JP2016140660A - X線画像診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、空冷の方法でX線検出器を冷却しつつ、被検者及びその周囲の医療従事者に排気が当たるのを防止することを目的とするものである。
【解決手段】ファン動作設定記憶部16には、人の存在が予測される方向への排気が行われないように、FPD5の位置と空冷装置7による送風方向とが関連付けて予め記憶されている。ファン動作制御部17は、位置検出器10からの情報とファン動作設定記憶部16に記憶された情報とに基づいて、ファン8a,8bに指令信号を出力する。ファン動作制御部17は、FPD5が天板の第1の端部又はその近傍に位置するとき、空冷装置7により第2の端部へ向けて冷却風を発生させる。
【選択図】図3

Description

この発明は、X線画像診断装置に係り、特に、X線検出器の放熱技術に関するものである。
一般に、X線画像診断装置では、X線管で発生したX線が被検体に照射され、被検体を透過したX線がX線検出器で検出され画像化される。また、X線検出器としてフラットパネル型X線検出器(以下FPDと呼ぶ)を用いる場合、動作の安定を確保するとともに画像出力の精度を確保するために、FPD自身からの発熱などによるFPDの温度上昇を防ぐ必要がある。
これに対して、従来の放射線検出器では、FPD筺体に接して配置された配管に一定温度の水を循環させることにより、FPD筺体内が一定の温度に保たれている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−202377号公報
しかし、水冷のためのユニットは決して小さくなく、その配置のためには大きなスペースを必要とする。
これに対して、単に空冷の方法を用いる場合、十分な放熱効果を持続的に得るためには、風量及び風圧が大きいファンを使用しつつ、排気を装置外へ排出する必要がある。しかし、この場合、FPDは被検者の載る天板のすぐ下に位置するため、排気が被検者又は被検者の周りに立つ医療従事者に当たり、不快感を与えたり、医療行為の妨げとなったりする恐れがある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、空冷の方法でX線検出器を冷却しつつ、被検者及びその周囲の医療従事者に排気が当たるのを防止することができるX線画像診断装置を得ることを目的とする。
この発明に係るX線画像診断装置は、被検体を載せる天板、天板に対向して配置されており、かつ天板に対して相対的に移動可能になっているX線管装置、天板を挟んでX線管装置に対向して配置されており、かつX線管装置とともに天板に対して相対的に移動可能になっているX線検出器、X線検出器に対して冷却風を送るファンを有しており、かつ冷却風の向きを変更可能になっている空冷装置、及び天板に対するX線検出器の位置に応じて空冷装置による冷却風の向きを制御する空冷制御部を備えている。
この発明のX線画像診断装置は、空冷の方法でX線検出器を冷却しつつ、被検者及びその周囲の医療従事者に排気が当たるのを防止することができる。
この発明の実施の形態1によるX線画像診断装置を一部ブロックで示す構成図である。 図1の透視撮影台を示す側面図である。 図1の空冷装置、位置検出器、及び空冷制御部の関係を示すブロック図である。 図1の天板とFPDとの位置関係の一例を示す説明図である。 図4のFPDが天板の第2の端部に位置する例を示す説明図である。 図2の第1及び第2のファンの設置状態を示す側面図である。 図6の第1及び第2のファンを水平方向へずらして配置した例を示す平面図である。 図6の第1及び第2のファンの一方が作動するときに他方を倒す構成の例を示す側面図である。 図9はこの発明の実施の形態2によるX線画像診断装置の天板とFPDの位置関係の一例を示す説明図である。 図9の天板及びFPDをY軸方向に沿って見た図である。 実施の形態2のX線画像診断装置の要部を示すブロック図である。 