234a、234bから連続して形成することができる。
図4Aに示す電磁成形用コイル装置21aでは、磁束集中器23aにおける端部壁部234aの先端に有するキャビティ面235aが、フランジ部236aの分で導体コイル12の位置よりも前記長手方向の外側に突出して配置されている。
図4Bに示す電磁成形用コイル装置21bでは、磁束集中器23bにおける端部壁部234bの基端部233bが、導体コイル12の長手方向(筒状部232bの長手方向)において、導体コイル12の端の位置よりも外側に突出して配置されている。これにより、端部壁部234b全体が、導体コイル12の長手方向(筒状部232bの長手方向)において、導体コイル12の位置よりも外側に位置している。したがって、端部壁部234bの先端に有するキャビティ面235bも全体的に、前記長手方向において、導体コイル12の端の位置よりも外側に位置している。なお、磁束集中器23bにおける端部壁部234bが部分的に、前記長手方向において導体コイル12の端の位置よりも外側に配置されていてもよい。
図4A及び図4Bに示す本実施形態の電磁成形用コイル装置21a、21bでは、フランジ部236a、236bを備える磁束集中器23a、23bにより、導体コイル12により生じる磁束が磁束集中器23a、23bのフランジ部236a、236b側へ集中し易くなる。そのため、第一被成形材10の所望の加工部位R0を、端部壁部234a、234bのキャビティ面235a、235bに対向して配置することで、その所望の加工部位R0に局部的に電磁力を集中させることが可能となる。そして、第一被成形材10の非加工部位R1に対しては、磁束の影響を受け難くすることができる。よって、この電磁成形用コイル装置21a、21bによれば、前述の電磁成形用コイル装置11が奏し得る作用及び効果に加えて、第一被成形材10の所望の加工部位R0に対する加工をいっそう容易とし、かつ非加工部位R1の変形をいっそう抑制することが可能となる。さらに、図4Bに示す電磁成形用コイル装置21bでは、磁束集中器23bにおける端部壁部234bの基端部233bが、導体コイル12の位置よりも前記長手方向の外側に突出して配置されているため、非加工部位R1の変形をよりいっそう抑制することが可能となる。
図5は、本発明の実施形態に係る電磁成形用コイル装置31の構成例を模式的に表す縦断面図である。図5に示すように、本実施形態に係る電磁成形用コイル装置31は、導体コイル12と、その導体コイル12の内側に配置される磁束集中器33とを備える。この磁束集中器33は、前述の磁束集中器13と同様に、導体コイル12に沿って長手方向に配置される筒状部332と、その筒状部332の長手方向(筒軸方向)における一端を基端部333として導体コイル12の軸中心側に向かって延びる端部壁部334を備える。また、磁束集中器33は、端部壁部334の前記軸中心側に向かって延びた先端にキャビティ面335を備える。この端部壁部334のキャビティ面335は、第一被成形材10を取り囲み、第一被成形材10の外周に沿って形成され、第一被成形材10の所望の加工部位R0に対向して配置されている。
電磁成形用コイル装置31では、磁束集中器33における端部壁部334が、導体コイル12の長手方向(筒状部332の長手方向)の外側かつ導体コイル12の軸中心側に向かって傾斜して突出形成されている点で、前述の磁束集中器13とは異なる。
本実施形態の電磁成形用コイル装置31では、磁束集中器33における端部壁部334が、導体コイル12(筒状部332)の長手方向の外側に突出し、かつ導体コイル12(筒状部332)の軸中心側に向かって傾斜して設けられている。そのため、導体コイル12により生じる磁束を、端部壁部334のキャビティ面335に集中させることが可能となる。そして、第一被成形材10の所望の加工部位R0を磁束集中器33における端部壁部334のキャビティ面335に対向して配置することで、その所望の加工部位R0に局部的に電磁力を集中させることが可能となる。また、第一被成形材10の非加工部位R1に対しては、磁束の影響を受け難くすることができる。よって、本実施形態における電磁成形用コイル装置31によれば、前述の電磁成形用コイル装置11が奏し得る作用及び効果に加えて、第一被成形材10の所望の加工部位R0に対する加工をいっそう容易とし、かつ非加工部位R1の変形をいっそう抑制することが可能となる。
図5に示す電磁成形用コイル装置31では、図4Bに示す電磁成形用コイル装置21bのように、磁束集中器33における端部壁部334の基端部333、及び端部壁部334のキャビティ面335全体が、導体コイル12(筒状部223)の長手方向において、導体コイル12の位置よりも外側に突出して配置されているが、これに限定されない。例えば、端部壁部334のキャビティ面335の一部が、導体コイル12の端の位置よりも前記長手方向の外側に突出して配置される構成をとることもできる。また、端部壁部334のキャビティ面335の少なくとも一部が、導体コイル12の端の位置よりも前記長手方向の外側に突出して配置されていれば、端部壁部334の基端部333が、前記長手方向において導体コイル12の内部側に位置する構成をとることもできる。