図11の空冷制御部の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるX線画像診断装置の要部を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4によるX線画像診断装置の支柱、FPD、及び天板の位置関係を示す平面図である。 図14の支柱及びFPDが天板の中央に移動した状態を示す平面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるX線画像診断装置を一部ブロックで示す構成図、図2は図1の透視撮影台を示す側面図である。図において、撮影室の床上には、脚部1が固定されている。脚部1には、連結アーム2を介して支柱3が支持されている。支柱3には、X線管装置4と、X線検出器としてのFPD5とが支持されている。
X線管装置4は、被検体(図示せず)を載せる天板6に対向して配置されており、被検体にX線を照射する。FPD5は、天板6を挟んでX線管装置4に対向して配置されており、被検体を透過したX線を検出する。
連結アーム2は、支柱3及び天板6を脚部1に対して回転及び移動可能に連結している。また、X線管装置4及びFPD5は、支柱3とともに天板6に対して相対的に移動可能になっている。
FPD5は、天板6のすぐ下で、検出器支持台(図示せず)を介して支柱3に支持されている。検出器支持台には、FPD5を冷却する空冷装置7が設けられている。空冷装置7は、FPD5の下面(天板6とは反対側の面)に対して冷却風を送る複数のファン、ここでは第1及び第2のファン8a,8bを有している。
天板6の下側の周囲には、カバー9が設けられている。図1、2では、カバー9の一部を取り除いてカバー9内を示している。FPD5と熱交換した冷却風は、カバー9の隙間、又はカバー9に設けられた通気口(図示せず)からカバー9外へ排出される。FPD5と天板6との間には、天板6に対するFPD5の位置を検出する位置検出器10が設けられている。
透視撮影台11は、脚部1、連結アーム2、支柱3、X線管装置4、FPD5、天板6、空冷装置7、カバー9、及び位置検出器10を有している。
透視撮影台11には、X線高電圧発生装置12及び操作卓13が接続されている。X線高電圧発生装置12は、X線管装置4に対して電力を供給する。操作卓13には、X線画像処理ユニット14及び空冷制御部15を含む制御装置が設けられている。制御装置は、1つ又は複数のコンピュータを有している。空冷制御部15は、ファン動作設定記憶部16及びファン動作制御部17を有している。
図3は図1の空冷装置7、位置検出器10、及び空冷制御部15の関係を示すブロック図である。X線画像処理ユニット14は、FPD5により検出されたX線信号を用いて画像処理を行う。操作卓13には、X線画像処理ユニット14により得られたX線画像を表示する表示装置(図示せず)が設けられている。
ファン動作設定記憶部16は、天板6に対するFPD5の位置に対してどのファン8a,8bをどのように駆動するかという情報(駆動方法情報)を、例えばテーブルとして記憶している。ファン動作制御部17は、位置検出器10からの情報とファン動作設定記憶部16に記憶された情報とに基づいて、ファン8a,8bに指令信号(作動又は停止)を出力する。
天板6の周りには、天板6上の被検体に対して医療行為を行う医療従事者が立つことが多い。医療従事者が天板6の周りのどの位置に立つかは、天板6に対するFPD5の位置から予測できる。このため、ファン動作設定記憶部16には、人の存在が予測される方向への排気が行われないように、FPD5の位置と空冷装置7による送風方向とが関連付けて予め記憶されている。
天板6の下側の部分はカバー9で覆われているため、熱交換した冷却風は、本来カバー9外へ排気するのが望ましい。しかし、この実施の形態1では、周りに人の存在が予測される場合、前述の理由からカバー9外への排気をせず、カバー9内へ排気するように設定されている。
図4は図1の天板6とFPD5との位置関係の一例を示す説明図であり、天板6を水平にしたときに真上から見た位置関係を示している。天板6の平面形状は長方形であり、天板6は、長手方向(天板6上の被検体の体軸方向:図のY軸方向)の第1の端部6aと第2の端部6bとを有している。
図4に示すように、FPD5が天板6の第1の端部6a又はその近傍に位置する場合、医療従事者も第1の端部6aの周りに位置する可能性がある。この場合、冷却風を第2の端部6bへ向けて流せば、第1の端部6aの周りの人に冷却風が当たることはない。
このため、ファン動作設定記憶部16には、第1の端部6aに対応する冷却風の向きとして図4の右方向が記憶されている。これにより、ファン動作制御部17は、FPD5が第1の端部6a又はその近傍に位置するとき、空冷装置7により第2の端部6bへ向けて冷却風を発生させる。
これとは逆に、図5に示すように、FPD5が天板6の第2の端部6b又はその近傍に位置するとき、ファン動作制御部17は、空冷装置7により第1の端部6aへ向けて冷却風を発生させる。
また、ファン動作制御部17は、FPD5が第1の端部6aと第2の端部6bとの間に位置するとき、空冷装置7により、第1及び第2の端部6a,6bのうちのFPD5から遠い方へ向けて冷却風を発生させる。
さらに、FPD5が天板6の長手方向の中心に位置するときには、ファン動作制御部17は、空冷装置7により第1及び第2の端部6a,6bのいずれか一方へ向けて冷却風を発生させる。この場合、例えば直前の風向きと同じ風向きを選択すればよい。
図6は図2の第1及び第2のファン8a,8bの設置状態を示す側面図である。ファン8a,8bは、FPD5が収容されたケース21の互いに対向する側面にそれぞれ配置されている。また、ファン8a,8bは、天板6の長手方向に沿って冷却風が発生するように配置されている。
送風方向の切替方法としては、例えば、ファン8a,8bとして正逆転換可能なファンを使用する方法が挙げられる。この場合、ファン8a,8bのいずれか一方のみを配置してもよい。
他の方法として、例えば、ファン8a,8bをそれらの送風方向が逆になるように配置し、ファン8a,8bのいずれか一方を選択して作動させる方法も挙げられる。この場合、ファン8a,8bの送風進路に対極のファン8b,8aがあると送風の妨げとなることがある。このため、例えば図7に示すように、互いの送風進路が干渉しないようにファン8a,8bを水平方向へずらして配置する構成とするのが好適である。また、図8に示すように、ファン8a,8bの一方が作動するときに他方を倒したり、ファン8a,8bの一方が作動するときには他方を横へずらしたりする構成とするのも好適である。
このようなX線画像診断装置では、空冷装置7による冷却風の向きが変更可能になっており、天板6に対するFPD5の位置に応じて空冷制御部15が空冷装置7による冷却風の向きを制御するので、大きなスペースを割くことなく、空冷の方法でFPD5を冷却しつつ、被検者及びその周囲の医療従事者に排気が当たるのを防止することができる。これにより、FPD5の放熱を効率良く促すことができる。
また、空冷制御部15は、FPD5が第1の端部6aに位置するとき、空冷装置7により第2の端部6bへ向けて冷却風を発生させ、FPD5が第2の端部6bに位置するとき、空冷装置7により第1の端部6aへ向けて冷却風を発生させるので、FPD5が第1の端部6a又は第2の端部6bに位置するときに、周囲の人に排気が当たるのをより確実に防止することができる。
さらに、空冷制御部15は、FPD5が第1の端部6aと第2の端部6bとの間に位置するとき、空冷装置7により、第1及び第2の端部6a,6bのうちのFPD5から遠い方へ向けて冷却風を発生させるので、FPD5が第1の端部6aと第2の端部6bとの間に位置するときにも、周囲の人に排気が当たるのをより確実に防止することができる。
さらにまた、天板6の幅方向(図4の上下方向:図のX軸方向)の両側に人がいるかどうかを検出するセンサを用いることなく、簡単な構成により、天板6の幅方向のいずれか一方に人がいた場合でも、排気が人に当たるのを防止することができる。
なお、実施の形態1では、天板6に対するFPD5の位置を位置検出器10により検出したが、他の制御信号又は指令信号から天板6に対するFPD5の位置を求めてもよい。
また、天板6に対するFPD5の移動に対して機械的に連動させて冷却風の向きを変更するようにしてもよい。
実施の形態2.