なお、本実施形態における上記各電磁成形用コイル装置11、21a、21b、31の説明で用いた図1、図4A、図4B及び図5は、いずれも磁束集中器13、23a、23b、33の断面形状において角を有して表されているが、その夫々の角にはR加工や面取り加工が施されていてもよい。例えば、図1で示した磁束集中器13を挙げて説明すると、磁束集中器13の外周面132Aにおける筒状部132と端部壁部134との間の外側角部は、曲面であることが好ましい。また、同様に、磁束集中器13の内周面132Bにおける筒状部132と端部壁部134との間の内側角部は、曲面であることが好ましい。
図6は、磁束集中器が備えるスリット部131を説明するための本実施形態に係る電磁成形用コイル装置41の構成例を表す、図2に対応する横断面図である。前述の電磁成形用コイル装置11では、3つのスリット部131を備え、周方向に3分割された磁束集中器13を例示したが、磁束集中器が備えるスリット部の数及び分割数は特に限定されない。
例えば、図6に示すように、磁束集中器43は、周方向に2つのスリット部131を備え、2分割された構成をとることも可能である。また、前述の磁束集中器13よりもスリット部131の数を増やして、磁束集中器を周方向に4分割、5分割等された構成とすることも可能である。図示しないが、導体コイル12も周方向に複数に分割されていてもよい。
例えば被成形材の両端部にフランジ等を有する場合など、電磁成形による加工後、電磁成形材を電磁成形用コイル装置から取り出し難いような場合がある。この場合に、磁束集中器がスリット部131により分割されていることで、その磁束集中器の分割された一部を取り外すことができ、これにより、電磁成形材を電磁成形用コイル装置から容易に取り出すことが可能となる。この観点から、導体コイル12についても周方向に複数に分割されていることが好ましい。磁束集中器や導体コイルが分割されていることで、様々な形状の被成形材に対応することができ、被成形材について、電磁成形による加工の適用範囲を広げることが可能となる。
図7は、磁束集中器におけるスリット部の間に設けられる絶縁層の別の構成例を説明するための図2に対応する横断面図である。前述の磁束集中器13では、スリット部131を挟む対向面に形成された絶縁層15bを例示したが、図7に示すように、スリット部131の間に樹脂板又はゴム板等の絶縁層(絶縁板)25を配置する構成とすることもできる。このような絶縁層25に使用できる材質は、特に限定されず、例えば、フェノール系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、ブチルゴム及びシリコーンゴム等を用いることができる。なお、磁束集中器における端部壁部のキャビティ面135に設けられる絶縁層15aについても、樹脂板又はゴム板等を配置する構成とすることも可能である。
スリット部131の間に絶縁層25を配置する構成によっても、スリット部131間でのスパークの発生を抑制することが可能となり、電磁成形用コイル装置11の使用上の安全性を高めることが可能となる。また、この構成は、絶縁層25をスリット部131の間に配置すればよいので、スリット部131の間に簡単に絶縁層25を設けることができる。
前述の実施形態では、被成形材として、2つの略円筒状の被成形材10、20をかしめ締結させる場合を例示したが、各実施形態で説明した電磁成形用コイル装置は、1つの被成形材や、略角筒状の管状、並びに管状以外の板状及び棒状等の被成形材を電磁成形により加工する場合にも適用することができる。
図8は、略角筒状の第一被成形材40を電磁成形により加工する場合の電磁成形用コイル装置51の構成例を表す、図2に対応する横断面図である。図8に示すように、電磁成形用コイル装置51は、略角筒状の第一被成形材40を電磁成形により加工する場合にも好適に用いることができる。この第一被成形材40は、前述したブラケット部材の一種であり、横断面形状において、角筒部401と、その角筒部401のそれぞれの四隅(角部分)に形成されたリブ部402とを備える。このリブ部402は、角筒部401の外周面における周方向の一部を根元とし、その根元から外側方向(磁束集中器側、導体コイル側)へ突出形成されている。また、この第一被成形材40ではリブ部402が、角筒部401の外周面において筒軸方向に沿って形成されていることが好ましい。
なお、第一被成形材40の角筒部401の横断面形状は、長方形であってもよく、角部が曲線の略長方形であってもよい。また、ここでは、図示しないが、この角筒部401の横断面形状は、多角形(非軸対象形状を含む)等であってもよい。第二被成形材50の横断面形状は角筒部401の形状と同様であることが好ましい。
図8に示す第一被成形材40では、横断面において、角筒部401の四隅のそれぞれにリブ部402が形成されているが、リブ部402を有していなくてもよく、隣接又は対角する2つの角部若しくは1つの角部のみにリブ部402が形成されていてもよい。また、第一被成形材40は、図示しないが、平面視においてフレーム状であってもよい。第一被成形材40の材質としては、前述の第一被成形材10と同様の材質を用いることができる。