次に、図9はこの発明の実施の形態2によるX線画像診断装置の天板6とFPD5との位置関係の一例を示す説明図であり、天板6を水平にしたときに真上から見た位置関係を示している。また、図10は図9の天板6及びFPD5をY軸方向に沿って見た図であり、カバー9の一部を取り除いてカバー9内を示している。
実施の形態2では、FPD5の周囲の人の有無を検出する人感知装置18がケース21に設けられている。人感知装置18は、FPD5とともに天板6に対して相対的に移動可能になっている。また、人感知装置18は、天板6の幅方向のFPD5の両側と天板6の長手方向のFPD5の両側とにそれぞれ配置された第1ないし第4の人感知センサ19a〜19dを有している。
第1の人感知センサ19aは、天板6の幅方向についてFPD5の一側の所定の範囲内に人がいるかどうかを検出する。第2の人感知センサ19bは、天板6の幅方向についてFPD5の他側の所定の範囲内に人がいるかどうかを検出する。第3の人感知センサ19cは、天板6の長手方向についてFPD5の一側の所定の範囲内に人がいるかどうかを検出する。第4の人感知センサ19dは、天板6の長手方向についてFPD5の他側の所定の範囲内に人がいるかどうかを検出する。
また、実施の形態2の空冷装置7は、第1及び第2のファン8a,8bに加えて、第3及び第4のファン8c,8dを有している。第3及び第4のファン8c,8dは、図10に示すように、ケース21の互いに対向する側面にそれぞれ配置されている。
また、ファン8c,8dは、天板6の幅方向に沿って冷却風を発生するように配置されている。即ち、第1及び第2のファン8a,8bによる送風方向と、第3及び第4のファン8c,8dによる送風方向とは、互いに直交している。そして、実施の形態2の空冷装置7は、天板6の幅方向両側及び天板6の長手方向両側へ冷却風の向きを変更可能になっている。
図11は実施の形態2のX線画像診断装置の要部を示すブロック図である。実施の形態2の空冷制御部15は、人感知装置18からの情報に応じて空冷装置7による冷却風の向きを制御する。具体的には、空冷制御部15は、人感知装置18により人が検出された方向を避けるように冷却風の向きを選択する。
図12は図11の空冷制御部15の動作を示すフローチャートである。例えば、図9のようにFPD5が天板6の第1の端部6aの近傍に位置する場合、空冷制御部15は、人感知装置18からの情報により、カバー9外に人のいない方向があるかどうかを確認する(ステップS1)。
ここで言うカバー9外とは、人感知センサ19a〜19dにより人の有無を検出可能な範囲内でのカバー9の外部であり、FPD5の位置によらず天板6の幅方向の両側はカバー9外である。また、天板6の長手方向両側は、FPD5が第1又は第2の端部6a,6bから所定の範囲内に位置するときのみ、カバー9外である。
空冷制御部15は、カバー9外に人のいない方向があれば、人のいない方向のカバー9外へ排気するように、冷却風の向きを選択する(ステップS2)。例えば、図9では、天板6の幅方向の一側に人がいないため、空冷制御部15は、図9の下方向(−X方向)を冷却風の向きとして選択する。
また、空冷制御部15は、カバー9外に人のいない方向がなければ、カバー9内へ排気するように、冷却風の向きを選択する(ステップS3)。例えば、FPD5が図9の位置にあるとき、天板6の幅方向両側と第1の端部6aの外側とにそれぞれ人がいる場合、空冷制御部15は、図9の右方向(+Y方向)を冷却風の向きとして選択する。
さらに、空冷制御部15は、人感知装置18により人が検出された方向を避けつつ、FPD5から天板6の縁部までの距離がより短い方向を、冷却風の向きとして選択する。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなX線画像診断装置では、空冷装置7による冷却風の向きが変更可能になっており、人感知装置18からの情報に応じて空冷制御部15が空冷装置7による冷却風の向きを制御するので、大きなスペースを割くことなく、空冷の方法でFPD5を冷却しつつ、被検者及びその周囲の医療従事者に排気が当たるのを防止することができる。これにより、FPD5の放熱を効率良く促すことができる。
また、事前の設定の際の予測と異なる人の配置だった場合でも、より確実に人がいる方向を避けて排気方向を決定することができる。
さらに、空冷装置7は、天板6の幅方向両側及び天板6の長手方向両側へ冷却風の向きを変更可能になっており、空冷制御部15は、人感知装置18により人が検出された方向を避けるように冷却風の向きを選択するので、簡単な構成により、排気が人に当たるのを防止することができる。
さらにまた、空冷制御部15は、人感知装置18により人が検出された方向を避けつつ、FPD5から天板6の縁部までの距離がより短い方向を、冷却風の向きとして選択するので、FPD5により加熱された空気を天板6の下から、より速やかに排出することができる。
なお、実施の形態2では、人感知装置18からの情報と位置検出器10からの情報とを組み合わせて用いたが、位置検出器10を用いず、人感知装置18からの情報のみにより冷却風の向きを決定してもよい。
また、実施の形態2では、冷却風の向きを4方向へ切替可能としたが、2方向、3方向又は5方向以上の方向へ切替可能としてもよい。
さらに、人感知センサの個数及び検出方向も、4個、4方向に限定されない。
さらにまた、実施の形態2では、人感知センサ19a〜19dがFPD5とともに移動するが、天板6の周囲に人がいるかどうかを検出する複数の人感知センサを天板6に設け、位置検出器10から情報と、天板6に設けた人感知センサからの情報とにより、FPD5の周囲の人の有無を検出してもよい。
実施の形態3.
次に、図13はこの発明の実施の形態3によるX線画像診断装置の要部を示すブロック図である。実施の形態3では、例えばカバー9の前面に切替スイッチ装置20が設けられている。切替スイッチ装置20は、天板6の周囲にいる医療従事者等の操作者によって操作される。切替スイッチ装置20には、空冷装置7による冷却風の向きを切り替えるための複数のスイッチが設けられている。
スイッチ自体又はスイッチ近傍には、冷却風の向きを示す風向き表示(例えば矢印等のマーク)が付されている。操作者は、風向き表示を見て所望の冷却風の向きに対応するスイッチを操作することができる。ファン動作制御部17は、切替スイッチ装置20からの指令に応じて、空冷装置7による冷却風の向きを制御する。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなX線画像診断装置では、空冷装置7による冷却風の向きが変更可能になっており、切替スイッチ装置20からの指令に応じて空冷制御部15が空冷装置7による冷却風の向きを制御するので、大きなスペースを割くことなく、空冷の方法でFPD5を冷却しつつ、被検者及びその周囲の医療従事者に排気が当たるのを防止することができる。これにより、FPD5の放熱を効率良く促すことができる。
なお、切替スイッチ装置20を操作卓13に追加してもよい。
また、実施の形態3では、切替スイッチ装置20からの指令のみによって冷却風の向きを切り替えたが、例えば実施の形態1又は2の構成に切替スイッチ装置20を追加し、ファン動作制御部17により選択された冷却風の向きを、切替スイッチ装置20からの入力により変更するようにしてもよい。
この場合、切替スイッチ装置20からの指令は、位置検出器10からの情報及び人感知装置18からの情報の上位に位置することになり、実際の人の配置が設定時の想定と違う場合に、切替スイッチ装置20により手動で送風方向を変更することができる。即ち、予め設定された冷却風の向きを、その場の状況で任意に変えることができる。
実施の形態4.
次に、図14はこの発明の実施の形態4によるX線画像診断装置の支柱3、FPD5、及び天板6の位置関係を示す平面図、図15は図14の支柱3及びFPD5が天板6の中央に移動した状態を示す平面図である。
実施の形態4では、FPD5に対する支柱3の位置が、天板6に対するFPD5の位置によらず同じである。即ち、支柱3とFPD5とは、FPD5の位置によらず天板6の長手方向の同じ位置に並んでいる。そして、空冷装置7による冷却風の向きは、FPD5を経て支柱3に直進する向きに固定されている。冷却風は、支柱3に当たりつつ装置外へ排出される。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなX線画像診断装置では、冷却風の向きを、人が立つことのできない支柱3の位置に直進する方向に固定しているので、大きなスペースを割くことなく、空冷の方法でFPD5を冷却しつつ、被検者及びその周囲の医療従事者に排気が当たるのを防止することができる。これにより、FPD5の放熱を効率良く促すことができる。
なお、実施の形態4では、支柱3とFPD5とが天板6の長手方向の同じ位置に並んでいるが、支柱3とFPD5とが天板6の長手方向の異なる位置にオフセットして配置している場合にも、この発明は適用できる。
また、実施の形態4では冷却風の向きを固定したが、FPD5の位置によってFPD5に対する支柱3の位置が移動する場合には、冷却風がFPD5を経て支柱3に直進するように、FPD5の位置によって冷却風の向きを連続的に変化させてもよい。
さらに、実施の形態4に実施の形態3の切替スイッチ装置20を追加してもよい。即ち、基本的には冷却風の向きを固定しているが、必要な場合には切替スイッチ装置20を操作して冷却風の向きを変更できるようにしてもよい。
さらにまた、実施の形態1〜4では、X線検出器としてFPDを示したが、空冷装置による冷却を必要とするものであれば必ずしもFPDに限定されるものではない。
また、実施の形態1〜4では、被検体を透視して動画像からなるX線画像を生成するとともに、被検体を撮影して静止画像からなるX線画像を生成する汎用X線透視撮影装置を示したが、この発明は他のタイプのX線画像診断装置にも適用できる。