電磁成形用コイル装置51も、磁束集中器53における筒状部及び端部壁部が導体コイル12の長手方向(筒状部の筒軸方向)に複数に分割され、その分割された部分と端部壁部のキャビティ面535とに絶縁層15a、15bを備える。
具体的には、図8に示すように、電磁成形用コイル装置51における磁束集中器53は、被成形材40の角筒部401を構成する四辺のうちの二辺における略中央に対応する位置に2つのスリット部531を備えている。また、この磁束集中器53は、スリット部531の間に設けれた絶縁層15bを備えている。このスリット部531は、前述のスリット部131と同様の構成をとることができる。絶縁層15bはスリット部531の間に配置された樹脂板やゴム板であってもよい。
磁束集中器53では、その外周面532Aは、前述の磁束集中器13と同様、導体コイル12の形状に沿って円筒形状に形成されているが、端部壁部のキャビティ面535は、第一被成形材40の外周形状に沿って形成されている。磁束集中器53のキャビティ面535が、第一被成形材40の外周に沿った形状に形成されていることで、第一被成形材40の所望の加工部位に局部的に電磁力を作用させ、縮管させることが可能となる。
本実施形態における電磁成形用コイル装置は、前述したように、2つの管状の被成形材のかしめ締結を行うことに好適に用いられる。2つの管状の被成形材のかしめ締結を行う場合、2つの被成形材が重なっているため、通常、1つの被成形材を加工する場合に比べて、所望の加工部位に対してより強い電磁力を作用させる必要があると考えられる。そのため、より強い磁束を発生し得る導体コイルを用いることが考えられるが、その場合、被成形材の非加工部位の変形が懸念される。そこで、前述の磁束集中器及びそれを備える電磁成形用コイル装置では、局部的に電磁力を集中させることができ、かつ非加工部位に対する変形を抑制し得るため、2つの管状の被成形材をかしめ締結する場合に、より好適に用いることができる。
なお、以上に述べた実施形態に関する各構成は、本発明の目的を阻害しない範囲において適宜組み合わせることができる。
11、21a、21b、31、41、51 電磁成形用コイル装置
12 導体コイル
13、23a、23b、33、43、53 磁束集中器
131、531 スリット部
132、232a、232b、332 筒状部
133、233a、233b、333 基端部
134、234a、234b、334 端部壁部
135、235a、235b、335、535 キャビティ面
236a、236b フランジ部

Claims (4)

  1. 螺旋状に巻き回された導体コイルと、
    該導体コイルの内部でそのコイルに沿って長手方向に配置される筒状部と、該筒状部の長手方向における一端を基端部として前記導体コイルの軸中心側に向かって延び、その延びた先端において被成形材を取り囲むと共に該被成形材の外周に沿って形成されたキャビティ面を有する端部壁部と、を備える磁束集中器と、
    を備え、
    前記磁束集中器は、前記筒状部及び前記端部壁部が前記長手方向に複数に分割され、前記筒状部及び前記端部壁部の分割された部分と前記キャビティ面とに設けられた絶縁層を備え、
    前記端部壁部は、前記軸中心側に向かって延びた前記先端が前記導体コイルの位置よりも前記長手方向の外側に突出する位置に配置されている、
    電磁成形用コイル装置。
  2. 前記端部壁部の前記基端部が、前記導体コイルの位置よりも前記長手方向の外側に突出して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁成形用コイル装置。
  3. 螺旋状に巻き回された導体コイルの内部でそのコイルに沿って長手方向に配置される筒状部と、該筒状部の長手方向における一端を基端部として前記導体コイルの軸中心側に向かって延び、その延びた先端において被成形材の外周に沿って形成されたキャビティ面を有する端部壁部と、前記筒状部及び前記端部壁部が前記長手方向に複数に分割され、前記筒状部及び前記端部壁部の分割された部分と前記キャビティ面とに設けられた絶縁層と、を備える磁束集中器を用い、
    前記キャビティ面が前記被成形材の所望の加工部位を取り囲むように、前記磁束集中器と前記被成形材とを配置する工程と、
    前記端部壁部の前記先端が前記導体コイルの位置よりも前記長手方向の外側に突出する位置となるように、前記導体コイルを前記磁束集中器の周囲に配置する工程と、
    前記導体コイルに電流を流し、磁束を発生させる工程と、を含み、
    前記磁束により生じる電磁力により、前記被成形材の前記所望の加工部位を加工する、電磁成形材の製造方法。
  4. 前記被成形材の前記所望の加工部位を前記磁束集中器の前記キャビティ面で取り囲んだ後に、前記導体コイルを前記磁束集中器の周囲に配置することを特徴とする請求項3に記載の電磁成形材の製造方法。
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