3 支柱、4 X線管装置、5 FPD(X線検出器)、6 天板、6a 第1の端部、6b 端部、7空冷装置、8a 第1のファン、8b 第2のファン、8c 第3のファン、8d 第4のファン、10 位置検出器、15 空冷制御部、18 人感知装置、20 切替スイッチ装置。

Claims (8)

  1. 被検体を載せる天板、
    前記天板に対向して配置されており、かつ前記天板に対して相対的に移動可能になっているX線管装置、
    前記天板を挟んで前記X線管装置に対向して配置されており、かつ前記X線管装置とともに前記天板に対して相対的に移動可能になっているX線検出器、
    前記X線検出器に対して冷却風を送るファンを有しており、かつ冷却風の向きを変更可能になっている空冷装置、及び
    前記天板に対する前記X線検出器の位置に応じて前記空冷装置による冷却風の向きを制御する空冷制御部
    を備えているX線画像診断装置。
  2. 前記天板は、長手方向の第1の端部と第2の端部とを有しており、
    前記空冷制御部は、前記X線検出器が前記第1の端部に位置するとき、前記空冷装置により前記第2の端部へ向けて冷却風を発生させ、前記X線検出器が前記第2の端部に位置するとき、前記空冷装置により前記第1の端部へ向けて冷却風を発生させる請求項1記載のX線画像診断装置。
  3. 前記空冷制御部は、前記X線検出器が前記第1の端部と前記第2の端部との間に位置するとき、前記空冷装置により、前記第1及び第2の端部のうちの前記X線検出器から遠い方へ向けて冷却風を発生させる請求項1又は請求項2に記載のX線画像診断装置。
  4. 被検体を載せる天板、
    前記天板に対向して配置されており、かつ前記天板に対して相対的に移動可能になっているX線管装置、
    前記天板を挟んで前記X線管装置に対向して配置されており、かつ前記X線管装置とともに前記天板に対して相対的に移動可能になっているX線検出器、
    前記X線検出器に対して冷却風を送るファンを有しており、かつ冷却風の向きを変更可能になっている空冷装置、
    前記X線検出器の周囲の人の有無を検出する人感知装置、及び
    前記人感知装置からの情報に応じて前記空冷装置による冷却風の向きを制御する空冷制御部
    を備えているX線画像診断装置。
  5. 前記空冷装置は、前記天板の幅方向両側及び前記天板の長手方向両側へ冷却風の向きを変更可能になっており、
    前記空冷制御部は、前記人感知装置により人が検出された方向を避けるように冷却風の向きを選択する請求項4記載のX線画像診断装置。
  6. 前記空冷制御部は、前記人感知装置により人が検出された方向を避けつつ、前記X線検出器から前記天板の縁部までの距離がより短い方向を、冷却風の向きとして選択する請求項5記載のX線画像診断装置。
  7. 被検体を載せる天板、
    前記天板に対向して配置されており、かつ前記天板に対して相対的に移動可能になっているX線管装置、
    前記天板を挟んで前記X線管装置に対向して配置されており、かつ前記X線管装置とともに前記天板に対して相対的に移動可能になっているX線検出器、
    前記X線検出器に対して冷却風を送るファンを有しており、かつ冷却風の向きを変更可能になっている空冷装置、
    前記天板の周囲の操作者によって操作され、前記空冷装置による冷却風の向きを切り替える切替スイッチ装置、及び
    前記切替スイッチ装置からの指令に応じて、前記空冷装置による冷却風の向きを制御する空冷制御部
    を備えているX線画像診断装置。
  8. 被検体を載せる天板、
    前記天板の側方に配置されており、かつ前記天板に対して相対的に移動可能になっている支柱、
    前記天板に対向して前記支柱に支持されており、かつ前記支柱とともに前記天板に対して相対的に移動可能になっているX線管装置、
    前記天板を挟んで前記X線管装置に対向して前記支柱に支持されており、かつ前記支柱とともに前記天板に対して相対的に移動可能になっているX線検出器、及び
    前記X線検出器に対して冷却風を送るファンを有している空冷装置
    を備え、
    前記空冷装置による冷却風の向きは、前記X線検出器を経て前記支柱に直進する向きであるX線画像診断装置。
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